JP6648428B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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    • F21S43/00Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights
    • F21S43/40Signalling devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. brake lamps, direction indicator lights or reversing lights characterised by the combination of reflectors and refractors

Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
従来、たとえば、テールランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、クリアランスランプ、ターンシグナルランプ、リアフォグランプ、デイタイムランニングランプなどの車両用灯具であって、半導体型の光源からの直射光を杯形状のレンズ部で平行光にして前方に照射する車両用灯具が知られている(特許文献1参照)。
このような杯形状のレンズ部を用いた車両用灯具では、レンズ部によって、例えば、測定スクリーンの中央側に光を照射するようにしているため、レンズ部が点光源状に明るく発光する一方、そのレンズ部の外側に発光していない部分若しくは発光していても光度が低い部分、つまり、暗部ができる場合があり、そうすると、面発光して見えないという問題がある。
一方、杯形状のレンズ部内に入射した光の一部をレンズ部の外側に導光する導光構造を設け、レンズ部の外側の部分でも光を前方に照射するようにした車両用灯具も知られている(特許文献2参照)。
特許文献2では、発光面と非発光面を導光構造で形成しているが、導光構造の設計を変えることで面発光状態の発光面積を増すことができるので、暗部ができ難くいものにすることも可能と思われる。
しかしながら、特許文献2の方法は、レンズ部に入射した光をレンズ部の外側に分岐しているため、導光構造を設けていないものと比べて、レンズ部から測定スクリーンの中央側に照射する光の光量が低くなるという問題がある。
特開2014―060041号公報 特開2014―060040号公報
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、杯形状のレンズ部から前方に照射される光の光量に影響を与えることなくレンズ部の外側に暗部が発生するのを抑制した車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、半導体型の光源と、前記光源の前方に配置され、入射部から入射する前記光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状のレンズ部と、前記レンズ部から離間して配置され、前記レンズ部を透過して前記レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する透過光用全反射プリズムと、を少なくとも備えることを特徴とする車両用灯具。
(2)本発明の車両用灯具は、半導体型の光源と、前記光源の前方に配置され、入射部から入射する前記光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状のレンズ部と、前記レンズ部から離間して配置され、前記入射部に入射しない前記光源からの直射光を前方に全反射する直射光用全反射プリズムと、を少なくとも備える。
(3)本発明の車両用灯具は、半導体型の光源と、前記光源の前方に配置され、入射部から入射する前記光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状のレンズ部と、前記レンズ部から離間して配置され、前記レンズ部を透過して前記レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する透過光用全反射プリズムと、前記レンズ部から離間して配置され、前記入射部に入射しない前記光源からの直射光を前方に全反射する直射光用全反射プリズムと、を少なくとも備える。
