JP6642080B2 - モータ - Google Patents

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Description

本発明は、モータに関するものである。
例えば特許文献1に記載されているように、モータには、内側に電機子が配置されたヨークハウジングと、電機子の回転を減速する減速機構を収容したギヤハウジングとが、電機子に給電するための給電ブラシを保持したブラシホルダを挟持した構成のものがある。
特許文献1に記載されたモータのブラシホルダは、軸方向に開口したヨークハウジングの開口部に配置されて給電ブラシを保持する本体部と、ヨークハウジング及びギヤハウジングの外部に位置し外部との電気的な接続を図る給電用のコネクタ部と、本体部とコネクタ部とを連結する連結部とを有する。また、ギヤハウジングにおけるヨークハウジングとの間にブラシホルダを挟持する端部には、ギヤハウジングに対するブラシホルダの組付け方向と反対方向(即ちヨークハウジング側)に開口しモータの内外を連通する収容凹部が設けられている。前記連結部は、この収容凹部に配置されている。また、ヨークハウジングとギヤハウジングとの間には、ヨークハウジングとブラシホルダとの間、及びギヤハウジングとブラシホルダとの間からモータの内部へ水が浸入することを抑制するための封止部材が設けられている。封止部材は、弾性変形可能であり、インサート品としてブラシホルダに一体化されて設けられている。この封止部材は、連結部の外周を囲み同連結部の表面に当接した連結封止部を有する。連結封止部は、連結部と共に収容凹部に配置されており、ギヤハウジングに固定されたヨークハウジングによってギヤハウジング側(収容凹部の底面側)に押圧されて弾性変形している。そして、連結封止部は、収容凹部におけるヨークハウジング側に開口した開口から同収容凹部の内側に露出したヨークハウジング、及び収容凹部の内周面に密着することにより、収容凹部の内周面と連結部との間、及びヨークハウジングと収容凹部の内周面との間を液密に封止している。
特開2008−219985号公報
ところで、モータの組み付け時においてヨークハウジングをギヤハウジングに固定する際、封止部材の連結封止部は、ヨークハウジングによって収容凹部の底面側に加圧されることにより収容凹部の内部で弾性変形する。このとき、連結封止部は、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がるように弾性変形する。その一方で、連結封止部の内側の連結部は、殆ど弾性変形しない。そのため、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間してしまい、ブラシホルダの連結部と封止部材の連結封止部との間に隙間が生じることがあった。そして、連結部及び連結封止部は、モータの内外を連通する収容凹部に配置されているため、連結部と封止部材との間に隙間が生じると、当該隙間からモータの内部に水等の液体が浸入する虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることを抑制することができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するモータは、軸方向に開口し内側に電機子が配置されたヨークハウジングと、前記電機子に電力を供給するための給電ブラシを保持し前記ヨークハウジングの開口部に配置された本体部、外部との電気的な接続を図る給電用のコネクタ部、及び、前記本体部と前記コネクタ部とを連結する連結部を有するブラシホルダと、前記ヨークハウジング側に開口するとともにモータの内外を連通し前記連結部が内側に配置された収容凹部を有するとともに、前記電機子の回転を減速する減速機構を収容し、前記ヨークハウジングとの間に前記ブラシホルダを挟持したギヤハウジングと、前記ヨークハウジングと前記ブラシホルダとの間及び前記ギヤハウジングと前記ブラシホルダとの間を封止する弾性変形可能な封止部材と、を備え、前記封止部材は、前記連結部の外周を囲み前記収容凹部に配置され前記ヨークハウジングによって前記ギヤハウジングに対する前記ヨークハウジングの組付け方向に加圧されている連結封止部と、前記連結封止部から前記組付け方向と直交する方向に突出し弾性変形した状態で前記収容凹部の内側面に密着した封止凸部とを有し、前記連結部と前記連結封止部との間で前記組付け方向と直交する方向に前記連結封止部から突出し弾性変形した状態で前記連結部に密着した連結封止部側封止凸部、及び、前記連結部と前記連結封止部との間で前記組付け方向と直交する方向に前記連結部から突出し弾性変形した前記連結封止部に密着された連結部側封止凸部の少なくとも一方を有する
この構成によれば、封止凸部は、収容凹部の内側面と連結封止部との間で、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部から突出している。従って、ヨークハウジングがギヤハウジングに組み付けられるときに、ヨークハウジングによって加圧された連結封止部は、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がることが、収容凹部の内側面と連結封止部との間に介在された封止凸部によって抑制される。そのため、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間することが抑制される。従って、連結部と連結封止部との間、即ちブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることを抑制することができる。
