JP6645560B2 - 内線電話システムおよび内線電話システムの保留制御方法 - Google Patents

内線電話システムおよび内線電話システムの保留制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、内線電話システムに関し、特に内線電話システムの保留制御技術に関する。
特許文献1には、通話者に保留時間を知らせることができる電話システムが開示されている。この電話システムは、電話機の保留開始および保留解除を保留ボタンの押下により検出し、保留開始の際には保留時間を計測してその計測値を保留中の電話機のLCD表示部に表示している。
実開平5−25864号公報
一般に、複数の内線電話端末と、これらの内線電話端末を収容する主装置と、を備える内線電話システムにおいて、主装置は、複数の通話呼を同時に保留することができる。しかし、このような内線電話システムにおいて、主装置が複数の通話呼を同時に保留した場合、つぎのような問題が生じる。
すなわち、内線電話端末には、主装置が収容する複数の回線にそれぞれ対応する回線ボタンが設けられており、主装置は、内線電話端末毎に、内線電話端末に設けられた回線ボタンのうち、この内線電話端末との通話呼を除く、保留された通話呼に対応する回線ボタンをすべて同じ点灯色で点灯させる。このため、ある内線電話端末のユーザである保留解除者が、他の内線電話端末のユーザである保留実行者により保留された通話呼を引き継ぐ際に、引き継ぐ通話呼の回線を聞き逃すと、引き継ぐべき通話呼の保留を、同色で点灯中のいずれの回線ボタンによって解除すればよいか戸惑う場合がある。この場合、保留解除者は、保留実行者に連絡して、引き継ぐ通話呼の回線を再度確認しなければならない。また、ある内線電話端末において通話呼を保留したユーザが、別の内線電話端末においてこの通話呼の保留を解除する際においても、保留した通話呼の回線を忘れてしまうと、どの通話呼を解除すればよいか戸惑う場合がある。この場合、ユーザは、通話呼の保留操作を行った内線電話端末に戻って回線ボタンの点灯色を確認することにより、自らが保留操作を行った通話呼の回線を確認しなければならない。
特許文献1に記載の電話システムは、上述の問題について何ら考慮されていない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、内線電話システムにおける保留操作の利便性を向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る内線電話システムにおいて、内線電話端末は、主装置が収容する回線毎に設けられ、対応する回線の回線状態を表示するとともにこの回線を選択するための回線ボタンと、保留操作を受け付けるための保留ボタンと、保留解除操作を受け付けるための保留解除ボタンと、捕捉操作を受け付けるための捕捉操作ボタンと、捕捉解除操作を受け付けるための捕捉解除ボタンと、を有する。そして、通話中に保留ボタンが操作されたならば、保留要求を主装置に送信し、保留中の回線状態を示す回線ボタンが選択され、かつ捕捉操作ボタンが操作されたならば、選択された回線ボタンに対応する保留中の回線の指定を伴う捕捉要求を主装置に送信し、回線捕捉中に保留解除ボタンが操作されたならば、保留解除要求を主装置に送信し、回線捕捉中に捕捉解除ボタンが操作されたならば、捕捉解除要求を送信する。また、内線電話端末は、主装置から通知された保留情報を表示するとともに、主装置から通知された待機情報に従い表示中の保留情報を消去する。一方、主装置は、内線電話端末から保留要求を受信すると、この内線電話端末に接続中の通話呼を保留する。そして、保留中の通話呼毎に、保留操作を実施した内線電話端末のユーザである保留実行者を、保留中の通話呼の回線に対応付けて管理する。また、内線電話端末から保留中の通話呼の回線に対する捕捉要求を受信すると、この回線を保留中のまま捕捉してこの内線電話端末に割り当てるとともに、この回線に対応付けられて管理されている保留実行者を含む保留情報をこの内線電話端末に通知する。また、保留中の通話呼の回線が割り当てられた内線電話端末から保留解除要求を受信すると、この通話呼の保留を解除して、この通話呼をこの内線電話端末に接続する。また、保留中の通話呼の回線が割り当てられた内線電話端末から捕捉解除要求を受信すると、この内線電話端末に対するこの保留中の通話呼の回線の割当てを解消して捕捉を解除するとともに、この内線電話端末に、保留情報を消去するための待機情報を送信する。
例えば、本発明は、
複数の内線電話端末と、前記内線電話端末を収容する主装置と、を備えた内線電話システムであって、
前記内線電話端末は、
前記主装置が収容する回線毎に設けられ、対応する回線の識別情報および回線状態を表示する表示領域を有する、当該回線を選択するための回線ボタン、保留操作を受け付けるための保留ボタン、保留解除操作を受け付けるための保留解除ボタン、捕捉操作を受け付けるための捕捉操作ボタン、捕捉解除操作を受け付けるための捕捉解除ボタンと、が表示されたグラフィカルユーザインターフェース手段と、
通話中に前記保留ボタンが操作されたならば、保留要求を前記主装置に送信し、保留中の回線に対応する前記回線ボタンが選択され、かつ前記捕捉操作ボタンが操作されたならば、当該選択された前記回線ボタンに対応する保留中の回線の指定を伴う捕捉要求を前記主装置に送信し、回線捕捉中の回線に対応する前記回線ボタンが選択され、かつ前記保留解除ボタンが操作されたならば、当該選択された前記回線ボタンに対応する回線捕捉中の回線の指定を伴う保留解除要求を前記主装置に送信し、回線捕捉中の回線に対応する前記回線ボタンが選択され、かつ前記捕捉解除ボタンが操作されたならば、当該選択された前記回線ボタンに対応する回線捕捉中の回線の指定を伴う捕捉解除要求を前記主装置に送信する送信手段と、
前記送信手段から送信された前記捕捉要求に応答して前記主装置が送信する、当該捕捉要求で指定されている回線に対する通話呼の保留操作を実施した保留実行者の情報を含む保留情報を受信するとともに、前記送信手段から送信された前記捕捉解除要求に応答して前記主装置が送信する、当該捕捉解除要求で指定されている回線に対する前記保留情報を消去するための待機情報を受信する受信手段と、を備え、
前記グラフィカルユーザインターフェース手段は、
前記送信手段から送信された前記捕捉要求で指定されている回線に対する前記回線ボタンの前記表示領域に、前記受信手段により受信された、当該捕捉要求に応答して前記主装置が送信した前記保留情報を表示するとともに、前記送信手段から送信された前記捕捉解除要求で指定されている回線に対する前記回線ボタンの前記表示領域に表示されている前記保留情報を、前記受信手段により受信された、当該捕捉解除要求に応答して前記主装置が送信した前記待機情報に従い消去し、
前記主装置は、
前記内線電話端末から受け付けた前記保留要求に従い、当該内線電話端末と接続中の通話呼を保留するとともに、保留中の通話呼の回線が割り当てられている前記内線電話端末から受け付けた前記保留解除要求に従い、当該通話呼の保留を解除して、当該通話呼を当該内線電話端末に接続する保留制御手段と、
保留中の通話呼毎に、当該通話呼に対して前記保留要求を送信した前記内線電話端末のユーザである保留実行者を、当該通話呼の回線に対応付けて記憶する記憶手段と、
