JP6648760B2 - ヘアシャンプー組成物 - Google Patents

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Description

本発明はヘアシャンプー組成物に関する。
一般にヘアシャンプー組成物(以下、ヘアシャンプー、シャンプーまたは製剤ともいう。)は、洗浄および起泡剤であるアニオン界面活性剤、製剤の安定性や泡質を向上させる両性界面活性剤、製剤に適度な粘度を与える増粘剤、すすぎ時の指通りを向上させるカチオンポリマー等の成分を必須として構成される。ヘアシャンプーは頭髪および頭皮の汚れを落とし、頭髪および頭皮を健やかに保つ製剤であるが、シャンプーした後に頭髪および頭皮をドライヤー等で乾燥した場合、ヘアシャンプーの使用による過度な脱脂等により、頭皮のうるおいが損なわれることがあった。即ち、ヘアシャンプーの使用により、むしろ消費者に不快感を与えたり、極端な場合は頭皮のスキントラブルにつながる場合があった。
シャンプー後の頭皮の乾燥を抑えることを目的として、アニオン界面活性剤や両性界面活性剤に特定の添加剤を配合することが提案されている。例えば、特許文献1では、アシルグルタミン酸塩、アシルアスパラギン酸塩、両性界面活性剤および糖アルコールを配合した液体洗浄剤組成物が提案されている。
また、乾燥を抑えることに加え、製剤に適度な粘度を与えることを目的として、特許文献2では、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルーエーテル硫酸エステルナトリウムまたはアシルメチルタウリンナトリウム、アルキルメチルモノエタノールアミド、多価アルコールを配合した洗浄剤組成物が提案され、さらに、特許文献3では、アルキルエーテル硫酸エステル塩、ベタイン型両性活性剤、アルキルアミンオキシド、ポリエーテル変性シリコーンおよび光沢付与剤を配合した皮膚洗浄剤組成物が提案されている。
しかしながら、上記の洗浄剤組成物ではシャンプー後の頭皮の乾燥に対し、未だ十分ではなかった。
特許文献1の液体洗浄剤組成物に配合されているアシルグルタミン酸塩、アシルアスパラギン酸塩、また、特許文献2の洗浄剤組成物に配合されているアシルメチルタウリンナトリウムは、頭皮に対して比較的マイルドであることが知られているが、これらを配合しても満足のいく効果は得られていなかった。
さらに、特許文献2の洗浄剤組成物に配合されているアルキルメチルモノエタノールアミド、また、特許文献3の皮膚洗浄剤組成物に配合されているアルキルアミンオキシドは、製剤に適度な粘度を与える効果を発揮する成分ではあるが、シャンプー後の頭皮の乾燥には好ましくない結果をもたらしていた。しかし、上記のとおりヘアシャンプー組成物に求められる機能および製剤の安定化のためには、アルキルメチルモノエタノールアミドやアルキルアミンオキシドといった増粘剤は必須の成分であり、未だここに技術上の課題があった。
特開2014−5230号公報 特許5667790号公報 特開2014−76975号公報
本発明の目的は、製剤が使用に適した粘性を保ち、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいを損なわないヘアシャンプー組成物を提供することである。
本発明者らは、下記一般式(1)で示されるN−アシルメチルタウリンのタウリン塩と、下記一般式(2)で示されるアルキレンオキシド誘導体とを組み合わせることにより、上記の目的を達成できるという知見に至った。
すなわち、本発明は次の成分(A)および(B):
(A)下記一般式(1)で示されるN−アシルメチルタウリンのタウリン塩;0.5〜15質量%
1CON(CH3)CH2CH2SO3 ・・・(1)
(式中、R1COは炭素数8〜24のアシル基、XはH3CH2CHSO3 であり、Mはアルカリ金属または有機アンモニウムである。)
(B)下記一般式(2)で示されるアルキレンオキシド誘導体;0.3〜10質量%
2COO(BO)H ・・・(2)
(式中、R2COは炭素数8〜14のアシル基、BOはオキシブチレン基、mは平均付加モル数を示し、1≦m≦2である。)
を含有し、成分(A)と成分(B)が質量比で(A)/(B)=0.5〜8であることを特徴とするヘアシャンプー組成物を提供するものである。
本発明のヘアシャンプー組成物は、さらに成分(C):
(C)下記一般式(3)で示されるアルキレンオキシド誘導体
COO(BO)OCR ・・・(3)
(式中、RCOおよびRCOはそれぞれ独立して炭素数8〜14のアシル基であり、BOはオキシブチレン基、nは平均付加モル数を示し、1≦n≦2である。)
を含有していてもよい。
