JP6650201B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

この発明は、包装箱に関し、とくに包装箱の内容物に関する情報を管理する技術に関する。
特許文献1には、薬品等を収納する包装容器に関し、容器を開封せずとも情報カードを取り出すことのできる包装容器を提供するべく、包装容器の複数の面のうち開封面と異なる面の少なくとも一面を外側片及び内側片から成る二重構造とし、外側片に内容物情報を印刷し、外側片の一部または全部が切除されるように、内容物情報の周囲に切除部を構成することが記載されている。
特許文献2には、一般の需要者が開封するまでは医薬品と共に内部に封入されている添付文書を開封後にも紛失することなく確実に保管し得るようにするために、医薬品を収納するための収納容器の所要位置に、破断することにより添付文書を差込み保管するためのスリット状の保管ポケットが形成されるようにした刻み目を設けた医薬品の収納容器構造について開示されている。
実用新案登録第3172099号公報 実用新案登録第3104311号公報
医療機関や薬局等においては、医師から出された処方箋に従って誤りなく調剤を行うべく、薬品棚にストックされている多数の医薬品について、医薬品の名称、種別、有効期限(使用期限)、製造番号、ロット番号等の情報を付帯させて管理している。ここで医療機関や薬局等において行われる作業、即ち、薬品棚にストックされている多数の医薬品の中から処方箋に従って医薬品を取り揃える作業(以下、ピッキングとも称する。)は、必ずしも医薬品の包装箱を単位として行われるわけではなく、PTPシート単位、錠剤単位、薬包単位等で行われる。そのため、包装箱に入っていた医薬品を使い切ってしまうまでは残存する医薬品に上記情報を付帯させて管理する必要がある。そこで医療機関や薬局等においては、包装箱の表面に記載されている情報の切り抜きや医薬品とともに包装箱に同梱されている添付文書等を、例えば、残存する医薬品(PTPシート、薬包等)に輪ゴムで括り付けておく、医薬品の種類等ごとに用意した薬品籠に残存する医薬品とともに入れて管理しておく、といった方法で対応している。
しかし上記のような方法で対応した場合、切り抜きや添付文書の内容を確認するために、薬品棚に置かれている医薬品や薬品籠をいちいち手元に取ってくる必要があり、薬剤師等のスタッフは面倒な作業を強いられていた。またこうした現場においては、薬品棚のスペースの有効利用や積み上げた包装箱の荷崩れを防止するため、包装箱を夫々の端面が前面を向くように揃えて薬品棚に積み上げて管理していることが少なくないが、例えば、必要とする情報が包装箱の側面に記載されているような場合には、医薬品が崩れないように注意して医薬品を抜き取る必要があり、スタッフは煩雑な作業を強いられていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、包装箱の内容物を当該内容物に関する情報とともに管理する必要がある場合において、内容物を上記情報とともに効率よく管理することを可能する包装箱を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明の一つは、4つの側面板と前記4つの側面板により構成される筒体の各端面に設けられる2つの端面板とを備えて構成される略直方体状の包装箱であって、前記側面板の少なくともいずれかに、当該包装箱の内容物に関する情報が記載された表示板が切除可能に設けられ、前記端面板の少なくともいずれかに、前記情報が外部から視認可能な状態となるように前記表示板を取り外し可能な状態で保持する装着部を備え、前記表示板は、前記装着部に装着された際に前記端面板の領域に収まる外形を呈する。
本発明によれば、包装箱の側面側に記載されている当該包装箱の内容物に関する情報を包装箱の端面側に容易に転移させることができる。そのため、例えば、収納スペースの有効利用等を目的として、夫々の端面の方向をユーザが存在する方向に向けて多数の包装箱が管理される状況において、ユーザが存在する方向に内容物に関する情報を表示させることができ、包装箱並びにその内容物を取り扱うユーザの作業効率を向上させることができる。このように本発明によれば、包装箱の内容物を当該内容物に関する情報とともに管理する必要がある場合において、内容物を上記情報とともに効率よく管理することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記端面板の全部又は一部を覆うように設けられる透明シートを有し、前記装着部は、前記透明シートと前記端面板との間に前記表示板を挟持することにより前記表示板を保持する構造を有する。
