JP6651311B2 - バッテリ端子台 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリに取り付けられ、そのバッテリからの電力供給を中継するバッテリ端子台に関するものである。
従来、車両におけるバッテリから車両内の負荷部品への電力供給は、バッテリからの電力供給を中継するバッテリ端子台を介して行われることが多い(例えば、特許文献1〜3参照。)。
図6には、従来のバッテリ端子台の一例としてのヒューズユニットが示されている。また、図7には、図6中のV51−V51断面が示されている。
ヒューズユニット5は、バッテリ6における端子取付け面61から突出した棒状電極62に電気的に接続される。また、このヒューズユニット5と棒状電極62との電気的な接続は、棒状電極62に直に接続されるバッテリターミナル7を介して行われる。バッテリターミナル7には、ヒューズユニット5が電気的に接続されるとともに固定される端子ボルト71が設けられている。
このヒューズユニット5は、樹脂製のハウジング51と、バッテリターミナル7の端子ボルト71に接続されるバッテリ接続部52と、4つの電線接続部531,・・・534と、を備えている。各電線接続部531,・・・534には、各々が負荷部品へと至る電線それぞれの一端が、電気的に接続されるとともに固定される。尚、図6及び図7の例では、図中下方を向いた3つの電線接続部532,・・・534に3本の電線81,・・・,83それぞれの一端が電気的に接続されるとともに固定されている。そして、バッテリ接続部52と3つの電線接続部531,・・・533とが、ハウジング51の内部で、所定の許容電流を超える電流が流れると溶断する2つの溶断部541,542を介して接続されることでヒューズ機能が付与されている。
このようなヒューズユニット5の電線接続部532,・・・534に一端が固定された電線81,・・・,83は、車内の固定箇所にケーブルクランプ91,92を介して固定される。ここで、図6の例では、3本の電線81,・・・,83の内の2本の電線82,83が、ヒューズユニット5に比較的近い固定箇所にケーブルクランプ92を介してまとめて固定される。一方、残りの1本の電線81は、ヒューズユニット5から比較的遠い固定箇所にケーブルクランプ91を介して固定される。
特開2006−290092号公報 特開2007−109484号公報 特開2010−061814号公報
ここで、例えば車両走行中の振動等に対して、ヒューズユニット5に一端が固定された電線81,・・・,83が共振することがある。このような共振時の振幅は、ヒューズユニット5からケーブルクランプ91,92までの距離が長い程大きくなる。そして、このような共振時の振幅が大きい程、ヒューズユニット5が電線81,・・・,83から受ける荷重負荷F51は大きくなり、その結果、バッテリ6の棒状電極62にヒューズユニット5を介して掛かる荷重負荷が大きくなる。図6及び図7の例では、最長の電線81による荷重負荷が大きくなりがちとなる。また、これら図6及び図7の例とは異なり、負荷部品へと至る経路上に、そもそも固定箇所を設定できない場合もある。このような場合には、共振時の振幅が一層大きくなって荷重負荷も一層大きなものとなる。そして、バッテリ6の棒状電極62の耐荷重性に鑑みると、棒状電極62に掛かる荷重負荷はなるべく小さい方が望ましい。
本発明は、上記のような問題点に着目し、バッテリの電極に掛かる荷重負荷が抑えられるバッテリ端子台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のバッテリ端子台は、バッテリにおける端子取付け面に設けられた電極に電気的に接続されるとともに、前記バッテリからの電力を、該電力によって動作する負荷部品へと受け渡すためのバッテリ端子台であって、樹脂製のハウジングと、前記電極に電気的に接続されるバッテリ接続部と、前記バッテリ接続部に電気的に接続され、前記負荷部品へと至る1本以上の電線の各一端が、電気的に接続されるとともに固定される1つ以上の電線接続部と、前記ハウジングに一体成形され、前記電線接続部が1つの場合にはその1つの前記電線接続部に接続される前記電線について、前記電線接続部が複数の場合には少なくとも1つの前記電線接続部に接続される前記電線について、前記一端から前記負荷部品までの途中の部分を保持する電線保持部と、を備え、前記電線が、前記一端として前記電線接続部に接続される端子を有し、前記電線保持部が、前記途中の部分として、前記電線における前記端子から離れた被覆部分のみを保持するものであって、前記ハウジングには、前記電線接続部に接続される前記電線を、前記端子を含めて露出させつつ相互間に挟んで所定方向に向かわせるように複数の側壁が互いに並列して設けられ、前記電線保持部が、前記複数の側壁のうち前記ハウジングの外壁をなす最外側壁の外面側に当該最外側壁と一体に設けられていることを特徴としている。
