JP6646780B1 - 遊技機の可動役物の移動機構 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、遊技機内に配置されて遊技盤面上で演出動作する可動役物と、該可動役物を支持するフレームと、該フレームに配設されて前記可動役物の落下をガイドするガイド構成体と、該ガイド構成体に併設されて前記フレーム内に上下方向に延長し、かつ駆動源と係合した支持シャフトと、該支持シャフトに移動可能に支持され、かつ前記可動役物と適宜に連結して該可動役物を上方へ搬送する搬送手段と、該搬送手段と前記ガイド構成体との連係によって前記連結した可動役物を上規定位置で解放する解放機構と、該解放機構の作動により落下した前記可動役物を下規定位置で固定する固定機構と、前記搬送手段の下規定位置への到達によって前記固定機構による固定状態を解除する解除機構と、から構成している。
図示記号1はフレームであり、遊技機(図面省略。)内に配置されて、遊技盤面(図面省略。)上で演出動作する可動役物3を保持するものである。該フレーム1は、正面視(Fr矢視)において縦方向(上下方向)に開口した溝状の凹部開口空間を確保して、正面視で左右に分割した左フレーム枠11と右フレーム枠12とから構成している。
図示記号2はガイド構成体である。ガイド構成体2は、所定の上端位置(上規定位置)まで上昇して来た可動役物3の落下を起動させるガイドとなるものである。
次に、可動役物3は、種々趣向にデザインされた立体形状(本実施例の図面では矩形板状)を成し、遊技機内の遊技盤面上で演出動作するものである。図面上では右側又は左側が遊技盤面となる。
図示記号4は搬送手段を示す。搬送手段4は、フレーム内のガイド構成体2に併設されると共に、可動役物3を上方へ移動させる手段である。この構成は、リードスクリューを用いて立設状に配置した支持シャフト41に上下動可能にして螺合状態で支持されている。ここで、支持シャフト41は、ギア42を介して駆動源となるモータ43が連結されている。この構成により、モータ43の正逆転力を支持シャフト41にギア伝達し、搬送手段4を上昇又は下降させている。
次に、可動役物3の落下を起動させる解放機構5について説明する。解放機構5は、上記作動板32に取り付けた倣いレバー51が主要構成要素となる。この倣いレバー51は、片持ち揺動可能にして、略垂直に立設した状態を初期状態とし、この初期状態に復帰する付勢力をもって下端部51aで軸支されている。また、正面視(Fr矢視)で右凸状に湾曲した帯板状を成して、その上端部に肉厚の挟持部51bを形成している。また、挟持部51bからはガイド構成体2に向かって突出した状態で突起ローラ52を取り付けている。これにより、倣いレバー51は突起ローラ52の主ガイド溝内及び副ガイド溝内の倣い移動に従って揺動(正面視右側回動)することとなる。
固定機構6は、左フレーム枠11の下底部付近に片持ち状に軸支して揺動する係止レバー61と、可動役物3に取り付けた支持板31の下端縁部付近に矩形状に開口して形成した係合口33と、から構成される。
さらに、搬送手段4には、解除機構5を構成する正面手前側の位置に連続した突条リブ47を形成している。この突条リブ47は、正面視で左下方に傾斜した略直線峰状を呈している。かかる形状の突条リブ47は、固定機構6の係止レバー61のポスト部61cと連係して解除機構を構成している。解除機構と固定機構6とは、互いに連係して作動することにより搬送手段4と可動役物3との連結も行っている。
次に、上記のように構成した本実施例Mの作動行程を、図6〜図14として示した模式図等に基づき説明する。
可動役物機3の移動は、以下の行程による。
先ず、搬送手段4の押上レバー44と抑えレバー45の挟持把持力により支持板31に配置された解放機構5の倣いレバー51を把持する。この把持により支持板31に片持ち状に支持された可動役物3と搬送手段4が連結状態となる。この状態でモータ43を起動させて支持シャフト41を適宜に正逆選択して軸回転させると、これに螺合環装した搬送手段4及び支持板31を介して連結した可動役物3とが、上昇又は下降移動する。なお、この昇降移動の行程は、スライドレール13によって規定されている(図6)。
