JP6651617B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両に用いられる車両用シートに関する。
本発明に係る技術分野に属する背景技術として、特開2014−091446号公報(特許文献1)に記載された車両用シートが知られている。特許文献1の車両用シートは、シートバックがシートクッションに対してヒンジ部を中心に回動可能に構成されている。ヒンジ部は、シートバック側のバックヒンジとシートクッション側のクッションヒンジとで構成され、リクライニング機構とスプリング(以下、第1スプリングという)とを備えている。この車両用シートでは、リクライニング機構のロック角度を変更することにより、バックヒンジとクッションヒンジとを介して、シートクッションに対するシートバックの相対角度を調整することができる。渦巻きばねで構成された第1スプリングは、内端がクッションヒンジに結合され、外端がバックヒンジに結合され、シートクッションに対するシートバックの相対角度を小さくする方向にシートバックを付勢している(段落0009参照)。
この車両用シートは、さらに、上述したバックヒンジ及びクッションヒンジとは別のバックヒンジ及びクッションヒンジに、渦巻きばねで構成されるアシストスプリング(以下、第2スプリングという)を備えている。第2スプリングは、内端がクッションヒンジ側に嵌合され、外端がバックヒンジ側に係合される。第2スプリングは、シートバックがシートクッション上に折り畳まれた状態(以下、前倒状態という)からシートバックを着座可能な位置又は状態(以下、着座位置又は着座状態という)に持ち上げる方向に、アシスト力を発生する。このとき、このアシスト力は、シートバックが前倒状態から着座位置へ向けて所定角度持ち上げられる範囲で、シートバックに対して作用するように制限されている。具体的には、この制限範囲は、シートバックを前倒状態から着座位置へ向けて持ち上げたときにリクライニング機構が最初にロックされる位置(初段ロック位置)に対してシートバックを前方に所定角度αだけ倒した位置と、シートバックが前倒状態となる位置との間の範囲である(段落0011〜0014参照)。なお、シートバックを前倒状態から着座位置へ向けて持ち上げる操作を、シートバックの持ち上げ操作、或いは単に持ち上げ操作と呼ぶことにする。
特開2014−091446号公報
特許文献1の車両用シートでは、シートバックの持ち上げ操作時における、第2スプリングによるアシスト力は、シートバックが初段ロック位置に至る前に解除される。そして、第2スプリングによるアシスト力が解除された時点から、シートバックには第1スプリングの付勢力のみが作用することになる。第2スプリングによるアシスト力が解除された後、操作者は第1スプリングの付勢力のみが作用するシートバックを操作してシートバックを初段ロック位置まで操作することになり、第1スプリングの付勢力に抗する操作力が必要になる。
また、第2スプリングによるアシスト力が解除されるのと同時に第1スプリングの付勢力のみがシートバックに作用するようになることで、操作者が受ける抵抗力は初段ロック位置の手前で急に大きくなる。この抵抗力の変化の度合いによっては、不慣れな操作者はこの抵抗力が急に大きくなった時点で初段ロック位置でのロックが完了したものと勘違いする可能性がある。
特許文献1では上述した課題に対する配慮が十分ではなく、このような課題を解決することにより操作性を向上した車両用シートが望まれる。
本発明の目的は、シートバックの持ち上げ操作を小さい操作力で実行することができ、シートバックの持ち上げ操作時にシートバックを初段ロック位置に確実にロックすることができる車両用シートを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の車両用シートは、
座面を有するシートクッションと、前記シートクッションの後端部に立設され背もたれを有するシートバックと、前記シートクッションに設けられ前記シートクッションにかかる荷重を支持する支持脚と、前記シートバック、前記シートクッション及び前記支持脚を支持する支持ベース部と、前記シートバックと前記支持ベース部との間に設けられ前記シートバックの傾斜角度を調節可能にロックするリクライニング機構と、を備えた車両用シートにおいて、
前記シートバックと前記支持ベース部との間に、前記リクライニング機構により前記シートバックの傾斜角度を調節する際に前記シートバックに対し前傾方向の付勢力を付与するアシスト機構を備え、
前記アシスト機構は、前記シートバックを前倒した状態から持ち上げる際に前記リクライニング機構が最初にロックされる初段ロック位置に対して前記シートバックが後傾する側で前記付勢力を前記シートバックに付与し、前記初段ロック位置に対して前記シートバックが前傾する側では前記シートバックに対する前記付勢力の付与を解除するように構成され、
前記シートバックに対する前記付勢力が解除される付勢力解除位置は、前記初段ロック位置よりも前記シートバックが後傾する側に設定される。
本発明によれば、アシスト機構によるシートバックに対する付勢力が解除される付勢力解除位置が初段ロック位置よりもシートバックが後傾する側に設定されたことにより、シートバックの持ち上げ操作を小さい操作力で実行することができ、シートバックの持ち上げ操作時にシートバックを初段ロック位置に確実にロックすることができる。
本発明の一実施例に係る車両用シート1について、着座位置にセットされた状態、チップアップした状態及びダイブダウンした状態を示す側面図である。 着座位置にセットされた車両用シート1について、フレームの構成を示す側面図である。 着座位置にセットされた車両用シート1について、フレームの構成を示す正面図である。 図2の車両用シート1の支持脚6B及びリンク部材7の近傍を拡大して示す側面図である。 図3の車両用シート1の支持脚6Bの近傍を拡大して示す正面図である。 着座位置からチップアップされた状態に至る途中の状態における車両用シート1について、フレームの構成を示す側面図である。 チップアップされた状態の車両用シート1について、フレームの構成を示す側面図である。 車両用シート1について、着座位置にセットされた状態(実線)、チップアップした状態(一点鎖線)及びダイブダウンした状態(一点鎖線)の各状態におけるフレームの構成を示す側面図である。 着座位置にセットされた車両用シート1について、支持脚6が脚保持部材8に保持された状態を示す斜視図である。 脚保持部材8の近傍を拡大して示す側面図である。 着座位置にセットされた車両用シート1の側面図であり、フレームの構成の特徴を説明するための図である。 図11の車両用シート1の側面図において、搭乗者が着座した場合にフレームに作用する荷重の特徴を示す概念図である。 図9に示すアシスト機構30の近傍の拡大図である。 シートバック3が初段ロック位置でロックされた状態におけるアシスト機構30の状態を示す図である。 シートバック3が初段ロック位置よりも後方に倒された状態(後倒状態)におけるアシスト機構30の状態を示す図である。
