JP6646889B2 - 車両の下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに着座した乗員をシートに拘束可能な乗員拘束装置を装備する車両の下部構造に関する。
特許文献1には、フロアがマウント部材を介してフレームに支持され、フロアの下面にフロアクロスメンバが設けられ、フレームの上面にフロアクロスメンバと対向するストッパが設けられたフロア補強構造が記載されている。フレームは、車両前後方向に延びるサイドフレームと、両サイドフレーム間を車幅方向に架設した複数のクロスフレームとを備える。フロア上には、シートが設置され、シートには、着座者を拘束するシートベルトが付設される。フロアクロスメンバは、フロアのうちシートに着座した乗員の足溜まり部の下面に沿って車幅方向に延在する。ストッパは、左右フレームのサイドフレームの上面にそれぞれ設けられ、上方へ突出してフロアクロスメンバと上下に所定の間隔をおいて対向する。
車両衝突等の急減速時にシートベルトが着座者を拘束し、前方へ引っ張る大きなシートベルト荷重がシートに入力して、前下方への回転力がシートの全体に作用し、フロアの足溜まり部が押し下げられ、足溜まり部が沈み込み始めると、フロアクロスメンバの下面がストッパの上面に当接し、ストッパによりフロアクロスメンバが下から支えられて、足溜まり部の沈み込み変形が防止される。
特開2007―91053号公報
しかしながら、特許文献1の構造では、フロアパネルの車幅方向の両端部で下降(沈み込み)を規制するので、車幅方向の両端部に比べて下降量が増大し易いフロアパネルの中央部の変形を十分に且つ確実に抑制できないおそれがある。
そこで、本発明は、フロアパネルの車幅方向の中央部の変形を十分に且つ確実に抑制することが可能な車両の下部構造の提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、シートが車室の床面によって下方から支持され、シートに着座した乗員をシートに拘束可能な乗員拘束装置を装備する車両の下部構造であって、車体フレームと、フロアと、左右1対の第1の弾性支持部材と、左右1対の第2の弾性支持部材と、ストッパと、を備える。
車体フレームは、車幅方向両側で前後方向に延びる左右1対のサイドフレームと、車幅方向に延びて左右のサイドフレームを連結するクロスフレームとを有する。フロアは、車体フレームの上方に配置されるフロアフレームと、フロアフレームに固定されて車室の床面を形成するフロアパネルとを有する。左右の第1の弾性支持部材は、クロスフレームの前方で車体フレームとフロアフレームとの間に介在し、フロアフレームを下方から弾性支持する。左右の第2の弾性支持部材は、シートの後方で車体フレームとフロアフレームとの間に介在し、フロアフレームを下方から弾性支持する。ストッパは、クロスフレームに固定的に設けられ、車幅方向の略中央で、クロスフレームの上面から上方へ突出する。フロアフレームは、クロスフレームの略鉛直上方で車幅方向に延びるフロアクロスメンバを有する。フロアクロスメンバの車幅方向の略中央には、上方に凸状となるように湾曲するフロア側湾曲部が形成される。ストッパの上端部は、フロアクロスメンバのフロア側湾曲部の下面に下方から対向する。フロアクロスメンバに下方への荷重が入力すると、ストッパは、クロスフレームの上面とフロアクロスメンバのフロア側湾曲部の下面との間に挟まれて、車体フレームに対するフロアの下降を規制する。ストッパの上端部に、通常走行時にフロアクロスメンバの下面と当接した際の接触音の発生を緩和するための緩衝材を設けてもよい。
上記構造では、シートに着座した乗員が乗員拘束装置によってシートに拘束された状態で車両が前面衝突すると、乗員の前方への慣性力がシートに入力し、シートからフロアパネルを介してフロアフレームに下方への荷重(押圧荷重)が作用する。係る押圧荷重によりフロアが下降しようとすると、クロスフレームの上面から突出するストッパによって、車体フレームに対するフロアの下降が規制される。係る下降を規制するストッパを、車幅方向外側ではなく車幅方向の略中央に備えているので、フロアパネルのうち車幅方向の両端部に比べて下降量が増大し易い中央部の変形を十分に且つ確実に抑制することができる。
また、ストッパを、クロスフレームの上面とフロアクロスメンバの下面との間に配置しているので、剛性の高いフロアクロスメンバによってフロアの下降を確実に防止することができ、フロアの車幅方向の中央部の変形を十分に且つ確実に抑制することができる。