(4)本発明の車両用灯具は、離間して配置される半導体型の第1光源及び第2光源と、前記第1光源の前方に配置され、入射部から入射する前記第1光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状の第1レンズ部と、前記第2光源の前方に配置され、入射部から入射する前記第2光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状の第2レンズ部と、前記第1レンズ部と第2レンズ部の間に配置され、前記第2レンズ部の入射部に入射しない前記第2光源からの直射光を前方に全反射する第2直射光用全反射プリズムと、前記第1レンズ部と前記第2レンズ部の間に配置され、前記第1レンズ部の入射部に入射しない前記第1光源からの直射光を前方に全反射する第1直射光用全反射プリズムと、前記第1直射光用全反射プリズムと前記第2直射光用全反射プリズムの間に配置され、前記第1レンズ部を透過して前記第1レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する第1透過光用全反射プリズムと、前記第1直射光用全反射プリズムと前記第2直射光用全反射プリズムの間に配置され、前記第2レンズ部を透過して前記第2レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する第2透過光用全反射プリズムと、を少なくとも備え、前記第1直射光用全反射プリズムは前記第2レンズ部の近傍で前記第2レンズ部から離間するように配置され、前記第1透過光用全反射プリズムは前記第1レンズ部側に前記第1直射光用全反射プリズムから離間して配置され、前記第2直射光用全反射プリズムは前記第1レンズ部の近傍で前記第2レンズ部から離間して配置され、前記第2透過光用全反射プリズムは前記第2レンズ部側に前記第2直射光用全反射プリズムから離間して配置されている。
本発明によれば、杯形状のレンズ部から前方に照射される光の光量に影響を与えることなくレンズ部の外側に暗部が発生するのを抑制した車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る実施形態の車両用灯具を正面から見た正面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの一部拡大断面図である。 本発明に係る実施形態のレンズプレートを裏面から見た一部拡大裏面図である。 図4のD−D線に沿う部分の灯具ユニットの断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
本発明の実施形態に係る車両用灯具は、図1に示す車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用前照灯(101R、101L)であり、左右に設けられる車両用灯具は、左右対称であるだけのため、右側に設けられる車両用前照灯101Rを例にとって説明する。
なお、以下では、右側に設けられる車両用前照灯101Rを、単に車両用灯具と記載する。
図2は、本実施形態に係る車両用灯具を前から見た正面図である。
図2に示すように、本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング10と開口を覆うようにハウジング10に取付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジング10とアウターレンズとで形成される灯室内に各種の灯具ユニットなどが配置されている。
具体的には、車両外側(図左側)から順に、ターンランプユニット20と、拡散配光ユニット30と、シェードの切替えによってロービーム用配光パターン及びハイビーム用配光パターンを形成する配光ユニット40と、クリアランスランプ及びデイタイムランニングランプとなる灯具ユニット50とが配置されている。
但し、必ずしも、ターンランプユニット20、拡散配光ユニット30、及び、配光ユニット40を設ける必要はなく、これらのユニットは、例えば、別の車両用灯具として構成されていても良い。
(灯具ユニット)
灯具ユニット50は、後ほど形状等については詳細に説明するが、図2に示すように、複数(4つ)の杯形状のレンズ部60、70、80、90を有するレンズプレート51と、図示しないレンズプレート51の裏面側に配置される複数の半導体型の光源(LEDチップ)と、を備える。
例えば、レンズプレート51は、アクリル系樹脂やポリカーボネート系樹脂などを用いて射出成形することで作製することができる。
また、レンズプレート51の前方側には、図示しないインナーレンズが設けられている。
図2を見るとわかるように、杯形状のレンズ部60と、杯形状のレンズ部70の間には、スペースの関係で杯形状のレンズ部が形成できていない部分(点線領域X参照)があり、このような部分Xにおいて暗部が発生する。
以下では、このような暗部が発生しやすい部分を良好に発光させ、暗部の発生を抑制する方法について説明するが、その前に、杯形状のレンズ部などについて説明しておく。
杯形状のレンズ部60、70、80、90は、それぞれ基本的な形状が同じであるのでレンズ部70を例にとって杯形状のレンズ部など基本的な構成部分の説明を行う。
図3は、灯具ユニット50の一部を拡大した一部拡大断面図であり、具体的には、レンズ部70の中央を通るレンズ部70部分についての断面図を示している。
図3に示すように、レンズ部70は断面杯形状であり、給電用の配線などが形成された基板100上に配置される光源170(LEDチップ)の前方に配置されている。
なお、レンズ部70は、図3に示す一部の断面だけが断面杯形状ではなく、中心を通るどこの断面で見ても杯形状をしており、したがって、レンズ部70は立体的に見ても杯形状になっている。
