JP6643767B2 - 塗布済対象物製造方法及び塗布物質展延装置 - Google Patents

塗布済対象物製造方法及び塗布物質展延装置 Download PDF

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Description

本発明は塗布済対象物製造方法及び塗布物質展延装置に関し、特に曲面を有する塗布対象面に塗布物質をできるだけ均一に塗布する塗布済対象物製造方法及び塗布物質展延装置に関する。
光ディスクなどの基板上に、均一な厚さの樹脂膜を形成する技術として、スピンコート法がある。スピンコート法は、樹脂膜の原料となる樹脂液を基板の表面中央に供給し、基板の表面の中心を通り表面に垂直な回転軸線回りに基板を回転させることで、樹脂液を表面全体に展延させて樹脂膜を形成するものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−15923号公報
上述のスピンコート法では、樹脂を塗布する表面が平坦の場合は概ね均一な厚さの樹脂膜を形成することができる。しかしながら、樹脂を塗布する表面が平坦ではない球面状等の曲面である場合は均一な厚さの樹脂膜を形成することが難しい。
本発明は上述の課題に鑑み、曲面を有する塗布対象面に塗布物質をできるだけ均一に塗布することができる塗布済対象物製造方法及び塗布物質展延装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図1及び図3を参照して示すと、塗布物質R(例えば図2参照)が塗布される対象物Tにおける曲面を有する塗布対象面Tfに塗布物質Rが塗布された塗布済対象物を製造する方法であって;塗布物質Rを塗布対象面Tfに供給する供給工程(S2)と;塗布対象面Tfに塗布物質Rが供給された対象物Tを、対象物Tから離れている公転軸線13a回りに回転させる公転工程(S8)とを備える。
このように構成すると、塗布対象面の各部分に作用する塗布物質を動かす力を、公転軸線からの距離に比例した大きさに近づけることができ、塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さのばらつきを抑制することができる。
また、本発明の第2の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図2及び図3を参照して示すと、上記本発明の第1の態様に係る塗布済対象物製造方法において、供給工程(S3)は、塗布物質Rが塗布対象面Tfの一部に接触するように構成され;公転工程(S8)の前に、対象物Tを回転させて、塗布物質Rが塗布対象面Tfに接触する範囲を拡大させる予備展延工程(S3)を備える。
このように構成すると、塗布対象面が曲面を有するために公転工程において塗布物質が塗布対象面に接触する範囲が拡大し難い場合であっても、予備展延工程によって塗布物質が塗布対象面に接触する範囲を拡大させることができる。
また、本発明の第3の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図2及び図3を参照して示すと、上記本発明の第2の態様に係る塗布済対象物製造方法において、予備展延工程(S3)が、供給工程(S2)において塗布対象面Tfに供給された塗布物質Rのうち、あらかじめ決められた量を超える分の塗布物質Rを塗布対象面Tfから離脱させる超過分離脱工程(S4)を含んで構成され;公転工程(S8)の前に、超過分離脱工程(S4)において対象物Tから離れた塗布物質Rを回収する回収工程(S5)を備える。
このように構成すると、公転工程の前に超過分の塗布物質を塗布対象面から離脱させることで公転工程において余剰の塗布物質が生じることを抑制することができると共に、離脱した塗布物質を回収して有効に利用することができる。
また、本発明の第4の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図1及び図3を参照して示すと、上記本発明の第1の態様乃至第3の態様のいずれか1つの態様に係る塗布済対象物製造方法において、塗布対象面Tfに塗布物質Rが供給された対象物Tを、対象物Tが自転する際の自転軸線23a回りに対象物Tを回転させる自転工程(S7)を備える。
このように構成すると、公転工程における塗布対象面の各部分に作用する塗布物質を動かす力の、自転軸線を中心とする塗布対象面上の周方向における大きさの相違を是正することができ、塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さの均一化を図ることができる。
また、本発明の第5の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図1及び図3を参照して示すと、上記本発明の第4の態様に係る塗布済対象物製造方法において、公転工程(S8)において塗布対象面Tf上の塗布物質R(例えば図2参照)に作用する塗布物質Rを動かす力に対する、自転工程(S7)において塗布対象面Tf上の塗布物質Rに作用する塗布物質Rを動かす力の最大値の比が0.5以下である。
このように構成すると、公転工程の作用が自転工程によって阻害されることを回避することができる。
また、本発明の第6の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図3を参照して示すと、上記本発明の第4の態様又は第5の態様に係る塗布済対象物製造方法において、自転工程(S7)における回転速度が公転工程(S8)における回転速度よりも遅い。
このように構成すると、公転工程で生じる塗布物質の厚さの比較的小さいばらつきを、公転よりも遅い回転速度の自転を行うことで改善することができる。
