JP6252633B2 - 通信装置及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項2は、他の通信装置と通信を行う通信装置であって、前記他の通信装置との通信接続時にあっては、その通信装置を相手装置として特定して通信接続を行い、その相手装置との通信接続後にあっては、その通信接続を維持したまま音声または映像の入出力を抑制する擬似通信切断状態に移行させる第1制御手段と、前記擬似通信切断状態において前記相手装置から前記音声又は映像が送信されてきた場合に、その相手装置との通信が必要となったと判断し、前記音声または映像の入出力の抑制を一時的に解除することで前記擬似通信切断状態を一時的に解除させるよう制御する第2制御手段と、を具備したことを特徴とする。
まず、第1の実施の形態の構成について説明する。
図1は、第1の実施の形態における通信システム100の全体構成を示す図である。
通信システム100は、通信装置1Aと通信装置1Bの通話回線がインターネットNを介して接続可能に構成されたシステムである。インターネットN上には、呼制御装置2が設けられており、通信装置1Aと通信装置1Bとの通話回線は、何れか一方からの電話発信による接続要求に基づき、呼制御装置2を介して接続される。
なお、第1の実施の形態においては、通信装置1A、1Bとしてパーソナルコンピュータに備えられたIP(Internet Protocol)電話機を用い、通信装置1Aと1BがインターネットNを介して接続される場合を例にとり説明するが、これに限定されない。例えば、通信装置1A、1Bとして固定電話機を用い、これらが専用電話回線を介して接続される構成としてもよい。
図2に示すように、通信装置1A、1Bは、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、操作部13と、表示部14と、記憶部15と、マイク16と、スピーカ17と、通信制御部18と、計時部19と、カメラ20と、センサ部21とを備えて構成され、各部がバス22を介して接続されている。通信装置1Aと通信装置1Bとは、同様の構成及び機能を有する電話機である。
本実施の形態において、操作部13は、呼びかけ通話を発信するための発信ボタン、呼びかけ通話に応答するための応答ボタン等を備えている。
また、記憶部15には、呼びかけ通話を行う相手先の電話番号等が記憶されている。
また、呼制御装置2は、通話回線が接続された通信装置の何れかから回線切断要求が受信されると、回線切断要求を相手先の通信装置に転送し、相手先からの回線切断応答を送信元の通信装置に転送する。発信元に回線切断応答が届いた時点で発信元と相手先の通信装置のセッションが終了し、通話回線が切断される。即ち、通信システム100においては、通信装置1A、1B、呼制御装置2の協働により回線切断手段が実現される。
また、呼制御装置2は、例えば、電話番号とIPアドレスの対応表を有しており、発信元から指定された相手先の電話番号、及び発信元の電話番号をIPアドレスに変換して双方に通知することで、通話回線が接続された通信装置間でIPアドレスに基づくデータ送受信を可能とする機能を有する。
通信システム100においては、一方の通信装置から相手側の電話番号が指定され電話発信が行われると、通信制御部18により相手側の通信装置に対する接続要求が送信される(電話発信処理)。この接続要求は、呼制御装置2により相手側の通信装置に転送される。相手側の通信装置において、接続要求が着信し、通信制御部18により接続応答が送信されると(着信応答処理)、呼制御装置2により送信元の通信装置に転送され、セッションが確立し、通話回線が接続状態となる。
第1の実施の形態においては、通信装置1Aと通信装置1B間における、この通話回線の接続プロセスは完了しており、予め通話回線が接続された状態(回線接続状態)となっている。また、各通信装置1A、1BのCPU11は、通話回線が接続された際に、マイク16及びカメラ20をミュートしている。
ここで、マイク16及びカメラ20をミュートするとは、より詳しくは、マイク16による音声入力及びカメラ20による映像入力をミュートすることをいう。具体的には、例えば、マイク16により入力される音声信号やカメラ20により入力される映像信号を消すことや、マイク16やカメラ20の機能をOFFする(無効にする)ことが含まれる。
図3(a)に示すように、通信装置1Aと通信装置1Bの間の通話回線が非接続の場合、通話はできない。
