JP6647137B2 - 撮影装置、表面実装機 - Google Patents

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本発明は、単一のカメラで複数の対象物を撮影する技術に関する。
従来より、部品供給装置を通じて供給される電子部品を吸着ノズルにより吸着して、基板上に実装する表面実装機が広く知られている。係る表面実装機においては、カメラを主体とする部品認識装置を搭載しており、吸着ノズルに吸着保持された部品の姿勢を画像認識して検査する構成をとっている。
この種の部品認識装置に関する技術として、下記特許文献1の撮影装置がある。このものは、撮像対象物の垂線と直交する方向に撮像方向が向くようにカメラを配置し、各垂線と撮像方向線との交点にハーフミラーを配設して、各撮像対象物からの光をカメラにその撮像方向から入射させる構造となっている。そして、各撮像対象物それぞれを個別に照明する個別照明手段を設けており、目的とする撮像対象物を撮影する場合には、撮影対象物に対応するライトを点灯させて撮影を行っている。また、撮像対象物からカメラに至る光路上に、カメラ側に撮像レンズ、各撮像対象物側に対物レンズを配置しており、各対物レンズの焦点距離を適宜に選択することにより距離が変わっても撮像倍率は変化せず均等な解像度が得られる構造になっている。
特開2002−214693号公報
上記の撮影装置は、1台のカメラで複数の対象物を順に撮影する構造になっており、各対象物で反射した光は、ハーフミラーで反射した後、共通の光路を通ってカメラに入光する構造になっている。そのため、目的とする対象物を撮影するべく個別照明手段を点灯させた時に、光の一部が、隣り合って位置する対象物で反射し、その光がカメラに入光する場合があることから、対応が求められていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、撮影対象の対象物を個別照明で照らした時に、それに近接する他の対象物で反射した光がカメラに入光することを抑制することを目的とする。
本発明は、複数の対象物を単一のカメラで順に撮影する撮影装置であって、複数の対象物を撮影するための各光路上に光学部品を配置して、各光路を通る光を前記光学部品で反射又は透過させることにより、各光路を通る光を共通の光路を通じて前記カメラに入射させる構成において、前記複数の対象物に対応してそれぞれ設けられた個別照明と、対象物を撮影するため前記個別照明を点灯した時に、撮影対象の対象物に隣接して位置する他の対象物で反射した光が、前記カメラに入光することを抑制する抑制手段を備える。
本発明の実施態様として以下の構成が好ましい。
前記抑制手段は、複数の対象物を撮影するための各光路上に配置された第1偏光板と、前記共通の光路上に配置された第2偏光板と、撮影対象となる対象物の光路側は光を透過し、撮影対象の対象物に隣接して位置する他の対象物の光路側は光が遮光又は減光されるように、前記第1偏光板と前記第2偏光板の偏光方向の組み合わせを切り換える切換部と、を備える。この構成では、第1偏光板と、第2偏光板と、切換部により、抑制手段を構成することが出来る。
前記切換部は、前記第1偏光板又は前記第2偏光板のうちいずれか一方を回転させることにより、前記偏光方向の組み合わせを切り換える。この構成では、偏光板の回転により、偏光方向の組み合わせを切り換えることが出来る。
前記切換部は、前記共通の光路上に配置された前記第2偏光板を回転させることにより、前記偏光方向の組み合わせを切り換える。この構成では、偏光板を回転させるための駆動部が1つで済む。
本発明によれば、撮影対象の対象物を個別照明で照らした時に、それに近接する他の対象物で反射した光がカメラに入光することを抑制することが出来る。
実施形態1に適用された表面実装機の平面図 ヘッドユニットの支持構造を示す図 撮影装置の光学的構成を示す図 撮影装置の光学的構成を示す図 偏光板の正面図(偏光方向を示す) 実施形態2に適用された撮影装置の光学的構成を示す図 撮影装置の光学的構成を示す図 偏光方向の切り換え構造について他の実施態様を示す図
<実施形態1>
実施形態1を図1〜図5を参照して説明する。
1.表面実装機の全体構成
表面実装機1は、図1に示すように、基台11と、プリント基板Tを搬送する搬送コンベア20と、ヘッドユニット60と、ヘッドユニット60を基台11上にて平面方向(XY方向)に移動させるヘッド駆動装置30とを備えている。尚、以下の説明において、基台11の長手方向(図1の左右方向)をX方向と呼ぶものとし、基台11の奥行方向(図1の上下方向)をY方向、図2の上下方向をZ方向とする。
