JP6642149B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、像担持体上にトナー像を形成する画像形成ユニットと、像担持体上のトナー像を中間転写ベルトに1次転写し、中間転写ベルト上の中間トナー像を記録媒体に2次転写する転写ユニットとを備えた、電子写真方式の画像形成装置が知られている。
かかる画像形成装置においては、粘着剤層を介してシートが積層されたラベル紙等の記録媒体を使用した場合、粘着剤が各部材(搬送ローラー、2次転写ローラーなど)に付着することで、画像不良や装置内部の不具合が発生することがある。
そこで、粘着剤の付着を検出してこれを除去する除去部材を備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、画像形成装置においては、画像濃度や記録媒体の位置を検出する各種検出センサーが備えられている(例えば、特許文献2、3参照)。従って、粘着剤の付着によって画像濃度の傾き、画像の位置ズレ、記録媒体の蛇行や傾き等が発生した場合にも、これらのセンサーの検出結果を用いて補正を実施している。
特開2008−266012号公報 特開2015−135399号公報 特開2015−158577号公報
しかしながら、このような画像形成装置においては、粘着剤を除去するための除去部材、画像濃度や記録媒体の位置を検出するための各種検出センサーが必要であって、部品点数が多くなっていた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、少ない部品点数でありながら、良好な画質及び搬送安定性を実現することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、粘着剤層を介してシートが積層された記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部と、前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の両端部からはみ出した粘着剤量を検出する検出部と、前記検出部により検出した前記記録媒体の前記幅方向の両端部の粘着剤量の差に基づいて、前記画像形成部により形成する画像の濃度を補正する補正量を算出する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、少ない部品点数でありながら、良好な画質及び搬送安定性を実現することができる。
画像形成装置の制御構成を示す機能ブロック図である。 画像形成装置の要部構成を示す概略図である。 検出部の構成を説明するための図である。 検出部の設置位置を示す図である。 ステアリング機構による記録媒体の動作を説明するための図である。 粘着剤除去処理を示すフローチャートである。 粘着剤除去処理における記録媒体の移動の様子を説明するための図である。 粘着剤除去処理における記録媒体の移動の様子を説明するための図である。 粘着剤除去処理における記録媒体の移動の様子を説明するための図である。 補正量算出処理を示すフローチャートである。 (a)は、2次転写ローラーにおける記録媒体の手前側と奥側の粘着剤付着量を示す図の一例であり、(b)は、(a)に基づく補正量を示す図の一例である。 粘着剤付着量を画像濃度に換算する手法を説明するための図である。 (a)は、2次転写ローラー及び給紙ローラー対における記録媒体の手前側と奥側の粘着剤付着量を示す図の一例であり、(b)は、(a)に基づく補正量を示す図の一例である。 他の態様の補正量算出処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
先ず、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
図1は、画像形成装置100の制御構成を示す機能ブロック図である。図2は、画像形成装置100の要部構成を示す概略図である。
図1、図2に示すように、画像形成装置100は、例えば、給紙部10と、画像形成部Gと、定着部40と、報知部としての操作表示部50と、制御部60と、記憶部70と、検出部80と、ステアリング機構90と、を備える。
給紙部10は、ロール状に巻き回された長尺な記録媒体Pを備えている。本実施の形態において、記録媒体Pは、例えば、粘着層を介して2枚のシートが積層されたラベル紙である。記録媒体Pは、給紙ローラー対11、12、13により搬送され、後述の2次転写ローラー33に搬送される。
なお、記録媒体Pとしては、枚葉状のものであっても良い。
画像形成部Gは、例えば、外部装置から送信された画像形成ジョブ(以下、単に「ジョブ」という)に基づいて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット20Y、20M、20C、20K、及び転写ユニット30等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット20Y、20M、20C、20Kは、同様の構成を有する。なお、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示す。
