JP6650620B2 - 冷凍システム - Google Patents
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Description
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、異常を適正に判断して、異常を判断した後も、被冷却空間の冷却をできるだけ維持する運転を行うことのできる冷凍システムを提供することを目的とするものである。
これにより、第2の周期における個別偏差積算値の個別管理値に応じて行うことで、各被冷却空間ごとの状態をある程度判断することが可能となり、必要な調整方法を判定することができる。
これにより、被冷却空間の異常があった場合に、被冷却空間の優先度に応じて運転パラメータの自動調整を行うので、優先度の高い被冷却空間の冷却状態を維持することができる。
これにより、個別偏差積算値があらかじめ設定された個別管理値の範囲外となった被冷却空間と同じ冷媒回路にある被冷却空間の運転パラメータを自動調整するようにしているので、1つの冷媒回路における被冷却空間の冷却状態を維持することができる。
これにより、制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する前記被冷却空間の過熱度を個別偏差積算値から調整量を求めて調整するようにしているので、過熱度の調整により被冷却空間の冷却状態を調整することができる。
これにより、制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する被冷却空間の弁開度を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うようにしているので、弁開度の調整により被冷却空間の冷却状態を調整することができる。
これにより、制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する被冷却空間における前記蒸発器の室内用ファンの回転数を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うようにしているので、室内用ファンの回転量の調整により被冷却空間の冷却状態を調整することができる。
これにより、制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する被冷却空間の設定温度を増減して調整することにより行うようにしているので、被冷却空間の設定温度の調整により被冷却空間の冷却状態を調整することができる。
これにより、制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する冷凍機における圧縮機の低圧圧力設定値を増減して調整することにより行うようにしているので、低圧圧力の調整により、被冷却空間の冷却状態を調整することができる。
図1は、本発明に係る冷凍システムの実施形態を示す冷凍サイクルの回路図である。
冷凍システムは、室外に設置される冷凍機1と、例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗施設に設置される室内ユニット2とを備えている。室内ユニット2には、被冷却空間としての複数のショーケース3が設置されている。
また、冷凍機1は、凝縮器11と、室外用ファン12とを備えている。
そして、圧縮機10から凝縮器11を経て送られる冷媒は、冷媒配管19を介して、室内ユニット2の室内用電動弁18および室内用膨張弁17を介して蒸発器15に送られ、再び、冷媒配管19を介して圧縮機10に戻される冷媒回路とされている。
冷凍機1の外部には、外気温を検出する外気温センサ23が設けられている。
図2は本発明の冷凍システムの制御構成を示すブロック図である。図2に示すように、統合コントローラ30は、所定の制御や演算処理などを総括して行うための制御部31と、所定の情報を記憶する記憶部32と、報知部33と、を備えている。
制御部31は、冷凍機1の低圧センサ20、高圧センサ21、吐出温度センサ22、外気温センサ23からの情報を取得する冷凍機情報取得部34と、ショーケース3の庫内温度センサ24、入口温度センサ25、出口温度センサ26からの情報を取得するショーケース情報取得部35とを備えており、制御部31は、これら冷凍機情報取得部34およびショーケース情報取得部35で取得した情報に基づいてシステムの状態を演算するように構成されている。
さらに、制御部31は、システムの状態を判断し、その判断の結果に基づいて、システムの運転条件を設定して、冷凍機1およびショーケース3に出力する設定条件出力部37を備えている。
また、記憶部32は、履歴記憶部36を備えている。記憶部32には、例えば、後述するシステム管理値や個別管理値などの情報が記憶されている。