搬送コンベア20は、基台11の中央に配置されている。搬送コンベア20はX方向に循環駆動する一対の搬送ベルト21を備えており、搬送ベルト21上の二点鎖線で示したプリント基板Tを、ベルトとの摩擦によりX方向に搬送する。
本実施形態では、図1に示す左側が入り口となっており、プリント基板Tは、図1に示す左側より搬送コンベア20を通じて機内へと搬入される。搬入されたプリント基板Tは、搬送コンベア20により基台中央の作業位置まで運ばれ、そこで停止される。
一方、基台11上には、作業位置の周囲を囲むようにして、部品供給部13が4箇所設けられている。これら各部品供給部13には、電子部品を供給するフィーダ80が横並び状に多数設置されている。
そして作業位置では、上記フィーダ80を通じて供給された電子部品を、プリント基板T上に実装する実装処理が、ヘッドユニット60に搭載された実装ヘッド63により行われるとともに、その後、実装処理を終えたプリント基板Tはコンベア20を通じて図1における右方向に運ばれ、機外に搬出される構成になっている。
ヘッド駆動装置30は、大まかには一対の支持脚41、ヘッド支持体51、Y軸ボールネジ45、Y軸モータ47、X軸ボールネジ55、X軸モータ57から構成される。具体的に説明してゆくと、図1に示すように基台11上には一対の支持脚41が設置されている。両支持脚41は作業位置の両側に位置しており、共にY方向にまっすぐに延びている。
両支持脚41にはY方向に延びるガイドレール42が支持脚上面に設置されると共に、これら左右のガイドレール42に長手方向の両端部を嵌合させつつヘット支持体51が取り付けられている。
また、右側の支持脚41にはY方向に延びるY軸ボールねじ45が装着され、更にY軸ボールねじ45にはボールナット(不図示)が螺合されている。そして、Y軸ボールねじ45にはY軸モータ47が付設されている。
Y軸モータ47を通電操作すると、Y軸ボールねじ45に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッド支持体51、ひいては次述するヘッドユニット60がガイドレール42に沿ってY方向に移動する(Y軸サーボ機構)。
ヘッド支持体51は、X方向に長い形状である。ヘッド支持体51には、図2に示すように、X方向に延びるガイド部材53が設置され、更に、ガイド部材53に対してヘッドユニット60が、ガイド部材53の軸に沿って移動自在に取り付けられている。このヘッド支持体51には、X方向に延びるX軸ボールねじ55が装着されており、更にX軸ボールねじ55にはボールナットが螺合されている。
そして、X軸ボールねじ55にはX軸モータ57が付設されており、同モータ57を通電操作すると、X軸ボールねじ55に沿ってボールナットが進退する結果、ボールナットに固定されたヘッドユニット60がガイド部材53に沿ってX方向に移動する(X軸サーボ機構)。
従って、X軸モータ57、Y軸モータ47を複合的に制御することで、基台11上においてヘッドユニット60を平面方向(XY方向)に移動操作出来る構成となっている。
係るヘッドユニット60には、電子部品の実装作業を行う実装ヘッド63が列をなして複数個搭載されている。各実装ヘッド63はR軸モータによる軸回りの回転と、Z軸モータの駆動によりヘッドユニット60に対して昇降可能な構成となっている。また、各実装ヘッド63には図外の負圧手段から負圧が供給されるように構成されており、ヘッド先端に吸引力を生じさせるようになっている。
このような構成とすることで、X軸モータ57、Y軸モータ47、Z軸モータを所定のタイミングで作動させることにより、フィーダ80を通じて供給される電子部品を実装ヘッド63により取り出して、プリント基板T上に搭載(実装)する処理を実行することが出来る。尚、実装ヘッド63が本発明の「保持部」の一例である。
2.部品撮影装置
図1に示すように、基台11上には、部品供給部13の間に位置して、部品撮影装置100が固定されている。部品撮影装置100は、ヘッドユニット60に搭載された複数の実装ヘッド63に吸着保持された各電子部品5を、単一の部品認識カメラ151により撮像する装置である。
図3に示すように、部品撮影装置100は、撮影装置本体110と、制御部200とからなる。撮影装置本体110は、複数のハーフミラー121A〜121Cと、複数の対物レンズ131A〜31Cと、複数の個別照明141A〜141Cと、1台の部品認識カメラ151とを備えている。尚、ハーフミラー121A〜121Cが本発明の「光学部品」の一例である。なお、光学部品はプリズム等であってもよい。
