JP6642374B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

本発明は、使用者の施療部(首部、肩部、腰部、下肢部等)に対して、マッサージを行うことのできるマッサージ機に関するものであって、特に、足(下肢であって足首から先の部分)の裏に対応する部分を良好にマッサージするマッサージ機に関する。
従来から、下肢、特に足の裏などに対して効果的なマッサージを付与可能な載置型のマッサージ機が開発されている。
例えば、特許文献1は、マッサージ具を左右方向Xにマッサージ運動させる第1駆動機構と、マッサージ具を上下方向にマッサージ運動させる第2駆動機構とを備えるマッサージ機を開示する。
特開2002−263155号公報
上記した特許文献1のマッサージ機は、使用者の足の裏などに対して効果的にマッサージを施術することが可能なものである。
しかしながら、昨今、使用者(ユーザ)からは多様な揉み感を求める声が挙がってきている。例えば、足裏に対して押すようなマッサージだけではなく、さすったり、練り込んだりするようなマッサージを希望する声が挙がってきている。特許文献1に記載のマッサージ機は、このような多様なマッサージを付与できるものとはなっていない。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、使用者の施療部(足裏など)に対して、多様なマッサージ動作を効果的に付与することができ、足裏などを多様な揉み感をもってして良好にマッサージするマッサージ機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては以下の技術的手段を講じた。
本発明にかかるマッサージ機は、上方から載置される施療部に対してマッサージ動作を付与するマッサージエリアを備え、且つ床面に載置可能とされた本体部と、前記本体部に内蔵され、且つ、備えられている施療子で前記施療部に対してマッサージ動作を付与するマッサージ部と、前記マッサージ機構を駆動させる駆動部と、を有するマッサージ機構を備えるマッサージ機であって、前記マッサージ機構は、前記施療子を回転運動をさせて、前記施療部に対して、揉みマッサージ動作を付与する第1マッサージ手段と、前記施療部に対して、前記施療子がスライド運動をしながら、前記施療部の表面に沿った方向に、伸長マッサージ動作を付与する第2マッサージ手段を有するものであり、前記マッサージ部は、上面側に前記施療子が突設されているマッサージ部材と、前記マッサージ部材の下方に配備されていて、上下軸心回りに回転して、前記駆動部の回転駆動力を当該マッサージ部材に伝達する回転伝達部材と、前記回転伝達部材を回転自在に外嵌し且つ上下軸心回りに回転すると共に、前記マッサージ部材をスライド方向に案内する案内部材が設けられている環状嵌合部材と、前記環状嵌合部材の回転を停止させて、前記施療子を備えるマッサージ部材を、回転運動からスライド運動へと自在に切り替える切替手段と、を有していて、前記回転伝達部材の上下軸心と、前記環状嵌合部材の上下軸心とが、同軸線上とされていて、前記マッサージ部材の下面側には係合部が形成されていて、前記係合部の一方端及び他方端に対応する前記マッサージ部材の外壁には、前記案内部材に案内される案内面が形成されていて、前記回転伝達部材の上面側には、前記係合部に嵌り込む係合体が、当該回転伝達部材の回転軸心から所定距離だけ離れた位置に設けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1マッサージ手段と前記第2マッサージ手段とが、切り替え自在に構成されているとよい。
好ましくは、前記第1マッサージ手段は、前記駆動部の回転駆動力により、前記回転伝達部材と前記環状嵌合部材とを軸心回りに、ともに回転させるとともに、当該回転伝達部材の係合体を介して、前記マッサージ部材を回転運動させて、前記施療部に対して、前記施療子による前記揉みマッサージ動作を付与する構成とされているとよい。
好ましくは、前記第2マッサージ手段は、前記切替手段により、前記環状嵌合部材の回転を停止させるとともに、前記回転伝達部材の回転をさせ、前記回転伝達部材の回転により、前記係合部において、前記係合体を往復移動させるとともに、前記案内部材の案内により、前記マッサージ部材をスライド運動させて、前記施療部に対して、前記施療子による前記伸長マッサージ動作を付与する構成とされているとよい。
好ましくは、前記切替手段は、前記環状嵌合部材の回転のうち、一方方向の回転のみを停止させて、前記マッサージ部材を、回転運動からスライド運動へと切り替える構成とされているとよい。
好ましくは、前記切替手段は、前記環状嵌合部材に形成されている切欠部と、当該環状嵌合部材の外周囲に配備されているストッパと、前記環状嵌合部材の回転を規制する回転規制部材と、を有し、前記ストッパが前記切欠部に嵌合するとともに、前記回転規制部材が前記駆動部の動力を前記環状嵌合部材へ非伝達とすることで、前記マッサージ部材を、回転運動からスライド運動へと切り替える構成とされているとよい。
好ましくは、前記回転規制部材として、ワンウェイクラッチが採用されているとよい。
好ましくは、前記マッサージ機構には、前記回転伝達部材の上下軸心に対する前記施療子の回転半径を、自在に変更することが可能な回転半径切換手段が備えられているとよい。
好ましくは、前記施療子を、上下方向に移動させて、当該施療部に押圧マッサージ動作を付与する第3マッサージ手段が備えられているとよい。
本発明によれば、使用者の施療部(足裏など)に対して、多様なマッサージ動作を効果的に付与することができ、足裏などを多様な揉み感をもってして良好にマッサージすることができる。
