JP6650554B2 - 光学部材駆動装置及び投写型映像表示装置 - Google Patents

光学部材駆動装置及び投写型映像表示装置 Download PDF

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Description

本開示は、映像の投写表示の位置を移動させるための光学部材駆動装置及びそれを使用した投写型映像表示装置に関する。
特許文献1は、映像を投写表示するプロジェクタの、表示位置を移動させる画像移動装置を開示している。この画像移動装置は、映像の光変調を行う固定画素型の表示素子と、画像位置を移動させる4角形の平行平板ガラスとの間に、平行平板ガラスの4つの角を保持する圧電素子を備える、これら4つの圧電素子に電圧を印加して画像を移動させる。
特開2007−206567号公報
特許文献1に記載の画像移動装置は、映像の光変調を行う固定画素型の表示素子と、画像位置を移動させる4角形の平行平板ガラスとの間に、平行平板ガラスの4つの角を支える4つの圧電素子を備える構造である。
圧電素子は、平行平板ガラスを移動させるアクチュエータとして動作し、圧電素子の伸び量は、その圧電素子の厚みに比例する。
特許文献1に示すようなプロジェクタで、表示素子の1/2画素の画像移動を実現しようとした場合には、表示素子の厚みの10倍以上の厚みを持つ圧電素子が必要であり、狭い空間に光学部品を配置したプロジェクタにはこのような圧電素子の配置が困難である課題があった。
また、この課題を解決するために、平行平板ガラスの外形を表示素子の外形より大きくし、表示素子の外形より外側の平行平板ガラスに、厚みを増した圧電素子を取りつける構成が考えられる。
しかしながら、この構成にした場合、圧電素子が平行平板ガラスを駆動する位置が、平行平板ガラスの中心から遠くなってしまうため、圧電素子が平行平板ガラスを駆動する回転モーメントが著しく大きくなり、平行平板ガラスを移動させるための圧電素子の伸び量をさらに増大させなければならない問題が生じる。
本開示は、平行平板ガラスの中心から離れた位置にアクチュエータを配置した場合でも、平行平板ガラスを駆動するアクチュエータの回転モーメントの増加を抑制できると共に、アクチュエータの伸び量を抑制できる光学部材駆動装置及び投写型映像表示装置を提供する。
本開示における光学部材駆動装置は、平行平板形状をなす光路変更用の光学部材と、駆動信号によって光学部材の面と直交する方向に移動制御される可動部を有し、光学部材の外側に配置された駆動機構と、光学部材の面中心で互いに直交する2軸上において光学部材の端部と駆動機構の可動部とを夫々回動自在に連結する連結部材と、光学部材の端部と駆動機構の可動部間に配置され、連結部材を回動自在に枢支する支持部と、駆動機構の可動部を制御する制御手段とを備える。
本開示における光学部材駆動装置は、駆動機構の回転モーメントの増加を抑制できると共に、駆動機構の可動部の移動量を抑制するのに有効である。
実施の形態1の光学部材駆動装置の構造を示す図 実施の形態1の光学部材駆動装置で使用される平行平板ガラスの平面図 実施の形態1の光学部材駆動装置の電気的構成を示すブロック図 実施の形態1の光学部材駆動装置で使用されるアクチュエータの概略図 実施の形態1の光学部材駆動装置の原理を説明するための図 実施の形態1の光学部材駆動装置の動作を示す図 平行平板ガラスで光路が変更される原理を説明するための図 平行平板ガラスの傾斜駆動の方向を示す図 平行平板ガラスで入力光線を複数の位置に出力する原理を説明するための図 平行平板ガラスの位置ズレの状態を説明するための図 アクチュエータの初期調整を説明するための図 実施の形態2の光学部材駆動装置の原理及び動作を示す図 光学部材駆動装置が適用される投写型映像表示装置を示す図 投写型映像表示装置に用いる蛍光体ホイールの構成を説明するための図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図11を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、光学部材駆動装置1111の構造を示す概略斜視図である。
光学部材駆動装置1111は、平行平板ガラス1000、4つの連結部材110a、110b、110c、110dおよび4個の駆動機構としてのアクチュエータA101a、アクチュエータB101b、アクチュエータC101c、アクチュエータD101dを備えている。平行平板ガラス1000の端部には、連結部材110a〜110dの一端がそれぞれ連結部106a、106b、106c、106dを介して回動自在に連結されている。連結部材110a〜110dの他端は、アクチュエータA101a〜アクチュエータD101dの可動部107a、107b、107c、107dにそれぞれ連結部116a、116b、116c、116dを介して回動自在に連結されている。可動部107a〜107dには、4つの位置センサ102a、102b、102c、102dがそれぞれ設けられている。
