JP6647647B1 - ウエハ型温度センサ - Google Patents

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【課題】温度センサの測温部を、ウエハに設けた凹部に対して従来よりも安定的に固定することができるウエハ型温度センサを提供する。【解決手段】本発明のウエハ型温度センサ100は、表面に凹部10を有するウエハ1と、凹部に配置される測温部22、及び測温部22に接続されるケーブル23を有する温度センサ2と、凹部10に挿入可能な一対の側部24、及び側部24同士を連結する頂部25を有し、測温部22が配置された凹部10に側部24が挿入されて測温部22を頂部25で覆った状態で接着剤5によって凹部10に固着されるハウジング3と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ウエハに温度センサを設けたウエハ型温度センサに関する。
半導体デバイスの製造工程においては、例えばシリコンウエハを所定温度に加熱、冷却するための装置(例えば高温チャンバなど)が使用されている。このような装置は一般に、ウエハの表面や裏面に接する部位に、加熱用の加熱板や冷却用の冷却板を備えている。
このような装置では、加熱、冷却されるウエハの温度分布を測定して加熱板等の温度特性を把握しておき、その温度特性に応じて適宜補正を行うことでウエハを均一に加熱、冷却している。従来、装置内にセットされたウエハの温度分布を測定するものとしては、例えば特許文献1に示された温度センサが知られている。
特開2013-172050号公報
ところで特許文献1の温度センサは、ウエハに対して温度を測定したい箇所に凹部を設け、温度センサの測温部をこの凹部に挿入し、凹部内に接着剤を注入することによって測温部を凹部に固定するものである。しかし、この温度センサ付きのウエハに対して加熱や冷却を行うと、温度変化による膨張や収縮によってウエハが繰り返し変形するため、固着した接着剤にも変形が及んで次第に剥がれることがある。このようにして接着剤が剥がれる結果、測温部が凹部から外れてしまうおそれがあった。
このような従来の問題に鑑み、本発明のウエハ型温度センサでは、温度センサの測温部を、ウエハに設けた凹部に対して従来よりも安定的に固定することを課題とする。
本発明は、表面に凹部を有するウエハと、前記凹部に配置される測温部、及び該測温部に接続されるケーブルを有する温度センサと、前記凹部に挿入可能な側部、及び該側部に接続された頂部を有し、前記測温部が配置された該凹部に該側部が挿入され該頂部が該測温部を覆った状態で接着剤によって該凹部に固着されるハウジングと、を備え、前記側部は、前記凹部に挿入される側から前記頂部に向かって幅方向内側に傾く側部傾斜部を有するウエハ型温度センサである。
このようなウエハ型温度センサにおいて、前記凹部は、口元に対して穴底の幅が大きいことが好ましい。
そして前記側部は、前記凹部に挿入される先端部の幅が、前記凹部の口元の幅よりも小さいことが好ましい。
また、前記ウエハの表面に設けられ前記ケーブルが配置される第二凹部と、前記第二凹部に挿入可能な第二側部、及び該第二側部に接続された第二頂部を有し、前記ケーブルが配置された該第二凹部に該第二側部が挿入され該第二頂部が該ケーブルを覆った状態で接着剤によって該第二凹部に固着される第二ハウジングと、を備えることが好ましい。
そして、前記ケーブルに対して前記測温部とは逆側に設けられ、該ケーブルに接続される導体と、該導体を間に挟む一対の絶縁性フィルムとを有するフラットケーブルを備えることが好ましい。
本発明のウエハ型温度センサによれば、凹部に固定されるハウジングによって測温部をより安定的に固定することができ、ウエハからの測温部の外れを防止することができる。
本発明に従うウエハ型温度センサの一実施形態を示した図である。 測温部を配置した凹部(第一凹部)に固着されるハウジング(第一ハウジング)を示した図であって、(a)は図1のA−Aに沿う断面図であり、(b)は図1のB−Bに沿う断面図である。 ケーブルを配置した第二凹部に固着される第二ハウジングを示した図であって、(a)は図1のC−Cに沿う断面図であり、(b)は図1のD−Dに沿う断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら本発明に従うウエハ型温度センサの一実施形態を説明する。なお本明細書等では、下記に説明するウエハ1の表面(図2(a)におけるウエハ1の上面)が位置する側を上方とし、ウエハ1の裏面(図2(a)におけるウエハ1の下面)が位置する側を下方として説明する。
