JP6651123B2 - 光源駆動装置、光源装置、距離測定装置、移動体装置、レーザ加工機及び光源駆動方法 - Google Patents

光源駆動装置、光源装置、距離測定装置、移動体装置、レーザ加工機及び光源駆動方法 Download PDF

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本発明は、光源駆動装置、光源装置、距離測定装置、移動体装置、レーザ加工機及び光源駆動方法に係り、更に詳しくは、光源を駆動する光源駆動装置、該光源駆動装置を備える光源装置、該光源装置を備える距離測定装置、該距離測定装置を備える移動体装置、前記光源装置を備えるレーザ加工機及び光源を駆動する光源駆動方法に関する。
従来、光源から出射され物体で反射された光を受光して該物体までの距離を測定する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、光源を駆動する光源駆動回路(光源駆動装置)において異なる設定電流値を持つ複数のトランジスタを並列に接続することで光源の発光光量を変更可能なレーザレーダが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されているレーザレーダでは、光源駆動回路の大型化を抑制しつつ光源の発光光量を高分解能で制御するという観点において改善の余地がある。
本発明は、光源に電流を供給可能に接続されたコンデンサと、前記光源と前記コンデンサとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタと、前記トランジスタを制御して前記光源をパルス発光させる発光制御部と、前記コンデンサに充電する充電装置と、を備え、前記充電装置は、コイルまたはトランスである電磁誘導素子と抵抗とから成るローパスフィルタと、前記電磁誘導素子に流れる電流を制御することで、前記コンデンサに蓄積するエネルギを制御するエネルギ制御部とを有し、前記エネルギ制御部は、前記電磁誘導素子に電流を流す時間を、前記ローパスフィルタの時定数以下で変化させることで、前記電磁誘導素子に流れる電流を制御することで、前記コンデンサに蓄積するエネルギを制御し、前記発光制御部は、前記光源を発光させる際に、前記トランジスタによる前記光源と前記コンデンサとの間の導通時間を、前記光源に流れる電流波形に対して長く設定することで、前記コンデンサに蓄積されたエネルギを全て放出する光源駆動装置である。
本発明によれば、大型化を抑制しつつ光源の発光光量を高分解能で制御することができる。
第1実施形態に係る距離測定装置の概略構成を示す図である。 図2(A)〜図2(C)は、それぞれポリゴンミラーによる偏向動作を説明するための図(その1〜その3)である。 光源駆動装置の構成について説明するための図である。 光源駆動装置の制御について説明するための図である。 走査範囲内における発光光量補正前後の測定距離について説明するための図である。 走査範囲内における偏向反射面での光の反射率を示すグラフである。 走査範囲内における補正後の発光光量を示すグラフである。 第2実施形態の光源駆動装置の構成について説明するための図である。 第2実施形態の光源駆動装置の制御について説明するための図である。 第3実施形態の光源駆動装置の構成について説明するための図である。 第3実施形態の光源駆動装置の制御について説明するための図である。 第4実施形態の光源駆動装置の構成について説明するための図である。 第4実施形態の光源駆動装置の制御について説明するための図である。 第5実施形態の光源駆動装置の構成について説明するための図である。 第5実施形態の光源駆動装置の制御について説明するための図である。
《第1実施形態》
以下に、本発明の第1実施形態の距離測定装置100について、図1〜図7を参照して説明する。
図1には、距離測定装置100の概略的構成がブロック図にて示されている。
距離測定装置100は、一例として、移動体としての自動車に搭載され、光を出射し、物体(例えば先行車両、停車車両、障害物、歩行者等)からの反射光を受光して該物体までの距離を測定する走査型のレーザレーダである。
距離測定装置100は、図1に示されるように、光源としてのLD(レーザダイオード)、LDを駆動する光源駆動装置12及び照射光学系14を含む光走査系と、受光光学系16、光検出器としてのPD18(フォトディテクタ)及びPD出力検出部20を含む検出系と、測定制御部22と、を備えている。距離測定装置100は、例えば自動車のバッテリ(蓄電池)から電力の供給を受ける。
LDは、半導体レーザであり、端面発光レーザ(EEL)や、面発光レーザ(VCSEL)を含む。LDから出射されたレーザ光は、照射光学系14により導光され、物体(対象物)に照射される。
詳述すると、照射光学系14は、一例として、LDからのレーザ光の光路上に配置されたカップリングレンズ25と、該カップリングレンズ25を介したレーザ光の光路上に配置されたポリゴンミラー28(偏向器)とを含む(図2(A)〜図2(C)参照)。ここでは、ポリゴンミラー28は、回転軸に直交する断面の形状が正方形であるが、例えば正六角形等の他の正多角形であっても良い。また、ここでは、ポリゴンミラー28の回転軸は鉛直方向に延びている。
なお、偏向器として、ポリゴンミラーに代えて、例えばガルバノミラー、MEMSミラー等の他のミラーを用いても良い。
そこで、LDからのレーザ光は、カップリングレンズ25により所定のビームプロファイルのレーザ光に整形され、ポリゴンミラー28で例えば水平面内で偏向され、物体に照射される。すなわち、レーザ光により物体が例えば水平方向に走査される。
対象物に照射されたレーザ光(走査光)は物体で反射(散乱)され、その少なくとも一部の反射光(散乱光)が受光光学系16を介してPD18に導かれる。
受光光学系16は、一例として、受光レンズ(例えば集光レンズ)を含み、物体からの反射光のうち入射光(ポリゴンミラー28で偏向され物体に入射するレーザ光)の経路とほぼ同じ経路を辿ってくる反射光をPD18に結像させる。
PD18は、物体からの反射光を受光したとき、PD出力検出部20に、該反射光の光量に応じた電気信号(アナログ信号)である受光信号を出力する。