また、レンズ部60、80、90もレンズ部70と同様であるので、立体的に見て杯形状になっている。
但し、図2に示すように、レンズ部60については、スペースの関係で一部が欠けた形状になっているが、基本的な設計上の形状は、上述の通り、レンズ部70、80、90と同じである。
本実施形態では、基板100を他のレンズ部60、80、90に対応して設けられる図示しない光源160(LEDチップ)、光源180(LEDチップ)、光源190(LEDチップ)と共有した1枚の共通基板としているが、基板を1枚にする必要はなく、それぞれのレンズ部60、70、80、90に対応して設けられる光源160、光源170、光源180、及び、光源190毎に個別に基板を設けるようにしても良い。
また、本実施形態では、LEDチップを用いた半導体型の光源160、170、180及び190としているが、光源の種類はLEDチップに限定されるのもではなく、光源160、170、180及び190が半導体レーザチップやEL(有機EL)チップを用いた半導体型の光源であっても良い。
図3に示すように、レンズ部70は、中央レンズ部71(範囲A参照)とその中央レンズ部71の外側の外側レンズ部72(範囲B参照)とからなる。
(中央レンズ部)
中央レンズ部71は、光源170の発光面170aに対向する光源170からの直射光が入射する入射面71aと、その入射した光を前方に照射する出射面71bを有している。
入射面71aは光源170側に突出する自由曲面で形成されており、光が中央レンズ部71に入射するときに平行光として前方側に向かうように配光制御を行っている。
一方、出射面71bは、平行光として入射した光を平行光のまま前方に照射するように平面で形成されている。
(外側レンズ部)
外側レンズ部72は、中央レンズ部71の入射面71aの外周から連続して光源170側に延びるように形成された光源170からの直射光が入射する入射面72aと、レンズ部70の外側面で形成される、入射面72aから入射した光を前方側に反射する反射面72bと、反射面72bで前方側に反射された光を前方に照射する出射面72cと、を有している。
そして、反射面72bによって、光が出射面72cから出射するときに平行光として前方に照射されるように配光制御が行われている。
なお、本実施形態では、出射面72cに階段形状の形状が形成されているが、これは、照射される光の状態を少し拡散させるための微細拡散構造を設けているものであり、必須の要件ではなく、滑らかな面であってもよく、この微細拡散構造によって光が大きく拡散されることはなく、基本的に光は平行光として前方に照射される。
上述の中央レンズ部71及び外側レンズ部72の説明からわかるように、杯形状のレンズ部70は、中央レンズ部71の入射面71aと外側レンズ部72の入射面72aからなる光源170からの直射光が入射する入射部73aと、その入射部73aから入射する光源170からの直射光を平行光の状態で前方に照射する、中央レンズ部71の出射面71bと外側レンズ部72の出射面72cからなる出射部73bと、を有している。
そして、図示していないが、その他のレンズ部60、80、90もレンズ部70と同様であるので、杯形状のレンズ部60、70、80、90は、それぞれの入射部63a、73a、83a、93aから入射する光源160、170、180、190からの直射光を、それぞれの出射部63b、73b、83b、93bから平行光として前方に照射するようになっている。
次に、具体的に、図2に示した暗部が発生しやすい部分Xを発光状態とするための構成について説明する。
図4は、レンズプレート51の光源と対向する側の面、つまり、レンズプレート51の裏面側を示したものであり、杯形状のレンズ部60、70、80、90の部分が主に見えるようにした一部拡大図である。
図4でも、図2で示した暗部が発生しやすい部分X(図2の点線領域X)に対応した部分を点線領域Xとして示しているが、図4に示すように、この点線領域Xに該当するレンズプレート51の裏面側には、以下で詳細に説明する反射プリズム150(複数の反射プリズム)が形成されている。
図5は、図4のD−D線に沿うように、図2に示す灯具ユニット50を切断したときの断面図、つまり、レンズ部60(第1レンズ部)とレンズ部70(第2レンズ部)の間の点線領域Xを横断するように、灯具ユニット50を切断したときの断面図である。
図5に示すように、レンズ部60(第1レンズ部)に対応した光源160(第1光源)からの光の全てが入射部63a(入射面61a及び入射面61b)に入射するのではなく、一部の光は、入射部63aに入射できずに、光線L1として示すように、レンズ部70(第2レンズ部)側に向かうことになる。
また、図5に示すように、レンズ部60(第1レンズ部)の入射部63a(入射面62a)から入射した光源160からの直射光(光線L2参照)は、出射部63b(出射面62c)から平行光として前方に光が照射されるように形成された反射面62bで、光の多くが出射部63b(出射面62c)側に反射され、出射部63b(出射面62c)側から照射されることとなるが、一部の光は反射面62bで反射されず、そのままレンズ部60を透過して光線L2’として示すように、やはり、レンズ部70(第2レンズ部)側に向かうことになる。
