JP6652043B2 - 定着装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体にトナー像を定着させる定着装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、各々回転する定着部材と加圧部材とで形成したニップを通過する媒体を加熱しながら加圧して媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。定着部材の表面は、電気絶縁性の材料で形成されており、ニップを通過する媒体との摩擦によってトナーの極性とは逆極性に帯電することがある。すると、媒体上のトナーが定着部材の表面に付着し、そのトナーが後からニップを通過する媒体に転移するオフセット現象が発生する。
このオフセット現象を抑制するための技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の定着装置は、ヒーターを内包した定着フィルムの表面をトナーと同極性に帯電させるコロトロン帯電器を備えている。この定着装置では、定着フィルムをトナーと同極性にすることで、記録材(媒体)上のトナーが定着フィルムに引き付けられることを抑制する。
特開2000−305388号公報
ところで、トナー像が加熱されると、トナーの成分(例えば、ワックス)が揮発して定着装置の周囲に浮遊する浮遊物になる。この浮遊物がコロトロン帯電器の電極に付着すると、定着フィルムを軸方向に均一に帯電させることができないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、浮遊物が帯電器に付着することを抑制する定着装置およびこれを備えた画像形成装置を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、軸周りに回転しながら媒体上のトナー像を加熱する定着部材と、軸周りに回転しながら前記定着部材とでニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、前記定着部材を回転可能に支持する位置決め部材と、前記定着部材を前記トナー像のトナーと同極性に帯電させる帯電器と、前記ニップよりも前記定着部材の回転方向下流側、且つ前記帯電器よりも前記定着部材の回転方向上流側に設けられ、前記定着部材の周囲に浮遊する浮遊物を吸着する吸着部材と、前記位置決め部材または前記定着部材に一部を接触させた状態で設けられ、前記吸着部材を前記定着部材に近接させた状態で支持する支持部材と、を備えている。
この場合、前記支持部材を前記定着部材に向けて付勢し、前記支持部材の一部を前記位置決め部材または前記定着部材に接触させた状態に維持する付勢部材を更に備えていることが好ましい。
この場合、前記支持部材は、前記吸着部材を支持し、前記定着部材に対して接近または離間する方向に回動可能に設けられている支持本体部と、前記支持本体部に設けられ、前記ニップにて前記媒体が通過しない非通過領域となる前記定着部材の軸方向両端部に接触する一対の当り部と、を含み、前記付勢部材は、前記支持本体部を前記定着部材に向けて付勢し、前記一対の当り部を前記定着部材に接触させた状態に維持することが好ましい。
この場合、前記支持本体部は、前記定着部材側を開口させ、前記帯電器を配置するための配置空間を有する箱状に形成されていることが好ましい。
この場合、前記定着部材との間に隙間を挟んで設けられ、前記定着部材を加熱する熱源を支持するホルダーを更に備え、前記吸着部材は、前記隙間を横断するように延びた状態で前記支持部材に支持されていることが好ましい。
他の場合、前記支持部材は、前記定着部材との間に隙間を挟んで設けられ、前記定着部材を加熱する熱源を支持するホルダーであり、前記位置決め部材は、前記定着部材の軸方向両端部を回転可能に支持する一対の軸受部を含んでおり、前記ホルダーは、前記隙間において前記吸着部材を前記定着部材に対向させた姿勢で支持するホルダー本体と、前記ホルダー本体に設けられ、前記一対の軸受部に接触する一対のホルダー当り部と、を含み、前記付勢部材は、前記ホルダーを前記定着部材に向けて付勢し、前記一対のホルダー当り部を前記位置決め部材に接触させた状態に維持することが好ましい。
また、上記した目的を達成するため、本発明の定着装置は、軸周りに回転しながら媒体上のトナー像を加熱する定着部材と、軸周りに回転しながら前記定着部材とでニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、前記定着部材を回転可能に支持する位置決め部材と、前記定着部材を前記トナー像のトナーと同極性に帯電させる帯電器と、前記ニップよりも前記定着部材の回転方向下流側、且つ前記帯電器よりも前記定着部材の回転方向上流側に設けられ、前記定着部材の周囲に浮遊する浮遊物を吸着する吸着部材と、前記位置決め部材に一部を固定させた状態で設けられ、前記吸着部材を前記定着部材に近接させた状態で支持する支持部材と、を備えている。