また、本発明の第7の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図1及び図3を参照して示すと、上記本発明の第4の態様乃至第6の態様のいずれか1つの態様に係る塗布済対象物製造方法において、公転軸線13aと自転軸線23aとが交差する位置にあって、公転軸線13aと自転軸線23aとのなす角αが15度以上165度以下である。
このように構成すると、塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さを概ね均一にすることができる。
また、本発明の第8の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第1の態様乃至第7の態様のいずれか1つの態様に係る塗布済対象物製造方法において、塗布対象面Tfが球面又は略球面で形成されているときに、公転軸線13aに直交する方向における公転軸線13aと塗布対象面Tfとの最短距離Lの、塗布対象面Tfの曲率半径Tfr(例えば図2参照)に対する比が0.3以上5以下である。ここで、略球面とは、楕円面、放物面、双曲面等の球面に近い形であり、このときの曲率半径は典型的には最小二乗法による回帰曲面における曲率半径である。
このように構成すると、公転軸線に直交する方向における公転軸線と塗布対象面との最短距離を大きくしすぎずに塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さを概ね均一にすることができる。
また、本発明の第9の態様に係る塗布済対象物製造方法は、例えば図1を参照して示すと、上記本発明の第8の態様に係る塗布済対象物製造方法において、公転軸線13aに直交する方向における公転軸線13aと塗布対象面Tfとの最短距離Lの、塗布対象面Tfの曲率半径Tfr(例えば図2参照)に対する比が3以上である。
このように構成すると、自転工程を実行しない場合でも塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さを概ね均一にすることができる。
上記目的を達成するために、本発明の第10の態様に係る塗布物質展延装置は、例えば図1に示すように、曲面を有する塗布対象面Tfが形成された対象物Tから離れている公転軸線13a回りに対象物Tを回転させる公転部10を備える。
このように構成すると、塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さのばらつきを抑制することができる。
また、本発明の第11の態様に係る塗布物質展延装置は、例えば図1に示すように、上記本発明の第10の態様に係る塗布物質展延装置1において、対象物Tが自転する際の自転軸線23a回りに対象物Tを回転させる自転部20と;自転部20における回転速度を調節する回転速度調節部60とを備え;回転速度調節部60が、上記本発明の第4の態様乃至第7の態様のいずれか1つの態様に係る塗布済対象物製造方法における公転工程(S8(例えば図3参照))を公転部10によって行わせると共に自転工程(S7(例えば図3参照))を自転部20によって行わせる制御装置で構成されている。
このように構成すると、塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さのばらつきの抑制を自動で行うことができる。
本発明によれば、塗布対象面の各部分に作用する塗布物質を動かす力を、公転軸線からの距離に比例した大きさに近づけることができ、塗布対象面に塗布された塗布物質の厚さのばらつきを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る塗布物質展延装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態において適用される対象物の縦断面図である。 塗布済対象物を製造する手順を示すフローチャートである。 塗布面中心からの距離と塗布物質の厚さとの関係を示すグラフである。 塗布面上の塗布物質に作用する力を説明する図であり、(A)は公転部における図、(B)は自転部における図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る塗布物質展延装置における自転軸線を公転軸線と平行にした場合の概略構成斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る塗布物質展延装置における自転軸線を複数設けた場合の概略構成斜視図である。 本発明の実施の形態の変形例に係る塗布物質展延装置における公転側板を回転可能に構成した場合の概略構成斜視図である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る塗布物質展延装置を示す図であり、(A)は概略平面図、(B)は自転部まわりの拡大部分側面図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る塗布物質展延装置を示す図であり、(A)は自転部まわりの部分側面図、(B)はクランク部まわりの部分正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において互いに同一又は相当する部材には同一あるいは類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
まず図1を参照して、本発明の実施の形態に係る塗布物質展延装置1(以下、単に「展延装置1」という。)を説明する。図1は、展延装置1の概略構成を示す正面図である。展延装置1は、塗布物質が塗布される対象物Tの塗布面Tfが曲面を有する場合に厚さのばらつきを抑制しながら塗布面Tfに塗布物質を塗布するのに適した装置であり、公転部10と、自転部20と、制御装置60とを備えている。展延装置1の詳細な説明を行うのに先立ち、本実施の形態で塗布物質が塗布される対象物Tについて説明する。