一方、レンズ部70側には、光線を図示していないが、レンズ部70においても、レンズ部60で説明したのと同様である。
つまり、レンズ部70(第2レンズ部)に対応した光源170(第2光源)からの光の一部は、入射部73aに入射できずに、レンズ部60(第1レンズ部)側に向かうことになる。
また、レンズ部70(第2レンズ部)の入射部73a(入射面72a)から入射した光源170(第2光源)からの直射光は、出射部73b(出射面72c)から平行光として前方に光が照射されるように形成された反射面72bで、光の多くが出射部73b(出射面72c)側に反射され、出射部73b(出射面72c)から照射されることとなるが、一部の光は反射面72bで反射されず、そのままレンズ部70を透過してレンズ部60(第1レンズ部)側に向かうことになる。
そこで、この入射部63a及び入射部73aに入射しなかった光源160(第1光源)及び光源170(第2光源)からの直射光やレンズ部60及びレンズ部70を透過した光(漏れ光)を有効活用して、暗部となりやすい部分を発光させるようにすれば、杯形状のレンズ部60、70から前方に照射される光の光量に影響を与えずに、暗部の発生を抑制することができる。
上述した図4の反射プリズム150(複数の反射プリズム)は、この入射部63a及び入射部73aに入射しなかった光源160(第1光源)及び光源170(第2光源)からの直射光やレンズ部60及びレンズ部70を透過した光(漏れ光)を有効活用して、暗部になりやすい部分X(図2及び図4参照)を発光させるためのものであり、以下、具体的な構成について、図5を参照しながら説明する。
図5に示すように、レンズ部60(第1レンズ部)とレンズ部70(第2レンズ部)の間には、レンズ部60(第1レンズ部)に入射しなかった光源160(第1光源)からの直射光を前方に全反射する第1直射光用全反射プリズム65と、レンズ部70(第2レンズ部)に入射しなかった光源170(第2光源)からの直射光を前方に全反射する第2直射光用全反射プリズム75と、が配置されている。
より具体的には、第1直射光用全反射プリズム65は、レンズ部70(第2レンズ部)の近傍でレンズ部70(第2レンズ部)から離間して配置されるようになっており、同様に、第2直射光用全反射プリズム75は、レンズ部60(第1レンズ部)の近傍でレンズ部60(第1レンズ部)から離間して配置されるようになっている。
ここで、第1直射光用全反射プリズム65を、仮に、第2直射光用全反射プリズム75の位置のようなレンズ部60(第1レンズ部)の近傍に位置させるようにすると、図5に示す光線L1を遮光するような位置まで第1直射光用全反射プリズム65を基板100側に突出させるようにしなければならなくなるので、そうすると、レンズ部60(第1レンズ部)を透過した光(光線L2’)も第1直射光用全反射プリズム65によって遮られてしまうことになる。
また、第2直射光用全反射プリズム75をレンズ部70(第2レンズ部)の近傍に位置させるようにした場合も、第1直射光用全反射プリズム65で説明したのと同様に、レンズ部70(第2レンズ部)を透過した光を遮るようなものになってしまう。
このため、第1直射光用全反射プリズム65をレンズ部60(第1レンズ部)の近傍に位置させ、第2直射光用全反射プリズム75をレンズ部70(第2レンズ部)の近傍に位置させるようにすると、第1直射光用全反射プリズム65と第2直射光用全反射プリズム75の間に依然として光が前方に照射されない暗部が残ることになる。
このような光が前方に照射されない暗部が残らないように、あえて、第1直射光用全反射プリズム65はレンズ部60(第1レンズ部)から長い距離離すようにし、同様に、第2直射光用全反射プリズム75はレンズ部70(第2レンズ部)から長い距離離すようにして、あまり大きく基板100側に突出しない全反射プリズムとして形成できるようにしている。
また、第1直射光用全反射プリズム65は距離を取るために、レンズ部70(第2レンズ部)に近づけるようにしているが、第1直射光用全反射プリズム65がレンズ部70(第2レンズ部)の反射面72bの一部に重なってしまうところまで近づけると、第1直射光用全反射プリズム65が重なった部分は反射面72bとして機能しない連結部となってしまうので、その部分から光が第1直射光用全反射プリズム65側に漏れることになり、そうすると、レンズ部70(第2レンズ部)から前方に照射される光の光量が低下することになる。
なお、第2直射光用全反射プリズム75とレンズ部60(第1レンズ部)との間でも同様である。
したがって、第1直射光用全反射プリズム65及び第2直射光用全反射プリズム75は、それぞれレンズ部70(第2レンズ部)及びレンズ部60(第1レンズ部)の近傍に設けられるものの、レンズ部70(第2レンズ部)及びレンズ部60(第1レンズ部)から離間しているように配置されるのが好適である。