次に、搬送手段4を上規定位置(上端部)まで移動させると、突起ローラ52が分岐ブレード23bを押し退けて完全に通過する。すると、分岐ブレード23bは、付勢力により初期状態(主ガイド溝21を閉じた状態)に復帰する。この時点で、モータ43を逆転させて搬送手段4を若干距離だけ降下させると、突起ローラ52が分岐ブレード23bの傾斜面(正面視右下がり傾斜)を摺動して副ガイド溝22へと導かれる。これに連動して、倣いレバー51は正面視で右側へ回転する結果、その挟持部51bは搬送手段4の押上レバー44と抑えレバー45との挟持から外れることとなる。これにより可動役物3は、搬送手段4との連結状態から解放されることとなる(図4(B)、図8)。
可動役物3は、搬送手段4との連結状態から解放されると、自重によって落下する。この過程では、支持板31に取り付けられている倣いレバー51の突起ローラ52は、副ガイド溝22に沿ってその内部を移動することとなる。そして、突起ローラ52は副ガイド溝22の下端部まで移動してきたところで、合流溝24に導かれて付勢力をもって閉じられていた合流ブレード24bを押し退けて主ガイド溝21の下端部まで移動して行き、倣いレバー51の下端部51aが緩衝体15に当接して可動役物3が停止することとなる(図9、図10)。
可動役物3は、下端位置(下規定位置)まで落下すると、これを支持する支持板31に固定機構6が作用して保持固定することとなる。
上記ウ)〜エ)の状態においては、連結状態が解放された搬送手段4が、支持シャフト41の上端位置に残留した状態にある。ここで、モータ43を上昇時と逆の回転をさせると、支持シャフト41に螺合環装した搬送手段4は下降移動する。そして、係合口33と係合している係止レバー61のポスト部61cに前記搬送手段4の突条リブ47を当接させた後にさらに下方向に摺動すると、その摺動圧により係止レバー61は正面視右側に回転する。この回転により、係止レバー61は係合口33から外れ、可動役物3との固定状態が解除されることとなる(図13、図14)。
次に、上記解除とほぼ同時に可動役物3に一体化した支持板31と搬送手段4が連結状態となる。すなわち、搬送手段4の降下に従って、支持板31に付属した倣いレバー51の挟持部51bが、搬送手段4に付属した付勢軸支の押上レバー44の先端部の下部に接触して乗り越え、離隔対向して付勢配置した抑えレバー45との挟持力によって把持される結果、連結状態となるからである(図11)。この状態において、支持シャフト41を軸回転(下降時と逆回転)させると搬送手段4は可動役物3を伴って上昇移動することとなる。
以上、本発明の実施における固定機構6の構成には、上記構成に限定するものではなく、同様の機能を実現することができる以下の構成としても良い。
例えば、図15に示したように、支持板31の支持板31の下端縁部から上位位置に滑動回転するロータ体7を配設し、このロータ体7が前記構成の係止レバー61の引っ掛け部61aを乗り越えることによって係止レバー61を作動(回動)させるようにしても良い。
1 フレーム
11 左フレーム枠
12 右フレーム枠
13 スライドレール
14 摺動コマ
15 緩衝体
16 検知センサ
17 摺動溝
2 ガイド構成体
21 主ガイド溝
22 副ガイド溝
23 分岐溝
23b 分岐ブレード
24 合流溝
24b 合流ブレード
3 可動役物
31 支持板
32 作動板
33 係合口
33a 下辺縁部
34 検知片
35 切欠き部
4 搬送手段
41 支持シャフト
42 ギア
43 モータ
44 押上レバー
45 抑えレバー
46 摺動突片
47 突条リブ
5 解放機構
51 倣いレバー
51a 下端部
51b 挟持部
52 突起ローラ
6 固定機構
61 係止レバー
61a 引っ掛け部
61b 摺接部
61c ポスト部
7 ローラ体
Claims (2)
- 遊技機内に配置されて遊技盤面上で演出動作する可動役物と、
該可動役物を支持するフレームと、
該フレームに配設されて前記可動役物の落下をガイドするガイド構成体と、
該ガイド構成体に併設されて前記フレーム内に上下方向に延長し、かつ駆動源と係合した支持シャフトと、
該支持シャフトに移動可能に支持され、かつ前記可動役物と適宜に連結して該可動役物を上方へ搬送する搬送手段と、
該搬送手段と前記ガイド構成体との連係によって前記連結した可動役物を上規定位置で解放する解放機構と、
該解放機構の作動により落下した前記可動役物を下規定位置で固定する固定機構と、
前記搬送手段の下規定位置への到達によって前記固定機構による固定状態を解除する解除機構と、
から成ることを特徴とした遊技機の可動役物の移動機構。 - 前記支持シャフトの連結による可動役物の上下方向の移動が、垂直線上又は傾斜線上の移動であることを特徴とした請求項1記載の遊技機の可動役物の移動機構。
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