本発明によれば、表示板を端面に確実に保持する仕組みを簡素かつ安価に実現することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記装着部は、前記透明シートと前記端面板との間に前記表示板を差し込むためのスリットを有する。
本発明によれば、表示板を容易に装着部に装着することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記端面板は、その縁部の前記スリットの近傍に切り欠きを有する。
本発明によれば、装着部への表示板の脱着を容易に行うことができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記端面板の表面に切り込みが形成され、前記装着部は、前記表面板を前記切り込みに差し込むことにより前記表示板を保持する構造である。
本発明によれば、表示板を包装箱の端面に確実に保持する仕組みを簡素かつ安価に実現することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記表示板の前記情報が記載された面の裏面に粘着剤が塗布され、前記表示板は前記粘着剤により前記端面に装着される。
本発明によれば、表示板を包装箱の端面に保持する仕組みを簡素かつ安価に実現することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記側面板の少なくともいずれかに、当該包装箱の内容物に関する情報が記載された複数の前記表示板が切除可能に設けられている。
本発明によれば、例えば、複数の表示板の夫々に異なる情報を記載することで、包装箱のユーザは目的に応じて端面に表示させる情報(表示板)を自由に選択することができ、包装箱が用いられる個々の現場のニーズに柔軟に対応することができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記表示板は、前記側面板に重ねて設けられていることとする。
本発明によれば、包装箱の堅牢性を高めることができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、前記表示板は、前記装着部に装着された際に前記端面板の領域に収まる外形を呈する。
本発明によれば、例えば、多数の包装箱が収納棚等に管理される場合に、隣接する包装箱を密着して配置することができ、収納棚のスペースの有効利用を図ることができる。
本発明のうちの他の一つは、上記包装箱であって、ブランクシートから打ち抜かれた形成片からなり、前記形成片には、前記4つの側面板が互いに平行な折曲線を介して連接され、前記2つの端面板が夫々、前記4つの側面板のいずれかの前記4つの側面板の連接方向に直角な方向に延設され、前記4つの側面板の連接方向の一端に前記表示板が破断線を介して延設され、前記形成片を前記折曲線で折り曲げて接続することにより前記4つの側面板を有する角筒状の筒体が形成され、前記筒体の各端面を塞ぐように前記端面板が設けられ、前記表示板は前記側面板の一つと重なった状態となることとする。
このように、本発明の包装箱は、ブラックシートから打ち抜いた形成片により容易かつ安価に製造することができる。
その他、本願が開示する課題、及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、包装箱の内容物を当該内容物に関する情報とともに管理する必要がある場合において、内容物を上記情報とともに効率よく管理することができる。
一実施形態として説明する包装箱10の開封前の状態(封かん状態)を示す斜視図である。 包装箱10の開封後の状態を示す斜視図である。 包装箱10の形成片(ブランク5)を示す図である。 包装箱10から表示板51を切り離して装着部70に装着する様子を示す図である。 表示板51が装着された後の包装箱10の状態を示す図である。 多数の包装箱10が薬品棚60に収納されている様子を示す図である。 装着部70の他の一例を示す図である。 装着部70の他の一例を示す図である。 装着部70の他の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態につき図面とともに説明する。
図1に本発明の一実施形態として説明する包装箱10の開封前の状態(封かん状態)を示す斜視図を、図2に包装箱10の開封後の状態を示す斜視図を、図3に包装箱10の形成片(以下、「ブランク5」とも称する。)を、夫々示している。図3はブランク5を包装箱10の表面側から眺めた図である。図1又は図2に示す包装箱10は、図3に示すブランク5を組み立てることにより構成することができる。ブランク5は、例えば、厚紙や板紙等のブランクシートを打ち抜くことにより形成される。