また、連結部材110a〜110dは、中央位置において支持部109a、109b、109c、109dによりヒンジ108a、108b、108c、108dを介してそれぞれ回動自在に支持されている。
図2は、平行平板ガラス1000の平面図である。図1に示す連結部106a〜106dは、平行平板ガラス1000の面中心Oで互いに直交するA−C軸とB−D軸上において、各辺の中央の端部EA、EB、EC、EDで回動自在に連結される。アクチュエータA101a〜アクチュエータD101dの可動部107a〜107dが上下に移動することにより、連結部材110a〜110dを介して、平行平板ガラス1000の端部EA、EB、EC、EDが上下に移動する。本実施の形態では、平行平板ガラス1000は4角形状に構成されるが、円形状でも良い。
図3は、光学部材駆動装置1111の回路構成を示すブロック図である。4つのアクチュエータA101a〜アクチュエータD101dは、1つのマイクロコンピュータ105の制御信号によって制御される駆動回路104a、104b、104c、104dによって駆動される。
駆動回路104a〜104dからの駆動信号電流によってアクチュエータA101a〜アクチュエータD101dは一軸方向にその可動部107a〜107dが進退するように駆動される。可動部107a〜107dの位置は、それに設けられた位置センサ102a〜102dを位置検出回路103a、103b、103c、103dが検出することによって検出される。
そして、位置検出回路103a〜103dの検出出力はマイクロコンピュータ105に入力される。マイクロコンピュータ105は、この検出信号に基づいて、アクチュエータA101a〜アクチュエータD101dのそれぞれの可動部107a〜107dの位置を常時監視し、アクチュエータA101a〜アクチュエータD101dをサーボ制御する。
なお、単に、アクチュエータA101a〜アクチュエータD101dをアクチュエータ101、可動部107a〜107dを可動部107、位置センサ102a〜102dを位置センサ102、連結部材110a〜110dを連結部材110、連結部106a〜106dを連結部106、連結部116a〜116dを連結部116、支持部109a〜109dを支持部109、ヒンジ108a〜108dをヒンジ108、と称する場合がある。
本実施の形態では、アクチュエータ101としてボイスコイルモータ(VCM)を使用している。図4は、VCMの構造の一例を示しており、ロ字型をしたヨーク1011の内部に異なる磁極の永久磁石(N極の永久磁石1012とS極の永久磁石1013)が一定の距離を隔てて対向するよう配置され、その対向配置された永久磁石1012、1013の間に可動部107が配置される。
この可動部107にはガイド窓1070が開設されており、このガイド窓1070にヨーク1011が挿通され、可動部107に設けられたコイル1014が対向配置された永久磁石1012、1013の間に配備される。コイル1014に駆動信号電流を流すと、可動部107は図4に示す矢印方向の一軸方向に移動する。
この可動部107の駆動力は、コイル1014に流れる信号電流の大きさに応じて、基準位置から正方向または負方向に発生する。可動部107の移動量は、可動部107a〜107dに取り付けられた位置センサ102a〜102dを、図3に示す位置検出回路103a〜103dがそれぞれ検出することによって検出される。コイル1014が取り付けられた可動部107と永久磁石1012,1013との間には僅かながら隙間が生じている。
従って、可動部107は駆動信号電流により駆動される一軸方向に対して垂直方向の力が加わると、その僅かな隙間分で許容される距離だけ変位する。尚、ボイスコイルモータとして質量の大きな磁石を固定し、可動部107に取り付けるコイル1014を軽量にする事で、モーメントを小さくすることが可能である。
次に、図5及び図6を用いて平行平板ガラス1000、連結部材110、アクチュエータ101、支持部109との関係を詳述する。図5及び図6は、図2に示すA−C軸上に配置される部材を図示するが、B−D軸上に配置される部材についても同様である。
図5(a)に示すように、連結部材110を用いず、平行平板ガラス1000の端部を直接、アクチュエータ101で駆動する構成を採用すると、アクチュエータ101側に平行平板ガラス1000より大きい光学部品、例えばプリズム等の光学部材を配置することができない。即ち、入力光線Liが入射するアクチュエータ101側のプリズム等の光学部材を配置するためのスペースは、平行平板ガラス1000の大きさに制限される。