PD出力検出部20での動作としては、PD18からの受光信号の信号増幅及び該受光信号のタイミング検出の2つの動作がある。受光信号の信号増幅についてはアンプなどの信号増幅器を用いて増幅し、受光信号のタイミング検出についてはコンパレータなどの比較器を用いて、PD18からの受光信号の一定出力(スレッシュレベル)以上となる立ち上り波形部を検出する。PD出力検出部20は、受光信号(立ち上がり波形部)を検出したときに検出信号(デジタル信号)を測定制御部22に出力する。
測定制御部22は、ポリゴンミラー28に回転制御信号を出力し、ポリゴンミラー28を所定の回転数(回転速度)で回転させる。また、測定制御部22は、ポリゴンミラー28から該ポリゴンミラー28の回転位置(回転軸周りの位置)を示すタイミング信号を受信したときに光源駆動装置12に同期信号を出力する。以下では、ポリゴンミラー28の回転軸を単に「回転軸」とも称する。
光源駆動装置12は、測定制御部22からの同期信号に基づいて発光制御信号(ここでは矩形パルス信号)を生成し、該発光制御信号を用いてLDを駆動してパルス発光させる。
測定制御部22は、光源駆動装置12によるLDの発光タイミングとPD18の受光タイミングとの時間差を物体との間の往復距離(物体までの距離の2倍)と推定し、該時間差を距離に換算することで、物体との間の往復距離、ひいては物体までの距離を算出する。
詳述すると、測定制御部22は、発光制御信号の立ち上がりタイミングで計時を開始し、PD出力検出部20での受光信号の検出タイミング(検出信号の立ち上がりタイミング)で計時を終了する時計機能を有する。この時計機能で計測された時間は、距離測定装置100と物体との間をレーザ光が伝播(往復)している時間であり、この時間を距離に換算することで、物体との間の往復距離を求めることができる。
測定制御部22での算出結果(距離情報)は、自動車のECU(エンジンコントーロールユニット)に測定信号として出力される。ECUは、測定制御部22に制御信号(発光指令信号)を出力するとともに、測定制御部22での算出結果に基づいて例えば自動車の速度制御等を行う。自動車の速度制御としては、例えば自動ブレーキ(オートブレーキ)が挙げられる。
光源駆動装置12は、LPF(ローパスフィルタ)を用いてLDへの駆動電流を制御する。
詳述すると、光源駆動装置12は、図3に示されるように、LDに駆動電流を供給可能に接続されたコンデンサCを含むドライバと、コンデンサCを充電可能な充電装置とを含む。
ドライバは、コンデンサCに加えて、LDとコンデンサCとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタTr1と、該トランジスタTr1をスイッチング(制御)してLDをパルス発光させる発光制御部24とを有する。ここでは、トランジスタTr1として、MOSトランジスタ(MOS−FET)が用いられている。
トランジスタTr1は、ゲート電極が発光制御部24に接続され、ソース電極がLDのアノードに接続され、ドレイン電極がコンデンサCの一端(正極)に接続されている。コンデンサCの他端(負極)は、LDのカソードに接続され、かつ接地されている。
充電装置は、コイルLと抵抗Rが直列接続されて成るLPFと、該LPFに対する印加電圧のON/OFFを切り替えるためのトランジスタTr2と、該トランジスタTr2のON時間(トランジスタTr2のゲート電圧の印加時間)を制御する充電制御部26と、ダイオードDとを有する。ここでは、トランジスタTr2として、MOSトランジスタ(MOS−FET)が用いられている。
トランジスタTr2は、ゲート電極が充電制御部26に接続され、ソース電極が接地され、ドレイン電極が抵抗Rの一端に接続されている。コイルLは、一端に電源電圧Eが印加され、他端が抵抗Rの他端及びダイオードDのアノードに接続されている。ダイオードDのカソードは、コンデンサCの一端(正極)及びトランジスタTr1のドレイン電極に接続されている。
次に、光源駆動装置12の動作原理を説明する。
充電制御部26は、コイルLに流れる電流Iで決まるコイルLの蓄積エネルギを一定に決めた後、トランジスタTr2に流れる電流を遮断することで、昇圧チョッパ回路と同じ原理でコンデンサCの両端電圧Vを昇圧する。Voの電圧値はコンデンサCの静電容量と電荷量で決まるため、結果的に、コイルLとコンデンサCとの間でエネルギ交換を行うことで、両端電圧Vを得ること、すなわちコンデンサCを充電することができる。
コイルLの蓄積エネルギをW=LI/2、コンデンサCの蓄積エネルギをW=CVo/2、ダイオードDの順電圧をVd、電源電圧をEとしたとき、Voは、次の(1)式で表せる。
Figure 0006651123
なお、Vの応答は、LとCの共振周波数1/T=1/2π√LCの立ち上がりと等しく、コンデンサCの充電に要する時間はおよそT/4である。
また、DCDCコンバータと異なり、出力電圧が安定化しないのでCは小さくて良く、昇圧にかかる時間が短い。
コンデンサCの充電完了後、発光制御部24はトランジスタTr1をONにし、LDに駆動電流Ioを印加する。
Ioの電流値は、LDの順電圧をVf、Tr1のON抵抗をRon、コンデンサCの両端電圧をVoとした時、次の(2)式で表せる。
Io=(Vo−Vf)/Ron・・・(2)
つまり、IoはVoに比例するため、VoによってIoを制御できるといえる。Ronはトランジスタによりばらつくため、LDに直列抵抗を入れて電流量を制限したり、直列抵抗の両端電圧をフィードバックする等して電流値の安定性を上げることもできる。
以上の説明から分かるように、本実施形態では、コイルLの蓄積エネルギをLPFにより決定する。このLPFでは、コイルLと抵抗Rが直列接続され、トランジスタTr2をONにすることで入力電圧(電源電圧E)が印加される。コイルLに流れる電流IはLPFの時定数にしたがって増加していくため、Tr2のON時間をLPFの時定数以下で変化させることで電流Iを制御することができる。
電流Iは、時間t、時定数R/Lを用いて、次の(3)式で表せる。
Figure 0006651123
ここでの抵抗Rは電流を制限し、急な電流変化を抑えて制御性を向上するものである。
なお、ここではコイルLの自己誘導によってコンデンサCの両端電圧を昇圧するが、コイルLをトランス等に置き換え、相互誘導によってコンデンサCの両端電圧を昇圧しても良い。
次いで、光源駆動装置12の動作を、図4に示されるタイミングチャートを用いて説明する。
〈t1〜t2〉
