JP3909038B2 - 洗浄料組成物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗浄料組成物、特に毛髪用または皮膚用の洗浄料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、シャンプーには、毛髪にコンディショニング特性を与えるためにコンディショニング剤が配合され、洗髪された後の、乾燥もしくは湿ったままの毛髪に、かなり高められた縺れのほぐれやすさ、柔軟性及び滑らかさを付与している。前記コンディショニング剤の一つとしてカチオン性ポリマーがあり、その優れた特性を生かして汎用されている。カチオン性ポリマーとしては、例えば、第4級窒素を導入したセルロース誘導体(例えば、特許文献1参照)、第4級窒素を導入したカチオン変性デンプン(例えば、特許文献2参照)、第4級窒素を導入したカチオン変性グアーガム(例えば、特許文献3参照)等が用いられている。
【0003】
さらに、第4級窒素を導入したカチオン変性グアーガムとシリコーン及び/またはシリコーン誘導体を配合したシャンプー等の毛髪又は皮膚用の化粧品組成物の開発も見られる(例えば、特許文献4、特許文献5参照)。さらに、最近では、カチオン変性ローカストビーンガムを配合したシャンプー等の頭髪用化粧料の開発がなされている(例えば、特許文献6参照)。
【0004】
これらのコンディショニング剤は最低限のコンディショニング効果を毛髪等に与えるものの、その作用が弱かったり、洗髪、乾燥後の毛髪の感触が悪い等完全に満足いくものではなく、より良好な性質を示す新規なコンディショニング剤の開発が、現時点においてもなお強く要望されている。
【0005】
【特許文献1】
特公昭47−20635号公報
【特許文献2】
特公昭60−42761号公報
【特許文献3】
特公平7−17491号公報
【特許文献4】
特公平6−62392号公報
【特許文献5】
特公平7−80740号公報
【特許文献6】
特開2000−103724号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、洗浄時において、泡立ちが良く、泡質が優れ、すすぎ時には、泡切れが早く、さらにコンディショニング効果に優れた洗浄料を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、洗浄料組成物に、ローカストビーンガムに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ローカストビーンガム及び/又はフェヌグリークガムに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性フェヌグリークガムと、特定量のN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤と、シリコーンエマルジョンとを配合することにより上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、ローカストビーンガムに含まれる水酸基の一部が下記一般式(1)
【0009】
【化3】
Figure 0003909038
【0010】
(式(1)中、R、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基を表し、Xは1価の陰イオンを表す。)で示される第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ローカストビーンガム及び/又はフェヌグリークガムに含まれる水酸基の一部が上記一般式(1)で示される第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性フェヌグリークガムと、下記一般式(2)
【0011】
【化4】
Figure 0003909038
【0012】
(式(2)中、RCOは脂肪族アシル基を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム、塩基性アミノ酸、タウリン塩またはN−メチルタウリン塩を表す。)で示されるN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤0.1〜30質量%とシリコーンエマルジョンとを含有することを特徴とする洗浄料組成物である。
【0014】
また、前記化4で示されるN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤中のMは、タウリン塩又はメチルタウリン塩であることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
【0017】
本発明においてはローカストビーンガムに含まれる水酸基の一部が下記一般式(1)
【0018】
【化5】
Figure 0003909038
【0019】
で示される第4級窒素含有基(以下、単に第4級窒素含有基という。)で置換されたカチオン変性ローカストビーンガム(以下、単にカチオン変性ローカストビーンガムという。)及び/又はフェヌグリークガムに含まれる水酸基の一部が第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性フェヌグリークガム(以下、単にカチオン変性フェヌグリークガムという。)が用いられる。前記第4級窒素含有基におけるR、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基であり、なかでもメチル基が好ましい。また、Xは1価の陰イオンである。この陰イオンXの具体例としては、塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メチル硫酸、エチル硫酸等が挙げられる。
【0020】
