JP6646448B2 - 電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、筐体等の内部に収容される電子部品(リレーやヒューズ等)の収容性を向上させるべく、電子部品と電子部品の保持部材(ブロック)との接続体を筐体の収容室に上下2段に重ねて配置したものが知られている。例えば、下記の特許文献1及び2には、そのような配置が為された電気接続箱について開示されている。
特開2011−10514号公報 特開2004−23813号公報
ところで、この種の電気接続箱においては、筐体が一方の接続体(上層の接続体)側に電子部品のメンテナンス用の開口を有している場合、その開口から見て他方の接続体(下層の接続体)が収容室内で一方の接続体よりも奥まった場所に配置されているので、他方の接続体の電子部品に対するメンテナンス作業を行う際に、一方の接続体をメンテナンス用の開口から引き出した上で、他方の接続体をメンテナンス用の開口まで引っ張り出す必要がある。このため、この電気接続箱では、他方の接続体の引き抜き量が大きくなるので、他方の接続体の電子部品をメンテナンスするために、その引き抜き量の分だけ電線の余長分を長く取っておかなければならない。
そこで、本発明は、電線の余長分の短縮化を図り得る電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、少なくとも1つの電子部品、及び、前記電子部品の端子に対して電気的に接続される電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、他方の前記収容部材に向け且つ複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させると共に、前記他方の前記収容部材における前記接続体収容室の隙間に挿通させる前記電線を有し、該電線の延在方向を回転軸にして前記他方の前記収容部材に対する相対回転を行えるように形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、少なくとも1つの電子部品、及び、前記電子部品の端子に対して電気的に接続される電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させ、かつ、前記積層方向の内の他方の前記収容部材側に向けて自らの層の前記電線を案内する第1ガイド部を有し、前記他方の前記収容部材は、前記積層方向に沿って延在させ、かつ、前記第1ガイド部によって案内されてきた前記電線をそのままの向きで案内する第2ガイド部を有し、前記一方の前記収容部材と前記他方の前記収容部材との間には、その相互間で前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の延在方向に沿った軸線を中心とする軸線周りの相対回転が可能な相対回転機構を設けることを特徴としている。ここで、前記相対回転機構は、前記軸線を中心とする円筒状壁又は円弧状壁が形成された前記第1ガイド部と、前記軸線を中心とする円筒状壁又は円弧状壁が形成された前記第2ガイド部と、を備え、前記第1ガイド部の前記円筒状壁又は前記円弧状壁と前記第2ガイド部の前記円筒状壁又は前記円弧状壁とを前記軸線周りの相対回転が行えるように嵌合させることが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、少なくとも1つの電子部品、及び、前記電子部品の端子に対して電気的に接続される電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、自らに向けて他方の前記収容部材の前記接続体収容室から前記電線が引き出されている場合、外壁部を自らの前記接続体収容室に向けて凹ませた凹み空間を有し、前記他方の前記収容部材は、前記一方の前記収容部材における前記凹み空間の凹みの開口を塞ぐ蓋部を有し、前記凹み空間と前記蓋部は、前記蓋部で前記凹み空間の前記開口を塞ぐことによって、前記他方の前記収容部材の前記接続体収容室から引き出された前記電線を案内するガイド空間を形成することを特徴としている。
ここで、前記接続体は、前記電子部品と前記電線を電気的に接続させた状態で保持する保持部材を備えることが望ましい。
また、前記収容部材は、前記電子部品と前記電線を電気的に接続させた状態で保持する保持部を有することが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電子部品が収容された電気接続箱と、前記電子部品の端子に対して電気的に接続された電線と、を有し、前記電気接続箱は、少なくとも1つの前記電子部品及び前記電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、他方の前記収容部材に向け且つ複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させると共に、前記他方の前記収容部材における前記接続体収容室の隙間に挿通させる前記電線を有し、該電線の延在方向を回転軸にして前記他方の前記収容部材に対する相対回転を行えるように形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電子部品が収容された電気接続箱と、前記電子部品の端子に対して電気的に接続された電線と、を有し、前記電気接続箱は、少なくとも1つの前記電子部品及び前記電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させ、かつ、前記積層方向の内の他方の前記収容部材側に向けて自らの層の前記電線を案内する第1ガイド部を有し、前記他方の前記収容部材は、前記積層方向に沿って延在させ、かつ、前記第1ガイド部によって案内されてきた前記電線をそのままの向きで案内する第2ガイド部を有し、前記一方の前記収容部材と前記他方の前記収容部材との間には、その相互間で前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の延在方向に沿った軸線を中心とする軸線周りの相対回転が可能な相対回転機構を設けることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、電子部品が収容された電気接続箱と、前記電子部品の端子に対して電気的に接続された電線と、を有し、前記電気接続箱は、少なくとも1つの前記電子部品及び前記電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、自らに向けて他方の前記収容部材の前記接続体収容室から前記電線が引き出されている場合、外壁部を自らの前記接続体収容室に向けて凹ませた凹み空間を有し、前記他方の前記収容部材は、前記一方の前記収容部材における前記凹み空間の凹みの開口を塞ぐ蓋部を有し、前記凹み空間と前記蓋部は、前記蓋部で前記凹み空間の前記開口を塞ぐことによって、前記他方の前記収容部材の前記接続体収容室から引き出された前記電線を案内するガイド空間を形成することを特徴としている。