図3(b)に、本実施の形態における回線接続状態の概念図を示す。図3(b)に示すように、本実施の形態においては、通信装置1Aと1bとは予め回線接続状態となっているが、マイク16による音声入力及びカメラ20による映像入力がミュートされているので、音声や映像は相手に届かず、通話をすることはできない。即ち、擬似的に「回線が切れた状態」(擬似回線切断状態と呼ぶ)となっている。
この図3(b)の擬似回線切断状態において、マイク16及びカメラ20のミュートを解除すると、図3(c)に示すように、マイク16及びカメラ20がアクティブになり、通話状態となる。
なお、図4においては、通信装置1Aを発信側、通信装置1Bを受信側として説明するが、通信装置1Bから1Aに対して発信を行う場合は、図4の通信装置1Aと通信装置1Bを入れ替えればよい。
以降、通信装置1Bにおいて操作部13の応答ボタンが操作されるまで、通信装置1Aからの音声及び映像は通信装置1Bに届くが、通信装置1Bにおいてはまだマイク16及びカメラ20がミュートされているため、通信装置1Bからの音声及び映像は通信装置1Aには届かない状態となる。従って、通信装置1Aのユーザが一方的に通信装置1Bのユーザに呼びかけている状態となる。
以降、通信装置1Aと1Bは、音声及び映像を互いに送受信して通話することが可能となる。即ち、通信装置1Aと1Bとは通話(ビデオ通話)状態となる(ステップS13。図3(c)参照)。
次に、第2の実施の形態について説明する。
通話は、通信装置1Aのユーザと通信装置1Bのユーザがいて初めて成立するので、通信装置1Aのユーザも通信装置1Bのユーザも通話可能な範囲に存在しない場合や、或いはユーザが電話にでることができない時間帯に通話回線を接続状態としておいても意味がなく、余計なトラフィックが発生するので好ましくない。また、従量課金制の場合、余計なコストもかかってしまう。
(1)回線接続時間帯を双方で取り決めて設定しており、現在時刻が回線接続時間帯に含まれている場合 (2)回線接続時間帯を個別に設定しており、現在時刻が両者の重複した時間帯である場合
(3)各通信装置1A、1Bにおいて取得したプレゼンス情報に基づいて、通信装置1Aと通信装置1Bの双方のユーザが通話可能な所定の範囲に存在すると判断された場合
なお、(1)〜(3)の何れの条件を用いるかは、予め双方の通信装置で定められており、その動作プログラムはプログラム記憶部150に記憶されている。(1)の条件の場合、通話可能条件を満たしているか否かを判断するための判断手段は、マスターとなる通信装置に備えられている。(2)、(3)の場合、通話可能条件を満たしているか否かの判断は、双方でのやりとりに基づいて行われ、判断手段は双方に備えられている。また、(1)、(2)の場合、通信装置1A及び1Bの記憶部15には、予め設定された回線接続時間帯が記憶されている。
図5は、回線接続時間帯を双方で取り決めて設定している場合に、通信装置1Aと通信装置1Bとの間で実行される回線接続処理aの流れを示す図である。図5の通信装置1A側の処理は、通信装置1AのCPU11とプログラム記憶部150に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。図5の通信装置1B側の処理は、通信装置1BのCPU11とプログラム記憶部150に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。
なお、ここでは、通信装置1Aをマスター、通信装置1Bをスレーブとして説明するが、通信装置1Bをマスター、通信装置1Aをスレーブとしてもよい。また、通信装置1AのCPU11は、計時部19から出力される現在時刻を常時監視しているものとする。
通信装置1Bにおいては、通信制御部18により、通信装置1Aからの回線切断要求が受信されると、回線切断応答が送信される(ステップS30)。これにより、図3(a)に示すように、通信装置1Aと通信装置1Bの通話回線は切断され、通信装置1Aと通信装置1Bは非接続状態となる。
図6は、回線接続時間帯を個別に設定している場合に、通信装置1Aと通信装置1Bとの間で実行される回線接続処理bの流れを示す図である。図6の通信装置1A側の処理は、通信装置1AのCPU11とプログラム記憶部150に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。図6の通信装置1B側の処理は、通信装置1BのCPU11とプログラム記憶部150に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。図6においては、一例として、通信装置1Aに設定された回線接続時間帯が先に到来し、回線接続後、通信装置1Aの回線接続時間帯が先に終了する場合を示している。