また、図5(b)に示すように、平行平板ガラス1000から腕部207を一体に延設し、腕部207の先端をアクチュエータ101で駆動する構成にすれば、アクチュエータ101側に平行平板ガラス1000より大きい光学部品を配置することができる。しかしながら、アクチュエータ101が平行平板ガラス1000を駆動する駆動位置が、平行平板ガラス1000の面中心Oから遠くなる。
アクチュエータ101に作用するモーメントは、平行平板ガラス1000を回動させる回転モーメントと、平行平板ガラス1000とアクチュエータ101の可動部107を連結する腕部207を回動させる回転モーメント及びアクチュエータ101の可動部107の質量による回転モーメントの総和である。そして、それぞれの回転モーメントは、平行平板ガラス1000の面中心Oからの距離の2乗に比例して増大する。
例えば、アクチュエータ101が駆動する位置が、平行平板ガラス1000の面中心Oから端部までの距離rの3倍になれば、アクチュエータ101の可動部107による回転モーメントは9倍になる。さらに、腕部207を回動させる回転モーメントが加算され、トータルの回転モーメントは大幅に増大し、駆動可能な回転速度が低下する状況が発生する。
そこで、図5(c)に示すように、本実施の形態の光学部材駆動装置1111は、連結部材110の中央部を支持部109によりヒンジ108を介して回動自在に支持し、連結部材110の一端を平行平板ガラス1000に連結部106を介して回動自在に接続すると共に、連結部材110の他端をアクチュエータ101の可動部107に連結部116を介して回動自在に接続する。
支持部109は、図示しない軸を回動中心とするヒンジ108により連結部材110を回動自在に支持している。また、連結部106及び連結部116は、連結部材110が回動することにより、平行平板ガラス1000及びアクチュエータ101の可動部107と、連結部材110との水平距離が変化するため、その変化量を吸収することができるように図示しない板バネ等により構成されている。
図5(c)の連結部材110及び支持部109による接続では、連結部材110と支持部109によって梃が構成されている。支持部109が連結部材110を支える位置が梃の支点、アクチュエータ101が連結部材110と連結している位置が梃の力点、連結部材110が平行平板ガラス1000と連結している位置が梃の作用点となる。
図5(c)の連結部材110及び支持部109による接続では、梃の支点から力点までの距離は支点から作用点の距離と等しいため、力点に加えた力と大きさ同じで方向が反対の力が作用点に加わる。すなわち、アクチュエータ101が平行平板ガラス1000に直接取りつけられた図5(a)の直接接続の場合と、変位の方向は反対であるが、作用する力と変位量は等価である。つまり、連結部材110の回転モーメント分の増加はあるが、図5(a)の直接接続の場合とほぼ同等の回転モーメントで、且つ平行平板ガラス1000のアクチュエータ101側に平行平板ガラス1000よりも大きい部品、例えば、プリズム等を配置できる構造を実現出来る。
図6にアクチュエータ101を動作させた時の動きを示す。図6(a)に示すように、左側のアクチュエータA101aの可動部107aが縮み方向に移動し、右側のアクチュエータC101cの可動部107cが左のアクチュエータA101aの可動部107aと同量だけ伸び方向に移動すると、平行平板ガラス1000はその面中心Oを中心に時計回りに回転する。
また、図6(b)に示すように、左側のアクチュエータA101aの可動部107aが伸び方向に移動し、右側のアクチュエータC101cの可動部107cが左側のアクチュエータA101aの可動部107aと同量だけ縮み方向に移動すると、平行平板ガラス1000はその面中心Oを中心に反時計回りに回転する。
[1−2.動作]
以上のように構成された光学部材駆動装置1111について、その動作を以下説明する。
図7に示すように、平行平板ガラス1000の面が、入力光線Liに対して直交しているとき、入力光線Liは、平行平板ガラス1000と空気の界面において屈折せずに直進する。入力光線Liが屈折せずに平行平板ガラス1000を通過し、また空気に出る界面においても、平行平板ガラス1000が平行平面であり光線と界面が直交しているため、屈折せずに直進する。このため入力光線Liが映像光である場合、画像の移動は発生しない。
一方、平行平板ガラス1000が、図7の破線で示すように入力光線Liに対して直交していないとき、入力光線Liは、平行平板ガラス1000と空気の界面において屈折する。屈折して平行平板ガラス1000に入射した入力光線Liは、平行平板ガラス1000を通過し、空気に出る界面においても、光線と界面が直交していないため、屈折する。
