JP6646250B2 - 画像形成装置及び湾曲矯正装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置及び湾曲矯正装置に関する。
特許文献1には、転写後のトナーを用紙に定着させる定着装置と、定着装置から排出された用紙のカールを除去するカール除去装置とを具備し、前記カール除去装置は、可撓性の第1ローラと、当該第1ローラを押圧する位置に配置される剛性の第2ローラとを有し、前記第2ローラに冷却構造を持たせたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献2には、用紙を搬送する用紙搬送手段と、画像信号に応じたトナー像を形成する像形成手段と、前記用紙搬送手段により搬送されてきた用紙上に前記像形成手段により形成されたトナー像を転写する転写手段と、前記転写手段によりトナー像の転写を受けた用紙を加熱および加圧して該トナー像を該用紙上に定着する定着手段と、前記定着手段により定着された後の用紙のカールを矯正するカール矯正手段とを備え、前記定着手段が、用紙の厚さに応じて、該用紙を異なる方向にカールさせるものであり、前記カール矯正手段が、前記定着手段により相対的に厚い用紙をカールさせる方向である第1の方向にカールした用紙のカールを矯正する第1のカール矯正手段と、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向にカールした用紙のカールを矯正する、前記第1のカール矯正手段よりも、前記用紙搬送手段による用紙搬送方向下流側に配置された第2のカール矯正手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献3には、記録材に像を形成する像形成手段と、前記像形成手段によって像が形成された記録材に熱と圧力とを加えて、当該像を当該記録材に定着する定着手段と、前記定着手段によって像が定着された前記記録材を搬送する第1のベルト部材と、前記第1のベルト部材の内周に接触し、前記定着手段によって像が定着された前記記録材の搬送方向における湾曲と逆方向に湾曲した湾曲部を有し、前記第1のベルト部材により搬送されている前記記録材を、当該湾曲部を含む領域で当該第1のベルト部材を介し冷却する冷却体と、前記第1のベルト部材によって搬送されている前記記録材を前記冷却体の前記湾曲部側に押し当てる押当部材とを備えることを特徴とする画像形成装置が記載されている。
特許文献4には、トナー像を加熱・溶融して記録媒体上に定着する定着部材と、前記定着部材に加圧されて記録媒体が搬送されるニップ部を形成する加圧部材と、前記定着部材に対して前記加圧部材を相対的に移動させて前記ニップ部における圧力を増減する移動機構と、前記ニップ部に対して記録媒体の搬送方向下流側に配設されるとともに、前記ニップ部から送り出された記録媒体のカール方向と逆方向のカールを当該記録媒体に付与するカール補正機構と、前記カール補正機構によって記録媒体に付与する前記逆方向のカールの量を可変する可変手段と、を備え、前記可変手段は、前記移動機構によって増減される前記ニップ部の圧力に応じて前記逆方向のカールの量を可変することを特徴とする定着装置が記載されている。
特開2008−81268号公報 特開2009−249169号公報 特開2009−161347号公報 特開2011−191607号公報
本発明は、第1の湾曲を形成する第1の湾曲矯正装置と第1の湾曲と逆向きである第2の湾曲を形成する第2の湾曲矯正装置とをそれぞれ備える画像形成装置と比較して、互いに異なる向きに生じることがある記録媒体の湾曲を簡単な構成で矯正することができる画像形成装置及び湾曲矯正装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、前記定着装置によりトナー像が定着されていて、外周面に接触する記録媒体を搬送する搬送部材であって、帯状であり無端状である前記搬送部材と、前記外周面に接触する接触面を有し、前記接触面と前記搬送部材との間に記録媒体が挟み込まれる挟込領域を形成する挟込領域形成部材と、前記搬送部材の内周面に接触していて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第1の湾曲を形成させる第1の湾曲形成部材と、前記搬送部材の内周面に接触していて、記録媒体が搬送される方向である搬送方向において前記第1の湾曲形成部材とは異なる位置に配置されていて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第2の湾曲を形成させる第2の湾曲形成部材と、