画像形成ユニット20Yにより画像形成ユニットの構成を説明する。
画像形成ユニット20Yは、露光部21、現像部22、感光体23、及び帯電部24等を備えている。
帯電部24は、光導電性を有する感光体23の表面を一様に負極性に帯電させる。露光部21は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体23に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。感光体23の表面には、周囲との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。現像部22は、各色成分の現像剤を収容しており、感光体23の表面に各色成分のトナーを付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
転写ユニット30は、中間転写ベルト31、1次転写ローラー32、2次転写ローラー33、駆動ローラー34、従動ローラー35、及び図示しないベルトクリーニング部等を備えている。
中間転写ベルト31は無端状ベルトで構成され、駆動ローラー34、及び従動ローラー35に掛け渡される。中間転写ベルト31は、駆動ローラー34の回転により矢印A方向に一定速度で走行する。
1次転写ローラー32によって、中間転写ベルト31が感光体23に圧接されると、中間転写ベルト31に各色トナー像が順次重ねられて1次転写される。そして、中間転写ベルト31が2次転写ローラー33によって記録媒体Pに圧接されると、中間転写ベルト31に1次転写された中間トナー像が記録媒体Pに2次転写される。
定着部40は、記録媒体P上に転写されたトナー像を定着させる。
例えば、定着部40は、記録媒体Pを挟持するための、加熱ローラー41及び加圧ローラー42を備えている。
加熱ローラー41は、加熱源であるヒーターによって所定の温度に加熱される。
加圧ローラー42は、図示しない弾性部材によって加熱ローラー41へ向かって付勢されている。トナー像の転写された記録媒体Pは、加熱ローラー41と加圧ローラー42とのニップ部を通ることにより熱と圧力が加えられ、トナー像が溶融定着する。
操作表示部50は、表示画面を備え、画面上に各種情報の表示を行う表示部、及びユーザーによる各種指示の入力に使用される操作部を備えている。
制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部60のCPUは、記憶部70に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成処理、粘着剤除去処理、補正量算出処理などの各種処理を実行する。粘着剤除去処理、補正量算出処理の詳細は後述する。
記憶部70は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。
記憶部70には、制御部60で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータが記憶されている。例えば、記憶部70には、各種処理の実行に必要な設定情報が記憶されている。
図3(a)(b)は、検出部80の構成を説明するための図である。
検出部80は、例えば、図3(a)に示すように、記録媒体Pの搬送方向と直交する幅方向(X方向)の両端部にそれぞれ対応する2つのセンサー81、81を備えている。
2つのセンサー81、81は、例えば、光学式センサーであって、制御部60の制御により、検出対象部材であるローラー(給紙ローラー対11、12、13、2次転写ローラー33、加圧ローラー42)のニップ部において、記録媒体PのX方向の両端部からはみ出して上記ローラーに付着した粘着剤の付着量(粘着剤量)を、その出力値により検出する。
2つのセンサー81、81には、当該2つのセンサー81、81をX方向に移動させる移動機構が備えられ、記録媒体PのX方向のサイズに応じて、そのX方向の位置が調整される。
また、検出部80は、例えば、図3(b)に示すように、記録媒体PのX方向に沿って延在する1つの長尺なラインセンサー82を備えても良い。この場合、記録媒体PのX方向のサイズに応じて、ラインセンサー82の使用箇所が選択される。
また、検出部80は、2つのセンサー81、81或いはラインセンサー82の代わりに、画像取得用のカメラを備える構成とすることもできる。この場合、画像解析により粘着剤の面積を算出し、その面積から粘着剤量を検出可能である。
図4は、検出部80の設置位置を示す図である。
図3に示すように、検出部80は、記録媒体Pの搬送経路上に複数設置されるものであり、例えば、給紙ローラー対11、12、13、2次転写ローラー33、加圧ローラー42に対して設置されている。
また、検出部80は、検出対象部材であるローラー(給紙ローラー対11、12、13、2次転写ローラー33、加圧ローラー42)の粘着剤が付着した付着部を直接検出可能な位置に設置される。