本発明によれば、フロアパネルの車幅方向の中央部の変形を十分に且つ確実に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車両の下部構造の車体フレームを斜め上前方から視た斜視図である。 図1の車体フレームを示す平面図である。 本発明の実施形態に係る車体の下部構造を車幅方向から視た側面図である。 図3の車体の下部構造にシートに前方への荷重が入力した状態を車幅方向から視た斜視図である。 図3の車体の下部構造のV−V矢視断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお各図において、矢印FRは車両の前方を、矢印UPは車両の上方を、矢印INは車幅内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両の前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図3に示すように、本実施形態に係る車両の下部構造を適用する車両1は、ラダーフレーム構造を有する車両であり、車体フレーム2と、フロア3と、複数のマウント部材(弾性支持部材)4と、ストッパ5とを備え、車体フレーム2の上方に複数のマウント部材4を介してフロア3が支持される。
図1及び図2に示すように、車体フレーム2は、車幅方向両端で前後方向に延びる左右1対のサイドフレーム10と、車幅方向に沿って延びて左右のサイドフレーム10に連結する複数のクロスフレーム11とを有する。
左右のサイドフレーム10は、車両のフロントサスペンション(図示省略)及びリアサスペンション(図示省略)との干渉を避けるために車体側前端部20及び車体側後端部24が車体側中間部22よりも上方に配置され、それに伴い車体側中間部22と車体側前端部20との間には前斜め上方へ傾斜する車体側前キックアップ部21が形成され、車体側中間部22と車体側後端部24との間には後斜め上方へ傾斜する車体側後キックアップ部23が形成される。
複数のクロスフレーム11には、車体側後キックアップ部23の前下端の前方近傍でサイドフレーム10を連結するクロスフレーム(以下、中間クロスフレームという)17が含まれる。中間クロスフレーム17の車幅方向の略中央には、プロペラシャフト(図示省略)との干渉を避けるために上方に凸状となるように湾曲する車体側湾曲部25が形成される。
左右のサイドフレーム10は、前後方向に所定の間隔をおいて配置されて車幅方向外側に突出する左右の複数対(本実施形態では、左右のサイドフレーム10の前端部の左右、中間部の前側の左右、中間部の後側の左右、及び後端部の左右)のマウント支持部14を一体的に有する。中間部の後側のマウント支持部14は、中間クロスフレーム17の前方近傍に配置され、後端部のマウント支持部14は、後述するリヤシート6(図3参照)の後方に配置される。
図3〜図5に示すように、車両1の車室のフロア3は、フロアフレーム12とフロアパネル13とから概略構成される。
フロアフレーム12は、サイドフレーム10の車幅方向外側で前後方向に延びる左右1対のフロアサイドメンバ15と、車幅方向に延びて左右のフロアサイドメンバ15を連結するフロアクロスメンバ16とを有し、車体フレーム2の上方に配置される。
左右のフロアサイドメンバ15には、サイドフレーム10の車体側前キックアップ部21及び車体側後キックアップ部23の形状に合わせてフロア側前端部30及びフロア側後端部34がフロア側中間部32よりも上方に配置され、それに伴いフロア側中間部32とフロア側前端部30との間には前斜め上方へ傾斜するフロア側前キックアップ部31が形成され、フロア側中間部32とフロア側後端部34との間には後斜め上方へ傾斜するフロア側後キックアップ部33が形成される。
フロアクロスメンバ16は、中間クロスフレーム17の略鉛直上方で車幅方向に延びて左右のフロアサイドメンバ15を連結する。フロアクロスメンバ16の車幅方向の略中央には、中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の形状に合わせて上方に凸状となるように湾曲するフロア側湾曲部35が形成される。
フロア3の車室内の後部には、乗員7が前方を向いて着座するリヤシート(シート)6が設置される。フロアパネル13は、フロアフレーム12の上面に固定され、車室の前端下部から後方へ延びて車室の床面を形成する。フロアパネル14には、左右1対のフロントレッグ53と、フロントレッグ53の後方に配置される左右1対のリヤレッグ54とが固定される。リヤシート6の前部は、左右のフロントレッグ53によって下方から支持され、リヤシート6の後部には、左右のリヤレッグ54によって下方から支持される。なお、左右のフロントレッグ53と左右のリヤレッグ54とは、それぞれ略左右対称に構成されているため、以下では主に左側について説明し、右側についての説明は適宜省略する。また、本実施形態ではリヤシートを例示して説明するが、車室内の前部に配置されるフロントシートなどの他のシートであってもよい。