図2は、対象物Tの縦断面図である。対象物Tは、本実施の形態では、半径Tfrの球体を、半径Tfrに垂直な平面で切断して得られた部分の形状となっている。このような形状の対象物Tの、球面の部分が塗布面Tfとなり、塗布面Tfの裏側の面が底面Tbとなっている。塗布面Tfは塗布対象面に相当する。塗布面Tfは、曲率半径Tfrの球面に形成されていることになる。底面Tbは、平坦な円形の面になっている。底面Tbの中心を底面中心Tbcということとする。また、底面中心Tbcを通り底面Tbに垂直な仮想直線が塗布面Tfと交わる点を塗布面中心Tfcということとする。本実施の形態における対象物Tは、底面中心Tbc及び塗布面中心Tfcを通る仮想直線を軸とする回転体の形状となっており、塗布面Tfはこの回転体の回転面に対応する。塗布面Tfに塗布される塗布物質Rは、所定の粘度を有する液体状物質であり、ハードコート剤や反射防止膜等の用途で用いることができる。所定の粘度は、塗布物質Rの用途に応じて決まり、典型的には遠心力が作用したときに広がるように変形する粘度である。以下の説明において対象物Tの構成に言及しているときは適宜図2を参照することとする。
再び図1に戻って展延装置1の構成の説明を続ける。公転部10は、公転板11と、公転軸13と、公転回転機構15とを有している。公転板11は、1つの公転底板11bと、複数の公転側板11sとを含んでいる。公転底板11bは、本実施の形態では、板状の部材で形成されており、板状の面が鉛直上下を向くように配置されている。公転側板11sは、対象物Tの底面Tbを包含する大きさの板状の部材で形成されており、本実施の形態では底面Tbよりも一回り大きく形成されている。公転側板11sは、本実施の形態では2つ設けられており、それぞれが、板状の面が公転底板11bの面に対して直交する向きで、公転底板11bの端部に取り付けられている。公転側板11sは、公転底板11bから上方に延びるように取り付けられている。
公転軸13は、公転板11を、公転底板11bの面内で回転させる軸であり、細長い棒状の部材で形成されている。公転軸13は、剛性を高める観点から中実の棒状としてもよく、軽量化を図る観点から中空の棒状としてもよい。公転軸13を中空とした場合、対象物Tの吸着用の真空経路や各種配線経路を公転軸13の内部に収めることとしてもよい。公転軸13は、その軸線(以下「公転軸線13a」という。)に直交する断面の形状が、典型的には円形に形成されているが、円形に限らず、楕円形や多角形(三角形、四角形、五角形、六角形等を含む)に形成されていてもよい。公転軸13は、公転側板11sが延びる方向とは反対の方向に公転底板11bの面に直角に延びるように、公転底板11bに取り付けられている。公転軸13は、本実施の形態では、鉛直上下に延びている。公転回転機構15は、公転軸13の、公転底板11bに取り付けられた端部とは反対側の端部に取り付けられている。公転回転機構15は、その軸が、公転軸線13aに一致するように、公転軸13の他端に取り付けられている。公転回転機構15として、モータ、クランク、その他の公転板11を回転させることができるものを用いることができる。上述のように構成された公転部10は、公転回転機構15を稼働させ、公転軸13を公転軸線13a回りに回転させることで、公転板11を公転底板11bの面内で回転させることができるように構成されている。
自転部20は、自転板21と、自転軸23と、自転回転機構25とを有している。自転板21は、本実施の形態では、対象物Tの底面Tbよりも一回り大きい板状の部材で形成されており、各公転側板11sに取り付けられている。自転板21は、その面に垂直な仮想直線が水平となるようにして、公転側板11sの内側の面に配置されている。自転軸23は、自転板21を、自転板21の面内で回転させる軸であり、細長い棒状の部材で形成されている。自転軸23は、公転軸13と同様に、剛性を高める観点から中実の棒状としてもよく、軽量化を図る観点から中空の棒状としてもよい。また、自転軸23は、その軸線(以下「自転軸線23a」という。)に直交する断面の形状が、典型的には円形であるが、公転軸線13aと同様に円形以外の形状であってもよい。自転軸23は、公転側板11sの面を貫通して水平に延びており、一端が自転板21に取り付けられている。本実施の形態では、自転軸線23aが、公転軸線13aに対して直交して水平に延びている。自転軸23は、公転側板11sを貫通する部分において、ベアリングを介して回転可能に支持されている。自転軸23の、自転板21が取り付けられた端部とは反対側の端部(他端)は、公転側板11sの外側に位置している。自転回転機構25は、その軸が、自転軸線23aに一致するように、自転軸23の他端に取り付けられている。自転回転機構25として、モータ、クランク、その他の自転板21を回転させることができるものを用いることができる。上述のように構成された自転部20は、自転回転機構25を稼働させ、自転軸23を自転軸線23a回りに回転させることで、自転板21をその面内で回転させることができるように構成されている。
制御装置60は、展延装置1の動作を制御する機器であり、回転速度調節部を兼ねている。制御装置60は、公転回転機構15と有線又は無線で電気的に接続されており、制御信号を送信することで公転回転機構15の発停並びにインバータ(不図示)を介して回転速度(角速度)を制御することができるように構成されている。また、制御装置60は、各自転回転機構25と有線又は無線で電気的に接続されており、制御信号を送信することで自転回転機構25の発停並びにインバータ(不図示)を介して回転速度を制御することができるように構成されている。