前記内線電話端末から受け付けた保留中の通話呼の回線に対する前記捕捉要求に従い、当該回線を捕捉して当該内線電話端末に割り当てるとともに、当該回線に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている保留実行者を含む前記保留情報を、当該内線電話端末に通知し、捕捉中の通話呼の回線が割り当てられている前記内線電話端末から当該回線の前記捕捉解除要求を受け付けた場合に、当該回線の当該内線電話端末への割当てを解消して当該回線の捕捉を解除するとともに、当該内線電話端末に、当該内線電話端末に送信した前記保留情報を消去するための前記待機情報を送信する回線捕捉制御手段と、を備えている。
本発明において、主装置は、内線電話端末から保留中の通話呼の回線に対する捕捉要求を受信すると、この回線を捕捉してこの内線電話端末に割り当てるとともに、この回線の通話呼に対する保留操作を実施した内線電話端末のユーザである保留実行者の情報を含む保留情報を、この内線電話端末に通知する。このため、内線電話端末のユーザは、複数の通話呼が保留されている場合でも、保留中の通話呼それぞれについて、回線の捕捉操作を行うことにより、保留実行者を確認することができる。また、内線電話端末のユーザは、保留実行者を確認後、この保留中の通話呼に応答しない場合、捕捉解除ボタンを操作することにより、主装置が、この内線電話端末に対するこの保留中の通話呼の回線の割当てを解消して、捕捉を解除するので、この保留中の通話呼を他の内線電話端末に解放することができる。したがって、本発明によれば、内線電話システムにおける保留操作の利便性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの第一の動作例を説明するためのシーケンス図であり、図2の続きである。 図4は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの第三の動作例を説明するためのシーケンス図である。 図6は、主装置1の概略機能構成図である。 図7は、内線電話端末情報記憶部14の登録内容例を模式的に表した図である。 図8は、電話帳データ記憶部15の登録内容例を模式的に表した図である。 図9は、内線状態記憶部16の登録内容例を模式的に表した図である。 図10は、外線状態記憶部17の登録内容例を模式的に表した図である。 図11は、主装置1の呼接続・切断処理を説明するためのフロー図である。 図12は、主装置1の保留・保留解除処理を説明するためのフロー図である。 図13は、主装置1の捕捉・捕捉解除処理を説明するためのフロー図である。 図14は、内線電話端末2の概略機能構成図である。 図15は、内線電話端末2の回線状態表示処理を説明するためのフロー図である。 図16は、内線電話端末2の変形例のグラフィカルユーザインターフェース画面例を示す図である。
以下に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る内線電話システムの概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係る内線電話システムは、複数の内線電話端末2−1〜2−n(以下、単に内線電話端末2とも呼ぶ)と、これらの内線電話端末2を収容する主装置1と、を備えている。主装置1は、複数の外線3−1〜3−m(以下、単に外線3とも呼ぶ)も収容しており、内線電話端末2および外線3に対して通話路の確立および解放を実施するとともに、確立中の通話路間を中継する。また、内線電話端末2は、主装置1が収容する複数の外線3−1〜3−mにそれぞれ対応する回線ボタンが設けられたボタン電話機である。
図2および図3は、本実施の形態に係る内線電話システムの第一の動作例を説明するためのシーケンス図である。
この動作例では、内線電話端末2−2が保留した外線3−1に対する通話呼を内線電話端末2−1が引き継ぐ場合の動作例を示している。
主装置1は、内線電話端末2−2に対する通話呼と外線3−1に対する通話呼との間を中継するとともに(S100)、内線電話端末2−3に対する通話呼と外線3−2に対する通話呼との間を中継しているものとする(S101)。
ここで、内線電話端末2−2がユーザ(保留実行者)から保留操作を受け付けたものとする(S102)。内線電話端末2−2は、自内線電話端末2−2の通話呼の接続先である外線3−1の指定を伴う保留要求を主装置1に送信する(S103)。
これを受けて、主装置1は、内線電話端末2−2に対する通話呼を解放して外線3−1に対する通話呼を保留するとともに、外線3−1に対する通話呼を介して通話相手に保留音を送出する(S104)。また、主装置1は、内線電話端末2−2に、外線3−1の指定を伴う自保留通知を送信するとともに(S105)、内線電話端末2−2以外の内線電話端末2に、外線3−1の指定を伴う他保留通知を送信する(S107)。
内線電話端末2−2は、主装置1から自保留通知を受信すると、この自保留通知で指定されている外線3−1に対応する回線ボタンを自保留点灯(例えば緑色点灯)させる(S106)。また、内線電話端末2−2以外の内線電話端末2は、主装置1から他保留通知を受信すると、この他保留通知で指定されている外線3−1に対応する回線ボタンを他保留点灯(例えば赤色点灯)させる(S108、S109)。
つぎに、内線電話端末2−3がユーザ(保留実行者)から保留操作を受け付けたものとする(S110)。内線電話端末2−3は、自内線電話端末2−3の通話呼の接続先である外線3−2の指定を伴う保留要求を主装置1に送信する(S111)。
これを受けて、主装置1は、内線電話端末2−3に対する通話呼を解放して外線3−2に対する通話呼を保留するとともに、外線3−2に対する通話呼を介して通話相手に保留音を送出する(S112)。また、主装置1は、内線電話端末2−3に、外線3−2の指定を伴う自保留通知を送信するとともに(S113)、内線電話端末2−3以外の内線電話端末2に、外線3−2の指定を伴う他保留通知を送信する(S115)。
内線電話端末2−3は、主装置1から自保留通知を受信すると、この自保留通知で指定されている外線3−2に対応する回線ボタンを自保留点灯させる(S114)。また、内線電話端末2−3以外の内線電話端末2は、主装置1から他保留通知を受信すると、この他保留通知で指定されている外線3−2に対応する回線ボタンを他保留点灯させる(S116、S117)。
つぎに、内線電話端末2−1が、通話呼を保留中の外線3−1に対応する回線ボタンの指定を伴う捕捉操作をユーザから受け付けたものとする(S118)。内線電話端末2−1は、外線3−1の指定を伴う捕捉要求を主装置1に送信する(S119)。
これを受けて、主装置1は、保留中の外線3−1に対する通話呼を捕捉して、外線3−1を内線電話端末2−1に割り当てる(S120)。また、主装置1は、内線電話端末2−1に、保留中の外線3−1に対する通話呼の保留実行者(内線電話端末2−2のユーザ)およびこの通話呼の通話相手を含む保留情報を送信する(S121)。
これを受けて、内線電話端末2−1は、主装置1から受信した保留情報をLCD等の表示部に表示する(S122)。
つぎに、内線電話端末2−1がユーザ(保留解除者)から保留解除操作を受け付けたものとする(S123)。内線電話端末2−1は、捕捉操作で指定した保留中の外線3−1に対応する回線ボタンの指定を伴う保留解除要求を主装置1に送信する(S124)。
これを受けて、主装置1は、内線電話端末2−1に対する通話呼を確立するとともに、保留解除要求で指定されている外線3−1に対する通話呼の保留を解除して、内線電話端末2−1に対する通話呼と外線3−1に対する通話呼との間を中継する(S125)。
図4は、本実施の形態に係る内線電話システムの第二の動作例を説明するためのシーケンス図である。