この構成によれば、連結封止部側封止凸部及び連結部側封止凸部は、連結部と連結封止部との間で、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に突出するものである。従って、ヨークハウジングがギヤハウジングに組み付けられるときに、ヨークハウジングによって加圧された連結封止部は、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がることが、連結封止部側封止凸部及び連結部側封止部の少なくとも一方によっても抑制される。そのため、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間することが更に抑制される。従って、連結部と連結封止部との間、即ちブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることを更に抑制することができる。
上記モータにおいて、前記封止凸部は、前記連結封止部における前記組付け方向の前方側の端から後方側の端に亘って延びる突条をなしていることが好ましい。
この構成によれば、封止凸部は、連結封止部における、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向の前方側の端から後方側の端の範囲に亘って、収容凹部の内側面と連結封止部との間に介在されている。従って、ヨークハウジングによって加圧された連結封止部がギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がることが、連結封止部におけるギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向の前方側の端から後方側の端の範囲に亘って封止凸部によって抑制される。よって、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間することがより抑制されるため、連結部と連結封止部との間、即ちブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることをより抑制することができる。
本発明のモータによれば、ブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることを抑制することができる。
実施形態のモータの斜視図。 実施形態のモータの分解図。 実施形態におけるブラシホルダ及び封止部材の底面図。 (a)及び(b)はヨークハウジングを除いた実施形態のモータにおける封止凸部付近の部分拡大図。 実施形態のモータの部分拡大断面図。 別の形態におけるブラシホルダの底面図。 別の形態のモータの部分拡大断面図。 別の形態におけるブラシホルダの底面図。
以下、モータの一実施形態について説明する。
図1に示す本実施形態のモータ1は、車両のウインドガラスを電動で昇降させるパワーウインド装置の駆動源として用いられるものである。モータ1は、図1において上部に位置し回転力を発生するモータ部2と、モータ部2の出力側(図1においてモータ部2の下側)に設けられた減速部3とから構成されている。
図1及び図2に示すように、モータ部2のヨークハウジング11(以下、ヨーク11とする)は、有底筒状をなしており、軸方向に開口した開口部11cを有する。詳しくは、ヨーク11は、円筒状の側壁部11aと、側壁部11aの軸方向の一端(図1において上端)を閉塞する底部11bと、側壁部11aの軸方向の他端(ヨーク11の開口部11c側の端部であって、図1において下端)に設けられたフランジ部11dとを有する。ヨーク11の底部11bは、その中央部に、ヨーク11の内側に開口する有底筒状の軸受収容部11eを有する。また、フランジ部11dは、側壁部11aにおけるヨーク11の開口部11c側の端部から同側壁部11aの軸直交方向に延設された鍔状をなしている。
図2に示すように、ヨーク11の内周面、即ち側壁部11aの内周面には、マグネット12が固着されている。そして、ヨーク11の内部においてマグネット12の内側となる位置に電機子13が回転可能に配置されている。電機子13は、回転軸14と、回転軸14に一体回転可能に固定された電機子コア15と、電機子コア15に巻装された電機子コイル16と、回転軸14に一体回転可能に固定された整流子17とを有する。回転軸14は、略円柱状をなしており、側壁部11aの軸方向に沿ってヨーク11の中央部に配置されている。また、回転軸14の基端部(図2において上側の端部)は、前記軸受収容部11eの内部に収容された軸受18によって回転可能に支持されている。また、回転軸14の先端部(図2において下側の端部)は、ヨーク11の開口部11cから同ヨーク11の外部に突出している。なお、以下、特に説明が無い限り、単に「軸方向」と記載した場合には回転軸14の軸方向を意味し、単に「径方向」と記載した場合には回転軸14の径方向を意味し、単に「周方向」と記載した場合には回転軸14の周方向(回転方向)を意味するものとする。
