JP6681707B2 - 真空バルブ - Google Patents
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Description
そのため、真空バルブでは、通電棒の周囲に機械的強度の高い材質で構成されたパイプ材を配置し、通電棒を補強する技術が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
従来の真空バルブでは、機械的強度を確保するための補強部材を、コイル電極に接して配設した構造が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、この発明に係わる真空バルブは、絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、上記固定側電極に接続され、通電により磁場を発生させる固定側コイル電極、上記固定側コイル電極に一端が固定されるとともに、他端側が上記真空容器の上記固定側端板に固定された固定側通電棒、上記固定側通電棒と直動方向に沿って間隔を開けて並行に設けられ、上記固定側電極に接続され、上記固定側コイル電極と接触しないように配置された固定側通電棒補強部を備え、上記固定側通電棒補強部は、複数の短筒が接合されてなる筒状部材であり、上記固定側通電棒が上記筒状部材と接触しない状態で筒内に挿通されるとともに、上記固定側端板に近い領域に配置された二つの上記短筒間に電界緩和用のシールドを介在させたことを特徴とするものである。
また、この発明に係わる真空バルブは、絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、上記可動側通電棒は、上記可動側ロッドに固定された通電棒柱状部と、上記可動側コイル電極に固定された通電棒筒状部と、上記通電棒柱状部と上記通電棒筒状部を連結する導電性の中間部材によって構成され、上記可動側通電棒補強部は、上記可動側ロッドに固定され、上記通電棒柱状部の周囲を取り囲む補強部材筒状部と、上記可動側電極に固定され、上記通電棒筒状部の内部に挿通された補強部材柱状部によって構成され、上記補強部材筒状部と上記通電棒柱状部、および、上記通電棒筒状部と上記補強部材柱状部は接触しておらず、上記補強部材筒状部と上記補強部材柱状部は、上記中間部材を介して連結されていることを特徴とするものである。
さらに、この発明に係わる真空バルブは、絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、上記可動側通電棒補強部は、複数の柱状補強部材で構成され、複数の上記柱状補強部材は、上記可動側通電棒の周囲を、上記可動側通電棒に接触しないように取り囲み、上記可動側通電棒の周囲から外側に延出する上記可動側コイル電極のアーム部を、隣り合う上記柱状補強部材間の隙間に挿通させたことを特徴とするものである。
また、この発明に係わる真空バルブは、絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、上記固定側電極を備えるとともに上記固定側電極を保持する固定接点構成部は、上記可動側通電棒よりも大径の固定側通電棒を備えたことを特徴とするものである。
さらに、この発明に係わる真空バルブは、絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、上記可動側電極は、上記可動側通電棒補強部が固定される裏面側に、平板状の電極支持部を貼り合わせた構造であることを特徴とするものである。
本発明の実施の形態1の真空バルブ100について、図1から図4を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係わる真空バルブ100の、接点を構成する通電棒の軸に沿った断面図である。この図1に示す真空バルブ100は、絶縁筒1内に一対の接点が設けられ、紙面左側に、可動側電極6を備えるとともに、これを保持する可動側接点構成部101が配置され、紙面右側に、固定側電極7を備えるとともに、これを保持する固定側接点構成部102が配置されている。
そして、真空容器となる絶縁筒1の内部には、可動側電極6と固定側電極7(一対の接点)が、接触・離間が自在となるように対向配置されている。この絶縁筒1は、例えば円筒状に形成される。
可動側電極6および固定側電極7は、円形の部材であり、他方の電極と接する面の裏側(背部)には、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極8および固定側コイル電極13が固定される。この可動側コイル電極8、固定側コイル電極13によって生じる磁場は、軸方向磁界であり、接点間に生じるプラズマを駆動・拡散させることが可能である。
そして、本発明の可動側通電棒9は、可動側電極6および可動側電極6の背後に補強のために設けられた可動側電極支持部12のいずれとも直接接触しないように、間隙を設けて配置形成され、可動側コイル電極8を介して可動側電極6に接続される。可動側コイル電極8は、可動側通電棒9を中心に外周方向に伸ばされたアーム状のコイルである。
なお、固定側接点構成部102についても可動側接点構成部101と同様に、固定側通電棒14が、固定側電極7と接触しないように、固定側コイル電極13を介して固定側電極7に接続されている。
なお、固定側接点構成部102についても可動側接点構成部101と同様に、固定側通電棒14を補強するための固定側通電棒補強部が、固定側通電棒14と並行に絶縁筒1内に配設され、固定側端板3と固定側電極支持部17を接続し、かつ、固定側コイル電極13と接触しないように配置形成されている。この固定側通電棒補強部は、第一の筒状部15と、この第一の筒状部15の端部に接合された第二の筒状部16よりなる筒状部材で構成される。
同様に、固定側接点構成部102においては、第二の筒状部16に、固定側コイル電極13のアーム部との接触を避けるための開口部16aが開口されている。