この動作例では、内線電話端末2−2が保留した外線3−1に対する通話呼および内線電話端末2−3が保留した外線3−2に対する通話呼を内線電話端末2−1が確認する場合の動作例を示している。
ここで、図2および図3に示すS100〜S122が行われ、保留中の外線3−1に対する通話呼の保留実行者(内線電話端末2−2のユーザ)およびこの通話呼の通話相手を含む保留情報が内線電話端末2−1のLCD等の表示部に表示されているものとする。
内線電話端末2−1がユーザから捕捉解除操作を受け付けたものとする(S130)。内線電話端末2−1は、ユーザの捕捉操作により指定された外線3−1に対応する回線ボタンの指定を伴う捕捉解除要求を主装置1に送信する(S131)。
これを受けて、主装置1は、保留中である外線3−1に対する通話呼の捕捉を解除して、内線電話端末2−1への外線3−1の割当てを解消する(S132)。また、主装置1は、表示中の保留情報を消去するための待機情報を内線電話端末2−1に送信する(S133)。
これを受けて、内線電話端末2−1は、LCD等の表示部に表示中の保留情報をクリアする(S134)。
つぎに、内線電話端末2−1が、通話呼を保留中の外線3−2に対応する回線ボタンの指定を伴う捕捉操作をユーザから受け付けたものとする(S135)。内線電話端末2−1は、外線3−2の指定を伴う捕捉要求を主装置1に送信する(S136)。
これを受けて、主装置1は、保留中の外線3−2に対する通話呼を捕捉して、外線3−2を内線電話端末2−1に割り当てる(S137)。また、主装置1は、内線電話端末2−1に、保留中の外線3−2に対する通話呼の保留実行者(内線電話端末2−3のユーザ)およびこの通話呼の通話相手を含む保留情報を送信する(S138)。
これを受けて、内線電話端末2−1は、主装置1から受信した保留情報をLCD等の表示部に表示する(S139)。
図5は、本実施の形態に係る内線電話システムの第三の動作例を説明するためのシーケンス図である。
この動作例では、内線電話端末2−2が保留した外線3−1に対する通話呼を内線電話端末2−1が確認したまま放置した場合の動作例を示している。
ここで、図2および図3に示すS100〜S122が行われ、保留中の外線3−1に対する通話呼の保留実行者(内線電話端末2−2のユーザ)およびこの通話呼の通話相手を含む保留情報が内線電話端末2−1のLCD等の表示部に表示されているものとする。
主装置1は、内線電話端末2−1に保留情報を表示してから所定時間以内に、内線電話端末2−1から保留解除要求を受信することなくタイムアウトすると(S150)、保留中である外線3−1に対する通話呼の捕捉を解除して、内線電話端末2−1への外線3−1の割当てを解消する(S151)。また、主装置1は、内線電話端末2−1に表示中の保留情報を消去するための待機情報を送信する(S152)。
これを受けて、内線電話端末2−1は、LCD等の表示部に表示中の保留情報をクリアする(S153)。
つぎに、本実施の形態に係る内線電話システムを構成する主装置1および内線電話端末2について説明する。
まず、主装置1の詳細を説明する。
図6は、主装置1の概略機能構成図である。
図示するように、主装置1は、内線インターフェース部10と、外線インターフェース部11と、中継部12と、呼制御部13と、内線電話端末情報記憶部14と、電話帳データ記憶部15と、内線状態記憶部16と、外線状態記憶部17と、を備えている。
内線インターフェース部10は、内線電話端末2−1〜2−nを収容するためのインターフェースであり、外線インターフェース部11は、外線3−1〜3−mを収容するためのインターフェースである。
中継部12は、呼制御部13の指示に従い、内線電話端末2に対する通話呼と外線3に対する通話呼との間、あるいは、2つの内線電話端末2に対する通話呼間を中継する。
呼制御部13は、内線電話端末2あるいは外線3から受け付けた呼接続要求に従い、呼接続要求の発信元に対する通話呼を確立するとともに、この呼接続要求の発信先に対する通話呼を確立して、両通話呼間を中継するように中継部12を制御する。また、内線電話端末2あるいは外線3から受け付けた呼切断要求に従い、呼切断要求の発信元に対する通話呼および発信先に対する通話呼を解放する。また、呼制御部13は、内線電話端末2あるいは外線3に対する通話呼の保留および保留解除を制御する保留制御部130と、保留中の通話呼の捕捉および捕捉解除を制御する捕捉制御部131と、を有する。
内線電話端末情報記憶部14には、内線電話端末2毎に、内線電話端末2の端末情報が記憶されている。
図7は、内線電話端末情報記憶部14の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、内線電話端末情報記憶部14には、内線電話端末2毎に端末情報のレコード140が記憶されている。端末情報のレコード140は、内線電話端末2の内線番号を登録するフィールド141と、内線電話端末2のユーザ名を登録するフィールド142と、内線電話端末2のユーザの所属情報を登録するフィールド143と、を有する。
電話帳データ記憶部15には、電話帳データが記憶されている。
図8は、電話帳データ記憶部15の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、電話帳データ記憶部15には、予め登録された通話相手毎に電話帳データのレコード150が記憶されている。電話帳データのレコード150は、通話相手の電話番号を登録するフィールド151と、通話相手の氏名を登録するフィールド152と、通話相手の所属情報を登録するフィールド153と、を有する。
内線状態記憶部16は、内線電話端末2の通話状態である内線状態に関する情報が記憶される。
図9は、内線状態記憶部16の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、内線状態記憶部16には、内線電話端末2毎に内線状態のレコード160が記憶される。内線状態のレコード160は、内線電話端末2の内線番号を登録するフィールド161と、内線電話端末2の通話状態(待機中および通話中のいずれか)を登録するフィールド162と、通話状態が「通話中」である場合に、内線電話端末2に対する通話呼の中継先(外線通話の場合は外線3の外線番号、内線通話の場合は他の内線電話端末2の内線番号)を登録するフィールド163と、を有する。
外線状態記憶部17は、外線3の通話状態である外線状態に関する情報が記憶される。
図10は、外線状態記憶部17の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、外線状態記憶部17には、外線3毎に外線状態のレコード170が記憶される。外線状態のレコード170は、外線3の外線番号を登録するフィールド171と、外線3の通話状態(待機中、通話中、保留中、捕捉中のいずれか)を登録するフィールド172と、通話状態が「通話中」、「保留中」あるいは「捕捉中」である場合に、外線3に対する通話呼に接続された通話相手の電話番号を登録するフィールド173と、通話状態が「通話中」である場合に、外線3に対する通話呼の中継先の通話呼に接続された内線電話端末2の内線番号を登録するフィールド174と、通話状態が「保留中」あるいは「捕捉中」である場合に、外線3に対する通話呼の保留実行者の内線電話端末2の内線番号を登録するフィールド175と、通話状態が「捕捉中」である場合に、保留中である外線3に対する通話呼の捕捉実行者の内線電話端末2の内線番号を登録するフィールド176と、を有する。
つぎに、主装置1の動作について説明する。
図11は、主装置1の呼接続・切断処理を説明するためのフロー図である。