平行平板ガラス1000に入射するときに屈折する角度と、平行平板ガラス1000から出射するときに屈折する角度は等しいため、入力光線Liが映像光であると、出力光線Loの映像光は平行平板ガラス1000の傾き方向に平行移動する。この結果、平行平板ガラス1000から出力され投写される画像の表示位置が移動することになる。
図5(c)に示す状態から、例えばアクチュエータB101bの可動部107b及びアクチュエータD101dの可動部107dを変位させず、アクチュエータA101aの可動部107aを上方に変位させ、アクチュエータC101cの可動部107cを下方に変位させることによって、平行平板ガラス1000をB−D軸を中心として図6(b)のように変位させることができる。
このような原理を利用して、光学部材駆動装置1111は平行平板ガラス1000をアクチュエータ101によって回動することができる。
図8及び図9はアクチュエータ101のそのような制御を説明するための図である。
図8に示すように、A−C軸とB−D軸とは同一面上の面中心Oで交差している。この交差点が一定位置に保たれた状態で、A−C軸上の端部EA、ECを上下させるとともにB−D軸上の端部EB、EDを上下させることにより画素を移動させる動作を、図9を参照して説明する。
図9において、破線矢印は、入力光線Liが平行平板ガラス1000に対して垂直に入射した場合、即ち、平行平板ガラス1000が水平位置における出力光線Loを示しており、入力光線Liが映像光であるとすると、出力光線Loは画素としては図9の(e)に示す位置Pfに表示される。この状態を便宜上、基準状態と呼ぶ。
図9の(e)に示す位置Paは、平行平板ガラス1000が図9の(a)に示す状態(第1の状態)にあるときに画素が表示される位置である。すなわち、この状態では、端部ECをアクチュエータC101cによって上方に移動させ、端部EAをアクチュエータA101aによって下方に端部ECと同量移動させる。この動きとともに、端部EDをアクチュエータD101dによって下方に移動させ、端部EBをアクチュエータB101bによって上方に端部EDと同量移動させた状態にすることにより、図9(e)に示す位置Paに画素を表示することができる。
図9の(e)に示す位置Pbは、平行平板ガラス1000が図9の(b)に示す状態(第2の状態)にあるときに画素が表示される位置である。すなわち、この状態では、端部ECをアクチュエータC101cによって上方に移動させ、端部EAをアクチュエータA101aによって下方に端部ECと同量移動させる。この動きとともに、端部EDをアクチュエータD101dによって上方に移動させ、端部EBをアクチュエータB101bによって下方に端部EDと同量移動させた状態にすることにより、図9の(e)に示す位置Pbに画素を表示することができる。
図9の(e)に示す位置Pcは、平行平板ガラス1000が図9の(c)に示す状態(第3の状態)にあるときに画素が表示される位置である。すなわち、この状態では、端部ECをアクチュエータC101cによって下方に移動させ、端部EAをアクチュエータA101aによって上方に端部ECと同量移動させる。この動きとともに、端部EDをアクチュエータD101dによって上方に移動させ、端部EBをアクチュエータB101bによって下方に端部EDと同量移動させた状態にすることにより、図9の(e)に示す位置Pcに画素cを表示することができる。
図9の(e)に示す位置Pdは、平行平板ガラス1000が図9の(d)に示す状態(第4の状態)にあるときに画素が表示される位置である。すなわち、この状態では、端部ECをアクチュエータC101cによって下方に移動させ、端部EAをアクチュエータA101aによって上方に端部ECと同量移動させる。この動きとともに、端部EDをアクチュエータD101dによって下方に移動させ、端部EBをアクチュエータB101bによって上方に端部EDと同量移動させた状態にすることにより、図9の(e)のに示す位置Pdに画素を表示することができる。
図9の(a)〜(d)に示す第1〜第4状態になったタイミングで、映像光を平行平板ガラス1000に入力することによって、図9の(e)に示す位置Pa〜Pdの異なる4箇所の位置に画素を表示することができる。
ところで、アクチュエータ101の可動部107の変位量(以下、単に「アクチュエータの変位量」とも言う)は、位置センサ102の精度の限界等に起因して、同じ変位量を目標に制御しても、誤差が生じる。
図10(a)のように、アクチュエータB101bとアクチュエータD101dの変位が無い状態で、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cとを駆動する場合、正常な状態では、アクチュエータA101aが下方向に変位する量とアクチュエータC101cが上方向に変位する量は等しい。この場合、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cの駆動の前後で、平行平板ガラス1000の中心Oは変位しない。