図3に示すように、個別照明141A〜141Cは、各撮影位置Pa〜Pcに対応して設けられており、撮影対象の電子部品5を下方から照らす構成になっている。各ハーフミラー121A〜121Cは、X方向に等間隔で一列状に配置されており、撮影対象となる各電子部品5の撮影位置Pa〜Pcの下方に位置している。また、部品認識カメラ151は、撮像面を上方に向けた状態でハーフミラー121Cの下方に配置されている。
図3に示すように、各撮影位置Pa、Pbを通り下方に延びる光路La、Lbを下向きに進む光は、ハーフミラー121A、121Bで水平方向に反射して、光路Lsを水平に進み、その後、ハーフミラー121Cで下向きに反射する。ハーフミラー121Cで下方に反射した光は、光路Lvを下方に進み、部品認識カメラ151に入光する構成となっている。また、撮影位置Pcを通り下方に延びる光路Lcを下方に進む光は、ハーフミラー121Cを透過した後、光路Lvを通って部品認識カメラ151に入光する。
このように撮影対象となる複数の電子部品5を撮影するための各光路La〜Lcを進む光は、共通の光路Lvを通って、部品認識カメラ151に入光する構成になっていることから、各実装ヘッド63A〜63Cに保持された電子部品が各撮影位置Pa〜Pcに位置するようにヘッドユニット60を移動させた後、撮影対象となる各電子部品5に対応する各個別照明141A〜141Cを順に点灯させることで、1台の部品認識カメラ151で、各電子部品5を順に撮影できる。
例えば、実装ヘッド63A〜63Cの順で各電子部品5を撮影する場合、まず、個別照明141Aを点灯させると、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5の下面で反射した光は、光路La、光路Ls、光路Lvを進んで、部品認識カメラ151に入光する。そのため、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5の下面を撮影できる。
次に個別照明141Bを点灯すると、実装ヘッド63Bに保持された電子部品5の下面で反射した光は、光路Lb、光路Ls、光路Lvを進んで、部品認識カメラ151に入光する。そのため、実装ヘッド63Bに保持された電子部品5の下面を撮影できる。
その後、個別照明141Cを点灯すると、実装ヘッド63Cに保持された電子部品5の下面で反射した光は、光路Lc、光路Lvを進んで、部品認識カメラ151に入光する。そのため、実装ヘッド63Cに保持された電子部品5の下面を撮影できる。
そして、部品認識カメラ151で撮影された各画像データを制御部200にて画像処理することで、実装ヘッド63A〜63Cに保持された各電子部品5の姿勢を画像認識することが出来る。尚、対物レンズ131A〜131Cは、それぞれ焦点距離が異なっており、撮影対象となる各電子部品5からカメラ151まで距離の長短によらず、ピントを合わせる役割を果たしている。また、図3では、撮影装置本体110の構成例として、3つの電子部品を撮影する場合を示したが、撮影対象の部品は3つ以上であっても無論よい。
ところで、上記の撮影装置本体110は、1台の部品認識カメラ151で複数の電子部品5を撮影する構造になっており、各電子部品5の下面で反射した光は、ハーフミラー121Cで反射した後、又はハーフミラー121Cを透過した後、共通の光路Lvを通って、部品認識カメラ151に入光する構造になっている。
そのため、目的とする電子部品5を撮影するべく、その部品に対応した個別照明141A〜141Cを点灯させた時に、光の一部が、隣り合って位置する電子部品5で反射して、部品認識カメラ151に入光する場合がある。
例えば、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5を撮影するべく個別照明141Aを点灯させた時に、光の一部が、隣り合って位置する実装ヘッド63Bに保持された電子部品5で反射し、その反射光が、光路Lb、Ls、Lvを通って、部品認識カメラ151に入光する場合がある。
そこで、撮影装置本体110は、目的とする電子部品5を撮影するため個別照明を点灯した時に、隣り合う電子部品5で反射した光が、部品認識カメラ151に入光することを抑制する抑制手段を備えている。
具体的に説明すると、抑制手段は、複数の第1偏光板161A〜161Cと、第2偏光板171と、駆動部181と、制御部200から構成されている。尚、駆動部181と制御部200が本発明の「切換部」の一例である。
