JP6652298B2 - 真空バルブ - Google Patents
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Description
上記従来の真空バルブは、可動距離長大化によるベローズ伸縮量の増加、差圧負荷時の伸縮や過渡振動で発生する過大な応力に対応するため、ベローズ山数を増加させて全長を長くする必要があった。ベローズ全長を長くすると、真空バルブ全長も長大化する必要がある。真空バルブ全長を長大化すると真空遮断器、キュービクル形ガス絶縁開閉装置およびタンク形真空遮断器も外形寸法を拡大する必要があり、結果的に据付面積拡大や製造コストアップが発生していた。
この発明に係る真空バルブは、筒状の絶縁容器の両端部が固定側端板および可動側端板でそれぞれ塞がれており、絶縁容器の内部で接点が接離可能に配置された固定側電極および可動側電極が設けられ、可動側電極の可動側電極棒と可動側端板をベローズで気密に連結し、可動側電極棒の軸方向に摺動可能に可動側電極棒に嵌め合わさってベローズの接点側を包囲するベローズカバーが設けられた真空バルブであって、ベローズは、可動側電極棒に対して同心状に配置された内側ベローズと外側ベローズを有し、内側ベローズの一端が可動側電極棒に固定されており、外側ベローズの一端が可動側端板に固定されており、内側ベローズの他端と外側ベローズの他端とがベローズカバーに固定され一体となっていることを特徴とする。
図1は、この発明の実施の形態1における真空バルブの断面図、図2(a)は、実施の形態1に係る真空バルブのロウ付け接合前における真空バルブ可動側電極構成部品の状態を示す断面図、図2(b)は、実施の形態1に係る真空バルブのロウ付け接合後における真空バルブ可動側電極構成部品の状態を示す図、図3は、図1の矢印A部を拡大して、真空バルブの外側ベローズ、内側ベローズおよびベローズカバーの接合部分を示す拡大断面図、図4(a)は、実施の形態1における真空バルブの電極を閉じた状態を示す真空バルブの断面図、図4(b)は、実施の形態1における真空バルブの電極を開いた状態を示す真空バルブの断面図である。
実施の形態1の真空バルブは、ベローズ9として、可動側電極棒7と同心状に個別の外側ベローズ9aと内側ベローズ9bを用いている。外側ベローズ9aと内側ベローズ9bは、組立て途中の段階では、ロウ付け接合前なので、図2(a)のように、個別の状態であるが、組立て後の段階では、図2(b)のように、外側ベローズ9aの一端部を可動側端板8へ、内側ベローズ9bの一端部を可動側電極棒7へロウ付け接合で固定している。また、外側ベローズ9aの他端部と内側ベローズ9bの他端部は、上面のベローズカバー10にロウ付け接合で固定され、両ベローズは結合、連結されて一体となっている。ベローズカバー10は、可動側電極棒7とその軸方向に摺動可能に嵌め合わさった構造であり、外側ベローズ9aと内側ベローズ9bを真空バルブ軸方向、即ち可動側電極棒7の軸方向へ伸縮するよう案内する機能を持っている。
図3に示すように、外側ベローズ9aの山部から山部までの距離(ベローズピッチ)Paは、内側ベローズ9bの山部から山部までの距離(ベローズピッチ)Pbに比べて短くなっている。
図4(a)のように、電極を閉じた状態の外側ベローズ9aの伸縮部長さをA1、内側ベローズ9bの伸縮部長さをB1とする。また、図4(b)のように、電極を開いた状態の外側ベローズ9aの伸縮部長さをA2、内側ベローズ9bの伸縮部長さをB2とし、固定側電極1と可動側電極5の可動距離をCとする。外側ベローズ9aの伸縮量は絶対値|A1−A2|、内側ベローズ9bの伸縮量は絶対値|B1−B2|になる。真空バルブ可動距離Cと外側および内側ベローズ伸縮量の関係は、C=|A1−A2|+|B1−B2|になる。つまり、真空バルブの接離による伸縮量を外側ベローズ9aと内側ベローズ9bで分担することができる。
一般的に、外側ベローズ9aと内側ベローズ9bの山谷部の円弧径Ra1,Ra2およびRb1,Rb2、板厚、山数と谷数(山谷数)、材料が同じ場合、内側ベローズ9bの方が外側ベローズ9aより疲労寿命が短くなる。そのため、外側ベローズ9aと内側ベローズ9bの構造、材料を変えることで発生応力の差を抑制し、疲労寿命を調整することができる。手段としては、外側ベローズ9aの山部の円弧径Ra1、谷部の円弧径Ra2に比べて、内側ベローズ9bの山部の円弧径Rb1、谷部の円弧径Rb2を大きくしたり、板厚を薄くしたり、山数、谷数を増やしたり、材質を高疲労強度材料にする。
また、外側ベローズ9aと内側ベローズ9bの板厚、山数と谷数、材質を変えることで質量、バネ定数を変えることが可能なため、外側ベローズ9aと内側ベローズ9bの固有振動数を調整することができ、遮断器開閉時のベローズ9に発生する過渡振動を抑制し、さらに疲労寿命を向上させることができる。
図5は、この発明の実施の形態2における真空バルブの断面図、図6(a)は、実施の形態2に係る真空バルブのロウ付け接合前における真空バルブ可動側電極構成部品の状態を示す断面図、図6(b)は、実施の形態2に係る真空バルブのロウ付け接合後における真空バルブ可動側電極構成部品の状態を示す図、図7は、図5の矢印B部を拡大して、真空バルブの外側ベローズ、内側ベローズおよびベローズカバーの接合部分を示す拡大断面図、図8(a)は、実施の形態2における真空バルブの電極を閉じた状態を示す真空バルブの断面図、図8(b)は、実施の形態1における真空バルブの電極を開いた状態を示す真空バルブの断面図である。