本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスにおいては、隣り合う層の内の一方の接続体をメンテナンスする場合、この一方の接続体を覆っている他方の接続体と共に他方の接続体を収容及び保持している収容部材を取り外し、一方の接続体の電子部品を外部に露出させることができる。このため、この電気接続箱及びワイヤハーネスにおいては、メンテナンス対象となる一方の接続体を収容部材から取り外さなくても、その一方の接続体の電子部品を着脱させることができるので、この一方の接続体が有する電線の余長分の短縮化が可能になる。
図1は、実施形態の電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図2は、実施形態の電気接続箱及びワイヤハーネスを別の角度から見た斜視図である。 図3は、実施形態の電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図4は、実施形態の第1接続体と第1収容部材の分解斜視図である。 図5は、実施形態の筐体の内部を別の角度から見た斜視図である。 図6は、実施形態の第1接続体と第1接続体が収容された第1収容部材の上面図である。 図7は、実施形態の第2接続体と第2収容部材の分解斜視図である。 図8は、実施形態の第2接続体と第2接続体が収容された第2収容部材の上面図である。 図9は、実施形態の第2収容部材を別の角度から見た斜視図である。 図10は、実施形態の第1接続体のメンテナンス作業工程を説明する図である。 図11は、変形例1の電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図12は、変形例1の電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図13は、変形例1の第1収容部材の上面図である。 図14は、変形例1の第2接続体と第2収容部材の分解斜視図である。 図15は、変形例2の電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図16は、変形例2の電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図17は、変形例2の第1接続体と第1接続体が収容された第1収容部材の上面図である。 図18は、変形例2の第2接続体と第2収容部材の分解斜視図である。 図19は、変形例2の第2収容部材を別の角度から見た斜視図である。 図20は、変形例2の第1接続体のメンテナンス作業工程を説明する斜視図である。 図21は、変形例2の第1接続体のメンテナンス作業工程を説明する上面図である。
以下に、本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図10に基づいて説明する。
図1から図3の符号1は、本実施形態の電気接続箱を示す。また、図1から図3の符号WHは、その電気接続箱1を備えたワイヤハーネスを示す。本実施形態の電気接続箱1とは、例えば、図示しない電源(二次電池)と電子機器との間に介在させ、その電源から電子機器への供給電力を調整するものである。例えば、この電気接続箱1とワイヤハーネスWHは、車両に搭載され、車両の電源と電子機器との間に介装させる。この電気接続箱1は、リレーボックス、ヒューズボックス、ジャンクションボックス等と称される場合もある。
電気接続箱1は、少なくとも1つの電子部品10と、この電子部品10の端子(図示略)に対して電気的に接続される電線20と、を組み付けた接続体30を複数備える。更に、この電気接続箱1は、複数の接続体30を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体40を備える(図1及び図2)。
電子部品10とは、例えば、リレー、ヒューズやヒュージブルリンク等のことである。電子部品10は、筐体40の内方に配置されたリレー本体11やヒューズ本体等の電子部品本体(図示略)と、その電子部品本体に対して電気的に接続された電気接続部としての複数の端子と、を備える。その端子は、金属等の導電性材料によって雄型又は雌型に成形される。本実施形態の接続体30には、このような電子部品10が複数設けられている。
電線20は、一方の端部を電子部品10の端子に対して電気的に接続させ、他方の端部を電源(二次電池)や電子機器に対して電気的に接続させるものである。この電線20は、相手側端子(図示略)を介して電子部品10の端子に電気的に接続する。
相手側端子とは、電子部品10の端子に対して電気的に接続させるものであり、電子部品10の端子の形状(雄型又は雌型)に応じて雌型又は雄型に成形される。電子部品10の端子と相手側端子は、互いに挿入していくことによって嵌合され、その相互間で電気的に接続される。電子部品10の端子と相手側端子は、着脱自在に嵌合される。一方、電線20の相手側端子に対する物理的な接続は、直接的なものであってもよく、間接的なものであってもよい。
電線20は、相手側端子に対する物理的な接続を直接的に行う場合、例えば一方の端部を相手側端子に圧着させることによって、相手側端子に対して電気的に接続する。また、電線20は、相手側端子に対する物理的な接続を間接的に行う場合、例えば一方の端部を電線用端子(図示略)に圧着させ、その電線用端子を相手側端子に嵌合させることによって、相手側端子に対して電気的に接続する。電線用端子と相手側端子は、着脱自在に嵌合される。
ここで、本実施形態の接続体30は、電子部品10と電線20を電気的に接続させた状態で保持する保持部材50を備えている。その保持部材50は、合成樹脂等の絶縁性材料によって成形される。例えば、この保持部材50には、電子部品10が着脱自在に取り付けられ、かつ、相手側端子が収容且つ保持される。電線20の相手側端子に対する物理的な接続が直接的に行われる場合、保持部材50には、例えば電線20と共に相手側端子が予め収容及び保持されている。電子部品10は、その相手側端子に対して端子を嵌合させながら保持部材50に取り付けることによって、電線20に対して電気的に接続される。一方、電線20の相手側端子に対する物理的な接続が間接的に行われる場合、保持部材50には、相手側端子が予め収容及び保持されている。この場合には、その相手側端子に対して、端子を嵌合させながら電子部品10を保持部材50に取り付け、かつ、電線用端子を嵌合させながら電線20を保持部材50に取り付けることによって、電子部品10と電線20との間の電気的な接続が成される。