この場合、前記帯電器は、針状の電極を用いてコロナ放電を発生させるスコロトロン帯電器であることが好ましい。
また、上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記のいずれかに記載の定着装置を備えている。
本発明によれば、浮遊物が帯電器に付着することを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るカラープリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の定着ローラー等を模式的に示す正面図である。 図3のIV−IV断面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の帯電器および支持部材を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の吸着部材および支持部材を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る定着装置の吸着部材を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係る定着装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る定着装置の定着ローラー等を模式的に示す正面図である。 本発明の第4実施形態に係る定着装置を模式的に示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る定着装置の吸着部材を示す正面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図1等の紙面手前が正面であり、各図に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。
<カラープリンターの全体構成>
図1を参照して、画像形成装置の一例としてのカラープリンター1の全体構成について説明する。図1はカラープリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。
カラープリンター1は、略直方体状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、紙製のシートS(の束)を収容する給紙カセット3が着脱可能に設けられている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。なお、媒体の一例としてのシートSは、紙製に限らず、樹脂製のシート等であってもよい。
また、カラープリンター1は、給紙部5と、画像形成部6と、定着装置7と、を装置本体2の内部に備えている。給紙部5は、給紙カセット3から排紙トレイ4まで延びる搬送路8の上流端部に設けられている。定着装置7は搬送路8の下流側に設けられ、画像形成部6は搬送路8において給紙部5と定着装置7との間に設けられている。
画像形成部6は、4つのトナーコンテナ10と、中間転写ベルト11と、4つのドラムユニット12と、光走査装置13と、を含んでいる。4つのトナーコンテナ10は、排紙トレイ4の下側に配置され、4色(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)のトナー(現像剤)を収容している。中間転写ベルト11は、各トナーコンテナ10の下側で回転可能に設けられている。4つのドラムユニット12は中間転写ベルト11の下側に配置され、光走査装置13は各ドラムユニット12の下側に配置されている。
各ドラムユニット12は、感光体ドラム20と、帯電装置21と、現像装置22と、一次転写ローラー23と、クリーニング装置24と、を含んでいる。各帯電装置21は、感光体ドラム20の表面を帯電させる。各感光体ドラム20は、光走査装置13から出射された走査光を受け、静電潜像を担持する。各現像装置22は、トナーコンテナ10から供給されたトナーを用いて感光体ドラム20上の静電潜像をトナー像に現像する。各一次転写ローラー23は、感光体ドラム20上のトナー像を、回転する中間転写ベルト11に一次転写する。中間転写ベルト11には、4色のトナー像を重ねたフルカラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト11の左側には、二次転写ローラー25が接触し、二次転写ニップを形成している。シートSは、給紙部5によって給紙カセット3から搬送路8に送り出される。フルカラーのトナー像は、二次転写ニップを通過するシートSに二次転写された後、定着装置7を通過することでシートSに定着される。その後、シートSは、排紙トレイ4に排出される。各クリーニング装置24は、転写後に感光体ドラム20上に残ったトナーを除去する。
<第1実施形態に係る定着装置の構成>
図2ないし図4を参照して、定着装置7の構成について説明する。図2は定着装置7を模式的に示す断面図である。図3は定着装置7の定着ローラー31等を模式的に示す正面図である。図4は、図3のIV−IV断面図である。