図3に示すように、ブランク5は、包装箱10の角筒状の筒体を形成し、夫々の長尺辺が互いに平行になるように連接配置された4つの側面板(第1側面板11、背面板12、第2側面板13、及び正面板14)と、これら4つの側面板の連接方向の一端に延設される表示片50と、背面板12の上記連接方向に対して直角方向の短尺辺に延設された第1端面板15(天井面板)、及び正面板14の上記連接方向に対して直角方向の短尺辺に延設された第2端面板16(底面板)とを有する。第1側面板11、背面板12、第2側面板13、正面板14、及び表示片50は、夫々の長尺辺を境界としてこの順に連接している。
第1側面板11の、背面板12が連接する長尺辺に対向する長尺辺には細長の糊付片17が延設している。糊付片17は、包装箱10を組み立てた状態で正面板14の内側(裏側)に接着剤(ホットメルト等)によって接着される。
背面板12と正面板14はほぼ同形状(略長方形状)であり、これらは包装箱10の一対の側面を構成する。また第1側面板11と第2側面板13はほぼ同形状(略長方形状)であり、包装箱10の一対の側面を構成する。第1端面板15(天井面板)及び第2端面板16(底面板)は、夫々、4つの側面板で構成される包装箱10の前述した角筒状の筒体の対向する2つの端面を塞ぐように設けられる。表示片50は、第1側面板11(又は第2側面板13)とほぼ同形状(略長方形状)である。表示片50は、包装箱10が組み立てられた状態において第1側面板11との間で二重(二層)構造を形成する。即ち表示片50は包装箱10の堅牢性を増大させる役割も果たす。尚、本実施形態における包装箱10は、背面板12(又は正面板14)の面積が第1側面板11(又は第2側面板13)の面積よりも広くなっているが、背面板12(又は正面板14)の面積や第1側面板11(又は第2側面板13)の大きさは必ずしも同図に示す態様に限られない。
包装箱10が、例えば、医薬品の収納容器として用いられる場合、背面板12の表面には、例えば、医薬品の名称等の情報が、第1側面板11並びに第2側面板13の表面には、例えば、医薬品の名称、種別、特性、成分、効能、用法、用量、有効期限(使用期限)、コード(RSSコード、RSSコンポジットコード、JANコード等)等の情報が、正面板14の表面には、例えば、医薬品の名称、内容物に関する情報(錠数、薬包数、製造元、連絡先等)が、第1端面板15並びに第2端面板16の表面には、例えば、医薬品の名称等の情報が、印字もしくは印刷される。尚、ドラッグストア等の店頭で販売される場合を想定し、第1端面板15並びに第2端面板16の表面には、医薬品の名称等の宣伝広告に関わる情報が積極的に表示される。
同図に示すように、第1側面板11の、包装箱10を組み立てた状態で第1端面板15が存在する側には、折曲線を介してサイドフラップ111が、また第1側面板11の、包装箱10を組み立てた状態で第2端面板16が存在する側には、折曲線を介してサイドフラップ112が、夫々延設されている。また第2側面板13の、包装箱10を組み立てた状態で第1端面板15が存在する側には、折曲線を介してサイドフラップ131が、また第2側面板13の、包装箱10を組み立てた状態で第2端面板16が存在する側には、折曲線を介してサイドフラップ132が、夫々延設されている。
同図に示すように、第1端面板15の、背面板12が連接する側と対向する側には、折曲線を介してフラップ151が延設されている。また正面板14の、包装箱10を組み立てた状態で第2端面板13が存在する側には、折曲線を介して第2端面板16が延設されている。
同図に示すように、第1側面板11と背面板12との境界には折曲線31が、背面板12と第2側面板13と背面板12との境界には折曲線32が、第2側面板13と正面板14との境界には折曲線33が、夫々形成されている。また背面板12と第1端面板15との境界には破断線34(ミシン目等)が、背面板12とフラップ121との境界には折曲線35が、第1端面板15とフラップ151との境界には破断線36(ミシン目等)が、夫々形成されている。破断線34及び破断線36は、包装箱10の組立時や使用時には折曲線として機能し、包装箱10の解体時には破断されて包装箱10の解体を容易にする役割を果たす。
第1側面板11と糊付片17との境界には破断線37(ミシン目等)が形成されている。破断線37は、包装箱10の組立時や使用時においては折曲線として機能し、包装箱10の解体時には破断されて包装箱10の解体を容易にする役割を果たす。