本発明のバッテリ端子台によれば、少なくとも1本の電線における電線接続部側の一端から負荷部品までの途中の部分がハウジングに設けられた電線保持部によって保持される。これにより、その電線において、外部から振動が加えられたときに共振するフリーな電線部分の長さが、電線接続部からハウジングの電線保持部までの分だけ短縮される。その結果、この電線における共振時の振幅が抑えられる。この電線の共振による荷重負荷は、電線保持部で受けられ、本発明のバッテリ端子台を介してバッテリの電極に掛かる。電線における共振時の振幅が上記のように抑えられることから、バッテリの電極に掛かる荷重負荷が抑えられることとなる。このように、本発明のバッテリ端子台によれば、バッテリの電極に掛かる荷重負荷を抑えることができる。
また、本発明のバッテリ端子台において、前記電線保持部は、保持対象の前記電線の外径よりも狭い間隔を開けて設けられた一対の腕部を有し、該一対の腕部の間に前記電線が圧入されることで該電線を挟持するものであり、前記一対の腕部のうちの一方の腕部が前記最外側壁であって、他方の腕部が前記最外側壁の基部から前記ハウジングの外側に延出して円弧状に湾曲し、その先端縁と前記最外側壁の先端縁との間に前記電線が圧入されるように設けられたものであることは好適である。
この好適なバッテリ端子台によれば、一対の腕部の間への電線の圧入という簡単な作業により、電線保持部に電線を保持させることができる。
また、この好適なバッテリ端子台において、前記電線保持部における前記他方の腕部は、保持対象の前記電線の外径よりも内径が小さい円筒の周壁の一部をなすように円弧状に湾曲し、その先端縁と前記最外側壁の先端縁との間に前記電線が圧入されるスリットが形成されるように設けられたものであることは更に好適である。
この更に好適なバッテリ端子台によれば、円筒状の電線保持部のスリットの部分を除く略全内面により電線の外周が締め付けられて保持されるので、電線を一層強固に保持することができる。
また、本発明のバッテリ端子台において、前記バッテリ接続部に電気的に接続され、前記電力の前記負荷部品への受渡しを中継する中継部品が電気的に接続されるとともに固定される部品接続部を備え、前記中継部品が、樹脂製の第2ハウジングと、前記部品接続部に電気的に接続されるとともに固定される中継接続部と、を備え、前記ハウジングに、前記電線接続部として、前記バッテリ端子に電気的に接続される第1電線接続部が1つ以上設けられ、前記中継部品の前記第2ハウジングに、前記電線接続部として、前記中継接続部に電気的に接続される第2電線接続部が1つ以上設けられ、前記電線保持部が、前記第2電線接続部が1つの場合には少なくともその1つの前記第2電線接続部に接続される前記電線を保持し、前記第2電線接続部が複数の場合には少なくとも1つの前記第2電線接続部に接続される前記電線を保持することも好適である。
この好適なバッテリ端子台によれば、第1電線接続部と第2電線接続部を設けることで、電線接続部の数を増やすことができる。そして、バッテリの電極からの距離が遠く、この電極に及ぼす荷重負荷が大きくなりがちな第2電線接続部に接続される少なくとも1本の電線が電線保持部で保持される。これにより、上記のように電線接続部の数を増やしつつもバッテリの電極に掛かる荷重負荷を抑えることができる。
また、前記電線保持部が、前記第2電線接続部からの前記電線の延出方向とは異なる方向に延在させるように当該電線を保持することも好適である。
本発明のバッテリ端子台によれば、バッテリの電極に掛かる荷重負荷を抑えることができる。
本発明のバッテリ端子台の一実施形態としてのヒューズユニットの斜視図である。 図1中のV11矢視を示す図である。 図2中のV12矢視を示す図である。 図1に示されているヒューズユニットの分解斜視図である。 図4に示されている本体部の、図中のV13矢視を示す図である。 従来のバッテリ端子台の一例としてのヒューズユニットが示されている。 図6中のV51−V51断面が示されている。