本実施形態の接続体30においては、その保持部材50を介在させることによって、それぞれの電子部品10の端子と相手側端子との間の互いの挿入方向を全て同じ向きに合わせている。そして、この接続体30においては、電線20が保持部材50から同一方向へと引き出されている。例えば、この電線20は、電子部品10が配置されている側とは反対側から引き出されている。接続体30においては、その引き出された複数本の電線20が粘着テープやコルゲートチューブ等の外装材21で一纏めに束ねられている。
筐体40は、その接続体30が収容及び保持される主体としてのフレーム40Aを有する(図1及び図2)。そのフレーム40Aは、両端側が共に開口された筒状の外枠を備える。更に、この筐体40には、フレーム40Aの一方の開口40Aを塞ぐ第1カバー(図示略)と、フレーム40Aの他方の開口40Aを塞ぐ第2カバー40Bと、が設けられている。第1カバーと第2カバー40Bは、それぞれフレーム40Aに対して嵌合され、かつ、固定されている。この筐体40においては、電子部品10のメンテナンス作業時に、第1カバーをフレーム40Aから取り外して、開口40Aを外部に露出させる。このため、接続体30は、その開口40Aを介して電子部品10が外部に露出されるようフレーム40Aに取り付けている。
フレーム40Aは、複数の収容部材41によって構成されている。その収容部材41は、電子部品10と電線20とが電気的に接続された接続体30を収容及び保持するものであり、接続体30の層毎に設ける。この収容部材41には、自らの層の接続体30を収容及び保持する接続体収容室42が少なくとも形成されている。例えば、積層状態とならない電子部品10や接続体30等を電気接続箱1が備えている場合、収容部材41には、そのような積層状態に無い電子部品10や接続体30等を収容及び保持するための収容室43が形成されていてもよい。それぞれの収容部材41は、それぞれの接続体30の積層方向に沿って積層され、かつ、一体化されることによって、フレーム40Aを成している。それぞれの収容部材41は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している接続体30と共に互いに着脱し得るよう構成する。
具体的に、本実施形態の電気接続箱1は、筐体40に積層状態の2つの接続体30(第1接続体30A及び第2接続体30B)が収容及び保持されるものであり、その接続体30毎の収容部材41(第1収容部材41A及び第2収容部材41B)を備えている(図3)。
第1接続体30Aは、4つの電子部品10と、これらの電子部品10毎に用意された複数本の電線20と、これらの電子部品10と電線20の間に介在させた保持部材50と、を備える(図4)。第1収容部材41Aには、この第1接続体30Aを収容及び保持する接続体収容室42と、積層状態に無い電子部品10等を収容及び保持する収容室43と、が形成されている。この第1収容部材41Aは、一方の開口40A側に配置された開口41A(以下、「一方の開口41A」ともいう。)と、他方の開口40A側に配置された開口41A(以下、「他方の開口41A」ともいう。)と、を有する。第1接続体30Aは、他方の開口41Aから接続体収容室42に挿入され、この接続体収容室42の内方を一方の開口41Aに向けて移動させることによって、保持機構61で保持される。
保持機構61は、第1接続体30Aを第1収容部材41Aの接続体収容室42の内方で着脱自在に保持させるものである。この保持機構61は、この技術分野において周知の構成であり、互いに着脱自在に係合させることが可能な2つの係合体61A,61Bを備えたロック機構である(図4から図6)。一方の係合体61Aは、接続体収容室42の内壁面に設ける。他方の係合体61Bは、その内壁面に対向する保持部材50の外壁面に設ける。例えば、それぞれの係合体61A,61Bには、互いに係合可能な爪部と、第1接続体30Aと第1収容部材41Aを挿入方向に案内するガイド部と、が設けられている。ここで例示する保持機構61は、他方の開口41Aからの接続体収容室42への挿入に伴って各係合体61A,61Bを係合(ロック)させ、これ以上一方の開口41A側に第1接続体30Aが移動しないよう他方の係合体61Bを一方の係合体61Aに係止させる。このため、第1接続体30Aは、他方の開口41Aを介して接続体収容室42に対する挿入と抜去が行われる。但し、保持機構61は、一方の開口41Aからの接続体収容室42への挿入に伴って各係合体61A,61Bを係合(ロック)させるように構成してもよい。つまり、保持機構61は、一方の開口41Aを介して第1接続体30Aの接続体収容室42に対する挿入と抜去が行われるように構成してもよい。この例示では、保持機構61を3箇所に設けている(図6)。
第2接続体30Bは、3つの電子部品10と、これらの電子部品10毎に用意された複数本の電線20と、これらの電子部品10と電線20の間に介在させた保持部材50と、を備える(図7及び図8)。第2収容部材41Bには、この第2接続体30Bを収容及び保持する接続体収容室42のみが形成されている。この第2収容部材41Bは、一方の開口40A側に配置された開口41B(以下、「一方の開口41B」ともいう。)と、他方の開口40A側に配置された開口41B(以下、「他方の開口41B」ともいう。)と、を有する。第2接続体30Bは、他方の開口41Bから接続体収容室42に挿入され、この接続体収容室42の内方を一方の開口41Bに向けて移動させることによって、保持機構62で保持される。
保持機構62は、第2接続体30Bを第2収容部材41Bの接続体収容室42の内方で着脱自在に保持させるものであり、この技術分野における周知のものとして構成されている。この保持機構62は、先に説明した保持機構61と同様の構成のロック機構であり、接続体収容室42の内壁面に設けた一方の係合体62Aと、その内壁面に対向する保持部材50の外壁面に設けた他方の係合体62Bと、を備える。ここで例示する保持機構62は、他方の開口41Bからの接続体収容室42への挿入に伴って各係合体62A,62Bを係合(ロック)させ、これ以上一方の開口41B側に第2接続体30Bが移動しないよう他方の係合体62Bを一方の係合体62Aに係止させる。このため、第2接続体30Bは、他方の開口41Bを介して接続体収容室42に対する挿入と抜去が行われる。但し、保持機構62は、一方の開口41Bからの接続体収容室42への挿入に伴って各係合体62A,62Bを係合(ロック)させるように構成してもよい。つまり、保持機構62は、一方の開口41Bを介して第2接続体30Bの接続体収容室42に対する挿入と抜去が行われるように構成してもよい。この例示では、保持機構62を3箇所に設けている(図8)。