正面板14と第2端面板16との境界には破断線38(ミシン目等)(中央部は折曲線)が形成されている。正面板14の、第2端面板16が延設する側の縁部の中央付近には、略矩形状の押込部142が形成されている。押込部142の周縁には、破断線38に連続する破断線39が形成されている。押込部142は第2端面板16と一体的である。破断線38は、包装箱10の組立時や使用時には折曲線として機能し、包装箱10の解体時には破断されて包装箱10の解体を容易にする役割を果たす。破断線39は、押込部142が押し込まれることにより破断して包装箱10の解体を容易にする役割を果たす。
正面板14と表示片50との境界には破断線40(ミシン目等)が形成されている。破断線40は、後述する表示板51(第1表示板51a又は第2表示板51b)の切り離しを容易にする目的で設けられる。
フラップ151の中央付近には、略矩形状の指掛孔152が形成されている。またフラップ151の中央付近には、破断線36に略平行に破断線153(ミシン目等)が形成されている。以下、フラップ151の、破断線153に対してフラップ151の先端側の部分をフラップ端部151aと、フラップ151の、破断線153に対して第1端面板15の側の部分を差込部bと称する。
フラップ151は、フラップ端部151aの裏面については正面板14の表面に糊付けされているが、差込部151bの裏面については糊付けされていない。そのため、ユーザが指掛孔152に指を差し込んで差込部151bを持ち上げるように操作すると、裏面が糊付けされていない差込部151bのみがせり上がって破断線36が破断し、差込部151bとフラップ端部151aが分離される。即ち、上記の操作を行うことで、包装箱10を第1端面板15の側から開封することができる。尚、破断線153は、包装箱10が開封済か否かを表示する未開封/開封証明としても機能する。図2に示すように、破断線153が破断された後は差込部151bのみが第1端面板15に残留する。
正面板14の、包装箱10を組み立てた状態で第1端面板15に接する側の端縁の中央付近には、第1端面板15の開閉操作を容易にするための略半円形の切り欠き143が形成されている。
図3に示すように、表示片50には、第1表示板51a、第2表示板51b、及び残留片52が、この順に連接されている。前述したように、正面板14と表示片50との境界には破断線40が形成されている。また第1表示板51aと第2表示板51bの境界には破断線41aが、また第2表示板51bと残留片52の境界には破断線41bが形成されている。第1表示板51a又は第2表示板51bは、これらの破断線40,41a,41bによって夫々個別に包装箱10から切り離すことが可能である。第1表示板51aには、第1表示板51aを装着部70に装着する際に持ち手として機能するつまみ部511が形成されている。
包装箱10が、例えば、医薬品の収納容器として用いられる場合、表示板51(以下、第1表示板51a及び第2表示板51bを、表示版51と総称することがある)の表面には、例えば、医薬品の名称、種別、有効期限(使用期限)、製造番号、ロット番号、コード等の情報が記載される。尚、本実施形態の包装箱10では、表示片50に2つの表示板51(第1表示板51a,第2表示板52b)を設けているが、表示片50には、表示板51を1つのみ設けてもよいし、3つ以上の表示板51を設けてもよい。また表示片50に複数の表示板51を設けた場合、各表示板51に記載する情報は同じでもよいし、表示板51ごとに異なる情報を記載してもよい。後者の場合、包装箱10のユーザは、夫々の目的に応じて使用する表示板51を自由に選択することができ、包装箱10が用いられる個々の現場のニーズに柔軟に対応することができる。
図1に示すように、包装箱10は、表示片50から切り離した表示板51を第1端面板11の側に保持するための装着部70を備える。装着部70は、表示板51に記載されている情報が外部から視認可能な状態となるように表示板51を保持する。装着部70は、第1端面板15の表面を覆うように設けられた透明シート71を含む。透明シート71は、例えば、樹脂製のフィルムである。装着部70は、透明シート71と第1端面板15との間に表示板51を挟持することにより表示板51を保持する。透明シート71は、第1端子板15よりも、フラップ151の方向及び背面板12の方向にやや長尺であり、このうちフラップ151の側に延出する端部領域についてはフラップ151の表面に、背面板12の側に延出する端部領域については背面板12の表面に、夫々接着剤(ホットメルト等)により接着されている。透明シート71の、破断線34に平行な方向の両端には、第1端面板15との間に表示板51を挟み込む際の表示板51の挿入口となるスリット75(隙間)が形成されている。