本発明のマッサージ機は、概略を模式的に示した図である。 マッサージ機の内部に配備されているマッサージ機構を示した図である。 マッサージ機構の分解図である。 マッサージ部材と、回転伝達部材と、環状嵌合部材を拡大して示した分解斜視図である。 大きい回転半径における、施療子の回転運動の動き、すなわち揉みマッサージ動作を示した平面図である。 施療子のスライド運動の動き、すなわち伸長マッサージ動作を示した平面図である。 マッサージ部材を拡大した平面図であり、施療子のスライド運動の動きを詳細に示した図である。 小さい回転半径における、施療子の回転運動の動き、すなわち揉みマッサージ動作を示した平面図である。 施療子の上下方向に出退する動き、すなわち押圧マッサージ動作を示した平面図である(施療子が下側)。 施療子の上下方向に出退する動き、すなわち押圧マッサージ動作を示した平面図である(施療子が上側)。
以下、本発明にかかるマッサージ機の実施形態を、図を参照して説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を具体化した一例であって、その具体例をもって本発明の構成を限定するものではない。
図1に示すように、本発明のマッサージ機1は、床面上に載置されて使用されるものであり、使用者の施療部F、すなわち使用者の足(下肢であって足首から先の部分)に対して、マッサージを行うことができるものである。特に、このマッサージ機1は、使用者の足裏を良好にマッサージ動作を付与することができるものである。
以下、本発明の説明を進めるにあたり、図1の左右方向を装置の左右方向(幅方向)と呼ぶこととし、図1の上下方向を装置の後前方向と呼ぶこととする。また、装置の左右方向及び後前方向の全体を水平方向とする。また、図1の紙面貫通方向を上下方向と呼ぶこととする。また、使用者の足裏を、施療部Fとして説明する。
図1に示す如く、本発明のマッサージ機1は、床面に載置可能とされたケース体2(本体部)と、ケース体2に内蔵され、且つ、マッサージ動作を発生させるマッサージ機構10が配備されている。マッサージ機構10は、備えられている施療子14で施療部Fに対してマッサージ動作を付与するマッサージ部11と、マッサージ機構10を駆動させる駆動部35と、を有する。
ケース体2は、内部が所定の広さの空間とされていて、その内部に裏F及び駆動部35、すなわちマッサージ機構10が配備されている。ケース体2の下面側四隅部には、下方突出状に設けられた脚部3が備えられており、この各脚部3の下部には、ゴム等の弾性体からなる防振部材が設けられている。
ケース体2の左右両側面には、その左側面から右側面に掛け渡されるように、マッサージ機1を把持可能な把持部4が取り付けられている。ケース体2の側面には、マッサージ動作をオン/オフさせたり、マッサージ速度や種類を変更するためのスイッチが配備された操作部5が設けられている。
また、ケース体2は、上面が大きく開放されていて、その上面にはケース体2内の空間を覆う、板状の部材が配備されている。すなわち、板部材6がケース体2の上面となっている。この板部材6は、使用者の施療部Fが上方から載置可能となっていて、施療部Fに対して、下方から押し込むようなマッサージ動作を付与するマッサージエリアが設けられている。
板部材6の上面の全体に亘っては、複数の突起7が設けられている。また、板部材6の略中央部には、開口部8が左右一対形成されている。この各開口部8から、マッサージ部11に備えられている施療子14が、当該板部材6に接触しないように、上方へ突出状に配備される。各開口部8から突出している施療子14は、布などで構成されたカバー体9で覆われている。
以下に、本発明のマッサージ機1に備えられているマッサージ機構10の詳細について、図を基に説明する。
本発明のマッサージ機構10は、備えられている施療子14を回転運動をさせて、施療部Fに対して、揉みマッサージ動作を付与する第1マッサージ手段と、施療部Fに対して、施療子14がスライド運動をしながら、施療部Fの表面に沿った方向に、伸長マッサージ動作を付与する第2マッサージ手段を有している。さらに、マッサージ機構10は、第1マッサージ手段と第2マッサージ手段とが、切り替え自在の構成とされている。
これら第1マッサージ手段及び第2マッサージ手段は、ケース体2に内蔵されている駆動部35により駆動される。
まず、マッサージ機構10の装置構成について、説明する。
図2〜図4に示すように、マッサージ機構10は、左右一対のマッサージ部11a,11bと、その一対のマッサージ部11a,11bを駆動させる駆動部35を有している。
なお、以降においては、図中の左側のマッサージ部11aに着目して、構成を説明する。
図3、図4に示すように、マッサージ部11aは、施療子14aが設けられているマッサージ部材12aと、マッサージ部材12aの下方に配備されていて、上下方向を向く軸心回りに回転して、駆動部35の回転駆動力を当該マッサージ部材12aに伝達する回転伝達部材16aと、回転伝達部材16aが回転自在となるように外嵌し、且つ上下方向を向く軸心回りに回転する環状嵌合部材20aと、を有している。
なお、回転伝達部材16aの上下軸心と、環状嵌合部材20aの上下軸心とが、同軸線上とされている(図4の一点鎖線参照)。
マッサージ部材12aは、長方形状の板片であって、一定の高さを有している。また、マッサージ部材12aの長手方向の長さは、下で述べる環状嵌合部材20aの外周径より小さいものである。
マッサージ部材12aの下面側には、係合部13、すなわち長溝が長手方向に沿って形成されている。この長溝13は、下で述べる回転伝達部材16aに形成されている係合体20が摺動自在に嵌り込む大きさとされている。
また、長溝13の長手方向一方端及び他方端に対応するマッサージ部材12aの外壁のそれぞれには、下で述べる案内部材22に案内される案内面14が形成されている。この一対の案内面14は、略鉛直方向に向いた壁面であって、案内部材22の案内壁面23に面接触するようになっている。