以下、本発明に係る実施例を説明する。以下の説明では、前後方向は車両の前後方向を、幅方向は車両又は車両用シートの幅方向(両者とも同じ方向)を、左右方向は車両の前方を向いた状態(車両用シートに腰掛けた状態)における左右方向を、上下方向は車両を水平に配置した状態における鉛直方向を意味する。なお、左右方向は車両又は車両用シートの幅方向と同じ方向である。また、図中の記号Fは矢印方向が車両の前方であることを、記号Rは矢印方向が車両の後方であることを示す。また記号rは矢印方向が車両の右方向であることを、記号lは矢印方向が車両の左方向であることを示す。
また車両用シート1が、人が着座可能な状態に設定(セット)されている場合を、着座位置に設定(セット)された状態と呼んで説明する。なお、車両用シート1が着座位置に設定された状態では、シートクッション2は後述するチップアップ状態又はダイブダウン状態から支持ベース部5上の所定の位置に戻され、シートバック3はシートクッション2に対して所定の角度で起立した状態をとる。
また、シートバック3がシートクッション2上に折り畳まれた状態を前倒状態と呼び、シートバック3が着座可能な位置又は状態に設定されている場合のシートバック3の位置又は状態を着座位置又は着座状態と呼ぶ。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る車両用シート1の一実施例を説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る車両用シート1について、着座位置にセットされた状態、チップアップした状態及びダイブダウンした状態を示す側面図である。
図1に示すように、車両用シート1は、人が着座する座面を有するシートクッション2と、シートクッション2の後端部に立設され背もたれ(着座する人の腰部や背部を支える面)を有するシートバック3と、シートバック3の上端部に設けられたヘッドレスト4とを備えている。また、車両用シート1は、支持ベース部5により、車両の床(車床)に固定されている。支持ベース部5はスライド機構を備え、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4は一体で車両の前後方向にスライドすることができる。
シートクッション2は、前部を後部に対して上位に位置するように跳ね上げてチップアップすることができる。図1では、チップアップした状態のシートクッションを一点鎖線2’で示す。
シートクッション2は、チップアップした状態2’から、シートバック3及びヘッドレスト4と一体で、ダイブダウンした状態(シートバック3がシートクッション2上に折り畳まれた状態)に移行することができる。図1では、ダイブダウンした状態のシートクッション、シートバック及びヘッドレストを一点鎖線2''、3''及び4''で示す。
シートクッション2及びシートバック3が着座位置にセットされた状態(図1の実線2で示す状態)から、一点鎖線2''、3''及び4''で示すダイブダウンした状態に移行することも可能である。この場合、シートバック3の前倒れに連動させてシートクッション2及びシートバック3を車床面100Aよりも低い低段の車床面(収納部)100Bに下降させて低段の車床面100Bに収納する。車両用シート1がダイブダウンした状態では、前倒させたシートバック3(3'')の背面を荷物の積載面として利用することができる。なお本実施例のように、ダイブダウン可能な車両用シート1をダイブダウンシートと呼ぶ場合もある。
次に、図2乃至図5を参照して、車両シート1のフレーム構造を説明する。図2は、着座位置にセットされた車両用シート1について、フレームの構成を示す側面図である。図3は、着座位置にセットされた車両用シート1について、フレームの構成を示す正面図である。図4は、図2の車両用シート1の支持脚6B及びリンク部材7の近傍を拡大して示す側面図である。図5は、図3の車両用シート1の支持脚6Bの近傍を拡大して示す正面図である。
車両用シート1では、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4の各フレーム材を覆うようにクッション材やカバー部材が設けられる。図2乃至図9に示すフレーム構成は、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4からクッション材やカバー部材を除いた状態を示している。なお図1では、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4にクッション材やカバー部材が設けられた状態を示している。
シートクッション2の骨格を成すシートクッションフレーム11は、パイプ材で形成されている。シートクッションフレーム11は、シートクッション2が着座位置にセットされた状態で、シートクッション2の前部で左右方向に延設される前縁部11Aと、前縁部11Aの両端部から後方に延設された側縁部11Bとを有する。側縁部11Bは、前縁部11Aの右側の端部から後方に延設された右側の側縁部11B1(図3参照)と、前縁部11Aの左側の端部から後方に延設された左側の側縁部11B2(図2,3参照)とを有する。
シートクッションフレーム11の側縁部11Bの後端部には、ヒンジ部12が連結され固定されている。ヒンジ部12は、シートクッションフレーム11の右側の側縁部11B1に設けられた右側ヒンジ部12A(図3参照)と、シートクッションフレーム11の左側の側縁部11B2に設けられた左側ヒンジ部12B(図2,3参照)とを有する。ヒンジ部12は、折り曲げ加工を施された板材で形成されている。ヒンジ部12はシートクッション2のフレームの一部を構成する部材と見なしてもよい。
シートバック3の骨格を成すシートバックフレーム13は、パイプ材で形成されている。シートバックフレーム13は、シートバック3が着座位置にセットされた状態で、上部で左右方向に延設される上縁部13Aと、上縁部13Aの両端部から下方に延設される側縁部(垂下部)13Bとを有する。側縁部13Bは、上縁部13Aの右側の端部から下方に延設された右側側縁部13B1(図3参照)と、上縁部13Aの左側の端部から下方に延設された左側側縁部13B2(図2,3参照)とを有する。
シートバックフレーム13の側縁部13Bの下端部には、ヒンジ部14が連結され固定されている。ヒンジ部14は、シートバックフレーム13の右側の側縁部13B1に設けられた右側ヒンジ部14A(図3参照)と、シートバックフレーム13の左側の側縁部13B2に設けられた左側ヒンジ部14B(図2,3参照)とを有する。ヒンジ部14は、折り曲げ加工を施された板材で形成されている。ヒンジ部14はシートバック3のフレームの一部を構成する部材と見なしてもよい。
