JP2014060041A - 車両用灯具 - Google Patents

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真理子 塩谷
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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、半導体型光源を使用した場合には、多角形の発光面が得られない。
【解決手段】この発明は、ランプハウジング、ランプレンズ、半導体型光源1、レンズ部材2、を備えるものである。レンズ部材2は、第1入射面21、第2入射面22、第1出射面23、反射面24、多角形の第2出射面25を有する。この結果、この発明は、多角形の第2出射面25により、半導体型光源1を使用した場合であっても、多角形の発光面が得られる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、半導体型光源と、レンズ部材と、を備えた車両用灯具であって、たとえば、テールランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、クリアランスランプ、ターンシグナルランプ、リアフォグランプ、デイタイムランニングランプなどの車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、光源と、導光レンズと、を備え、導光レンズに、第1光入射面、第2光入射面、第3光入射面、第4光入射面、第4光出射面、第1光反射面、第2光反射面、第1光出射面、第2光出射面、第3光出射面を、設けたものである。光源からの光は、第1光入射面、第1光反射面、第1光出射面を経て、第2光入射面、第4光出射面、空気層、第4光入射面、第2光反射面、第2光出射面を経て、第3光入射面、第3光出射面を経て、外部に出射される。これにより、所定のランプ機能として作用する。
特開2009−244316号公報
ところが、従来の車両用灯具は、光源としてLED(点光源)を使用した場合には、LEDの光軸を中心とする円形の発光面しか得られず、一方、光源として冷陰極蛍光ランプ(線状光源)を使用した場合には、光源に垂直な方向に延びる四角形の発光面を得ることができる。このように、従来の車両用灯具では、光源としてLED(点光源)などの半導体型光源を使用した場合には、多角形の発光面が得られない。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、半導体型光源を使用した場合には、多角形の発光面が得られないという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている半導体型光源およびレンズ部材と、を備え、レンズ部材が、半導体型光源の中央部から放射される光を平行光として入射させる第1入射面と、半導体型光源の側部から放射される光を平行光として入射させる第2入射面と、第1入射面から入射した平行光を測定スクリーンに対して垂直な平行光として出射させる第1出射面と、第2入射面から入射した平行光を平行反射光として全反射させる反射面と、反射面で全反射した平行反射光を測定スクリーンに対して垂直な平行光として出射させる多角形の第2出射面と、を有する、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、第1入射面が、半導体型光源を焦点とする双曲線を、双曲線の主軸を回転軸として回転させてなる回転双曲面の屈折面であり、第2入射面および反射面が、半導体型光源を焦点とする双曲線および直線を、多角形の第2出射面の各辺方向に移動させてなる屈折面および反射面である、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、第1入射面を形成する双曲線の頂点から半導体型光源までの距離が、第2入射面を形成する双曲線の頂点から半導体型光源までの距離よりも小さい、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、第1出射面、第2出射面のうち、少なくともいずれか一方の一部には、平行光を拡散させる拡散部が設けられている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、多角形の第2出射面により、光源として半導体型光源を使用した場合であっても、多角形の発光面を得ることができる。しかも、この発明の車両用灯具は、多角形の第2出射面により、半導体型光源およびレンズ部材から構成されるランプユニットを複数個配置する際に、レンズ部材の多角形の第2出射面の辺を相互に近づければ、発光面が円形の場合においてランプユニットの間に発生する暗部を解消することができる。