を有し、前記第1の湾曲と前記第2の湾曲とは互いに逆向きである画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記挟込領域形成部材に対する前記第2の湾曲形成部材の位置を変更する位置変更手段をさらに有し、前記位置変更手段は、少なくとも、前記第1の湾曲及び前記第2の湾曲が形成される位置と、前記第1の湾曲が形成され、前記第2の湾曲が形成されない位置と、の間で前記挟込領域形成部材に対する前記第2の湾曲形成部材の位置を変更する請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記挟込領域形成部材は、弾性変形可能であって、前記第1の湾曲形成部材よりも硬度が高く、前記第2の湾曲形成部材よりも硬度が低い請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第1の湾曲形成部材は、前記搬送方向において前記第2の湾曲形成部材よりも上流側に配置されていて、前記搬送方向における前記内周面に接触する長さが、前記第2の湾曲形成部材よりも長い請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記定着装置は、少なくとも熱を用いてトナー像を記録媒体に定着させ、記録媒体を冷却する冷却装置をさらに有する請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、2つの定着用部材が互いに接触することで形成されていて、記録媒体を挟み込む領域である定着用挟込領域を移動中の記録媒体に対してトナー像を定着させる定着装置と、2つの矯正用部材が互いに接触することで形成されていて、記録媒体を挟み込む領域である矯正用挟込領域に前記定着装置によりトナー像が定着された記録媒体を通過させることで、記録媒体の湾曲を矯正する湾曲矯正装置と、前記定着装置から前記湾曲矯正装置へと記録媒体を搬送するために用いられる搬送路と、を有し、前記矯正用挟込領域は、前記定着用挟込領域と前記搬送路に対して対称な形状を有する画像形成装置である。
請求項7に係る本発明は、定着装置によりトナー像が定着されていて、外周面に接触する記録媒体を搬送する搬送部材であって、帯状であり無端状である前記搬送部材と、前記外周面に接触する接触面を有し、前記接触面と前記搬送部材との間に記録媒体が挟み込まれる挟込領域を形成する挟込領域形成部材と、前記搬送部材の内周面に接触していて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第1の湾曲を形成させる第1の湾曲形成部材と、前記搬送部材の内周面に接触していて、記録媒体が搬送される方向である搬送方向において前記第1の湾曲形成部材とは異なる位置に配置されていて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第2の湾曲を形成させる第2の湾曲形成部材と、を有し、前記第1の湾曲と前記第2の湾曲とは互いに逆向きである湾曲矯正装置である。
請求項1に係る本発明によれば、第1の湾曲を形成する第1の湾曲矯正装置と第1の湾曲と逆向きである第2の湾曲を形成する第2の湾曲矯正装置とをそれぞれ備える画像形成装置と比較して、互いに異なる向きに生じることがある記録媒体の湾曲を簡単な構成で矯正することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、挟込領域に第2の湾曲が常に形成されている画像形成装置と比較して、記録媒体の種類に応じた湾曲矯正ができる。
請求項3に係る本発明によれば、第1の湾曲形成部材と第2の湾曲形成部材との硬度が同じ画像形成装置においては同じ向きに形成されることになる第1の湾曲と第2の湾曲とを、互いに逆向きとすることができる。
請求項4に係る本発明によれば、例えば厚い紙等の記録媒体に生じやすい大きな湾曲を記録媒体の搬送方向における上流側で矯正するとともに、例えば普通紙等の記録媒体に生じやすい小さな湾曲を記録媒体の搬送方向における下流側で矯正することができる。
請求項5に係る本発明によれば、冷却装置を有しない画像形成装置と比較して、定着により加熱された記録媒体を速く冷却することができる。
請求項6に係る本発明によれば、互いに逆向きである第1の湾曲と第2の湾曲とを形成する定着装置で形成された湾曲に対し、湾曲が形成した定着装置の形状と対称な形状で湾曲を矯正することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項7に係る本発明によれば、第1の湾曲を形成する第1の湾曲矯正装置と第1の湾曲と逆向きである第2の湾曲を形成する第2の湾曲矯正装置とをそれぞれ備える場合と比較して、互いに異なる向きに生じることがある記録媒体の湾曲を簡単な構成で矯正することができる湾曲矯正装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図1に示す画像形成装置が有するトナー像形成部の構成を示す図である。 図1に示す画像形成装置が有する定着装置の構成と湾曲矯正装置の構成とを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する定着装置の構成と湾曲矯正装置の構成とを示す図である。 図4に示す湾曲矯正装置の動作を説明し、図4(a)は矯正ニップ内に第1の湾曲と第2の湾曲とが形成されている状態にある湾曲矯正装置を示す図であり、図4(b)は矯正ニップ内に第1の湾曲が形成され、第2の湾曲が形成されていない状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する制御部を示すブロック図である。 図4に示されている湾曲矯正装置の制御を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置が有する定着装置の構成と湾曲矯正装置の構成とを示す図である。 図8に示す湾曲矯正装置の動作を説明し、図9(a)は矯正ニップ内に第1の湾曲と第2の湾曲とが形成されている状態にある湾曲矯正装置を示す図であり、図9(b)は矯正ニップ内に第1の湾曲が形成され、第2の湾曲が形成されていない状態を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1に示すように、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12には、記録媒体として用いられている用紙を排出する排出口14が形成されている。