また、冷凍機制御部38は、冷凍機出力部40から出力される低圧センサ20、高圧センサ21、吐出温度センサ22および外気温センサ23の検出値を統合コントローラ30の冷凍機情報取得部34に送るように構成されている。
冷凍機制御部38は、冷凍機出力部40の低圧センサ20、高圧センサ21、吐出温度センサ22および外気温センサ23から出力される検出値および設定条件出力部37から送られる設定条件に基づいて、圧縮機10および室外用ファン12の動作を制御するように構成されている。
また、ショーケース制御部39は、ショーケース出力部41から出力される庫内温度センサ24、入口温度センサ25および出口温度センサ26の検出値を統合コントローラのショーケース情報取得部35に送るように構成されている。
ショーケース制御部39は、ショーケース出力部41の庫内温度センサ24、入口温度センサ25および出口温度センサ26から出力される検出値および設定条件出力部37から送られる設定条件に基づいて、室内用ファン16および室内用膨張弁17の動作を制御するように構成されている。
ショーケース情報取得部35は、例えば、10秒間隔など所定の周期で庫内温度センサ24により、ショーケース3の庫内温度を取得するものである。
制御部31は、取得した温度情報に基づいて、第1の周期ごとに移動平均温度TPを求める。ここで、第1の周期は、任意に設定することができるものであるが、例えば、15分とされる。また、移動平均温度TPを求めるのは、例えば、商品陳列のためにショーケース3の扉が開かれた状態とされた場合など、外乱による温度変化を取り除くためである。
図4は、偏差温度eの変動の例を示す説明図である。図4に示すように、偏差温度eは、15分間の移動平均温度を算出するものであるため、偏差温度eの変動はかなり小さいものとなる。
そして、制御部31は、偏差温度eに基づいて、圧縮機10の低圧圧力の設定圧力を変更するように制御する。
この偏差温度eは、各ショーケース3ごとに求めるようになっている。
そのため、本実施形態においては、制御部31は、第1の周期より長い第2の周期で、下記式に示すように、前述の各ショーケース3における偏差温度eを積算したショーケース3ごとの個別偏差e’xを算出する。
e’1=第2の周期における前の周期の偏差温度積算値e’1+偏差温度e1
e’2=第2の周期における前の周期の偏差温度積算値e’2+偏差温度e2
ここで、第2の周期とは、ショーケース3のデフロスト終了後のプルダウン運転終了時からデフロスト開始時までの時間内で任意に設定することができる周期である。例えば、1時間、2時間など任意に設定することができるものであり、最大で、プルダウン運転終了時からデフロスト開始時までの時間となる。
システム偏差E=e1+e2+…+ex
システム偏差積算値E’=第2の周期における前の周期のシステム偏差積算値e’+システム偏差E
=e’1+e’2+e’3+…+e’x
そして、制御部31は、このシステム偏差積算値E’があらかじめ設定されたシステム管理値βを超えたか否かを判断し、システム偏差積算値E’がシステム管理値βを超える現象が検知された場合に、同一の冷媒配管19内におけるシステム全体の異常と判断するように構成されている。
例えば、図5に示す場合において、制御部31は、システム偏差積算値E’がシステム管理値の上限(+β)を超えた場合には、システム全体として冷えが悪い傾向にあり、システム偏差積算値E’がシステム管理値の下限(−β)未満の場合には、システム全体として冷えすぎの傾向にあるとして異常と判断するものである。
まず、第2の周期で、システム偏差積算値と個別偏差積算値で判断する場合について説明する。
図7は、システム偏差積算値とシステム管理値との関係および個別偏差積算値と個別管理値との関係に基づいてシステム全体およびショーケース3ごとの状態の指標を示す説明図である。なお、図7において、記載されている指標は、一例にすぎず、システム構成、制御プログラムなどによって変動するものである。
また、システム偏差積算値E’が−β未満の場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が全て±αの範囲内の場合、システム全体として冷えすぎの傾向にあると判断することができる。
システム偏差積算値E’が+βを超える場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が全て±αの範囲内の場合、システム全体として冷えが悪い傾向にあると判断することができる。
システム偏差積算値E’が−β未満の場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が−α未満のものと±αの範囲内のものである場合、個別偏差積算値が−α未満のケースは冷えすぎであると判断することができる。
システム偏差積算値E’が+βを超える場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が−α未満のものと±αの範囲内のものである場合、個別偏差積算値が±αの範囲内のケースに冷えが悪い傾向にあるものがあると判断することができる。