これにより、見栄えおよび被視認性が向上されて、交通安全に貢献することができる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す半導体型光源およびレンズ部材の正面図(レンズ部材から見た正面図)である。 図2は、図1におけるII−II線断面図である。 図3は、レンズ部材の回転双曲面の第1入射面と各辺方向に延設される第2入射面および反射面とを示す説明斜視図である。 図4は、レンズ部材の第1入射面、第2入射面、第1出射面、反射面、第2出射面を示す説明断面図である。 図5は、レンズ部材における光路を示す説明断面図である。 図6は、レンズ部材の第2入射面に入射した光が補正されずにそのまま外部に出射される状態を示す説明正面図である。 図7は、レンズ部材の第2入射面に入射した光が補正部により補正されて外部に出射される状態を示す説明側面図である。 図8は、レンズ部材の第1入射面と半導体型光源との間の距離と、第2入射面と半導体型光源との間の距離と、の相対関係を示す説明一部断面図である。 図9は、レンズ部材の第1出射面および第2出射面すなわち発光面を示す説明正面図である。 図10は、レンズ部材の第2出射面の正面形状の変形例を示す説明正面図である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。なお、特許請求の範囲の記載において、「平行」は「平行もしくはほぼ平行」を、「垂直」は「垂直もしくはほぼ垂直」を、それぞれ定義する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態における車両用灯具の構成について説明する。この実施形態の車両用灯具は、灯室(図示せず)を区画するランプハウジング(図示せず)およびランプレンズ(図示せず)と、灯室内に配置されている半導体型光源1およびレンズ部材2と、を備えるものである。
前記半導体型光源1および前記レンズ部材2は、この例では、テールランプのランプユニットを構成する。前記半導体型光源1および前記レンズ部材2のテールランプのランプユニットは、前記灯室内に、1ユニットもしくは複数ユニット配置されている。また、前記半導体型光源1および前記レンズ部材2のテールランプのランプユニットは、その他の機能のランプユニットと共にリヤコンビネーションランプを構成する。前記リヤコンビネーションランプは、車両(図示せず)の後部の左右両側に搭載されている。
(半導体型光源1の説明)
前記半導体型光源1は、この例では、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記半導体型光源1は、発光チップ(LEDチップ)11を封止樹脂部材で封止したパッケージ構造をなす。前記半導体型光源1は、図2に示すように、基板10に実装されている。前記基板10は、取付部材など(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。前記半導体型光源1は、前記基板10を介して給電される。図5に示すように、前記半導体型光源1の前記発光チップ11から光L1、L3が広角にほぼ半球状(前記発光チップ11を点(角の頂点)とする立体角が約180°)に放射される。
(レンズ部材2の説明)
前記レンズ部材2は、図1に示すように、正面視の形状(車両の後方から車両の後部を見た形状)が正方形をなし、かつ、図2に示すように、断面形状が杯形状(出射面側の面(上面)の中央部に正方形の凹部26を有する杯形状)をなす。前記レンズ部材2は、この例では、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの透明樹脂材からなる。前記レンズ部材2は、取付部材など(図示せず)を介して前記ランプハウジングに取り付けられている。すなわち、前記半導体型光源1と前記レンズ部材2とは、相対取付位置が維持されている状態で前記ランプハウジングに取り付けられている。
前記レンズ部材2は、第1入射面21と、第2入射面22と、第1出射面23と、反射面24と、第2出射面25と、を有するものである。
前記第1入射面21は、前記半導体型光源1の前記発光チップ11の中央部(前記発光チップ11を点(角の頂点)とする立体角が約80°の中央部)から放射される光L1を平行光もしくはほぼ平行光(以下、単に「平行光」と称する)L2として入射させる面である。前記平行光L2は、前記レンズ部材2の光軸Oと平行もしくはほぼ平行である。前記第1入射面21は、前記レンズ部材2の前記半導体型光源1と対向する面の中央部に設けられている。すなわち、前記第1入射面21は、前記半導体型光源1の中央部と対応して設けられている。前記第1入射面21は、前記半導体型光源1の前記発光チップ11もしくはその近傍を焦点F1とする双曲線を、前記双曲線の主軸(前記レンズ部材2の光軸O)を回転軸として回転させてなる回転双曲面の屈折面である。