画像形成装置本体12内には、用紙を搬送するための搬送路700が形成されている。また、画像形成装置本体12内には、搬送路700に沿って用紙搬送方向における上流側から順に、例えば2つの給紙装置である給紙装置600及び給紙装置620と、給紙装置600及び給紙装置620のいずれかから供給された用紙に転写され、定着されるトナー像を形成するための像形成部100と、像形成部100によって形成され、用紙に対して転写されたトナー像を用紙に定着するための定着装置200と、定着装置200によってトナー像が定着された用紙の湾曲を矯正する湾曲矯正装置400とが配置されている。
給紙装置600は、用紙を収納する用紙収納部602と、用紙収納部602に収納された最上位に位置する用紙を搬送路700へと送り出す送出装置604とを有し、給紙装置620は、用紙を収納する用紙収納部622と、用紙収納部622に収納された最上位に位置する用紙を搬送路700へと送り出す送出装置624とを有する。
用紙収納部602と用紙収納部622とには、互いに異なる種類や大きさの用紙を収納することができる。以下、用紙収納部602には普通紙が収納されていて、用紙収納部622には、普通紙よりも厚さが厚い厚紙が収納をされているものとして説明をする。例えば厚さが異なる等のように種類が異なる用紙に対して定着装置200を用いてトナー像を定着すると、用紙の種類に応じて、定着時に異なる向きや異なる強さの湾曲が生じることがある、そして、湾曲矯正装置400は、用紙の種類に応じて生じた大きさや向きが異なる湾曲を良好に矯正するために、用紙の種類に応じて用紙の湾曲を矯正する条件を異なるものとすることが望ましい。
像形成部100は、像保持体として用いられている感光体ドラム112Y、112M、112C、112Kをそれぞれに有し、感光体ドラム112Y、112M、112C、112Kの表面にイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、黒トナー像をそれぞれに形成するイエロートナー像形成ユニット110Y、マゼンタトナー像形成ユニット110M、シアントナー像形成ユニット110C、黒トナー像形成ユニット110Kを有する。イエロートナー像形成ユニット110Y、マゼンタトナー像形成ユニット110M、シアントナー像形成ユニット110C及び黒トナー像形成ユニット110Kの詳細は後述する。
また、像形成部100は、転写装置130を有し、転写装置130は中間転写ベルト132を有する。中間転写ベルト132は、トナー像が転写される転写体として用いられていて、図1に示す矢印a方向に回転する。また、中間転写ベルト132には、感光体ドラム112Y、112M、112C、112Kにそれぞれ形成されたトナー像が重ねられるように転写され、重ねるように転写されたトナー像が用紙収納部602から搬送路700を用いて搬送されてきた用紙へとさらに転写される。
定着装置200は、用紙に転写されたトナー像を、少なくとも熱を用いて用紙に定着させる装置である。定着装置200の詳細は後述する。
湾曲矯正装置400は、例えは定着装置200から熱が加えられた等の理由により湾曲した用紙の湾曲を矯正する装置である。湾曲矯正装置400の詳細は後述する。
搬送路700は、給紙装置600及び給紙装置620のいずれかから像形成部100へと向けて用紙を搬送するために用いられ、像形成部100から定着装置200へと用紙を搬送するために用いられ、定着装置200から湾曲矯正装置400へと用紙を搬送するために用いられ、湾曲矯正装置400で湾曲が矯正された用紙を画像形成装置本体12の外へと排出するために用いられている。
また、画像形成装置本体12の前側(図1における用紙の手前側)の面には、画像形成装置10を操作する操作手段として用いられている操作パネル800が装着されている。操作パネル800を操作することにより、例えば、用紙収納部602に収納されている用紙に対して画像を形成するのか、用紙収納部622に収納されている厚紙に画像を形成するのか等の入力がなされる。
図2には、トナー像形成ユニット110Y、110M、110C、110Kが示されている。トナー像形成ユニット110Y、110M、110C及び110Kは、用いるトナーの色と形成する画像の色とが互いに異なるものの構成が互いに同一であるため、以下、トナー像形成ユニット110と総称して説明する。図2に示すように、トナー像形成ユニット110は、感光体ドラム112の表面を帯電させる帯電装置114と、帯電装置114により帯電された感光体ドラム112の表面に光を照射して潜像を形成させる潜像形成装置116と、潜像形成装置116によって感光体ドラム112の表面に形成された潜像をトナーを用いて現像する現像装置118と、中間転写ベルト132に対してトナー像が転写された後の感光体ドラム112の表面を清掃する清掃装置122とを有する。
図3には定着装置200と湾曲矯正装置400とが示されている。図3に示されているように、定着装置200はベルト部材210を有する。ベルト部材210は、像形成部100によりトナー像Iが形成された用紙Pを搬送する搬送部材として用いられていて、帯状であり無端状である。また、ベルト部材210は、ロール部材240に従動する等の構成により図3に示す矢印c方向に回転するように移動する。ベルト部材210の材質としては、例えば可撓性を有する樹脂等を用いることができる。