呼制御部13は、内線インターフェース部10を介して内線電話端末2から、あるいは外線インターフェース部11を介して外線3から呼接続要求を受信すると(S200でYES)、呼接続処理を実施する(S201)。
具体的には、呼制御部13は、いずれかの外線3から呼接続要求を受信した場合、待機中の内線電話端末2を呼び出す。そして、いずれかの内線電話端末2から接続応答を受信したならば、この内線電話端末2に対する通話呼を確立するとともに、呼接続要求を受信した外線3に対する通話呼を確立し、中継部12に、これらの通話呼を中継するように指示する。これを受けて、中継部12は、呼接続要求を受信した外線3に対する通話呼と接続応答の送信元である内線電話端末2に対する通話呼との間を中継する。これにより、呼接続要求の発信元である通話相手と接続応答の発信元である内線電話端末2との間の通話が可能となる。
また、呼制御部13は、いずれかの内線電話端末2から呼接続要求を受信した場合、この呼接続要求で指定されている発信先番号が外線番号ならば、この呼接続要求を、待機中のいずれかの外線3に送信する。そして、この外線3から接続応答を受信したならば、この外線3に対する通話呼を確立するとともに、呼接続要求の発信元である内線電話端末2に対する通話呼を確立し、中継部12に、これらの通話呼を中継するように指示する。これを受けて、中継部12は、呼接続要求の発信元である内線電話端末2に対する通話呼と接続要求を送信した外線3に対する通話呼との間を中継する。これにより、呼接続要求の発信元である内線電話端末2と接続応答の発信元である通話相手との間の通話が可能となる。
また、呼制御部13は、いずれかの内線電話端末2から呼接続要求を受信した場合、この呼接続要求で指定されている発信先番号が内線番号ならば、この内線番号により特定される内線電話端末2が待機中であることを確認してこの内線電話端末2を呼び出す。そして、この内線電話端末2から接続応答を受信したならば、この内線電話端末2に対する通話呼を確立するとともに、呼接続要求の発信元である内線電話端末2に対する通話呼を確立し、中継部12に、これらの通話呼を中継するように指示する。これを受けて、中継部12は、呼接続要求の発信元である内線電話端末2に対する通話呼と接続応答の発信元である内線電話端末2との間を中継する。これにより、これらの内線電話端末2間の通話が可能となる。
つぎに、呼制御部13は、呼接続処理で確立した通話呼の指定を含む通話通知をすべての内線電話端末2に送信する(S202)。
具体的には、内線電話端末2に対する通話呼および外線3に対する通話呼が確立されて両者が中継された場合、この内線電話端末2の内線番号に対応する回線ボタンの指定およびこの外線3の外線番号に対応する回線ボタンの指定を通話通知に含める。また、2つの内線電話端末2に対する通話呼が確立されて両者が中継された場合、これらの内線電話端末2の内線番号に対応する回線ボタンの指定を通話通知に含める。
つぎに、呼制御部13は、呼接続処理で確立した通話呼に基づいて、内線状態記憶部16に記憶されている内線状態の情報を更新する(S203)。
具体的には、内線電話端末2に対する通話呼および外線3に対する通話呼が確立されて両者が中継された場合、この内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「通話中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163にこの外線3の外線番号を登録する。
また、2つの内線電話端末2に対する通話呼が確立されて両者が中継された場合、一方の内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「通話中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163に他方の内線電話端末2の内線番号を登録する。また、他方の内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「通話中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163に一方の内線電話端末2の内線番号を登録する。
つぎに、呼制御部13は、呼接続処理により内線電話端末2に対する通話呼および外線3に対する通話呼が確立されて両者が中継された場合、これらの通話呼に基づいて、外線状態記憶部17に記憶されている外線状態の情報を更新する(S204)。
具体的には、通話呼が確立された外線3の外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド172の通話状態を「通話中」に変更するとともに、このレコード170のフィールド173に、この外線3に対する通話呼を介して主装置1と接続されている通話相手の電話番号を登録し、フィールド174に、この外線3に対する通話呼に中継される通話呼が確立された内線電話端末2の内線番号を登録する。
また、呼制御部13は、内線インターフェース部10を介して内線電話端末2からこの内線電話端末2に対する通話呼の呼切断要求を受信するか、あるいは、外線インターフェース部11を介して外線3からこの外線3に対する通話呼の呼切断要求を受信すると(S210でYES)、呼切断処理を実施する(S211)。
具体的には、呼制御部13は、この外線3に対する通話呼を解放するとともに、この通話呼に中継されている内線電話端末2に対する通話呼があるならば、この内線電話端末2に対する通話呼を解放する。これにより、呼切断要求の発信元である通話相手とこの内線電話端末2との間の通話呼が解放され、両者間の通話が終了となる。
また、呼制御部13は、いずれかの内線電話端末2から呼切断要求を受信した場合、この内線電話端末2に対する通話呼を解放するとともに、この通話呼に中継されている外線3あるいは他の内線電話端末2に対する通話呼があるならば、この通話呼を解放する。これにより、呼切断要求の発信元である内線電話端末2とこの内線電話端末2の通話相手との間の通話呼が解放され、両者間の通話が終了となる。
つぎに、呼制御部13は、呼切断処理で解放した通話呼の指定を含む待機通知をすべての内線電話端末2に送信する(S212)。
具体的には、内線電話端末2に対する通話呼および外線3に対する通話呼が解放された場合、この内線電話端末2の内線番号に対応する回線ボタンの指定およびこの外線3の外線番号に対応する回線ボタンの指定を待機通知に含める。また、2つの内線電話端末2に対する通話呼が解放された場合、これらの内線電話端末2の内線番号に対応する回線ボタンの指定を待機通知に含める。
つぎに、呼制御部13は、呼切断処理で解放した通話呼に基づいて、内線状態記憶部16に記憶されている内線状態の情報を更新する(S213)。
具体的には、内線電話端末2に対する通話呼および外線3に対する通話呼が解放された場合、この内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「待機中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163の登録内容をクリアする。
また、2つの内線電話端末2に対する通話呼が解放されて両者の中継が終了した場合、一方の内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「待機中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163の登録内容をクリアする。また、他方の内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「待機中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163の登録内容をクリアする。