本実施形態のウエハ型温度センサ100は、ウエハ1と、温度センサ2と、ハウジング(第一ハウジング)3と、第二ハウジング4と、接着剤5と、フラットケーブル6と、コネクタ7とを備えている。
ウエハ1は、円形薄板状をなすものであって、本実施形態ではシリコンを素材とする円柱状のインゴットを薄くスライスして形成されたシリコンウエハを使用している。なおウエハ1は、シリコンウエハに限定されるものではなく、シリコンカーバイドウエハやサファイアウエハ、化合物半導体ウエハなど、素材の種類を問わず適用可能である。
ウエハ1の表面には、温度測定を行う場所(或いはその近傍)に、表面から裏面に向かって凹む凹部(第一凹部)10が設けられている。第一凹部10の深さは、例えばウエハ1の板厚の0.2〜0.8倍程度に設定されるが、第一凹部10におけるウエハ1の強度や第一凹部10に収容される温度センサ2の厚み等に応じて適宜変更される。本実施形態の第一凹部10は、図1の部分拡大図に示すように平面視において細長の矩形状となるものである。また第一凹部10は、いわゆるアリ溝と称される形状で形作られている。具体的に説明すると、第一凹部10の口元において長手方向に延在して互いに対向する1組の上縁部11の幅W1は、図2(a)に示すように、上縁部11と同じ向きに延在する穴底の下縁部12の幅W2よりも小さくなっていて、第一凹部10における上縁部11と下縁部12が位置する側の側部は、上縁部11から下縁部12に向かって幅方向外側に傾くように傾斜している。以下の説明においては、この傾斜する側部を凹部傾斜側部13と称する。なお、第一凹部10の口元において短手方向に延在して互いに対向する1組の上縁部14の幅は、図2(b)に示すように、上縁部14と同じ側に延在する穴底の下縁部15の幅と略同じである。
またウエハ1の表面には、上記の第一凹部10とは別に、表面から裏面に向かって凹む第二凹部16が設けられている。図1に示すように本実施形態では、第一凹部10と同数の第二凹部16が、ウエハ1の外縁部に近い場所に一列に並ぶように設けられている。第二凹部16の深さは、第一凹部10と同程度である。また第二凹部16は、図1の部分拡大図に示すように、平面視において矩形状をなすものである。第二凹部16も、図3(a)に示すようにいわゆるアリ溝と称される形態をなすものであって、口元における対向する1組の上縁部17の幅W3は、上縁部17と同じ向きに延在する穴底の下縁部18の幅W4よりも小さくなっている。また上縁部17と下縁部18との間には、上縁部17から下縁部18に向かって幅方向外側に傾くように傾斜する第二凹部傾斜側部19が設けられている。そして第二凹部16の口元において、上縁部17と直交する側の上縁部20の幅は、上縁部20と同じ側に延在する穴底の下縁部21の幅と略同じである。
温度センサ2は、図1の部分拡大図に示すように、第一凹部10に配置されて第一凹部10における温度を測定する測温部22と、測温部22に接続されるケーブル23とを備えている。本実施形態の温度センサ2は測温抵抗体であって、測温部22として抵抗体素子を使用している。またケーブル23は、例えば金属のような導電性を有する素線を絶縁材で被覆したものである。そしてケーブル23の先端から素線を露出させ、これを抵抗体素子に電気的に接続する(例えば半田付けなど)ことによって温度センサ2として機能させている。なお抵抗体素子と素線との結線方式は、2線式、3線式、4線式等があるが、本実施形態の温度センサ2では3線式を採用している。またケーブル23は、一つの絶縁材で複数の素線を被覆するものでもよいが、本実施形態では一つの絶縁材で一つの素線を被覆していて、1つの温度センサ2について3本のケーブル23を持たせている。なお温度センサ2は、測温抵抗体に限られず、例えば熱電対であってもよい。