本発明によれば、製剤が使用に適した粘性を保ち、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいを損なわないという効果が得られる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のヘアシャンプー組成物は、下記の成分(A)および(B)を少なくとも含有する。
〔成分(A)〕
成分(A)は、下記一般式(1)で示されるN−アシルメチルタウリンのタウリン塩である。
1CON(CH3)CH2CH2SO3 ・・・(1)
式中、R1COは炭素数8〜24、好ましくは炭素数8〜18のアシル基であり、かかるアシル基として、具体的には、カプリロイル基、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ベヘノイル基が例示される。また、これらアシル基の二種以上を含む混合アシル基を使用することもでき、かかる混合アシル基としては、例えば、ココイル基が挙げられる。ココイル基に含まれる各アシル基の代表的な含有比率は、C8:C10:C12:C14:C16:C18=5:6:55:17:10:7(質量比)である。
成分(A)におけるアシル基は、製剤が使用に適した粘性を保つ観点から、ラウロイル基、ミリストイル基、オレオイル基、ココイル基が好ましく、特にはラウロイル基、オレオイル基、ココイル基が好ましい。また、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいを損なわないという観点からは、ラウロイル基、ココイル基が好ましく、特にココイル基が好ましい。
式中、XはH3CH2CHSO3 で示され、Mはアルカリ金属または有機アンモニウムである。Mとしては、具体的にはアルカリ金属であるナトリウム、カリウム等が挙げられ、また有機アンモニウムであるトリエタノールアミン、アルギニン、リジン、ヒスチジン等が挙げられる。
一般式(1)のXにおけるMは、製剤が使用に適した粘性を保つ観点からは、いずれのアルカリ金属または有機アンモニウムでも良いが、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいを損なわないという観点からは、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、またはトリエタノールアミンが好ましく、特にナトリウム、トリエタノールアミンが好ましい。
成分(A)は、本発明のヘアシャンプー組成物中に、1種または2種以上を用いることができる。成分(A)はヘアシャンプー組成物中に0.5〜15質量%、好ましくは1〜12質量%、特に好ましくは2〜10質量%含まれる。含有量が少なすぎたり、多すぎたりすると、製剤が使用に適した粘性を保つことが困難になり、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後に、頭皮のうるおいが損なわれることがある。
〔成分(B)〕
成分(B)は、下記一般式(2)で示されるアルキレンオキシド誘導体である。
2COO(BO)H ・・・(2)
式中、R2COは炭素数8〜14のアシル基であり、かかるアシル基として、具体的には、カプリロイル基、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基が挙げられる。
成分(B)におけるアシル基は、製剤が使用に適した粘性を保つ観点から、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基が好ましく、特にはラウロイル基、ミリストイル基が好ましい。また、シャンプーし乾燥した後に頭皮のうるおいを損なわないという観点からは、ラウロイル基、ミリストイル基が好ましく、特にはラウロイル基が好ましい。
式中、BOはオキシブチレン基であり、1,2−ブチレンオキシド由来の基である。
さらに、式中のmは、オキシブチレン基の平均付加モル数を示し、1≦m≦2である。式中のmがこの範囲の数値であれば、製剤が使用に適した粘性を保つことができ、またシャンプーし乾燥した後に頭皮のうるおいが損なわれ難い。
成分(B)は、本発明のヘアシャンプー組成物中に、1種または2種以上を用いることができる。
成分(B)は、ヘアシャンプー組成物中に、0.3〜10質量%、好ましくは0.5〜7質量%、特に好ましくは1〜5質量%含まれる。含有量が少なすぎると、製剤が使用に適した粘性を保つことが困難になり、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後に、頭皮のうるおいが損なわれることがある。一方、含有量が多すぎると、製剤が使用に適した粘性を保つことが困難になる。