図2に示すように、定着装置7は、位置決め部材30(図3参照)と、定着ローラー31と、加圧ローラー32と、発熱ユニット33と、帯電器34と、吸着ユニット35と、を備えている。位置決め部材30は、定着ローラー31を回転可能に支持するための部材である(図3参照)。定着ローラー31および加圧ローラー32は、前後方向に長い略円筒状の部材である。発熱ユニット33は、定着ローラー31を加熱するための装置である。帯電器34は、定着ローラー31の表面を帯電させるための装置である。吸着ユニット35は、トナーの揮発成分を吸着するための装置である。
図3および図4に示すように、位置決め部材30は、一対の板金(図示せず)と、一対の軸受部30Aと、一対のブッシュ30Bと、を含んでいる。
一対の板金は、前後方向に離間して配置され、装置本体2のフレーム(図示せず)に固定されている。各軸受部30Aは、例えば、ボールベアリング等であって板金に固定されている。一対の軸受部30Aは、定着ローラー31(の定着芯金31A)の前後方向(軸方向)両端部を回転可能に支持している。各ブッシュ30Bは、例えば、耐熱性を有する樹脂材料等で略円環状に形成され、軸受部30Aと定着芯金31Aとの間に設けられている。各ブッシュ30Bは、定着ローラー31から軸受部30Aや板金等に向かう熱の伝達を抑制する。
図2に示すように、定着部材の一例としての定着ローラー31は、定着芯金31Aと、定着弾性層31Bと、定着ベルト31Cと、を含んでいる。
定着芯金31Aは、例えば、金属材料で略円筒状に形成されている。定着芯金31Aの前後両端部は、それぞれ、ブッシュ30Bを介して軸受部30Aに支持されている(図4参照)。定着弾性層31Bは、例えば、シリコンゴム等で構成され、定着芯金31Aの外周面に積層されている。定着ベルト31Cは、定着弾性層31Bを覆うように設けられている。定着ベルト31Cは、例えば、基材(ニッケル等)上に設けた弾性層(シリコンゴム等)を覆う離形層(PFAチューブ等)を含んでいる(いずれも図示せず)。
加圧部材の一例としての加圧ローラー32は、加圧芯金32Aと、加圧弾性層32Bと、加圧離型層32Cと、を含んでいる。
加圧芯金32Aは、例えば、金属材料で略円筒状に形成されている。加圧芯金32Aの前後両端部は、一対の可動板金(図示せず)に回転可能に支持されている。加圧弾性層32Bは、例えば、シリコンゴム等で構成され、加圧芯金32Aの外周面に積層されている。加圧離型層32Cは、例えば、PFAチューブ等で構成され、定着弾性層31Bを覆うように設けられている。
定着ローラー31は、ギア列等を介してモーター等(図示せず)に接続され、モーターの駆動力を受けて回転する。加圧ローラー32は、各可動板金を介してバネ(図示せず)に付勢されて定着ローラー31に押し付けられている。加圧ローラー32は、定着ローラー31に従動して軸周りに回転しながら定着ローラー31とでニップNを形成している。ニップNよりも搬送路8の上流側には、シートSをニップNに導くための進入ガイド36が設けられている。ニップNよりも搬送路8の下流側には、ニップNを通過したシートSを定着ベルト31Cから剥がすための分離板37が設けられている。
図2に示すように、発熱ユニット33は、定着ローラー31を挟んでニップNの反対側に設けられている。発熱ユニット33は、ホルダー40と、複数のIHコイル41と、アーチコア42と、複数のホルダー付勢部材43(図4参照)と、を含んでいる。
ホルダー40は、例えば、耐熱性を有する樹脂材料等で形成されている。ホルダー40は、定着ローラー31(の表面)との間に隙間G1を挟んで設けられている。隙間G1は、例えば、約1.5mmに設定されている。
図3に示すように、ホルダー40は、ホルダー本体40Aと、一対のホルダー当り部40Bと、を含んでいる。
ホルダー本体40Aは、定着ローラー31を覆うような略半円筒状に形成されている。ホルダー本体40Aは、前後一対の板金に支持されている。図3および図4に示すように、一対のホルダー当り部40Bは、ホルダー本体40Aの前後両端部に設けられている。一対のホルダー当り部40Bは、それぞれ、定着ローラー31の回転方向に離間した2つのホルダー突起40Cを含んでいる。各ホルダー当り部40Bの2つのホルダー突起40Cは、位置決め部材30の軸受部30Aの外周面に接触している。
図2に示すように、複数のIHコイル41は、ホルダー40(ホルダー本体40A)に支持されている。複数のIHコイル41は、定着ローラー31の表面(定着ベルト31C)を加熱するための熱源である。アーチコア42は、例えば、フェライト等の強磁性体で複数のIHコイル41を覆うような略半円筒状に形成されている。アーチコア42は、ホルダー本体40Aに支持されている。アーチコア42は、各IHコイル41から発生する磁束を通過させる磁路を形成するための部材である。
図4に示すように、複数(一対)のホルダー付勢部材43は、例えば、コイルスプリングであって、ホルダー本体40Aの前後両端部に配置されている。各ホルダー付勢部材43は、装置本体2のバネ台座2Aとホルダー本体40Aとの間に架け渡されている。2つのホルダー当り部40B(ホルダー突起40C)は、各ホルダー付勢部材43に付勢されて、軸受部30Aに押し付けられている(図3参照)。これにより、各IHコイル41と定着ローラー31とが所望の間隔で位置決めされ、定着ローラー31を適切に加熱することができる。