第2接続体30Bが収容及び保持された第2収容部材41Bは、第1接続体30Aが収容及び保持された第1収容部材41Aに対して、着脱自在に取り付けられる。この例示では、第1収容部材41Aと第2収容部材41Bとの間に、その間の着脱を可能にする第1及び第2の保持機構71,72を設けている。第1及び第2の保持機構71,72は、この技術分野における周知の構成から成るロック機構である。
例えば、第1保持機構71は、互いに着脱自在に係合させることが可能な2つの係合体71A,71Bを備える。一方の係合体71Aは、第1収容部材41Aの外壁面に設ける。他方の係合体71Bは、その外壁面と略同一平面上に存在している第2収容部材41Bの外壁面に設ける。それぞれの係合体71A,71Bには、互いに係合可能な爪部と、第1収容部材41Aと第2収容部材41Bを嵌合方向(接続体30の積層方向)に案内するガイド部と、が設けられている。この第1保持機構71においては、第1収容部材41Aの一方の開口41Aと第2収容部材41Bの他方の開口41Bとが重なり合った嵌合完了時(つまり第1収容部材41Aと第2収容部材41Bを互いに嵌合させた積層状態としたとき)に、各係合体71A,71Bが係合状態(ロック状態)になる。この例示では、第1保持機構71を2箇所に設けている(図2等)。
また、第2保持機構72は、互いに着脱自在に係合させることが可能な2つの係合体72A,72Bを備える(図3及び図9等)。一方の係合体72Aは、第1収容部材41Aの内壁面(フレーム40Aとして見た場合には内壁となるので内壁面と称する)に設ける。他方の係合体72Bは、その内壁面に対向する第2収容部材41Bの外壁面に設ける。それぞれの係合体72A,72Bには、互いに係合可能な爪部と、第1収容部材41Aと第2収容部材41Bを嵌合方向(接続体30の積層方向)に案内するガイド部と、が設けられている。この第2保持機構72においては、第1収容部材41Aと第2収容部材41Bの嵌合完了時(つまり第1収容部材41Aと第2収容部材41Bを互いに嵌合させた積層状態としたとき)に、各係合体72A,72Bが係合状態(ロック状態)になる。この例示では、第2保持機構72を同一平面上で2箇所に設けている。
第1収容部材41Aと第2収容部材41Bとの間は、第1及び第2の保持機構71,72の係合状態(ロック状態)を解除させることによって、互いに引き離すことが可能になる。
ここで、第1収容部材41Aの接続体収容室42には、その内壁面と第1接続体30Aとの間に空間(以下、「ガイド空間」という。)S1を設けている(図6)。そのガイド空間S1は、第1収容部材41Aと第2収容部材41Bとが組み付けられた際に、第2接続体30Bにおいて引き出されている電線20を挿通させ、その電線20が第1接続体30Aにおいて引き出されている電線20と同等の方向で、かつ、第2カバー40Bに向けて引き出されるように設けたものである。
このように構成した電気接続箱1においては、第2接続体30Bのメンテナンス作業時に、第1カバーをフレーム40Aから取り外すことによって、第2接続体30Bの電子部品10を外部に露出させる。このため、この電気接続箱1においては、第2接続体30Bのメンテナンス作業時に、第2接続体30Bを第2収容部材41Bから引き出さずとも、第2接続体30Bの電子部品10の保持部材50に対する着脱を容易に行うことができる。更に、この電気接続箱1においては、第1接続体30Aのメンテナンス作業時に、第1保持機構71と第2保持機構72の係合状態(ロック状態)を解除し、第2接続体30Bと共に第2収容部材41Bを第1収容部材41Aから取り外すことによって、第1接続体30Aの電子部品10を外部に露出させることができる。このため、この電気接続箱1においては、第1接続体30Aのメンテナンス作業時に、第1接続体30Aを第1収容部材41Aから引き出さずとも、第1接続体30Aの電子部品10の保持部材50に対する着脱を容易に行うことができる(図10)。従って、本実施形態の電気接続箱1は、第1接続体30Aと第2接続体30Bのそれぞれのメンテナンス作業性を向上させることができる。そして、本実施形態のワイヤハーネスWHは、そのような電気接続箱1を備えるものであるので、その電気接続箱1の効果を奏することができる。
更に、第1接続体30Aのメンテナンス作業を行う際、第2接続体30Bが収容及び保持されている第2収容部材41Bは、第1収容部材41Aから取り外して、第1接続体30Aの電子部品10の着脱を行える分だけ位置をずらすことができればよい。また、第1接続体30Aについては、第1接続体30Aの電子部品10のメンテナンス作業に際して、第1収容部材41Aから引き出す必要がない。よって、本実施形態の電気接続箱1においては、第1接続体30Aや第2接続体30Bの電線20の余長分の短縮化を図ることができる。このため、この電気接続箱1においては、組付け作業時やメンテナンス作業時における例えば電線20の余長分の収容性が高まるので、組付け作業性やメンテナンス作業性を向上させることができる。そして、本実施形態のワイヤハーネスWHは、そのような電気接続箱1を備えるものであるので、その電気接続箱1の効果を奏することができる。
[変形例1]
図11及び図12に示す符号2は、本変形例の電気接続箱を示す。本変形例の電気接続箱2は、複数の接続体130と、複数の接続体130を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体140と、を備える。本変形例の接続体130としては、第1接続体130Aと第2接続体130Bとが設けられている(図12)。また、本変形例の筐体140は、実施形態の筐体40と同様に、フレーム140Aと第1カバー(図示略)と第2カバー140Bとに大別されるものであり、積層された複数の収容部材141(第1収容部材141A及び第2収容部材141B)によってフレーム140Aが構成されている。
第1接続体130Aは、実施形態の第1接続体30Aと同様のものであり、4つの電子部品10と、これらの電子部品10毎に用意された複数本の電線20と、これらの電子部品10と電線20の間に介在させた保持部材(図示略)と、を備える(図12)。この第1接続体130Aは、第1収容部材141Aの接続体収容室142に収容及び保持される。第1収容部材141Aには、実施形態の第1収容部材41Aと同じように、その接続体収容室142と、積層状態に無い電子部品10等を収容及び保持する収容室143と、が形成されている。その第1接続体130Aと第1収容部材141Aとの間には、その間を着脱自在に保持する保持機構161(この例示では3つの保持機構161)が設けられている。その保持機構161は、実施形態の保持機構61と同様に構成されたものであり、接続体収容室142の内壁面に設けた一方の係合体161A(図13)と、第1接続体130Aの保持部材の外壁面に設けた他方の係合体(図示略)と、を備える。