図3に示すように、第1偏光板161A〜161Cは、撮影対象となる各電子部品5に対する各光路La〜Lc上に配置されており、各ハーフミラー121A〜121Cから見て、撮影対象となる電子部品5側に位置している。
第1偏光板161A〜161Cは、隣り合う2枚で、偏光方向が同一にならないように偏光方向を入れ替えており、光路Laに配置された第1偏光板161Aの偏光方向は「水平」、光路Lbに配置された第1偏光板161Bの偏光方向は「垂直」、光路Lcに配置された第1偏光板161Cの偏光方向は「水平」となっている。尚、図5は偏光板の偏光方向を示しており、(A)は偏光方向が「水平」である場合、(B)は偏光方向が「垂直」である場合を示している。
第2偏光板171は、共通の光路Lc上に配置されており、ハーフミラー121Cから見て、部品認識カメラ151側に位置している。駆動部181は、例えば、モータであり、第2偏光板171を回転(偏光板の中心を通り、板面に垂直な軸線を中心に回転)させることで、第2偏光板171の偏光方向を「水平方向」と「垂直方向」のいずれかに切り換える機能を果たす。
そして、制御部200は、撮影対象の電子部品5に応じて、第2偏光板171の偏光方向を切り換える制御を行う。
図3に示すように、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Aを点灯する場合、制御部200は、駆動部181を作動させて第2偏光板171を回転させることにより、第2偏光板171の偏光方向を、撮影対象の電子部品5に対応した光路La上に配置された第1偏光板161Aの偏光方向と一致させる。本例では、第1偏光板161Aの偏光方向は「水平方向」であることから、第2偏光板171の偏光方向は「水平方向」に切り換えられる。
このようにすることで、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5で反射した光は、2枚の偏光板161A、171に遮られることなく、光路La、Ls、Lvを進み、部品認識カメラ151に入光する。
一方、隣り合う光路Lbに配置された第1偏光板161Bの偏光方向は「垂直」であることから、第2偏光板171の偏光方向を「水平方向」に切り換えると、2枚の偏光板161B、171の偏光方向は直交する関係になる。そのため、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Aを点灯した時に、光の一部が隣り合って位置する実装ヘッド63Bに保持された電子部品5で反射しても、その光を遮光することが可能となり、反射光が、光路Lb、Ls、Lvを通って部品認識カメラ151に入光することを抑制することが出来る。
また、図4に示すように、実装ヘッド63Bに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Bを点灯する場合、制御部200は、駆動部181を作動させて第2偏光板171を回転させることにより、第2偏光板171の偏光方向を、撮影対象の電子部品5に対応した光路Lb上に配置された第1偏光板161Bの偏光方向と一致させる。本例では、第1偏光板161Bの偏光方向は「垂直方向」であることから、第2偏光板171の偏光方向は「垂直方向」に切り換えられる。
このようにすることで、実装ヘッド63Bに保持された電子部品5で反射した光は、2枚の偏光板161B、171に遮られることなく、光路Lb、Ls、Lvを進み、部品認識カメラ151に入光する。
一方、隣り合う光路La、Lcに配置された第1偏光板161A、161Cの偏光方向は「水平」であることから、第2偏光板171の偏光方向を「垂直方向」に切り換えると、2枚の偏光板161A、171の偏光方向は直交する関係になり、また、2枚の偏光板161C、171の偏光方向は直交する関係になる。
そのため、実装ヘッド63Bに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Bを点灯した時に、光の一部が隣り合って位置する実装ヘッド63A、63Cに保持された電子部品5で反射しても、その光を遮光することが可能となり、反射光が、光路La、Ls、Lvや光路Lc、Lvを通って、部品認識カメラ151に入光することを抑制することが出来る。
このように、実施形態1の部品撮影装置100では、撮影対象の電子部品5で反射した光が通る光路側では光を通過させ、それに隣り合う電子部品5で反射した光が通る光路側では光が遮光されるように、第1偏光板161A〜161Cと第2偏光板171の偏光方向の組み合わせを切り換えている。