本発明のヘアシャンプー組成物において、成分(A)成分と成分(B)は質量比で(A)/(B)=0.5〜8、好ましくは1〜6、特に好ましくは3〜5である。質量比(A)/(B)が大きすぎると、製剤が使用に適した粘性を保つことが困難になり、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後に、頭皮のうるおいが損なわれることがある。また、質量比(A)/(B)が小さすぎると、製剤が使用に適した粘性を保つことが困難になる。
本発明のヘアシャンプー組成物ではさらに、シャンプーし乾燥した後に頭皮のうるおいをより損なわない目的、特にドライヤーで乾燥した後の頭皮のうるおいをより損なわない目的のために、下記式(3)で示される成分(C)のアルキレンオキシド誘導体を配合することができる。
COO(BO)OCR ・・・(3)
式中、RCOおよびRCOはそれぞれ独立して炭素数8〜14のアシル基であり、かかるアシル基として、具体的には、カプリロイル基、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基が挙げられる。成分(C)におけるアシル基は、製剤が使用に適した粘性を保つ観点から、カプロイル基、ラウロイル基、ミリストイル基が好ましく、特にはラウロイル基、ミリストイル基が好ましい。また、シャンプーし乾燥した後に頭皮のうるおいを損なわないという観点からは、ラウロイル基、ミリストイル基が好ましく、特にはラウロイル基が好ましい。
式中、BOはオキシブチレン基であり、1,2−ブチレンオキシド由来の基である。
さらに、式中のnは、オキシブチレン基の平均付加モル数を示し、1≦n≦2である。
ドライヤーで乾燥した後の頭皮のうるおいをより損なわないために、成分(B)と成分(C)は質量比で(B)/(C)=8〜100が好ましく、特に好ましくは10〜75、さらに好ましくは20〜50である。
なお、成分(C)の含有量は、ヘアシャンプー組成物中、好ましくは0.01〜1.5質量%、特に好ましくは0.02〜1〜1質量%である。
成分(C)は、本発明のヘアシャンプー組成物中に、1種または2種以上を用いることができる。
また、製剤が使用に適した粘性を保ち、かつタオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後に、頭皮のうるおいを保つ観点から、成分(A)(B)と成分(C)の関係は、{(A)/(B)}×(C)=0.1〜0.8が好ましく、特に好ましくは0.1〜0.5であり、さらに好ましくは0.15〜0.3である。
本発明のヘアシャンプー組成物ではさらに、ヘアシャンプーに通常用いられる成分である両性界面活性剤、カチオン化ポリマー、パール化剤、防腐剤、キレート剤、香料などを配合すことができる。例えば、両性界面活性剤として、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルベタイン等が用いられ、その含有量は、ヘアシャンプー組成物中、通常1〜20質量%である。カチオン化ポリマーとして、カチオン化セルロース、カチオン化グアーガム等が用いられ、その含有量は、ヘアシャンプー組成物中、通常0.03〜3質量%である。また、パール化剤としてジステアリン酸エチレングリコール等を、防腐剤としてメチルパラベン、フェノキシエタノール等を、キレート剤としてエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、クエン酸等をそれぞれ適宜配合することができる。
本発明のヘアシャンプー組成物は、常法に従って製造できる。また、その剤型は任意であり、透明系液体状、パール系液体状、ペースト状、クリーム状、ゲル状等にすることができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。
〔実施例1〜15および比較例1〜12〕
表1、2に示すヘアシャンプー組成物を常法に従って調製した。そして下記の方法で、製剤の使いやすさ(粘性)、十分にヘアシャンプー組成物をすすぎ、タオルドライした後の頭皮のうるおい感、さらにドライヤーで乾燥した後の頭皮のうるおい感をそれぞれ評価した。その結果を表1、2に示す。表中の数値は、ヘアシャンプー組成物中における純分の質量%を示す。
なお、成分(B)のラウリン酸オキシブチレンにおけるmは、オキシブチレン基の平均付加モル数を示し、成分(C)のジラウリン酸オキシブチレンにおけるnは、オキシブチレン基の平均付加モル数を示す。
A.製剤の使いやすさ(粘性)
ヘアシャンプー組成物5gを手にとり、ヘアシャンプー組成物が手にとどまる状態を10秒間観察した。この時のヘアシャンプー組成物の使いやすさについて、下記3段階の基準で評価した。
(製剤の使いやすさ)
(評点):(評価)
2:製剤がほぼ手にとどまり、使いやすい。
1:一部の製剤が手から流れ落ちる。
0:手を軽くにぎらないと、ほとんどの製剤が手から流れ落ちる。
B.タオルドライ後の頭皮のうるおい感