一方で、マッサージ部材12aの上面側には、円柱状の施療子15a(突起)が設けられていて、その先端は半球状となっている。なお、この施療子15aについては、マッサージ部材12aの上面側において、長手方向及び幅方向に任意に配置可能となっている。
また、マッサージ部材12aの長手方向一方端よりも内側の位置には、上方が開放状の凹レール16が形成されている。同様に、マッサージ部材12aの長手方向他方端よりも内側の位置にも、上方が開放状の凹レール16が形成されている。この凹レール16には、押さえ部材33に垂下状に形成されている凸レール34(詳細は後述)が摺動自在に嵌合する。
回転伝達部材17aは、マッサージ部材12aの下方に配備され、上下方向を向く軸心回りに回転して、駆動部35から出力された回転駆動力をマッサージ部材12aに伝達するものである。この回転伝達部材17aは、円盤状に形成されている部材であって、その中央には貫通孔18が空けられている。貫通孔18には、駆動部35の回転軸43が貫入されるようになっている。
この回転伝達部材17aの下面側中央には、貫通孔18と連通する長孔19が形成されている。長孔19には、回転軸43に取り付けられた、長孔19の寸法とほぼ同じ寸法の固定ロッド44が嵌入されるようになっている。これにより、回転伝達部材17aは、回転軸43に確実に固定されて、回転軸43の軸心(上下軸心)回りに、常に回転するようになっている。
一方で、回転伝達部材17aの上面側には、係合体20、すなわちピン20が、当該回転伝達部材17aの回転軸心から所定距離だけ離れた位置に、突出状に設けられている。このピン20は、円柱状の部材で形成されていて、回転伝達部材17aの上下軸心の回りを周回するように回転する。
また、ピン20は、長溝13に嵌り込む部材であり、外周径が長溝13の幅方向の長さよりやや小さい径とされている。これにより、ピン20は長溝13内の長手方向に往復運動(摺動)するようにもなっている。
このような構成により、駆動部35から出力された回転駆動力が、回転伝達部材17aを介して、マッサージ部材12aに確実に伝達されるようになっている。
環状嵌合部材21aは、円環状の部材で形成されていて、回転伝達部材17aを回転自在に外嵌し、且つ上下軸心回りに回転するものである。環状嵌合部材21aの内周径は、回転伝達部材17aの外周径よりやや大きい径とされている。これにより、回転伝達部材17aが、環状嵌合部材21a内を自在に回転するようになっている。
なお、回転伝達部材17aの上面は、マッサージ部材12aが回転運動及びスライド運動するため、環状嵌合部材21aの上面とほぼ面一、乃至は、その上面より下方に位置するものとされている。
この環状嵌合部材21aの上面側には、マッサージ部材12aをスライド方向に案内する案内部材22が、水平方向に一対設けられている。
案内部材22は、その外周囲から上方に突出状に、対向する位置に一対設けられている。
案内部材22は、環状嵌合部材21aの内側を向く面が略鉛直方向を向いた案内壁面23である。この案内壁面23は、マッサージ部材12aの一方端に形成されている案内面14、乃至は、他方端に形成されている案内面14のいずれかに、面接触するようになっている。また、案内壁面23と反対側の面は、環状嵌合部材21aの外周壁と連続する壁面となっている。案内部材22は、平面視で、略半円状の部材とされている。
すなわち、一対の案内部材22の間隔、すなわち、2つの案内壁面23間の距離は、マッサージ部材12aの一方端から他方端までの距離と略同じものである。一対の案内部材22は、マッサージ部材12aを2つの案内壁面23間において、摺動自在に案内する。
ところで、環状嵌合部材21aは、外周囲が円環状に形成されているが、下側に底部24が設けられている、有底状の部材となっている。底部24には、回転軸43が貫通する貫通孔25が形成されている。
また、この底部24の下部には、切替手段25を構成する回転規制部材31がネジなどの締結具により、取り付けられている。
すなわち、マッサージ部11aは、環状嵌合部材21aの回転を停止させて、施療子15aを備えるマッサージ部材12aを、回転運動からスライド運動、またスライド運動から回転運動へと自在に切り替える切替手段26aを有している。
切替手段26aは、環状嵌合部材21aの回転のうち、一方方向の回転のみを停止させて、マッサージ部材12aを、回転運動又はスライド運動のいずれかへと切り替える構成とされている。つまり、切替手段26aは、環状嵌合部材21aを回転伝達部材17aとともに回転させたり、環状嵌合部材21aを停止させて、回転伝達部材17aのみを回転させる動きを自在に行う部材である。
具体的には、切替手段26aは、環状嵌合部材21aに形成されている切欠部27aと、当該環状嵌合部材21aの外周囲(ギアボックス39の外壁部)に配備されているストッパ30aと、環状嵌合部材21aの回転を規制する回転規制部材32aと、を有している。
切欠部27aは、環状嵌合部材21aの外周囲(壁)に、切り欠かれたものであって、一つの短辺が径外方向に沿った方向を向いた切り立った辺(切立辺28)であり、一つの長辺が円周の接線方向に対して交差する方向(外へ放射する方向)を向いた傾斜辺29である。すなわち、切欠部27aは、平面視で略二等辺三角形状とされている。
ストッパ30aは、ギアボックス39の外壁部上面に取り付けられた矩形状の部材であって、環状嵌合部材21aに隣接する位置に備えられている。このストッパ30aは、一方端側が上下方向の軸心回りに、ギアボックス39の外壁部上面に回動自在に支持されている。
ストッパ30aの他方端側は、環状嵌合部材21aを向く角部31aが、切欠部27aと略同じ形状を有するものとなっている。