第2接続体130Bは、3つの電子部品10と、これらの電子部品10毎に用意された複数本の電線20と、を備えており(図14等)、実施形態の第2接続体30Bと同じように、その電子部品10と電線20との電気的な接続状態が保たれた状態で第2収容部材141Bの接続体収容室142に収容及び保持される。本変形例の第2収容部材141Bは、その接続体収容室142に、電子部品10と電線20を電気的に接続させた状態で保持する保持部144が設けられている(図14)。その保持部144は、実施形態の第2接続体30Bの保持部材50と同様のものであり、第2収容部材141Bに一体成形される。従って、この第2接続体130Bにおいては、その保持部144によって電子部品10と電線20が保持されている。
第1収容部材141Aと第2収容部材141Bとの間には、その間の着脱を可能にする第1及び第2の保持機構171,172が2つずつ設けられている。第1保持機構171は、実施形態の第1保持機構71と同様に構成されたものであり、第1収容部材141Aの外壁面に設けた一方の係合体171Aと、第2収容部材141Bの外壁面に設けた他方の係合体171Bと、を備える。第2保持機構172は、実施形態の第2保持機構72と同様に構成されたものであり、第1収容部材141Aの内壁面(フレーム140Aとして見た場合には内壁となるので内壁面と称する)に設けた一方の係合体172Aと、第2収容部材141Bの外壁面に設けた他方の係合体172Bと、を備える。第1及び第2の保持機構171,172は、第1収容部材141Aと第2収容部材141Bを互いに嵌合させた積層状態とした際に係合状態(ロック状態)となる。第1収容部材141Aと第2収容部材141Bとの間は、第1及び第2の保持機構171,172の係合状態(ロック状態)を解除させることによって、互いに引き離すことが可能になる。
ここで、この電気接続箱2においては、第1収容部材141Aの接続体収容室142に実施形態の第1収容部材41Aと同様のガイド空間S1を設け、第2接続体130Bにおいて引き出されている電線20が、ガイド空間S1を介して、第1接続体130Aにおいて引き出されている電線20と同等の方向で、かつ、第2カバー140Bに向けて引き出されるように構成してもよい。
但し、本変形例の第1収容部材141Aには、外壁部を自らの接続体収容室142に向けて凹ませた空間(以下、「凹み空間」という。)145が設けられている(図12及び図13)。そして、本変形例の第2収容部材141Bには、その凹み空間145の凹みの開口145aを塞ぐ蓋部146が設けられている(図12及び図14等)。その凹み空間145と蓋部146は、蓋部146で凹み空間145の凹みの開口145aを塞ぐことによって、第2接続体130Bにおいて引き出されている電線20を案内するガイド空間S2を形成する。つまり、この電気接続箱2において、隣り合う層の収容部材141の内の一方は、自らに向けて他方の収容部材141の接続体収容室142から電線20が引き出されている場合、外壁部を自らの接続体収容室142に向けて凹ませた凹み空間145を有している。そして、その他方の収容部材141は、一方の収容部材141における凹み空間145の凹みの開口145aを塞ぐ蓋部146を有している。その凹み空間145と蓋部146は、蓋部146で凹み空間145の凹みの開口145aを塞ぐことによって、他方の収容部材141の接続体収容室142から引き出された電線20を案内するガイド空間S2を形成することになる。
そのガイド空間S2は、一端が第2収容部材141Bの接続体収容室142に開口され、他端が第2カバー140Bの内方に開口されている。このため、第2接続体130Bにおいて引き出されている電線20は、そのガイド空間S2を介して、第1接続体130Aにおいて引き出されている電線20と同等の方向で、かつ、第2カバー140Bに向けて引き出される。
このように構成した本変形例の電気接続箱2においては、組付け作業時に、第2収容部材141Bから引き出されている電線20を第1収容部材141Aの凹み空間145に這わせながら、第2収容部材141Bを第1収容部材141Aに組み付けることができる。一方、実施形態の電気接続箱1においては、組付け作業時に、第2収容部材41Bから引き出されている電線20を第1収容部材41Aの接続体収容室42の空いている空間に押し込みながら挿入しつつ、第2収容部材41Bを第1収容部材41Aに組み付けることになる。従って、本変形例の電気接続箱2は、接続体収容室142への電線20の挿入作業を必要としないので、実施形態の電気接続箱1と比較して、組付け作業性を向上させることができる。また、この電気接続箱2は、その凹み空間145の開口145aを塞ぐ蓋部146が第2収容部材141Bに一体化されているので、第2収容部材141Bの第1収容部材141Aへの組付け作業工程において、その蓋部146による開口145aの閉塞が可能になる。よって、本変形例の電気接続箱2は、電線20を凹み空間145に這わせることによる作業工数の増加を必要としないので、この点からも組付け作業性を向上させることができる。
更に、本変形例の電気接続箱2においては、実施形態の電気接続箱1と同様に、第2接続体130Bを第2収容部材141Bから引き出さずとも、第2接続体130Bの電子部品10の保持部144に対する着脱を容易に行うことができ、かつ、第1接続体130Aを第1収容部材141Aから引き出さずとも、第1接続体130Aの電子部品10の保持部材に対する着脱を容易に行うことができる。従って、本変形例の電気接続箱2は、第1接続体130Aと第2接続体130Bのそれぞれのメンテナンス作業性を向上させることができる。そして、本変形例のワイヤハーネスWHは、そのような電気接続箱2を備えるものであるので、その電気接続箱2の効果を奏することができる。