40℃の温水で頭髪と頭皮を十分にぬらし、ヘアシャンプー組成物5gで頭髪と頭皮を30秒間シャンプーした後、40℃の温水で頭髪と頭皮を2分間すすいだ。タオルドライにより頭髪と頭皮の水分を十分にとり、10分後の頭皮のうるおい感について、下記4段階で評価した。
(タオルドライ後の頭皮のうるおい感)
(評点):(評価)
3:うるおいを感じる。
2:うるおいをやや感じる。
1:うるおいがやや足りないと感じる。
0:うるおいが足りないと感じる。
C.ドライヤー乾燥後の頭皮のうるおい感
40℃の温水で頭髪と頭皮を十分にぬらし、ヘアシャンプー組成物5gで頭髪と頭皮を30秒間シャンプーした後、40℃の温水で頭髪と頭皮を2分間すすいだ。タオルドライにより頭髪と頭皮の水分を十分にとり、さらにドライヤーで乾燥した60分後の頭皮のうるおい感について、下記4段階で評価した。
(ドライヤー乾燥後の頭皮のうるおい感)
(評点):(評価)
3:うるおいを感じる。
2:うるおいをやや感じる。
1:うるおいがやや足りないと感じる。
0:うるおいが足りないと感じる。
上記A、BおよびCの評価は、いずれも、20名の専門パネラーによって行ない、それぞれの平均点を求めた。評価Aについては平均点が1.5点以上の場合に良好であると評価し、評価BおよびCについては平均点が2.0点以上の場合に良好であると評価した。
Figure 0006648760
Figure 0006648760
実施例1〜15の評価結果より、本発明のヘアシャンプー組成物は、いずれの試料においても製剤が使用に適した粘性を保ち、シャンプーし、タオルドライした後に頭皮のうるおいを損なわず、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいを損なわない組成物であった。
一方、比較例1〜12では十分な効果が得られていない。
比較例1では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩の含有量が0.5質量%未満であるため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例2では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩の含有量が15質量%を超えているため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例3では、成分(B)のアルキレンオキシド誘導体の含有量が0.3質量%未満であるため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例4では、成分(B)のアルキレンオキシド誘導体の含有量が10質量%を超えているため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっている。
比較例5では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩と成分(B)のアルキレンオキシド誘導体の質量比(A)/(B)が8より大きいため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例6では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩と成分(B)のアルキレンオキシド誘導体の質量比(A)/(B)が0.5より小さいため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっている。
比較例7では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩の替わりに、アニオン界面活性剤としてN−ココイルメチルタウリンナトリウム塩を使用しているために、ドライヤー乾燥後に頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例8では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩の替わりに、アニオン界面活性剤としてN−ココイルグルタミン酸ナトリウム塩を使用しているために、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、ドライヤー乾燥後に頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例9では、成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩の替わりに、アニオン界面活性剤としてポリオキシエチレン(2モル)ラウリルエーテル硫酸エステルナトリウム塩を使用しているために、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例10では、成分(B)のアルキレンオキシド誘導体の替わりに、増粘剤としてN−ヤシ油脂肪酸メチルモノエタノールアミドを使用しているために、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例11では、成分(B)のアルキレンオキシド誘導体の替わりに、増粘剤としてラウリルジメチルアミンオキシドを使用しているために、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、タオルドライ後およびドライヤー乾燥後の両者において、頭皮のうるおいが損なわれている。