前記電機子コア15は、回転軸14に外嵌されており、ヨーク11の内部で前記マグネット12と径方向に対向している。また、前記整流子17は、円筒状をなすとともに、回転軸14における電機子コア15よりも先端側の部分に外嵌されている。詳しくは、整流子17は、回転軸14におけるヨーク11の開口部11cから同ヨーク11の外部に突出した部分に固定されており、ヨーク11の外部に配置されている。そして、回転軸14におけるヨーク11の外部に突出した部分及び整流子17は、後述する減速部3のギヤハウジング51内に入り込んでいる。なお、整流子17には、前記電機子コイル16が電気的に接続されている。
また、ヨーク11の開口部11cには、ブラシホルダ21が装着されている。ブラシホルダ21は、絶縁性の樹脂材料から形成されており、ヨーク11の開口部11cに配置された本体部22と、外部との電気的な接続を図る給電用のコネクタ部23と、本体部22とコネクタ部23とを連結する連結部24とを有する。
図2及び図3に示すように、本体部22は、ヨーク11の外部でフランジ部11dと軸方向に隣り合う基部31を有する。基部31は、軸方向と直交する略平板状をなし、軸方向と直交する方向の大きさ(軸方向から見た外形)が開口部11cよりも若干大きい。また、基部31は、軸方向から見た形状が、軸方向と直交する方向に長い略トラック形状をなしている。
基部31におけるヨーク11側の軸方向の端部には、軸方向に突出した挿入部32が設けられている。挿入部32の外形(軸方向から見た外形)は、前記側壁部11aの内周面よりも一回り小さい形状をなしている。そして、ブラシホルダ21は、この挿入部32がヨーク11の開口部11cから同ヨーク11の内部に挿入された状態でヨーク11に組み付けられるとともに、本体部22によってヨーク11の開口部11cを略閉塞している。
また、本体部22は、基部31の中央部に、軸方向に沿って挿入部32とは反対方向に突出した有底筒状の整流子収容部33を有する。整流子収容部33は、ヨーク11側に開口するとともに、その底部中央に軸受34を保持している。この整流子収容部33の内側には、整流子17が配置されている。また、回転軸14における整流子17よりも先端側の部分は、軸受34によって回転可能に支持されるとともに、整流子収容部33の底部を軸方向に貫通して同整流子収容部33の外部に突出している。
また、本体部22は、整流子収容部33の外周となる位置に一対のブラシ保持部35,36を有する。各ブラシ保持部35,36は、軸方向から見て基部31の長手方向の一端部(図3において左側の端部)に設けられており、整流子収容部33の外周で基部31からヨーク11と反対側に軸方向に突出している。更に、一対のブラシ保持部35,36は、整流子収容部33の外周で周方向に離間(本実施形態では、周方向に90°離間)している。また、各ブラシ保持部35,36は、径方向に沿って延びる略四角筒状をなすとともに、径方向内側の端部において整流子収容部33の内側に開口している。そして、各ブラシ保持部35,36の内部には、給電ブラシ37が収容されている。各給電ブラシ37は、ブラシ保持部35,36の径方向内側の開口部から整流子収容部33の内側に突出している。また、各給電ブラシ37は、その後端部(径方向外側の端部)が、基部31に保持されたトーションばね(図示略)によって径方向内側に付勢されることにより、その先端部(径方向内側の端部)が、整流子17の外周面に摺接可能に押し付けられている。
前記連結部24は、基部31の外周面から軸方向と直交する一方向に延びている。本実施形態では、連結部24は、基部31における一対のブラシ保持部35,36と反対側の長手方向の端部から、基部31の長手方向に沿って同基部31の外周側(図3において右側に向かう方向)に延びている。そして、連結部24は、軸方向に薄い平板状をなしている。また、連結部24は、軸方向から見て連結部24の延びる方向と直交する方向(基部31の短手方向に同じ)の幅が、基部31の短手方向の幅よりも狭い。更に、連結部24の軸方向の厚さは、基部31の軸方向の厚さよりも薄い。
図1、図2及び図3に示すように、前記コネクタ部23は、連結部24の先端部に設けられ、ヨーク11及びギヤハウジング51の外部に配置されている。コネクタ部23は、連結部24の先端部から軸方向に沿ってヨーク11と反対側に延びている。そして、コネクタ部23の先端部(連結部24と反対側の軸方向の端部)は、筒状をなす差込み部23aとなっている。なお、ブラシホルダ21は、コネクタ部23から連結部24の内部を通って基部31まで延びる一対のターミナル38,39を保持している。一対のターミナル38,39は、その一端部が差込み部23aの内側で外部に露出するとともに、その他端部が前記一対の給電ブラシ37に電気的に接続されている。そして、コネクタ部23の差込み部23aの内側には、電源装置に電気的に接続された図示しない外部コネクタが差し込まれる。一対のターミナル38,39は、差込み部23aに差し込まれた外部コネクタと電気的に接続され、同外部コネクタから電流が供給される。