ストッパ30aは、環状嵌合部材21aが一方方向に回転をしている場合、角部31aを切欠部27aに入り込ませて切立辺28(短辺)に係合させ、環状嵌合部材21aの一方方向の回転を停止させる。一方で、環状嵌合部材21aが逆方向に回転をしている場合、ストッパ30aは、角部31aが切欠部27に入り込むが、傾斜辺29(長辺)に沿って出て行くこととなる。
回転規制部材32aは、環状嵌合部材21aを、駆動部35の動力伝達経路(駆動部35から出力された回転駆動力を、施療子15aを備えたマッサージ部材12aに伝達する経路)から切り離す部材である。本実施形態では、回転規制部材32aとして、ワンウェイクラッチを採用している。
回転規制部材32aは、回転軸43の回転方向によって、内部のギアを歯合乃至は非歯合に切り替える、すなわち噛み合いを変えることによって、環状嵌合部材20への動力伝達を、伝達乃至は非伝達とする。
すなわち、回転規制部材32aは、環状嵌合部材21aの回転のうち、一方方向の回転
のときに、噛み合わない状態にして、駆動部35から出力された回転駆動力を環状嵌合部材21aへ非伝達とする。一方、環状嵌合部材21aが逆方向の回転のときには、回転規制部材32aは、噛み合った状態にして、駆動部35から出力された回転駆動力を環状嵌合部材21aへ伝達する。
すなわち、切替手段26aは、ストッパ30aが切欠部27aに嵌合するとともに、回転規制部材32aが駆動部35の動力を環状嵌合部材21aへ非伝達とすることで、マッサージ部材12aを、回転運動からスライド運動へと切り替える構成とされている。
さて、マッサージ部材12aは、マッサージ部11aから脱落せず且つ、スライド自在となるように、上方から押さえ部材33により、押さえ込まれている。
押さえ部材33は、平面視で半円状の部材であって、案内部材22よりもやや大きいものである。押さえ部材33は、環状嵌合部材21aの案内部材22の上面側に、ネジなどの締結具により取り付けられる。取り付けられた押さえ部材33の半円状の外周壁は、環状嵌合部材21aの外周壁と面一となっている。
押さえ部材33の環状嵌合部材21aの内側を向く側壁には、垂下状の凸レール34が設けられている。凸レール34は、マッサージ部材12aの凹レール16に摺動自在に嵌り込むようになっている。これら凸レール34、凹レール16、案内部材22の案内壁面23は、同じ方向を向くものである。
環状嵌合部材21a,21bの下方には、マッサージ部11a,11bを駆動する駆動部35が配備されている。
駆動部35は、回転駆動力を出力する駆動モータ36と、出力された回転駆動力を所定の速度に減速するギアボックス39とを有している。
ギアボックス39は、環状嵌合部材21a,21bの下方に配備されていて、平面視でメガネ状に形成された筐体である。そのギアボックス39の内部には、回転軸心が上下方向を向いた平ギア42a,42bが左右一対配備されている。本実施形態においては、左右一対の平ギア42a,42bは、環状嵌合部材21a,21bの外周径より大きい径のものが採用されている。
各平ギア42a,42bの中央には、貫通孔が空けられていて、その貫通孔には回転軸43a,43bが貫入されている。この回転軸43a,43bには、上でも述べたが、固定ロッド44が取り付けられていると共に、その下方に回転規制部材32a,32bが取り付けられている。
例えば、左側の平ギア42aに取り付けられた回転軸43aは、その上方に配備されている回転伝達部材17aを、固定ロッド44を介して回転させるとともに、それに外嵌する環状嵌合部材21aを、回転規制部材32a(ワンウェイクラッチ)を介して回転させる。
すなわち、平ギア42aの上下方向軸心と、回転伝達部材17aの上下方向軸心と、環状嵌合部材21aの上下方向軸心は、同軸線上とされている。なお、右側の平ギア42bも、左側の平ギア42aと同様の構成である。
また、左右一対の平ギア42a,42bは、互いに歯合している。左側の平ギア42aは、前方に配備されているウォームホイール41に歯合している。このウォームホイール41は、回転軸心が上下方向を向き、ウォームギア40に歯合している。ウォームギア40は、駆動モータ36の出力軸37の先端に取り付けられている。
駆動モータ36は、出力軸37が水平方向で且つ右方向を向き、左側の平ギア42aの前側に配備されている。この駆動モータ36は、本体部38がギアボックス39に固定されている。
すなわち、左側の平ギア42aは駆動側であり、右側の平ギア42bは従動側である。
駆動部35の動力伝達経路としては、駆動モータ36の出力軸37から回転駆動力が出力されると、回転駆動力はウォームギア40及びウォームホイール41を介して、左側の平ギア42aに伝達される。
左側の平ギア42aは、回転駆動力を右側の平ギア42bに伝達すると共に、回転軸43aを介して、左側の回転伝達部材17aを回転させ、且つ左側の環状嵌合部材21aを回転させる。左側の回転伝達部材17aは、長溝13に嵌り込むピン20を介して、左側のマッサージ部材12aに回転駆動力を伝達し、左側の施療子15aをマッサージ動作させる。
一方で、回転駆動力が伝達された右側の平ギア42bは、回転軸43bを介して、右側の回転伝達部材17bを回転させ、且つ右側の環状嵌合部材21bを回転させる。右側の回転伝達部材17bは、長溝13に嵌り込むピン20を介して、右側のマッサージ部材12bに回転駆動力を伝達し、右側の施療子15bをマッサージ動作させる。
次に、上で詳説したマッサージ機構10の動作、つまり駆動部35によるマッサージ部の動作について、図に基づいて、説明する。
まず、図5を参照しながら、駆動部35によるマッサージ部11a,11bの回転運動について、説明する。このマッサージ部11a,11bの回転運動は、第1マッサージ手段により、実現される。
すなわち、第1マッサージ手段は、駆動部35の回転駆動力により、回転伝達部材17a,17bと環状嵌合部材21a,21bとを軸心回りに、ともに回転させるとともに、当該回転伝達部材17a,17bを介して、マッサージ部材12a,12bを回転運動させて、施療部Fに対して、施療子15a,15bによる揉みマッサージ動作を付与する構成とされている。