本発明のバッテリ端子台の一実施形態としてのヒューズユニットについて図1〜図6を参照して説明する。図1は、本発明のバッテリ端子台の一実施形態としてのヒューズユニットの斜視図であり、図2は、図1中のV11矢視を示す図であり、図3は、図2中のV12矢視を示す図である。また、図4は、図1に示されているヒューズユニットの分解斜視図である。
ヒューズユニット1は、車両に搭載されるバッテリ2における端子取付け面21から突出して設けられた棒状電極22に電気的に接続される。また、このヒューズユニット1と棒状電極22との電気的な接続は、棒状電極22に直に接続される金属製のバッテリターミナル3を介して行われる。
バッテリターミナル3は、図4に示されているように、概ね直方体形状に形成されている。そして、バッテリターミナル3には、棒状電極22が挿通される接続孔31が厚み方向に貫通して設けられ、この接続孔31の内側から、バッテリターミナル3の端縁にかけてスリット32が形成されている。また、バッテリターミナル3には、このスリット32と直交する方向に、一方の側面から他方の側面へと締結ネジ33が通されている。締結ネジ33のネジ部の先端にはナット34が取り付けられている。棒状電極22が接続孔31に挿通されて締結ネジ33が捩じ込まれることでスリット32の間隔が狭められ、その結果、接続孔31の内縁によって棒状電極22が締め付けられる。これにより、バッテリターミナル3が、棒状電極22に、電気的に接続されるとともに固定される。
また、バッテリターミナル3は、棒状電極22に取り付けられた状態で、棒状電極22から端子取付け面21の外縁21aへと向かう方向に延出した姿勢となる。そして、バッテリターミナル3におけるこの外縁21a側の端部に、ヒューズユニット1が電気的に接続されるとともに固定される端子ボルト35が立設されている。
ヒューズユニット1は、本体部11と中継部品12とを備えている。本体部11は、バッテリターミナル3を介してバッテリ2の棒状電極22に電気的に接続される。中継部品12は、この本体部11に後述するように電気的に接続されるとともに固定され、バッテリ2からの電力の負荷部品への受渡しを中継する。
本体部11は、樹脂製の第1ハウジング111と、バッテリターミナル3の端子ボルト35に接続される1つのバッテリ接続部112と、4つの第1電線接続部113a,・・・113dと、を備えている。第1電線接続部113a,・・・113dは、バッテリ2からの電力によって動作する不図示の負荷部品へと至る電線の端部が接続される。本体部11における第1ハウジング111が、本発明にいうハウジングの一例に相当する。
この本体部11では、バッテリ接続部112と、各第1電線接続部113a,・・・113dとが、第1ハウジング111の内部で、所定の許容電流を超える電流が流れると溶断する第1溶断部114を介して接続されることでヒューズ機能が付与されている。第1ハウジング111には、第1溶断部114を露出させる窓部111aが設けられており、この窓部111aには、樹脂製の透明カバー111bが嵌め込まれている。第1溶断部114が溶断したか否かは、透明カバー111b越しに視認される。また、この透明カバー111bにより第1溶断部114が溶断したときの金属の飛散が防がれる。
バッテリ接続部112は、金属で板状に形成されて、バッテリターミナル3を介してバッテリ2の棒状電極22に電気的に接続される。このバッテリ接続部112は、棒状電極22に電気的に接続されたときに端子取付け面21を含む平面と略平行となるように第1ハウジング111から露出して延出している。
バッテリ接続部112には、バッテリターミナル3の端子ボルト35が貫通する貫通孔112aが形成されている。この貫通孔112aを貫通した端子ボルト35にナット36が締結されることで、バッテリ接続部112は、バッテリターミナル3に電気的に接続されるとともに固定される。このようにして、バッテリ接続部112は、このバッテリターミナル3を介してバッテリ2の棒状電極22に電気的に接続される。