フロアパネル13は、フロアサイドメンバ15の形状に対応して、フロアパネル前方部40と、フロアパネル前起立部41と、フロアパネル中央部42と、フロアパネル後起立部43と、フロアパネル後方部44とを有する。フロアパネル前方部40は、フロア3の前端から後方へ略水平に延びる。フロアパネル前起立部41は、フロアパネル前方部40の後端縁から斜め後上方へ傾斜する。フロアパネル中央部42は、フロアパネル前起立部41の上端縁から後方へ略水平に延びる。フロアパネル後起立部43は、フロアパネル中央部42の後端縁から斜め後上方へ傾斜する。フロアパネルの後方部44は、フロアパネル後起立部43の上端縁から後方へ略水平に延びる。
フロアパネル中央部42の車幅方向の中央部には、フロアクロスメンバ16のフロア側湾曲部35の形状に対応して、上方に凸状となるように湾曲して前後方向に延びるトンネル部45が形成される。トンネル部45の前端及び後端は、フロアパネル前起立部41及びフロアパネル後起立部43にそれぞれ連続する。
フロントレッグ53は、フロアパネル13のフロアパネル後方部44の前端部に面接触した状態で固定され、フロアパネル13のフロアパネル後方部44から上方に突出する。リヤレッグ54は、フロントレッグ53の後方でフロアパネル13のフロアパネル後方部44に面接触した状態で固定され、フロアパネル13のフロアパネル後方部44から上方に突出する。
シート6は、着座者7の臀部を下方から支持するシートクッション51と、シートクッション51の後端側から上方に延びて着座者7の背部を後方から支持するシートバック52とを有する。シートクッション51及びシートバック52の各パッド材(図示省略)は、骨格部材であるクッションフレーム(図示省略)及びバックフレーム(図示省略)によってそれぞれ支持される。
シートクッション51の前端部の下部には、フロントレッグ53の上面が面接触した状態で固定され、シートクッション51の前端部はフロントレッグ53に支持される。シートクッション51の後端部の下部には、リヤレッグ54の上面が面接触した状態で固定され、シートクッション51の後端部はリヤレッグ54に支持される。
シート6には、シートベルト装置(乗員拘束装置)50が設けられている。シートベルト装置50は、リトラクタ(巻き取り装置)55と、シートベルト56と、左右のアンカー部(図1及び図2に左側のみ図示)57Lと、連結金具(図示省略)とを有する。リトラクタ55は、例えばシートバック52の車幅方向外側の上端部に内蔵され、シートベルト56の一端部は、リトラクタ55に繰り出し可能に巻き付けられる。シートベルト56の中間部には、連結金具が移動可能に挿通され、車幅方向外側のアンカー部57Lには、シートベルト56の他端部が固定される。車幅方向内側のアンカー部(図示省略)には、連結金具が着脱可能に係止されるバックル(図示省略)が設けられ、シート6に着座した乗員(着座者)7は、連結金具をバックルに係止することにより、シート6に拘束された状態となる。
複数のマウント部材4は、サイドフレーム10の上面とフロアサイドメンバ15の下面との間に配置される。各マウント部材4の下部と上部とは、複数のマウント支持部14の各上面とフロアサイドメンバ15の下面とにそれぞれ固定される。これにより、フロアフレーム12は、マウント部材4を介して車体フレーム2に下方から支持される。複数のマウント部材4には、中間クロスフレーム17の前方近傍のマウント支持部14に固定されるシート前方マウント(第1の弾性支持部材)18と、後端部のマウント支持部14に固定されるシート後方マウント(第2の弾性支持部材)19とを有する。シート前方マウント18は、中間クロスフレーム17の前方で車体フレーム2とフロアフレーム12との間に介在し、フロアフレーム12を下方から弾性支持する。シート後方マウント19は、リヤシート6の後方で車体フレーム2とフロアフレーム12との間に介在し、フロアフレーム12を下方から弾性支持する。
図1〜図5に示すように、ストッパ5は、対向板部60とストッパ本体61とを一体的に有する。対向板部60は、矩形平板状であり、ストッパ本体61の上端縁に載置された状態でストッパ本体61に溶接等によって固定される。ストッパ5(ストッパ本体61)は、シート前方マウント18とシート後方マウント19との間で中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の上面に固定されて中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25から上方へ突出する。