詳しくは、図5に示すように、第1マッサージ手段は、駆動モータ36の出力軸37から回転駆動力を出力すると、ウォームギア40を介して、歯合しているウォームホイール41を、右方向(時計回り)に回転させる。そうすると、ウォームホイール41に歯合している左側の平ギア42aは、左方向(反時計回り)に回転するようになる。
左側の平ギア42aと共に回転する回転軸43aは、長孔19に嵌入された固定ロッド44を介して、上方に配備されている回転伝達部材17aを、左方向に回転させる。さらに、この回転軸43aは、回転規制部材32a(ワンウェイクラッチ)を介して、回転伝達部材17aに外嵌している環状嵌合部材21aも、左方向に回転させる。すなわち、左側の回転伝達部材17aと環状嵌合部材21aは、回転軸43aにより、同時且つ、同じ左方向に回転していることとなる。
そして、左側の回転伝達部材17aに設けられているピン20は、当該回転伝達部材17aの回転により、マッサージ部材12aの長溝13内を摺動して、長溝13の左端に移動する。すると、左側のマッサージ部材12aは、左方向(反時計回り)に、一定の速度で回転するようになる。また、マッサージ部材12aは、一方端及び他方端が案内部材22と押さえ部材33により、左回転方向に大きく移動しないように、固定されている。
施療子15aは、マッサージ部材12aの回転と共に、左方向に一定の速度で回転する。このとき、施療子15aは、環状嵌合部材21a上に位置に存在している。すなわち、施療子15aは、回転軸43aの軸心より遠い位置で、左方向に一定の速度で回転している((回転半径(大))。
一方で、右側の平ギア42bは、駆動側である左側の平ギア42aにより、右方向(時計回り)に回転させられる。
右側の平ギア42bと共に回転する回転軸43bは、長孔19に嵌入された固定ロッド44を介して、上方に配備されている回転伝達部材17bを、右方向に回転させる。さらに、この回転軸43bは、回転規制部材32b(ワンウェイクラッチ)を介して、回転伝達部材17bに外嵌している環状嵌合部材21bも、右方向に回転させる。すなわち、右側の回転伝達部材17bと環状嵌合部材21bは、回転軸43bにより、同時且つ、同じ右方向に回転していることとなる。
そして、右側の回転伝達部材17bに設けられているピン20は、当該回転伝達部材17bの回転により、マッサージ部材12bの長溝13内を摺動して、長溝13の右端に移動する。すると、左側のマッサージ部材12bは、右方向(時計回り)に、一定の速度で回転するようになる。また、右側のマッサージ部材12bは、一方端及び他方端が案内部材22と押さえ部材33により、右回転方向に大きく移動しないように、固定されている。
施療子15bは、マッサージ部材12bの回転と共に、右方向に一定の速度で回転する。このとき、施療子15bは、環状嵌合部材21b上に位置に存在している。すなわち、施療子15bは、回転軸43bの軸心より所定の距離だけ離れた位置で、右方向に一定の速度で回転している((回転半径(大))。
続いて、図6、図7を参照しながら、駆動部35によるマッサージ部のスライド運動について、説明する。マッサージ部の回転運動からスライド運動への移行は、第1マッサージ手段から第2マッサージ手段に切り替えられることにより、実現される。
すなわち、第2マッサージ手段は、切替手段26a,26bにより、環状嵌合部材21a,21bの回転を停止させるとともに、回転伝達部材17a,17bの回転をさせ、回転伝達部材17a,17bの回転により、長溝13(係合部)において、ピン20(係合体)を往復移動させるとともに、案内部材22の案内により、マッサージ部材12a,12bをスライド運動させて、施療部Fに対して、施療子15a,15bによる伸長マッサージ動作を付与する構成とされている。
詳しくは、図6に示すように、第2マッサージ手段は、駆動モータ36の出力軸37の回転を逆回転させて、上で述べた方向とは逆方向の回転駆動力を出力すると、ウォームギア40に歯合しているウォームホイール41を左方向(反時計回り)に回転させる。そうすると、ウォームホイール41に歯合している左側の平ギア42aは、右方向に(時計回り)回転するようになる。
左側の平ギア42aと共に回転する回転軸43aは、長孔19に嵌入された固定ロッド44を介して、上方に配備されている回転伝達部材17aを、右方向に回転させる。さらに、この回転軸43aは、回転規制部材32a(ワンウェイクラッチ)を介して、回転伝達部材17aに外嵌している環状嵌合部材21aも、右方向に回転させる(図2、図5の一点鎖線の矢印参照)。
このとき、切替手段26aのストッパ30aは、角部31aが環状嵌合部材21aの外周壁を走行するように当接していて、環状嵌合部材21aの外周壁に設けられている複数の切欠部27aのうち、一つに嵌り込む。ストッパ30aが切欠部27aに嵌り込むと、角部31aが右回転方向に力が働いている切立辺28に面接触することとなる。またこのとき、回転規制部材32aが回転軸43aの回転を、環状嵌合部材21aへ非伝達とする、すなわちトルクを逃がして、環状嵌合部材21aを自由な状態とする。
このように、ストッパ30aと切欠部27aの係合と、回転規制部材32aによる回転駆動力の非伝達、つまり切替手段26aにより、左側の環状嵌合部材21aが駆動部35の動力伝達経路から完全に切り離される。
右側の環状嵌合部材21bも同様に、ストッパ30bと切欠部27bの係合と、回転規制部材32bによる回転駆動力の非伝達、つまり切替手段26bにより、駆動部35の動力伝達経路から完全に切り離される。
すると、図7に示すように、ピン20は、左側の回転伝達部材17aの回転により、当該回転伝達部材17aの上下方向軸心回りを、回転するようになるが、マッサージ部材12aの長溝13内においては、その内部の一方端から他方端へ摺動して、往復運動するようになる。