実施の形態2の真空バルブは、ベローズ9として、可動側電極棒7と同心状に2層一体成型された外側ベローズ9aと内側ベローズ9bを有した単一のものを用いている。外側ベローズ9aと内側ベローズ9bは、組立て途中の段階では、ロウ付け接合前なので、図6(a)のように、一部が分離された状態であるが、組立て後の段階では、図6(b)のように、外側ベローズ9aの一端部を可動側端板8へ、内側ベローズ9bの一端部を可動側電極棒7へロウ付け接合で固定している。また、外側ベローズ9aの他端部と内側ベローズ9bの他端部は、上面のベローズカバー10にロウ付け接合で固定されている。ベローズカバー10は、可動側電極棒7とその軸方向に摺動可能に嵌め合わさった構造であり、ベローズ9(外側ベローズ9aと内側ベローズ9b)を真空バルブ軸方向、即ち可動側電極棒7の軸方向へ伸縮するよう案内する機能を持っている。
図7に示すように、外側ベローズ9aの山部から山部までの距離(ベローズピッチ)Paは、内側ベローズ9bの山部から山部までの距離(ベローズピッチ)Pbに比べて短くなっている。
図8(a)のように、電極を閉じた状態の外側ベローズ9aの伸縮部長さをD1、内側ベローズ9bの伸縮部長さをE1とする。また、図8(b)のように、電極を開いた状態の外側ベローズ9aの伸縮部長さをD2、内側ベローズ9bの伸縮部長さをE2とし、固定側電極1と可動側電極5の可動距離をFとする。外側ベローズ9aの伸縮量は絶対値|D1−D2|、内側ベローズ9bの伸縮量は絶対値|E1−E2|になる。真空バルブ可動距離Cと外側および内側ベローズ伸縮量の関係は、F=|D1−D2|+|E1−E2|になる。つまり、真空バルブの接離による伸縮量を外側ベローズ9aと内側ベローズ9bで分担することができる。
一般的に、ベローズ9の外側ベローズ9aと内側ベローズ9bの山谷部の円弧径Ra1,Ra2およびRb1,Rb2、山数と谷数(山谷数)が同じ場合、内側ベローズ9bの方が外側ベローズ9aより疲労寿命が短くなる。そのため、ベローズ9の外側と内側の構造を変えることで発生応力の差を抑制し、疲労寿命を調整することができる。手段としては、ベローズ9の外側ベローズ9aの山部の円弧径Ra1、谷部の円弧径Ra2に比べて、内側ベローズ9bの山部の円弧径Rb1、谷部の円弧径Rb2を大きくしたり、山数、谷数を増やすことが挙げられる。
また、ベローズ9の外側ベローズと内側ベローズの山数、谷数を変えることで質量、バネ定数を変えることが可能なため、ベローズ9の外側ベローズ9aと内側ベローズ9bで固有振動数を調整することができ、遮断器開閉時のベローズ9に発生する過渡振動を抑制し、さらに疲労寿命を向上させることができる。
Claims (8)
- 筒状の絶縁容器の両端部が固定側端板および可動側端板でそれぞれ塞がれており、前記絶縁容器の内部で接点が接離可能に配置された固定側電極および可動側電極が設けられ、前記可動側電極の可動側電極棒と前記可動側端板をベローズで気密に連結した真空バルブであって、
前記ベローズは、
前記可動側電極棒に対して同心状に配置された内側ベローズと外側ベローズを有し、
前記内側ベローズと前記外側ベローズとの発生応力の差を抑制するように前記内側ベローズと前記外側ベローズとは構造又は材料が異なり、
前記内側ベローズの一端が前記可動側電極棒に固定されており、
前記外側ベローズの一端が前記可動側端板に固定されており、
さらに、前記内側ベローズの他端と前記外側ベローズの他端において一体となっていること
を特徴とする真空バルブ。 - 前記ベローズは、前記内側ベローズの山谷部の円弧径が、前記外側ベローズの山谷部の円弧径より大きいこと
を特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 - 前記ベローズは、前記内側ベローズの山谷部の数が、前記外側ベローズの山谷部の数より多いこと
を特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 - 前記ベローズは、前記内側ベローズの板厚が、前記外側ベローズの板厚より薄いこと
を特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 - 前記ベローズは、前記内側ベローズが前記外側ベローズに比べて高疲労強度材料であること
を特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 - 筒状の絶縁容器の両端部が固定側端板および可動側端板でそれぞれ塞がれており、前記絶縁容器の内部で接点が接離可能に配置された固定側電極および可動側電極が設けられ、前記可動側電極の可動側電極棒と前記可動側端板をベローズで気密に連結し、前記可動側電極棒の軸方向に摺動可能に前記可動側電極棒に嵌め合わさって前記ベローズの前記接点の側を包囲するベローズカバーが設けられた真空バルブであって、
前記ベローズは、
前記可動側電極棒に対して同心状に配置された内側ベローズと外側ベローズを有し、
前記内側ベローズの一端が前記可動側電極棒に固定されており、
前記外側ベローズの一端が前記可動側端板に固定されており、
前記内側ベローズの他端と前記外側ベローズの他端とが前記ベローズカバーに固定され一体となっていること
を特徴とする真空バルブ。 - 前記ベローズは、個別の前記内側ベローズと前記外側ベローズが両ベローズの前記他端の側で結合されていること
を特徴とする請求項1又は6に記載の真空バルブ。 - 前記ベローズは、前記内側ベローズと前記外側ベローズが単一であること
を特徴とする請求項1又は6に記載の真空バルブ。
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2015
- 2015-12-17 JP JP2015245954A patent/JP6652298B2/ja active Active
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