<定着装置の作用>
図2を参照して、定着装置7の作用について説明する。定着ローラー31はモーターに駆動されて軸周りに回転し、加圧ローラー32は定着ローラー31に従動して軸周りに回転する。各IHコイル41は、電力の供給を受けて高周波磁界を発生させ、回転する定着ベルト31Cを加熱する。画像形成時において、トナー像が転写されたシートSは、ニップNを通過する。定着ローラー31は、軸周りに回転しながらニップNを通過するシートS上のトナー像を加熱する。加圧ローラー32は、軸周りに回転しながらニップNを通過するシートSを加圧する。すると、トナー像がシートSに定着する。なお、本実施形態では、定着ローラー31を回転駆動させていたが、これに限らず、加圧ローラー32を回転駆動させ、定着ローラー31を従動回転させてもよい。
定着ローラー31の定着ベルト31Cは、電気絶縁性のPFAチューブ等で形成されているため、ニップNを通過するシートSとの摩擦によって負極性に帯電することがある。すると、シートS上の正極性のトナーが定着ベルト31Cに付着し、そのトナーが後からニップNを通過するシートSに転移するオフセット現象が発生する。そこで、第1実施形態に係る定着装置7は、定着ローラー31(定着ベルト31C)をトナー像のトナーと同極性(正極性)に帯電させる帯電器34を備えている。
<帯電器の構成>
図2および図5を参照して、帯電器34について説明する。図5は帯電器34等を示す側面図である。なお、以下の説明において、「上流」および「下流」並びにこれらに類する用語は、定着ローラー31の回転方向の「上流」および「下流」並びにこれらに類する概念を指す。
図2に示すように、帯電器34は、ニップNよりも搬送路8の上流側近傍に配置されている。換言すれば、帯電器34は、ニップNから見て、回転方向下流側に配置されている。帯電器34は、絶縁支持体34Aを介してシールド34Bに支持された帯電針34Cを含んでいる。帯電器34は、針状の電極の一例としての帯電針34Cを用いてコロナ放電を発生させるスコロトロン帯電器である。帯電器34は、帯電針34Cを定着ローラー31に対向させた姿勢で一対の板金に支持されている。図5に示すように、帯電針34Cは、定着ローラー31の軸方向(前後方向)に沿って延びた状態に形成されている。帯電針34Cは、略三角形状の複数の針を前後方向に並べて略鋸歯状に形成されている。
ところで、トナーには、熱と圧力を加えられて融けたトナーが定着ローラー31に貼り付かないようにワックスが含まれている。このワックスは、定着処理時にトナー像(トナー)から揮発し、定着ローラー31等の周囲に浮遊する浮遊物になる。浮遊物は、定着ローラー31の回転によって発生する気流に乗って、定着ローラー31とホルダー40との隙間G1に沿って流れることがある(図2の一点鎖線矢印参照)。この浮遊物が帯電針34Cに付着すると、適正なコロナ放電を発生させることができなくなり、定着ベルト31Cを軸方向に均一に帯電させることが困難になることがある。そこで、第1実施形態に係る定着装置7は、浮遊物を回収するための吸着ユニット35を備えている。
<吸着ユニットの構成>
図2、図5ないし図7を参照して、吸着ユニット35について説明する。図6は吸着部材50および支持部材51を示す側面図である。図7は吸着部材50を示す正面図である。
図2に示すように、吸着ユニット35は、吸着部材50と、支持部材51と、複数の付勢部材52と、を含んでいる。吸着部材50は、浮遊物を吸着する。支持部材51は、吸着部材50を定着ローラー31に近接させた状態で支持する。各付勢部材52は、支持部材51を定着ローラー31に向けて付勢する。
図6および図7に示すように、吸着部材50は、複数(例えば5枚)の吸着シート50Aと、複数(例えば5枚)のスペーサー50Bと、を含んでいる。
各吸着シート50Aは、前後方向に長い略矩形状に形成されている。複数の吸着シート50Aは、同じ大きさ、同じ形状に形成されている。各吸着シート50Aは、活性炭素繊維または粉末(粒状)状活性炭をシート状に加工したものである。各吸着シート50Aは、含有された活性炭によって浮遊物を吸着する。なお、吸着シート50Aとして、抄紙技術によって紙の繊維に活性炭を略均一に分散させたもの(厚さ0.5〜1mm程度)、若しくは不織布等の繊維上に活性炭をコーティングしたもの(厚さ1〜3mm程度)、または活性炭を不織布で挟み込んだもの(厚さ1〜3mm程度)を採用することができる。
各スペーサー50Bは、例えば、PETフィルム等の樹脂材料で前後方向に長い略矩形状に形成されている。各スペーサー50Bは、吸着シート50Aよりも幅狭く(吸着シート50Aの半分程度)形成されている。複数のスペーサー50Bは、複数の吸着シート50Aの間に設けられている。各スペーサー50Bは、両面に粘着層を有するシート状に形成され、隣り合う2枚の吸着シート50Aの略下側半分に貼り付けられている。複数のスペーサー50Bは、隙間G2を挟んで複数の吸着シート50Aを積層した状態にする(図7参照)。隙間G2(スペーサー50Bの厚さ)は、浮遊物よりも大きく形成されている。