引き続き図3を参照して、本発明の実施の形態に係る、塗布物質Rを塗布済の対象物T(以下「塗布済対象物TR」という。)の製造方法を説明する。図3は、塗布済対象物TRの製造過程を示すフローチャートである。以下、これまで説明した展延装置1(図1参照)を用いた塗布済対象物TRの製造方法を説明するが、展延装置1以外の装置を用いて製造してもよい。以下の展延装置1を用いた塗布済対象物TRの製造方法の説明は、展延装置1の作用の説明を兼ねている。以下の説明において、展延装置1及び対象物Tの構成に言及しているときは、適宜図1及び図2を参照することとする。
塗布済対象物TRの製造を開始したら、対象物Tを展延装置1にセットする前に、本実施の形態では、対象物Tをスピンチャック(不図示)にセットする(S1)。スピンチャックは、スピンコートを行うための一般的な機器を用いることができる。対象物Tは、塗布面Tfを上方に向けてスピンチャックにセットする。対象物Tをスピンチャックにセットしたら、塗布面Tfに塗布物質Rを供給する(供給工程:S2)。塗布物質Rは、典型的には、塗布面Tfの塗布面中心Tfcに滴下することで供給する。展延装置1は、塗布物質Rを塗布面Tfに供給するための供給ノズル(不図示)を有していてもよい。塗布面中心Tfcに塗布物質Rを供給したら、スピンチャックを回転させる(S3)。すると、塗布物質Rが塗布面中心Tfcから塗布面Tfの外周に向けて広がっていく(予備展延工程)。このとき、塗布面Tfの全体に塗布物質Rが接触するように(塗布面Tfの前面が塗布物質Rで濡れるように)塗布物質Rを広げるとよい。また、少なくとも、対象物Tの底面Tbが垂直になるように傾けたとしても塗布面Tfに供給した塗布物質Rが垂れないようにすることが好ましい。本実施の形態では、塗布物質Rが塗布面Tfの外周に到達するまで塗布物質Rを広げ、さらに、あらかじめ決められた量を超える分の塗布物質Rが塗布面Tfから離脱(ひいては対象物Tから離脱)するように、スピンチャックの回転を続ける(超過分離脱工程:S4)。超過分離脱工程(S4)は、予備展延工程の一部である。また、ここでのあらかじめ決められた量は、典型的には、目的とする塗布済対象物TRとなったときの塗布物質Rの厚さに相当する量に、余裕分を加えた量である。余裕分は製造状況に応じて適宜決定することができる。塗布面Tfから離脱した分の塗布物質Rは、回収され(回収工程:S5)、別の対象物Tに対する供給工程(S2)における塗布物質Rの供給に用いることとしてもよい。このように、一般的なスピンチャックによって塗布物質Rを展延させた場合、本実施の形態では、塗布面Tfが球面に形成されているので、スピンチャックの回転に伴って生じる塗布面Tf上の塗布物質Rを動かす力の大きさが、平面に適用した場合のような回転軸線からの距離に比例したものにならず、回転軸線から離れるにつれて最初は大きくなっていくが途中で最大値に達してその後は小さくなっていく、上に凸の放物線のようなものになって、図4中の一点鎖線L2で示されるように塗布面中心Tfcから外周に近づくにつれて塗布物質Rの厚さが厚くなってしまい、仮に塗布面Tfを平面とした場合に現れる図4中の破線L3で示されるような塗布面Tf全体に均一な厚さの塗布物質Rの膜を形成するのが難しい(図4中の半径0mmの点が塗布面中心Tfcに対応する)。そこで、本実施の形態では、引き続き展延装置1を用いて、塗布面Tf上の塗布物質Rの厚さの均一化を図ることとしている。
塗布面Tfに対して塗布物質Rの予備的な展延を行ったら、塗布物質Rが供給されている対象物Tを、停止した後のスピンチャックから取り出して、展延装置1にセットする(S6)。このとき、各公転側板11sに対して、対象物Tの底面Tbが公転側板11sの内側の面に接するように、かつ、典型的には自転軸線23aが底面中心Tbc及び塗布面中心Tfcを通るように、対象物Tをセットする。このことで、本実施の形態では、展延装置1に対し、最大で2つの対象物Tが、それぞれ、塗布面Tfが公転軸線13aの方を向き、底面中心Tbc及び塗布面中心Tfcを通る軸線回りに回転可能なように、セットされることとなる。対象物Tが展延装置1にセットされたとき、本実施の形態では、公転軸線13aと塗布面中心Tfcとの水平距離(以下「公転半径L」という。)が、塗布面Tfの曲率半径Tfrの概ね0.7倍になっている。公転半径Lは、換言すれば、公転軸線13aに直交する方向における公転軸線13aと塗布面Tfとの最短距離である。
対象物Tを展延装置1にセットしたら、自転回転機構25を起動して、自転部20を自転軸線23a回りに回転させる(S7)。自転部20を回転させる意図は後述する。自転部20の回転を開始(S7)させたら、公転回転機構15を起動して、公転部10を公転軸線13a回りに回転させる(S8)。これにより、図5(A)に示すように、塗布面Tf上の塗布物質Rに、公転部10の回転に伴って塗布物質Rを動かす力F1(以下「公転移動力F1」という。)が作用し、塗布面Tfの各部分における公転移動力F1の大きさが概ね公転軸線13aからの距離(公転軸線13aに直交する方向における距離)に比例したものになることで、塗布面Tf上の塗布物質Rの厚さが概ね均一になる。なお、公転移動力F1は、公転部10の回転に起因する遠心力Fc1の、塗布面Tfの接線方向における分力であり、遠心力Fc1と相関がある。遠心力Fc1は、考察対象となる塗布面Tf上の部分における、塗布物質Rの質量と、公転軸線13aから当該部分までの公転軸線13aに直交する方向における距離と、公転部10の角速度の2乗と、の積に比例する。また、塗布面Tf上の塗布物質Rの厚さは、塗布物質Rに作用する公転移動力F1と公転部10を回転させる時間(処理時間)とに関係し、換言すれば、塗布物質Rの質量と公転距離Lと公転部10の回転速度(角速度)と処理時間とに関係する。