シートクッションフレーム11及びヒンジ部12は、シートバックフレーム13及びヒンジ部14に対して、回転軸15を中心として回動可能に連結されている。これにより、シートクッション2はチップアップ動作が可能に構成される。
シートクッション2のヒンジ部12には、支持脚6(6A,6B,6C)が連結されている。支持脚6の立設部6A,6Bは、シートクッション2が着座位置にセットされた状態において、上下方向に延設されるように設けられる。立設部6Aの下端部と立設部6Bの下端部とには、左右方向に延設された連結部材6Cが連結されている。
立設部6Aの上端部は、シートクッション2の右側ヒンジ部12Aに連結されている。立設部6Bの上端部は、シートクッション2の左側ヒンジ部12Bに連結されている。立設部6Bは、図2の符号16で示す位置に設けられた回転軸を中心として、左側ヒンジ部12Bに対して回動可能に連結されている。また立設部6Aは、右側ヒンジ部12A上において、左側ヒンジ部12Bの回転軸16に対応する位置に設けられた回転軸を中心として、右側ヒンジ部12Aに対して回動可能に連結されている。
連結部材6Cはパイプ材で形成されており、中央部が大径を成し、その両端部に中央部よりも小径の小径部6Ca,6Cbが設けられている。立設部6A,6Bは、板状部材で構成され、連結部材6Cの小径部6Ca,6Cbが貫通する開口部が設けられている。水平部6Bの小径部6Ca,6Cbは立設部6A,6Bを貫通して、立設部6A,6Bの外側に突出している。
立設部6Bの外側に突出した連結部材6Cの小径部6Cbには、リンク部材7の一端部が連結されている。リンク部材7は、小径部6Cbを回転軸(回転中心)として、支持脚6に対して回動可能に構成されている。またリンク部材7の他端部は、支持ベース部5に対して位置が固定された回転軸17に連結され、リンク部材7は回転軸17を中心として支持ベース部5に対して回動可能に構成されている。回転軸17は小径部6Cbよりも後方に位置し、かつ上方に位置する。
シートバック3の左側ヒンジ部14Bと、支持脚6の立設部6Bと、リンク部材7とは、車両用シート1の内方から外方に向けて、この順番に配置されている。また、立設部6Bの回転軸16は、左側ヒンジ部14Bの内側に設けられている。この構成により、左側ヒンジ部14Bと立設部6Bとリンク部材7とは、相互に干渉することなく回動できると共に、各部品をコンパクトに配置することができる。
本実施例では、リンク部材7の回転軸を連結部材6Cの小径部6Cbで構成することにより、部品点数を減らすことができると共に、簡素な構成を実現することができる。
シートバック3のシートバックフレーム13の上端部には、ヘッドレスト4の骨格を成すヘッドレストフレーム23A,23Bが取り付けられている。
支持ベース部5は、ロアレール18Aとアッパレール18Bとを有するスライドレール装置18を備える。ロアレール18Aは車床100Aに固定されている。アッパレール18Bはロアレール18Aに対して前後方向にスライド可能に構成されている。スライドレール装置18は、車両用シート1を前後方向にスライドさせるためのスライド機構である。
スライドレール装置18は、車両用シート1の左右側部に一つずつ配置されている。左右のスライドレール装置18のうち、車両室内において内寄りに配置される方のスライドレール装置18をインナースライドレール装置18と呼び、車両室内において外寄りに配置される方のスライドレール装置18をアウタースライドレール装置18と呼ぶ場合もある。
スライドレール装置18のアッパレール18Bには、シートライザー19が取り付けられている。シートライザー19は支持ベース部5の一部であり、板状の金属部材を折り曲げ加工して形成される。シートライザー19は、チップアップ機能やダイブダウン機能を有する車両用シート1を保持或いは支持するための保持部材(支持部材)であり、シートライザー19の上部にシートバック3が取り付けられる。本実施例では、シートバック3のヒンジ部14の下端部が回転軸17に連結され、シートバック3のシートバックフレーム13及びヒンジ部14が回転軸17を中心としてシートライザー19に対して回動可能に取り付けられている。
回転軸17はシートライザー19に対して位置が固定されている。回転軸17はリンク部材7の他端部が連結される回転軸であり、リンク部材7の連結部とシートバック3のヒンジ部14の連結部とを兼ねている。複数の回動部材の回転中心を一つの回転軸に集約することにより、簡素な構造を実現することができる。
支持ベース部5のスライドレール装置18やシートライザー19等は、樹脂製のカバー20(図1参照)によって覆われている。
スライドレール装置18のロアレール18Aの前部は、取付具21A,21Bにより、車床100Bに固定されている。取付具21Aは右側のスライドレール装置18を車床100Bに固定し、取付具21Bは左側のスライドレール装置18を車床100Bに固定する。
スライドレール装置18のアッパレール18Bには、支持脚6を着脱可能に固定する脚保持部材(キャッチャー)8が取り付けられている。シートクッション2が着座位置に設定された状態では、支持脚6の連結部材6Cは脚保持部材8に係合している。
また本実施例では、右側ヒンジ部14Aとシートライザー19との間には、アシスト機構30が設けられている。このアシスト機構30については、後で詳細に説明する。
次に、図6乃至図8を参照して、車両用シート1のチップアップ動作及びダイブダウン動作について説明する。
図6は、着座位置からチップアップされた状態に至る途中の状態における車両用シート1について、フレームの構成を示す側面図である。図7は、チップアップされた状態の車両用シート1について、フレームの構成を示す側面図である。図8は、車両用シート1について、着座位置にセットされた状態(実線)、チップアップした状態(一点鎖線)及びダイブダウンした状態(一点鎖線)の各状態におけるフレームの構成を示す側面図である。
図6に示す状態は、図2に示す状態(着座位置)から、シートクッションフレーム11(シートクッション3)の前部を持ち上げて後部(回転軸15への連結部)に対して上位に位置するように、シートクッション3をチップアップ動作させる途中の状態を示している。シートクッション3の前部を持ち上げることにより、支持脚6の連結部材6Cは脚保持部材8から離脱している。
また支持脚6の立設部6A,6Bは、連結部材6Cの小径部6Cbにリンク部材7が連結されているため、回転軸16を中心として回動し、シートクッションフレーム11に対する姿勢が変化する。すなわち、連結部材6Cがシートクッションフレーム11に近づき、立設部6A,6Bがシートクッションフレーム11に沿うように姿勢を変化させる。