前記第2入射面22は、前記半導体型光源1の前記発光チップ11の側部(前記発光チップ11を点(角の頂点)とする立体角が約80°から約180°までの間の側部)から放射される光L3を平行光もしくはほぼ平行光(以下、単に「平行光」と称する)L4として入射させる面である。前記第2入射面22は、前記レンズ部材2の前記半導体型光源1と対向する面の側部に設けられている。すなわち、前記第1入射面21は、中央部の前記第1入射面21の側部であって、前記半導体型光源1の側部と対応して設けられている。前記第2入射面22は、前記半導体型光源1の前記発光チップ11もしくはその近傍を焦点F2とする双曲線(図3中の太い実線を参照)を、前記第1入射面21の回転軸を中心とする正方形の各4辺方向(図3中の実線矢印を参照)に移動させてなる屈折面である。
図5に示すように、前記第1入射面21を形成する前記双曲線の頂点から前記半導体型光源1の前記発光チップ11までの距離T1は、前記第2入射面22を形成する前記双曲線の頂点から前記半導体型光源1の前記発光チップ11までの距離T2よりも小さい。
前記第1出射面23は、前記第1入射面21から入射した前記平行光L2を測定スクリーン(図示せず)に対して垂直もしくはほぼ垂直な平行光もしくはほぼ平行光(以下、単に「平行光」と称する)L5として出射させる面である。前記平行光L5は、前記レンズ部材2の光軸Oと平行もしくはほぼ平行である。前記第1出射面23は、前記レンズ部材2の前記半導体型光源1と対向する面と反対側の面の中央部に設けられている。すなわち、前記レンズ部材2の前記半導体型光源1と対向する面と反対側の面の中央部には、正面視正方形の前記凹部26が設けられている。前記凹部26の底面の中央部には、前記第1出射面23が、前記第1入射面21および前記半導体型光源1の中央部と対応して設けられている。前記第1出射面23は、前記レンズ部材2の光軸Oに対して水平もしくはほぼ水平である面を基本(基調)とする。前記第1出射面23は、前記レンズ部材2の光軸Oを中心とする正方形をなす。
前記反射面24は、前記第2入射面22から入射した前記平行光L4を前記レンズ部材2の光軸Oと平行もしくはほぼ平行な平行反射光もしくはほぼ平行反射光(以下、単に「平行反射光」と称する)L6として全反射させる面である。前記反射面24は、前記レンズ部材2の前記半導体型光源1と対向する面の前記第2入射面22の外側部に設けられている。前記反射面24は、直線(図3中の太い実線を参照)を、前記第1入射面21の回転軸を中心とする正方形の各4辺方向(図3中の実線矢印を参照)に移動させてなる反射面である。前記反射面24を形成する前記直線は、前記第2入射面22側(下側)から前記第2出射面25側(上側)にかけて、前記レンズ部材2の中央部から側部に傾斜している。前記反射面24を形成する前記直線と前記第2入射面22を形成する前記双曲線とのなす角度は、約90°に近い。
前記第2出射面25は、前記反射面24で全反射した前記平行反射光L6を前記測定スクリーンに対して垂直もしくはほぼ垂直な平行光もしくはほぼ平行光(以下、単に「平行光」と称する)L7として出射させる面である。前記平行光L7は、前記レンズ部材2の光軸Oと平行もしくはほぼ平行である。前記第2出射面25は、前記レンズ部材2の前記半導体型光源1と対向する面と反対側の面の前記第1出射面23の外側部、すなわち、前記凹部26の外側部に設けられている。前記第1出射面23は、前記レンズ部材2の光軸Oに対して水平もしくはほぼ水平である面を基本(基調)とする。前記第2出射面25は、前記レンズ部材2の光軸Oを中心とする正方形環形状をなす。
前記第1出射面23および前記第2出射面25には、前記平行光L5、L7を拡散させる拡散部(図1中の小正方形を参照)27がそれぞれ設けられている。前記拡散部27は、たとえば、魚眼プリズムなどから構成されている。前記拡散部27は、前記第1出射面23全面を含む前記凹部26の底面の全面に亘って設けられている。このために、前記凹部26の底面全面に亘って設けられている前記拡散部27のうち、正方形の前記第1出射面23の外側部に設けられている前記拡散部27は、ダミーとなる。また、前記拡散部27は、正方形環形状の前記第2出射面25の4辺の中央部にそれぞれ4個ずつ設けられている。
図1、図7に示すように、正方形環形状の前記第2出射面25の4角部には、補正部(図1中の斜線が施されている小正方形を参照)28がそれぞれ設けられている。前記補正部28は、たとえば、三角錐プリズムなどから構成されている。前記補正部28は、前記第2出射面25から出射される前記平行光L7のうち外側に広がる光L8を、内側に屈折させて、前記測定スクリーンに対して垂直もしくはほぼ垂直な平行光もしくはほぼ平行光(以下、単に「平行光」と称する)L9に、補正するものである。