上述のように、第1直射光用全反射プリズム65及び第2直射光用全反射プリズム75は、それぞれレンズ部70(第2レンズ部)及びレンズ部60(第1レンズ部)を透過する、例えば、図5の光線L2’のような漏れ光を遮らないようにレンズプレート51の裏面側に形成されているため、その漏れ光を活用して、さらに、第1直射光用全反射プリズム65と第2直射光用全反射プリズム75の間の部分を発光させるように全反射プリズムを設けるようにすることで、暗部の発生を好適に抑制することができるようになる。
具体的には、図5に示すように、第1直射光用全反射プリズム65と第2直射光用全反射プリズム75の間には、レンズ部60(第1レンズ部)を透過してレンズ部60(第1レンズ部)の外側面(反射面62b)から出射した光を前方に全反射する第1透過光用全反射プリズム67と、レンズ部70(第2レンズ部)を透過してレンズ部70(第2レンズ部)の外側面(反射面72b)から出射した光を前方に全反射する第2透過光用全反射プリズム77と、が設けられている。
本実施形態では、第1透過光用全反射プリズム67及び第2透過光用全反射プリズム77として、それぞれ2つずつの全反射プリズムをレンズプレート51の裏面側に設けるようにしている。
これら第1透過光用全反射プリズム67及び第2透過光用全反射プリズム77も第1直射光用全反射プリズム65及び第2直射光用全反射プリズム75で説明したのと同様の理由から、第1透過光用全反射プリズム67がレンズ部70(第2レンズ部)側に設けられ、第2透過光用全反射プリズム77がレンズ部60(第2レンズ部)側に設けられるようにしている。
また、図5に示すように、第1透過光用全反射プリズム67を複数設ける場合には、基板100側への突出量を調節することで前方側から見たときに均一に発光して見えるようにするのが好適であり、第2透過光用全反射プリズム77においても、基板100側への突出量を調節することで前方側から見たときに均一に発光して見えるようにするのが好適である。
なお、第1透過光用全反射プリズム67及び第2透過光用全反射プリズム77としていくつの全反射プリズムを設けるようにするかは、カバーする範囲の広さなどを考慮して適宜決めればよく、このため、カバーさせる範囲が狭い場合には、それぞれ1つずつとしてもよく、逆に、カバーさせる範囲が広い場合には、3つずつや4つずつのように数を増やすようにしても良い。
さらに、本実施形態では、図4に示すように、レンズ部80に対応する光源180(図示せず)からの直射光のうち、レンズ部80の入射部83aに入射しない光を全反射させる直射光用全反射プリズム85も設けるようにしている。
なお、図4を見るとわかるように、レンズ部80に対応する全反射プリズムとして透過光用全反射プリズムはスペース等の関係で設けるようにしていない。
このように、必ずしも杯形状のレンズ部に対して直射光用全反射プリズムと、透過光用全反射プリズムをセットとして設ける必要はなく、いずれか一方を設けるようにしても良い。
このように、図4の暗部となりやすい部分Xに反射プリズム150として複数の全反射プリズム(第1直射光用全反射プリズム65、第2直射光用全反射プリズム75、直射光用全反射プリズム85、第1透過光用全反射67プリズム及び第2透過光用全反射プリズム77)を設けるようにし、光源160(第1光源)、光源170(第2光源)及び光源180から照射される光のうち、レンズ部60(第1レンズ部)、レンズ部70(第2レンズ部)及びレンズ部80で有効に活用されていない光を有効活用して暗部の発生を抑制しているので、レンズ部60(第1レンズ部)、レンズ部70(第2レンズ部)及びレンズ部80から照射される光の光量に影響を与えずに、暗部の発生を抑制することができる。
ところで、上記では、主に暗部となりやすい部分Xについて暗部の発生を抑制するようにするための構成について説明してきたが、同様の構成を他の部分に適用しても良いことは言うまでもない。
例えば、本実施形態でも、図4に示すように、レンズ部60の近傍でレンズ部60から離間した位置にレンズ部60を透過する漏れ光を活用して暗部の発生を抑制するための、透過光用全反射プリズム68を設けるようにしている。
また、レンズ部90の入射部93aに入射しない光源190(図示せず)からの直射光を活用して暗部を抑制するために、直射光用全反射プリズム95を設けるようにしている。
さらに、レンズ部90を透過する漏れ光を活用して暗部の発生を抑制するための、透過光用全反射プリズム97を設けるようにしている。
このように、適宜必要に応じて直射光用全反射プリズムや透過光用全反射プリズムを設けるようにすればよい。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記では、具体的に杯形状のレンズ部をレンズプレートに4つ設けた場合を示して説明してきたが、5つや6つのようにより多くのレンズ部をレンズプレートに設けるようにして、それぞれのレンズ部に対して光源を設けるようにした車両用灯具としてもよく、逆に、1つのレンズ部と1つの光源で構成されるような車両用灯具であっても良い。
しかしながら、レンズ部の数が多い方が、当然、ランプ自体としての視認性が高くなるため、レンズ部を複数設け、それぞれのレンズ部に対応するように複数の光源を設けるようにするのが好適である。