定着装置200は、ロール部材240をさらに有する。ロール部材240は、曲面であり、ベルト部材210の外周面212に接触する面である接触面242を有し、接触面242とベルト部材210との間に用紙が挟み込まれる挟込領域に該当するニップ部N10を形成する挟込領域形成部材として用いられている。ロール部材240は、例えば金属等を材質とし、円筒形状を有する芯金部244と、芯金部244を覆う弾性体層246とを有する。弾性体層246の材質としては、例えば耐熱性を有するゴムを用いることができる。また、弾性体層246の表面に対するトナーの付着を抑制するために、例えば樹脂を材質とする離型層を弾性体層246の表面に形成することが望ましい。
上述のようにロール部材240は弾性体層246を有している。このため、ロール部材240は、接触面242が外側から押されることにより接触面242が例えば収縮するように弾性変形する。また、ロール部材240は、接触面242の硬度が後述する加圧パット260よりも高く、接触面242の硬度が後述する加圧部材270よりも硬度が低くなっている。ロール部材240の硬度、加圧パット260の硬度及び加圧部材270の硬度は、例えばデュロメータ(不図示)を用いて測定することができ、例えばJIS K6301に準拠して規定することができる。
ロール部材240の中空部には、例えばハロゲンランプ等を用いることができる熱源248が配置されている。また、ロール部材240には、例えばモータ等の駆動源(不図示)が連結されていて、駆動源からの駆動伝達を受けてロール部材240は図3に示す矢印b方向に回転するように駆動する。
定着装置200は、加圧パット260をさらに有する。加圧パット260は、ベルト部材210の内周面214に接触していて、ベルト部材210をロール部材240の接触面242に対して押し付けることで、ニップ部N10に第1の湾曲N12を形成させる。先述のように、ロール部材240の接触面242の硬度が加圧パット260の硬度よりも高ため、加圧パット260がベルト部材210を介して接触面242に対して押し付けられると、加圧パット260が接触面242に倣って変形する。そして、加圧パット260が接触面242になって湾曲することで、ベルト部材210が湾曲するとともに、ニップ部N10が湾曲して第1の湾曲N12が形成される。
加圧パット260の材質としては、例えば各種のゴムを用いることができる。また、加圧パット260には、付勢手段として用いられていて、例えばコイルスプリング等を用いることができる弾性体262の一端部が連結されていて、弾性体262の他端部は後述する押付部280に連結されている。加圧パット260は、弾性体262によってベルト部材210の内周面214側へと付勢されている。
加圧パット260の作用により生じる第1の湾曲N12は、図3に示すように重力方向における下方が凸となる向きである。
加圧パット260は、用紙Pの搬送方向において、後述する加圧部材270よりも上流側に配置されている。また、加圧パット260は、用紙Pの搬送方向において内周面214に接する長さが加圧部材270よりも長くなっている。
定着装置200は、加圧部材270をさらに有する。加圧部材270は、ベルト部材210の内周面214に接触していて、用紙Pの搬送方向において加圧パット260とは異なる位置に配置されていて、ベルト部材210をロール部材240の接触面242に対して押し付けることで、ニップ部N10に第2の湾曲N24を形成させる。
加圧部材270の材質としては、例えば金属を用いることができる。先述のように、ロール部材240の接触面242の硬度が加圧部材270よりも低いため、加圧部材270がベルト部材210を介して接触面242に対して押し付けられると、加圧部材270とベルト部材210とが接触面242側に入り込むようにロール部材240が変形するとともに、ニップ部N10が湾曲して第2の湾曲N14が形成される。
図3に示すように湾曲N12の向きは重力方向における下側が凸となる向きである。このように、加圧部材270の作用により生じるニップ部N10の第2の湾曲N14の向きは、加圧パット260の作用により生じるニップ部N10の第1の湾曲N12の向きと互いに逆向きとなっている。
定着装置200は、押付部280をさらに有する。押付部280は、加圧パット260と加圧部材270とを支持し、加圧パット260と加圧部材270とを一体としてベルト部材210の内周面214に対して押し付ける。押付部280には、先述の弾性体262が装着されている。
以上のように構成された定着装置200は、ニップ部N10を通過する用紙Pに対して、熱と圧力とを用いてトナー像Iを定着する。また、以上のように構成された定着装置200においては、ニップ部N10の湾曲N12を例えば厚紙等の用紙Pが通過する際に、用紙Pが下側に凸となる向きに湾曲することがある。また、以上のように構成された定着装置200においては、ニップ部N10の湾曲N14を例えば普通紙等の用紙P通過する際に、用紙Pが上側に凸となる向きに湾曲することがある。
湾曲矯正装置400はベルト部材410を有する。ベルト部材410は、定着装置200によりトナー像Iが定着されている用紙Pであって、外周面412に接触する用紙Pを搬送する搬送部材として用いられていて、帯状であり無端状である。また、ベルト部材410は、例えば後述するロール部材440に従動する等の構成により図3に示す矢印d方向に回転するように移動する。ベルト部材410の材質としては、例えば可撓性を有する樹脂等を用いることができる。