しかしながら、上述した要因によって、図10(b)のように、アクチュエータA101aが下方向に変位する量に比べ、アクチュエータC101cが上方向に変位する量が大きい場合がある。即ち、平行平板ガラス1000の端部EAと端部ECの変位量が異なる状況が発生することがある。この場合、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cの駆動の前後で、平行平板ガラス1000の面中心Oが変位する。
このような状況においては、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cの変位量の相違によって決まる平行平板ガラス1000に取り付けられたアクチュエータB101b及びアクチュエータD101dの可動部107b、107dの位置は、本来あるべき位置と異なる。
このため、マイクロコンピュータ105は4つのアクチュエータ101に大きな駆動力を発生して、平行平板ガラス1000を、本来あるべき位置に移動させようと制御するため、平行平板ガラス1000に大きな歪み応力が発生する。
図3に示すように、本開示の装置は、4つのアクチュエータを一つのマイクロコンピュータ105が制御する構成である。従って、図10(b)に示すように、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cとの変位量が異なった場合に発生する定常的且つ大きなアクチュエータ101への駆動出力をマイクロコンピュータ105が検出し、修正することができる。
本開示の光学部材駆動装置1111のマイクロコンピュータ105による制御位置誤差補正制御の処理フローチャートの一例を図11に示す。
図2及び図8に示すA−C軸及びB−D軸が交わる点、すなわち平行平板ガラス1000の面中心Oの位置が、A−C軸及びB−D軸を傾けないときと、A−C軸及びB−D軸を傾けたときとで一致すれば、平行平板ガラス1000に印加される歪み応力を防止することが出来る。ここで、A−C軸とは平行平板ガラス1000を支持する端部EAと端部ECを結ぶ仮想線であり、同様にB−D軸とは平行平板ガラス1000を支持する端部EBと端部EDとを結ぶ仮想線である。
上記A−C軸及びB−D軸が交わる点を一致させるためには、図9で説明した通常駆動の前に次のような初期調整をマイクロコンピュータ105が行う。
以下、かかる調整を図11の処理フローチャートに沿って説明する。この説明において、アクチュエータ101の位置とは、位置センサ102によって検出されるアクチュエータ101の可動部107の位置を意味する。
電源がオンになると(ステップS1)、アクチュエータ101の位置決めサーボのゲインを小さく設定する(ステップS2)。これにより、それぞれのアクチュエータ101の基準位置(アクチュエータ101が変位零の位置)及びゲインが異なって、A−C軸とB−D軸の交点の位置ずれが発生しても、それぞれのアクチュエータ101に過大な駆動力が発生しないようにする。尚、ここでアクチュエータ101の位置決めサーボとは、アクチュエータ101の可動部107を目標位置に移動させるサーボ制御のことを言う。
[原点調整]
全てのアクチュエータ101を変位零(「基準位置」)に設定する(ステップS3)。次に、ステップS4でA−C軸及びB−D軸が交わる点が一致するように調整(これを以下「原点調整」と言う)する。この原点調整は、平行平板ガラス1000の端部EA、EB、EC、EDが同一面上に位置するようにするための調整である。
ステップS3で全てのアクチュエータ101の目標位置を基準位置に設定するが、このとき各アクチュエータ101の取り付け位置のバラツキ等により、各アクチュエータ101の基準位置に誤差が生じ、平行平板ガラス1000の端部EA、EB、EC、EDが同一面上に存在しない場合がある。
このため、アクチュエータD101dの目標位置を調整し、アクチュエータD101dの駆動力が最小、すなわちA−C軸とB−D軸の交点の位置ずれが最小であると判断できる位置をアクチュエータD101dの基準位置として再設定する(ステップS4)。この操作により、全てのアクチュエータ101の基準位置が同一平面上に位置するようになる。尚、ステップS4ではアクチュエータD101dを調整するようにしているが、アクチュエータA101a〜D101dの内の任意の一つであれば良い。
[A−C軸ゲイン調整]
アクチュエータD101dの目標位置をプラス(+)方向最大値、アクチュエータB101bの目標位置をマイナス(−)方向最大値に設定する(ステップS5)。
しかしながら、アクチュエータD101dとアクチュエータB101bの実際の移動量は、アクチュエータD101d及びアクチュエータB101bの基準位置からの移動量を検出する位置センサ102dと位置センサ102bの感度差により異なる。