また、ブラシホルダ21において、基部31の外縁部及び連結部24の外周面には、エラストマよりなる封止部材41が設けられている。封止部材41は、基部31の外縁部を被覆する本体被覆部42と、本体被覆部42から基部31の外周側に延び前記連結部24の外周を被覆する連結封止部43とを有する。本体被覆部42は、基部31の外縁部を軸方向に挟持する断面コ字状をなしている。この封止部材41は、ヨーク11のフランジ部11dとギヤハウジング51とによって軸方向に挟持されている。そして、封止部材41は、ブラシホルダ21とフランジ部11dとの間、及び同ブラシホルダ21とギヤハウジング51におけるヨーク11側の開口部の周縁部との間をシール(液密に封止)している。即ち、封止部材41は、ブラシホルダ21とフランジ部11dとの間、及びブラシホルダ21とギヤハウジング51との間から、水等の液体がヨーク11の内部及びギヤハウジング51の内部へ浸入することを抑制している。
図2に示すように、前記減速部3は、減速部3の外郭となるギヤハウジング51と、同ギヤハウジング51内に収容された減速機構61とを有する。
ギヤハウジング51は、ヨーク11側の端部に同ヨーク11が固定される固定部52を有する。固定部52におけるヨーク11側の端部は、フランジ部11dの外形形状(軸方向から見た外形形状)と略等しい外形形状をなしている。また、固定部52は、ヨーク11側に開口し軸方向に凹設された凹部(図示略)を有する。そして、図1及び図2に示すように、固定部52におけるヨーク11側の端面にフランジ部11dが軸方向から当接した状態で、フランジ部11dと固定部52とが複数の螺子53によって固定されている。即ち、ヨーク11は、ギヤハウジング51に対して同ギヤハウジング51の固定部52との間にブラシホルダ21を挟持した状態で軸方向に組み付けられている。そして、本実施形態では、ギヤハウジング51に対するヨーク11の組付け方向Fは、回転軸14の軸方向と平行に同回転軸14の基端から先端に向かう方向である。また、組付け方向Fは、螺子53の締結方向と同方向であり、螺子53の基端から先端に向かう方向である。なお、本体部22におけるヨーク11の開口部11cよりも同ヨーク11の外部に突出した部分、回転軸14におけるヨーク11の開口部11cよりも同ヨーク11の外部に突出した部分、整流子17、及び一対の給電ブラシ37は、固定部52の内側(固定部52に設けられた前記凹部の内側)に挿入されている。
また、ギヤハウジング51は、固定部52からヨーク11と反対側に軸方向に沿って延びるウォーム収容部54を有する。ウォーム収容部54は、中空状をなすとともに、ウォーム収容部54の内部空間は、固定部52の内部空間と繋がっている。そして、ウォーム収容部54の内部には、前記減速機構61を構成する略円柱状のウォーム62が収容されている。ウォーム62は、回転軸14と同軸上に配置されるとともに、同ウォーム62の基端部(図2において上側の端部)は、回転軸14の先端部とクラッチ55を介して連結されている。クラッチ55は、回転軸14の回転力をウォーム62に伝達する一方、ウォーム62側からの回転が入力されると、制動力が生じて自身の回転が規制されるように作動しウォーム62の回転を規制するものである。
また、ギヤハウジング51は、ウォーム収容部54の側方(図2において左側)にホイール収容部56を有する。ホイール収容部56は、ウォーム62の軸方向と直交する一方向から見た形状が略円盤状をなすとともに、中空状をなしている。また、ホイール収容部56の内部空間は、ウォーム収容部54の軸方向の略中央部で同ウォーム収容部54の内部空間と繋がっている。そして、ホイール収容部56の内部には、ウォーム62と歯合し同ウォーム62と共に前記減速機構61を構成するウォームホイール63が収容されている。
ウォームホイール63の径方向の中央部には、軸方向に延びる略円柱状の出力軸64が設けられている。ウォームホイール63は、出力軸64を回転中心として回転可能にホイール収容部56によって支持されている。また、出力軸64の先端部は、ホイール収容部56の外部に突出しており、ホイール収容部56の外部に突出した出力軸64の先端部には、車両のウインドガラスを昇降させるための図示しないウインドレギュレータが接続されるレギュレータ接続部65が設けられている。
そして、図2及び図3に示すように、モータ1では、コネクタ部23に接続された外部コネクタから、一対のターミナル38,39及び一対の給電ブラシ37を介して、電機子13(電機子コイル16)に電力が供給される。すると、電機子13が回転し、電機子13の回転がクラッチ55を介してウォーム62に伝達される。ウォーム62に伝達された回転は、ウォーム62及びウォームホイール63にて減速されて出力軸64から出力される。そして、出力軸64の回転方向に応じて、同出力軸64に接続されたウインドレギュレータを介して車両のウインドガラスが下降若しくは上昇される。
ここで、前記封止部材41による連結部24付近でのヨーク11及びギヤハウジング51とブラシホルダ21との間の封止について詳述する。
図4(a)及び図5に示すように、ギヤハウジング51の固定部52は、連結部24が内側に配置された収容凹部57を有する。収容凹部57は、固定部52における本体部22とコネクタ部23との間となる部分に設けられており、固定部52におけるフランジ部11dと対向する端面においてヨーク11側に開口するように軸方向(即ちギヤハウジング51に対するヨーク11の組付け方向F)に凹設されている。また、収容凹部57は、固定部52の内部空間(ギヤハウジングの内部空間)とギヤハウジング51の外部とを連通するように、固定部52を軸方向と直交する方向(本実施形態では基部31の長手方向であって図4(a)において上下方向)に貫通している。即ち、収容凹部57は、モータ1の内外を連通している。また、収容凹部57の幅(軸方向から見て連結部24の延びる方向と直交する方向の幅)は、連結部24の幅よりも広い。また、収容凹部57の深さは、連結部24の厚さよりも深い。そして、連結部24は、連結部24の延びる方向(軸方向と直交する一方向であって基部31の長手方向と平行な方向)から見ると(即ち図5に示す状態)、収容凹部57の略中央部に配置されている。また、連結部24は、収容凹部57を貫通し、その先端部(コネクタ部23側の端部)がギヤハウジング51の外部に配置されている。