4つの第1電線接続部113a,・・・113dも、各々が金属で板状に形成されてその一部が第1ハウジング111から露出している。これら4つの第1電線接続部113a,・・・113dは、バッテリ接続部112に第1溶断部114を介して接続されている。4つの第1電線接続部113a,・・・113dそれぞれには、第1ハウジング111から露出した部分に、頭部が第1ハウジング111内に埋め込まれた端子ボルト113a−1,・・・,113d−1のネジ部が立設されている。各端子ボルト113a−1,・・・,113d−1のネジ部に、負荷部品へと至る不図示の電線の端部に設けられたランプ端子が、ナット締めにより固定される。
また、本実施形態では、バッテリ接続部112と直に接続されて、中継部品12が電気的に接続されるとともに固定される部品接続部115が、バッテリ接続部112に隣接して設けられている。この部品接続部115も、金属で板状に形成されてその一部が第1ハウジング111から露出している。また、部品接続部115も、第1ハウジング111から露出した部分に、頭部が第1ハウジング111内に埋め込まれた端子ボルト115aのネジ部が立設されている。
本実施形態では、バッテリ接続部112、4つの第1電線接続部113a,・・・113d、第1溶断部114、及び部品接続部115が、1枚の金属板から切り抜かれて折り曲げ加工等が施されて形成された不図示のバスバーとなっている。第1ハウジング111は、このバスバーに対するインサート成形により形成される。インサート成形は、バッテリ接続部112、4つの第1電線接続部113a,・・・113d、及び部品接続部115が露出するように行われる。さらに、このインサート成形は、4本の端子ボルト113a−1,・・・,113d−1のネジ部が第1電線接続部113a,・・・113dから立設され、1本の端子ボルト115aのネジ部が部品接続部115から立設されるように行われる。
また、第1ハウジング111には、部品接続部115に中継部品12が固定されたときに中継部品12と対向する側面に、その中継部品12と係合する本体側係合部111cが設けられている。
中継部品12は、上述した本体部11と類似の構成を有しており、樹脂製の第2ハウジング121と、中継接続部122と、電線接続部としての2つの第2電線接続部123a,123bと、第2溶断部124と、を備えている。中継接続部122と、各第2電線接続部123a,123bとが、第2ハウジング121の内部で、所定の許容電流を超える電流が流れると溶断する第2溶断部124を介して接続されることでヒューズ機能が付与されている。第2ハウジング121には、第2溶断部124を露出させる窓部121aが設けられており、この窓部121aには、樹脂製の透明カバー121bが嵌め込まれている。第2溶断部124が溶断したか否かは、透明カバー121b越しに視認される。また、この透明カバー121bにより第2溶断部124が溶断したときの金属の飛散が防がれる。
中継接続部122は、金属で形成されて、第2ハウジング121の内部で2つの第2電線接続部123a,123bに第2溶断部124を介して接続されている。この中継接続部122は、本体部11の部品接続部115に電気的に接続されるとともに固定される。この中継接続部122は、本体部11の中継接続部122に重ねられて端子取付け面21を含む平面と略平行となるように第2ハウジング121から露出して延出している。
中継接続部122には、部品接続部115の端子ボルト115aが貫通する貫通孔122aが形成されている。この貫通孔122aを貫通した端子ボルト115aにナット115bが締結されることで、中継接続部122は、部品接続部115に電気的に接続されるとともに固定される。このようにして、中継接続部122は、本体部11の部品接続部115、バッテリ接続部112、及びバッテリターミナル3を介してバッテリ2の棒状電極22に電気的に接続される。
2つの第2電線接続部123a,123bも、各々が金属で板状に形成されてその一部が第2ハウジング121から露出している。これら2つの第2電線接続部123a,123bは、中継接続部122に第2溶断部124を介して接続されている。2つの第2電線接続部123a,123bそれぞれには、第2ハウジング121から露出した部分に、頭部が第2ハウジング121内に埋め込まれた端子ボルト123a−1,123b−1のネジ部が立設されている。各端子ボルト123a−1,123b−1のネジ部に、負荷部品へと至る電線の端部に設けられたランプ端子が、ナット締めにより固定される。