なお、各通信装置のCPU11は、計時部19から出力される現在時刻を常時監視しているものとする。
通信装置1Bにおいては、通信制御部18により、通信装置1Aからの回線切断要求が受信されると、回線切断応答が送信される(ステップS45)。これにより、図3(a)に示すように、通信装置1Aと通信装置1Bの通話回線は切断され、通信装置1Aと通信装置1Bは非接続状態となる。
即ち、通信装置1A、1BのCPU11は、それぞれ回線接続時間帯が到来すると、通信制御部18により、相手方に接続要求を送信する。接続要求を受信した側の通信装置のCPU11は、現在時刻が自装置の回線接続時間帯であるか否かを計時部19からの出力時刻に基づいて判断し、回線接続時間帯である場合は、相手側の通信装置に電話発信処理を行う。相手側の通信装置は、通信制御部18によりこれに自動的に着信応答処理を行うことで、通信装置1Aと通信装置1Bの通話回線の回線接続状態が確立する。
また、回線接続状態において、何れかの通信装置の回線接続時間帯が到来すると、その通信装置のCPU11は、通信制御部18により回線切断要求を行って回線切断処理を実施する。これにより、通信装置1Aと通信装置1Bは非接続状態となる。
図7は、プレゼンス情報に基づいて回線接続を行う場合に、通信装置1Aと通信装置1Bとの間で実行される回線接続処理cの流れを示す図である。図7においては、一例として、通信装置1Aのユーザが先に通話可能な所定の範囲に存在し、回線接続後、通信装置1Aのユーザが先に通話可能な所定範囲からはずれた場合を示しているが、これに限定されるものではない。
図7の通信装置1A側の処理は、通信装置1AのCPU11とプログラム記憶部150に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。図7の通信装置1B側の処理は、通信装置1BのCPU11とプログラム記憶部150に記憶されている処理プログラムとの協働により実行される。
通信装置1Bにおいては、通信制御部18により、通信装置1Aからの回線切断要求が受信されると、回線切断応答が送信される(ステップS66)。これにより、図3(a)に示すように、通信装置1Aと通信装置1Bの通話回線は切断され、通信装置1Aと通信装置1Bは非接続状態となる。
即ち、通信装置1A、1BのCPU11は、それぞれセンサ部21によりON信号が受信されると、通信制御部18により、相手方に接続要求を送信する。接続要求を受信した側の通信装置のCPU11は、センサ部21からON信号が出力されているか否かを確認、ON信号が出力されていると判断した場合は、相手側の通信装置に電話発信を行い、マイク16及びカメラ20をミュートにする。相手側の通信装置は、通信制御部18によりこれに着信応答し、マイク16及びカメラ20をミュートにする。これにより通信装置1Aと通信装置1Bの回線接続状態が確立する。
また、回線接続状態において、何れかの通信装置のセンサ部21によりON信号が検知されなくなると、その通信装置のCPU11は、相手側に回線切断要求を行って回線切断処理を実施する。相手方の通信装置においては、回線切断要求を受信すると、回線切断応答を行う。これにより、通信装置1Aと通信装置1Bは非接続状態となる。
例えば、プレゼンス情報取得手段として照度センサを用い、照度センサの出力値が予め定められた閾値以上である場合、判断手段により通話可能な所定範囲にユーザが存在すると判断することとしてもよい。
また、プレゼンス情報取得手段として、センサ部21の代わりにマイク16を用いることとしてもよい。この場合、例えば、音圧センサのように、マイク16から入力される音の大きさ(レベル)をモニターしておき、マイク16の入力音量が予め定められた閾値以上である場合に、判断手段により通話可能な所定範囲にユーザが存在すると判断することとしてもよい。また、マイク16から入力された音声を認識し、人の立てた音と環境音とを区別し、人の立てた音が入力された時に、判断手段によりユーザが通話可能な所定範囲に存在すると判断することとしてもよい。マイク16は、PCやスマートフォンや携帯電話機等の通信装置に一般的に搭載されているデバイスであるので、マイク16でユーザの存在を検知するようにすれば、センサ部21を別途設ける必要がないというメリットがある。