また更に、第2接続体130Bが収容及び保持されている第2収容部材141Bは、実施形態の電気接続箱1と同様に、第1収容部材141Aから取り外した際に、第1接続体130Aの電子部品10の着脱を行える分だけ位置をずらすことができればよい。また、第1接続体130Aについては、第1接続体130Aの電子部品10のメンテナンス作業に際して、第1収容部材141Aから引き出す必要がない。よって、本変形例の電気接続箱2においては、実施形態の電気接続箱1と同じように、第1接続体130Aや第2接続体130Bの電線20の余長分の短縮化を図ることができる。このため、この電気接続箱2においては、組付け作業時やメンテナンス作業時における例えば電線20の余長分の収容性が高まるので、組付け作業性やメンテナンス作業性を向上させることができる。そして、本変形例のワイヤハーネスWHは、そのような電気接続箱2を備えるものであるので、その電気接続箱2の効果を奏することができる。
[変形例2]
図15及び図16に示す符号3は、本変形例の電気接続箱を示す。本変形例の電気接続箱3は、複数の接続体230と、複数の接続体230を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体240と、を備える。本変形例の接続体230としては、第1接続体230Aと第2接続体230Bとが設けられている(図16)。また、本変形例の筐体240は、実施形態の筐体40と同様に、フレーム240Aと第1カバー(図示略)と第2カバー(図示略)とに大別されるものであり、積層された複数の収容部材241(第1収容部材241A及び第2収容部材241B)によってフレーム240Aが構成されている。
第1接続体230Aは、3つの電子部品10と、これらの電子部品10毎に用意された複数本の電線20と、これらの電子部品10と電線20の間に介在させた保持部材250と、を備える(図16)。その保持部材250は、実施形態の保持部材50と同様のものである。この第1接続体230Aは、第1収容部材241Aの接続体収容室242に収容及び保持される。その第1接続体230Aと第1収容部材241Aとの間には、その間を着脱自在に保持する保持機構261(この例示では2つの保持機構261)が設けられている(図17)。その保持機構261は、実施形態の保持機構61と同様に構成されたものであり、接続体収容室242の内壁面に設けた一方の係合体261Aと、保持部材250の外壁面に設けた他方の係合体261Bと、を備える。
第2接続体230Bは、3つの電子部品10と、これらの電子部品10毎に用意された複数本の電線20と、これらの電子部品10と電線20の間に介在させた保持部材250と、を備える(図18)。その保持部材250は、実施形態の保持部材50と同様のものである。この第2接続体230Bは、第2収容部材241Bの接続体収容室242に収容及び保持される。その第2接続体230Bと第2収容部材241Bとの間には、その間を着脱自在に保持する保持機構262(この例示では3つの保持機構262)が設けられている。その保持機構262は、実施形態の保持機構62と同様に構成されたものであり、接続体収容室242の内壁面に設けた一方の係合体262Aと、保持部材250の外壁面に設けた他方の係合体262Bと、を備える。尚、図18においては、一方の係合体262Aと他方の係合体262Bとを2箇所ずつのみ示している。
第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間には、その間の着脱を可能にする第1及び第2の保持機構271,272が設けられている。第1保持機構271は、実施形態の第1保持機構71と同様に構成されたものであり、第1収容部材241Aの外壁面に設けた一方の係合体271Aと、第2収容部材241Bの外壁面に設けた他方の係合体271Bと、を備える。この第1保持機構271は、2箇所に設けられている。第1保持機構271は、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bの嵌合完了時(つまり第1収容部材241Aと第2収容部材241Bを互いに嵌合させた積層状態としたとき)に係合状態(ロック状態)となる。第2保持機構272は、第1収容部材241Aの内壁面(フレーム240Aとして見た場合には内壁となるので内壁面と称する)に設けた一方の係合体272Aと、その内壁面に対向する第2収容部材241Bの外壁面に設けた他方の係合体272Bと、を備える。それぞれの係合体272A,272Bには、互いに係合可能な爪部と、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bを嵌合方向(接続体230の積層方向)に案内するガイド部と、が設けられている。この第2保持機構272においては、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bの嵌合完了時に、各係合体272A,272Bが係合状態(ロック状態)になる。第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間は、第1及び第2の保持機構271,272の係合状態(ロック状態)を解除させることによって、互いに引き離すことが可能になる。
ここで、本変形例の電気接続箱3において、隣り合う層の収容部材241の内の一方(この例示では第2収容部材241B)は、他方の収容部材241(この例示では第1収容部材241A)に向け且つ複数の接続体230の積層方向に沿って延在させると共に、その他方の収容部材241における接続体収容室242の隙間に挿通させる電線20を有している。そして、この一方の収容部材241は、その電線20の延在方向を回転軸にして他方の収容部材241に対する相対回転(少なくとも第1接続体230Aの全ての電子部品10の着脱が行える位置までの相対回転)を行えるように形成する。これにより、この電気接続箱3においては、第1接続体230Aのメンテナンス作業時に、第1接続体230Aを第1収容部材241Aから引き出さずとも、第1接続体230Aの電子部品10の保持部材250に対する着脱を容易に行うことができる。
具体的に、本変形例の電気接続箱3には、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間に、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとを相対回転させることが可能な相対回転機構280を設ける(図16,図17及び図19等)。その相対回転機構280は、第1ガイド部281と第2ガイド部282とを備える。
第1ガイド部281は、隣り合う層の収容部材241の内の一方(この例示では第2収容部材241B)に設ける。また、第2ガイド部282は、その内の他方の収容部材241(この例示では第1収容部材241A)に設ける。第1ガイド部281は、複数の接続体230の積層方向に沿って延在させたものであり、その積層方向の内の他方の収容部材(この例示では第1収容部材241A)側に向けて自らの層の電線20を案内する。また、第2ガイド部282は、その積層方向に沿って延在させたものであり、第1ガイド部281によって案内されてきた電線20をそのままの向きで案内する。