湾曲矯正装置400は、ロール部材440をさらに有する。ロール部材440は、曲面であり、ベルト部材410の外周面412に接触する面である接触面442を有し、接触面442とベルト部材410との間に用紙が挟み込まれる挟込領域に該当するニップ部N20を形成する挟込領域形成部材として用いられている。ロール部材440は、例えば金属等を材質とし、円筒形状を有する芯金部444と、芯金部444を覆う弾性体層446とを有する。弾性体層446の材質としては、例えば耐熱性を有するゴムを用いることができる。また、弾性体層446の表面に対するトナーの付着を抑制するために、例えば樹脂を材質とする離型層を弾性体層446の表面に形成することが望ましい。
上述のようにロール部材440は弾性体層446を有している。このため、ロール部材440は、接触面442が外側から押されることにより接触面442が例えば収縮するように弾性変形する。また、ロール部材440は、接触面442の硬度が後述する加圧パット460よりも高く、接触面442の硬度が後述する加圧部材470よりも硬度が低くなっている。ロール部材440の硬度、加圧パット460の硬度及び加圧部材470の硬度は、例えばデュロメータ(不図示)を用いて測定することができ、例えばJIS K6301に準拠して規定することができる。
ロール部材440には、例えばモータ等の駆動源(不図示)が連結されていて、駆動源からの駆動伝達を受けてロール部材440は図3に示す矢印e方向に回転するように駆動する。
湾曲矯正装置400は、加圧パット460をさらに有する。加圧パット460は、ベルト部材410の内周面414に接触していて、ベルト部材410をロール部材440の接触面442に対して押し付けることで、ニップ部N20に第1の湾曲N22を形成させる第1の湾曲形成部材として用いられている。上述のように、ロール部材440の接触面442の硬度が加圧パット460の硬度よりも高いため、加圧パット460がベルト部材410を介して接触面442に対して押し付けられると、加圧パット460が接触面442に倣って変形する。そして、加圧パット460が接触面442に倣って湾曲することでベルト部材410が湾曲するとともに、ニップ部N20が湾曲し第1の湾曲N22が形成される。
加圧パット460の材質としては、例えば各種のゴムを用いることができる。また、加圧パット460には、付勢手段として用いられていて、例えばコイルスプリング等を用いることができる弾性体462の一端部が連結されていて、弾性体462の他端部は後述する押付部480に連結されている。そして、加圧パット460は、弾性体462によってベルト部材410の内周面414側へと付勢されている。
加圧パット460の作用により生じる第1の湾曲N22は、図3に示すように重力方向における上方が凸になる向きである。
加圧パット460は、用紙Pの搬送方向において後述する加圧部材470よりも上流側に配置されている。また、加圧パット460は、用紙Pの搬送方向において内周面414に接する長さが後述する加圧部材470よりも長くなっている。
湾曲矯正装置400は、加圧部材470をさらに有する。加圧部材470は、ベルト部材410の内周面414に接触していて、用紙Pが搬送される方向である搬送方向において加圧パット460とは異なる位置に配置されていて、ベルト部材410をロール部材440の接触面442に対して押し付けることで、ニップ部N20に第2の湾曲N24を形成させる第2の湾曲形成部材として用いられている。
加圧部材470の材質としては、例えば金属を用いることができる。先述のようにロール部材440の接触面442の硬度が加圧部材470の硬度よりも低いため、加圧部材470が接触面442に対して押し付けられると、加圧部材470とベルト部材410とが接触面442側に入り込むようにロール部材440が変形するとともに、ニップ部N20が湾曲し第2の湾曲N24が形成される。
図3に示すように第2の湾曲N24の向きは重力方向における下側に凸となる向きである。このように、加圧部材470の作用により生じるニップ部N20の第2の湾曲N24の向きは、加圧パット460の作用により生じるニップ部N20の第1の湾曲N22の向きと互いに逆向きとなっている。
湾曲矯正装置400は、押付部480をさらに有する。押付部480は、加圧パット460と加圧部材470とを支持し、加圧パット460と加圧部材470とを一体としてベルト部材410の内周面414に対して押し付ける。押付部480は、弾性体462が装着されているとともに、加圧部材470が装着されている装着板482を有している。
湾曲矯正装置400は、定着装置200により加熱された用紙Pを冷却するための冷却装置490をさらに有する。冷却装置490は、所謂ヒートシンクであり、熱を放散する複数の放散板492を有している。冷却装置490においては、ベルト部材410、加圧パット460、弾性体462、加圧部材470、装着板482等を介し、用紙Pから放散板492へと熱が伝えられ、用紙から伝えられた熱が放散板492で放散される。
冷却装置490は、押付部480と一体として構成されている。より具体的には、冷却装置490が有する放散板492が、押付部480が有する装着板482に対して装着されるようにして、冷却装置490と押付部480とが一体構成となっている。