例えば、図7の左上図に示すように、ピン20が後側に位置していて、回転伝達部材17aの上下方向軸心回りを、右方向(時計回り)に回転する場合、長溝13内においては、長手方向中央から一方端側へ移動することとなる。
このとき、マッサージ部材12aは、最後端側から前方向へ、スライドしながら案内される。これにより、施療子15aは、最後端側から前後方向中央へ移動することとなる。
そして、図7の右上図に示すように、ピン20が右方向に回転して、右側に位置すると、長溝13内においては、移動して一方端へ当接することなる。そのピン20が長溝13内の一方端に接触すると、反対側の他方端へ移動を開始する。
このとき、マッサージ部材12aは、前後方向中央から最前端側へ、スライドしながら案内される。これにより、施療子15aは、前後方向中央から最前端側へ移動することとなる。
図7の右下図に示すように、ピン20が右方向に回転して、前側に位置すると、長溝13内においては、長手方向中央から他方端側へ移動することとなる。
このとき、マッサージ部材12aは、最前端側から後方向へ、スライドしながら案内される。これにより、施療子15aは、最前端側から前後方向中央へ移動することとなる。
図7の左下図に示すように、ピン20が右方向に回転して、左側に位置すると、長溝13内においては、移動して他方端へ当接することなる。そのピン20が長溝13内の他方端に接触すると、反対側の一方端へ移動を開始する。
このとき、マッサージ部材12aは、前後方向中央から最後端側へ、スライドしながら案内される。これにより、施療子15aは、前後方向中央から最後端側へ移動する。
上記したように、マッサージ部材12aが、図7の左上図〜左下図に示すような動作を、繰り返しすることによって、施療子15aのスライド運動が行われ、施療部Fに対して、施療子15aによる伸長マッサージ動作を付与することが可能となる。
なお、右側のマッサージ部材12bのスライド運動についても、上記した動きの鏡像であるので、ここでの説明は省略する。
さて、上記したマッサージ機構10には、回転伝達部材17a,17bの上下軸心に対する施療子15a,15bの回転半径を、自在に変更することが可能な回転半径切換手段が備えられている。
図8を参照しながら、回転半径切換手段の動作について、説明する。
回転半径切換手段の構成としては、例えば、第2マッサージ手段によりマッサージ部材12a,12bをスライド運動させている中で、任意の位置でそのマッサージ部材12a,12bを停止させる。そして、第2マッサージ手段から第1マッサージ手段へと切り替える。
すると、施療子15a,15bは、上の第1マッサージ手段で述べた回転運動とは異なる回転運動、すなわち上で述べた回転半径とは異なる回転半径での軌道で揉みマッサージ動作をすることとなる。
具体的には、回転半径切換手段は、マッサージ部材12a,12bが第2マッサージ手段によりスライド運動している際において、例えば、回転伝達部材17a,17b上でマッサージ部材12a,12bを停止させる。図8の例では、マッサージ部材12a,12bを上下方向軸心の上方で停止させている。
そして、駆動モータ36の出力軸37の回転を逆方向に回転させて、第2マッサージ手段から第1マッサージ手段へと切り替える。
ウォームホイール41が右方向(時計回り)に回転し、ウォームホイール41に歯合している左側の平ギア42aが左方向(反時計回り)に回転するようになる。上でも述べたように、長孔19に嵌入された固定ロッド44により左側の回転伝達部材17aが左方向に回転すると共に、ワンウェイクラッチ(回転規制部材32a)内のギアが噛み合って、左側の回転伝達部材17aに外嵌している環状嵌合部材21aも左方向に同時に回転する。左側のマッサージ部材12aは、左側の回転伝達部材17aの回転により、左方向に回転する。
すると、施療子15aは、左側のマッサージ部材12aの回転と共に、上でも述べた回転半径より小さい回転半径の軌道で回転するようになる。
なお、右側の施療子15bの回転運動については、左側の施療子14aの回転運動を鏡像した運動であるので、ここでの説明は省略する。
ところで、回転半径切換手段については、マッサージ動作を制御する制御部などで、制御するようにしてもよい。
例えば、足幅等の大きさは使用者ごとに様々であるので、その足幅等の大きさに対応する回転半径を予め複数設定しておく。具体例として、足幅が大きい場合は施療子15a,15bの回転半径(大)と設定し、足幅が小さい場合は施療子15a,15bの回転半径(小)と設定しておく。
そして、使用者が任意で操作部5のスイッチ等を操作することにより、制御部が自動的に施療子15a,15bの回転半径の設定を切り替えるようにしていてもよい。
また、自動で施療部F(足裏)に当接する施療子15a,15bの位置を検出し、検出した信号で制御部が、自動的に施療子15a,15bの回転半径を切り替えるようにしていてもよい。
さて、本発明のマッサージ機1には、施療子15a,15bを上下方向に移動させて、当該施療部Fに押圧マッサージ動作を付与する第3マッサージ手段が備えられている。
図9、図10を参照しながら、第3マッサージ手段によるマッサージ部の上下運動について、説明する。
第3マッサージ手段は、マッサージ機構10全体を上下方向に移動させるものであって、マッサージ機構10の右側方に配備された上下駆動部45と、マッサージ機構10の下方に配備された変換部51とを有している。
上下駆動部45は、回転駆動力を出力する上下駆動モータ46と、所定の速度に減速するギアボックス49と、回転駆動力を変換部51に伝達する回転軸50と、を有している。
変換部51は、回転駆動力を上下方向の運動に変換するリンク部材53と、回転軸50の回転に対して偏心回転する偏心ボス部52と、を有している。