このとき、リンク部材7は回転軸17を中心として回動し、立設部6Bとリンク部材7とは小径部6Cbを中心として相互に回動して相対変位する。
図7に示す状態は、チップアップ動作が完了した状態である。チップアップ動作が完了した状態では、シートクッションフレーム11とシートバックフレーム13とが略平行となり、シートクッション2の座面とシートバック3の前面とが対向して当接した状態となる。
またチップアップ動作が完了した状態では、支持脚6の立設部6A,6Bはシートクッションフレーム11に沿うように、回転軸16との連結部を上側に、連結部材6Cとの連結部を下側にして、長手方向がほぼ上下方向(鉛直方向)に配置された姿勢となる。このときリンク部材7は、連結部材6Cとの連結部を上側に、回転軸17との連結部を下側にして、長手方向がほぼ上下方向(鉛直方向)に配置された姿勢となる。
図7の平面図においては、立設部6A,6Bの一方(シートクッションフレーム11側)の側縁部がシートクッションフレーム11と重複する位置にある。すなわち車両用シート1を側方から見た場合に、立設部6A,6Bの一方(シートクッションフレーム11側)の側縁部はシートクッションフレーム11と重複する位置にある。このとき支持脚6の立設部6A,6Bは、シートクッションフレーム11に対して立設された状態(図2の状態)から、シートクッションの下面に形成された収納スペースに収納された状態(図7の状態)となる。
リンク部材7はシートクッション3のチップアップ動作に連動して支持脚6の立設部6A,6Bを収納状態に遷移させるための部材であり、左右の立設部6A,6Bのうちいずれか一方の側に設けられていればよい。
図8では、チップアップした状態のシートクッションフレーム11(シートクッション2)、支持脚6の立設部6B及びリンク部材7をそれぞれ符号11’(2’)、6B’及び7’で、またダイブダウンした状態のシートクッションフレーム11(シートクッション2)、シートバックフレーム13(シートバック3)、支持脚6の立設部6B及びリンク部材7をそれぞれ符号11''(2'')、13''(3'')、6B''及び7''で示す。
ダイブダウンを完了した状態のシートクッションフレーム11''(シートクッション2'')、支持脚6の立設部6B''及びリンク部材7''は、チップアップを完了した状態のシートクッションフレーム11’(シートクッション2’)と支持脚6の立設部6B’とリンク部材7’との相対位置関係を維持している。そして支持脚6の連結部材6Cは、脚保持部材8に係合され、シートライザー19に対する相対位置が固定されている。
本実施例では、シートクッション2のチップアップ動作に連動して、支持脚6がシートクッション2の下面に形成された収納スペースに自動で収納される。このため、チップアップ動作後に支持脚6を収納する操作が不要になる。
また、シートクッション2をチップアップした状態から着座位置に戻す場合には、収納スペースに収納された支持脚6は自動で展開され、シートクッション2の下面に立設された状態に復帰する。或いは、シートクッション2及びシートバック3がダイブダウンした状態から着座位置に戻される場合にも、支持脚6は自動で展開される。このため、車両用シート1をチップアップ状態或いはダイブダウン状態から着座位置に戻す場合に、支持脚6を展開する操作が不要になる。
本実施例では、支持脚6を収納或いは展開する操作が不要になり、シートアレンジを変える際の操作回数を低減することができる。これにより、操作性の良い車両用シート1を提供することができる。
次に、図9及び図10を参照して、脚保持部材8について説明する。図9は、着座位置にセットされた車両用シート1について、支持脚6が脚保持部材8に保持された状態を示す斜視図である。図10は、脚保持部材8の近傍を拡大して示す側面図である。なお、図9では、左側のシートライザー19の一部(前部)を切り欠いて、脚保持部材8を示している。
本実施例では、脚保持部材8は左右のシートライザー19にそれぞれ一つずつ設けられている。
図9に示すように、アッパレール18Bにシートライザー19が取り付けられており、脚保持部材8はシートライザー19に固定されている。すなわち、脚保持部材8はシートライザー19を介してアッパレール18Bに固定されている。
脚保持部材8は、板状の金属を折り曲げることで形成される。脚保持部材8は、図10に示すように、断面がギリシャ文字のΩのような形状をしている。脚保持部材8は、支持脚6の連結部材6Cを受容する受容部8Aと、受容部8Aに対して連結部材6Cを挿入もしくは引き抜くための抜き差し口8Bと、支持脚6の連結部材6Cを受容部8Aに挿入する際に連結部材6Cを抜き差し口8Bに案内する受け片8C,8Dとを有する。
脚保持部材8は、受容部8Aを下側に、抜き差し口8Bを上側にして、シートライザー19上に固定されている。抜き差し口8Bの幅寸法は連結部材6Cの直径よりも小さい。脚保持部材8は、板状の金属を折り曲げることで形成されており、弾性変形可能な部材である。受容部8Aに対して連結部材6Cを挿入もしくは引き抜く際には、脚保持部材8は抜き差し口8Bの幅寸法を拡大するように弾性変形し、連結部材6Cが受容部8Aに受容された後は元の形状(抜き差し口8Bの幅寸法)に戻る。
脚保持部材8は車両用シート1に人が着座した時に大きな荷重を受ける。従って、脚保持部材8を支持する部材にも高い剛性と大きな強度とが求められる。アッパレール18Bを有するスライドレール装置18及びシートライザー19は、人が着座した時の荷重を受けるために高い剛性と大きな強度とを備えている。本実施例では、脚保持部材8の支持部材としてスライドレール装置18及びシートライザー19を利用しているので、脚保持部材8の支持部材に高い剛性と大きな強度とが確保されている。
脚保持部材8の支持強度及び剛性を高めるため、脚保持部材8はスライドレール装置18のアッパレール18Bに対して、鉛直方向上方に位置するように配設されている。図5に示すように、脚保持部材8は、その下面8Aがシートライザー19を介してアッパレール18Bの上面18B1と対向するように配設されている。すなわち、脚保持部材8の下面8Aと板状のシートライザー19の板面19A,19Bとアッパレール18Bの上面18B1とが平行に配設され、脚保持部材8の下面8Aと板状のシートライザー19の一方の板面(上面)19Aとが面で接触し、シートライザー19の他方の板面(下面)19Bとアッパレール18Bの上面18B1とが面で接触している。
さらに脚保持部材8は、アッパレール18Bの前端部と後端部の間に配設されている。特に本実施例では、脚保持部材8は、アッパレール18Bの後端部よりも前端部の近傍に配設されている。
また、脚保持部材8の支持部材としてスライドレール装置18及びシートライザー19を利用しているので、高い剛性と大きな強度とを有する支持部材を別に設ける必要がなく、簡素の構造を実現できる。