以上のように構成された湾曲矯正装置400においては、定着装置200によりトナー像Iが定着される際に下側が凸となるように湾曲した例えば厚紙等の用紙Pの湾曲が、ニップ部N20に形成された上側に凸である第1の湾曲N22を通過することで矯正される。また、以上のように構成された湾曲矯正装置400においては、定着装置200によりトナー像Iが定着される際に上側が凸となるように湾曲した例えば普通紙等の用紙Pの湾曲が、ニップ部N20に形成された下側に凸である第2の湾曲N24を通過することで矯正される。
画像形成装置10においては、先述のようにロール部材240が用紙を加熱する加熱部材として用いられていて、ベルト部材210がロール部材240に対して用紙を押し付ける加圧部材として用いられていて、ニップ部N10が挟込領域として用いられているとともに、ベルト部材210及びロール部材240が2つの定着用部材として用いられていて、ニップ部N10が2つの定着用部材が互いに接触することで形成され、用紙Pを挟み込み、挟み込んだ用紙Pに対してトナー像Iを定着する定着用挟込領域として用いられている。
また、画像形成装置10においては、先述のように、ベルト部材410が搬送部材として用いられていて、ロール部材440が挟込領域形成部材として用いられていて、ニップ部N20が挟込領域として用いられているとともに、ベルト部材410及びロール部材440が互いに接触する2つの矯正用部材として用いられていて、ニップ部N20が2つの矯正用部材が接触することで形成される矯正用挟込領域として用いられている。そして、画像形成装置10は、先述のように、ニップ部N20に定着装置200によりトナー像Iが定着された用紙Pを通過させることで、ニップ部N10を通過する際に生じた用紙Pの湾曲を矯正する。
また、ニップ部N20は、搬送路700における定着装置200から湾曲矯正装置400へと用紙Pを搬送するために用いられる搬送部分702に対して、ニップ部N10と対称な形状を有している。このため、ニップ部N20を用紙Pが通過する際に、ニップ部N10を通過する際に用紙Pに加えられた力と逆向きの力が用紙Pに加えられるようになり、ニップ部N20の形状が搬送部分702に対してニップ部N10と対称でない装置と比較して、用紙Pの湾曲の矯正が良好になされる。
図4には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置10が有する定着装置200と、湾曲矯正装置400とが示されている。この第2の実施形態における定着装置200の構成は、部材の形状に違いがあるものの、先述の第1の実施形態における定着装置200の構成と同一である。このため、図4に第1の実施形態における定着装置200に付した符号と同一の符号(図3を参照)を付し、第2の実施形態における定着装置200の説明を省略する。
この第2の実施形態における湾曲矯正装置400は、先述の第1の実施形態に係る湾曲矯正装置400が有していた冷却装置490(図3を参照)を有しないものの、この第2の実施形態に冷却装置490を設けてもよい。
また、この第2の実施形態に係る湾曲矯正装置400は、先述の第1の実施形態に係る湾曲矯正装置400が有していない構成である位置変更機構500を有する。位置変更機構500は、挟込領域形成部材としてのロール部材440に対する第2の湾曲形成部材としての加圧部材470の位置を変更する変更手段として用いられている。
図4に示すように、位置変更機構500は、ロール部材440を回転可能に支持する軸受420に対して連結されていて、例えばモータ等の図示を省略する駆動源からの駆動を軸受420に伝達し、軸受420及びロール部材440を一体として加圧部材470に近づく方向に移動させ、軸受420及びロール部材440を一体として加圧部材470から遠ざかる方向に移動させる。図4における矢印fは、位置変更機構500によるロール部材440及び軸受420の移動方向を示している。
位置変更機構500を、上述のように固定されている加圧部材470に対してロール部材440を移動させるように構成することに替えて、固定されているロール部材440に対して加圧部材470を移動させるように構成してもよい。また、加圧部材470とロール部材440との両方を移動させるように構成してもよい。
以上で第1の実施形態に係る画像形成装置10との違いを説明した部分を除き、第2の実施形態に係る画像形成装置10の構成は第1の実施形態に係る画像形成装置10と同一である。このため、図4に第1の実施形態に係る画像形成装置10に付した符号と同一の符号を付し、第1の実施形態に係る画像形成装置10との同一の部分の説明を省略する。
図5には、第2の実施形態に係る湾曲矯正装置400の動作が説明されていて、より具体的には、位置変更機構500によるロール部材440に対する加圧部材470の位置の変更が説明されている。以下、図5(a)に示すロール部材440に対する加圧部材470の位置を第1の位置とし、図5(b)に示すロール部材440に対する加圧部材470の位置を第2の位置とする。
図5(a)に示すように、加圧部材470がロール部材440に対して第1の位置にあると、ニップ部N20に第1の湾曲N22と第2の湾曲N24との両方が形成される。この図(a)に示す状態から位置変更機構500を用いてロール部材440を加圧部材470から遠ざける方向に移動させると、湾曲矯正装置400は図5(b)に示す状態となる。