前記連結封止部43は、連結部24の外周を囲む四角筒状をなしており、連結部24と共に収容凹部57の内側に配置されている。そして、連結封止部43の内周面は連結部24の外周面に当接している。また、連結封止部43の長さ(軸方向から見て連結部24の延びる方向の長さ)は、収容凹部57の長さよりも長い。また、連結封止部43の幅(連結部24の延びる方向から見て組付け方向Fと直交する方向の両側の側面である対向面43aの間の距離)は、収容凹部57の幅よりも狭くなっている。更に、連結封止部43の厚さ(連結封止部43における組付け方向Fの長さ)は、ギヤハウジング51及びヨーク11によって加圧されていない状態(即ち組み付け前の状態)においては、収容凹部57の深さよりも厚くなっている。
また、封止部材41は、連結封止部43から組付け方向Fと直交する方向に突出した封止凸部44を有する。詳しくは、封止凸部44は、連結封止部43から、組付け方向Fと直交し且つ連結部24の延びる方向(径方向)と直交する方向(図4(a)及び図5において左右方向)に突出している。なお、以下、組付け方向Fと直交し且つ連結部24の延びる方向(径方向)と直交する方向を「直交方向C」とする。封止凸部44は、連結部24の先端側から見て、連結封止部43における直交方向Cの両端部にそれぞれ設けられている。各封止凸部44は、連結封止部43における直交方向Cの両端面であって収容凹部57における直交方向Cの両側の内側面57aと対向する一対の対向面43aから直交方向Cに突出している。また、各封止凸部44は、連結部24の延びる方向には、各対向面43aの中央部よりもやや連結部24の先端寄りの位置に位置している。更に、各封止凸部44は、連結封止部43における組付け方向Fの前方側の端(図5において対向面43aの下端)から後方側の端(図5において対向面43aの上端)に亘って直線的に延びる突条をなしている。本実施形態では、弾性変形していない状態の各封止凸部44(図4(a)及び図4(b)において二点鎖線で図示した封止凸部44)は、組付け方向Fと直交する断面の形状が略半円状をなしており、略かまぼこ状をなしている。また、各封止凸部44の高さ(組付け方向Fと直交する方向の突出量)は、互いに対向する対向面43aと内側面57aとの間の距離と等しく形成されている。なお、図4(a)及び図4(b)は、ヨーク11を除いたモータ1を図示しているが、実線で図示した封止部材41は、ヨーク11にてギヤハウジング51側に加圧された状態である。
そして、モータ1の組付け時には、連結封止部43及び封止凸部44は、連結部24と共に組付け方向Fから収容凹部57の内側に配置される。このとき、連結封止部43及び封止凸部44は弾性変形していない(即ち、封止凸部44は、図4(a)及び図4(b)において二点鎖線で図示した状態になっている)。そして、ギヤハウジング51の固定部52との間にブラシホルダ21を挟むようにヨーク11がギヤハウジング51に対して組み付けられる。このとき、収容凹部57におけるヨーク11側に開口した開口から露出した連結封止部43にヨーク11のフランジ部11dが接触する。そして、ヨーク11をギヤハウジング51に固定する螺子53の螺合に伴って、フランジ部11dは、連結封止部43を組付け方向Fに加圧、即ち収容凹部57の底面57b側に加圧していく。
そして、ギヤハウジング51へのヨーク11の組み付けが完了した状態においては、連結封止部43は、ヨーク11のフランジ部11dによって組付け方向Fに加圧されて、収容凹部57の底面57bに押し付けられている。従って、連結封止部43は、フランジ部11d及び収容凹部57の底面57bに密着している。また、連結封止部43は、ヨーク11によって組付け方向Fに加圧されて、フランジ部11dと収容凹部57の底面57bとの間で組付け方向Fと直交する方向に拡がるように弾性変形している。そのため、連結封止部43における直交方向Cの両端部に設けられた封止凸部44は、弾性変形した連結封止部43によって収容凹部57の内側面57aに押し付けられて弾性変形した状態(図4(a)及び図4(b)において実線で図示した状態)となる。即ち、各封止凸部44は、連結封止部43と内側面57aとの間で弾性変形した状態で内側面57aに密着している。従って、連結封止部43及び封止凸部44によって、収容凹部57の内周面(内側面57a及び底面57b)と連結部24の外周面との間、及びフランジ部11dと連結部24の外周面との間から、モータ1の内部に水等の液体が浸入することが抑制されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