そのため、既に述べたように、ヘッドユニット60の各実装ヘッド63に保持された電子部品5を順に撮影する時に、隣り合って位置する電子部品5で反射した光が、部品認識カメラ151に入光することを抑制することが出来、各電子部品5の認識精度が高くなる。
また、実施形態1の部品撮影装置100では、「第1偏光板161A〜161C」と「第2偏光板171」のうち、「第2偏光板171」側を回転させることで、偏光方向の組み合わせを切り換えている。すなわち、部品認識カメラ151側の共通の光路Lvに配置された偏光板171を回転させている。このようにすることで、偏光板171を回転させる駆動部181が1つだけで済むので、部品点数が少なくなるというメリットがある。
<実施形態2>
次に実施形態2を図6、図7によって説明する。
実施形態1では、「第1偏光板161A〜161C」と「第2偏光板171」のうち、「第2偏光板171」側を回転させることで、偏光方向の組み合わせを切り換えた例を示した。実施形態2では、「第1偏光板161A〜161C」側を回転させることで、偏光方向の組み合わせを切り換える構造となっている。
図6に示すように、実施形態2の部品撮影装置300は、撮影装置本体310と、制御部400を備えている。撮影装置本体310の基本構成は、実施形態1の撮影装置本体110と同じであり、複数のハーフミラー121A〜121Cと、複数の対物レンズ131A〜31Cと、複数の個別照明141A〜141Cと、1台の部品認識カメラ151とを備えている。
また、撮影装置本体310は、複数の第1偏光板161A〜161Cと、第2偏光板171と、複数の駆動部181A〜181Cとを備える。第2偏光板171は、共通の光路Lc上に配置されており、ハーフミラー121Cから見て、部品認識カメラ151側に位置している。第2偏光板171の偏光方向は「水平方向」となっている。
各第1偏光板161A〜161Cは、撮影対象となる各電子部品5に対する各光路La〜Lc上に配置されている。各駆動部181A〜181Cは、第1偏光板161A〜161Cに対応して設けられている。各駆動部181A〜181Cはモータであり、第1偏光板161A〜Cを個々に回転させることで、各第1偏光板161A〜61Cの偏光方向を「水平方向」と「垂直方向」のいずれかに切り換える機能を果たす。
制御部400は、撮影対象の電子部品5に応じて、第1偏光板161A〜161Cの偏光方向を切り換える制御を行う。
図6に示すように、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Aを点灯する場合、制御部400は、駆動部181Aを作動させて、第1偏光板161Aを回転させることにより、第1偏光板161Aの偏光方向を、第2偏光板171の偏光方向と一致させる。
本例では、第2偏光板171の偏光方向は「水平方向」であることから、第1偏光板161Aの偏光方向は「水平方向」に切り換えられる。このようにすることで、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5で反射した光は、2枚の偏光板161A、171に遮られることなく、光路La、Ls、Lvを進み、部品認識カメラ151に入光する。
また、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Aを点灯する場合、制御部400は、各駆動部181B、181Cを作動させて、偏光板161B、161Cを回転させることにより、第1偏光板161B、161Cの偏光方向を第1偏光板161Aの偏光方向と直交する方向に切り換える。
第2偏光板171の偏光方向は「水平方向」であることから、第1偏光板161B、161Cの偏光方向は「垂直方向」に切り換えられる。このようにすることで、実装ヘッド63Aに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Aを点灯した時に、光の一部が隣り合って位置する実装ヘッド63Bや実装ヘッド63Cに保持された電子部品5で反射しても、その光が、光路Lb、Ls、Lvや、光路Lc、Lvを通って部品認識カメラ151に入光することを抑制することが出来る。
また、図7は、実装ヘッド63Bに保持された電子部品5を撮影するため個別照明141Bを点灯する場合について、各偏光板161A〜161Cの偏光方向を示しており、光路Lbに配置された第1偏光板161Bは、第2偏光板171の偏光方向と同じ「水平方向」に切り換えられ、それ以外の光路La、Lcに配置された第1偏光板161a、161cは、第2偏光板171の偏光方向と直交する「垂直方向」に切り換えられる。