また、脚保持部材8がスライドレール装置18及びシートライザー19上に配置されているため、左右のスライドレール装置18の間に脚保持部材8やその支持部材を配置する必要がない。このため、左右のスライドレール装置18の間のスペースを荷物置き用スペースとして、有効に利用することができる。
本実施例では、脚保持部材8は左右のシートライザー19(又はスライドレール装置18)にそれぞれ一つずつ設けられており、合わせて二つの脚保持部材8が設けられている。左右のいずれか一方に配置した一つの脚保持部材8で必要な強度を確保できる場合は、脚保持部材8を一つだけ設ける構成であってもよい。
本実施例では、脚保持部材8がシートライザー19(又はスライドレール装置18)に配設される構成であるため、脚保持部材8は支持脚6の連結部材6Cを左右方向の片寄った位置で保持する。このため、脚保持部材8を一つだけ設ける場合には、脚保持部材8が支持脚6を支持する強度を高める必要がある。一方、脚保持部材8を二つ設ける場合には、一つの脚保持部材8が支持脚6を支持する強度を低くすることができる。
次に、図11乃至図15を参照して、アシスト機構30について説明する。
図11は、着座位置にセットされた車両用シート1の側面図であり、フレームの構成の特徴を説明するための図である。図12は、図11の車両用シート1の側面図において、搭乗者が着座した場合にフレームに作用する荷重の特徴を示す概念図である。
上述したように、シートバック3は、下端部に設けられた回転軸(第1の回動軸)17を中心として前傾方向及び後傾方向に回動可能な状態で支持ベース部5(シートライザー19)に連結されている。シートクッション2は、後端部に設けられた回転軸(第2の回動軸)15を中心として座面が背もたれに近づく方向及び座面が背もたれから離れる方向にシートバック3に対して回動可能な状態でシートバック3の第1の回転軸17と上端部との間に連結されている。支持脚6は、上端部に設けられた回転軸(第3の回転軸)16を中心として前傾方向及び後傾方向にシートバック3に対して回動可能な状態で連結されると共に、下端部に設けられた連結部材6Cの小径部(第4の回転軸)6Cbを中心として前傾方向及び後傾方向に支持ベース部5(シートライザー19)に対して回動可能な状態で連結されている。
図11に示すように、回転軸(回動軸)16の回動中心と連結部材6Cの小径部6Cbによって構成される回転軸(回動軸)6Cbの回動中心とを直線で結んだ線分Ax6と、回転軸(回動軸)15の回動中心と回転軸16の回動中心とを直線で結んだ線分Ax12と、回転軸(回動軸)17の回動中心と回転軸15の回動中心とを直線で結んだ線分Ax14と、回転軸6Cbの回動中心と回転軸17の回動中心とを直線で結んだ線分Ax7と、を仮想する。また水平線を直線LHで示す。
線分Ax6は両端部の各回転中心を結ぶ立設部6の軸線(第1の節)を表し、線分Ax12は両端部の各回転中心を結ぶヒンジ部12の軸線(第2の節)を表し、線分Ax14は両端部の各回転中心を結ぶヒンジ部14の軸線(第3の節)を表し、線分Ax7は両端部の各回転中心を結ぶリンク部材7の軸線(第3の節)を表す。立設部6(線分Ax6)、ヒンジ部12(線分Ax12)、ヒンジ部14(線分Ax14)及びリンク部材7(線分Ax7)はリンク機構を構成し、回転軸6Cb、回転軸16、回転軸15及び回転軸17はリンク機構の関節を構成する。
ここで、車両用シート1が着座位置にセットされた状態では、回転軸6Cbと回転軸17とはシートライザー19上に位置が固定されている。もちろんチップアップ動作及びダイブダウン動作を行う場合は、回転軸6Cbはシートライザー19から分離される。
また、第1の回転軸17及び第2の回転軸15は第3の回転軸16及び第4の回転軸6Cbに対して後方に配置され、第2の回転軸15は第1の回転軸17に対して後方に配置され、第3の回転軸16は第4の回転軸6Cbに対して後方に配置されている。これにより、第1の節を構成する立設部6の軸線Ax6が水平線(水平面)との間に成す角度θは、90度よりも小さく鋭角を成している。
角度θが鋭角を成している場合、搭乗者がシートクッション2に着座、或いは荷物をシートクッション2に載置すると、図12に示すように、回転軸(関節)16を鉛直方向下方に押し下げようとする荷重FCAが作用する。このとき、上述したように線分(第1の節)Ax6、線分(第2の節)Ax12、線分(第3の節)Ax14及び線分(第4の節)Ax7はリンク機構を構成し、回転軸(関節)6Cb及び回転軸(関節)17の位置が固定されている。このため、第1の節Ax6、第2の節Ax12及び第3の節Ax14の相互作用(相互運動)により、第1の節Ax6、第2の節Ax12及び第3の節Ax14’は破線で示す第1の節Ax6’、第2の節Ax12’ 及び第3の節Ax14’の位置に変位しようとする。このとき関節16及び関節15は破線で示す関節16’及び関節15’ の位置に変位しようとする。なお、荷重FCAが作用した場合に各節及び各関節が実際に変位するかどうかは、荷重FCAの大きさ又は車両用シート1の剛性によって決まる。
この場合のリンク機構の運動は角度θがより小さな角度θ’になるような運動であり、シートバックフレーム13(シートバック3)には後向きに倒れる方向(後倒方向)の力FCBが作用する。そしてこの力FCBが作用している状態で、シートバック3をシートクッション2との相対角度が小さくなる方向(前倒方向)に引き起こそうとすると、力FCBに打ち勝つ大きな力が必要になる。
そこで本実施例では、力FCBが作用している場合にシートバック3を小さい力で引き起こすことができるように、アシスト機構30を設けている。以下、アシスト機構30について説明する。
図13は、図9に示すアシスト機構30の近傍の拡大図である。
車両用シート1は、シートバックフレーム13(具体的には、ヒンジ部14)とシートライザー19との連結部(回転軸17部)にリクライニング機構40を備える。
本実施例では、シートバック3を前倒位置から着座位置に向けて持ち上げたときに、リクライニング機構40(図13参照)が最初にロックされる位置を、初段ロック位置と呼ぶ。リクライニング機構40は、シートバック3が初段ロック位置からさらに後傾する側に、複数のロック位置を有する。これにより、リクライニング機構40は複数のリクライニング角度でシートバック3をロックすることができる。初段ロック位置は複数のロック位置の中でシートバック3が最も前傾する側に位置するロック位置である。
本実施例では、リクライニング機構40は、左側ヒンジ部14Bとシートライザー19との間に介在するように配設されている。リクライニング機構40は、左側ヒンジ部14Bをシートライザー19に対して回動可能に支持すると共に、図示しないロック機構によりシートバックフレーム13(シートバック3)を任意のリクライニング角度で静止させることができる。リクライニング角度を変更することにより、シートクッション2に対するシートバック3の相対角度(リクライニング角度)を調整することができる。