充電制御部26は、コンデンサCの両端電圧を昇圧するための昇圧制御信号(矩形パルス信号)を生成する。この際、該昇圧制御信号のパルス幅、すなわちLPFの両端に印加される電圧のパルス幅(t2−t1)に対する電流値Ipを決定する。電流値Ipは、上記(3)式を用いて、次の(4)式で表せる。
Figure 0006651123
〈t2〜t3〉
充電制御部26は、Ipを決定した後、t=t2に昇圧制御信号を0にしてトランジスタTr2をOFFにし、抵抗Rに流れる電流を遮断する。この結果、コイルLの自己誘導により、コイルLに蓄積されたエネルギがダイオードDを介してコンデンサCに移動する。このとき、コンデンサCの両端電圧は、コイルLの自己誘導起電力によりVoまで高速に昇圧される。Voの電圧値は、既に上記(1)式に示した通りである。
〈t3〜〉
コンデンサCの充電完了後、発光制御部24は、t=t3に発光制御信号(矩形パルス信号)をトランジスタTr1のゲート電極に出力する。トランジスタTr1は、入力信号である発光制御信号の立ち上がりタイミングでONとなり、該発光制御信号の立ち下りタイミングでOFFとなる。すなわち、発光制御信号によりトランジスタTr1がスイッチングされる。この際、発光制御信号のON時間にコンデンサCから電荷が放電され、LDにパルス状の駆動電流Ioが印加され、LDがパルス発光する。Ioのピーク電流値は、既に上記(2)式に示した通りである。
なお、光源駆動装置12において、Ioの電流波形の立ち上がりは、トランジスタTr1の応答速度によって決まり、立ち下がりはCとRonの時定数によって決まる。計測用途では、Ioのパルス幅は数[ns]〜数十[ns]なので、Tr1のON時間を電流波形に対して長く設定することで、コンデンサCがすべて放電しきるため、コンデンサCの電荷量によって決まるIoのパルス幅のばらつきを小さくすることができる。
ここで、ポリゴンミラー28を含む光走査系による略水平方向の走査範囲は、一例として、中央(走査角0°)が自動車の直進方向に一致し(図5参照)、中央から一端(例えば左端)及び他端(例えば右端)それぞれにかけての走査角(偏向角)が70°(走査範囲全体で140°)となるように設定されている。「自動車の直進方向」は、ステアリングの舵角が0°のときの自動車の進行方向を意味する。以下では、光走査系による略水平方向の走査範囲を、単に「走査範囲」とも称する。
詳述すると、ポリゴンミラー28の回転中心(例えば回転軸)と走査範囲の中央とを通る方向が自動車の直進方向に平行となっている。なお、走査範囲は、自動車の直進方向を含んでいれば良く、中央が自動車の直進方向からずれていても良い。
ここで、図2(A)〜図2(C)から分かるように、回転軸方向から見た偏向反射面への光の入射角は、走査範囲の一端(上流端)から他端(下流端)にかけて徐々に小さくなることが分かる。すなわち、図2(A)〜図2(C)において、θ1>θ2>θ3が成立する。
回転軸方向から見た偏向反射面への光の入射角が小さいほど光の反射率が大きくなる。ここでは、走査範囲内における偏向反射面での光の反射率は、図6に示されるように、走査範囲の一端(−70°)から他端(+70°)にかけて単調増加する曲線で表される。なお、図6の縦軸は、反射率の最大値を0%としたときの該最大値からの減少率(%)である。
このように、走査範囲内において偏向反射面での光の反射率(光量)にばらつきがあるため、走査範囲内において測定距離にばらつきが生じてしまう(図5の破線の曲線参照)。
ここで、走査タイミング(ビーム走査位置)に応じてLDの発光光量を調整することで、走査範囲内における走査光(ポリゴンミラー28で偏向された光)の光量分布を所望の分布に設定できる。
そこで、本実施形態では、図7に示されるように、LDの発光光量を走査範囲の一端から他端にかけて単調減少するように変化させることで、図5の実線の曲線のように、走査範囲内での測定距離のばらつきを抑制できる。
また、LDからのレーザ光は、回転軸に直交する方向(ここでは水平方向)から見て傾斜して入射される。このように、LDからの光がポリゴンミラー28の偏向反射面に斜入射されることで、LDに光が戻らないようにして走査光により物体を走査することが可能となる。なお、偏向反射面に入射されるレーザ光は、該偏向反射面に対してS偏光成分がP偏光成分よりも多いほど好ましく、S偏光成分が100%であることが最も好ましい。
以上説明した第1実施形態の光源駆動装置12は、LD(光源)に電流を供給可能に接続されたコンデンサCと、LDとコンデンサCとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタTr1と、トランジスタTr1をスイッチング(制御)してLDを発光させる発光制御部24と、エネルギを一時的に蓄積可能であり、コンデンサCとエネルギ交換可能なコイルL(エネルギ蓄積素子)と、を備えている。
また、第1実施形態の光源駆動方法は、LDに電流を供給可能に接続されたコンデンサCを充電する工程と、充電されたコンデンサCとLDとを導通させてLDを発光させる工程と、を含み、充電する工程では、コンデンサCとコイルL(エネルギ蓄積素子)との間でエネルギ交換を行う。
第1実施形態の光源駆動装置及び光源駆動方法では、コイルLとコンデンサCとの間でエネルギを高速で交換することができる。すなわち、コイルLに蓄積されたエネルギをコンデンサCに高速で移動させることができ、コンデンサCに蓄積されたエネルギをコイルLに高速で移動させることができる。つまり、コンデンサCの両端電圧を高速に昇降圧可能である。
結果として、大型化を抑制しつつLD(光源)の発光光量を高分解能で制御することができる。
一方、特許文献1に開示されているレーザレーダでは、光源駆動回路(光源駆動装置)において、異なる設定電流値を持つ複数のトランジスタを並列に接続することで、光源の発光光量を変更することができるが、設定電流値と同数の駆動トランジスタを用いる必要があるため、光源の発光光量を高分解能で制御するために駆動トランジスタの数を多くすると回路が大型化し、大型化を抑制するために駆動トランジスタの数を少なくすると光源の発光光量を高分解能で制御するという観点において課題が残る。すなわち、特許文献1では、大型化を抑制しつつ光源の発光光量を高分解能で制御するという観点において改善の余地がある。
また、第1実施形態の光源駆動装置12及び光源駆動方法では、従来の光源駆動装置や光源駆動方法と比較して、LD駆動電流の大きさを高速に変更でき、ひいてはLD発光光量(発光パルスの光出力)を高速に制御できる。その理由は、駆動電流の供給源であるコンデンサの充電行程の違いにある。