以下、前記外側に広がる光L8について説明する。前記第2入射面22および前記反射面24は、双曲線および直線(図3中の太い実線を参照)を、前記第1入射面21の回転軸を中心とする正方形の各4辺方向(図3中の実線矢印を参照)に移動させてなる屈折面および反射面である。このために、図6に示すように、前記第2入射面22から前記レンズ部材2中に入射する入射光(前記反射面24における反射光も含む)L10は、辺の中心から外側(角側)に行くに従って入射角が小さくなって外側に大きく屈折する。前記外側に屈折した入射光L10は、前記第2出射面25からさらに外側に屈折して前記外側に広がる光L8として外部に出射する。
ここで、前記レンズ部材2の前記第1出射面23および前記第2出射面25から出射される光(前記平行光L5、L7、L9)は、前記測定スクリーンに対して垂直もしくはほぼ垂直な平行光もしくはほぼ平行光であると、配光制御や配光設計が容易となる。このために、図7に示すように、前記第2出射面25の4角部に前記補正部28を設けて、前記外側に広がる光L8を前記平行光L9に補正するものである。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態における車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
半導体型光源1の発光チップ11を点灯する。すると、半導体型光源1の発光チップ11の中央部から放射される光L1は、レンズ部材2の第1入射面21からレンズ部材2中にレンズ部材2の光軸Oに平行な平行光L2として入射する。一方、半導体型光源1の発光チップ11の側部から放射される光L3は、レンズ部材2の第2入射面22からレンズ部材2中に平行光L4として入射する。
第1入射面21からレンズ部材2中に入射した平行光L2は、レンズ部材2の第1出射面23から、測定スクリーンに対して垂直な、かつ、レンズ部材2の光軸Oに平行な平行光L5として外部に出射する。
一方、第2入射面22のうち、辺の中心部からレンズ部材2中に入射した平行光L4は、レンズ部材2の反射面24で、平行反射光L6としてレンズ部材2の光軸Oと平行もしくはほぼ平行に全反射する。その平行反射光L6は、レンズ部材2の第2出射面25から、測定スクリーンに対して垂直な、かつ、レンズ部材2の光軸Oに平行な平行光L7として外部に出射する。
また、第2入射面22のうち、辺の外側部からレンズ部材2中に外側に屈折して入射した光L10は、レンズ部材2の反射面24で全反射して、レンズ部材2の第2出射面25の補正部28から、測定スクリーンに対して垂直な、かつ、レンズ部材2の光軸Oに平行な平行光L9として外部に出射する。
平行光L5、L7、L9がレンズ部材2の第1出射面23、第2出射面25から外部に出射することにより、図9中の斜め格子線が施されている部分に示すように、第1出射面23は正方形に発光し、一方、第2出射面25は正方形環形状に発光する。なお、平行光L5、L7、L9のうちL5、L7は、レンズ部材2の第1出射面23、第2出射面25から外部に出射する際に、第1出射面23の拡散部27および第2出射面25の拡散部27において拡散される。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態における車両用灯具は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態における車両用灯具は、正方形の第2出射面25により、光源として半導体型光源1を使用した場合であっても、正方形の発光面(正方形環状形の第2出射面25)を得ることができる。しかも、この実施形態における車両用灯具は、正方形の第2出射面25により、半導体型光源1およびレンズ部材2から構成されるランプユニットを複数個配置する際に、レンズ部材2の正方形の第2出射面25の辺を相互に近づければ、発光面が円形の場合においてランプユニットの間に発生する暗部を解消することができる。これにより、見栄えおよび被視認性が向上されて、交通安全に貢献することができる。
この実施形態における車両用灯具は、反射面24が直線を第1入射面21の回転軸を回転軸として回転させてなる反射面であるから、凹状の曲面からなる反射面と比較して、製造や製造管理などが容易である。
この実施形態における車両用灯具は、第1入射面21を形成する双曲線の頂点から半導体型光源1までの距離T1が第2入射面22を形成する双曲線の頂点から半導体型光源1までの距離T2よりも小さい。この結果、この実施形態における車両用灯具は、第2入射面22を形成する双曲線が第1入射面21を形成する双曲線よりもレンズ部材2の中央部側に突出して、アンダーカットとなるようなことがない。これにより、この実施形態における車両用灯具は、レンズ部材2の成形金型を複雑にすることがなく、その分、製造コストを安価にすることができる。
この実施形態における車両用灯具は、拡散部27により、第1出射面23、第2出射面25から外部に出射する平行光L5、L7を任意に配光制御することができる。