図5は、ステアリング機構90による記録媒体Pの動作を説明するための図である。
ステアリング機構90は、給紙ローラー対11、12、13、及び加圧ローラー42に対して設置された検出部80に対応して設置されている。
図5に示すように、ステアリング機構90は、制御部60の制御により、検出部80により検出された粘着剤量に基づいて、搬送されている記録媒体PをX方向に移動させるものである。これにより、搬送路に付着している粘着剤を、記録媒体Pに拭わせることができる。
ステアリング機構90の機構としては、例えば、記録媒体PのX方向端部に設けられた衝立部91と、衝立部91をX方向に移動させる駆動部92と、を備え、駆動部92の駆動により衝立部91をX方向に移動させることで記録媒体PをX方向に押すなどの構成を採用することができるが、これ以外にも公知の如何なる機構であっても良い。
次に、本実施の形態における画像形成装置100の動作について説明する。
本実施の形態においては、画像形成装置100は、画像形成処理時、各検出部80により検出された粘着剤量に基づいて、各ステアリング機構90により搬送中の記録媒体PをX方向に移動させることで、搬送路に付着した粘着剤を除去する粘着剤除去処理を実行する。
また、画像形成装置100は、全ての検出部80により検出された粘着剤量に基づいて、画像濃度に補正を加えるための補正量を算出する補正量算出処理を実行する。
図6は、粘着剤除去処理を示すフローチャートである。
また、図7〜図9は、粘着剤除去処理における記録媒体Pの移動の様子を説明するための図である。図7〜図9においては、横方向に記録媒体Pの位置を示し、縦方向に粘着剤量を示して、粘着剤量に応じた記録媒体Pの移動の様子を説明している。また、X方向における記録媒体Pに手前側の基準位置(移動前の位置)をX1とし、奥側の基準位置(移動前の位置)をX2としている。
なお、かかる粘着剤除去処理は、記録媒体Pが画像形成処理のため給紙部10から定着部40にわたって搬送される際に、各ステアリング機構90において実行されるものである。
先ず、制御部60は、検出部80により粘着剤量を検出する(ステップS101)。即ち、制御部60は、検出部80により、記録媒体PのX方向の両端部において、記録媒体Pからはみ出して検出対象のローラーに付着した粘着剤の付着量を検出する。
次いで、制御部60は、予め定められた第一閾値以上か否かを判断し(ステップS102)、第一閾値に満たない場合(ステップS102:NO)、かかるステップS102の処理を繰り返す。
第一閾値とは、ステアリングを実施する粘着剤量の基準を示す値である。
一方、第一閾値以上の場合(ステップS102:YES)、制御部60は、予め定められた、第一閾値より大きな第二閾値以上か否かを判断する(ステップS103)。
第二閾値とは、ステアリングによる粘着剤の除去が不可と考えられる、即ち、粘着剤量が多すぎて、記録媒体Pで拭うだけでは粘着剤の除去が不可能とされる基準を示す値である。
そして、第二閾値以上である場合(図7参照)(ステップS103:YES)、制御部60は、ユーザーに対して清掃指示を出し(ステップS104)、本処理を終了する。
ユーザーに対する清掃指示とは、例えば、操作表示部50の表示画面にメッセージを表示すること等で行われる。
一方、第二閾値に満たない場合(図8(a)参照)(ステップS103:NO)、制御部60は、第一閾値以上の粘着剤が付着した側に記録媒体Pを移動させるステアリングを実施する(図8(b)参照)(ステップS105)。
これにより、記録媒体Pの基準位置よりずれた部分が、その搬送方向にある粘着剤(図8(b)の破線部分)を拭うこととなり、粘着剤の除去が行われることとなる。
次いで、制御部60は、ステアリング後、所定時間経過したか否か判断し(ステップS106)、所定時間経過した場合(ステップS106:YES)、記録媒体Pを元の位置に戻し(図8(c)参照)(ステップS107)、その後、上記ステップS101に戻って以降の処理を繰り返す。
一方、所定時間に達しない場合(ステップS106:NO)、制御部60は、同一方向に一定距離以上移動したか、即ち、ステアリング可能な限界位置に達したか否かを判断する(ステップS108)。
そして、限界位置に達していない場合(図9(a)参照)(ステップS108:NO)、制御部60は、上記ステップS105に戻って以降の処理を繰り返す(図9(b)参照)。
一方、限界位置に達した場合(図9(c)参照)(ステップS108:YES)、制御部60は、検出対象のローラーの圧力を変更し(ステップS109)、本処理を終了する。
なお、上記ステップS109においては検出対象のローラーの圧力を変更する構成を例示して説明したが、この代りに、ユーザーに対して清掃指示を出すこととしても良い。
このように、本実施の形態においては、画像形成処理において搬送される記録媒体Pは、上記粘着剤除去処理の実行により、給紙ローラー対11、12、13、加圧ローラー42に対して設置された各ステアリング機構90によりステアリングされ、粘着剤を拭うこととなる。
なお、かかる処理により記録媒体Pに粘着剤が付着することとなるが、記録媒体Pの端部であるため影響はない。