システム偏差積算値E’が−β未満の場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が+αを超えるものと±αの範囲内のものである場合、個別偏差積算値が+αを超えるケースは冷えが悪いと判断することができる。この場合には、+αを超えるケースがなんらかの影響を及ぼし、他のケースを冷えすぎにさせている可能性が高い。
システム偏差積算値E’が+βを超える場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が+αを超えるものと±αの範囲内のものである場合、システム全体として冷えが悪い傾向にあると判断することができる。
システム偏差積算値E’が−β未満の場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が−α未満のものや+αを超えるものが混在する場合、個別偏差積算値が+αを超えるケースは冷えが悪く、このケースがなんらかの影響を及ぼし、システム全体を冷えすぎにさせている可能性が高い、と判断することができる。
システム偏差積算値E’が+βを超える場合で、個別偏差積算値e’1〜e’4が−α未満のものや+αを超えるものが混在する場合、システム全体として冷えが悪い傾向にあると判断することができる。
e’’1=第3の周期における前の周期の偏差温度積算値e’’1+偏差温度e1
e’’2=第3の周期における前の周期の偏差温度積算値e’’2+偏差温度e2
ここで、第3の周期とは、第1の周期より長く第2の周期以下の周期であり、適宜設定されるものであり、第2の周期と同一であってもよい。
また、第3の周期での個別偏差積算値e’’をそれぞれ求めることにより、各ショーケース3ごとに必要な調整方法を判定することが可能になる。
そして、制御部31がショーケースの異常であると判断した場合には、設定条件出力部37により、異常状態を解消するための運転条件を設定し、ショーケース制御部39に送る。ショーケース制御部39は、設定条件に基づいてショーケース3の運転パラメータの自動調整を行うように構成されている。
なお、ショーケース3の運転パラメータの自動調整は、異常である旨を報知したショーケース3と同じ冷媒回路にあるショーケース3に対して行われる。
そして、制御部31は、各ショーケース3ごとの状態を判断し、優先度を設定したショーケース3のうち、個別偏差積算値e’nが個別管理値αを超えた場合または個別管理値−α未満のショーケース3について、ショーケース3の運転パラメータを自動調整するように構成されている。
なお、ショーケース3の個別偏差の演算は、優先度にかかわらず、すべてのショーケース3を対象に行われる。
この例では、ケース1およびケース2が個別管理値αを超えており、ケース4が個別管理値−α未満となっているが、本実施形態においては、ケース2およびケース4を優先して、運転パラメータを自動調整するものである。
制御部31は、優先度Pが最高の優先度である1であるショーケース3について、運転パラメータを自動調整し、異常状態から解消した場合には、新たな優先度Pで絞り込み(自動調整の対象を増やす)を行う。
例えば、「P+1」を新たな「P」として設定する。これにより、優先度Pが1で設定されていた場合、新たな優先度Pは2に設定され、優先度が2のショーケース3について、再度自動調整を試みるように構成されている。
そのため、本実施形態の運転パラメータの自動調整は、点検または修理が行われるまでの間、優先度の高いショーケース3の冷却状態を可能な限り維持するための行われるものである。
この場合に、前述のように優先度Pの絞り込み(自動調整の対象を減らす)を行うのは、異常状態が解消しないとき、または、一定時間を経過してもなお、異常状態が解消しないときとなる。
また、優先度が設定されていないショーケース3については、運転パラメータの自動調整は行われない。
具体的には、冷え気味や冷えすぎの場合は、該当するショーケース3の過熱度を大きくするように調整し、冷えが悪い場合は、過熱度を小さくするように調整する。
逆に、冷えが悪いと判断されたショーケース3や、個別偏差積算値e’’nが個別管理値+α’を超えた場合または所定の回数連続して個別管理値+α’を超えたショーケース3に対し、室内用電動弁18の開度を開いて、ショーケース3の蒸発器15に流れる冷媒量を増大させるようにする。
この場合は、個別偏差積算値e’nが個別管理値−α’未満の場合または所定の回数連続して個別管理値−α’未満であったショーケース3に対し、過熱度を大きくするように、室内用ファン16の回転数を低減させて、ショーケース3の蒸発器15における熱交換量を減少させるようにする。
逆に、個別偏差積算値e’nが個別管理値+α’を超えた場合または所定の回数連続して個別管理値+α’超えたショーケース3に対し、過熱度を小さくするように、室内用ファン16の回転数を増大させて、ショーケース3の蒸発器15における熱交換量を増大させるようにする。