このため、ステップS5に続いて、アクチュエータB101b及びアクチュエータD101dの変位により平行平板ガラス1000の面中心Oが変位しないように、すなわちアクチュエータD101dとアクチュエータB101bの実際の変位量が一致するように、アクチュエータD101dの変位量を調整(これをA−C軸ゲイン調整と定義)する。この調整は、アクチュエータD101dとアクチュエータB101bの変位の方向が逆で変位量の絶対値が同じになるように、アクチュエータD101dの変位量を係数倍(この係数をゲイン補正値と定義)することにより行われる。
アクチュエータB101b及びアクチュエータD101dの変位に対して平行平板ガラス1000の面中心Oが変位しない状態では、アクチュエータA101a及びアクチュエータC101cに対して、作用する力が無くなる。これを利用して、アクチュエータD101dのゲイン補正値を検出する。
具体的には、アクチュエータD101dのゲイン値を調整して、アクチュエータD101dの目標位置を+方向最大値に、アクチュエータB101bの目標位置を−方向最大値に設定する前と後におけるアクチュエータA101a及びアクチュエータC101cの駆動力の値の差分が最小となるゲイン値を検出する。
通常動作時は、常にこのゲイン値をアクチュエータD101dのゲイン補正値として適用する(ステップS6)。この後、アクチュエータD101d及びアクチュエータB101bの目標位置を、基準位置に設定する(ステップS7)。
[B−D軸ゲイン調整]
アクチュエータA101aの目標位置をプラス(+)方向最大値、アクチュエータC101cの目標位置をマイナス(−)方向最大値に設定する(ステップS8)。
しかしながら、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cの実際の移動量は、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cの基準位置からの移動量を検出する位置センサ102aと位置センサ102cの感度差により異なる。
このため、ステップS8に続いて、アクチュエータA101a及びアクチュエータC101cの変位により平行平板ガラス1000の面中心Oが変位しないように、すなわちアクチュエータA101aとアクチュエータC101cの実際の変位量が一致するように、アクチュエータC101cの変位量を調整(これをB−D軸ゲイン調整と定義)する。この調整は、アクチュエータA101aとアクチュエータC101cの変位の方向が逆で変位量の絶対値が同じになるように、アクチュエータC101cの変位量を係数倍(この係数を同様にゲインと定義)することにより行われる。
アクチュエータA101a及びアクチュエータC101cの変位に対して平行平板ガラス1000の面中心Oが変位しない状態では、アクチュエータD101d及びアクチュエータB101bに対して作用する力が無くなる。これを利用して、アクチュエータC101cのゲイン補正値を検出する。
具体的には、アクチュエータC101cのゲイン値を調整して、アクチュエータA101aの目標位置を+方向最大値に、アクチュエータC101cの目標位置を−方向最大値に設定する前と後におけるアクチュエータB101b及びアクチュエータD101dの駆動力の値の差分が最小となるゲイン値を検出する。
通常動作時は、常にこのゲイン値をアクチュエータC101cのゲイン補正値として適用する(ステップS9)。
B−D軸ゲイン調整が終了すると、位置決めサーボのゲイン値を通常の値に設定する(ステップS10)。この後、図9で説明した通常の動作に移る(ステップS11)。
このような調整をマイクロコンピュータ105が行うことで、通常動作においては上記A−C軸及びB−D軸が交わる点が、常に所定の位置で一致するように制御される。
[1−3.効果等]
以上により、光学部材駆動装置1111は、回転モーメントの増加を連結部材110の回転モーメントだけに留めて、図6(a)に示す直接接続の場合とほぼ同等の回転モーメントで平行平板ガラス1000の回動を実現し、且つ平行平板ガラス1000のアクチュエータ側に平行平板ガラス1000より大きい部品、例えば、プリズム等を配置できる構造を実現出来る。
(実施の形態2)
図12は、連結部材110及び支持部109から構成される梃の支点と力点間の距離と、支点と作用点間の距離の比率を、図5(c)及び図6(b)に示す1:1から1:3に変更した構成である。この構成によると、アクチュエータ101の変位量の3倍も平行平板ガラス1000の端部が移動する。逆に言えば、平行平板ガラス1000の端部を図5(c)及び図6(b)に示す場合と同じ量だけ動かすためには、アクチュエータ101の変位量は1/3だけでよい。