前記第4級窒素含有基のローカストビーンガム又はフェヌグリークガムへの導入は、従来公知の方法に従って行うことができる。例えば、ローカストビーンガム又はフェヌグリークガムにグリシジルトリアルキルアンモニウム塩、3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピルトリアルキルアンモニウム塩等を反応させることによって製造することができる。
【0021】
本発明におけるカチオン変性ローカストビーンガム又はフェヌグリークガムのカチオン化反応によって導入される窒素の含有率は特に限定されないが、0.2〜3.0質量%であることが好ましい。窒素含有率が0.2質量%未満であると毛髪への吸着性が弱くなりコンディショニング効果が不充分になる等本発明の効果が充分認められない。また窒素含有率が3.0質量%を越えても効果の向上はみられない。
【0023】
本発明に係るローカストビーンガムは、マンノースを構成単位とする主鎖にガラクトース単位が側鎖として構成され、マンノースとガラクトースの組成比が4対1の非イオン性多糖類であり、Caratonia Silicaと呼ばれる多年草の豆科植物から得られる天然水溶性ガムである。
【0024】
本発明に係るフェヌグリークガムは、マンノースを構成単位とする主鎖にガラクトース単位が側鎖として構成され、マンノースとガラクトースの組成比が1対1の非イオン性多糖類であり、1年草の豆科植物から得られる天然水溶性ガムである。
【0025】
本発明のカチオン変性ローカストビーンガム及びカチオン変性フェヌグリークガムは、いずれも市販品を用いることが可能であり、市販品の例としては、例えば、カチナールCLB−100、カチナールCF−100(以上、東邦化学製)等が挙げられる。
【0026】
カチオン変性ローカストビーンガム及び/又はカチオン変性フェヌグリークガムの含有量は、洗浄料組成物全量中0.01〜2質量%が好ましい。0.01質量%未満では本発明の効果が充分発揮されない場合があり、2質量%を越えて配合しても必要とされる効果の増強は望めない。さらに好ましい含有量は洗浄料組成物全量中0.1〜1質量%である。
【0027】
本発明においては下記一般式(2)
【0028】
【化6】
Figure 0003909038
【0029】
で示されるN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤(以下、AMT型活性剤という。)が用いられる。前記一般式(2)中、R4COは脂肪族アシル基であり、炭素数8〜28の脂肪族アシル基が好ましい。炭素数が7以下であると皮膚に対して刺激が強くでてくるようになり、起泡性も低下してくる傾向がある。また、炭素数が29以上では起泡性が低下する傾向がある。さらに好ましい脂肪族アシル基の炭素数は12〜18である。脂肪族アシル基を構成する脂肪族炭化水素は飽和でも不飽和でも、また直鎖状でも分岐状でも構わない。脂肪族アシル基の具体例としては、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、オレオイル基、ヤシ油脂肪酸残基、パーム核油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基等が挙げられる。
【0030】
また、前記一般式(2)中、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム、塩基性アミノ酸、タウリン塩、N−メチルタウリン塩であり、これらのうちで、特に、タウリン塩、メチルタウリン塩が好ましい。タウリン塩、N−メチルタウリン塩の塩としては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム等が挙げられる。前記アルカリ金属の例としてはナトリウム、カリウム等、アルカリ土類金属の例としては1/2カルシウム、1/2マグネシウム等、有機アンモニウムの例としてはトリエタノールアンモニウム等、塩基性アミノ酸の例としてはリジン、アルギニン等がそれぞれ挙げられる。
【0031】
AMT型活性剤の具体例としては、N−ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリントリエタノールアミン、N−ラウロイル−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリンカリウム、N−ミリストイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−パルミトイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ステアロイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−オレオイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンマグネシウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリントリエタノールアンモニウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンリジン、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンマグネシウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−牛脂脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム等が挙げられる。なお、アシル基が油脂由来の脂肪酸のアシル体の場合で、油脂脂肪酸の名称によってアシル体を表す場合、単に油脂脂肪酸の表示でアシル体を示した。例えば、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリン塩の「N−ヤシ油脂肪酸」は、Nにヤシ油脂肪酸由来のアシル基がついたものを表す。すなわち、「N−ココイル」を意味する。本発明における以降についても同様である。
【0032】