これらを勘案して、公転部10の回転速度は、塗布物質Rの物性や処理時間等を勘案して決定するとよく、例えば、底面Tbの半径を25mmとするレンズを対象物Tとした場合、塗布面Tf上で塗布物質Rを適切に移動させる観点から500rpm以上、塗布面Tfから塗布物質Rが過度に離脱することを回避する観点から5000rpm以下とするとよい。公転部10における回転速度は、求められる処理時間が短ければ大きく、長ければ小さくするとよく、例えば処理時間が30〜60秒の場合は回転速度が2000〜3000rpm程度、処理時間が300〜900秒の場合は1000rpm程度としてもよい。公転部10の回転速度は、途中で変化させてもよい。例えば、塗布面Tfの内周と外周とで形状が一様でない曲面に対して内周と外周との塗布物質Rの厚さのばらつきを抑制するために、当初は内周部の塗布物質Rを展延させるため比較的高速で回転させ、塗布物質Rが塗布面Tfの外周に近づいてきたら塗布物質Rが薄く展延されすぎないようにする観点から比較的低速で回転させることとしてもよい。本実施の形態では、公転部10を連続的に回転させることとしている。公転部10の回転に伴って塗布面Tf上の塗布物質Rが展延され、塗布面Tfから塗布物質Rの一部が離脱する場合は、回収工程(S5)に倣って離脱した塗布物質Rを回収し、別の対象物Tに対する供給工程(S2)における塗布物質Rの供給に用いることとしてもよい。このように公転部10を回転させることによって、塗布面Tf上に広がった塗布物質Rの厚さに関して、塗布面中心Tfcと塗布面Tfの外周付近との間の半径方向におけるばらつきが、従来のスピンコート(例えば予備展延工程におけるスピンコート)を行った場合に比べて、小さくなる。しかしながら、塗布面Tfの周方向における塗布物質Rの厚さにばらつきが生じる場合がある。この、周方向のばらつきが生じる原因は、公転軸13に対する各部の距離の違いによって公転移動力F1の大きさが異なるためと考えられる。
そこで、本実施の形態では、上述した自転部20を自転軸線23a回りに回転させること(S7)を、公転部10の回転(S8)に加えて行うこととしている。自転軸線23a回りの自転部20の回転により、図5(B)に示すように、塗布面Tf上の塗布物質Rに、自転部20の回転に伴って塗布物質Rを動かす力F2(以下「自転移動力F2」という。)が作用する。自転移動力F2は、自転部20の回転に起因する遠心力Fc2の、塗布面Tfの接線方向における分力である。自転部20を回転させることにより、塗布面Tfの周方向に生じた塗布物質Rの厚さのばらつきを是正することができ、塗布面Tfに塗布された塗布物質Rの厚さを均一に近づけることができる。自転部20の回転の目的は、公転部10の回転に伴う周方向の塗布物質Rの厚さのばらつきを是正することであるため、塗布面Tfの周方向の位置を適宜移動させることができれば足りる。したがって、自転部20の回転速度は、自転軸線23a回りの回転に起因する自転移動力F2によって塗布面Tf上の塗布物質Rの移動が生じる回転速度よりも遅いことが好ましい。自転部20の回転速度は、典型的には、公転部10の回転速度よりも遅く、200rpm未満とするとよく、途中で回転速度を変化させてもよい。なお、公転部10の回転に伴う周方向の塗布物質Rの厚さのばらつきを是正するという趣旨に照らせば、自転部20の回転は、連続的ではなくて間欠的であってもよい。例えば、自転軸線23a回りの回転を5分間で1回転させる場合、0.2rpmの回転速度で連続的に回転させてもよく、これよりも速い回転速度で75秒毎に90度ずつ間欠的に回転させてもよい。いずれの場合も、公転移動力F1に対する自転移動力F2の最大値の比(「自転移動力F2の最大値」/「公転移動力F1」)が0.5以下となるように、自転部20の回転速度を決定することが好ましい。
上述のように公転部10の回転と自転部20の回転とを行っている間、処理時間が経過したか否かを判断する(S9)。処理時間は、塗布物質Rの物性並びに公転部10の回転速度及び公転距離Lを勘案して、塗布面Tf上の塗布物質を所望の厚さにするのに必要な、あらかじめ決められた時間である。処理時間が経過したか否かを判断する工程(S9)において、処理時間が経過していない場合は再び処理時間が経過したか否かを判断する工程(S9)に戻る。他方、処理時間が経過した場合は、公転部10の回転を停止し(S10)、次いで自転部20の回転を停止する(S11)。これで、図4中の実線L1で示されるように対象物Tの塗布面Tfに所望の厚さの塗布物質Rの膜が概ね均一に形成され、塗布済対象物TRが製造されたことになる。図3に示すフローチャートにおいて、自転部20の回転を開始する工程(S7)から自転部20の回転を停止する工程(S11)までが自転工程に相当し、公転部10の回転を開始する工程(S8)から公転部10の回転を呈する工程(S10)までが公転工程に相当する。
図3に示すフローチャートの説明において、展延装置1で実行されるシーケンスは、典型的には制御装置60によって行われるが、展延装置1の操作者がその判断に基づいて操作(例えばスイッチを押す等)することで行われることとしてもよい。また、自転部20の回転を開始する工程(S7)の後に公転部10の回転を開始する工程(S8)を行うこととしたが、自転部20の回転を開始する工程(S7)の前に公転部10の回転を開始する工程(S8)を行ってもよく、両者を同時に行ってもよい。同様に、公転部10の回転を停止する工程(S10)の後に自転部20の回転を停止する工程(S11)を行うこととしたが、公転部10の回転を停止する工程(S10)の前に自転部20の回転を停止する工程(S11)を行ってもよく、両者を同時に行ってもよい。あるいは、公転(公転部10の回転)と自転(自転部20の回転)とを、全部又は一部を同時に行うことのほか、交互に行うこととしてもよい。