この中継部品12でも、上述した本体部11と同様に、中継接続部122、2つの第2電線接続部123a,123b、及び第2溶断部124が、1枚の金属板から切り抜かれて折り曲げ加工等が施されて形成された不図示のバスバーとなっている。第2ハウジング121は、このバスバーに対するインサート成形により形成される。インサート成形は、中継接続部122、2つの第2電線接続部123a,123bが露出し、2本の端子ボルト123a−1,123b−1のネジ部が各第2電線接続部123a,123bから立設されるように行われる。
また、図2に示されているように、第2ハウジング121には、部品接続部115に中継部品12が固定されたときに本体部11と対向する側面に、第1ハウジング111の本体側係合部111cと係合する中継部品側係合部121cが設けられている。
ここで、本体部11における4つの第1電線接続部113a,・・・113dや、中継部品12における2つの第2電線接続部123a,123bに一端が接続された電線は、車内において次のように固定される。即ち、本体部11の4つの第1電線接続部113a,・・・113dに接続される4本の電線は、車内においてヒューズユニット1に比較的近い固定箇所にケーブルクランプを介して固定される。また、中継部品12の2つの第2電線接続部123a,123bのうち、図1及び図4における右側の第2電線接続部123aに接続される電線も、同様に、ヒューズユニット1に比較的近い固定箇所にケーブルクランプを介して固定される。一方、中継部品12の左側の第2電線接続部123bにナット123b−2によってランプ端子41が固定された1本の電線4については、不図示の負荷部品に至るまでの車内における経路上に固定箇所が設定できず、電線4の他端が負荷部品に固定されている。
尚、図1〜図4では、ヒューズユニット1に固定される5本の電線のうち、図1及び図4における左側の第2電線接続部123aに接続される1本の電線4以外の4本の電線については図示が省略されている。
そして、本実施形態では、本体部11の第1ハウジング111に、経路上に固定箇所が設定できない上記の1本の電線4について、ランプ端子41から負荷部品までの途中の部分を保持する電線保持部111dが設けられている。この電線保持部111dは、樹脂製の第1ハウジング111に一体成形されている。また、電線保持部111dは、第1ハウジング111における、部品接続部115に中継部品12が固定されたときに、1本の電線4が負荷部品へと向かう経路上に設けられている。そして、その経路上において、1本の電線4のランプ端子41が固定される第2電線接続部123bからなるべく離れた位置に設けられている。
図5は、図4に示されている本体部の、図中のV13矢視を示す図である。図5(A)に、このV13矢視が示されており、図5(B)に、図5(A)中のV14−V14断面の断面図が示されている。
本実施形態では、本体部11の4つの第1電線接続部113a,・・・113dのうち、図中左側にあって中継部品12に近い第1電線接続部113dは、固定された電線が、その周囲の側壁111eによって図中下方へと向かうようになっている。他方、図中右側にあって中継部品12から遠い3つの第1電線接続部113a,・・・113cは、固定された電線が、その周囲の側壁111fによって図中右斜め下方へと向かうようになっている。これら3つの第1電線接続部113a,・・・113cは、図中上下方向に3段に並んでおり、電線保持部111dは、最上段の第1電線接続部113aの上側の側壁111fに設けられている。
この電線保持部111dは、保持対象の電線4における太さ方向の外径φCよりも内径φEが小さい円筒状に形成され、その側壁に、電線4の軸方向に全長に亘って延びるスリット111d−1が設けられている。電線4は、このスリット111d−1から圧入される。このとき、スリット111dを上下に挟む一対の側壁は、電線4における太さ方向の外径φCよりも狭い間隔(即ち、内径φE)を開けて設けられた一対の腕部111d−2となる。そして、これら一対の腕部111d−2の間に電線4が圧入されることとなる。圧入された電線4は、腕部111d−2をその弾性変形によって湾曲させながら腕部111d−2の間へと進入する。一対の腕部111d−2の間隔(即ち、内径φE)と、電線4の外径φCとの差は、腕部111d−2の湾曲時に生じる応力が所定の許容応力内となるように設定されている。このように電線保持部111dに圧入された電線4は、一対の腕部111d−2の復元力によって挟持される。