またリクライニング機構40は、ロック機構により任意のリクライニング角度でロックしたシートバックフレーム13のロックを解除するために、図示しない操作レバーを備える。
リクライニング機構40は右側ヒンジ部14Aに設けてもよい。或いは、リクライニング機構40は左右のヒンジ部14A,14Bの両方に設けてもよい。このようなリクライニング機構40は公知のものを適宜用いることができる。
さらに車両用シート1は、シートクッション2に対するシートバック3の相対角度を調整する際に、シートバック3を小さい力で前倒側に向けて引き起こすことができるように、アシスト機構30を備えている。アシスト機構30は、スプリング31と、第1係止部(第1突起部)32と、第2係止部(第2突起部)33と、第3係止部(第3突起部)34とを備える。アシスト機構30はリクライニング機構40を構成する構成部品の一部とみなしてもよい。
本実施例では、スプリング31によるアシスト力が作用する領域(スプリングの作動領域)AS(図14参照)と、スプリング31によるアシスト力が作用しない領域(スプリングの非作動領域)AF(図14参照)とが設けられている。なお、スプリングの非作動領域はシートバック3(シートバックフレーム13)に対するスプリング31によるアシスト力が解除される領域であり、以下、フリーエリアと呼んで説明する。
本実施例では、スプリング31は渦巻きばねで構成され、シートクッション2に対するシートバック3の相対角度を小さくする方向に、シートバック3を付勢する。スプリング31は、シートバック3を前倒側に向けて引き起こす際に、シートバック3に対してアシスト力を付与するばね部材であり、アシストスプリングと呼ぶ場合もある。
スプリング31の内端31Aは、第1係止部32に引っ掛けられ、第1係止部32に係止されている。一方、スプリング31の外端31Bはスプリングの作動領域と非作動領域とで異なる部位に係止される。
スプリングの作動領域においては、外端31Bは第2係止部33に引っ掛けられ、第2係止部33に係止される。この場合、スプリング31は第1係止部32と第2係止部33との間に保持される。一方フリーエリアにおいては、外端31Bは第3係止部34に引っ掛けられ、第3係止部34に係止される。この場合、スプリング31は第1係止部32と第3係止部34との間に保持される。
渦巻きばね31の外端31Bは、シートバック3が前傾する方向に向かって第2係止部33と第3係止部34とに当接し、シートバック3が後傾するほど渦巻きばねは巻き締められ、シートバック3が前傾するほど渦巻きばねは巻き締めが開放される。すなわち渦巻きばね31は、巻き締め方向がシートバック3の後傾方向に一致し、巻き締めの開放方向がシートバック3の前傾方向に一致する。
第1係止部32はシートライザー19に設けられ、シートライザー19から車両用シート1の内側(幅方向中央側)に突き出した突出部を有する。第1係止部32はシートライザー19を構成する部材と別部材で構成してもよいし、シートライザー19を構成する部材によりシートライザー19と一体で構成されてもよい。本実施例では、第1係止部32は、シートライザー19とは別部材で構成され、シートライザー19に固定されている。この固定構造としては、ねじによる締結や溶接による固着など、種々の固定構造をとり得る。
第2係止部33はシートバックフレーム13に設けられ、シートバックフレーム13から車両用シート1の内側(幅方向中央側)に突き出した突出部を有する。具体的には、第2係止部33はシートバックフレーム13に設けられたヒンジ部14に設けられている。第2係止部33はシートバックフレーム13(或いはヒンジ部14)を構成する部材と別部材で構成してもよいし、シートバックフレーム13(或いはヒンジ部14)を構成する部材によりシートバックフレーム13(或いはヒンジ部14)と一体で構成されてもよい。本実施例では、第2係止部33は、シートバックフレーム13のヒンジ部14とは別部材で構成され、ヒンジ部14に固定されている。この固定方法としては、ねじによる締結や溶接による固着など、種々の固定構造をとり得る。
第3係止部34はシートライザー19に設けられ、シートライザー19から車両用シート1の内側(幅方向中央側)に突き出した突出部を有する。第3係止部34はシートライザー19を構成する部材と別部材で構成してもよいし、シートライザー19を構成する部材によりシートライザー19と一体で構成されてもよい。本実施例では、第3係止部34は、シートライザー19とは別部材で構成され、シートライザー19に固定されている。この固定構造としては、ねじによる締結や溶接による固着など、種々の固定構造をとり得る。
第1係止部32及び第3係止部34はシートライザー19に固定されているため、回転軸17を中心とするシートバック3の回動方向において、第1係止部32及び第3係止部34の位置(角度位置)が固定されている。一方、第2係止部33はシートバックフレーム13に固定されているため、回転軸17を中心としてシートバック3の回動方向に、シートバック3と共に回動する。
なおアシスト機構30は、シートバックフレーム13の左右のヒンジ部14A,14Bに設けてもよいし、左右のヒンジ部14A,14Bのいずれか一方に設けてもよい。本実施例では、右ヒンジ部14Aに設けている。
また本実施例では、アシスト機構30のスプリング31を渦巻きばねで構成しているが、スプリングの作動範囲とフリーエリアとを実現できれば、つる巻ばねや板ばね等で構成してもよい。
図14は、シートバック3が初段ロック位置でロックされた状態におけるアシスト機構30の状態を示す図である。図15は、シートバック3が初段ロック位置よりも後方に倒された状態(後倒状態)におけるアシスト機構30の状態を示す図である。
図14及び図15において、線分LA、線分LB、線分LC及び線分LDは以下のように定義される。線分LAは、シートバック3が初段ロック位置にロックされた状態において、第2係止部33におけるスプリング31との係合部33Aと、シートバック3の回動中心(回転軸17の軸心)とを直線で結んだ線分である。線分LBは、第3係止部34におけるスプリング31との係合部34Aと、シートバック3の回動中心とを直線で結んだ線分である。線分LCは、シートバック3が最も後傾(後倒)した状態において、係合部33Aとシートバック3の回動中心とを直線で結んだ線分である。線分LDは、シートバック3が初段ロック位置の次段のロック位置(二段目のロック位置)にロックされた状態において、第2係止部の係合部33Aとシートバック3の回動中心とを直線で結んだ線分である。なお、図14及び図15上において、シートバック3の回動方向における角度の正方向は、時計回りの方向に定義する。