また、光源は発光チップが1つの物に限られる必要はなく、複数(例えば、2チップや4チップ)の発光チップで1つの光源を構成するようなものであっても良い。
一方、上記実施形態では自動四輪の車両用灯具を例にとって説明してきたが、自動四輪に限定される必要はなく、本発明は、自動二輪などの車両用灯具に適用されるようにしてもよい。
また、本発明の車両用灯具は、クリアランスランプやデイタイムランニングランプに限定されるものではなく、テールランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、ターンシグナルランプ、リアフォグランプなどに用いるようにしてもよい。
なお、上記説明では、前方や後方などを車両に乗車する運転者から見た方向として説明してきたが、テールランプなど車両の後方側に配置される種類の車両用灯具の場合であっても、実施形態での前方や後方との表現を、光源を基準に光が照射される側を前方、光源側を後方とすれば、同じである。
したがって、特許請求の範囲における記載の前方とは、光源を基準に光が照射される側を意味するものと解されるべきものである。
このように、本発明は具体的な実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載からである。
10 ハウジング
20 ターンランプユニット
30 拡散配光ユニット
40 配光ユニット
50 灯具ユニット
51 レンズプレート
60、70、80、90 レンズ部
65 第1直射光用全反射プリズム
67 第1透過光用全反射プリズム
75 第2直射光用全反射プリズム
77 第2透過光用全反射プリズム
68、97 透過光用全反射プリズム
85、95 直射光用全反射プリズム
71 中央レンズ部
71a 入射面
71b 出射面
72 外側レンズ部
72a 入射面
72b 反射面
72c 出射面
63a、73a、83a、93a 入射部
63b、73b、83b、93b 出射部
100 基板
160、170、180、190 光源
170a 発光面
101L、101R 車両用前照灯(車両用灯具)
102 車両
150 反射プリズム
L1、L2、L2’ 光線

Claims (2)

  1. 半導体型の光源と、
    前記光源の前方に配置され、入射部から入射する前記光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状のレンズ部と、
    前記レンズ部から離間して配置され、前記レンズ部を透過して前記レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する透過光用全反射プリズムと、
    前記レンズ部から離間して配置され、前記入射部に入射しない前記光源からの直射光を前方に全反射する直射光用全反射プリズムと、を少なくとも備え
    前記直射光用全反射プリズムは、前記透過光用全反射プリズムよりも更に前記レンズ部から離間して配置されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 離間して配置される半導体型の第1光源及び第2光源と、
    前記第1光源の前方に配置され、入射部から入射する前記第1光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状の第1レンズ部と、
    前記第2光源の前方に配置され、入射部から入射する前記第2光源からの直射光を出射部から平行光として前方に照射する杯形状の第2レンズ部と、
    前記第1レンズ部と前記第2レンズ部の間に配置され、前記第2レンズ部の入射部に入射しない前記第2光源からの直射光を前方に全反射する第2直射光用全反射プリズムと、
    前記第1レンズ部と前記第2レンズ部の間に配置され、前記第1レンズ部の入射部に入射しない前記第1光源からの直射光を前方に全反射する第1直射光用全反射プリズムと、
    前記第1直射光用全反射プリズムと前記第2直射光用全反射プリズムの間に配置され、前記第1レンズ部を透過して前記第1レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する第1透過光用全反射プリズムと、
    前記第1直射光用全反射プリズムと前記第2直射光用全反射プリズムの間に配置され、前記第2レンズ部を透過して前記第2レンズ部の外側面から出射した光を前方に全反射する第2透過光用全反射プリズムと、を少なくとも備え、
    前記第1直射光用全反射プリズムは前記第2レンズ部の近傍で前記第2レンズ部から離間するように配置され、
    前記第1透過光用全反射プリズムは前記第1レンズ部側に前記第1直射光用全反射プリズムから離間して配置され、
    前記第2直射光用全反射プリズムは前記第1レンズ部の近傍で前記第2レンズ部から離間して配置され、
    前記第2透過光用全反射プリズムは前記第2レンズ部側に前記第2直射光用全反射プリズムから離間して配置されていることを特徴とする車両用灯具。
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