以上に説明した本実施形態のヒューズユニット1によれば、少なくとも1本の電線4における第2電線接続部123b側の一端から負荷部品までの途中の部分が第1ハウジング111に設けられた電線保持部111dによって保持される。これにより、その電線4において、外部から振動が加えられたときに共振するフリーな電線部分の長さが、第2電線接続部123bから第1ハウジング111の電線保持部111dまでの分だけ短縮される。その結果、この電線4における共振時の振幅が抑えられる。この電線4の共振による荷重負荷は、電線保持部111dで受けられ、ヒューズユニット1を介してバッテリ2の棒状電極22に掛かる。電線4における共振時の振幅が上記のように抑えられることから、棒状電極22に掛かる荷重負荷が抑えられることとなる。このように、本実施形態のヒューズユニット1によれば、バッテリ2の棒状電極22に掛かる荷重負荷を抑えることができる。
また、本実施形態のヒューズユニット1では、電線保持部111dは、保持対象の電線4の外径φCよりも狭い間隔を開けて設けられた一対の腕部111d−2を有している。そして、電線保持部111dは、それら一対の腕部111d−2の間に電線4が圧入されることで電線4を挟持するものとなっている。これにより、一対の腕部111d−2の間への電線4の圧入という簡単な作業により、電線保持部111dに電線4を保持させることができる。
また、この電線保持部111dは、保持対象の電線4の外径φCよりも内径φEが小さい円筒状に形成され、その側壁に、電線4の軸方向に全長に亘って延びるスリット111d−1が設けられたものである。そして、上記の一対の腕部111d−2は、このスリット111d−1を挟んで端縁どうしが向き合う一対の側壁部分となっている。これにより、円筒状の電線保持部111dのスリット111d−1の部分を除く略全内面により電線4の外周が締め付けられて保持されるので、電線4を一層強固に保持することができる。
また、本実施形態のヒューズユニット1では、本体部11に取り付けられて、バッテリ2からの電力の負荷部品への受渡しを中継する中継部品12が設けられている。また、本体部11の第1ハウジング111には4つの第1電線接続部113a,・・・,113dが設けられ、中継部品12の第2ハウジング121には2つの第2電線接続部123a,123bが設けられている。そして、電線保持部111dが、1つの第2電線接続部123bに接続される1本の電線4を保持している。このヒューズユニット1では、第1電線接続部113a,・・・,113dと第2電線接続部123a,123bを設けることで、電線接続部の数が増やされている。そして、バッテリ2の棒状電極22からの距離が遠く、この棒状電極22に及ぼす荷重負荷が大きくなりがちな第2電線接続部123bに接続される電線4が電線保持部111dで保持される。これにより、上記のように電線接続部の数を増やしつつもバッテリ2の棒状電極22に掛かる荷重負荷を抑えることができる。
尚、以上に説明した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のバッテリ端子台の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
例えば、上記の実施形態では、本発明にいうバッテリ端子台の一例として、第1溶断部114や第2溶断部124によってヒューズ機能が付与されたヒューズユニット1が例示されている。しかしながら、本発明にいうバッテリ端子台はこれに限るものではなく、ヒューズ機能を持たない端子台であってもよい。また、ヒューズ機能が付与される場合であっても、溶断部の具体的な数や配置を問うものではない。
また、上記の実施形態では、本発明にいうバッテリ端子台の一例として、本体部11と中継部品12とを備えたヒューズユニット1が例示されている。しかしながら、本発明にいうバッテリ端子台はこれに限るものではなく、1つのハウジングにバッテリ接続部と電線接続部が設けられた一部品等であってもよい。
また、上記の実施形態では、本発明にいうバッテリ端子台の一例として、電線保持部111dが1つだけ設けられたヒューズユニット1が例示されている。しかしながら、本発明にいうバッテリ端子台はこれに限るものではなく、電線保持部が複数設けられたもの等であってもよい。