支持部を通じた電流経路で見ると、従来のように、可動側電極支持部12または可動側電極6に、直接的に可動側通電棒補強部となるパイプ材等が接合される場合と比較して、本発明の真空バルブ100では、可動側電極支持部12と可動側通電棒9とが直接的に接触しておらず、漏れ電流の経路が長大化しており、漏れ電流を抑制できる構成となっている。
また、可動側通電棒補強部となる第二の筒状部11に開口部11aを設け、可動側コイル電極8と第二の筒状部11との直接的な接触を避けたことにより、補強部材を通じた漏れ電流経路は、第一の筒状部10と第二の筒状部11を介した極めて長大なものとすることができる。この可動側通電棒補強部となる第一の筒状部10、第二の筒状部11は、ステンレス、鉄、インコネルなど導電率の低い材料で形成されるため、漏れ電流経路の電気コンダクタンスは無視できる程度に小さい。そのため、真空バルブ100のコイル遮断性能を向上させることが可能である。
上述のように、図1、図2および図3の可動側接点構成部101では、接点(電極)割れ等への対策として、可動側電極6の背後に可動側電極支持部12を貼り合わせた構造を例示した。しかし、本発明の機能上、可動側電極支持部12は必須の構成要素ではなく、形成しない場合がある。すなわち、図4に示すように、可動側接点構成部101に可動側電極支持部12を設けることなく、可動側電極6と可動側通電棒補強部の第二の筒状部11を直接接続した構成となるように真空バルブ100を形成することも可能である。同様に、固定側接点構成部102においては、固定側電極7と固定側通電棒補強部の第二の筒状部16を、直接接続する構成とすることも可能である。
従来の真空バルブでは、通電棒の外周にパイプ状の補強部材を設ける場合、長尺である通電棒および補強部材の端部ロウ付けにより接合すると、両部材の熱膨張率の違いにより接合部に不良が生じ、パイプ内の空気が真空領域に漏れ出し、真空バルブ100内の空間の真空度を確保できなくなることが問題となっていた。
本発明の真空バルブ100では、上述したように、可動側通電棒9と、可動側通電棒補強部を構成する二つの筒状部のうち、可動側コイル電極8に面しない第一の筒状部10の端部は、可動側ロッド5と接合されている。そして、真空容器の密閉は可動側ロッド5とベローズ4の間のロウ付け部で確保されており、可動側通電棒9および第一の筒状部10のロウ付けは、真空封止には寄与していない。同様に、固定側通電棒14と固定側通電棒補強部を構成する第一の筒状部15の端部は、固定側端板3と接合される。真空容器の密閉は固定側端板3に設けられたフランジが担っており、固定側通電棒14および第一の筒状部15の接合部はやはり真空封止に寄与していない。
次に、本発明の実施の形態2の真空バルブ100について、図5を用いて説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係わる真空バルブ100の一対の接点の要部を示す断面図である。上述の実施の形態1では、図1から図4において、可動側・固定側通電棒補強部を構成する第一の筒状部10、15、第二の筒状部11、16が同径で、同じ厚みに構成された場合を例示していたが、この実施の形態2では、図5に示すように、コイルとの接触をさけるための開口部11a、16aを設けた第二の筒状部11、16を、第一の筒状部10、15よりも厚みのある部材によって構成している。
ここで、可動側または固定側通電棒補強部は、複数部に分割した筒体を接合させて構成しているため、第二の筒状部11、16のみ板厚を厚くするなどの対策を施しやすいという利点がある。
次に、本発明の実施の形態3の真空バルブ100について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係わる真空バルブ100の断面図である。
上述の実施の形態1および実施の形態2では、可動側・固定側通電棒補強部を、第一の筒状部10、15、第二の筒状部11、16を接合して一体化させた筒状部材により構成した場合を示した。
しかし、より構造を簡素化することを目的とする場合は、図6の断面図に示すように、可動側・固定側通電棒補強部として、一続きの部材よりなる筒状の補強部材11b、16bを配設することが有効である。この場合、筒状の補強部材11b、16bは、十分な板厚を持った一体構造のパイプで形成し、コイル近傍に開口部11a、16aを開口する。これによれば、複数の筒体を接合させて一つの筒状部材を形成する場合よりも部品点数を減らせることができ、作業性も向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態4の真空バルブ100について、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態4に係わる真空バルブ100の断面図であり、固定側接点構成部102に設けられた固定側通電棒補強部が、第二の筒状部16、短筒15a、短筒15bの三つの筒体が接合されて構成され、短筒15a、15bの間には電界緩和用のシールド20が配設された構成となっていることが分かる。
このように、上述の実施の形態1において、第一の筒状部15として示していた部材を、図7に示すように、複数の短筒に分割した構成とする場合、各部材毎にその寸法を調整するなどの加工を施すことも可能である。図7においては、固定側通電棒補強部を構成する第一の筒状部15を、短筒15a、短筒15bの2つに分割し、分割した2つの短筒間に電界緩和用のシールド20を挟んで固定する構造を示したが、筒状部材の分割数やシールド等の部品を挟持させる配置等を調整可能であることは言うまでもない。
また、図7の例では、電界緩和用のシールド20は絶縁筒1と固定側端板3の接合部電界を緩和する役割を果たしているが、その他の部位の電界を緩和するためのシールドを同様の機構で、補強部材に固定させることも可能である。