詳述すると、従来の光源駆動装置や光源駆動方法では、小容量のコンデンサに高電圧(例えば50[V]以上)を印加し、トランジスタのスイッチングによってコンデンサを放電させていた。そして、高電圧を得るために、昇圧型のDCDCコンバータを用いていたが、DCDCコンバータの出力電圧は大容量の平滑コンデンサによって安定化・フィードバックされているため、駆動電流を高速に変更することは困難であった。
一方、第1実施形態の光源駆動装置12及び光源駆動方法では、コイルLにエネルギを一旦保持(一時的に蓄積)させることで、昇圧行程を1動作で終了できる。昇圧を高速で完了できるため、パルス発光用の光源駆動装置12において、発光パルスの光出力を高速に変更できる。
以上の説明から分かるように、第1実施形態の光源駆動装置12及び光源駆動方法は、LDからのパルス光の光出力(発光光量)を高速かつ高分解能に制御できるため、走査範囲内の各領域毎に所望の測定距離を得ることができる。
例えば、距離測定装置100が搭載される自動車では、進行方向(ステアリングの舵角)に応じてLDの発光光量を制御すること(例えば低中速で左右方向に曲がりながら進行しているときには測定範囲を広範囲化して側方検知を強化したり、高速で略直進方向に進行しているときには測定距離を長距離化して前方検知を強化すること)や、速度に応じてLDの発光光量を制御すること(例えば低中速で進行しているときには測定範囲を広範囲化したり、高速で進行しているときには測定距離を長距離化すること)や、外乱光の影響が少ない夜間等に受光信号のSN比に応じて光量を可変したりすることや、偏光反射面への光の入射角の違いによる反射率のばらつきの影響を補正することで、状況に応じて十分な測定距離を得つつLDの長寿命化を図ることができる。
また、第1実施形態の光源駆動装置12及び光源駆動方法では、LDからの発光パルスのピーク光出力を高速・高分解能に制御できるため、パルス光を利用する機器において、光量削減による光源の長寿命化や、APC(オートパワーコントロール)や温度補正のような光量微調整のような機能を実現することもできる。
また、第1実施形態の光源駆動装置12及び光源駆動方法は、コイルLに蓄積されるエネルギを制御する充電制御部26を更に含むため、コイルLに所望のエネルギを蓄積させ、コンデンサCの両端電圧を所望の大きさに昇圧することができる。このように、コイルLの蓄積エネルギを制御することで、大規模な定電流源を必要とせず、低コストでコンデンサCの両端電圧を昇圧できる。
また、光源駆動装置12は、コイルLとコンデンサCとの間のエネルギの流れを整流するためのダイオードD(整流素子)を更に含むため、コイルLとコンデンサCとの間のエネルギの移動をスムーズにすることができる。
また、ダイオードDの順方向は、コイルLからコンデンサCへエネルギが移動する向きであるため、コンデンサCの両端電圧をスムーズに昇圧することができる。
また、エネルギ蓄積素子は、電磁誘導素子(コイルL)であるため、電磁誘導素子の誘導起電力(コイルLの自己誘導起電力)によりコンデンサCの両端電圧を確実かつ高速に昇圧できる。
また、充電装置は、電磁誘導素子(コイルL)と共にローパスフィルタ(LPF)を構成する抵抗R(インピーダンス素子、すなわちゼロ以上のインピーダンスを持つ素子)を含み、充電制御部26は、ローパスフィルタに印加される電圧の印加時間を制御することで、電磁誘導素子に蓄積されるエネルギを制御する。
この場合、コイルLの蓄積エネルギはLPFの時定数によって変化する。コイルLに対する電圧印加時間とコイルLの蓄積エネルギは比例しないので、制御性にやや難があるものの、充電制御部26に電流源を必要としないため低コスト化を図ることができる。なお、LPFのインピーダンス素子である抵抗Rは、必ずしも設けられていなくても良い。
また、LDと、該LDを駆動する光源駆動装置12とを備える光源装置では、大型化を抑制しつつLDの発光光量を高速かつ高分解能で制御可能な光源装置を実現できる。
また、移動体(例えば自動車)と、該移動体に搭載される距離測定装置100とを備える移動体装置は、距離測定装置100により、光量抑制(消費電力の低減)を図りつつ移動体の速度や進行方向に応じた適切な制御(例えば自動ブレーキ)を行うことができる。
以下に本発明の他の実施形態を説明する。他の実施形態では、上記第1実施形態と同様の構成及び機能を有する部材等には、同一の符号を付し、その説明を省略し、主に上記第1実施形態と異なる点を説明する。
《第2実施形態》
第2実施形態の光源駆動装置120では、充電装置に定電流源を用いてLDへの駆動電流を制御する。すなわち、図8に示されるように、光源駆動装置120の充電制御部126は、基準電圧Vrefを印加する定電流源を有している。
詳述すると、光源駆動装置120では、充電制御部126とトランジスタMとの間にオペアンプOAが設けられている。光源駆動装置120でも、コイルLと抵抗Rが直列に接続されLPFが構成されているが、トランジスタMと抵抗Rの位置関係が第1実施形態とは逆である。また、ここでは、トランジスタMとして、バイポーラトランジスタが用いられている。
オペアンプOAは、+入力端子が充電制御部126に接続され、−入力端子が抵抗Rの一端及びトランジスタMのエミッタ端子に接続され、出力端子がトランジスタMのベース端子に接続されている。抵抗Rの他端は、接地されている。コイルLは、一端に電源電圧Eが印加され、他端がトランジスタMのコレクタ端子及びダイオードDのアノードに接続されている。
光源駆動装置120におけるコンデンサCの昇圧原理は、上記第1実施形態とほぼ同様である。
次に、光源駆動装置120の動作を、図9に示されるタイミングチャートを用いて説明する。
〈t1〜t2〉
充電制御部126から矩形パルス状の基準電圧Vref(パルス幅(t2−t1))をオペアンプOAに印加(入力)すると、オペアンプOAにより増幅された電流がトランジスタMのベース端子に印加されトランジスタMがONとなる。これにより、コイルLと抵抗Rとが導通し、コイルLと抵抗Rに電流Ip=Vref/Rが流れる。Ipの立ち上がり時間は、コイルLのインダクタンス及び定電流源のインピーダンスによって決まる。
〈t2〜t3〉