複数の吸着シート50Aは、複数のスペーサー50Bを介して定着ローラー31の回転方向に沿って積層されている(図2参照)。複数の吸着シート50Aは、その先端を揃えた状態で積み重ねられている(図7参照)。
図2に示すように、支持部材51は、回転方向下流側に配置されている。支持部材51は、支持本体部51Aと、一対の当り部51Bと、を含んでいる。
支持本体部51Aは、前後方向に長い略箱状に形成されている。詳細には、支持本体部51Aは、定着ローラー31側を開口させ、帯電器34を配置するための配置空間SPを有する箱状に形成されている。つまり、支持本体部51Aは、正面から見て定着ローラー31側を開放した略U字状に形成されている。帯電器34は、帯電針34Cを開口から定着ローラー31に向けた姿勢で配置空間SPに配置されている(図5も参照)。
図2、図5および図6に示すように、支持本体部51Aの左側壁の前後両端部には、一対の軸受片51Cが形成されている。一対の軸受片51Cは、一対の板金から突出した支持軸(図示せず)に回動可能に支持されている。支持本体部51Aは、定着ローラー31に対して接近または離間する方向に回動可能に設けられている。
図2および図6に示すように、支持本体部51Aの右側壁の外面には、吸着部材50がスペーサー50Bを介して貼り付けられている。したがって、吸着部材50は、ニップNよりも回転方向下流側、且つ帯電器34よりも回転方向上流側に設けられている。吸着部材50は、各隙間G2の開口側を定着ローラー31に向けた姿勢で支持本体部51Aに固定されている。吸着部材50(各吸着シート50Aの先端部)は、隙間G1を横断するように延びた状態で支持部材51(支持本体部51A)に支持されている。各吸着シート50Aの先端部と定着ローラー31の表面との間隔G3は、例えば、約1mmに設定されている。
一対の当り部51Bは、支持本体部51Aの前後両端部で、支持本体部51Aの右側壁の内面(配置空間SP側)に設けられている。一対の当り部51Bは、ニップNにてシートSが通過しない非通過領域R(図4参照)となる定着ローラー31の軸方向両端部に接触する。各当り部51Bは、支持本体部51Aの右側壁よりも定着ローラー31側に延びた状態で設けられている。各当り部51Bの先端部は、前後方向に長い略円柱状に形成されている。
図2に示すように、複数(一対)の付勢部材52は、例えば、コイルスプリングであって、支持本体部51Aの前後両端部に配置されている。各付勢部材52は、進入ガイド36に形成されたガイド台座36Aと支持部材51の左側壁との間に架け渡されている。支持本体部51Aは、各付勢部材52の付勢力を受け、一対の支持軸(軸受片51C)を中心にして定着ローラー31に接近する方向に回動する。すると、一対の当り部51Bは、定着ベルト31Cに当接する。このように、各付勢部材52は、支持本体部51Aを定着ローラー31に向けて付勢し、支持部材51の一部である一対の当り部51Bを定着ローラー31の表面に接触させた状態に維持する。
<定着装置の作用、効果>
定着処理時に発生した浮遊物は、定着ローラー31とホルダー40との隙間G1に流入し、回転方向下流側に向かって流れる(図2の一点鎖線矢印参照)。複数の吸着シート50Aの先端部は定着ローラー31の表面に近接して設けられているため、流れてきた浮遊物は各吸着シート50Aの先端部に衝突して塞き止められる。そして、浮遊物は複数の吸着シート50Aの隙間G2に流れ込み、各吸着シート50Aに吸着される。
以上説明した第1実施形態に係る定着装置7では、支持部材51は、その一部である各当り部51Bを定着ローラー31の表面に接触させた状態で設けられている。このため、支持部材51に支持された吸着部材50と定着ローラー31との間隔を略一定に保つことができる。また、ニップNの下流側から帯電器34の上流側までの間において、吸着部材50を定着ローラー31に近づけた状態で支持部材51に支持させることができる。吸着部材50は、回転する定着ローラー31の表面に沿って流れてきた浮遊物を、帯電器34に到達する前に捕集する。これにより、浮遊物が帯電器34の帯電針34Cに付着することを抑制することができ、適正な帯電性能を長期間に亘って維持することができる。
また、第1実施形態に係る定着装置7では、支持本体部51Aが各付勢部材52に付勢されて定着ローラー31に向けて回動し、一対の当り部51Bが定着ローラー31の非通過領域Rに押し付けられる構成とした。この構成によれば、一対の当り部51Bが位置決めの対象となる定着ローラー31に接触して支えとなるため、支持部材51と定着ローラー31との間隔を略一定に維持することができる。これにより、吸着部材50を定着ローラー31の表面に近づけた状態で支持本体部51Aに支持させることができ、吸着部材50は定着ローラー31の表面に沿って流れてきた浮遊物を有効に吸着することができる。