図10は、補正量算出処理を示すフローチャートである。
かかる補正量算出処理は、一の記録媒体Pが画像形成処理のため給紙部10から定着部40にわたって搬送され、全ての検出部80により、その一の記録媒体Pの両端部の粘着剤量が検出された後、実行されるものである。
先ず、制御部60は、各検出部80における検出結果から、各検出部80に対応するローラー毎に、X方向の手前側と奥側の粘着剤量の差を算出する(ステップS201)。
次に、制御部60は、全てのローラーにおいて同一方向に差が出ているか否かを判断する(ステップS202)。
即ち、全てのローラーにおいてX方向の手前側の粘着剤量が多い、又は、全てのローラーにおいてX方向の奥側の粘着剤量が多いという、方向による傾向が出ているか否かを判断する。
かかる判断は、粘着剤量の差が発生す要因がどこにあるのか推定するための処理であり、全てのローラーにおいて同一方向に差が出ている場合、記録媒体Pに塗布されている粘着剤の状態や装置外の環境が要因と考えられる。
また、同一方向に差が出ていない場合、差が出ているローラーに問題があると考えられる。
なお、ここでは、全てのローラーにおいて同一方向に差が出ているか否か判断することとするが、全てのローラーのうちの予め設定された所定数において同一方向に差が出ているか否か判断することとしても良い。
そして、同一方向に差が出ていない場合(ステップS202:NO)、制御部60は、2次転写ローラー33に備えられた検出部80で検出された粘着剤量の差から補正量を算出する(ステップS203)。
図11(a)は、2次転写ローラー33に対して設置された検出部80で検出された、記録媒体Pの手前側と奥側の粘着剤量を示す図の一例である。また、図11(b)は、図11(a)に基づいた記録媒体Pの手前側と奥側における画像濃度の補正量を示す図の一例である。
図11(a)では、記録媒体Pの奥側が手前側より粘着剤量がW1多い状態となっている。即ち、粘着剤量の差がW1である。
この場合、図11(b)に示すように、記録媒体Pの奥側に対応する2次転写ローラー33の圧力が、粘着剤量の差が発生する要因となっていると考える。そこで、粘着剤量の差W1を、画像濃度に換算し、補正量を算出する。
図12(a)(b)は、粘着剤量の差W1を、画像濃度に換算する手法を説明するための図である。
先ず、図12(a)の換算データを用いて、粘着剤量(粘着剤量の差W1)を、ローラー圧に換算する。次いで、図12(a)の換算データを用いて、ローラー圧を、画像濃度に換算する。
ここで、図12(a)(b)に示す換算データは、設定情報として予め記憶部70に記憶されている。
図10に戻って、同一方向に差が出ている場合(ステップS202:YES)、制御部60は、給紙ローラー対11、12、13に備えられた検出部80で検出された粘着剤量を、2次転写ローラー33に備えられた検出部80で検出された粘着剤量から差し引いた上、画像濃度の補正量を算出する(ステップS204)。
図13(a)は、2次転写ローラー33及び給紙ローラー対11に対して設置された検出部80で検出された、記録媒体Pの手前側と奥側の粘着剤量を示す図の一例である。また、図13(b)は、図13(a)に基づいた記録媒体Pの手前側と奥側における画像濃度の補正量を示す図の一例である。
図13(a)では、2次転写ローラー33に備えられた検出部80において、記録媒体Pの奥側が手前側より粘着剤量がW2多い状態となっている。即ち、粘着剤量の差がW2である。
また、給紙ローラー対11に備えられた検出部80において、記録媒体Pの奥側が手前側より粘着剤量がW3多い状態となっている。即ち、粘着剤量の差がW3である。
この場合、2次転写ローラー33における粘着剤量の差W2を、給紙ローラー対11における粘着剤量の差W3にて割った値を、実質的に2次転写ローラー33が影響した粘着剤量(実質粘着剤量W4とする)として算出する。そして、実質粘着剤量W4を、画像濃度に換算し、補正量を算出する。
また、ここでは、給紙ローラー対11における粘着剤量の差(粘着剤量の差W3)を用いて実質粘着剤量W4を算出する説明をしたが、実質粘着剤量W4の算出には、給紙ローラー対11、12、13で検出した粘着剤量の平均値を用いることが、精度の観点からより好ましい。
なお、実質付着量W4を画像濃度に換算する手法としては、上記ステップS203と同様に、上記図12(a)(b)を用いることができる。
次いで、制御部60は、上記ステップS201〜ステップS204の処理を所定回数繰り返したか、即ち、所定枚数の記録媒体P分だけ補正量を算出したか否かを判断し(ステップS205)、所定回数に満たない場合(ステップS205:NO)、上記ステップS201に戻って以降の処理を繰り返す。
一方、所定回数繰り返した場合(ステップS205:YES)、制御部60は、所定回数分の補正量を平均した平均値を最終補正量として決定する(ステップS206)。
この後、最終補正量を用いて、例えば、露光量制御、濃度の階調制御などの画像濃度の補正処理を実行する。