第1ガイド部281と第2ガイド部282は、それぞれの延在方向に沿った軸線を同心上に配置した状態で、その軸線方向に沿って互いに挿入していく。例えば、第1ガイド部281には、軸線を中心とする円筒状壁又は円弧状壁が形成されている。また、第2ガイド部282には、軸線を中心とする円筒状壁又は円弧状壁が形成されている。相対回転機構280は、第1ガイド部281の円筒状壁又は円弧状壁と第2ガイド部282の円筒状壁又は円弧状壁とを軸線周りの相対回転が行えるように嵌合させる。これにより、この相対回転機構280は、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間で、第1ガイド部281及び第2ガイド部282の軸線を中心とする軸線周りの相対回転を可能にする。例えば、この例示の第1ガイド部281と第2ガイド部282は、その全体が円弧状壁を有するものとして形成し、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bの嵌合完了時に、その円弧状壁同士を軸線周りの相対回転が行えるように嵌合させる。
嵌合状態にある第1ガイド部281と第2ガイド部282との間には、その内方に、軸線方向に延在しているガイド空間S3が形成される。そのガイド空間S3には、第2収容部材241Bに収容及び保持されている第2接続体230Bの電線20が挿通される。その電線20は、ガイド空間S3を経て、第1接続体230Aにおいて引き出されている電線20と同等の方向で、かつ、第2カバーに向けて引き出される。
このように構成した本変形例の電気接続箱3においては、実施形態の電気接続箱1と同様に、第2接続体230Bを第2収容部材241Bから引き出さずとも、第2接続体230Bの電子部品10の保持部材250に対する着脱を容易に行うことができる。
更に、この電気接続箱3においては、第1接続体230Aのメンテナンス作業時に、第1保持機構271と第2保持機構272の係合状態(ロック状態)を解除し、この第1保持機構271と第2保持機構272における係合体同士(係合体271Aと係合体271Bとの間、係合体272Aと係合体272Bとの間)が接触しない程度まで、第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間を引き離す。そして、この電気接続箱3においては、相対回転機構280によって、第2収容部材241Bを第1収容部材241Aに対して相対回転させる(図20及び図21)。その相対回転は、第1接続体230Aの全ての電子部品10の着脱が行える位置まで行う。よって、相対回転機構280は、そのような第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間の引き離しと、そのような位置までの第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間の相対回転と、が行えるように構成する。このため、この電気接続箱3においては、第1接続体230Aのメンテナンス作業時に、第1接続体230Aを第1収容部材241Aから引き出さずとも、第1接続体230Aの電子部品10の保持部材250に対する着脱を容易に行うことができる。
このように、本変形例の電気接続箱3は、第1接続体230Aと第2接続体230Bのそれぞれのメンテナンス作業性を向上させることができる。そして、本変形例のワイヤハーネスWHは、そのような電気接続箱3を備えるものであるので、その電気接続箱3の効果を奏することができる。
更に、第2接続体230Bの電線20は、第2収容部材241Bを相対回転させているときに、ガイド空間S3において軸線周りに回転するだけで、その長さ方向における位置に殆ど変化が生じない。このため、第1接続体230Aのメンテナンス作業を行う際には、第2接続体230Bの電線20の長さ方向における位置を変化させる要因として、先の第1収容部材241Aと第2収容部材241Bとの間の引き離し作業が挙げられる。しかしながら、その引き離し量は、第1保持機構271と第2保持機構272における係合体同士の関わり合いを避ける程度の少量に抑えることができる。従って、第2接続体230Bの電線20の余長分は、実施形態の電気接続箱1などと比べても、大幅に短縮化することができる。よって、本変形例の電気接続箱3においては、第1接続体230Aや第2接続体230Bの電線20の余長分の短縮化が可能になり、組付け作業時やメンテナンス作業時における例えば電線20の余長分の収容性が高まるので、組付け作業性やメンテナンス作業性を向上させることができる。そして、本変形例のワイヤハーネスWHは、そのような電気接続箱3を備えるものであるので、その電気接続箱3の効果を奏することができる。
1,2,3 電気接続箱
10 電子部品
20 電線
30,130,230 接続体
30A,130A,230A 第1接続体
30B,130B,230B 第2接続体
40,140,240 筐体
40A,140A,240A フレーム
41,141,241 収容部材
41A,141A,241A 第1収容部材
41B,141B,241B 収容部材
42,142,242 接続体収容室
50,250 保持部材
144 保持部
145 凹み空間
145a 開口
146 蓋部
280 相対回転機構
281 第1ガイド部
282 第2ガイド部
S2,S3 ガイド空間

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの電子部品、及び、前記電子部品の端子に対して電気的に接続される電線を組み付けた接続体と、
    複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、
    それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、
    隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、他方の前記収容部材に向け且つ複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させると共に、前記他方の前記収容部材における前記接続体収容室の隙間に挿通させる前記電線を有し、該電線の延在方向を回転軸にして前記他方の前記収容部材に対する相対回転を行えるように形成することを特徴とした電気接続箱。
  2. 少なくとも1つの電子部品、及び、前記電子部品の端子に対して電気的に接続される電線を組み付けた接続体と、