比較例12では、成分(C)のアルキレンオキシド誘導体が配合された実施例12における成分(A)のN−アシルメチルタウリンのタウリン塩の替わりに、アニオン界面活性剤としてN−ココイルメチルタウリンナトリウム塩を使用しているため、製剤の粘性が十分でなく使いにくくなっており、ドライヤー乾燥後に頭皮のうるおいが損なわれている。
処方例1
下記表3に示す組成のパール状ヘアシャンプー組成物を常法により調製した。質量%は純分の数値である。なお、成分(B)のラウリン酸オキシブチレンにおけるmは、オキシブチレン基の平均付加モル数を示す。
Figure 0006648760
この組成物を上記評価法A、BおよびCに従って評価した。結果を以下に示す。
(評価項目):(20名の平均点)
製剤の使いやすさ(粘性):1.7
タオルドライ後の頭皮のうるおい感:2.6
ドライヤー乾燥後の頭皮のうるおい感:2.5
上記の結果より、処方例1のパール状ヘアシャンプー組成物は、製剤が使用に適した粘性を保ち、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいが損なわれない組成物であった。
処方例2
下記表4に示す組成の透明ヘアシャンプー組成物を常法により調製した。質量%は純分の数値である。なお、成分(B)のラウリン酸オキシブチレンにおけるmは、オキシブチレン基の平均付加モル数を示す。
Figure 0006648760
この組成物を上記評価法A,BおよびCに従って評価した。結果を以下に示す。
(評価項目):(20名の平均点)
製剤の使いやすさ(粘性):1.7
タオルドライ後の頭皮のうるおい感:2.6
ドライヤー乾燥後の頭皮のうるおい感:2.5
上記の結果より、処方例2の透明ヘアシャンプー組成物は、製剤が使用に適した粘性を保ち、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいが損なわれない組成物であった。
処方例3
下記表5に示す組成の透明ヘアシャンプー組成物を常法により調製した。質量%は純分の数値である。
Figure 0006648760
この組成物を上記評価法A,BおよびCに従って評価した。結果を以下に示す。
(評価項目):(20名の平均点)
製剤の使いやすさ(粘性):1.9
タオルドライ後の頭皮のうるおい感:2.5
ドライヤー乾燥後の頭皮のうるおい感:2.5
上記の結果より、処方例3の透明ヘアシャンプー組成物は、製剤が使用に適した粘性を保ち、シャンプーした後に、タオルドライした直後、さらにドライヤーで乾燥した後でも、頭皮のうるおいが損なわれない組成物であった。

Claims (2)

  1. 次の成分(A)および(B):
    (A)下記一般式(1)で示されるN−アシルメチルタウリンのタウリン塩;0.5〜15質量%
    1CON(CH3)CH2CH2SO3 ・・・(1)
    (式中、R1COは炭素数8〜24のアシル基、XはH3CH2CHSO3 であり、Mはアルカリ金属または有機アンモニウムである。)

    (B)下記一般式(2)で示されるアルキレンオキシド誘導体;0.3〜10質量%
    2COO(BO)H ・・・(2)
    (式中、R2COは炭素数8〜14のアシル基、BOはオキシブチレン基、mは平均付加モル数を示し、1≦m≦2である。)
    を含有し、成分(A)と成分(B)が質量比で(A)/(B)=0.5〜8であることを特徴とするヘアシャンプー組成物。
  2. さらに成分(C):
    (C)下記一般式(3)で示されるアルキレンオキシド誘導体
    COO(BO)OCR ・・・(3)
    (式中、RCOおよびRCOはそれぞれ独立して炭素数8〜14のアシル基であり、BOはオキシブチレン基、nは平均付加モル数を示し、1≦n≦2である。)
    を含有することを特徴とする請求項1に記載のヘアシャンプー組成物。
JP2017527502A 2015-07-09 2016-07-07 ヘアシャンプー組成物 Active JP6648760B2 (ja)

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