このように、本実施の形態においては、粘着剤量の差に基づいて補正量を算出し、画像濃度の補正を行うこととなる。
以上のように、本実施の形態においては、粘着剤層を介してシートが積層された記録媒体Pに対して画像形成を行う画像形成部Gと、記録媒体PのX方向の両端部からはみ出した粘着剤量を検出する検出部80と、検出部80により検出した記録媒体PのX方向の両端部の粘着剤量の差に基づいて、画像形成部Gの画像形成条件を補正する補正量を算出する制御部60と、を備える。
このため、各種センサーを搭載する必要がなく、少ない部品点数でありながら、良好な画質及び搬送安定性を実現することができる。
また、本実施の形態においては、画像形成部Gに記録媒体Pを給紙する給紙部10を備え、検出部80は、画像形成部G及び給紙部10に備えられ、制御部60は、画像形成部G及び給紙部10における全ての検出部80において記録媒体PのX方向の同一側の端部で粘着剤量を多く検出した場合、給紙部10に備えられた検出部80で検出された粘着剤量を、画像形成部Gに備えられた検出部80で検出された粘着剤量から差し引いて補正量を算出する。
このため、環境起因の粘着剤のはみ出し量(粘着剤量)が差し引かれるので、より精度よく補正量を算出できる。
また、本実施の形態においては、給紙部10には複数の検出部80が備えられ、制御部60は、給紙部10における複数の検出部80で検出された粘着剤量を平均した平均値を、画像形成部Gに備えられた検出部80で検出された粘着剤量から差し引いて補正量を算出する。
このため、環境起因の粘着剤のはみ出し量(粘着剤量)を精度よく算出できる。
また、本実施の形態においては、制御部60は、複数枚の記録媒体Pに対して補正量を算出し、複数枚の記録媒体Pに対して算出された補正量を平均した平均値を、最終補正量として決定する。
このため、より精度よく画像形成部Gの画像形成条件を補正することができる。
また、本実施の形態においては、検出部80は、記録媒体PのX方向に延在するラインセンサー82を備える。
このため、複数のセンサー、或いはセンサーを移動させる機構を備えることなく、様々なサイズの記録媒体Pに対応可能である。
また、本実施の形態においては、検出部80は、記録媒体PのX方向の両端部からはみ出した粘着剤が付着した検出対象部材(給紙ローラー対11、12、13、2次転写ローラー33、加圧ローラー42)の付着部を検出可能な位置に設置される。
このため、検出対象部の粘着剤の付着部を直接検出することで、より精度よく粘着剤量を検出することができる。
また、本実施の形態においては、記録媒体PをX方向に移動させるステアリング機構90を備え、制御部60は、検出部80により検出した粘着剤量が第一閾値を超えた場合、ステアリング機構90により、記録媒体Pを粘着剤量が第一閾値を超えた方向に移動させる。
このため、搬送中の記録媒体Pにより粘着剤を拭うことができる。
また、本実施の形態においては、制御部60は、記録媒体Pを移動させてから所定時間経過した場合、ステアリング機構90により、当該記録媒体Pを元の位置に戻す。
このため、記録媒体PのX方向の位置が過度にずれるのを防止することができる。
また、本実施の形態においては、記録媒体Pを挟持搬送するローラー対(給紙ローラー対11、12、13、2次転写ローラー33、加圧ローラー42)を備え、検出部80はローラー対に対して設置され、制御部60は、ステアリング機構90により、記録媒体Pを同一方向に一定距離以上移動させた場合、ローラー対のニップ圧を変更する。
このため、ローラー対のニップ圧を変更させることで、記録媒体PのX方向の一方に多量の粘着剤がはみ出す(付着する)のを防止することができる。
また、本実施の形態においては、ユーザーに対して所定のメッセージを報知する操作表示部50を備え、制御部60は、ステアリング機構90により、記録媒体Pを同一方向に一定距離以上移動させた場合、操作表示部50により清掃を促す。
このため、記録媒体PのX方向の一方に多量の粘着剤が付着していることをユーザーに知らせ、清掃を促すことができる。
また、本実施の形態においては、ユーザーに対して所定のメッセージを報知する操作表示部50を備え、制御部60は、検出部80により検出した粘着剤量が第一閾値よりも多い第二閾値を超えた場合、操作表示部50により清掃を促す。
このため、記録媒体PのX方向の一方に多量の粘着剤が付着していることをユーザーに知らせ、清掃を促すことができる。
なお、上記図10のフローチャートでは、上記ステップS201〜ステップS204の処理を所定回数繰り返し、その平均を用いて最終補正量を決定しているが、図14のフローチャートに示すように、上記ステップS201〜ステップS204の処理を所定回数繰り返さない構成とすることもできる。
図14では、ステップS201〜ステップS204まで、図10と同一の処理を行う。
その後、制御部60は、2次転写ローラー33の下流側に設けられた濃度センサー(図示省略)により、記録媒体Pに形成された画像の濃度検出を行い、その結果を、上記ステップS203又は上記ステップS204で算出した補正量に照らし合わせて、最終補正量を決定する(ステップS207)。