充電制御部126は、Ipが決まった後、t=t2にVrefを0にしてコイルLと抵抗Rとを非導通とする。この結果、コイルLに自己誘導が発生し、コイルLに蓄積されたエネルギがダイオードDを介してコンデンサCに移動する。このとき、コイルLの自己誘導起電力でコンデンサCの両端電圧がVoまで高速に昇圧される。Voの電圧値は、既に上記(1)式に示した通りである。
〈t3〜〉
コンデンサCの充電完了後、発光制御部124は、t=t3に発光制御信号(矩形パルス信号)をトランジスタTr1のゲート端子に出力する。トランジスタTr1は、発光制御信号の立ち上がりタイミングでONとなり、該発光制御信号の立ち下りタイミングでOFFとなる。すなわち、発光制御信号によりトランジスタTr1がスイッチングされる。この際、発光制御信号のON時間にコンデンサCから電荷が放電され、LDにパルス状の駆動電流Ioが印加され、LDがパルス発光する。Ioのピーク電流値は、既に上記(2)式に示した通りである。
なお、第2実施形態の駆動電流Ioの波形は、立ち上がりはトランジスタTr1の応答速度により、立ち下りはCとRonの時定数によって決まる。計測用途ではIoのパルス幅は数[ns]〜数十[ns]である。トランジスタTr1のON時間を電流波形に対して長く設定することで、Ioのパルス幅のバラツキを小さくすることができる。
以上説明した第2実施形態の光源駆動装置120では、充電制御部126は、定電流源を含み、該定電流源の電流値を制御することで、コイルL(電磁誘導素子)に蓄積されるエネルギを制御する。
この場合、コイルLの蓄積エネルギが外部入力電圧(基準電圧Vref)に比例するので、制御性が良く、高分解能である。すなわち、充電制御部126の基準電圧Vrefに比例した電流Ip=Vref/Rが得られるため、制御性が良い。
《第3実施形態》
第3実施形態の光源駆動装置220では、コンデンサCの両端電圧を昇降圧可能な構成を有している。
光源駆動装置220は、図10に示されるように、上記第2実施形態の光源駆動装置120に対して、コイルLと、トランジスタM及び抵抗Rとを反転させた構成を有している。
詳述すると、光源駆動装置220では、オペアンプOAは、+入力端子が充電制御部226に接続され、−入力端子が抵抗Rの一端及びトランジスタMのエミッタ端子に接続され、出力端子がトランジスタMのベース端子に接続されている。抵抗Rの他端には、電源電圧Eが印加される。コイルLは、一端が接地され、他端がトランジスタMのコレクタ端子及びダイオードのカソードに接続されている。ダイオードDのアノードは、LDのカソード及びコンデンサCの一端(負極)に接続されている。トランジスタTr1は、ゲート電極が発光制御部224に接続され、ソース電極がLDのアノードに接続され、ドレイン電極がコンデンサCの他端(正極)に接続され、かつ接地されている。
光源駆動装置220におけるコンデンサCの昇圧原理は、光源駆動装置120とほぼ同様であるが、コイルLに流れる電流の向きが光源駆動装置120の場合とは逆になるため、コンデンサCの両端電圧は−Vo(負電圧)になる。すなわち、ここでは、コイルLからコンデンサCへのエネルギの移動のみならず、コンデンサCからコイルLへのエネルギの移動も可能である。具体的には、トランジスタTr1がOFFのとき、コンデンサCに蓄積された電気エネルギ(電荷)をコイルLに磁気エネルギとして移動させることができる。なお、上記第1実施形態の光源駆動装置12においても、コイルLと、抵抗R及びトランジスタTr2とを反転させれば、コンデンサCの両端電圧を昇降圧可能となる。
このように、第3実施形態では、昇圧のみならず降圧にも対応できるため、微弱光の出力も可能になる。
次に、光源駆動装置220の動作を、図11に示されるタイミングチャートを用いて説明する。
〈t1〜t2〉
充電制御部226からオペアンプOAに矩形パルス状の基準電圧Vref(パルス幅(t2−t1))を印加(入力)すると、増幅された電流がトランジスタMのベース端子に印加されトランジスタMがONとなる。この結果、コイルLと抵抗Rとが導通し、コイルLと抵抗Rに電流I=(V−Vref)/Rが流れる。Iの立ち上がり時間はコイルLのインダクタンス及び定電流源のインピーダンスによって決まる。
〈t2〜t3〉
充電制御部226は、Iが決まった後、t=t2にVref=Eとし、定電流源の電流を遮断する。この結果、コイルLに蓄積されたエネルギがダイオードDを介してコンデンサCに移動する。このとき、コイルLの自己誘導起電力でコンデンサCの両端電圧が−Voに高速に昇圧される。−Voの電圧値は、上記(1)式を変形した次の式(1−2)で表せる。
Figure 0006651123
〈t3〜〉
コンデンサCの充電完了後、発光制御部224は、t=t3に発光制御信号(矩形パルス信号)をトランジスタTr1のゲート端子に出力する。トランジスタTr1は、発光制御信号の立ち上がりタイミングでONとなり、該発光制御信号の立ち下りタイミングでOFFとなる。すなわち、発光制御信号によりトランジスタTr1がスイッチングされる。この際、発光制御信号のON時間にコンデンサCから電荷が放電され、LDにパルス状の駆動電流Ioが印加され、LDがパルス発光する。Ioのピーク電流値は、既に上記(2)式に示した通りである。
以上説明した第3実施形態の光源駆動装置220では、コンデンサCの両端電圧を昇降圧可能である。
この場合、微弱出力光〜高出力光の幅広いレンジでLDの発光光量の制御が可能である。
すなわち、光源駆動装置220では、コンデンサCの両端電圧を電源電圧E以下の範囲で、任意の電圧(低電圧〜高電圧)に設定可能である。
《第4実施形態》
第4実施形態の光源駆動装置320は、定電圧源を用いてLDへの駆動電流を制御する。
光源駆動装置320は、図12に示されるように、定電圧源Evと、コンデンサCと抵抗Rとが直列接続されて成るLPFと、該LPFに電圧を印加するためのスイッチとして機能するトランジスタTr2と、該トランジスタTr2を制御する充電制御部326と、LDに駆動電流を印加するためのスイッチとして機能するトランジスタTr1と、該トランジスタTr1を制御する発光制御部324とを備えている。
詳述すると、トランジスタTr2は、ゲート電極が充電制御部326に接続され、ドレイン電極が、負極が接地された定電圧源Evの正極に接続され、ソース電極が抵抗Rの一端に接続されている。トランジスタTr1は、ゲート電極が発光制御部324に接続され、ドレイン電極が抵抗Rの他端及びコンデンサCの一端(正極)に接続され、ソース電極がLDのアノードに接続されている。コンデンサCの他端(負極)は、LDのカソードに接続され、かつ接地されている。