ストッパ5の固定位置において、中間クロスフレーム17は、矩形閉断面状に形成され、上壁部70と下壁部71と前壁部72と後壁部73とを一体的に有する。ストッパ本体61は、基板部63と左右1対の側板部64とを一体的に有する。基板部63は、中間クロスフレーム17の上壁部70の上面(中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の上面)の前後方向略中央で車幅方向に沿って起立し、基板部63の下端縁は、上壁部70の上面に溶接等によって固定される。左右の側板部64は、前後方向に沿って起立して対向する。左右の側板部64の車幅方向内側の前後方向略中央には、基板部63の左右両端縁が溶接等によって固定される。左右の側板部64の前後方向前方の下部と前後方向後方の下部とには、中間クロスフレーム17の前壁部72と後壁部73との外面(中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の前面及び後面)に沿って下方へ延びる前延長壁部65及び後延長壁部66がそれぞれ一体形成される。左右の側板部64の下端縁は、中間クロスフレーム17の上壁部70の上面に溶接等によって固定され、左右の前延長壁部65の後端縁と左右の後延長壁部66の前端縁とは、中間クロスフレーム17の前壁部72と後壁部73との外面に溶接等によってそれぞれ固定される。
ストッパ本体61が中間クロスフレーム17に固定されたストッパ取付状態において、対向板部60は、フロアクロスメンバ16のフロア側湾曲部35の下面に下方から対向する。フロアクロスメンバ16に下方への荷重が入力すると、ストッパ5は、中間クロスフレーム17の上面とフロアクロスメンバ16の下面との間に挟まれて、フロアクロスメンバ16の下降を規制する。対向板部60の上面には、通常走行時にフロアクロスメンバ16の下面と当接した際の接触音を緩和するための緩衝材62が固着される。
図4に示すように、シート6に着座した乗員7がシートベルト56(シートベルト装置50)によってシート6に拘束された状態で車両1が前面衝突すると、乗員7の前方への慣性力がシート6に入力し、シート6からフロアパネル13を介してフロアフレーム12に下方への荷重(押圧荷重)が作用する。また、係る押圧荷重によりフロアフレーム12が下降しようとすると、ストッパ5が中間クロスフレーム17の上面とフロアクロスメンバ16の下面との間に配置されているので、中間クロスフレーム17の上面とフロアクロスメンバ16の下面との間にストッパ5が挟まれて、車体フレーム2に対するフロア3の下降が規制される。係る下降を規制するストッパ5を、車幅方向外側ではなく車幅方向の略中央に配置しているので、フロアパネル13のうち車幅方向の両端部に比べて下降量が増大し易い中央部の変形を十分に且つ確実に抑制することができる。
また、ストッパ5は、中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25とフロアクロスメンバ16のフロア側湾曲部35の下面との間に配置され、中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の上面に固定され、中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25から上方へ突出するので、剛性の高いフロアクロスメンバ16によってフロア3の下降を確実に防止することができ、フロア3の車幅方向の中央部の変形を十分に且つ確実に抑制することができる。
また、ストッパ5は、左右のサイドフレーム10の車体側後キックアップ部23の前下端の前方近傍に配置されてサイドフレーム10を連結する中間クロスフレーム17の車幅方向の略中央に形成される車体側湾曲部25に固定されているので、フロアサイドメンバ15のうち曲折し易いフロア側後キックアップ部33の前下面の近傍で、ストッパ5が中間クロスフレーム17とフロアクロスメンバ16との間に挟まれることによりフロアサイドメンバ15の下降が規制される。このため、フロアサイドメンバ15の曲折を的確に抑制することができる。
なお、上記実施形態では、ストッパ5は中間クロスフレーム17側に固定したが、これに代えて、ストッパ5をフロアクロスメンバ16側に固定してもよい。また、ストッパ5を分割し、その一方を中間クロスフレーム17側に固定し、他方をフロアクロスメンバ16側に固定してもよい。すなわち、ストッパ5は、車幅方向の略中央で中間クロスフレーム17の上面とフロアクロスメンバ16の下面との間に配置され、中間クロスフレーム17及びフロアクロスメンバ16少なくとも一方に固定されるもの(例えば、ストッパ本体61をフロアクロスメンバ16のフロア側湾曲部35の下面に固定し、ストッパ本体61がフロアクロスメンバ16に固定されたストッパ取付状態において、中間クロスフレーム17の上面から上方から対向するものや、ストッパ5を上下分割タイプとし、上ストッパをフロアクロスメンバ16のフロア側湾曲部35の下面に固定し、下ストッパを中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の上面に固定し、上ストッパの下端縁及び下ストッパの上端縁に対向板部60を固定したものなど)であればよい。