また、カメラ20は、PC、スマートフォン、携帯電話機等の端末装置に一般的に搭載されているデバイスであるので、カメラ20を用いてユーザの存在を検知するようにすれば、センサ部21を別途設ける必要がないというメリットがある。
次に、第3の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態においては、2つの通信装置間で予め通話回線を回線接続状態とし、呼びかけ通話処理を行う場合について説明した。第3の実施の形態においては、3つ以上の通信装置間で通話回線を回線接続状態とし、その全ての通信装置間で呼びかけ通話処理を行う例について説明する。
通信システム200においては、一方の通信装置から複数の相手先の通信装置の電話番号が指定され電話発信が行われると、通信制御部18により複数の相手先の電話番号に対する接続要求が送信される(グループ通話発信処理という)。この接続要求は、呼制御装置2により複数の相手先の通信装置に転送される。相手先の各通信装置において、接続要求が着信され、通信制御部18により接続応答が送信されると(着信応答処理)、呼制御装置2を介して発信元及び相手先の複数の通信装置間でセッションが確立し、通話回線が接続状態となる。
そこで、例えば、予め、通信装置1A〜1Cのうち、マスターとなる何れかの通信装置の通信制御部18によりインターネットNを介して他の複数の通信装置の電話番号へのグループ電話の発信を行い、他の通信装置の通信制御部18により自動的に(ユーザによる応答ボタン操作なしに)接続応答することにより、3以上の通信装置間の通話回線を相互に接続することができる。
第3の実施の形態においては、通信装置1A〜1C間でこの通話回線の接続プロセスは完了しており、予め通話回線が接続された状態(回線接続状態)となっている。また、各通信装置1A、1B、1Cの各CPU11は、通話回線が接続された際に、マイク16及びカメラ20をミュートしている。
この図9(a)の擬似回線切断状態において、各通信装置のマイク16及びカメラ20のミュートを解除すると、図9(b)に示すように、マイク16及びカメラ20がアクティブになり、所謂グループ通話状態となる。
なお、図10においては、通信装置1Aが発信を行い、通信装置1B及び通信装置1Cがこれに応答を行う場合を例にとり説明するが、発信側は何れの通信装置としてもよい。また、応答順序も特に限定されない。
以降、通信装置1Cにおいて操作部13により応答ボタンが操作されるまで、通信装置1A及び1Bからの音声及び映像は通信装置1Cに届くが、通信装置1Cからの音声及び映像は通信装置1A及び1Bには届かない状態となる。
以降、通信装置1A〜1Cは、音声及び映像を互いに送受信することが可能となる。即ち、通信装置1A〜1Cはグループ通話(ビデオ通話)状態となる(ステップS95。図9(b)参照)。
上述のように、本実施の形態においては、通信装置1A〜1Cは予め通話回線が接続されているが、マイク16及びカメラ20がミュートされているので、音声や映像は相手に届かず、通話をすることはできない。即ち、擬似的に「回線が切れた状態」(擬似回線切断状態)となっている(図9(a)参照)。
この図9(a)の擬似回線切断状態において、2つの通信装置間で通話を行いたい場合、まず、通話とは関係のない通信装置の回線を切り離し、次いで通話する2つの通信装置のマイク16及びカメラ20のミュートを解除すると、図11に示すように、通話する2つの通信装置のみが通話状態となる。
なお、図12においては、通信装置1Aが発信を行い、通信装置1Aと通信装置1B間で通話を行う場合を例にとり説明するが、何れの装置から発信を行い、何れの通信装置間で通話を行うかは問わない。
次に、第5の実施の形態について説明する。
通話は、各通信装置のユーザが電話できる状態にあるときに初めて成立する。そのため、電話にでることができない時間帯に回線を接続状態としておいても意味がなく、余計なトラフィックが発生するので好ましくない。また、従量課金制の場合、余計なコストもかかってしまう。
そこで、第5の実施の形態においては、3以上の複数の通信装置間で予め設定した回線接続時間帯に通話回線を接続する。
なお、ここでは、通信装置1Aをマスター、通信装置1B、1Cをスレーブとして説明するが、何れがマスターとなるかは特に限定されない。
また、通信装置1AのCPU11は、計時部19から出力される現在時刻を常時監視しているものとする。