次に、本発明の実施の形態5の真空バルブ100について、図8ないし図10を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態5に係わる真空バルブ100の断面図を、図9は、可動側接点構成部101を構成する部材の分解斜視図である。また、図10は、接点を構成する中間部材の変形例を示した可動側接点構成部の要部断面図である。
上述の実施の形態1から4では、各接点を構成する可動側通電棒9、固定側通電棒14が、一本の同径の柱状体によって構成された例を示していた。この実施の形態5の真空バルブ100では、可動側、固定側通電棒は、通電棒柱状部9a、14aと、中間部材31、41と、通電棒筒状部9b、14bを接合してなる構造体で構成され、可動側電極支持部12、固定側電極支持部17には接していない。また、中間部材31、41と、可動側ロッド5と、固定側端板3との間を、補強部材筒状部30、40で補強し、中間部材31、41と、可動側電極支持部12、固定側電極支持部17の間を、補強部材柱状部32、42で補強したことを特徴としている。
そして、可動側通電棒補強部は、可動側ロッド5に固定され、通電棒柱状部9aの周囲を取り囲む補強部材筒状部30と、可動側電極6に固定され、通電棒筒状部9bの内部に挿通された補強部材柱状部32によって構成されている。
この補強部材筒状部30と通電棒柱状部9a、および、通電棒筒状部9bと補強部材柱状部32は接触しておらず、また、補強部材筒状部30と補強部材柱状部32は、中間部材31を介して連結されている。
なお、可動側接点構成部101の内部構成について説明したが、固定側接点構成部102についても同様の構成である。
また、中間部材31は、平板部材を用いて構成され、これによって、通電棒筒状部9bの開口端を閉塞し、通電棒柱状部9aと通電棒筒状部9bを電気的に接続可能としている。
また、中間部材31には、導電性と機械的強度がともに要求されるため、銅などの導電性に優れた材料で構成することが望ましく、機械的強度を確保するために大径・中実化する必要があるが、中間部材31、41は、通電棒柱状部9a、通電棒筒状部9bに比べて占有体積の小さい部材であり、大径・中実の部材で構成しても真空バルブ全体の重量に与える影響は小さい。
次に、本発明の実施の形態6の真空バルブ100について、図11および図12を用いて説明する。図11は、本発明の実施の形態6に係わる真空バルブ100の断面図を、図12は、可動側接点構成部101の要部斜視図である。
この実施の形態6の真空バルブ100においては、可動側、固定側通電棒補強部は、複数の柱状補強部材50、51で構成され、複数の柱状補強部材50、51は、可動側通電棒9、固定側通電棒14の周囲を、可動側通電棒9、固定側通電棒14に接触しないように取り囲み、可動側通電棒9、固定側通電棒14の周囲から外側に延出する可動側コイル電極8、固定側コイル電極13のアーム部8aを、隣り合う二つの柱状補強部材50間、51間の隙間に挿通させた構成である。この柱状補強部材50、60は、柱体の長さ方向が軸方向に合致するように配設される。
このように、通電棒補強部を、筒状部材によって構成するのではなく、2本以上の細い柱状体(棒材)で代替することも可能である。
次に、本発明の実施の形態7の真空バルブ100について、図13を用いて説明する。図13は、本発明の実施の形態7に係わる真空バルブ100の断面図を示している。上述の実施の形態1から6では、可動側接点構成部101と固定側接点構成部102の両側に対して、同形状の補強部材および通電棒を対称配置させた構造を例示していたが、この実施の形態7では、真空バルブ100の可動側接点構成部101のみに、補強部材を配設した軽量化構造を採用し、固定側接点構成部102については、実施の形態1で示した固定側通電棒14よりも径が大きく中実の銅棒よりなる固定側通電棒60を採用する場合について説明する。
また、図13の可動側接点構成部101においては、実施の形態5において説明した補強部材の構造を例示したが、他の実施の形態の補強部材を用いてもよく、固定側接点構成部102側に中実・大径の固定側通電棒60を用いることで、部品点数を削減することが可能となる。
6 可動側電極、7 固定側電極、8 可動側コイル電極、8a アーム部、
9 可動側通電棒、9a、14a 通電棒柱状部、9b、14b 通電棒筒状部、
10、15 第一の筒状部、11、16 第二の筒状部、12 可動側電極支持部、
13 固定側コイル電極、14、60 固定側通電棒、15a、15b 短筒、
17 固定側電極支持部、18、20 シールド、
11a、16a、30a、40a開口部、11b、16b 補強部材、
30、40 補強部材筒状部、31、41 中間部材、
31a 導電層、31b 補強層、32、42 補強部材柱状部、
50、51 柱状補強部材、100 真空バルブ、101 可動側接点構成部、
102 固定側接点構成部
Claims (8)
- 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、
上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、
上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、
上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、
上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、
上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、
上記可動側通電棒補強部は、上記可動側ロッド側に配設された第一の筒状部と、上記可動側電極側に配設された第二の筒状部とを有し、
上記第二の筒状部は、上記第一の筒状部よりも、厚い部材によって構成されたことを特徴とする真空バルブ。 - 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、
上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、