AMT型活性剤の具体例の中では、N−ラウロイル−N−メチルタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ラウロイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリンタウリンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウムが好ましい。AMT型活性剤は、1種または2種以上が任意に選択されて配合される。
【0033】
AMT型活性剤の含有量は、洗浄料組成物全量中0.1〜30質量%が好ましい。0.1質量%未満では本発明の効果が充分発揮されない場合があり、30質量%を越えて配合しても必要とされる効果の増強は望めない。さらに好ましいAMT型活性剤の含有量は1〜20質量%である。
【0034】
本発明においては、シリコーンエマルジョンが配合される。本発明におけるシリコーンエマルジョンは、水不溶性のシリコーンオイルの液滴粒子が分散液滴として水中に存在するエマルジョンある。シリコーンエマルジョンの含有により泡切れの早さが一段と優れたものとすることができる。前記シリコーンエマルジョン中のシリコーンオイルとしては特に限定されず、具体的にはメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。本発明においては不揮発性のシリコーンオイルが好ましく、メチルポリシロキサンが特に好ましい。シリコーンエマルジョンは、1種または2種以上から任意に選択されて配合することができる。
【0035】
本発明のシリコーンエマルジョンは、シリコーンエマルジョンとして市販されているので市販品を用いることができ、効率的である。市販品の例としては、例えば、ジメチルシリコーンエマルジョンBY22−007(ジメチルポリシロキサン50質量%含有)、同BY22−009(超微粒子化メチルポリシロキサン20質量%含有)、同BY22−029(高重合メチルポリシロキサン50質量%含有)、同BY22−019(高重合メチルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサン50質量%含有)、同BY22−034(高重合メチルポリシロキサン及びメチルポリシロキサン50質量%含有)、同BY22−020(高重合メチルポリシロキサン及び軽質流動イソパラフィン50質量%含有)(以上、東レ・ダウコーニング株式会社製)等が挙げられる。
【0036】
シリコーンエマルジョンの配合量は、特に限定されないが、洗浄料組成物全量中シリコーンオイル量として0.0005〜5質量%が好ましい。さらに好ましくは洗浄料組成物全量中0.25〜2.5質量%である。
【0037】
本発明の洗浄料組成物には、上記成分の他に、通常洗浄料に用いられる他の成分を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。配合可能な他の成分としては、例えば、前記以外のアニオン、非イオン、両性等の界面活性剤、油分、パール化剤、保湿剤、多価アルコール、高分子系粘度調整剤、アミノ酸類(グルタミン酸、アルギニン等)、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、水等が挙げられる。
【0038】
アニオン界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルキル硫酸塩、、アルキルエーテル硫酸塩、高級脂肪酸塩、アルキルスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルイセチオン酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキルエーテル酢酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩等が挙げられる。
【0039】
非イオン界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルカノールアミド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレングリコール、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビット脂肪酸エステル、ソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、テトラポリオキシアルキレンエチレンジアミン縮合物類、ポリオキシアルキレンエーテル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンひまし油誘導体、ポリオキシアルキレン硬化ひまし油誘導体、アルキルポリグルコシド等が挙げられる。
【0040】
両性界面活性剤の具体的な例としては、例えば、アルキルイミダゾリニウムベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミノカルボン酸、アルキルスルホベタイン、アルキルアミンオキシド、アルキルカルボキシベタイン、アルキルベタイン等が挙げられる。
【0041】
油分の具体的な例としては、例えば、スクワラン、オリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリン、流動パラフィン、セタノール、ステアリルアルコール等が挙げられる。パール化剤としては、ジステアリン酸エチレングリコール、スチレンポリマー等が挙げられる。
【0042】
保湿剤の具体的な例としては、例えば、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等が挙げられる。
【0043】
高分子系粘度調整剤の具体的な例としては、例えば、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
【0044】
本発明の洗浄料組成物は、常法により製造され、ペースト状、ゲル状、液状、固形状、ムース状等の剤型とすることができる。また、本発明の洗浄料組成物は、例えば、ヘアシャンプー、ボディーシャンプー、洗顔フォーム等として、毛髪、皮膚等の洗浄に好適に使用される。