図14に示すように、シートバック3が初段ロック位置でロックされた状態では、第2係止部33の係合部33Aは、シートバック3の回動方向において、第3係止部34の係合部34Aよりもシートバック3が前傾(前倒)する側の角度位置に存在する。言い換えれば、シートバック3が初段ロック位置でロックされた状態では、第3係止部34の係合部34Aは、シートバック3の回動方向において、第2係止部33の係合部33Aよりもシートバック3が後傾(後倒)する側の角度位置に存在する。
シートバック3が初段ロック位置でロックされた状態では、線分LAと線分LBとは0度よりも大きな所定の角度α1を成す。すなわち線分LBは、回転軸17を中心として、線分LAよりも角度α1(α1>0度)だけ回動した状態にある。従って、シートバック3が初段ロック位置でロックされた状態では、第2係止部33の係合部33Aはスプリング31の外端31Bから離れており、スプリング31の外端31Bは第3係止部34に係止されている。スプリング31の付勢力(アシスト力)は第3係止部34に受け止められ、第2係止部33はスプリング31の付勢力から解放されている。
このとき、第2係止部33の係合部33Aは、フリーエリアAFの範囲内に存在する。シートバック3の初段ロック位置(線分LAの角度位置)からシートバック3が後傾する側に角度α1の範囲はフリーエリアAFに含まれ、この角度α1の範囲内(ただし、線分LB上を除く)ではスプリング31の付勢力が第2係止部33に作用しない。
図14に示す状態からシートバック3が後傾して、第2係止部33の係合部33Aが線分LB上に達すると、スプリング31の外端31Bは第2係止部33の係合部33A及び第3係止部34の係合部34Aの両方に係合する。この状態からシートバック3が後傾する側(角度位置)では、第2係止部33はスプリング31と係合してスプリング31から付勢力を受ける。
図15では、第2係止部33の係合部33Aは線分LBよりもシートバック3が後傾する側(角度位置)に存在する。この場合、スプリング31の外端31Bは第3係止部34の係合部34Aから離れ、スプリング31の外端31Bは第2係止部33に係止される。この状態では、スプリング31の付勢力は第2係止部33に受け止められ、シートバック3はスプリング31のアシスト力を受ける。
図14及び図15に示すスプリングの作動領域ASでは第2係止部33を介してシートバック3にスプリング31によるアシスト力が作用し、スプリングの非作動領域AFではスプリング31によるアシスト力がシートバック3に作用しない。
すなわち、本実施例におけるアシスト機構30は、シートバック3を前倒した状態から持ち上げる際にリクライニング機構40が最初にロックされる初段ロック位置に対してシートバック3が後傾する側でアシスト力をシートバック3に付与し、初段ロック位置に対してシートバック3が前傾する側ではシートバック3に対するアシスト力の付与を解除するように構成される。さらに、シートバック3に付与するアシスト力は、初段ロック位置よりもシートバック3が後傾する側で解除されるように構成される。すなわち、アシスト機構30によるシートバック3に対するアシスト力(付勢力)が解除されるアシスト力解除位置(付勢力解除位置)は、初段ロック位置よりもシートバック3が後傾する側に設定される。
上述したように、第3係止部34は、スプリング31によるアシスト範囲を規制する。このため、第3係止部34をアシスト範囲規制部と呼ぶ場合もある。
本実施例では、シートバック3の初段ロック位置よりも後傾側では、シートバック3にスプリング31によるアシスト力が作用する。このため、支持脚6の立設部6の軸線Ax6が水平線(水平面)との間に成す角度θが90度よりも小さく、シートバック3に後傾方向の力FCBが作用する場合であっても、小さい力でシートバック3を前傾方向に引き起こすことができる。
この場合、シートバック3が初段ロック位置の近傍まで引き起こされると、シートバック3をさらに前傾方向に引き起こすために大きな力は必要なくなる。このため、シートバック3の初段ロック位置の近傍で、かつ初段ロック位置よりもシートバック3の後傾側で、シートバック3に作用するスプリング31によるアシスト力を解除する。これにより、シートバック3の初段ロック位置から前倒側では、シートバック3にスプリング31によるアシスト力が作用しない。このため、シートバック3を前倒状態にする際に、シートバック3の前倒する力が不要に大きくなるのを防ぐことができる。
また、シートバック3を前倒状態から着座状態に持ち上げる際に、シートバック3が初段ロック位置(線分LAの位置)に達する間に第2係止部33がスプリング31の外端31Bと係合すると、スプリング31の付勢力により、シートバック3を初段ロック位置にセットする抵抗力が大きくなる。スプリング31によるアシスト力を大きくするためには、スプリング31の付勢力を大きくする必要がある。しかし、スプリング31の付勢力を大きくするほど、シートバック3を初段ロック位置にセットする抵抗力は大きくなる。
車両用シート1の利用者(操作者)は、この抵抗力を受けた際に、シートバック3が初段ロック位置にセットされたものと勘違いする可能性がある。
本実施例では、シートバック3を前倒状態から着座状態に持ち上げる際に、シートバック3が初段ロック位置(線分LAの位置)にセットされるまでは、スプリング31の付勢力はシートバック3にしない。このため、スプリング31によるアシスト力を大きくするためにスプリング31の付勢力を大きくしても、シートバック3を初段ロック位置に確実にセットすることができる。
これにより、シートバック3の前倒状態からの持ち上げ操作を小さい操作力で実行することができ、シートバック3の持ち上げ操作時にシートバック3を初段ロック位置に確実にロックすることができる。
本実施例では、初段ロック位置(線分LAの角度位置)と次段(二段目)のロック位置(線分LDの角度位置)との間に、第2係止部33の係合部33Aを配置している。初段ロック位置と次段ロック位置との間には角度α2の間隔がある。シートバック3が初段ロック位置にロックされた状態における第2係止部33の係合部33Aの位置と第3係止部34の係合部34Aの位置との間の間隔は、初段ロック位置と次段ロック位置との間の間隔よりも小さい。すなわち、角度α1は角度α2よりも小さい(α1<α2)。
これにより、シートバック3を前傾する方向に引き起こす際に、シートバック3が後倒した位置から次段ロック位置(線分LDの角度位置)までアシスト機構30によるアシスト力をシートバック3に作用させることができる。また、次段ロック位置から初段ロック位置に向けてシートバック3を引き起こす際にも、次段ロック位置でロックを解除した時点ではアシスト機構30によるアシスト力がシートバック3に作用する。初段ロック位置に比べて次段ロック位置の方がシートバック3はより後傾している。このため、初段ロック位置に比べて次段ロック位置の近傍の方が、シートバック3を引き起こすために大きな操作力が必要になる。本実施例では、次段ロック位置の近傍ではアシスト機構30によるアシスト力を利用できるため、次段ロック位置から初段ロック位置へのシートバック3の引き起こしを小さな操作力で実行できる。