封止凸部44は、収容凹部57の内側面57aと連結封止部43との間で、ギヤハウジング51に対するヨーク11の組付け方向Fと直交する方向(直交方向C)に連結封止部43から突出している。従って、ヨーク11がギヤハウジング51に組み付けられるときに、ヨーク11のフランジ部11dによって加圧された連結封止部43は、直交方向Cに拡がることが、収容凹部57の内側面57aと連結封止部43との間に介在された封止凸部44によって抑制される。そのため、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することが抑制される。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることを抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することを抑制することができる。
(2)封止凸部44は、連結封止部43における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端に亘って延びる突条をなしている。そのため、封止凸部44は、連結封止部43における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端の範囲に亘って、収容凹部57の内側面57aと連結封止部43との間に介在されている。従って、ヨーク11によって加圧された連結封止部43が直交方向Cに拡がることが、連結封止部43における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端の範囲に亘って封止凸部44によって抑制される。よって、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することがより抑制されるため、連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることをより抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することをより抑制することができる。
(3)封止部材41は、連結封止部43における直交方向Cの両端部に封止凸部44をそれぞれ有する。従って、ヨーク11がギヤハウジング51に組み付けられるときに、ヨーク11によって加圧された連結封止部43が直交方向Cに拡がることが、連結封止部43における直交方向Cの両側で抑制される。よって、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することが、連結封止部43における直交方向Cの両側で抑制されるため、連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることを一層抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することを一層抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・図6及び図7に示すように、封止部材41は、連結部24と連結封止部43との間で連結封止部43から直交方向Cに突出し弾性変形した状態で連結部24に密着した連結封止部側封止凸部71を有するものであってもよい。図6及び図7に示す例では、連結封止部側封止凸部71は、連結部24の延びる方向から見て、直交方向Cにおいて連結部24の両側にそれぞれ設けられている。そして、連結部24には、連結封止部側封止凸部71に対応した封止凹部72が設けられており、連結封止部側封止凸部71の外表面は封止凹部72の内周面に面接触して密着している。また、連結封止部側封止凸部71は、連結部24における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端に亘って連結部24(封止凹部72の内周面)に接触する突条をなしている。
このようにすると、ヨーク11がギヤハウジング51に組み付けられるときに、ヨーク11のフランジ部11dによって加圧された連結封止部43は、直交方向Cに拡がることが、連結封止部側封止凸部71によっても抑制される。そのため、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することが更に抑制される。従って、連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることを更に抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することを更に抑制することができる。
また、連結封止部側封止凸部71は、連結部24における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端に亘って連結部24に接触する突条をなしている。そのため、ヨーク11のフランジ部11dによって加圧された連結封止部43が直交方向Cに拡がることが、連結部24における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端の範囲に亘って連結封止部側封止凸部71によって抑制される。従って、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することがより一層抑制されるため、連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることをより一層抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することをより一層抑制することができる。