第一ハウジング3は、平面視で矩形状をなすものであって、図2(a)に示すように、第一凹部10に挿入可能であって、第一凹部10の上縁部11が設けられた側に位置する一対の側部24と、側部24同士を上端部で連結した頂部25とを備えていて、横断面形状は下方を開放した「コ」字状になるものである。側部24は、それらの内側に測温部22が収まる程度の間隔をあけて頂部25に連結している。なお、図2(b)に示すように第一ハウジング3における第一凹部10の上縁部14が設けられた側は、側部24に相当するものは設けられておらず、開放されている。
第一ハウジング3の側部24は、図2(a)に示すように、第一凹部10に挿入される側から頂部25に向かって幅方向内側に傾く側部傾斜部26を備えている。本実施形態の側部傾斜部26は、第一凹部10に挿入される先端部27(側部24の下端部)を起点として頂部25に向かって傾斜しているが、先端部27から上方に向けて垂直に延在し、そこから頂部25に向かって傾斜するように構成してもよい。また、先端部27における一方の側部24から他方の側部24までの幅W5は、第一凹部10の口元における上縁部11の幅W1よりも小さくなっている。そして、側部24と頂部25との連結部において、側部傾斜部26の上端部の幅方向外側には、水平方向に延在する段部28が設けられている。なお図2(a)に示すように、一方の段部28における幅方向外側端部から他方の段部28における幅方向外側端部までの幅W6は、上縁部11の幅W1よりも大きくなっている。
第二ハウジング4は、第一ハウジング3と似た形状になるものであって、平面視で矩形状をなし、第二凹部16に挿入されるように形成されている。第二ハウジング4は、図3(a)に示すように、第二凹部16の上縁部17が設けられた側に位置する一対の第二側部29と、第二側部29同士を上端部で連結した第二頂部30とを備えていて、横断面形状は下方を開放した「コ」字状になるものである。第二側部29は、それらの内側にケーブル23が収まる程度の間隔をあけて第二頂部30に連結している。第一ハウジング3と同様に、第二ハウジング4における第二凹部16の上縁部20が位置する側も、図3(b)に示すように、第二側部29に相当するものは設けられておらず、開放されている。
第二ハウジング4の第二側部29にも、第一ハウジング3の側部24と同様に、先端部31から第二頂部30に向かって幅方向内側に傾く側部傾斜部32が設けられている(図3(a)参照)。側部傾斜部32の上端部の幅方向外側には、水平方向に延在する段部33が設けられている。なお図示したように、第二側部29の先端部31(第二側部29の下端部)における一方の第二側部29から他方の第二側部29までの幅W7は、第二凹部16の口元における上縁部17の幅W3よりも小さくなっている。また一方の段部33における幅方向外側端部から他方の段部33における幅方向外側端部までの幅W8は、上縁部17の幅W3よりも大きくなっている
このような第一ハウジング3、第二ハウジング4は、何れも同一の素材で形成してもよいし、互いに異なる素材で形成してもよいが、例えば金属等の耐熱性に優れるものが好ましい。本実施形態における第一ハウジング3と第二ハウジング4は、何れもセラミックで形成している。
接着剤5は、ウエハ1、温度センサ2、第一ハウジング3、第二ハウジング4を固着するものである。接着剤5の種類は特に限定されるものではなく、固化するまでの時間や第一ハウジング3等への固着性、ウエハ型温度センサ100を使用する温度環境等を考慮して最適なものを選定すればよい。一例としては、耐熱性を有するセラミック系の接着剤5が使用される。なお接着剤5は、第一ハウジング3と第二ハウジング4に対して同一のものを使用することが好ましいが、互いに異なるものを使用してもよい。
図1に示したフラットケーブル6は、いわゆるFPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)と称されるものであって、厚みの薄い導体を一対の絶縁性フィルムで挟んだものである。本実施形態のフラットケーブル6は、ケーブル23に対して測温部22とは逆側で電気的に接続される導体と、導体を間に挟む一対の絶縁性フィルムで構成されている。ケーブル23とフラットケーブル6の導体とを電気的に接続するにあたっては、例えばフラットケーブル6の導体に対してケーブル23の素線を半田付けしてもよいし、フラットケーブル6の端部を挿入することによって導体と電気的に接続されるフラットケーブル用コネクタをケーブル23に取り付けてもよい。