即ち、平行平板ガラス1000の面中心Oから端部までの距離rの1/3の位置をアクチュエータ101により駆動する場合と等価となるため、アクチュエータ101の可動部107の質量による回転モーメントの増加は1/9となる。その反面、アクチュエータ101に必要とされる駆動力は3倍になる。
(その他の実施の形態)
連結部材110及び支持部109から構成される梃の支点と力点間の距離と、支点と作用点間の距離との比率は、1:1及び1:3の場合で説明したが、この比率は、アクチュエータ101の可動部107による回転モーメントの増加分とアクチュエータ101の駆動力とを勘案して調整されることが可能である。
連結部材110及び支持部109から構成される梃の支点と力点間の距離と、支点と作用点間の距離の比率は、1:3〜3:1の間で調整すればよく、この比率が1:1の場合が最適な条件である。
また、支持部109は、地面から連結部材110を支持する構成にしたが、この構成に限定されるものではなく、天面から連結部材110を支持する構成或いは側面から連結部材110を支持する構成にしてもよい。
尚、上述の実施の形態では、駆動機構としてアクチュエータ101を用いたが、これに限定されるものではなく、電動機やエンジン等の動力を持続時に発生させる駆動機構を用いてもよい。
(適用例)
本開示の光学部材駆動装置は、投写型映像表示装置に適用可能である。図13及び図14は、本開示の光学部材駆動装置1111を使用した投写型映像表示装置の光学系の構成を説明するための図である。
以降の説明のため、図13では、図中に示すXYZ直交座標系をとるものする。まず、投写型映像表示装置の照明光学系3000について説明する。
レーザ光源301は、青色半導体レーザであり、高輝度の照明装置を実現するために、複数の半導体レーザにより構成されている。それぞれのレーザ光源301から出射されたレーザ光は、それぞれ対応するコリメータレンズ302によってコリメートされる。コリメータレンズ302から出射した光は、略平行光になっている。集光レンズ303によって、その全体光束が集光され、拡散板304を通過した後で、レンズ305によって、再び略平行光化される。レンズ305で略平行光化されたレーザ光束は、光軸に対し略45度に配置された、ダイクロイックミラー306に入射する。
拡散板304はガラス平板であり、片面には微細な凹凸を施された拡散面が形成されている。また、ダイクロイックミラー306は、青色半導体レーザの波長域に関しては反射し、それ以外の波長域の光に関しては透過する特性を有している。
ダイクロイックミラー306に図中の+X方向から入射したレーザ光は、ダイクロイックミラー306で反射し図中−Z方向へ出射する。その後、レーザ光は集光レンズ307、308によって集光され、蛍光体ホイール3001上に形成された蛍光体を励起する。
蛍光体ホイール3001は、図14に示すようにモーター3011と基材3012とで構成される。基材3012には、蛍光体ホイールの回転中心からの距離が等しい円周上に第1の蛍光体3013と第2の蛍光体3014と開口部3015が形成されている。基材の蛍光体形成面は鏡面加工されており、光を反射する。
蛍光体ホイール3001上に集光した光が、蛍光体3013上に集光した場合には、蛍光体3013に対応する蛍光を発光する。ここでは、蛍光体3013を赤色蛍光体とし、青色半導体レーザの光で励起され赤色光を発光する。
次に、蛍光体ホイール3001上に集光した光が、蛍光体3014上に集光した場合は、蛍光体3014に対応する蛍光を発光する。ここでは、蛍光体3014を緑色蛍光体とし、青色半導体レーザの光で励起され緑色光を発光する。
さらに、蛍光体ホイール3001上に集光した光が、開口部3015上に集光した場合は、青色半導体レーザの光が透過する。
蛍光体ホイール3001で得られる赤色光、緑色光は蛍光体ホイール3001から反射される。これら赤色光、緑色光は集光レンズ308、307によって平行化されダイクロイックミラー306を透過し、集光レンズ317で集光されてロッドインテグレータ318に入射する。
一方、開口部3015を通過した青色半導体レーザの青色光は、レンズ309、310、ミラー311、レンズ312、ミラー313、レンズ314、ミラー315、レンズ316の経路で進み、ダイクロイックミラー306で反射し、集光レンズ317で集光されてロッドインテグレータ318に入射する。レンズ312、314、316はリレーレンズとして機能する。
ロッドインテグレータ318から出射された光はレンズ330、331、332を通して、一対のプリズム333、334からなる全反射プリズム335に入射し、光変調素子であるDMD(Digital Mirror Device)336で、映像信号によって入射光が変調され、映像光として出射される。レンズ330、331、332は、ロッドインテグレータ318の出射面の光をDMD336に結像させる機能を有する。