このように、実施形態2の部品撮影装置300では、撮影対象の電子部品5で反射した光が通る光路側では光を通過させ、他の電子部品5で反射した光が通る光路側では光が遮光されるように、第1偏光板161A〜161Cと第2偏光板171の偏光方向の組み合わせを切り換えている。
そのため、ヘッドユニット60の各実装ヘッド63に保持された電子部品5を順に撮影する時に、他の電子部品5で反射した光が、部品認識カメラ151に入光することを抑制することが出来、電子部品5の認識精度が高くなる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1、2では、撮影対象の電子部品5を撮影するためそれに対応する個別照明141を点灯した時に、隣り合う電子部品5で反射した光が、部品認識カメラ151に入光することを抑制する抑制手段を、2枚の偏光板を用いて構成した例を示した。抑制手段は、偏光板を用いた構成に限定されるものではなく、例えば、液晶シャッターを用いた構成であってもよい。すなわち、各光路La〜Lc上に配置した液晶シャッターを選択的に作動させることにより、撮影対象の電子部品5を撮影するためそれに対応する個別照明141を点灯した時に、隣り合う電子部品5で反射した光が、部品認識カメラ151に入光することを抑制するようにしてもよい。
(2)実施形態1では、共通の光路Lvに配置された第2偏光板171の偏光方向を切り換えるのに、第2偏光板171を回転させる構成をとった。この他にも、例えば、図8に示すように、ベース500上に偏光方向の異なる2枚の偏光板510A、510Bを配置しておき、ベース500をスライド等させて、光路Lv上に配置される偏光板510A、510Bを入れ替えることにより、偏光方向を切り換えるようにしてもよい。
(3)実施形態1、2では、撮影対象となる電子部品に隣り合う電子部品側の光路について、2枚の偏光板161、171の偏光方向を直交させて光を遮光することで、反射光がカメラの入光することを抑制する構成としたが、例えば、2枚の偏光板161、171の偏光方向の角度差を120°、240°等にして光を減光させことにより、反射光がカメラの入光することを抑制する構成としてもよい。
1...表面実装機
60...ヘッドユニット
63...実装ヘッド(本発明の「保持部」の一例)
100...部品撮影装置(本発明の「撮影装置」の一例)
121A〜121C...ハーフミラー(本発明の「光学部品」の一例)
131A〜131C...対物レンズ
141A〜141C...個別照明
151...部品認識カメラ
161A〜161C...第1偏光板
171...第2偏光板
181...駆動部(本発明の「切換部」の一例)
200...制御部(本発明の「切換部」の一例)

Claims (2)

  1. 複数の対象物を単一のカメラで順に撮影する撮影装置であって、
    複数の対象物を撮影するための各光路上に光学部品を配置して、各光路を通る光を前記光学部品で反射又は透過させることにより、各光路を通る光を共通の光路を通じて前記カメラに入射させる構成において、
    前記複数の対象物に対応してそれぞれ設けられた個別照明と、
    対象物を撮影するため前記個別照明を点灯した時に、撮影対象の対象物に隣接して位置する他の対象物で反射した光が、前記カメラに入光することを抑制する抑制手段を備え
    前記抑制手段は、
    複数の対象物を撮影するための各光路上に配置された第1偏光板と、
    前記共通の光路上に配置された第2偏光板と、
    撮影対象となる対象物の光路側は光を透過し、撮影対象の対象物に隣接して位置する他の対象物の光路側は光が遮光又は減光されるように、前記第1偏光板と前記第2偏光板の偏光方向の組み合わせを切り換える切換部と、
    を備え、
    前記切換部は、前記共通の光路上に配置された前記第2偏光板を回転させることにより、前記偏光方向の組み合わせを切り換えることを特徴とする撮影装置。
  2. 基台と、
    プリント基板に対して電子部品を保持する複数の保持部を有するヘッドユニットと、
    前記ヘッドユニットを前記基台上で平面方向に移動させるヘッド駆動装置と、
    前記ヘッドユニットに設けられた各保持部に保持された電子部品を撮影する請求項1に記載の撮影装置と、を含む表面実装機。
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