第1端面板15の、破断線34に平行な方向の両端には、装着部70に装着されている表示板51を容易に取り外すことができるよう、略半円状の切り欠き155が形成されている。尚、同様の目的で、例えば、透明シート71の破断線34に平行な方向の両端に切り欠きを設けてもよい。
続いて、以上に説明した包装箱10の使用方法の具体例について説明する。以下では、包装箱10が医薬品の収納容器として用いられる場合を例として説明する。
医療機関や薬局等において調剤行為を行っている薬剤師等のスタッフは、医薬品メーカや卸売り業者等から搬入された包装箱10(製品)を、内容物(医薬品)の種類ごとに分類して薬品棚に収納する。このとき、スタッフは、図4に示すように包装箱10から表示板51を切り離し、切り離した表示板51をスリット75から第1端子板15と透明シート71との間に挿入することにより、装着部70に表示板51を装着する。図5に表示板51が装着された後の包装箱10の状態を示す。
続いてスタッフは、図6に示すように、第1端面板15に設けられている表示板51がスタッフの存在する方向を向くように、包装箱10を縦横に重ねて薬品棚60に載置する。同図に示すように、いずれの包装箱10についても、表示板51が装着されている第1端子板15の側をスタッフの存在する方向に向けて薬品棚60に収納されている。このため、スタッフは、医師から出された処方箋に従ってピッキングを行う際、包装箱10をいちいち薬品棚60から取り出す必要はなく、薬品棚60の方向を眺めるだけで容易に目的とする医薬品を見つけ出すことができる。また表示板51に、例えば、有効期限(使用期限)が表示されている場合、スタッフは、薬品棚60の方向を眺めるだけで、薬品棚60に収納されている医薬品の有効期限(使用期限)を確認することができる。
包装箱10に収納されている医薬品の量が減ってくると、スタッフは、薬品棚60の収納スペースの有効利用を図るべく、包装箱10から医薬品を取り出し、取り出した医薬品の管理形態を、包装箱10を用いた管理形態から、内容物をそのままの状態(例えば、PTPシートや薬包のままの状態)で管理する形態に切り替える。このとき、スタッフは、包装箱10の装着部70に設けられている表示板51を取り外し、取り外した表示板51を包装箱10から取り出した医薬品に輪ゴム等で括り付けるか、もしくは、取り出した医薬品とともに医薬品の種類等ごとに用意されている薬品籠に投入する。このように、本実施形態の包装箱10にあっては、装着部70に装着されている表示板51を装着部70から簡単に取り外すことができるので、上記のように包装箱10を用いた管理形態から内容物そのままでの管理形態に移行する際のスタッフの作業負荷が少なくて済む。即ち、スタッフは、表示板51の内容を新たに書き写す等の面倒な作業を強いられることもなく、表示板51をいわば情報の遺伝子として使い回すことができる。尚、医薬品を取り出した後の包装箱10については、例えば、廃棄処分とする。
以上に説明したように、本実施形態の包装箱10は、側面側に記載されている当該包装箱10の内容物に関する情報を、包装箱10の端面側に容易に転移させることができる。このため、例えば、収納スペースの有効利用等を目的として夫々の端面の方向をスタッフ等のユーザが存在する方向に向けて多数の包装箱10が管理される場合でも、ユーザが存在する方向に内容物に関する情報を簡単に表示させることができる。このように本実施形態の包装箱10によれば、包装箱10の内容物を当該内容物に関する情報とともに管理する必要がある場合において、内容物を上記情報とともに効率よく管理することができる。
尚、以上の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
例えば、透明シート71は、第1端子板15の全面ではなく、第1端子板15の一部の領域のみを覆うように設けてもよい。そのような構成とした包装箱10の一例を図7に示す。同図に示すように、この例では、表示板51を透明シート71と第1端子板15との間に挿入するためのスリット76(隙間)を透明シート71の上端に設けている。このように透明シート71を第1端子板15の一部のみを覆うように設けた場合、透明シート71の脱着が容易になり、また製造時の透明シート71の使用量も減るので包装箱10の製造コストを低減することができる。
また例えば、包装箱10の端面(第1端子板15)に一つ以上の切り込み80を設けておき、表示板51を切り込み80に差し込むことにより表示板51を保持するようにしてもよい。その場合の一例を図8に示す。このようにすれば、包装箱10に装着部70を容易かつ安価に設けることができる。