そこで、発光制御部324がトランジスタTr2のスイッチングにより、抵抗RとコンデンサCとから成るLPFの両端に定電圧源Evの電圧を印加すると、コンデンサCの両端電圧Voは時定数τ=CRに従って上昇していく(過渡的に変化する)。このように、第4実施形態では、コンデンサCの両端電圧を過渡的に変化させるためにコンデンサCを含んでLPFを構成している。
この際、トランジスタTr2のON時間Tonの値をTon<τとなるように制御することで、Tonの長さにより、Voの両端電圧を制御できる。
次に、光源駆動装置320の動作を、図13に示されるタイミングチャートを用いて説明する。
〈t1〜t2〉
充電制御部326は、トランジスタTr2に矩形パルス信号(パルス幅(t2−t1))を入力し、トランジスタTr2をt=t1にONにし、t=t2にOFFにする。この結果、コンデンサCの両端電圧Voは時定数τ=CRによって最大電圧Evを上限に上昇していく。Tr2のON時間は、少なくとも1つの電圧パルスのパルス幅又は数(パルス数)で決定することができる。
〈t2〜t3〉
LDに駆動電流が流れるまでの間(Tr1がOFFの間)、VoはコンデンサCに蓄えられた電荷量によって維持される。
〈t3〜〉
コンデンサCの充電完了後、発光制御部324は、t=t3に発光制御信号(矩形パルス信号)をトランジスタTr1のゲート端子に出力する。トランジスタTr1は、発光制御信号の立ち上がりタイミングでONとなり、該発光制御信号の立ち下りタイミングでOFFとなる。すなわち、発光制御信号によりトランジスタTr1がスイッチングされる。この際、発光制御信号のON時間にコンデンサCから電荷が放電され、LDにパルス状の駆動電流Ioが印加され、LDがパルス発光する。Ioのピーク電流値は、既に上記(2)式に示した通りである。
以上説明した第4実施形態の光源駆動装置320は、LDに電流を供給可能に接続されたコンデンサCと、LDとコンデンサCとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタTr1と、トランジスタTr1を制御してLDを発光させる発光制御部324と、コンデンサCに電圧を印加するための定電圧源Ev(電源)と、定電圧源Evの印加時間を制御する充電制御部326(印加時間制御部)と、を備え、該充電制御部326は、コンデンサCに蓄積される電荷量が過渡的に変化するときの定電圧源Evの電圧印加時間を制御する。
この場合、コンデンサCの両端電圧が過渡的に変化するときに定電圧源Evの電圧印加時間を制御することでコンデンサの両端電圧を高分解能で制御することができる。また、定電圧源Evは、安定化した電源であるため、動作を安定化させることができる。
詳述すると、充電制御部326は、コンデンサCの両端電圧がコンデンサCと該コンデンサCに直列に接続された抵抗R(インピーンダンス素子)とにより過渡特性を有するとき定電圧源Evの電圧印加時間を制御する。
この場合、コンデンサC及び抵抗Rを含むLPFに対する電圧印加時間を制御することにより、すなわちDCDCコンバータを用いた簡易な構成により、コンデンサCの両端電圧を高分解能で制御することができる。なお、ここでは、コンデンサCと抵抗Rとが直列に接続されているが、並列に接続されても良い。
また、定電圧源Evの電圧印加時間(トランジスタTr2のON時間)が1つの発光パルスに対して、少なくとも1つの電圧パルスのパルス幅で決定される場合、少ない電圧パルスで充電を完了できるため、高速充電が可能になる。
また、定電圧源Evの電圧印加時間(トランジスタTr2のON時間)が1つの発光パルスに対して、少なくとも1つの電圧パルスの数で決定される場合、パルス幅固定の電圧パルスの数で充電電荷を決定することができる。この結果、出力をフィードバックするPWM制御等の適用が可能になる。
《第5実施形態》
第5実施形態の光源駆動装置420では、理想電流源を用いてLDへの駆動電流を制御する。
光源駆動装置420は、図14に示されるように、定電流源Eiと、トランジスタTr2と、該トランジスタTr2を制御する充電制御部426と、ダイオードDと、トランジスタTr1と、該トランジスタTr1を制御する発光制御部424と、コンデンサCとを備えている。
詳述すると、トランジスタTr2は、ゲート電極が充電制御部426に接続され、ドレイン電極が定電流源Eiの正極及びダイオードDのアノードに接続され、ソース電極が接地されている。トランジスタTr1は、ゲート電極が発光制御部424に接続され、ドレイン電極がダイオードDのカソード及びコンデンサCの一端(正極)に接続され、ソース電極がLDのアノードに接続されている。コンデンサCの他端(負極)は、LDのカソードに接続され、かつ接地されている。
そこで、充電制御部426は、コンデンサCの両端電圧Voを、定電流源EiからコンデンサCへの電流印加時間を制御することで、制御する。
充電制御部426は、コンデンサCの充電開始前、トランジスタTr2を常にONとする。これにより、定電流源Eiからの電流IはすべてトランジスタTr2に流れ込む。
充電制御部426は、コンデンサCを充電する際、トランジスタTr2をOFFにし、電流IをダイオードDを介してコンデンサCに流し、該コンデンサCの両端電圧Voを昇圧していく。このとき、コンデンサCに蓄積される電荷量が過渡的に変化する。
Voは、クーロンの公式Q=I・t=CVを用いて、次の(5)式で表せる。
Figure 0006651123
上記(5)式より、VoはトランジスタTr2のOFF時間に比例することがわかる。
次に、光源駆動装置420の動作を、図15に示されるタイミングチャートを用いて説明する。
〈〜t1〉
t<t1では、充電制御部426は、トランジスタTr2を常にONとし、定電流源Eiから出力される電流Iはすべて、トランジスタTr2に流れ込む。
〈t1〜t2〉
t=t1に、充電制御部426は、トランジスタTr2をOFFにする。これにより、電流IはすべてダイオードDに向かって流れ、コンデンサCが充電され両端電圧がVoまで昇圧する。昇圧速度は、上記(5)式に示した通りに表せる。電流Iの印加時間(トランジスタTr2のOFF時間)は、少なくとも1つの電流パルスのパルス幅又は数(パルス数)で決定することができる。
〈t2〜t3〉
LDに駆動電流が流れるまでの間(Tr1がOFFの間)、VoはコンデンサCに蓄えられた電荷量によって維持される。