つぎに、呼制御部13は、内線電話端末2に対する通話呼および外線3に対する通話呼が呼切断処理により解放された場合、これらの通話呼に基づいて、外線状態記憶部17に記憶されている外線状態の情報を更新する(S214)。
具体的には、通話呼が解放された外線3の外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド172の通話状態を「待機中」に変更するとともに、このレコード170のフィールド173〜176の登録内容をクリアする。
図12は、主装置1の保留・保留解除処理を説明するためのフロー図である。
保留制御部130は、内線インターフェース部10を介して、通話呼が確立されている内線電話端末2から保留要求を受信すると(S220でYES)、保留処理を実施する(S221)。具体的には、この内線電話端末2に対する通話呼を解放するとともに、この通話呼に中継されている外線3に対する通話呼を保留する。
つぎに、保留制御部130は、保留処理で解放した通話呼の指定を含む待機通知をすべての内線電話端末2に送信する(S222)。具体的には、保留要求の送信元である内線電話端末2の内線番号に対応する回線ボタンの指定を待機通知に含める。
つぎに、保留制御部130は、保留処理で保留した通話呼の指定を含む自保留通知を、保留要求の送信元である内線電話端末2に送信するとともに、保留処理で保留した通話呼の指定を含む他保留通知を保留要求の送信元以外の内線電話端末2に送信する(S223)。具体的には、保留処理で保留した通話呼が確立されている外線3の外線番号に対応する回線ボタンの指定を自保留通知および他保留通知に含める。
つぎに、保留制御部130は、保留処理で解放した通話呼に基づいて、内線状態記憶部16に記憶されている内線状態の情報を更新する(S224)。
具体的には、保留処理で解放した通話呼が確立されていた内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「待機中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163の登録内容をクリアする。
つぎに、保留制御部130は、保留処理で保留した通話呼に基づいて、外線状態記憶部17に記憶されている外線状態の情報を更新する(S225)。
具体的には、保留処理で保留した外線3の外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド172の通話状態を「保留中」に変更して、このレコード170のフィールド174の登録内容をクリアするとともに、このレコード170のフィールド175に、保留要求の送信元である内線電話端末2の内線番号を登録する。
また、保留制御部130は、内線インターフェース部10を介して内線電話端末2から保留解除要求を受信すると(S230でYES)、保留解除処理を実施する(S231)。
具体的には、この内線電話端末2に対する通話呼を確立するとともに、保留解除要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号の外線3に対する通話呼の保留を解除して、中継部12に、これらの通話呼を中継するように指示する。これを受けて、中継部12は、保留解除要求の送信元である内線電話端末2に対する通話呼と保留解除した外線3に対する通話呼との間を中継する。これにより、保留解除要求の発信元である内線電話端末2と保留解除された通話呼の通話相手との間での通話が可能となる。
つぎに、保留制御部130は、保留解除処理で確立した通話呼および保留解除した通話呼の指定を含む通話通知をすべての内線電話端末2に送信する(S232)。具体的には、保留解除処理で通話呼を確立した内線電話端末2の内線番号に対応する回線ボタンの指定および保留解除処理で通話呼の保留を解除した外線3の外線番号に対応する回線ボタンの指定を通話通知に含める。
つぎに、保留制御部130は、保留解除処理で確立した通話呼および保留解除した通話呼に基づいて、内線状態記憶部16に記憶されている内線状態の情報を更新する(S233)。
具体的には、保留解除処理で通話呼が確立された内線電話端末2の内線番号がフィールド161に登録されている内線状態のレコード160を内線状態記憶部16から検索し、このレコード160のフィールド162の通話状態を「通話中」に変更するとともに、このレコード160のフィールド163に、保留解除処理で通話呼が保留解除された外線3の外線番号を登録する。
つぎに、保留制御部130は、保留解除処理で確立した通話呼および保留解除した通話呼に基づいて、外線状態記憶部17に記憶されている外線状態の情報を更新する(S234)。
具体的には、保留解除処理で通話呼が保留解除された外線3の外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド172の通話状態を「通話中」に変更して、このレコード170のフィールド174に、保留解除処理で通話呼を確立した内線電話端末2の内線番号を登録するとともに、このレコード170のフィールド175、176の登録内容をクリアする。
図13は、主装置1の捕捉・捕捉解除処理を説明するためのフロー図である。
捕捉制御部131は、内線インターフェース部10を介して内線電話端末2から、通話呼が保留されている外線3の外線番号に対応する回線ボタンの指定を伴う捕捉要求を受信すると(S240でYES)、外線状態記憶部17を参照して、この外線3が捕捉されているか否かを判断する(S241)。
具体的には、捕捉要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド176に捕捉実行者の内線番号が登録されているか否かを判断する。そして、捕捉実行者の内線番号が登録されている場合には捕捉中と判断し、登録されていない場合には未捕捉と判断する。
捕捉要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号の外線3が捕捉中ならば(S241でNO)、内線インターフェース部10を介して捕捉要求の発信元である内線電話端末2にエラー通知を送信するなどの所定のエラー処理を実施する(S242)。
一方、捕捉要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号の外線3が未捕捉である場合(S241でYES)、捕捉制御部131は、捕捉処理を実施する(S243)。
具体的には、捕捉要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号の外線3に対する通話呼を捕捉して、この外線3を、捕捉要求の発信元である内線電話端末2に割り当てる。