また、第1実施形態に係る定着装置7では、帯電器34が支持本体部51Aに内包されるように配置され、吸着部材50が帯電器34の上流側近傍で支持本体部51Aに支持されていた。この構成によれば、吸着部材50は隙間G1を流れてきた浮遊物を帯電器34に到達する直前で吸着することができる。これにより、浮遊物を効率良く捕集することができる。
また、第1実施形態に係る定着装置7では、吸着部材50の先端部が隙間G1と交差するように配置される構成とした。この構成によれば、吸着部材50は、回転する定着ローラー31の表面に沿って流れてきた浮遊物を塞き止めて効率良く捕集することができる。これにより、帯電器34に到達する浮遊物を大幅に減少させることができ、帯電針34Cに対する浮遊物の付着を抑制することできる。
また、第1実施形態に係る定着装置7では、吸着部材50が複数の吸着シート50Aと複数のスペーサー50Bとを交互に積み重ねた構成とした。この構成によれば、吸着部材50は、複数の吸着シート50Aの隙間G2に入り込んだ浮遊物を吸着することができる。また、隙間G2を介して複数の吸着シート50Aを積層することで、浮遊物を吸着可能な表面積を広く確保することができる。これにより、多くの浮遊物を吸着することができ、且つ浮遊物の吸着作用を長期間にわたって維持することができる。
<第2実施形態>
次に、図3、図4および図8を参照して、第2実施形態に係る定着装置60について説明する。図8は定着装置60を模式的に示す断面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る定着装置7と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、定着装置60では、第1実施形態に係る定着装置7の吸着ユニット35(支持部材51や付勢部材52等)が削除されている。定着装置60の吸着ユニット70は、吸着部材50と、ホルダー40と、複数のホルダー付勢部材43(図4参照)と、を含んでいる。
支持部材の一例としてのホルダー40のホルダー本体40Aは、隙間G1において吸着部材50を定着ローラー31に対向させた姿勢で支持している。吸着部材50は、帯電器34の上流側近傍においてスペーサー50Bを介してホルダー本体40Aに貼り付けられている。吸着部材50は、各隙間G2の開口側を回転方向上流側に向けた姿勢でホルダー本体40Aに固定されている。図3および図4に示すように、各ホルダー付勢部材43(付勢部材)は、ホルダー40を定着ローラー31に向けて付勢し、一対のホルダー当り部40B(ホルダー突起40C)を位置決め部材30(軸受部30A)に接触させた状態に維持する。
位置決め部材30の一対の軸受部30Aは、定着ローラー31の円滑な回転を担保するために、板金に対して高い精度で強固に取り付けられている。以上説明した第2実施形態に係る定着装置60では、この一対の軸受部30Aに一対のホルダー当り部40B(支持部材の一部)を押し付けることで、ホルダー40は高い精度で位置決めされたことになる。この構成によれば、一対のホルダー当り部40Bが支えとなってホルダー本体40Aと定着ローラー31との隙間G1を略一定に保つことができ、吸着部材50を定着ローラー31に近づけた状態でホルダー本体40Aに支持させることができる。これにより、吸着部材50が浮遊物を効率良く吸着し、浮遊物が帯電器34に付着することを抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、図9を参照して、第3実施形態に係る定着装置61について説明する。図9は定着装置61の定着ローラー31等を模式的に示す正面図である。なお、以下の説明では、第1または第2実施形態に係る定着装置7,60と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
定着装置61では、第1実施形態に係る定着装置7の吸着ユニット35が削除され、第2実施形態に係る定着装置60の複数のホルダー付勢部材43が削除されている。定着装置61の吸着ユニット71は、吸着部材50と、ホルダー40(支持部材)と、を含んでいる。ホルダー40のホルダー本体40Aは、位置決め部材30の一対の軸受部30Aに一対のホルダー当り部40B(各ホルダー突起40C)を固定(例えば、接着やネジ留め等)させた状態で設けられている。ホルダー本体40Aは、吸着部材50を定着ローラー31に近接させた状態(対向させた姿勢)で支持している。
以上説明した第3実施形態に係る定着装置61では、一対の軸受部30Aに一対のホルダー当り部40B(支持部材の一部)を固定することで、ホルダー40は高い精度で位置決めされたことになる。この構成によれば、ホルダー本体40Aと定着ローラー31との隙間G1を略一定に保つことができ、吸着部材50を定着ローラー31に近づけた状態でホルダー本体40Aに支持させることができる。これにより、吸着部材50が浮遊物を効率良く吸着し、浮遊物が帯電器34に付着することを抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、図10および図11を参照して、第4実施形態に係る定着装置62について説明する。図10は定着装置62を模式的に示す断面図である。図11は定着装置62の吸着部材73を示す正面図である。なお、以下の説明では、第1実施形態に係る定着装置7と同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