DMD336から出射された映像光は光学部材駆動装置1111に入射する。この光学部材駆動装置1111は、図13では模式的に示されているが、実施の形態1及び2で記載されたものが使用できる。光学部材駆動装置1111からの出射光は投写レンズ337に入射され、投写レンズ337からの出射光が映像光として図示しないスクリーンに拡大投写される。
このようにして、光学部材駆動装置1111の映像光の表示位置を移動させる機能を用い、入力映像の1フレーム期間に、複数枚その表示位置をずらしながら異なった映像を表示し、等価的に表示映像の解像度を向上させるウォブリング表示を投写型映像表示装置で行うことができる。また、投写型映像表示装置において、入力映像の1フレーム期間に、同じ映像をずらして表示し、表示画素と表示画素との間の映像が無いエリアを消し去って映像をなめらかに表示する方式や、また、プロジェクタの振動によって生じる映像のぶれを検出し、それを補正するぶれ防止などに応用できる。
尚、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、プロジェクタ等の投写型映像表示装置の投写画像の表示位置を移動させる光学部材駆動装置に適用可能である。
101 アクチュエータ(駆動機構)
101a アクチュエータA(駆動機構)
101b アクチュエータB(駆動機構)
101c アクチュエータC(駆動機構)
101d アクチュエータD(駆動機構)
102、102a、102b、102c、102d 位置センサ
103a、103b、103c、103d 位置検出回路
105 マイクロコンピュータ
106、106a、106b、106c、106d、116、116a、116b、116c、116d 連結部
107、107a、107b、107c、107d 可動部
108、108a、108b、108c、108d ヒンジ
109、109a、109b、109c、109d 支持部
110、110a、110b、110c、110d 連結部材
301 レーザ光源
302 コリメータレンズ
303、307、308、317 集光レンズ
304 拡散板
306 ダイクロイックミラー
311、313、315、ミラー
318 ロッドインテグレータ
335 全反射プリズム
336 DMD
337 投写レンズ
1000 平行平板ガラス(光学部材)
1011 ヨーク
1014 コイル
1070 ガイド窓
1111 光学部材駆動装置
3000 照明光学系
3001 蛍光体ホイール
3012 基材
3013、3014 蛍光体
3015 開口部

Claims (5)

  1. 入射光を屈折によって光路を変更して通過させる光路変更用の平行平板ガラスからなる光学部材と、
    駆動信号によって前記光学部材の面と直交する方向に移動制御される可動部を有し、前記光学部材の外側に配置された駆動機構と、
    前記光学部材の面中心で互いに直交する2軸上において前記光学部材の端部と前記駆動機構の可動部とを夫々回動自在に連結する連結部材と、
    前記光学部材の端部と前記駆動機構の可動部間に配置され、前記連結部材を回動自在に枢支する支持部と、
    前記駆動機構の可動部を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記支持部が前記連結部材を枢支する位置を梃の支点、前記可動部が前記連結部材と連結する位置を梃の力点、前記光学部材が前記連結部材と連結する位置を梃の作用点とした場合、前記梃の支点と力点間の距離と、前記梃の支点と作用点間の距離の比率は、1:1に設定されている光学部材駆動装置。
  2. 前記駆動機構の前記可動部の移動量を検出する位置検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記可動部に設けられた位置センサを前記位置検出手段が検出することにより、前記駆動機構を制御し、
    前記駆動機構を4つ備える請求項1に記載の光学部材駆動装置。
  3. 前記駆動機構はボイスコイルモータである請求項2に記載の光学部材駆動装置。
  4. 前記制御手段は1つのマイクロコンピュータで構成される請求項2に記載の光学部材駆動装置。
  5. 光源と、
    前記光源からの光を映像信号によって変調する光変調素子と、
    前記光変調素子によって変調された映像光を拡大投写する投写光学系と、
    前記光変調素子と前記投写光学系との間に配置された、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光学部材駆動装置と、
    を備える投写型映像表示装置。
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