この場合は、ショーケース3の個別偏差積算値e’nが個別管理値αを超えた場合は、冷えが悪い傾向にあるので、ショーケース3の設定温度を低く設定する。
逆に、個別偏差積算値e’nが個別管理値−α未満の場合は、冷えすぎの傾向があるので、ショーケース3の設定温度を高く設定する。
この場合は、ショーケース3の個別偏差積算値e’nが個別管理値+αを超えた場合は、冷えが悪い傾向にあるので、圧縮機10の低圧圧力の設定を下げるように調整し、これにより、圧縮機10の運転周波数が上がり、ショーケース3の冷却が行われる。
逆に、個別偏差積算値e’nが個別管理値−α未満の場合は、冷えすぎの傾向があるので、圧縮機10の低圧圧力の設定を上げるように調整し、これにより、圧縮機10の運転周波数が下がり、ショーケース3の冷却を弱めることができる。
本実施形態においては、冷蔵・冷凍用サイクルにおいては、圧縮機10を駆動させることにより、高圧冷媒を室外熱交換器に送り、この室外熱交換器により外気と熱交換して凝縮された冷媒は、ショーケース3の室内用膨張弁17により減圧された後、蒸発器15に送られる。この冷媒は、蒸発器15によりショーケース3の庫内空気と熱交換してショーケース3の庫内を冷却した後、圧縮機10に戻される。
本実施形態においては、冷凍システムを運転している場合には、ショーケース制御部39によりショーケース3ごとに庫内温度が制御されている。ショーケース制御部39により、所定の設定温度に基づいて、ショーケース3ごとに庫内温度制御を開始すると、まず、庫内温度センサ24により庫内温度を検出し、ショーケース制御部39を介してショーケース情報取得部35により各ショーケース3の庫内温度を取得する(ST1)。
制御部31は、庫内温度の移動平均温度TPAに基づいて、ショーケース3ごとの偏差温度eを算出する(ST4)。
さらに、制御部31は、同一の冷媒配管19内におけるすべてのショーケース3のシステム偏差Eおよびシステム偏差積算値e’を算出する(ST7)。
そして、制御部31は、偏差温度の履歴を履歴記憶部36に記憶させる(ST8)。
そして、優先度Pのショーケース3が異常であると判断した場合には、制御部31は、報知部33により、異常である旨を報知させる(ST10)。
制御部31は、異常であると判断した場合には、ショーケース3の運転パラメータの自動調整を行う(ST11)。
運転パラメータの自動運転中の場合は(ST20:YES)、優先度Pに1(最高優先度)を設定し(ST21)、優先度Pが1であるショーケース3の個別偏差積算値e’nが個別管理値±αの範囲にあるか否かを判断する(ST22)。そして、個別偏差積算値e’nが個別管理値±αの範囲外であると判断した場合(ST22:YES)、
個別管理値の範囲外になる最も優先度の高いショーケースの優先度をPに設定し(ST23)、優先度がPであるショーケース3の運転パラメータの自動調整を行う(ST24)。
そして、優先度Pが最低優先度Pr(例えば、3)より大きい場合は(ST26:YES)、最高優先度から優先度Pまで(例えば、優先度1、2)のショーケース3の個別偏差積算値e’nが個別管理値±αの範囲にあるか否かを判断する(ST22)。
これらの動作を最低優先度Prになるまで、繰り返して行う。優先度Pが最低優先度Prになったら(ST26:NO)、運転パラメータの自動制御は終了する。
図10に示すように、運転を行っている場合に、冷凍機1や室内ユニット2において、何らかの異常が発生し、報知部33により警報が発生した場合(ST30:YES)、ショーケースの運転パラメータの自動調整を行う(ST31)。
なお、運転パラメータの自動調整動作は、図9に示す動作と同様に行われる。
これによれば、第2の周期における個別偏差積算値の個別管理値に応じて行うことで、各ショーケース3ごとの状態をある程度判断することが可能となり、必要な調整方法を判定することができる。
これによれば、ショーケース3の異常があった場合に、ショーケース3の優先度に応じて運転パラメータの自動調整を行うので、優先度の高いショーケース3の冷却状態を維持することができる。
これによれば、個別偏差積算値があらかじめ設定された個別管理値の範囲外となったショーケース3と同じ冷媒回路にあるショーケース3の運転パラメータを自動調整するようにしているので、1つの冷媒回路におけるショーケース3の冷却状態を維持することができる。
これによれば、制御部31による運転パラメータの自動調整は、該当するショーケース3の過熱度を個別偏差積算値から調整量を求めて調整するようにしているので、過熱度の調整によりショーケース3の冷却状態を調整することができる。
これによれば、制御部31による運転パラメータの自動調整は、該当するショーケース3の弁開度を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うようにしているので、弁開度の調整によりショーケース3の冷却状態を調整することができる。