通信装置1B、1Cにおいては、通信制御部18により通信装置1Aからの回線切断要求が受信されると、回線切断応答が送信される(ステップS152、S153)。これにより、通信装置1A〜1Cの通話回線は切断され、非接続状態となる。
また、スレーブとなる通信装置から所定時間毎にユーザが通話可能な所定の範囲に存在するか否かを示すプレゼンス情報をマスターとなる通信装置に送信し、マスターとなる通信装置のCPU11において、全ての通信装置のユーザが通話可能な所定範囲に存在すると判断された場合に、スレーブとなる通信装置にグループ通話発信処理を行い、通信装置1A〜1Cの通話回線を接続することとしてもよい。
また、インターネットN上にグループ内の各通信装置(即ち、通信装置1A〜1C)の電話番号を管理するサーバを設け、各通信装置において通信制御部18により回線接続時間帯やプレゼンス情報をインターネットN上のサーバに送信してもよい。そして、サーバが各通信装置の回線時間帯やプレゼンス情報を管理し、全ての通信装置が回線接続時間帯となったとサーバが判断した場合、或いは、各通信装置のユーザが通話可能な所定の範囲に存在すると判断した場合に、マスターとなる通信装置にその旨を通知し、マスターとなる通信装置からスレーブとなる通信装置にグループ通話発信処理を行うことで、通信装置1A〜1Cの間の通信回線を接続することとしてもよい。呼制御装置2が上記サーバの機能を備えることとしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
複数の通信装置が通話回線により接続可能な通信システムであって、
前記複数の通信装置のそれぞれは、他の通信装置と予め通話回線が接続された際に、入力又は出力をミュートし、通話の発信又は応答時に、前記入力又は出力のミュートを解除する制御手段を備える通信システム。
<請求項2>
前記入力又は出力は、音声又は映像の入力又は出力であることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
<請求項3>
予め設定された通話可能条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記通話可能条件を満たしていると判断された場合に、前記複数の通信装置間の通話回線を接続する回線接続手段と、
を備える請求項1又は2に記載の通信システム。
<請求項4>
前記複数の通信装置のそれぞれは、通話可能な所定の範囲にユーザが存在するか否かを示すプレゼンス情報を取得するプレゼンス情報取得手段を備え、
前記判断手段は、前記複数の通信装置のそれぞれにおいて取得されたプレゼンス情報に基づき、前記複数の通信装置のそれぞれのユーザが通話可能な所定の範囲に存在すると判断した場合に、前記通話可能条件を満たしていると判断する請求項3に記載の通信システム。
<請求項5>
前記プレゼンス情報取得手段は、人感センサ、照度センサ、音圧センサ、マイク、顔画像照合手段、操作手段の少なくとも一つである請求項4に記載の通信システム。
<請求項6>
前記判断手段は、現在時刻が前記複数の通信装置間で予め設定された時間帯に含まれていると判断した場合に、前記通話可能条件を満たしていると判断する請求項3に記載の通信システム。
<請求項7>
前記判断手段は、現在時刻が前記複数の通信装置に個別に設定された回線接続可能な時間帯の重複時間帯に含まれていると判断した場合に、前記通話可能条件を満たしていると判断する請求項3に記載の通信システム。
<請求項8>
前記複数の通信装置は、3以上の通信装置であり、
前記複数の通信装置のうち2つの通信装置が通話を行う場合に、他の通信装置との通話回線を切断する回線切断手段を備える請求項1〜7の何れか一項に記載の通信システム。
<請求項9>
他の通信装置と予め通信回線が接続された際に、入力又は出力をミュートし、通話の発信又は応答を行う際に、前記入力又は出力のミュートを解除する制御手段を備える通信装置。
<請求項10>
通信装置に用いられるプログラムであって、
コンピュータを、
他の通信装置と予め通信回線が接続された際に、入力又は出力をミュートし、通話の発信又は応答時に、前記入力又は出力のミュートを解除する制御手段、
として機能させるためのプログラム。
200 通信システム
1A 通信装置
1B 通信装置
1C 通信装置
11 CPU
12 RAM
13 操作部
14 表示部
15 記憶部
150 プログラム記憶部
16 マイク
17 スピーカ
18 通信制御部
19 計時部
20 カメラ
21 センサ部
22 バス
2 呼制御装置
Claims (8)