    複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、
    それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、
    隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させ、かつ、前記積層方向の内の他方の前記収容部材側に向けて自らの層の前記電線を案内する第1ガイド部を有し、
    前記他方の前記収容部材は、前記積層方向に沿って延在させ、かつ、前記第1ガイド部によって案内されてきた前記電線をそのままの向きで案内する第2ガイド部を有し、
    前記一方の前記収容部材と前記他方の前記収容部材との間には、その相互間で前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の延在方向に沿った軸線を中心とする軸線周りの相対回転が可能な相対回転機構を設けることを特徴とした電気接続箱。
  3. 前記相対回転機構は、前記軸線を中心とする円筒状壁又は円弧状壁が形成された前記第1ガイド部と、前記軸線を中心とする円筒状壁又は円弧状壁が形成された前記第2ガイド部と、を備え、前記第1ガイド部の前記円筒状壁又は前記円弧状壁と前記第2ガイド部の前記円筒状壁又は前記円弧状壁とを前記軸線周りの相対回転が行えるように嵌合させることを特徴とした請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 少なくとも1つの電子部品、及び、前記電子部品の端子に対して電気的に接続される電線を組み付けた接続体と、
    複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、
    を備え、
    前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、
    それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、
    隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、自らに向けて他方の前記収容部材の前記接続体収容室から前記電線が引き出されている場合、外壁部を自らの前記接続体収容室に向けて凹ませた凹み空間を有し、
    前記他方の前記収容部材は、前記一方の前記収容部材における前記凹み空間の凹みの開口を塞ぐ蓋部を有し、
    前記凹み空間と前記蓋部は、前記蓋部で前記凹み空間の前記開口を塞ぐことによって、前記他方の前記収容部材の前記接続体収容室から引き出された前記電線を案内するガイド空間を形成することを特徴とした電気接続箱。
  5. 前記接続体は、前記電子部品と前記電線を電気的に接続させた状態で保持する保持部材を備えることを特徴とした請求項1,2,3又は4に記載の電気接続箱。
  6. 前記収容部材は、前記電子部品と前記電線を電気的に接続させた状態で保持する保持部を有することを特徴とした請求項1,2,3又は4に記載の電気接続箱。
  7. 電子部品が収容された電気接続箱と、
    前記電子部品の端子に対して電気的に接続された電線と、
    を有し、
    前記電気接続箱は、少なくとも1つの前記電子部品及び前記電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、
    それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、
    隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、他方の前記収容部材に向け且つ複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させると共に、前記他方の前記収容部材における前記接続体収容室の隙間に挿通させる前記電線を有し、該電線の延在方向を回転軸にして前記他方の前記収容部材に対する相対回転を行えるように形成することを特徴としたワイヤハーネス。
  8. 電子部品が収容された電気接続箱と、
    前記電子部品の端子に対して電気的に接続された電線と、
    を有し、
    前記電気接続箱は、少なくとも1つの前記電子部品及び前記電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、
    それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、
    隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、複数の前記接続体の積層方向に沿って延在させ、かつ、前記積層方向の内の他方の前記収容部材側に向けて自らの層の前記電線を案内する第1ガイド部を有し、
    前記他方の前記収容部材は、前記積層方向に沿って延在させ、かつ、前記第1ガイド部によって案内されてきた前記電線をそのままの向きで案内する第2ガイド部を有し、
    前記一方の前記収容部材と前記他方の前記収容部材との間には、その相互間で前記第1ガイド部及び前記第2ガイド部の延在方向に沿った軸線を中心とする軸線周りの相対回転が可能な相対回転機構を設けることを特徴としたワイヤハーネス。
  9. 電子部品が収容された電気接続箱と、
    前記電子部品の端子に対して電気的に接続された電線と、
    を有し、
    前記電気接続箱は、少なくとも1つの前記電子部品及び前記電線を組み付けた接続体と、複数の前記接続体を互いに間隔を空けた積層状態で収容及び保持する筐体と、を備え、
    前記筐体は、前記接続体を収容及び保持する接続体収容室が形成された収容部材を前記接続体の層毎に備え、
    それぞれの前記収容部材は、隣り合う層の間で、自らが収容及び保持している前記接続体と共に互いに着脱し得るよう構成し、
    隣り合う層の前記収容部材の内の一方は、自らに向けて他方の前記収容部材の前記接続体収容室から前記電線が引き出されている場合、外壁部を自らの前記接続体収容室に向けて凹ませた凹み空間を有し、
    前記他方の前記収容部材は、前記一方の前記収容部材における前記凹み空間の凹みの開口を塞ぐ蓋部を有し、
    前記凹み空間と前記蓋部は、前記蓋部で前記凹み空間の前記開口を塞ぐことによって、前記他方の前記収容部材の前記接続体収容室から引き出された前記電線を案内するガイド空間を形成することを特徴としたワイヤハーネス。
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