つぎに、捕捉制御部131は、捕捉処理を実施したならば、外線状態記憶部17から検索した外線状態のレコード170(捕捉要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号がフィールド171に登録されているレコード170)のフィールド173から通話相手の電話番号を取得するとともに、このレコード170のフィールド175から保留実行者の内線番号を取得する。そして、内線電話端末情報記憶部14を参照し、フィールド141に保留実行者の内線番号が登録されている端末情報のレコード140を検索し、このレコード140のフィールド142、143から保留実行者のユーザ名および所属情報を取得する。また、電話帳データ記憶部15を参照し、フィールド151に通話相手の電話番号が登録されている電話帳データのレコード150を検索する。そして、電話帳データのレコード150を検索できたならば、このレコード150のフィールド152、153から通話相手の氏名および所属情報を取得する。それから、捕捉制御部131は、保留実行者の内線番号、ユーザ名および所属情報と、通話相手の電話番号と、を含む保留情報を作成する。このとき、通話相手の氏名および所属情報を取得できているならば、これらの情報も保留情報に含める。そして、内線インターフェース部10を介して、捕捉要求の発信元である内線電話端末2に、保留情報を送信する(S244)。
つぎに、捕捉制御部131は、捕捉処理で捕捉した通話呼に基づいて、外線状態記憶部17に記憶されている外線状態の情報を更新する(S245)。
具体的には、捕捉処理で通話呼を捕捉した外線3の外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド172の通話状態を「捕捉中」に変更して、このレコード170のフィールド176に、捕捉要求の発信元である内線電話端末2の内線番号を登録する。
また、捕捉制御部131は、内線インターフェース部10を介して内線電話端末2から、この内線電話端末2に割り当てられている外線3の外線番号に対応する回線ボタンの指定を伴う捕捉解除要求を受信するか、あるいは、捕捉処理で捕捉した外線3に対する通話呼が保留解除処理(図12のS231)により保留解除されることなく所定時間の経過によりタイムアウトすると(S250でYES)、捕捉解除処理を実施する(S251)。
具体的には、捕捉解除要求で指定されている回線ボタンに対応する外線番号の外線3に対する通話呼の捕捉を解除して、あるいは、捕捉状態のまま保留解除されることなくタイムアウトした外線3に対する通話呼の捕捉を解除して、この外線3の割当てを解消する。
つぎに、捕捉制御部131は、捕捉解除処理を実施したならば、割当てが解消された外線を捕捉していた内線電話端末2が表示中の保留情報をクリアするための待機情報を、この内線電話端末2に送信する(S252)。
つぎに、捕捉制御部131は、捕捉解除処理で捕捉解除した通話呼に基づいて、外線状態記憶部17に記憶されている外線状態の情報を更新する(S253)。
具体的には、捕捉解除処理で通話呼の捕捉を解除した外線3の外線番号がフィールド171に登録されている外線状態のレコード170を外線状態記憶部17から検索し、このレコード170のフィールド172の通話状態を「保留中」に変更して、このレコード170のフィールド176の登録内容をクリアする。
つぎに、内線電話端末2の詳細を説明する。
図14は、内線電話端末2の概略機能構成図である。
図示するように、内線電話端末2は、主装置インターフェース部20と、マンマシンインターフェース部21と、呼制御部22と、通話処理部23と、回線状態受信部24と、回線状態表示制御部25と、を備えている。
主装置インターフェース部20は、主装置1に接続するためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部21は、内線電話端末2のユーザが電話をするためのインターフェースであり、ハンドセット、ヘッドセット等のマイクおよびスピーカと、ダイヤルボタン、回線ボタン等の操作ボタン群と、表示部と、を有する。表示部は、情報を表示するためのLCD等の表示パネルと、操作ボタン群の回線ボタン各々に対応して設けられ、対応する回線ボタンの回線状態に応じて表示色を変化させるLED等の点灯部と、を有する。
呼制御部22は、マンマシンインターフェース部21を介してユーザから受け付けた操作内容に従い、主装置1と連携して、通話呼の確立・解放、確立中の通話呼の保留・保留解除、および保留中の通話呼の捕捉・捕捉解除を含む呼制御処理を実施する。
通話処理部23は、呼制御部22により確立された通話呼を介して通話相手と送受信する通話データを処理する。具体的には、マンマシンインターフェース部21に入力された音声信号を通話データに変換して、主装置インターフェース部20を介して、主装置1との間に確立された通話呼に送出する。また、主装置インターフェース部20を介して、主装置1との間に確立された通話呼から受信した通話データを音声信号に変換して、マンマシンインターフェース部21から出力する。
回線状態受信部24は、主装置インターフェース部20を介して主装置1から、主装置1が収容する外線3および内線電話端末2(内線)の状態を示す各種通知(通話通知、待機通知、保留通知)を受信する。また、回線状態受信部24は、主装置インターフェース部20を介して主装置1から保留情報および待機情報を受信する。
回線状態表示制御部25は、回線状態受信部24により受信された各種通知に従い、操作ボタン群の回線ボタン各々に対応して設けられた点灯部の点灯を制御する。また、回線状態受信部24により受信された保留情報および待機情報に従って表示パネルへの表示内容を制御する。
つぎに、内線電話端末2の動作について説明する。
なお、内線電話端末2の呼制御および通話制御は、既存の内線電話端末と同じであるので、その詳細な説明を省略する。
図15は、内線電話端末2の回線状態表示処理を説明するためのフロー図である。
回線状態受信部24は、主装置インターフェース部20を介して主装置1から通知を受信すると(S300でYES)、受信した通知を回線状態表示制御部25に渡す。これを受けて回線状態表示制御部25は、回線状態受信部24から受け取った通知の種別を判断する(S301)。そして、受信した通知が待機通知ならば(S301で「待機通知」)、マンマシンインターフェース部21において、この待機通知で指定されている回線ボタンに対応する点灯部を消灯する(S302)。また、受信した通知が通話通知ならば(S301で「通話通知」)、マンマシンインターフェース部21において、この通話通知で指定されている回線ボタンに対応する点灯部を通話点灯すなわち通話中を表す表示色で点灯する(S303)。また、受信した通知が自保留通知ならば(S301で「自保留通知」)、マンマシンインターフェース部21において、この自保留通知で指定されている回線ボタンに対応する点灯部を自保留点灯すなわち自内線電話端末2によって保留中であることを表す表示色で点灯する(S304)。また、受信した通知が他保留通知ならば(S301で「他保留通知」)、マンマシンインターフェース部21において、この他保留通知で指定されている回線ボタンに対応する点灯部を他保留点灯すなわち他の内線電話端末2によって保留中であることを表す表示色で点灯する(S305)。
また、回線状態受信部24は、主装置インターフェース部20を介して主装置1から保留情報を受信すると(S310でYES)、受信した保留情報を回線状態表示制御部25に渡す。これを受けて回線状態表示制御部25は、マンマシンインターフェース部21の表示パネルに、回線状態受信部24から受け取った保留情報を表示する(S311)。
また、回線状態受信部24は、主装置インターフェース部20を介して主装置1から待機情報を受信すると(S320でYES)、受信した待機情報を回線状態表示制御部25に渡す。これを受けて回線状態表示制御部25は、マンマシンインターフェース部21の表示パネルに表示中の保留情報をクリアする(S321)。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。