【0045】
【実施例】
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。配合量は質量%である。
【0046】
(実施例1〜6)
表1に示す各成分(合計100質量%)を撹拌混合してヘアシャンプー(洗浄料組成物)を製造した。次いで、実施例1〜6のヘアシャンプーについて、使用テストにより効果試験を行った。以下に用いた試験方法と評価結果(表2)を示す。
【0047】
(1)使用テスト
泡立ち、泡質、泡切れの早さ、コンディショニング効果の評価項目それぞれについて、6名の専門パネルによる使用テストを行い、下記の評価点基準に基づいて評価した。次いで、各人がつけた評価点の平均値を算出し、下記評価基準に基づいて評価した。なお、泡立ちについては、洗浄時の泡立ちの早さ、泡の量(起泡力)等について総合評価し、泡質については、泡のクリーミーさ、泡の粘ちゅう性等について総合評価し、泡切れの早さについては、すすぎ時の泡切れの早さについて評価し、コンディショニング効果については、すすぎ時の髪の滑らかさ、仕上がりの髪の滑らかさ、仕上がりの髪のまとまり、仕上がりの髪のパサツキのなさについて評価した。
【0048】
(評価点基準)
5点:良い。
4点:やや良い。
3点:普通。
2点:やや悪い。
1点:悪い。
【0049】
(評価基準)
A:平均点が4.5点以上である。
B:平均点が3.5点以上4.5点未満である。
C:平均点が2.5点以上3.5点未満である。
D:平均点が2.5点未満である。
【0050】
【表1】
Figure 0003909038
【0051】
表1中、
(注1)カチナールCLB−100(東邦化学製)
(注2)カチナールCF−100(東邦化学製)
【0052】
【表2】
Figure 0003909038
【0053】
表2から分かるように、本発明に係るAMT型活性剤と、カチオン変性ローカストビーンガム又はカチオン変性ローカストビーンガムとを配合した実施例1〜6のヘアシャンプーは、全ての評価項目において優れた効果が得られた。
【0054】
(実施例7〜12)
表3に示す各成分(合計100質量%)を撹拌混合してヘアシャンプー(洗浄料組成物)を製造した。さらに、実施例7〜12のヘアシャンプー評価結果を同表3に示した。なお、試験法は実施例1〜6のヘアシャンプーに用いた方法で行った。
【0055】
【表3】
Figure 0003909038
【0056】
表3中、
(注1)カチナールCLB−100(東邦化学製)
(注2)カチナールCF−100(東邦化学製)
(注3)ジメチルシリコーンエマルジョンBY22−007(メチルポリシロキサン50質量%含有)(東レ・ダウコーニング株式会社製)
【0057】
表3で明らかなように、AMT型活性剤と、カチオン変性ローカストビーンガム又はカチオン変性ローカストビーンガムとを配合したヘアシャンプー(洗浄料組成物)に、さらにシリコーンエマルジョンを配合することにより、さらに優れた効果が得られることが分かる。
【0058】
(実施例13〜18)
表4に示す各成分(合計100質量%)を撹拌混合してヘアシャンプー(洗浄料組成物)を製造した。さらに、実施例1〜6のヘアシャンプーに対して行った方法と同様の方法で試験を行った実施例13〜18の評価結果を同表4に示した。
【0059】
【表4】
Figure 0003909038
【0060】
表4中、
(注1)カチナールCLB−100(東邦化学製)
(注2)カチナールCF−100(東邦化学製)
【0061】
表4から明らかなように、AMT型活性剤の配合量を変化させても本発明の効果が得られることが分かる。AMT型活性剤の配合量は、特に洗浄料組成物中0.1〜30質量%が好ましいことが分かる。
【0062】
(実施例19〜22)
表5に示す各成分(合計100質量%)を撹拌混合してヘアシャンプー(洗浄料組成物)を製造した。さらに、実施例1〜6のヘアシャンプーに対して行った方法と同様の方法で試験を行った実施例19〜22の評価結果を同表5に示した。
【0063】
【表5】
Figure 0003909038
【0064】
表5中、
(注1)カチナールCLB−100(東邦化学製)
(注2)カチナールCF−100(東邦化学製)
【0065】
表5から明らかなように、AMT型活性剤の脂肪族アシル基の炭素数を変化させても本発明の効果が得られることが分かる。
【0066】
(比較例1〜5)
表6に示す各成分(合計100質量%)を撹拌混合してヘアシャンプー(洗浄料組成物)を製造した。さらに、実施例1〜6のヘアシャンプーに対して行った方法と同様の方法で試験を行った比較例1〜5の評価結果を同表6に示した。
【0067】
【表6】
Figure 0003909038
【0068】
表6中、
(注1)ポリマーJR−400(ユニオンカーバイト社製)
(注2)センサマーCI−50(ナルコ社製)
(注3)マーコート2200(ナルコ社製)
(注4)カチナールCLB−100(東邦化学製)
(注5)カチナールCF−100(東邦化学製)
【0069】
表6から明らかなように、本発明に係るカチオン変性ローカストビーンガム又はカチオン変性ローカストビーンガムに替えて他のカチオン化ポリマーを配合した比較例1〜3、AMT型活性剤(N−ココイル−N−メチルタウリンナトリウム)に替えてPOE(2モル)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムを配合した比較例4、5いずれも本発明の効果を発揮し得ないことが分かる。
【0070】
以下、種々の処方の本発明洗浄料組成物を表1における実施例1〜6の方法と同様にして製造し、実施例として示す。なお、これらについて上記の実施例1〜6のヘアシャンプーに用いた方法と同様の方法で効果試験を行ったところ、いずれにおいても優れた結果が得られた。なお、毛髪用洗浄料組成物以外で皮膚用洗浄料組成物のコンディショニング効果については、肌に対するコンディショニング効果をテストした。