上下駆動モータ46は、本体部47が右側のマッサージ部の右側方に配備され、且つ出力軸48が後方向を向いて配備されている。ギアボックス49は、上下駆動モータ46の後側に配備され、上下方向に長い筐体となっている。ギアボックス49の上部側には、上下駆動モータ46の出力軸48が挿入されている。また、ギアボックス49の下部側には、回転軸50の右端部が挿入されている。
回転軸50は、長尺の棒材57であって、ケース体2下側で且つ、マッサージ機構10の後側に、配備されている。また、回転軸50は、水平方向で且つ左右方向に掛け渡されるように配備されていて、両端部はケース体2の左右方向両端部に設けられている支持台60に回転自在に支持されている。
上下駆動モータ46の出力軸48と回転軸50は、上下方向に所定の間隔を空けると共に、回転軸50の右端部と出力軸48とが平面視で略直行するように配備されている。
回転軸50の左右両端部には、変換部51a,51bが取り付けられている。
変換部51a,51bは、回転軸50を外嵌する偏心ボス部52a,52bと、その偏心ボス部52を外嵌するリンク部材53a,53bと、を有している。
例えば、左側の偏心ボス部52aは、円盤状の部材で形成されていて、回転軸50が嵌入される貫通孔が形成されている。貫通孔は、内周径が回転軸50の外周径とほぼ同じ径である。その貫通孔の周囲には、回転軸50に取り付けられている固定ピンを嵌め込む長孔(共に図示せず)が設けられている。長孔に固定ピンが係合されることにより、偏心ボス部52aと回転軸50が相対回転する。
また、回転軸50が挿入される貫通孔は、軸心が偏心ボス部52aの円の中心より離れた位置となるように設けられている。このように、偏心ボス部52aの回転中心が、円の中心と異なっているので、回転軸50が回転すると、偏心ボス部52aは偏心して回転するようになる。
リンク部材53aは、板状の部材で形成されていて、一方端側に環状嵌合部54が形成されている。環状嵌合部54は、偏心ボス部52aを摺動自在に外嵌するものであり、内周径は偏心ボス部52aの外周径とほぼ同じ径である。
一方、リンク部材53aの他方端側には、マッサージ機構10全体を上下方向に移動自在に支持する支持部55が設けられている。
支持部55は、貫通孔が形成されたリング状の部材であって、貫通孔の内部にはベアリング56が内挿されている。ベアリング56は、内周側に棒材57の一方端側が挿入されている。棒材57は、軸心が水平方向で且つ左右方向を向き、他方端側がマッサージ機構10を回動自在に支持している。
変換部51aを側面視すると、偏心ボス部52aの貫通孔の軸心(回転軸50の回転軸心)が、支持部55にベアリング56を介して挿入されている棒材57よりも下方に位置している。
なお、右側の変換部51bの構成についても、左側の変換部51aと同様の構成である。
ケース体2内に設けられている基台61には、マッサージ機構10全体を上下方向に案内する棒状の案内ポスト58が備えられている。また、マッサージ機構10には、案内ポスト58が挿入される案内孔59が備えられている。
この構成により、上下駆動モータ46の出力軸48から出力された回転駆動力は、ギアボックス49の上方から下方に向かって、内蔵されているギアを介して、下部側に挿入されている回転軸50に伝達される。
変換部51a,51bは、回転軸50により伝達された回転駆動力を、上下方向の運動に変換する。
図9に示すように、回転軸50の回転により偏心ボス部52a,52bが偏心回転すると、リンク部材53a,53bの各支持部55は、回転軸50の軸心回りに上方へ回転する。このとき、各支持部55は、ベアリング56を介した棒材57により、マッサージ機構10全体を上方向へ移動させる。また、マッサージ機構10は、案内孔59に挿入されている案内ポスト58により、上方向へ案内される。
図10に示すように、さらに回転軸50の回転により偏心ボス部52a,52bが偏心回転すると、リンク部材53a,53bの各支持部55は、回転軸50の軸心回りに下方へ回転するようになる。このとき、各支持部55は、マッサージ機構10全体を下方向へ移動させる。また、マッサージ機構10は、案内ポスト58により、下方向へ案内される。
このような、マッサージ機構10全体の上下運動を繰り返すことにより、施療子15a,15bが上下方向に移動して、当該施療部Fに押圧マッサージ動作を付与することができる。
加えて、本発明のマッサージ機1には、施療部Fに対して、振動マッサージを付与すること可能とすべく、ケース体2の上面に配備されている板部材6は、バイブレーション可能に構成されている。この板部材6(振動板)を振動させる振動モータ等を備えた振動発生機構62が、ケース体2に内蔵されているマッサージ機構10の後側方に設けられている。また、ケース体2内の四隅には、ゴム等の弾性体からなる振動部材63が設けられている。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。
特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
1 マッサージ機
2 ケース体(本体部)
3 脚部
4 把持部
5 操作部
6 板部材(振動板)
7 突起
8 開口部
9 カバー体
10 マッサージ機構
11a マッサージ部(左側)
11b マッサージ部(右側)
12a マッサージ部材(左側)
12b マッサージ部材(右側)
13 係合部(長溝)
14 案内面
15a 施療子(左側)
15b 施療子(右側)
16 凹レール
17a 回転伝達部材(左側)
17b 回転伝達部材(右側)
18 貫通孔
19 長孔
20 係合体(ピン)
21a 環状嵌合部材(左側)
21b 環状嵌合部材(右側)
22 案内部材
23 案内壁面
24 底部
25 貫通孔
26a 切替手段(左側)
26b 切替手段(右側)