かかる構成とすることで、上記ステップS201〜ステップS204の処理を所定回数繰り返すことなく、補正精度を確保することができる。
また、精度をより向上させる観点から、上記図10フローチャートでは上記ステップS201〜ステップS204の処理を所定回数繰り返し、上記図14フローチャートでは濃度センサーの結果を用いて最終補正量を決定したが、これらを何れも行わないこととしても良い。
100 画像形成装置
10 給紙部
11、12、13 給紙ローラー対
G 画像形成部
20Y、20M、20C、20K 画像形成ユニット
30 転写ユニット
31 中間転写ベルト
32 1次転写ローラー
33 2次転写ローラー
34 駆動ローラー
35 従動ローラー
40 定着部
41 加熱ローラー
42 加圧ローラー
50 操作表示部(報知部)
60 制御部
70 記憶部
80 検出部
81 センサー
82 ラインセンサー
90 ステアリング機構
91 衝立部
92 駆動部
P 記録媒体

Claims (11)

  1. 粘着剤層を介してシートが積層された記録媒体に対して画像形成を行う画像形成部と、
    前記記録媒体の搬送方向と直交する幅方向の両端部からはみ出した粘着剤量を検出する検出部と、
    前記検出部により検出した前記記録媒体の前記幅方向の両端部の粘着剤量の差に基づいて、前記画像形成部により形成する画像の濃度を補正する補正量を算出する制御部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成部に前記記録媒体を給紙する給紙部を備え、
    前記検出部は、前記画像形成部及び前記給紙部に備えられ、
    前記制御部は、前記画像形成部及び前記給紙部における所定数の前記検出部において前記記録媒体の前記幅方向の同一側の端部で粘着剤量を多く検出した場合、前記給紙部に備えられた前記検出部で検出された粘着剤量を、前記画像形成部に備えられた前記検出部で検出された粘着剤量から差し引いて前記補正量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記給紙部には複数の前記検出部が備えられ、
    前記制御部は、前記給紙部における複数の前記検出部で検出された粘着剤量を平均した平均値を、前記画像形成部に備えられた前記検出部で検出された粘着剤量から差し引いて前記補正量を算出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、複数枚の前記記録媒体に対して前記補正量を算出し、複数枚の前記記録媒体に対して算出された前記補正量を平均した平均値を、最終補正量として決定することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出部は、前記記録媒体の前記幅方向に延在するラインセンサーを備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記検出部は、前記記録媒体の前記幅方向の両端部からはみ出した粘着剤が付着した検出対象部材の付着部を検出可能な位置に設置されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記記録媒体を前記幅方向に移動させるステアリング機構を備え、
    前記制御部は、前記検出部により検出した粘着剤量が第一閾値を超えた場合、前記ステアリング機構により、前記記録媒体を粘着剤量が前記第一閾値を超えた方向に移動させることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記記録媒体を移動させてから所定時間経過した場合、前記ステアリング機構により、当該記録媒体を元の位置に戻すことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体を挟持搬送するローラー対を備え、
    前記検出部は前記ローラー対に対して設置され、
    前記制御部は、前記ステアリング機構により、前記記録媒体を同一方向に一定距離以上移動させた場合、前記ローラー対のニップ圧を変更することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. ユーザーに対して所定のメッセージを報知する報知部を備え、
    前記制御部は、前記ステアリング機構により、前記記録媒体を同一方向に一定距離以上移動させた場合、前記報知部により清掃を促すことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  11. ユーザーに対して所定のメッセージを報知する報知部を備え、
    前記制御部は、前記検出部により検出した粘着剤量が前記第一閾値よりも多い第二閾値を超えた場合、前記報知部により清掃を促すことを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載の画像形成装置。
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