図5(b)に示すように、加圧部材470がロール部材440に対して第2の位置にあると、ニップ部N20に第1の湾曲N22が形成されるものの、ニップ部N20に湾曲N24は形成されない。この図(b)に示す状態から位置変更機構500を用いてロール部材440を加圧部材470に近づける方向に移動させると、湾曲矯正装置400は図5(a)に示す状態となる。
また、図5(b)に示す状態から位置変更機構500を用いてロール部材440を加圧部材470からさらに遠ざける方向に移動させると、ロール部材440とベルト部材410とが離間して、ニップ部N20が形成されない状態となる(不図示)。以下、このニップ部N20形成されない状態となるロール部材440に対する加圧部材470の位置を第3の位置とする。
図6には、第2の実施形態に係る画像形成装置10が有する制御部900が示されている。図6に示されているように、制御部900は、例えばCPU等から構成されている制御回路902を有し、制御回路902に通信インターフェイス904を介して画像データが入力される。また、制御回路902には、操作パネル800からの出力が入力され、制御回路902からの出力により像形成部100と、給紙装置600と、給紙装置620と、位置変更機構500とが制御される。
図7は、制御部900による湾曲矯正装置400の制御を示すフローチャートである。図7に示すように一連の制御が開始されると、ステップS10において、制御回路902は、操作パネル800からの入力に基づいて、画像が形成される用紙、すなわちトナー像が転写され、転写されたトナー像が定着される用紙が普通紙であるか否かを判別する。
ステップS10で画像が形成される用紙が普通紙であるの判別がなされると、ステップS20において、制御回路902は位置変更機構500を制御して、ロール部材440に対する加圧部材470の位置が第1の位置(図5(a)を参照)となるように、位置変更機構500にロール部材440を移動させる。
ステップS10において画像が形成される用紙が普通紙でないとの判別がなされた場合、ステップS30において、制御回路902は、操作パネル800からの入力に基づいて、画像が形成される用紙、すなわちトナー像が転写され、転写されたトナー像が定着される用紙が厚紙であるか否かを判別する。
ステップS30で画像が形成される用紙が厚紙であるの判別がなされると、ステップS40において、制御回路902は位置変更機構500を制御して、ロール部材440に対する加圧部材470の位置が第2の位置(図5(b)を参照)となるように、すなわちロール部材440とベルト部材410とが離間しするように、位置変更機構500にロール部材440を移動させる。
次のステップであるステップS50において、例えば通信インターフェイス904を介して入力された画像データに基づいて、画像を形成する用紙が一連の画像を形成する処理における最後の用紙であるとの判別がなされると、ステップS60において、制御回路902は位置変更機構500を制御して、ロール部材440に対する加圧部材470の位置が第3の位置(図5(b)を参照)となるように、位置変更機構500にロール部材440を移動させた後に一連の制御を終了させる。
図8には、本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置10が有する定着装置200と、湾曲矯正装置400とが示されている。先述の第2の実施形態における定着装置200は、弾性体262を有していた(図4を参照)。これに対し、この第3の実施形態における定着装置200は、弾性体262を有せず、押付部280に対して直接に加圧パット260が装着されている。また、先述の第2の実施形態においては、それぞれ別部材とされていた押付部280と加圧部材270とが、この第3の実施形態においては1つの部材となっている。
また、先述の第2の実施形態における湾曲矯正装置400は、弾性体462を有していた(図4を参照)。これに対し、この第3の実施形態における湾曲矯正装置400は、弾性体462を有せず、押付部480に対して直接に加圧パット460が装着されている。また、先述の第2の実施形態においては、それぞれ別部材とされていた押付部480と加圧部材470とが、この第3の実施形態においては1つの部材となっている。
以上で第2の実施形態に係る画像形成装置10との違いを説明した部分を除き、第3の実施形態に係る画像形成装置10の構成は第2の実施形態に係る画像形成装置10と同一である。このため、第1の実施形態に係る画像形成装置10との同一の部分の説明を省略する。
図9には、第3の実施形態における湾曲矯正装置400の動作が説明されていて、より具体的には、湾曲矯正装置400における位置変更機構500によるロール部材440に対する加圧部材470の位置の変更が説明されている。先述の第2の実施形態と同様に、この第3の実施形態においても、加圧部材270は、湾曲矯正装置400は、図9(a)に示すニップ部N20に第1の湾曲N22と第2の湾曲N24との両方が形成されるロール部材440に対する第1の位置と、図9(b)に示すニップ部N20に第1の湾曲N22が形成されるものの、ニップ部N20に湾曲N24は形成されないロール部材440に対する第2の位置とをとることができる。
先述の第2の実施形態と同様に、この第3の実施形態においても、加圧部材270は、ロール部材440とベルト部材410とが離間して、ニップ部N20が形成されない状態となるロール部材440に対する第3の位置をとることができる。また、この第2の実施形態における湾曲矯正装置400は、図7を参照して説明をした先述の第3の実施形態における湾曲矯正装置400の制御と同様に制御される。