〈t3〜〉
コンデンサCの充電完了後に、発光制御部424は、t=t3に発光制御信号(矩形パルス信号)をトランジスタTr1のゲート端子に出力する。トランジスタTr1は、発光制御信号の立ち上がりタイミングでONとなり、該発光制御信号の立ち下りタイミングでOFFとなる。すなわち、発光制御信号によりトランジスタTr1がスイッチングされる。この際、発光制御信号のON時間にコンデンサCから電荷が放電され、LDにパルス状の駆動電流Ioが印加され、LDがパルス発光する。Ioのピーク電流値は、既に上記(2)式に示した通りである。
以上説明した第5実施形態の光源駆動装置420は、LDに電流を供給可能に接続されたコンデンサCと、LDとコンデンサCとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタTr1と、トランジスタTr1を制御してLDを発光させる発光制御部424と、コンデンサCに電流を印加するための定電流源(電源)Eiと、定電流源Eiの電流印加時間(トランジスタTr2のOFF時間)を制御する充電制御部426と、を備え、充電制御部426は、コンデンサCに蓄積される電荷量が過渡的に変化するときの定電流源Eiの電流印加時間を制御する。
この場合、定電流源Eiの電流印加時間に比例した両端電圧が得られるため、高速充電が可能であり、コンデンサCの両端電圧を高分解能で制御でき、ひいてはLDの発光光量を高分解能で制御できる。すなわち、理想電流源があれば、電流パルスの印加時間に比例した出力電圧が得られ、昇降圧も可能である。
また、定電流源Eiの電流印加時間(トランジスタTr2のOFF時間)が1つの発光パルスに対して少なくとも1つの電流パルスのパルス幅で決定される場合、少ないパルスで充電が完了できるので、高速充電に適している。
また、定電流源Eiの電流印加時間(トランジスタTr2のOFF時間)が1つの発光パルスに対して少なくとも1つの電流パルスの数で決定される場合、出力をフィードバックするPWM制御が可能になる。
なお、上記各実施形態では、光源として、単一のLDを用いているが、これに限られない。例えば、複数のLDが1次元又は2次元に配列されたLDアレイ、半導体レーザの一種であるVCSEL(面発光レーザ)、VCSELが1次元又は2次元に配列されたVCSELアレイ、半導体レーザ以外のレーザ、レーザ以外の光源を用いても良い。複数のLDが1次元配列されたLDアレイとしては、複数のLDが積層されたスタック型のLDアレイや複数のLDが横に並べられたLDアレイが挙げられる。
また、上記各実施形態の距離測定装置の構成は、適宜変更可能である。例えば、照射光学系は、カップリングレンズ及びポリゴンミラーの少なくとも一方を有していなくても良い。また、受光光学系は、受光レンズを有していなくも良いし、他の光学素子(例えばミラー)を有していても良い。
また、光源駆動装置の構成も適宜変更可能である。例えば、上記第1、第4及び第5実施形態では、トランジスタTr1、Tr2としてMOS−FETが用いられているが、Tr1及びTr2の少なくとも一方として接合型FETやバイポーラトランジスタを用いても良い。また、上記第2及び第3実施形態では、トランジスタTr1として、MOS−FETが用いられているが、接合型FETやバイポーラトランジスタを用いても良い。また、上記第2及び第3実施形態では、トランジスタMとして、バイポーラトランジスタが用いられているが、FET(MOS−FETや接合型FET)を用いても良い。
また、上記実施形態において、例えば抵抗R、ダイオードD、オペアンプOA等は、適宜、省略しても良い。
また、上記各実施形態では、距離測定装置が搭載される移動体として自動車を例に説明したが、該移動体は、自動車以外の車両(例えば電車等)、航空機、船舶等であっても良い。
また、上記各実施形態の距離測定装置は、物体との間の往復の距離を測定する所謂Time of Flight(TOF)法を用いた技術であり、移動体におけるセンシングの他、モーションキャプチャ技術、測距計などの産業分野などで幅広く用いられる。すなわち、本発明の距離測定装置は、必ずしも移動体に搭載されなくても良い。
そして、上記各実施形態の光源駆動装置の具体的な用途としては、低熱量用途ではレーザレーダやTOF(Time Of Flight)カメラ等の平均エネルギーの小さい距離測定装置、上記画像形成装置、上記画像表示装置等が挙げられ、高熱量用途では高パワーを必要とするレーザ加工機等が挙げられる。
例えば上記各実施形態の光源駆動装置をパルス光を用いるレーザ加工機に使用することで、レーザの光出力(発光光量)を材料の熱容量や熱吸収率に応じて微調整でき、被加工材の過剰な溶融を防止できる。
このようなレーザ加工機は、LDと該LDを駆動する上記各実施形態の光源駆動装置とLDからの光を導光する光学系とを含んで構成することができる。
さらに、上記各実施形態の光源駆動装置は、距離測定装置やレーザ加工機以外にも、パルス光を用いる様々な装置に適用可能である。
例えば上記各実施形態の光源駆動装置を、光により感光体を走査して画像を形成する画像形成装置(例えばプリンタ、複写機等)や、光によりスクリーンを走査して画像を表示する画像表示装置(例えばプロジェクタ、ヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ等)に用いても良い。
以上の説明で用いた具体的な数値、形状などは、一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
以下に、発明者らが上記各実施形態を発案するに至った思考プロセスを説明する。
例えば半導体レーザ(LD、VCSEL)等の光源をパルス発光させる光源駆動回路(光源駆動装置)の主な用途として、対象物にパルス光を照射し、反射光を受光して対象物までの距離を測定する、レーザレーダ、TOFカメラ等の距離測定装置がある。
このような距離測定装置に搭載される光源駆動回路には、長距離にある対象物を高い精度で検出するため、高出力(例えば20[A])、かつ高速(例えばパルス幅20[ns])な駆動電流を供給することが求められる。この仕様を満たす光源駆動を実現するため、駆動電流を供給するためのコンデンサを充電して、トランジスタのスイッチング動作によりコンデンサの電荷を急速に放電する技術が導入されている。