(レンズ部材の変形例の説明)
図10は、レンズ部材の第2出射面の正面形状の変形例を示す説明正面図である。図10(A)は、レンズ部材2Aの第2出射面25Aの正面形状を正五角形とし、かつ、6個のランプユニットを配置した例を示すものである。図10(B)は、レンズ部材2Bの第2出射面25Bの正面形状を正六角形とし、かつ、4個のランプユニットを配置した例を示すものである。図10(C)は、レンズ部材2の第2出射面25の正面形状が正方形のランプユニットを4個配置した例を示すものである。図10(D)は、レンズ部材2Dの第2出射面25Dの正面形状を正三角形とし、かつ、4個のランプユニットを配置した例を示すものである。なお、レンズ部材の第2出射面の正面形状、および、ランプユニットの配置位置や個数などは、特に限定されない。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、リヤコンビネーションランプのテールランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、リヤコンビネーションランプのテールランプ以外の車両用灯具、たとえば、リヤコンビネーションランプのストップランプ、テール・ストップランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、あるいは、フロントコンビネーションランプのクリアランスランプ、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプなどにも適用することができる。
また、前記の実施形態においては、第1出射面23および第2出射面25に拡散部27を設けるものである。ところが、この発明においては、拡散部27を第1出射面23または第2出射面25のいずれか一方に設けるものであっても良い。
さらに、前記の実施形態においては、拡散部27を第1出射面23の全面、第2出射面25の全面に設けるものである。ところが、この発明においては、拡散部27を第1出射面23の一部の面、第2出射面25の一部の面に設けるものであっても良い。
1 半導体型光源
10 基板
11 発光チップ
2、2A、2B、2D レンズ部材
21 第1入射面
22 第2入射面
23 第1出射面
24 反射面
25、25A、25B、25D 第2出射面
26 凹部
27 拡散部
28 補正部
F1 第1入射面の双曲線の焦点
F2 第2入射面の双曲線の焦点
L1、L3 半導体型光源からの光
L2、L4 レンズ部材に入射する平行光
L5、L7、L9 レンズ部材から出射する平行光
L6 平行反射光
L8 外側に広がる光
L10 外側に屈折する光
O レンズ部材の光軸
T1 第1入射面の双曲線の頂点から半導体型光源までの距離
T2 第2入射面の双曲線の頂点から半導体型光源までの距離

Claims (4)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている半導体型光源およびレンズ部材と、
    を備え、
    前記レンズ部材は、
    前記半導体型光源の中央部から放射される光を平行光として入射させる第1入射面と、
    前記半導体型光源の側部から放射される光を平行光として入射させる第2入射面と、
    前記第1入射面から入射した前記平行光を測定スクリーンに対して垂直な平行光として出射させる第1出射面と、
    前記第2入射面から入射した前記平行光を平行反射光として全反射させる反射面と、
    前記反射面で全反射した前記平行反射光を前記測定スクリーンに対して垂直な平行光として出射させる多角形の第2出射面と、
    を有する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第1入射面は、前記半導体型光源を焦点とする双曲線を、前記双曲線の主軸を回転軸として回転させてなる回転双曲面の屈折面であり、
    前記第2入射面および前記反射面は、前記半導体型光源を焦点とする双曲線および直線を、多角形の前記第2出射面の各辺方向に移動させてなる屈折面および反射面である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1入射面を形成する前記双曲線の頂点から前記半導体型光源までの距離は、前記第2入射面を形成する前記双曲線の頂点から前記半導体型光源までの距離よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記第1出射面、前記第2出射面のうち、少なくともいずれか一方の一部には、前記平行光を拡散させる拡散部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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