これによれば、制御部31による運転パラメータの自動調整は、該当するショーケース3における蒸発器の室内用ファン16の回転数を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うようにしているので、室内用ファン16の回転量の調整によりショーケース3の冷却状態を調整することができる。
これによれば、制御部31による運転パラメータの自動調整は、該当するショーケース3の設定温度を増減して調整することにより行うようにしているので、ショーケース3の設定温度の調整によりショーケース3の冷却状態を調整することができる。
これにより、制御部31による運転パラメータの自動調整は、該当する冷凍機1における圧縮機10の低圧圧力設定値を増減して調整することにより行うようにしているので、低圧圧力の調整により、ショーケース3の冷却状態を調整することができる。
また、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々変更が可能である。
2 室内ユニット
3 ショーケース
10 圧縮機
11 凝縮器
12 室外用ファン
15 蒸発器
16 室内用ファン
17 室内用膨張弁
18 室内用電動弁
19 冷媒配管
20 低圧センサ
21 高圧センサ
22 吐出温度センサ
23 外気温センサ
24 庫内温度センサ
25 入口温度センサ
26 出口温度センサ
30 統合コントローラ
31 制御部
32 記憶部
33 報知部
34 冷凍機情報取得部
35 ショーケース情報取得部
37 設定条件出力部
38 冷凍機制御部
39 ショーケース制御部
Claims (7)
- 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器により冷媒回路を構成するとともに、前記蒸発器により冷却される複数の被冷却空間を備え、
前記圧縮機の低圧側圧力および設定圧力に基づいて前記圧縮機の容量を制御するとともに、第1の周期で前記被冷却空間の温度と設定温度との偏差に基づいて前記設定圧力を変更する制御部を備えた冷凍システムにおいて、
前記制御部は、前記第1の周期より長く第2の周期以下の第3の周期の範囲で、前記第1の周期で取得した前記被冷却空間ごとの個別偏差を積算して前記第3の周期ごとの個別偏差積算値を求め、
前記制御部は、前記被冷却空間ごとに運転パラメータの自動調整を行う際の優先度を設定し、前記個別偏差積算値があらかじめ設定された個別管理値の範囲外となった場合に、当該被冷却空間の冷却異常と判断し、
異常である旨を報知する報知部を備えるとともに、
前記制御部は、異常である旨を報知した前記被冷却空間と同じ冷媒回路にある前記被冷却空間の運転パラメータを自動調整し、
前記制御部は、前記個別管理値の範囲内にある前記被冷却空間の優先度を新たに低く設定し、当該優先度が最低優先度となった場合に、運転パラメータの自動制御を終了することを特徴とする冷凍システム。 - システムを構成する機器に異常が発生して前記報知部により警報が発生している場合は、
前記制御部は、前記個別偏差積算値があらかじめ設定された前記個別管理値の範囲外となった前記被冷却空間と同じ冷媒回路にある前記被冷却空間の運転パラメータを自動調整することを特徴とする請求項1に記載の冷凍システム。 - 前記制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する前記被冷却空間の過熱度を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
- 前記制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する前記被冷却空間の弁開度を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
- 前記制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する前記被冷却空間における前記蒸発器の室内用ファンの回転数を個別偏差積算値から調整量を求めて調整することにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
- 前記制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する前記被冷却空間の設定温度を増減して調整することにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
- 前記制御部による運転パラメータの自動調整は、該当する冷凍機における前記圧縮機の低圧圧力設定値を増減して調整することにより行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷凍システム。
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