コネクタ7は、フラットケーブル6におけるケーブル23が取り付けられた側の逆側に設けられている。コネクタ7は、温度センサ2に対応する各種計測器に接続される。
このような部材によって構成されるウエハ型温度センサ100は、例えば下記のようにして製造される。
まず、上記のような形態になるウエハ1、温度センサ2、第一ハウジング3、第二ハウジング4、接着剤5、フラットケーブル6を準備する。ここで、ウエハ1には第一凹部10と第二凹部16を形成しておき、温度センサ2は測温部22とケーブル23を電気的に接続しておき、フラットケーブル6にはコネクタ7を接続しておく。
そして、第一凹部10に測温部22を収容し、測温部22の周囲に接着剤5を塗布し、更に第一ハウジング3をその上に被せる。また第二凹部16には、ウエハ1の表面を所定の経路で這わせたケーブル23を収容し、ケーブル23の周囲に接着剤5を塗布し、更に第二ハウジング4をその上に被せる。なお、第一ハウジング3や第二ハウジング4をウエハ1に向けて押し込んだとしても、図2(a)、図3(a)に示すように、段部28や段部33がウエハ1の上面に当接して更なる押し込みが防止されるため、第一ハウジング3や第二ハウジング4が測温部22やケーブル23を強く押し込んでこれらを故障させることはない。
その後は、接着剤5に応じた時間や温度に従って接着剤5を固化させることによって、測温部22と第一ハウジング3、及びケーブル23と第二ハウジング4をウエハ1に固定する。なお接着剤5の塗布は、第一ハウジング3や第二ハウジング4を被せた後に行ってもよい。また図示した例で接着剤5は、第一凹部10や第二凹部16の内側が全て満たされるように塗布されているが、第一ハウジング3や第二ハウジング4の周辺のみに塗布するようにしてもよい。また接着剤5は、第一凹部10や第二凹部16から盛り上がるようにして塗布してもよいし、第一ハウジング3や第二ハウジング4の周辺から若干はみ出すように塗布してもよい。
このような形態になるウエハ型温度センサ100によれば、第一ハウジング3が測温部22に被さるように設けられているため、測温部22を固定している接着剤5がウエハ1から剥がれにくくなる。このため、接着剤のみで測温部を固定していた従来のものに比して、測温部22を安定的に固定することができるため、ウエハ1からの測温部22の外れを防止することができる。
また第一凹部10は、口元における上縁部11の幅W1が穴底の下縁部12の幅W2よりも小さくなっているため、第一凹部10に塗布された接着剤5は第一凹部10から抜け出しにくくなる。すなわち、第一凹部10に収容した測温部22や第一ハウジング3が外れ難くなるため、ウエハ1対して測温部22をより安定的に固定することができる。
そして、第一凹部10の側部24には側部傾斜部26が設けられているため、接着剤5は、図2(a)に示したように側部傾斜部26に被さるようにして設けられることになる。このため、第一ハウジング3が外れ難くなるため、ウエハ1対して測温部22を固定する効果がより確実に得られる。
また、図2(a)に示したように、一方の側部24から他方の側部24までの最大幅W5は、第一凹部10の口元における上縁部11の幅W1よりも小さいため、第一ハウジング3を第一凹部10に挿入する際、第一ハウジング3を撓ませることがない。このため、第一ハウジング3を取り付ける際に、第一ハウジング3や第一凹部10を傷つけたり、第一ハウジング3が割れたりする不具合を防止することができる。なお、例えば第一ハウジング3が撓みやすい素材で形成されているなどのように、このような不具合が生じにくい場合は、一方の側部24から他方の側部24までの最大幅W5を、第一凹部10の口元における上縁部11の幅W1よりも若干大きくして、第一ハウジング3が第一凹部10から外れ難くなるようにしてもよい。
また本実施形態のウエハ型温度センサ100は、第二凹部16にケーブル23を収容して第二ハウジング4でこれを固定しているため、ケーブル23が引っ張られたり捩られたりしても、測温部22には負荷がかかりにくくなっている。このため、このような場合でも測温部22の外れを防止できるとともに、測温部22とケーブル23との接続部における断線を防止することができる。