以上で説明したように、本実施の形態に係る展延装置1によって塗布済対象物TRを製造する方法によれば、公転部10の回転によって塗布面Tf上の塗布物質Rを展延させるので、塗布面Tfの半径方向における塗布物質Rの厚さを概ね均一にすることができ、公転部10の回転に加えて自転部20の回転を行うので、塗布面Tfの周方向における塗布物質Rの厚さのばらつきを是正することができ、全体として塗布面Tf上に塗布物質Rの均一な膜を形成することができる。また、塗布物質Rが供給された対象物Tを、展延装置1にセットする前に、スピンチャックで回転させて塗布物質Rを予備的に展延させて過剰な塗布物質Rを塗布面Tfから離脱させているので、展延装置1で塗布物質Rの展延を行っているときの過剰な塗布物質R(廃液)の発生を抑制することができる。
以上の説明では、対象物Tが、塗布面Tfが球面に形成されたレンズであるとしたが、塗布面Tfの形状は、球面以外の、楕円面や放物面や双曲面等の球面に近い形である略球面、あるいは起伏が1つ又は複数存在する曲面であってもよく、底面Tbは円形以外の形状であってもよく、対象物Tはレンズ以外の物であってもよい。塗布面Tfが略球面である場合、曲率半径は、原則として最小二乗法による回帰曲面における曲率半径とする。このとき、どの程度の誤差まで球面の近似とするかは、塗布面Tfに塗布される塗布物質Rの厚さの均一性や物性等に応じて適宜決定することができる。なお、楕円面、放物面、双曲面等の球面に近い形が非球面形状を記述するコーニック係数の関係式(非球面を表すコーニック係数が含まれた次式:Z(s)={C・s/(1+(1−(1+k)・C・s1/2)}+A・s+A・s+A・s+・・・、ただし、Cは1/曲率半径、kはコーニック係数)で現すことができる場合は、コーニック係数の関係式における曲率半径を塗布面Tfの曲率半径とすればよい。また、塗布面Tfの形状が、そのままではコーニック係数の関係式で表すことができない場合であっても最小二乗法によってコーニック係数の関係式で表すことができる場合は、その最小二乗法によって表したコーニック係数の関係式における曲率半径を塗布面Tfの曲率半径とするとよい。
以上の説明では、公転底板11bが板状の部材で形成されているとしたが、板状に代えて角錐状や円錐状や半球状等であってもよい。公転側板11sも同様に、板状以外の形状でもよい。また、公転側板11sは、複数の公転側板11sを接続して又は一体に形成して多角形や円筒状等に形成してもよい。また、以上の説明では、公転底板11bの面と公転側板11sの面とが直交することとしたが、直交に限らず、任意の角度となるように構成してもよい。また、以上の説明では、公転側板11sが2つ設けられていることとしたが、公転底板11bの形状や大きさ、あるいは塗布物質Rが塗布された対象物Tの必要数に応じて、適宜増減してもよい。
以上の説明では、予備展延工程(S3)がスピンチャックで行われることとしたが、スピンチャックに代えて展延装置1で行ってもよく、その場合は、公転部10の公転側板11sが公転底板11bに対して角度を変えることができるように構成されているとするとよい。予備展延工程を展延装置1で行うこととすると、スピンチャックから展延装置1への搬送が不要となって、塗布済対象物TRの製造に要する時間を短縮することができる。あるいは、展延装置1に対象物Tをセットする前に塗布物質Rを塗布面Tf上で展延させなくてもよい場合は、予備展延工程(S3)を省略してもよい。例えば、供給工程(S2)においてスリットコーターやダイコーター等を用いて塗布物質Rを塗布面Tfの全体に供給する場合は、予備展延工程(S3)を省略することができる。
以上の説明では、予備展延工程(S3)によって塗布面Tfから離脱した塗布物質Rを回収することとしたが、離脱した塗布物質Rを再利用しない等の事情で離脱した塗布物質Rを回収する必要がない場合、あるいは供給工程(S2)において塗布面Tfに塗布された塗布物質Rに超過分がなく塗布面Tfから離脱する塗布物質Rがない場合は、回収工程(S5)を省略することができる。
以上の説明では、対象物Tをスピンチャックにセットした後に塗布物質Rを塗布面Tfに供給することとしたが、塗布物質Rを塗布面Tfに供給した後に対象物Tをスピンチャックにセットしてもよく、予備展延工程(S3)を省略した場合は対象物Tを展延装置1にセットする前あるいはセットした後のどちらで塗布物質Rを塗布面Tfに供給してもよい。あるいは、スピンチャックにセットした対象物Tを回転させ始めた後に塗布物質Rを塗布面Tfに供給することとしてもよく、予備展延工程(S3)を省略した場合は公転部10の回転を始めた後又は自転部20の回転を始めた後に塗布物質Rを塗布面Tfに供給することとしてもよい。
以上の説明では、公転半径Lが塗布面Tfの曲率半径Tfrの概ね0.7倍になっているとしたが、これと異なる値であってもよく、公転半径Lが曲率半径Tfrに比べて十分大きい場合には、自転部20の回転(自転工程:S7)を省略することが可能になる。一例として、公転半径Lが曲率半径Tfrの概ね3倍以上の場合は自転工程(S7)を省略することができる。なお、展延装置1の大型化を防ぐ観点から、公転半径Lは曲率半径Tfrの概ね5倍以下であることが好ましい。
以上の説明では、公転部10と自転部20との位置関係に関し、自転軸線23aが公転軸線13aに対して直交して水平に延びている関係にあることとしたが、公転軸線13aと自転軸線23aとのなす角αは塗布面Tfの形状等に応じて適宜設定することができ、このなす角αは、塗布面Tfが球面の場合、15度〜135度とするのが好ましく、30度〜120度とするのがさらに好ましく、45度〜105度とするのがより好ましく、60度〜100度とするのがさらにより好ましく、概ね90度(90度±5度)とするのが特に好ましい。また、なす角αは、公転部10の回転中及び/又は自転部20の回転中に適宜変更することとしてもよい。典型的には、なす角αの変化に応じて公転底板11bの面と公転側板11sの面との間の角度も変化することとなる。また、公転部10及び自転部20は、公転軸線13aと自転軸線23aとが交差する場合のほか、公転軸線13aと自転軸線23aとがねじれの位置にあるように構成されていてもよく、この場合も両軸線13a、23aが交差する場合に準じて相対的な位置関係(仮に平面に投影した場合の両者の角度等)を適宜変更させることとしてもよい。