しかし、従来、高出力発光パルスを生成するための光源駆動回路は、駆動電流の可変域を、高分解能(例えば最大出力70[W]まで1[W]刻みで調整)かつ高速(例えば10kHz以上)に切り替えることはできなかった。
また、例えば小信号用途では一般的に用いられている、APCや温度補正のような光量の微調整の機能が実現できなかった。
そこで、上記各実施形態は、発光パルスの光出力を高速・高分解能に可変できる回路構成により、同一発光周期駆動消費電力を低減して光源を長寿命化したり、光源の発光光量を補正したりできる光源駆動回路を提供するために発案された。
10…LD(光源)、12、120、220、320、420…光源駆動装置、22…測定制御部(距離算出部)、24、124、224、324、424…発光制御部、26、126、226、326、426…充電制御部(エネルギ制御部)、28…ポリゴンミラー(偏向器)、100…距離測定装置、326、426…充電制御部(印加時間制御部)、C…コンデンサ、L…コイル(エネルギ蓄積素子、電磁誘導素子)、R…抵抗、Tr1…トランジスタ、Ev…定電圧源(電源)、Ei…定電流源(電源)。
特開2012−159330号公報

Claims (13)

  1. 光源に電流を供給可能に接続されたコンデンサと、
    前記光源と前記コンデンサとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタと、
    前記トランジスタを制御して前記光源をパルス発光させる発光制御部と、
    前記コンデンサに充電する充電装置と、を備え、
    前記充電装置は、コイルまたはトランスである電磁誘導素子と抵抗とから成るローパスフィルタと、前記電磁誘導素子に流れる電流を制御することで、前記コンデンサに蓄積するエネルギを制御するエネルギ制御部とを有し、
    前記エネルギ制御部は、前記電磁誘導素子に電流を流す時間を、前記ローパスフィルタの時定数以下で変化させることで、前記電磁誘導素子に流れる電流を制御することで、前記コンデンサに蓄積するエネルギを制御し、
    前記発光制御部は、前記光源を発光させる際に、前記トランジスタによる前記光源と前記コンデンサとの間の導通時間を、前記光源に流れる電流波形に対して長く設定することで、前記コンデンサに蓄積されたエネルギを全て放出する光源駆動装置。
  2. 前記コンデンサと前記電磁誘導素子との間でのエネルギの流れを整流するための整流素子を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の光源駆動装置。
  3. 前記充電装置は、電流源を含み、該電流源の電流値を制御することで、前記電磁誘導素子に蓄積されるエネルギを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の光源駆動装置。
  4. 前記コンデンサの両端電圧を昇降圧可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源駆動装置。
  5. 光源に電流を供給可能に接続されたコンデンサと、
    前記光源と前記コンデンサとの間の導通/非導通を切り替えるためのトランジスタと、
    前記トランジスタを制御して前記光源をパルス発光させる発光制御部と、
    前記コンデンサに電流を印加する電流源と、
    前記電流源の電流印加時間を制御する印加時間制御部と、を備え、
    前記印加時間制御部は、前記コンデンサに蓄積される電荷量が過渡的に変化するときの前記電流印加時間を制御し、
    前記発光制御部は、前記光源を発光させる際に、前記トランジスタによる前記光源と前記コンデンサとの間の導通時間を、前記光源に流れる電流波形に対して長く設定することで、前記コンデンサに蓄積されたエネルギを全て放出する光源駆動装置。
  6. 前記電流印加時間は、1つの発光パルスに対して、少なくとも1つの電流パルスのパルス幅で決定されることを特徴とする請求項に記載の光源駆動装置。
  7. 前記電流印加時間は、1つの発光パルスに対して、少なくとも1つの電流パルスの数で決定されることを特徴とする請求項に記載の光源駆動装置。
  8. 光源と、
    前記光源を駆動する請求項1〜のいずれか一項に記載の光源駆動装置と、を備える光源装置。
  9. 請求項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から物体に照射され該物体で反射された光を受光する受光素子と、
    前記光源装置の光源の発光タイミングと前記受光素子の受光タイミングとに基づいて前記物体までの距離を算出する距離算出部と、を備える距離測定装置。
  10. 請求項に記載の距離測定装置と、
    前記距離測定装置が搭載される移動体と、を備える移動体装置。
  11. 前記光源はレーザ光源である請求項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からのレーザ光を導光する光学系と、を備えるレーザ加工機。
  12. 光源に電流を供給可能に接続されたコンデンサを充電する工程と、
    トランジスタを制御し、充電された前記コンデンサと前記光源とを導通させて前記光源をパルス発光させる工程と、を含み、
    前記充電する工程では、前記コンデンサとコイルまたはトランスである電磁誘導素子との間でエネルギ交換を行い、
    前記光源をパルス発光させる工程では、前記トランジスタによる前記光源と前記コンデンサとの間の導通時間を、前記光源に流れる電流波形に対して長く設定することで、前記コンデンサに蓄積されたエネルギを全て放出する光源駆動方法。
  13. 光源に電流を供給可能に接続されたコンデンサを充電する工程と、
    トランジスタを制御し、充電された前記コンデンサと前記光源とを導通させて前記光源をパルス発光させる工程と、を含み、
    前記充電する工程では、前記コンデンサに電流を印加するための電源の印加時間を前記コンデンサに蓄積される電荷量が過渡的に変化するときに制御し、
    前記光源をパルス発光させる工程では、前記トランジスタによる前記光源と前記コンデンサとの間の導通時間を、前記光源に流れる電流波形に対して長く設定することで、前記コンデンサに蓄積されたエネルギを全て放出する光源駆動方法。
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