また、図8に示すように、ブラシホルダ21は、連結部24と連結封止部43との間で連結部24から直交方向Cに突出し弾性変形した連結封止部43に密着された連結部側封止凸部73を有するものであってもよい。図8に示す例では、連結部側封止凸部73は、連結部24の延びる方向から見て、連結部24における直交方向Cの両端部にそれぞれ設けられている。そして、連結封止部43には、連結部側封止凸部73に対応した封止凹部74が設けられており、連結部側封止凸部73の外表面は封止凹部74の内周面に面接触して密着している。また、連結部側封止凸部73は、連結部24における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端に亘って延びる突条をなしている。
このようにすると、ヨーク11がギヤハウジング51に組み付けられるときに、ヨーク11のフランジ部11dによって加圧された連結封止部43は、直交方向Cに拡がることが、連結部側封止凸部73によっても抑制される。そのため、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することが更に抑制される。従って、連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることを更に抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することを更に抑制することができる。
また、連結部側封止凸部73は、連結部24における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端に亘って延びる突条をなしている。そのため、ヨーク11のフランジ部11dによって加圧された連結封止部43が直交方向Cに拡がることが、連結部24における組付け方向Fの前方側の端から後方側の端の範囲に亘って連結部側封止凸部73によって抑制される。従って、直交方向Cに連結封止部43が連結部24から離間することがより一層抑制されるため、連結部24と連結封止部43との間、即ちブラシホルダ21と封止部材41との間に隙間が生じることを更に一層抑制することができる。その結果、連結部24と連結封止部43との間からモータ1の内部に水等の液体が浸入することを更に一層抑制することができる。
なお、連結封止部側封止凸部71及び連結部側封止凸部73の両方をモータ1に設けてもよい。また、連結封止部側封止凸部71及び連結部側封止凸部73は、必ずしも突条でなくてもよく、直交方向Cに突出した半球状、直方体状、多角錐状等であってもよい。また、連結部24の延びる方向から見て、連結部24における直交方向Cの両側に、連結封止部側封止凸部71及び連結部側封止凸部73の少なくとも一方を複数個ずつ設けてもよい。また、連結封止部側封止凸部71及び連結部側封止凸部73の少なくとも一方を、連結部24における直交方向Cの片側にのみ設けてもよい。
・上記実施形態では、封止凸部44は、連結封止部43における直交方向Cの両端部にそれぞれ設けられている。しかしながら、封止凸部44は、連結封止部43における直交方向Cの片側端部にのみ設けられるものであってもよい。
・上記実施形態では、各封止凸部44は、直線的に延びる断面略半円状の突条をなしている。しかしながら、各封止凸部44の形状は、これに限らず、連結封止部43から直交方向Cに突出し弾性変形した状態で収容凹部57の内側面57aに密着する形状であればよい。例えば、各封止凸部44は、断面矩形状の突条であってもよい。また、封止凸部44は、組付け方向Fに対して傾斜して延びる突条や、ジグザグに延びる突条であってもよい。また、封止凸部44は、突条に限らず、連結封止部43から直交方向Cに突出した半球状、直方体状、多角錐状等であってもよい。
・上記実施形態では、封止凸部44は、連結封止部43の各対向面43aに1つずつ設けられている。しかしながら、対向面43aに複数の封止凸部44を設けてもよい。
・上記実施形態では、収容凹部57内に配置された封止凸部44は、ヨーク11のフランジ部11dによって連結封止部43が組付け方向Fに加圧される前の状態では、弾性変形していない。しかしながら、封止凸部44は、ヨーク11のフランジ部11dによって連結封止部43が組付け方向Fに加圧される前の状態であっても、収容凹部57の内側に配置されたときに弾性変形して内側面57aに密着するように構成されてもよい。この場合、封止凸部44は、収容凹部57の内側に配置される前の状態(即ち弾性変形する前の状態)において、その高さ(直交方向Cの突出量)が互いに対向する対向面43aと内側面57aとの間の距離よりも高く形成される。
・上記実施形態では、封止部材41はエラストマよりなる。しかしながら、封止部材41は、エラストマに限らず、弾性変形可能で、ヨーク11とブラシホルダ21との間、及びギヤハウジング51とブラシホルダ21との間を液密に封止可能な樹脂材料よりなるものであればよい。例えば、封止部材41は、ゴム材料よりなるものであってもよい。