また例えば、表示板51の裏面にあらかじめ粘着剤を塗布しておき、包装箱10から切り離した表示板51を、粘着剤(もしくは接着剤)によって包装箱10の端面に装着するようにしてもよい。その場合の一例を図9に示す。これによれば、第1端子板15に特別な構造を設ける必要がなく、容易かつ安価に包装箱10に装着部70を設けることができる。尚、上記粘着剤としては、通常は剥がれにくいが、表示板51をユーザが意図的に外そうとした際は容易に剥がすことができる程度の粘着力を有するものを用いることが好ましい。
5 ブランク、10 包装箱、11 第1側面板、12 背面板、121 フラップ、13 第2側面板、14 正面板、16 第2端面板、142 押込部、143 切り欠き、15 第1端面板、151 フラップ、151a フラップ端部、151b 差込部、152 指掛孔、153 破断線、155 切り欠き、17 糊付片、31〜37 折曲線、38〜40 破断線、41a,41b 破断線、50 表示片、51 表示板、51a 第1表示板、51b 第2表示板、511 つまみ部、70 装着部、71 透明シート、75 スリット、80 切り込み

Claims (7)

  1. 4つの側面板と前記4つの側面板により構成される筒体の各端面に設けられる2つの端面板とを備えて構成される略直方体状の包装箱であって、
    前記側面板の少なくともいずれかに、当該包装箱の内容物に関する情報が記載された、表示板が切除可能に設けられ、
    前記端面板の少なくともいずれかに、前記情報が外部から視認可能な状態となるように前記表示板を取り外し可能な状態で保持する装着部を備え、
    前記表示板は、前記装着部に装着された際に前記端面板の領域に収まる外形を呈し、
    前記端面板の全部又は一部を覆うように設けられる透明シートを有し、
    前記装着部は、前記透明シートと前記端面板との間に前記表示板を挟持することにより前記表示板を保持する構造を有する
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記装着部は、前記透明シートと前記端面板との間に前記表示板を差し込むためのスリットを有する
    包装箱。
  3. 請求項2に記載の包装箱であって、
    前記端面板は、その縁部の前記スリットの近傍に切り欠きを有する
    包装箱。
  4. 4つの側面板と前記4つの側面板により構成される筒体の各端面に設けられる2つの端面板とを備えて構成される略直方体状の包装箱であって、
    前記側面板の少なくともいずれかに、当該包装箱の内容物に関する情報が記載された、表示板が切除可能に設けられ、
    前記端面板の少なくともいずれかに、前記情報が外部から視認可能な状態となるように前記表示板を取り外し可能な状態で保持する装着部を備え、
    前記表示板は、前記装着部に装着された際に前記端面板の領域に収まる外形を呈し、
    前記端面板の表面に切り込みが形成され、
    前記装着部は、前記表面板を前記切り込みに差し込むことにより前記表示板を保持する構造である
    包装箱。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    前記側面板の少なくともいずれかに、当該包装箱の内容物に関する情報が記載された複数の前記表示板が切除可能に設けられている、
    包装箱。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    前記表示板は、前記側面板に重ねて設けられている
    包装箱。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の包装箱であって、
    該包装箱はブランクシートから打ち抜かれた形成片からなり、
    前記形成片には、
    前記4つの側面板が互いに平行な折曲線を介して連接され、
    前記2つの端面板が夫々、前記4つの側面板のいずれかの前記4つの側面板の連接方向に直角な方向に延設され、
    前記4つの側面板の連接方向の一端に前記表示板が破断線を介して延設され、
    前記形成片を前記折曲線で折り曲げて接続することにより前記4つの側面板を有する角筒状の筒体が形成され、前記筒体の各端面を塞ぐように前記端面板が設けられ、前記表示板は前記側面板の一つと重なった状態となる、
    包装箱。
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