あるいは図6の展延装置1Aに示すように、公転軸線13aと自転軸線23aとが平行になるように、公転板11Aを有する公転部10A及び自転板21Aを有する自転部20Aが配置されることとしてもよい。さらには図7の展延装置1Bに示すように、自転軸線23a1を有する自転板21aと自転軸線23a2を有する自転板21bとの2つの自転板21a、21bを有する自転部20Bが公転側板11sに設けられた構成としてもよい。この場合、それぞれの自転軸線23a1、23a2の公転側板11sに対する角度は同じであっても異なっていてもよく、各自転板21a、21bの回転速度や回転のタイミングを別々に制御できることとするとよい。なお、図7に示す自転部20Bの構成に倣って、自転板を3つ以上設けた構成としてもよい。自転板を複数設けた構成とすると、処理できる対象物Tの数を増やすことができ、生産性を向上させることができる。さらには図8の展延装置1Baに示すように、図7の展延装置1Bから、公転側板11sが側板公転軸線13a2回りに回転することができるように構成して(図8では自転板21a(図7参照)の図示を省略している)、公転機構内にさらに公転機構を組み込むこととし、塗布面Tfのより複雑な曲面に対応できることとしてもよい。
以上の説明では、自転部20が自転回転機構25によって回転させられることとしたが、以下に説明するように、モータ以外の機構によって回転させられることとしてもよい。
図9は、本発明の実施の形態の第1の変形例に係る展延装置1Cを示しており、図9(A)は概略平面図、図9(B)は自転部20Cまわりの拡大部分側面図である。展延装置1Cでは、公転底板11bが円形の板状に形成されている。公転側板11sは、展延装置1(図1参照)と同様に、公転底板11bの上面に固定されている。自転部20Cを見ると、自転板21及び自転軸23のほか、タイヤ26と、ドラム27とを有しており、展延装置1(図1参照)が有していた自転回転機構25(図1参照)は設けられていない。自転軸23の、自転板21に接続された端部とは反対側の端部は、タイヤ26のハブに接続されている。タイヤ26は、本実施の形態では、車輪の面が公転側板11sの面と平行になり、公転底板11bの円周の接線方向に回転するように自転軸23に取り付けられている。ドラム27は、タイヤ26の外周面が接触する部品であり、公転底板11bの外周を囲むように公転底板11bの外周の外側に設けられている。ドラム27は、公転底板11bが公転軸線13a回りに回転するのとは対照的に、回転等の移動が生じないように固定されている。自転軸23にはギヤボックス23gが設けられており、自転板21の回転速度とタイヤ26の回転速度との比を適宜設定できるように、ギヤが収納されている。ギヤボックス23gは、回転速度調節部に相当する。このように構成された展延装置1Cでは、公転板11が公転軸線13a回りに回転する一方で、ドラム27が回転しないため、ドラム27に接触しているタイヤ26が自転軸線23a回りに回転し、タイヤ26の回転に伴って、自転軸23を介して自転板21が所定のギヤ比で回転する。このように、展延装置1Cでは、公転回転機構の稼働によって、公転板11と自転板21とを同時に回転させることができる。なお、ドラム27を固定する代わりに、公転底板11bと同方向又は逆方向にドラム27を回転させて、公転底板11bの回転とドラム27の回転との速度差によって自転板21の回転速度を調節することとしてもよく、この場合はドラム27を回転させる機構が回転速度調節部に相当することとなる。
図10は、本発明の実施の形態の第2の変形例に係る展延装置1Dを示しており、図10(A)は自転部20Dまわりの部分側面図、図10(B)はクランク部28まわりの部分正面図である。展延装置1Dは、自転部20Dの構成が、自転板21及び自転軸23のほか、クランク部28と、駆動モータ29とを有しており、展延装置1(図1参照)が有していた自転回転機構25(図1参照)は設けられていない。クランク部28は、回転板28pと、連接棒28rと、上下移動部28mと、伝達板28tとを含んでいる。回転板28pは、円形の板状の部材であり、板状の面が公転側板11sの外側の面に沿うように配置されている。回転板28pの回転中心には、自転軸23の、自転板21に接続された端部とは反対側の端部が接続されている。連接棒28rは、回転板28pと上下移動部28mとを接続する部材であり、一端が回転板28pの回転中心から外れた円形の外周に近い面に接続され、他端が上下移動部28mの一端に接続されている。上下移動部28mは、公転底板11bを貫通して上下に延びる棒状の部材であり、一端が上述のように連接棒28rの他端に接続されており、他端が伝達板28tの面に摺動可能に載置されている。伝達板28tは、駆動モータ29の動力を上下移動部28mに伝達する部材であり、円形の板状に形成されている。伝達板28tは、典型的には公転底板11bと概ね同じ大きさに形成されており、自転部20Dが複数ある場合にすべての上下移動部28mの他端を包含する大きさに形成されている。伝達板28tは、公転底板11bを挟んで、公転側板11sの反対側に設けられている。駆動モータ29は、伝達板28tを鉛直上下に移動させる動力源であり、典型的にはサーボモータが用いられる。このように構成された展延装置1Dでは、公転板11が公転軸線13a回りに回転すると、上下移動部28mが伝達板28tの上面を摺動する。このとき、駆動モータ29を適宜作動させて伝達板28tを上下に往復移動させると、伝達板28tの上下移動に伴って上下移動部28mが上下して、連接棒28rを介して回転板28pを自転軸線23a回りに回転させ、この結果自転板21が自転軸線23a回りに回転して、自転部20Dの回転が行われることとなる。展延装置1Dでは、駆動モータ29の作動と公転板11の回転とが独立して行われるため、公転板11の回転速度と自転部20の回転速度とはそれぞれ任意の値を取ることができる。