以上で説明をしたように、本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置と、例えばこれらの画像形成装置で用いられる湾曲矯正装置とに適用することができる。
10・・・画像形成装置
200・・・定着装置
400・・・湾曲矯正装置
410・・・ベルト部材
412・・・外周面
414・・・内周面
440・・・ロール部材
442・・・曲面
460・・・加圧パット
462・・・弾性体
470・・・加圧部材
480・・・押付部
490・・・冷却装置
500・・・位置変更機構
N20・・・ニップ部
N22・・・第1の湾曲
N24・・・第2の湾曲

Claims (7)

  1. 記録媒体にトナー像を熱と圧力により定着させる定着装置と、
    前記定着装置によりトナーが定着された記録媒体の湾曲を矯正する湾曲矯正装置と、
    を有し、
    前記湾曲矯正装置は、
    前記定着装置によりトナー像が定着されていて、外周面に接触する記録媒体を搬送する搬送部材であって、帯状であり無端状である前記搬送部材と、
    前記外周面に接触する接触面を有し、前記接触面と前記搬送部材との間に記録媒体が挟み込まれる挟込領域を形成する挟込領域形成部材と、
    前記搬送部材の内周面に接触していて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第1の湾曲を形成させる第1の湾曲形成部材と、
    前記搬送部材の内周面に接触していて、記録媒体が搬送される方向である搬送方向において前記第1の湾曲形成部材とは異なる位置に配置されていて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第2の湾曲を形成させる第2の湾曲形成部材と、を有し、
    前記湾曲矯正装置には加熱源が設けられておらず、
    前記第1の湾曲と前記第2の湾曲とは互いに逆向きである画像形成装置。
  2. 前記湾曲矯正装置は、前記挟込領域形成部材と前記第1の湾曲形成部材及び前記第2の湾曲形成部材との間を通過する記録媒体を冷却する冷却装置をさらに有する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記挟込領域形成部材に対する前記第2の湾曲形成部材の位置を変更する位置変更手段をさらに有し、
    前記位置変更手段は、少なくとも、
    前記第1の湾曲及び前記第2の湾曲が形成される位置と、
    前記第1の湾曲が形成され、前記第2の湾曲が形成されない位置と、
    の間で前記挟込領域形成部材に対する前記第2の湾曲形成部材の位置を変更する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記挟込領域形成部材は、
    弾性変形可能であって、
    前記第1の湾曲形成部材よりも硬度が高く、前記第2の湾曲形成部材よりも硬度が低い
    請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の湾曲形成部材は、
    前記搬送方向において前記第2の湾曲形成部材よりも上流側に配置されていて、
    前記搬送方向における前記内周面に接触する長さが、前記第2の湾曲形成部材よりも長い
    請求項1乃至4いずれか記載の画像形成装置。
  6. 2つの定着用部材が互いに接触することで互いに逆向きである第1の湾曲と第2の湾曲とが形成されていて、記録媒体を挟み込む領域である定着用挟込領域を移動中の記録媒体に対して熱と圧力によりトナー像を定着させる定着装置と、
    2つの矯正用部材が互いに接触することで形成されていて、記録媒体を挟み込む領域である矯正用挟込領域に前記定着装置によりトナー像が定着された記録媒体を通過させることで、記録媒体の湾曲を矯正する湾曲矯正装置と、
    前記定着装置から前記湾曲矯正装置へと記録媒体を搬送するために用いられる搬送路と、を有し、
    前記湾曲矯正装置には加熱源が設けられておらず、
    前記矯正用挟込領域は、前記定着用挟込領域と前記搬送路に対して対称な形状を有する画像形成装置。
  7. 定着装置の熱と圧力によりトナー像が定着されていて、外周面に接触する記録媒体を搬送する搬送部材であって、帯状であり無端状である前記搬送部材と、
    前記外周面に接触する接触面を有し、前記接触面と前記搬送部材との間に記録媒体が挟み込まれる挟込領域を形成する挟込領域形成部材と、
    前記搬送部材の内周面に接触していて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第1の湾曲を形成させる第1の湾曲形成部材と、
    前記搬送部材の内周面に接触していて、記録媒体が搬送される方向である搬送方向において前記第1の湾曲形成部材とは異なる位置に配置されていて、前記搬送部材を前記接触面に対して押し付けることで、前記挟込領域に第2の湾曲を形成させる第2の湾曲形成部材と、を有し、
    加熱源が設けられておらず、
    前記第1の湾曲と前記第2の湾曲とは互いに逆向きである湾曲矯正装置。
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