本実施の形態において、主装置1は、保留中の通話呼毎に、保留操作を受け付けた内線電話端末2のユーザである保留実行者を、保留中の通話呼の回線に対応付けて管理する。そして、内線電話端末2から保留中の通話呼の回線に対する捕捉要求を受信すると、この回線を捕捉してこの内線電話端末2に割り当てるとともに、この回線に対応付けられて管理されている保留実行者を含む保留情報をこの内線電話端末2に通知する。これを受けて、内線電話端末2は、捕捉要求した回線の通話呼を保留した保留実行者の情報を含む保留情報を表示する。このため、内線電話端末2のユーザは、複数の通話呼が保留されている場合でも、保留中の通話呼それぞれについて、回線の捕捉操作を行うことにより、保留実行者を確認することができる。したがって、本実施の形態によれば、内線電話システムにおける保留操作の利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態において、主装置1は、保留中の通話呼毎に、この通話路を介して内線電話端末2に接続された通話相手を、保留実行者とともに、保留中の通話呼の回線に対応付けて管理しており、内線電話端末2から保留中の通話呼の回線に対する捕捉要求を受信した場合に、この回線を捕捉してこの内線電話端末2に割り当てるとともに、この回線に対応付けられて管理されている保留実行者および通話相手を含む保留情報をこの内線電話端末2に通知する。このため、内線電話端末2のユーザは、回線の捕捉操作を行うことにより、保留実行者に加えて保留中の通話相手を確認することができる。したがって、本実施の形態によれば、内線電話システムにおける保留操作の利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態において、主装置1は、保留中の通話呼の回線が割り当てられている内線電話端末2から捕捉解除要求を受け付けた場合に、この回線の内線電話端末2への割当てを解消してこの回線に対する通話呼の捕捉を解除するとともに、捕捉解除要求の発信元である内線電話端末2に、保留情報を消去するための待機情報を送信する。これを受けて、内線電話端末2は、表示中の保留情報を消去する。このため、内線電話端末2のユーザは、複数の通話呼が保留されている場合でも、保留中の通話呼それぞれについて、回線の捕捉操作および捕捉解除操作を行うことにより、保留情報を切り替えて表示することができる。したがって、本実施の形態によれば、内線電話システムにおける保留操作の利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態において、主装置1は、保留中の回線に対する通話呼を捕捉してこの回線を内線電話端末2に割り当ててから所定時間内に、この内線電話端末2から保留解除要求を受信してこの回線に対する通話呼を保留解除しなかった場合に、この回線の内線電話端末2への割当てを解消してこの回線に対する通話呼の捕捉を解除するとともに、この回線が割り当てられていた内線電話端末2に、保留情報を消去するための待機情報を送信する。これを受けて、内線電話端末2は、表示中の保留情報を消去する。このため、内線電話端末2のユーザは、捕捉解除操作をしなくても、捕捉を解除して表示中の保留情報を消去することができる。したがって、本実施の形態によれば、内線電話システムにおける保留操作の利便性をさらに向上させることができる。
なお、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、主装置1は、保留中の回線に対する通話呼を捕捉してこの回線を内線電話端末2に割り当ててから所定時間内に、この内線電話端末2から保留解除要求を受信してこの回線に対する通話呼を保留解除しなかった場合、この回線の内線電話端末2への割当てを解消してこの回線に対する通話呼の捕捉を解除するとともに、この回線が割り当てられていた内線電話端末2に、保留情報を消去するための待機情報を送信している。しかし、本発明はこれに限定されない。主装置1に捕捉要求を送信した内線電話端末2が、捕捉要求を主装置1に送信してから所定時間内にユーザから保留解除要求を受け付けなかった場合に、捕捉要求で指定した回線ボタンの指定を伴う捕捉解除要求を主装置1に送信するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、内線電話端末2のマンマシンインターフェース部21には、表示部として、回線ボタン各々に対応する点灯部および表示部が設けられている。そして、内線電話端末2は、主装置1から受信した各種通知に従い、回線状態をこの回線の回線ボタンに対応する点灯部の表示色で表すとともに、主装置1から受信した保留情報を表示パネルに表示している。しかし、本発明はこれに限定されない。
例えば、内線電話端末2のマンマシンインターフェース部21に、グラフィカルユーザインターフェースを設け、図16(A)に示すように、主装置1が収容する回線毎に、回線ボタン26を点灯部27に対応付けてグラフィカルユーザインターフェース画面28に表示し、ユーザにより、点灯部27が保留表示されている回線ボタン26(ここでは外線1の回線ボタン26)が選択されて、捕捉操作された場合に、この回線ボタン26の指定を伴う捕捉要求を主装置1に送信する。そして、図16(B)に示すように、主装置1から受信した保留情報29を、捕捉要求で指定した回線ボタン26内に表示するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、図6に示す主装置1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハードウエア的に実現されるか、DSP(Digital Signal Processor)等の計算機によりソフトウエア的に実現される。あるいは、CPUと、メモリと、ハードディスク、フラッシュメモリ等の補助記憶装置と、NIC(Network Interface Card)、無線アダプタ等の通信インターフェースと、を備えたPC等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現される。
また、上記の実施の形態において、図14に示す内線電話端末2の機能構成も、主装置1と同様、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハードウエア的に実現されるか、DSP等の計算機によりソフトウエア的に実現される。あるいは、PC、タブレットPC、スマートフォン等の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することにより実現される。
1:主装置 2、2−1〜2−n:内線電話端末 3、3−1〜3−m:外線 10:内線インターフェース部 11:外線インターフェース部 12:中継部 13:呼制御部 14:内線電話端末情報記憶部 15:電話帳データ記憶部 16:内線状態記憶部 17:外線状態記憶部 20:主装置インターフェース部 21:マンマシンインターフェース部 22:呼制御部 23:通話処理部 24:回線状態受信部 25:回線状態表示制御部 130:保留制御部 131:捕捉制御部

Claims (4)

  1. 複数の内線電話端末と、前記内線電話端末を収容する主装置と、を備えた内線電話システムであって、
    前記内線電話端末は、
    前記主装置が収容する回線毎に設けられ、対応する回線の識別情報および回線状態を表示する表示領域を有する、当該回線を選択するための回線ボタン、保留操作を受け付けるための保留ボタン、保留解除操作を受け付けるための保留解除ボタン、捕捉操作を受け付けるための捕捉操作ボタン、捕捉解除操作を受け付けるための捕捉解除ボタンと、が表示されたグラフィカルユーザインターフェース手段と、