本実施例では、車両用シート1はチップアップ動作とダイブダウン動作とを行うための構成を有する。しかし、この構成に限らず、チップアップ動作は不可能であって、シートバック3を前倒させてダイブダウン動作ができる構成であってもよい。チップアップ動作を必要としない場合は、支持脚6の連結部材6Cは連結部材6Cの軸周りに回動可能な状態で脚保持部材8に位置が固定されていてもよい。この場合、リンク部材7は設けなくてもよい。
支持脚6の立設部6A,6Bは、シートクッション2にかかる荷重を受けるために支持脚6の一部を構成し、シートクッション2のシートクッションフレーム11と車床面100A(又はスライドレール装置18)との間に設けられる部材であり、立設部6A,6Bを脚部材と呼ぶ場合もある。
1…車両用シート、2,2’ , 2''…シートクッション、3,3''…シートバック、4,4''…ヘッドレスト、5…支持ベース部、6…支持脚、6A…支持脚6の右側立設部、6B,6B’,6B''…支持脚6の左側立設部、6C…支持脚6の連結部材、16…回転軸、6Ca,6Cb…連結部材6Cの小径部、7,7’,7''…リンク部材、8…脚保持部材(キャッチャー)、8A…受容部、8B…抜き差し口、8C,8D…受け片、11,11’,11''…シートクッションフレーム、11A…シートクッションフレーム11の前縁部、11B…シートクッションフレーム11の側縁部、11B1…右側の側縁部、11B2…左側の側縁部、12…シートクッション2のヒンジ部、12A…右側ヒンジ部、12B…左側ヒンジ部、13,13''…シートバックフレーム、13A…シートバックフレーム13の上縁部、13B…シートバックフレーム13の側縁部(垂下部)、13B1…右側側縁部、13B2…左側側縁部、14…シートバック3のヒンジ部、14A…右側ヒンジ部、14B…左側ヒンジ部、15…回転軸、16…回転軸、17…回転軸、18…スライドレール装置(スライド機構)、18A…ロアレール、18B…アッパレール、18…スライドレール装置、19…シートライザー、20…樹脂製のカバー、21A,21B…取付具、23A,23B…ヘッドレストフレーム、30…アシスト機構、31…スプリング、31A…スプリング31の内端、31B…スプリング31の外端、32…第1係止部(第1突起部)、33…第2係止部(第2突起部)、34…第3係止部(第3突起部)、40…リクライニング機構、100A…車床面、100B…低段の車床面(収納部)。

Claims (5)

  1. 座面を有するシートクッションと、前記シートクッションの後端部に立設され背もたれを有するシートバックと、前記シートクッションに設けられ前記シートクッションにかかる荷重を支持する支持脚と、前記シートバック、前記シートクッション及び前記支持脚を支持する支持ベース部と、前記シートバックと前記支持ベース部との間に設けられ前記シートバックの傾斜角度を調節可能にロックするリクライニング機構と、を備えた車両用シートであって、
    前記シートバックと前記支持ベース部との間に、前記リクライニング機構により前記シートバックの傾斜角度を調節する際に前記シートバックに対し前傾方向の付勢力を付与するアシスト機構を備え、
    前記アシスト機構は、前記シートバックを前倒した状態から持ち上げる際に前記リクライニング機構が最初にロックされる初段ロック位置に対して前記シートバックが後傾する側で前記付勢力を前記シートバックに付与し、前記初段ロック位置に対して前記シートバックが前傾する側では前記シートバックに対する前記付勢力の付与を解除するように構成され、
    前記シートバックに対する前記付勢力が解除される付勢力解除位置は、前記初段ロック位置よりも前記シートバックが後傾する側に設定されたことを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
    前記シートバックは、下端部に設けられた第1の回動軸を中心として前傾方向及び後傾方向に回動可能な状態で前記支持ベース部に連結され、
    前記シートクッションは、後端部に設けられた第2の回動軸を中心として前記座面が前記背もたれに近づく方向及び前記背もたれから離れる方向に前記シートバックに対して回動可能な状態で前記シートバックの前記第1の回動軸と上端部との間に連結され、
    前記支持脚は、上端部に設けられた第3の回動軸を中心として前傾方向及び後傾方向に前記シートバックに対して回動可能な状態で連結されると共に、下端部に設けられた第4の回動軸を中心として前傾方向及び後傾方向に前記支持ベース部に対して回動可能な状態で連結されていることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートにおいて、
    前記第1の回動軸及び前記第2の回動軸は前記第3の回動軸及び前記第4の回動軸に対して後方に配置され、前記第2の回動軸は前記第1の回動軸に対して後方に配置され、前記第3の回動軸は前記第4の回動軸に対して後方に配置されていることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項3に記載の車両用シートにおいて、
    前記アシスト機構は、
    スプリングと、
    前記支持ベース部に設けられ、前記スプリングの一端部が係止される第1係止部と、
    前記シートバックに設けられ、前記シートバックに前記付勢力を付与する状態において前記スプリングの他端部が係止される第2係止部と、
    前記支持ベース部に設けられ、前記シートバックに対する前記付勢力の付与を解除した状態において前記スプリングの他端部が係止される第3係止部と、
    を備えることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項4に記載の車両用シートにおいて、
    前記スプリングは渦巻きばねで構成され、前記渦巻きばねの内端部が前記第1係止部に係止され、前記渦巻きばねの外端部が前記第2係止部又は第3係止部に係止されており、
    前記第3係止部の前記渦巻きばねが係合する係合部は、前記シートバックが前記初段ロック位置にロックされた状態における前記第2係止部の前記渦巻きばねが係合する係合部に対して、前記シートバックが後傾する側に配置されていることを特徴とする車両用シート。
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