また第二凹部16や第二ハウジング4も、第一凹部10や第一ハウジング3の如き形態で形作られているため、上述した第一凹部10や第一ハウジング3と同様の効果を得ることができる。従ってウエハ1に対してケーブル23を、より安定的に且つ確実に固定することができる。
なお、特許文献1のウエハ型温度センサでは、測温部に接続されるケーブルに対し、これとは別のケーブルを巻付けるなどしてこれをウエハに固定しているが、巻付け具合によって固定される状態が変わってしまうことになる。またケーブルが十分に固定できていない場合は、測温部に負荷がかかることになる。また別のケーブルを巻付ける作業も手間を要している。一方、本実施形態のように第二ハウジング4によってケーブル23を固定する場合は、作業にばらつきが生じにくくて安定した品質が確保されるうえ、簡単に取り付けることができるため、従来のものに比して作業工数の削減にも寄与する。
ウエハ型温度センサ100は、例えば高温チャンバや真空チャンバ内の温度分布を計測する際に使用され、これらの装置には、装置内部から熱が漏れることや装置外部から外気が侵入するのを防ぐためのシール部(パッキン等)が設けられている。本実施形態のウエハ型温度センサ100は、フラットケーブル6を備えていて、シール部でフラットケーブル6を挟むことができるため、これらの装置からの熱の漏れ出しや外気の侵入を防止しつつ、温度センサ2からの信号を外部の計測器に接続することができる。なお、装置に僅かな隙間が設けられている場合は、この隙間から外部に向けてフラットケーブル6を引き出すようにしてもよい。
以上、本発明に従うウエハ型温度センサについて具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。例えば平面視における第一凹部10の長さ(対向する上縁部14同士の距離)は、本実施形態では第一ハウジング3に対して十分に長くなっていたが、第一ハウジング3と同程度であってもよい。また第一凹部10は、口元の上縁部11と穴底の下縁部12との間にアリ溝と称される形状が設けられるものであって、上縁部14と下縁部15との間にはこれが設けられていなかったが、上縁部14と下縁部15との間でもアリ溝が形成されるようにしてもよい。また図示しないその他の部材(例えばケーブル23を束ねる金具など)をウエハ1に固定する必要がある場合は、上記の第一凹部10(第二凹部16)と第一ハウジング3(第二ハウジング4)を利用してこれを固定してもよい。
1:ウエハ
2:温度センサ
3:第一ハウジング(ハウジング)
4:第二ハウジング
5:接着剤
6:フラットケーブル
7:コネクタ
10:第一凹部(凹部)
16:第二凹部
22:測温部
23:ケーブル
24:側部
25:頂部
100:ウエハ型温度センサ

Claims (5)

  1. 表面に凹部を有するウエハと、
    前記凹部に配置される測温部、及び該測温部に接続されるケーブルを有する温度センサと、
    前記凹部に挿入可能な一対の側部、及び該側部同士を連結する頂部を有し、前記測温部が配置された該凹部に該側部が挿入されて該測温部を該頂部で覆った状態で接着剤によって該凹部に固着されるハウジングと、を備え
    前記側部は、前記凹部に挿入される側から前記頂部に向かって幅方向内側に傾く側部傾斜部を有するウエハ型温度センサ。
  2. 前記凹部は、穴底に対して口元の幅が小さい請求項1に記載のウエハ型温度センサ。
  3. 一方の前記側部から他方の前記側部までの最大幅は、前記凹部の口元の幅よりも小さい請求項1又は2に記載のウエハ型温度センサ。
  4. 前記ウエハの表面に設けられ前記ケーブルが配置される第二凹部と、
    前記第二凹部に挿入可能な一対の第二側部、及び該第二側部同士を連結する第二頂部を有し、前記ケーブルが配置された該第二凹部に該第二側部が挿入され該第二頂部が該ケーブルを覆った状態で接着剤によって該第二凹部に固着される第二ハウジングと、を備える請求項1〜の何れか一項に記載のウエハ型温度センサ。
  5. 前記ケーブルに対して前記測温部とは逆側で接続される導体、及び該導体を間に挟む一対の絶縁性フィルムを有するフラットケーブルを備える請求項1〜の何れか一項に記載のウエハ型温度センサ。
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