    通話中に前記保留ボタンが操作されたならば、保留要求を前記主装置に送信し、保留中の回線に対応する前記回線ボタンが選択され、かつ前記捕捉操作ボタンが操作されたならば、当該選択された前記回線ボタンに対応する保留中の回線の指定を伴う捕捉要求を前記主装置に送信し、回線捕捉中の回線に対応する前記回線ボタンが選択され、かつ前記保留解除ボタンが操作されたならば、当該選択された前記回線ボタンに対応する回線捕捉中の回線の指定を伴う保留解除要求を前記主装置に送信し、回線捕捉中の回線に対応する前記回線ボタンが選択され、かつ前記捕捉解除ボタンが操作されたならば、当該選択された前記回線ボタンに対応する回線捕捉中の回線の指定を伴う捕捉解除要求を前記主装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段から送信された前記捕捉要求に応答して前記主装置が送信する、当該捕捉要求で指定されている回線に対する通話呼の保留操作を実施した保留実行者の情報を含む保留情報を受信するとともに、前記送信手段から送信された前記捕捉解除要求に応答して前記主装置が送信する、当該捕捉解除要求で指定されている回線に対する前記保留情報を消去するための待機情報を受信する受信手段と、を備え、
    前記グラフィカルユーザインターフェース手段は、
    前記送信手段から送信された前記捕捉要求で指定されている回線に対する前記回線ボタンの前記表示領域に、前記受信手段により受信された、当該捕捉要求に応答して前記主装置が送信した前記保留情報を表示するとともに、前記送信手段から送信された前記捕捉解除要求で指定されている回線に対する前記回線ボタンの前記表示領域に表示されている前記保留情報を、前記受信手段により受信された、当該捕捉解除要求に応答して前記主装置が送信した前記待機情報に従い消去し、
    前記主装置は、
    前記内線電話端末から受け付けた前記保留要求に従い、当該内線電話端末と接続中の通話呼を保留するとともに、保留中の通話呼の回線が割り当てられている前記内線電話端末から受け付けた前記保留解除要求に従い、当該通話呼の保留を解除して、当該通話呼を当該内線電話端末に接続する保留制御手段と、
    保留中の通話呼毎に、当該通話呼に対して前記保留要求を送信した前記内線電話端末のユーザである保留実行者を、当該通話呼の回線に対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記内線電話端末から受け付けた保留中の通話呼の回線に対する前記捕捉要求に従い、当該回線を捕捉して当該内線電話端末に割り当てるとともに、当該回線に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている保留実行者を含む前記保留情報を、当該内線電話端末に通知し、捕捉中の通話呼の回線が割り当てられている前記内線電話端末から当該回線の前記捕捉解除要求を受け付けた場合に、当該回線の当該内線電話端末への割当てを解消して当該回線の捕捉を解除するとともに、当該内線電話端末に、当該内線電話端末に送信した前記保留情報を消去するための前記待機情報を送信する回線捕捉制御手段と、を備えている
    ことを特徴とする内線電話システム。
  2. 請求項1に記載の内線電話システムであって、
    前記記憶手段は、
    保留中の通話呼毎に、当該通話呼に対して前記保留要求を送信した前記内線電話端末のユーザである保留実行者および当該通話を介して前記内線電話端末に接続された通話相手を、当該通話呼の回線に対応付けて記憶しており、
    前記回線捕捉制御手段は、
    前記内線電話端末から受け付けた保留中の通話呼の回線に対する前記捕捉要求に従い、当該回線を捕捉して当該内線電話端末に割り当てるとともに、当該回線に対応付けられて前記記憶手段に記憶されている保留実行者および通話相手を含む保留情報を、当該内線電話端末に通知する
    ことを特徴とする内線電話システム。
  3. 請求項1または2に記載の内線電話システムであって、
    前記回線捕捉制御手段は、
    保留中の通話呼の回線が割り当てられている前記内線電話端末に当該回線を割り当ててから所定時間内に、前記保留制御手段が当該通話呼の保留を解除しなかった場合に、当該回線の当該内線電話端末への割当てを解消して当該回線の捕捉を解除するとともに、当該内線電話端末に、当該内線電話端末に送信した前記保留情報を消去するための待機情報を送信する
    ことを特徴とする内線電話システム。
  4. 複数の内線電話端末と、前記複数の内線電話端末を収容する主装置と、を備えた内線電話システムの保留制御方法であって、
    前記内線電話端末は、
    前記主装置が収容する回線毎に設けられ、対応する回線の識別情報および回線状態を表示する表示領域を有する、当該回線を選択するための回線ボタンと、保留操作を受け付けるための保留ボタンと、保留解除操作を受け付けるための保留解除ボタンと、捕捉操作を受け付けるための捕捉操作ボタンと、捕捉解除操作を受け付けるための捕捉解除ボタンと、が表示されたグラフィカルユーザインターフェースを有し、
    通話中に保留ボタンが操作されたならば、保留要求を主装置に送信し、
    保留中の回線に対応する回線ボタンが選択され、かつ捕捉操作ボタンが操作されたならば、当該選択された回線ボタンに対応する保留中の回線の指定を伴う捕捉要求を前記主装置に送信し、前記主装置から当該捕捉要求で指定されている回線に対する通話呼の保留操作を実施した保留実行者の情報を含む保留情報を受信して、前記グラフィカルユーザインターフェースの当該捕捉要求で指定されている回線に対する回線ボタンの表示領域に表示し、
    回線捕捉中の回線に対応する回線ボタンが選択され、かつ保留解除ボタンが操作されたならば、当該選択された回線ボタンに対応する回線捕捉中の回線の指定を伴う保留解除要求を前記主装置に送信し、
    回線捕捉中の回線に対応する回線ボタンが選択され、かつ捕捉解除ボタンが操作されたならば、当該選択された回線ボタンに対応する回線捕捉中の回線の指定を伴う捕捉解除要求を送信し、前記主装置から当該捕捉解除要求で指定されている回線に対する前記保留情報を消去するための待機情報を受信して、前記グラフィカルユーザインターフェースの当該捕捉解除要求で指定されている回線に対する回線ボタンの表示領域に表示中の前記保留情報を消去し、
    前記主装置は、
    前記内線電話端末から前記保留要求を受信すると、当該内線電話端末に接続中の通話呼を保留するとともに、保留中の通話呼毎に、保留操作を実施した前記内線電話端末のユーザである保留実行者を、保留中の通話呼の回線に対応付けて管理し、
    前記内線電話端末から保留中の通話呼の回線に対する前記捕捉要求を受信すると、当該回線を保留中のまま捕捉して当該内線電話端末に割り当てるとともに、当該回線に対応付けられて管理されている保留実行者を含む前記保留情報を当該内線電話端末に通知し、
    保留中の通話呼の回線が割り当てられた前記内線電話端末から前記保留解除要求を受け付けると、当該通話呼の保留を解除して、当該通話呼を当該内線電話端末に接続し、
    捕捉中の通話呼の回線が割り当てられた前記内線電話端末から前記捕捉解除要求を受信すると、この内線電話端末に対するこの捕捉中の通話呼の回線の割当てを解消して捕捉を解除するとともに、この内線電話端末に前記待機情報を送信する
    ことを特徴とする内線電話システムの保留制御方法。
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