第1実施形態に係る定着装置7の吸着部材50では、複数の吸着シート50Aが同じ大きさ、同じ形状に形成されていたが、第4実施形態に係る定着装置62の吸着部材73では、複数の吸着シート73Aが異なる大きさに形成されている。
定着装置62の吸着ユニット72は、複数のスペーサー50Bを介して複数の吸着シート73Aを定着ローラー31の回転方向に沿って積層した吸着部材73を含んでいる。複数の吸着シート73Aは、それぞれ、上下方向の幅(長さ)が異なる略矩形状に形成されている。複数の吸着シート73Aは、回転方向上流側から下流側に向かって徐々に長くなる順番で積層されている。複数の吸着シート73Aは、その先端を略階段状にずらした状態で積み重ねられている。なお、最下流に位置する吸着シート50Aの先端部と定着ローラー31の表面との間隔G3は、約1mmに設定されている。
以上説明した第4実施形態に係る定着装置62の吸着部材73では、回転方向下流側に配置された吸着シート73Aは、回転方向上流側に配置された吸着シート73Aよりも定着ローラー31に接近する方向に延びた状態で設けられている。したがって、複数の吸着シート73Aの先端部が回転方向上流側から下流側に向けて定着ローラー31に近づくような階段形状を構成している。この構成によれば、隙間G1を流れてきた浮遊物は、階段形状を成す各吸着シート73Aの先端部に順次衝突し、衝突した吸着シート73Aに導かれて隙間G2に流れ込む。これにより、浮遊物を吸着部材73に効率良く吸着させることができる。
第4実施形態に係る定着装置62の吸着部材73は、第1〜第3実施形態に係る吸着部材50に代えて、定着装置7,60,61に適用することもできる。
なお、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、吸着部材50,73が回転方向下流側に配置されていたが、本発明はこれに限定されない。吸着部材50,73は、ニップNよりも回転方向下流側から帯電器34よりも回転方向上流側までの範囲に設けられていればよい。
また、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、ホルダー本体40Aと定着ローラー31の表面との隙間G1が約1.5mmであった。第1または第4実施形態に係る定着装置7,62では、各吸着シート50A,73Aの先端部と定着ローラー31の表面との間隔G3が約1mmであった。本発明は、これらに限定されるものではなく、隙間G1や間隔G3は適宜増減することができる。
また、第1、第2または第4実施形態に係る定着装置7,60,62では、付勢部材52(ホルダー付勢部材43)が支持部材51(ホルダー40)を定着ローラー31に向けて付勢していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各当り部51B(各ホルダー当り部40B)が、支持部材51(ホルダー40)等の自重によって定着ローラー31の表面に当接していてもよい。
また、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、一対の当り部51B(一対のホルダー当り部40B(4つのホルダー突起40C))が設けられていたが、これに限らず、当り部51B(ホルダー当り部40Bおよびホルダー突起40C)は1つ以上設けられていればよい。
また、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、吸着部材50,73がシート状のスペーサー50Bを用いていたが、これに代えて、両面テープをスペーサーとして用いてもよい。また、吸着部材50,73は、5枚の吸着シート50A,73Aを積層して形成されていたが、本発明はこれに限定されない。吸着シート50A,73A(スペーサー50B)は2枚以上設けられていればよい。他にも、吸着部材50,73に代えて、例えば、1つのブロック状の活性炭を吸着部材として用いてもよい。
また、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、定着ベルト31Cが1つの定着ローラー31の表面を構成していたが、本発明はこれに限定されない。図示は省略するが、定着部材が定着ベルトを複数のローラーに掛け回して構成されていてもよい。また、帯電器34は、略鋸歯状の電極を含んでいたが、これに限らず、絶縁性に部品に架設された電極としての放電ワイヤーを含む帯電器であってもよい。さらに、帯電器34はコロトロン帯電器であってもよい。
また、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、トナーが正極性に帯電していたが、これに限らず、トナーが負極性に帯電していてもよい。この場合、帯電器34は定着ローラー31の表面を負極性に帯電させることが好ましい。