以上の説明では、本発明の実施の形態に係る展延装置及び塗布済対象物製造方法を、一例として図1から図10を用いて説明したが、各部の構成、構造、数、配置、形状、材質などに関しては、上記具体例に限定されず、当業者が適宜選択的に採用したものも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に包含される。
1、1A、1B、1Ba、1C、1D 展延装置
10、10A、10B 公転部
13a 公転軸線
20、20A、20B、20C、20D 自転部
23a、23a1、23a2 自転軸線
60 制御装置
L 公転距離
R 塗布物質
T 対象物
Tf 塗布面

Claims (11)

  1. 塗布物質が塗布される対象物における曲面を有する塗布対象面に前記塗布物質が塗布された塗布済対象物を製造する方法であって;
    前記塗布物質を前記塗布対象面に供給する供給工程と;
    前記供給工程において前記塗布対象面に供給された前記塗布物質のうち、あらかじめ決められた量を超える分の前記塗布物質を前記塗布対象面から離脱させる超過分離脱工程と;
    前記超過分離脱工程の後、前記塗布対象面に前記塗布物質が供給された前記対象物を、前記対象物から離れている公転軸線回りに連続的に回転させる公転工程とを備える;
    塗布済対象物製造方法。
  2. 前記超過分離脱工程において前記対象物から離れた前記塗布物質を、前記公転工程の前に回収する回収工程を備える
    請求項に記載の塗布済対象物製造方法。
  3. 塗布物質が塗布される対象物における曲面を有する塗布対象面に前記塗布物質が塗布された塗布済対象物を製造する方法であって;
    前記塗布物質を前記塗布対象面に供給する供給工程と;
    前記塗布対象面に前記塗布物質が供給された前記対象物を、前記対象物から離れている公転軸線回りに回転させる公転工程とを備え;
    前記供給工程は、前記塗布物質が前記塗布対象面の一部に接触するように構成され;
    前記公転工程の前に、前記対象物を回転させて、前記塗布物質が前記塗布対象面に接触する範囲を拡大させる予備展延工程をさらにえ;
    前記予備展延工程が、前記供給工程において前記塗布対象面に供給された前記塗布物質のうち、あらかじめ決められた量を超える分の前記塗布物質を前記塗布対象面から離脱させる超過分離脱工程を含んで構成され;
    前記公転工程の前に、前記超過分離脱工程において前記対象物から離れた前記塗布物質を回収する回収工程をさらに備える;
    布済対象物製造方法。
  4. 前記塗布対象面に前記塗布物質が供給された前記対象物を、前記対象物が自転する際の自転軸線回りに回転させる自転工程を備える;
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の塗布済対象物製造方法。
  5. 前記公転工程において前記塗布対象面上の前記塗布物質に作用する前記塗布物質を動かす力に対する、前記自転工程において前記塗布対象面上の前記塗布物質に作用する前記塗布物質を動かす力の最大値の比が0.5以下である;
    請求項4に記載の塗布済対象物製造方法。
  6. 前記自転工程における回転速度が前記公転工程における回転速度よりも遅い;
    請求項4又は請求項5に記載の塗布済対象物製造方法。
  7. 前記公転軸線と前記自転軸線とが交差する位置にあって、前記公転軸線と前記自転軸線とのなす角が15度以上165度以下である;
    請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の塗布済対象物製造方法。
  8. 前記塗布対象面が球面又は略球面で形成されているときに、前記公転軸線に直交する方向における前記公転軸線と前記塗布対象面との最短距離の、前記塗布対象面の曲率半径に対する比が0.3以上5以下である;
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の塗布済対象物製造方法。
  9. 前記公転軸線に直交する方向における前記公転軸線と前記塗布対象面との最短距離の、前記塗布対象面の曲率半径に対する比が3以上である;
    請求項8に記載の塗布済対象物製造方法。
  10. 曲面を有する塗布対象面が形成された対象物に塗布物質を供給する供給ノズルと;
    前記対象物が自転する際の自転軸線回りに前記対象物を回転させる自転部と;
    前記対象物から離れている公転軸線回りに前記対象物を連続的に回転させる公転部と;
    前記塗布対象面に供給された前記塗布物質のうちのあらかじめ決められた量を超える分の前記塗布物質を前記塗布対象面から離脱させるように前記自転部による前記対象物の回転を制御する制御装置とを備える;
    塗布物質展延装置。
  11. 請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の塗布済対象物製造方法が適用される装置であって;
    前記自転部における回転速度を調節する回転速度調節部を備え;
    前記制御装置が、前記公転工程を前記公転部によって行わせると共に前記自転工程を前記自転部によって行わせるように構成され;
    前記回転速度調節部が前記制御装置で構成された;
    請求項10に記載の塗布物質展延装置。
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