上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、
上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、
上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、
上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、
上記固定側電極に接続され、通電により磁場を発生させる固定側コイル電極、
上記固定側コイル電極に一端が固定されるとともに、他端側が上記真空容器の上記固定側端板に固定された固定側通電棒、
上記固定側通電棒と直動方向に沿って間隔を開けて並行に設けられ、上記固定側電極に接続され、上記固定側コイル電極と接触しないように配置された固定側通電棒補強部を備え、
上記固定側通電棒補強部は、複数の短筒が接合されてなる筒状部材であり、上記固定側通電棒が上記筒状部材と接触しない状態で筒内に挿通されるとともに、上記固定側端板に近い領域に配置された二つの上記短筒間に電界緩和用のシールドを介在させたことを特徴とする真空バルブ。 - 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、
上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、
上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、
上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、
上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、
上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、
上記可動側通電棒は、上記可動側ロッドに固定された通電棒柱状部と、上記可動側コイル電極に固定された通電棒筒状部と、上記通電棒柱状部と上記通電棒筒状部を連結する導電性の中間部材によって構成され、
上記可動側通電棒補強部は、上記可動側ロッドに固定され、上記通電棒柱状部の周囲を取り囲む補強部材筒状部と、上記可動側電極に固定され、上記通電棒筒状部の内部に挿通された補強部材柱状部によって構成され、
上記補強部材筒状部と上記通電棒柱状部、および、上記通電棒筒状部と上記補強部材柱状部は接触しておらず、上記補強部材筒状部と上記補強部材柱状部は、上記中間部材を介して連結されていることを特徴とする真空バルブ。 - 上記補強部材筒状部には、筒内の空間を真空引きするための開口部が設けられたことを特徴とする請求項3記載の真空バルブ。
- 上記中間部材は、導電性を確保するための層と、機械的強度を確保するための層が重ね合わせられてなる板状部材であることを特徴とする請求項3記載の真空バルブ。
- 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、
上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、
上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、
上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、
上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、
上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、
上記可動側通電棒補強部は、複数の柱状補強部材で構成され、
複数の上記柱状補強部材は、上記可動側通電棒の周囲を、上記可動側通電棒に接触しないように取り囲み、上記可動側通電棒の周囲から外側に延出する上記可動側コイル電極のアーム部を、隣り合う上記柱状補強部材間の隙間に挿通させたことを特徴とする真空バルブ。 - 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、
上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、
上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、
上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、
上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、
上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、
上記固定側電極を備えるとともに上記固定側電極を保持する固定接点構成部は、上記可動側通電棒よりも大径の固定側通電棒を備えたことを特徴とする真空バルブ。 - 絶縁筒の一端に固定側端板、他端に可動側端板を備えた真空容器、
上記真空容器の内部において対向配置された固定側電極と可動側電極、
上記可動側電極に固定され、通電により磁場を発生させる可動側コイル電極、
上記可動側電極を直動させるために設けられ、真空容器の外側に引き出される可動側ロッド、
上記可動側ロッドに一端が固定され、上記可動側コイル電極に他端が固定され、上記可動側電極と接触しないように配置された可動側通電棒、
上記可動側通電棒に対して直動方向に沿って間隔をあけて並行に設けられ、上記可動側ロッドと上記可動側電極を接続し、上記可動側コイル電極と接触しないように配置された可動側通電棒補強部を備え、
上記可動側電極は、上記可動側通電棒補強部が固定される裏面側に、平板状の電極支持部を貼り合わせた構造であることを特徴とする真空バルブ。
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