また、中間クロスフレーム17とフロアクロスメンバ16との間に十分な間隔が確保されている場合は、対向板部60の上面に緩衝材62を設けなくてもよい。また、ストッパ5の数は、1個に限定されず、2個以上であってもよい。
また、別体のストッパ5を中間クロスフレーム17側やフロア3側に固定せず、中間クロスフレーム17やフロア3を部分的に突出させてストッパとして機能させてもよい。例えば、中間クロスフレーム17の車体側湾曲部25の上面を上方に突出させ及び/又はフロアクロスメンバ16のフロア側湾曲部35の下面を下方に突出させて、中間クロスフレーム17の上面とフロアクロスメンバ16の下面との間隔のうち、車体側湾曲部25の上面とフロア側湾曲部35の下面との間の間隔を他の部分よりも狭く設定することによって、追加部品を設定することなく中間クロスフレーム17及び/又はフロアクロスメンバ16の突出部分をストッパとして機能させる構造であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
本発明に係る車両の下部構造は、フレーム付き車両に広く適用することができる。
1 車両
2 車体フレーム
3 フロア
4 マウント部材
5 ストッパ
6 リヤシート(シート)
7 乗員(着座者)
10 サイドフレーム
11 クロスフレーム
12 フロアフレーム
13 フロアパネル
14 マウント支持部
15 フロアサイドメンバ
16 フロアクロスメンバ
17 中間クロスフレーム
18 シート前方マウント(第1の弾性支持部材)
19 シート後方マウント(第2の弾性支持部材)
20 車体側前端部
21 車体側前キックアップ部
22 車体側中間部
23 車体側後キックアップ部
24 車体側後端部
25 車体側湾曲部
30 フロア側前端部
31 フロア側前キックアップ部
32 フロア側中間部
33 フロア側後キックアップ部
34 フロア側後端部
35 フロア側湾曲部
40 フロアパネル前方部
41 フロアパネル前起立部
42 フロアパネル中央部
43 フロアパネル後起立部
44 フロアパネル後方部
45 トンネル部
50 シートベルト装置(乗員拘束装置)
51 シートクッション
52 シートバック
53 フロントレッグ
54 リヤレッグ
55 リトラクタ(巻き取り装置)
56 シートベルト
57L アンカー部(車幅方向外側)
60 対向板部
61 ストッパ本体
62 緩衝材
63 基板部
64 側板部
65 前延長壁部
66 後延長壁部
70 上壁部
71 下壁部
72 前壁部
73 後壁部

Claims (2)

  1. シートが車室の床面によって下方から支持され、前記シートに着座した乗員を前記シートに拘束可能な乗員拘束装置を装備する車両の下部構造であって、
    車幅方向両側で前後方向に延びる左右1対のサイドフレームと、車幅方向に延びて前記左右のサイドフレームを連結するクロスフレームとを有する車体フレームと、
    前記車体フレームの上方に配置されるフロアフレームと、前記フロアフレームに固定されて前記床面を形成するフロアパネルとを有するフロアと、
    前記クロスフレームの前方で前記車体フレームと前記フロアフレームとの間に介在し、前記フロアフレームを下方から弾性支持する左右1対の第1の弾性支持部材と、
    前記シートの後方で前記車体フレームと前記フロアフレームとの間に介在し、前記フロアフレームを下方から弾性支持する左右1対の第2の弾性支持部材と、
    前記クロスフレームに固定的に設けられ、車幅方向の略中央で、前記クロスフレームの上面から上方へ突出するストッパと、を備え
    前記フロアフレームは、前記クロスフレームの略鉛直上方で車幅方向に延びるフロアクロスメンバを有し、
    前記フロアクロスメンバの車幅方向の略中央には、上方に凸状となるように湾曲するフロア側湾曲部が形成され、
    前記ストッパの上端部は、前記フロアクロスメンバの前記フロア側湾曲部の下面に下方から対向し、
    前記フロアクロスメンバに下方への荷重が入力すると、前記ストッパは、前記クロスフレームの上面と前記フロアクロスメンバの前記フロア側湾曲部の下面との間に挟まれて、前記車体フレームに対する前記フロアの下降を規制する
    ことを特徴とする車両の下部構造。
  2. 請求項1に記載の車両の下部構造であって、
    前記ストッパの上端部には、通常走行時にフロアクロスメンバの下面と当接した際の接触音の発生を緩和するための緩衝材が設けられている
    ことを特徴とする車両の下部構造。
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