また、上記の実施形態では、本発明にいうバッテリ端子台の一例として、電線接続部として、本体部11に4つ、中継部品12に2つ、合計で6つ設けられたヒューズユニット1が例示されている。しかしながら、本発明にいうバッテリ端子台はこれに限るものではなく、電線接続部の具体的な数を問うものではない。
1 ヒューズユニット
2 バッテリ
3 バッテリターミナル
4 電線
11 本体部
12 中継部品
21 端子取付け面
22 棒状電極
111 第1ハウジング
111d 電線保持部
112 バッテリ接続部
113a,113b,113c,113d 第1電線接続部
114 第1溶断部
115 部品接続部
121 第2ハウジング
122 中継接続部
123a,123b 第2電線接続部
124 第2溶断部

Claims (5)

  1. バッテリにおける端子取付け面に設けられた電極に電気的に接続されるとともに、前記バッテリからの電力を、該電力によって動作する負荷部品へと受け渡すためのバッテリ端子台であって、
    樹脂製のハウジングと、
    前記電極に電気的に接続されるバッテリ接続部と、
    前記バッテリ接続部に電気的に接続され、前記負荷部品へと至る1本以上の電線の各一端が、電気的に接続されるとともに固定される1つ以上の電線接続部と、
    前記ハウジングに一体成形され、前記電線接続部が1つの場合にはその1つの前記電線接続部に接続される前記電線について、前記電線接続部が複数の場合には少なくとも1つの前記電線接続部に接続される前記電線について、前記一端から前記負荷部品までの途中の部分を保持する電線保持部と、を備え、
    前記電線が、前記一端として前記電線接続部に接続される端子を有し、
    前記電線保持部が、前記途中の部分として、前記電線における前記端子から離れた被覆部分のみを保持するものであって、
    前記ハウジングには、前記電線接続部に接続される前記電線を、前記端子を含めて露出させつつ相互間に挟んで所定方向に向かわせるように複数の側壁が互いに並列して設けられ、
    前記電線保持部が、前記複数の側壁のうち前記ハウジングの外壁をなす最外側壁の外面側に当該最外側壁と一体に設けられていることを特徴とするバッテリ端子台。
  2. 前記電線保持部は、保持対象の前記電線の外径よりも狭い間隔を開けて設けられた一対の腕部を有し、該一対の腕部の間に前記電線が圧入されることで該電線を挟持するものであり、
    前記一対の腕部のうちの一方の腕部が前記最外側壁であって、他方の腕部が前記最外側壁の基部から前記ハウジングの外側に延出して円弧状に湾曲し、その先端縁と前記最外側壁の先端縁との間に前記電線が圧入されるように設けられたものであることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ端子台。
  3. 前記電線保持部における前記他方の腕部は、保持対象の前記電線の外径よりも内径が小さい円筒の周壁の一部をなすように円弧状に湾曲し、その先端縁と前記最外側壁の先端縁との間に前記電線が圧入されるスリットが形成されるように設けられたものであることを特徴とする請求項2に記載のバッテリ端子台。
  4. 前記バッテリ接続部に電気的に接続され、前記電力の前記負荷部品への受渡しを中継する中継部品が電気的に接続されるとともに固定される部品接続部を備え、
    前記中継部品が、
    樹脂製の第2ハウジングと、
    前記部品接続部に電気的に接続されるとともに固定される中継接続部と、を備え、
    前記ハウジングに、前記電線接続部として、前記バッテリ端子に電気的に接続される第1電線接続部が1つ以上設けられ、前記中継部品の前記第2ハウジングに、前記電線接続部として、前記中継接続部に電気的に接続される第2電線接続部が1つ以上設けられ、
    前記電線保持部が、前記第2電線接続部が1つの場合には少なくともその1つの前記第2電線接続部に接続される前記電線を保持し、前記第2電線接続部が複数の場合には少なくとも1つの前記第2電線接続部に接続される前記電線を保持することを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のバッテリ端子台。
  5. 前記電線保持部が、前記第2電線接続部からの前記電線の延出方向とは異なる方向に延在させるように当該電線を保持することを特徴とする請求項4に記載のバッテリ端子台。
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