【0071】
Figure 0003909038
【0072】
Figure 0003909038
【0073】
Figure 0003909038
【0074】
Figure 0003909038
【0075】
Figure 0003909038
【0076】
Figure 0003909038
【0077】
〔実施例29〕ヘアシャンプー
成分 配合量(質量%)
カチオン変性フェヌグリークガム(注1) 0.7
ドデカン−1,2−ジオール酢酸エーテルNa 1.0
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 0.6
ラウリン酸プロピレングリコール 2.1
ラウリルベタイン 9.0
N−ラウロイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム
8.0
ジステアリン酸エチレングリコール 2.7
オレイン酸モノグリセリド 1.0
安息香酸Na 0.3
シリコーンエマルジョン(注2) 1.5
香料 適量
イオン交換水 残余
(注1)カチナールCF−100(東邦化学製)
(注2)ジメチルシリコーンエマルジョンBY22−007(ジメチルポリシロキサン50質量%含有)(東レ・ダウコーニング社製)
【0078】
Figure 0003909038
【0079】
〔実施例31〕ヘアシャンプー
成分 配合量(質量%)
カチオン変性ローカストビーンガム(注1) 0.3
カチオン変性フェヌグリークガム(注2) 0.2
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 5.0
POE(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩 4.5
ラウリン酸プロピレングリコール 2.1
N−ココイル−N−メチルタウリン−N’−メチルタウリンナトリウム
6.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.5
オレイン酸モノグリセリド 0.1
シリコーンエマルジョン(注3) 1.5
安息香酸Na 0.3
フェノキシエタノール 0.1
香料 適量
EDTA−2Na・2H2O 0.05
水道水 残余
(注1)カチナールCLB−100(東邦化学製)
(注2)カチナールCF−100(東邦化学製)
(注3)ジメチルシリコーンエマルジョンBY22−007(ジメチルポリシロキサン50質量%含有)(東レ・ダウコーニング社製)
【0080】
Figure 0003909038
【0081】
〔実施例33〕ヘアシャンプー
成分 配合量(質量%)
カチオン変性フェヌグリークガム(注1) 0.4
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアマイド 2.0
ジプロピレングリコール 2.5
イミダゾリニウムベタイン 2.4
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.4
POE(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩 9.0
N−ココイル−N−メチルタウリンタウリンナトリウム 1.5
アルギニン 0.1
ジステアリン酸エチレングリコール 1.8
安息香酸Na 0.25
シリコーンエマルジョン(注2) 1.5
ジメチコン 1.0
香料 適量
イオン交換水 残余
(注1)カチナールCF−100(東邦化学製)
(注2)ジメチルシリコーンエマルジョンBY22−007(ジメチルポリシロキサン50質量%含有)(東レ・ダウコーニング社製)
【0082】
Figure 0003909038
【0083】
Figure 0003909038
【0084】
Figure 0003909038
【0085】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、洗浄時において、泡立ちが早く、しかも豊かな起泡力、クリーミーで粘ちゅう性の泡質が得られると共に、すすぎ時においては、泡切れが早く、さらに優れたコンディショニング効果(髪に対しては、すすぎ時の髪の滑らかさ、仕上がりの髪の滑らかさ、仕上がりの髪のまとまり、仕上がりの髪のパサツキのなさ等に優れる)が得られる洗浄料組成物、特に毛髪用または皮膚用の洗浄料組成物が得られる。本発明においては、さらにシリコーンエマルジョンを配合することにより、すすぎ時の泡切れの早さが一段と優れた洗浄料組成物が得られる。

Claims (2)

  1. ローカストビーンガムに含まれる水酸基の一部が下記一般式(1)
    Figure 0003909038
    (式(1)中、R、R及びRはそれぞれ独立に炭素数1〜3のアルキル基を表し、Xは1価の陰イオンを表す。)で示される第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性ローカストビーンガム及び/又はフェヌグリークガムに含まれる水酸基の一部が上記一般式(1)で示される第4級窒素含有基で置換されたカチオン変性フェヌグリークガムと、下記一般式(2)
    Figure 0003909038
    (式(2)中、RCOは脂肪族アシル基を表し、Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、有機アンモニウム、塩基性アミノ酸、タウリン塩またはN−メチルタウリン塩を表す。)で示されるN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤0.1〜30質量%とシリコーンエマルジョンとを含有することを特徴とする洗浄料組成物。
  2. 化2で示されるN−アシル−N−メチルタウリン型アニオン界面活性剤中のMが、タウリン塩又はメチルタウリン塩であることを特徴とする請求項1記載の洗浄料組成物。
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