・上記実施形態では、モータ1は、車両に搭載されるパワーウインド装置の駆動源として用いられている。しかしながら、モータ1は、パワーウインド装置の駆動源に限らず、他の装置の駆動源として用いられてもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記封止部材は、前記連結封止部における前記組付け方向と直交する方向の両端部に前記封止凸部をそれぞれ有することを特徴とする。
この構成によれば、ヨークハウジングがギヤハウジングに組み付けられるときに、ヨークハウジングによって加圧された連結封止部がギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がることが、連結封止部における前記組付け方向と直交する方向の両側で抑制される。よって、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間することが、連結封止部における前記組付け方向と直交する方向の両側で抑制されるため、連結部と連結封止部との間、即ちブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることを一層抑制することができる。
(ロ)前記連結封止部側封止凸部を備え、前記連結封止部側封止凸部は、前記連結部における前記組付け方向の前方側の端から後方側の端に亘って前記連結部に接触する突条をなしていることを特徴とする。
この構成によれば、ヨークハウジングによって加圧された連結封止部がギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がることが、連結部におけるギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向の前方側の端から後方側の端の範囲に亘って連結封止部側封止凸部によって抑制される。従って、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間することがより一層抑制されるため、連結部と連結封止部との間、即ちブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることを更に一層抑制することができる。
(ハ)前記連結部側封止凸部を備え、前記連結部側封止凸部は、前記連結部における前記組付け方向の前方側の端から後方側の端に亘って延びる突条をなしていることを特徴とする。
この構成によれば、ヨークハウジングによって加圧された連結封止部がギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に拡がることが、連結部におけるギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向の前方側の端から後方側の端の範囲に亘って連結部側封止凸部によって抑制される。従って、ギヤハウジングに対するヨークハウジングの組付け方向と直交する方向に連結封止部が連結部から離間することが更に一層抑制されるため、連結部と連結封止部との間、即ちブラシホルダと封止部材との間に隙間が生じることをより一層抑制することができる。
1…モータ、11…ヨークハウジング、11c…開口部、13…電機子、21…ブラシホルダ、22…本体部、23…コネクタ部、24…連結部、37…給電ブラシ、41…封止部材、43…連結封止部、44…封止凸部、51…ギヤハウジング、57…収容凹部、57a…内側面、61…減速機構、71…連結封止部側封止凸部、73…連結部側封止凸部、F…組付け方向。

Claims (2)

  1. 軸方向に開口し内側に電機子が配置されたヨークハウジングと、
    前記電機子に電力を供給するための給電ブラシを保持し前記ヨークハウジングの開口部に配置された本体部、外部との電気的な接続を図る給電用のコネクタ部、及び、前記本体部と前記コネクタ部とを連結する連結部を有するブラシホルダと、
    前記ヨークハウジング側に開口するとともにモータの内外を連通し前記連結部が内側に配置された収容凹部を有するとともに、前記電機子の回転を減速する減速機構を収容し、前記ヨークハウジングとの間に前記ブラシホルダを挟持したギヤハウジングと、
    前記ヨークハウジングと前記ブラシホルダとの間及び前記ギヤハウジングと前記ブラシホルダとの間を封止する弾性変形可能な封止部材と、
    を備え、
    前記封止部材は、前記連結部の外周を囲み前記収容凹部に配置され前記ヨークハウジングによって前記ギヤハウジングに対する前記ヨークハウジングの組付け方向に加圧されている連結封止部と、前記連結封止部から前記組付け方向と直交する方向に突出し弾性変形した状態で前記収容凹部の内側面に密着した封止凸部とを有し、
    前記連結部と前記連結封止部との間で前記組付け方向と直交する方向に前記連結封止部から突出し弾性変形した状態で前記連結部に密着した連結封止部側封止凸部、及び、前記連結部と前記連結封止部との間で前記組付け方向と直交する方向に前記連結部から突出し弾性変形した前記連結封止部に密着された連結部側封止凸部の少なくとも一方を有することを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記封止凸部は、前記連結封止部における前記組付け方向の前方側の端から後方側の端に亘って延びる突条をなしていることを特徴とするモータ。
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