27a 切欠部(左側)
27b 切欠部(右側)
28 切立辺(切り立った辺、短辺)
29 傾斜辺(長辺)
30a ストッパ(左側)
30b ストッパ(右側)
31a 角部
31b 角部
32a 回転規制部材(ワンウェイクラッチ)
32b 回転規制部材(ワンウェイクラッチ)
33 押さえ部材
34 凸レール
35 駆動部
36 駆動モータ
37 出力軸
38 本体部
39 ギアボックス
40 ウォームギア
41 ウォームホイール
42a 平ギア(左側)
42b 平ギア(右側)
43a 回転軸(左側)
43b 回転軸(右側)
44 固定ロッド
45 上下駆動部
46 上下駆動モータ
47 本体部
48 出力軸
49 ギアボックス
50 回転軸
51a 変換部
51b 変換部
52a 偏心ボス部
52b 偏心ボス部
53a リンク部材
53b リンク部材
54 環状嵌合部
55 支持部
56 ベアリング
57 棒材
58 案内ポスト
59 案内孔
60 支持台
61 基台
62 振動発生機構
63 振動部材
F 施療部(足裏)

Claims (9)

  1. 上方から載置される施療部に対してマッサージ動作を付与するマッサージエリアを備え、且つ床面に載置可能とされた本体部と、前記本体部に内蔵され、且つ、備えられている施療子で前記施療部に対してマッサージ動作を付与するマッサージ部と、前記マッサージ機構を駆動させる駆動部と、を有するマッサージ機構を備えるマッサージ機であって、
    前記マッサージ機構は、前記施療子を回転運動をさせて、前記施療部に対して、揉みマッサージ動作を付与する第1マッサージ手段と、前記施療部に対して、前記施療子がスライド運動をしながら、前記施療部の表面に沿った方向に、伸長マッサージ動作を付与する第2マッサージ手段を有するものであり、
    前記マッサージ部は、上面側に前記施療子が突設されているマッサージ部材と、前記マッサージ部材の下方に配備されていて、上下軸心回りに回転して、前記駆動部の回転駆動力を当該マッサージ部材に伝達する回転伝達部材と、前記回転伝達部材を回転自在に外嵌し且つ上下軸心回りに回転すると共に、前記マッサージ部材をスライド方向に案内する案内部材が設けられている環状嵌合部材と、前記環状嵌合部材の回転を停止させて、前記施療子を備えるマッサージ部材を、回転運動からスライド運動へと自在に切り替える切替手段と、を有していて、
    前記回転伝達部材の上下軸心と、前記環状嵌合部材の上下軸心とが、同軸線上とされていて、前記マッサージ部材の下面側には係合部が形成されていて、前記係合部の一方端及び他方端に対応する前記マッサージ部材の外壁には、前記案内部材に案内される案内面が形成されていて、前記回転伝達部材の上面側には、前記係合部に嵌り込む係合体が、当該回転伝達部材の回転軸心から所定距離だけ離れた位置に設けられている
    ことを特徴とするマッサージ機。
  2. 前記第1マッサージ手段と前記第2マッサージ手段とが、切り替え自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記第1マッサージ手段は、
    前記駆動部の回転駆動力により、前記回転伝達部材と前記環状嵌合部材とを軸心回りに、ともに回転させるとともに、当該回転伝達部材の係合体を介して、前記マッサージ部材を回転運動させて、
    前記施療部に対して、前記施療子による前記揉みマッサージ動作を付与する構成とされている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  4. 前記第2マッサージ手段は、
    前記切替手段により、前記環状嵌合部材の回転を停止させるとともに、前記回転伝達部材の回転をさせ、
    前記回転伝達部材の回転により、前記係合部において、前記係合体を往復移動させるとともに、前記案内部材の案内により、前記マッサージ部材をスライド運動させて、
    前記施療部に対して、前記施療子による前記伸長マッサージ動作を付与する構成とされている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  5. 前記切替手段は、前記環状嵌合部材の回転のうち、一方方向の回転のみを停止させて、前記マッサージ部材を、回転運動からスライド運動へと切り替える構成とされていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  6. 前記切替手段は、前記環状嵌合部材に形成されている切欠部と、当該環状嵌合部材の外周囲に配備されているストッパと、前記環状嵌合部材の回転を規制する回転規制部材と、を有し、
    前記ストッパが前記切欠部に嵌合するとともに、前記回転規制部材が前記駆動部の動力を前記環状嵌合部材へ非伝達とすることで、前記マッサージ部材を、回転運動からスライド運動へと切り替える構成とされている
    ことを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  7. 前記回転規制部材として、ワンウェイクラッチが採用されていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  8. 前記マッサージ機構には、前記回転伝達部材の上下軸心に対する前記施療子の回転半径を、自在に変更することが可能な回転半径切換手段が備えられていることを特徴とする請求項に記載のマッサージ機。
  9. 前記施療子を、上下方向に移動させて、当該施療部に押圧マッサージ動作を付与する第3マッサージ手段が備えられていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のマッサージ機。
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