- 他の通信装置と通信を行う通信装置であって、
当該通信装置を使用するユーザと他の通信装置を使用する相手のユーザとが存在する場合に、その相手のユーザが存在する前記他の通信装置を相手装置として特定して通信接続を行い、その相手装置との通信接続後にあっては、その通信接続を維持したまま音声または映像の入出力を抑制する擬似通信切断状態に移行させる第1制御手段と、
前記擬似通信切断状態において前記相手装置との通信が必要となった際は、前記音声または映像の入出力の抑制を一時的に解除することで前記擬似通信切断状態を一時的に解除させるよう制御する第2制御手段と、
を具備したことを特徴とする通信装置。 - 他の通信装置と通信を行う通信装置であって、
前記他の通信装置との通信接続時にあっては、その通信装置を相手装置として特定して通信接続を行い、その相手装置との通信接続後にあっては、その通信接続を維持したまま音声または映像の入出力を抑制する擬似通信切断状態に移行させる第1制御手段と、
前記擬似通信切断状態において前記相手装置から前記音声又は映像が送信されてきた場合に、その相手装置との通信が必要となったと判断し、前記音声または映像の入出力の抑制を一時的に解除することで前記擬似通信切断状態を一時的に解除させるよう制御する第2制御手段と、
を具備したことを特徴とする通信装置。 - 前記第1制御手段は、前記相手装置との通信接続が、その相手装置を特定して自動で発信される通信接続要求に基づく通信接続である場合に、その相手装置との通信接続を行った後に、前記擬似通信切断状態に移行させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。 - 前記第2制御手段は、前記擬似通信切断状態の一時的な解除後にあって、前記相手装置との通信が不要となった際は、その相手装置との通信接続を維持したまま、前記音声または映像の入出力を再度抑制することで前記擬似通信切断状態へ再度移行させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記第1制御手段は、現在時刻が予め設定された時間帯にある場合に、前記相手装置との間で通信接続を開始し、その通信接続後に前記擬似通信切断状態に移行させる、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。 - 前記第1制御手段は、前記相手装置から通信接続要求がきた際は、その通信接続要求が、前記相手装置から自動で発信される自動接続要求である場合に、前記通信接続後に直ちに前記擬似通信切断状態に移行させる、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。 - 他の通信装置と通信を行う通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
当該通信装置を使用するユーザと他の通信装置を使用する相手のユーザとが存在する場合に、その相手のユーザが存在する前記他の通信装置を相手装置として特定して通信接続を行い、その相手装置との通信接続後にあっては、その通信接続を維持したまま音声または映像の入出力を抑制する擬似通信切断状態に移行させる第1制御手段、
前記擬似通信切断状態において前記相手装置との通信が必要となった際は、前記音声または映像の入出力の抑制を一時的に解除することで前記擬似通信切断状態を一時的に解除させるよう制御する第2制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - 他の通信装置と通信を行う通信装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記他の通信装置との通信接続時にあっては、その通信装置を相手装置として特定して通信接続を行い、その相手装置との通信接続後にあっては、その通信接続を維持したまま音声または映像の入出力を抑制する擬似通信切断状態に移行させる第1制御手段、
前記擬似通信切断状態において前記相手装置から前記音声又は映像が送信されてきた場合に、その相手装置との通信が必要となったと判断し、前記音声または映像の入出力の抑制を一時的に解除することで前記擬似通信切断状態を一時的に解除させるよう制御する第2制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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