なお、第1〜第4実施形態に係る定着装置7,60〜62では、吸着部材50,73が浮遊物の一例としてのトナーのワックス成分を吸着していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、吸着部材50,73は、トナー(トナー像)の加熱時に発生する揮発性有機化合物等を含む浮遊物を吸着することもできる。また、帯電器34によるコロナ放電時に発生するオゾン等の放電生成物を含む浮遊物を吸着することもできる。さらに、吸着部材50,73は、定着装置7,60〜62に設けられていたが、これに限らず、例えば、感光体ドラム20を帯電させるコロトロン帯電器やスコロトロン帯電器等に設けられていてもよい。この場合、コロナ放電時に発生する放電生成物(オゾン等)を含む浮遊物を吸着することができる。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る定着装置およびこれを備えた画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
7,60,61,62 定着装置
30 位置決め部材
30A 軸受部
31 定着ローラー(定着部材)
32 加圧ローラー(加圧部材)
34 帯電器
40 ホルダー(支持部材)
40A ホルダー本体
40B ホルダー当り部
41 IHコイル(熱源)
43 ホルダー付勢部材
50,73 吸着部材
51 支持部材
51A 支持本体部
51B 当り部
52 付勢部材
G1 隙間
N ニップ
R 非通過領域
S シート(媒体)
SP 配置空間

Claims (7)

  1. 軸周りに回転しながら媒体上のトナー像を加熱する定着部材と、
    軸周りに回転しながら前記定着部材とでニップを形成し、前記ニップを通過する前記媒体を加圧する加圧部材と、
    前記定着部材を回転可能に支持する位置決め部材と、
    前記定着部材を前記トナー像のトナーと同極性に帯電させる帯電器と、
    前記ニップを始点とした場合の前記定着部材の回転方向下流側、且つ前記帯電器よりも前記定着部材の回転方向上流側に設けられ、前記定着部材の周囲に浮遊する浮遊物を吸着する吸着部材と、
    前記位置決め部材または前記定着部材に一部を接触させた状態で設けられ、前記吸着部材を前記定着部材に近接させた状態で支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記定着部材に向けて付勢し、前記支持部材の一部を前記位置決め部材または前記定着部材に接触させた状態に維持する付勢部材と、を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記支持部材は、
    前記吸着部材を支持し、前記定着部材に対して接近または離間する方向に回動可能に設けられている支持本体部と、
    前記支持本体部に設けられ、前記ニップにて前記媒体が通過しない非通過領域となる前記定着部材の軸方向両端部に接触する一対の当り部と、を含み、
    前記付勢部材は、前記支持本体部を前記定着部材に向けて付勢し、前記一対の当り部を前記定着部材に接触させた状態に維持することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 前記支持本体部は、前記定着部材側を開口させ、前記帯電器を配置するための配置空間を有する箱状に形成されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  4. 前記定着部材との間に隙間を挟んで設けられ、前記定着部材を加熱する熱源を支持するホルダーを更に備え、
    前記吸着部材は、前記隙間を横断するように延びた状態で前記支持部材に支持されていることを特徴とする請求項2または3に記載の定着装置。
  5. 前記支持部材は、前記定着部材との間に隙間を挟んで設けられ、前記定着部材を加熱する熱源を支持するホルダーであり、
    前記位置決め部材は、前記定着部材の軸方向両端部を回転可能に支持する一対の軸受部を含んでおり、
    前記ホルダーは、
    前記隙間において前記吸着部材を前記定着部材に対向させた姿勢で支持するホルダー本体と、
    前記ホルダー本体に設けられ、前記一対の軸受部に接触する一対のホルダー当り部と、を含み、
    前記付勢部材は、前記ホルダーを前記定着部材に向けて付勢し、前記一対のホルダー当り部を前記位置決め部材に接触させた状態に維持することを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  6. 前記帯電器は、針状の電極を用いてコロナ放電を発生させるスコロトロン帯電器であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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