JP6641911B2 - 圧電駆動装置およびその製造方法、モーター、ロボット、ならびにポンプ - Google Patents

圧電駆動装置およびその製造方法、モーター、ロボット、ならびにポンプ Download PDF

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Description

本発明は、圧電駆動装置およびその製造方法、モーター、ロボット、ならびにポンプに関する。
圧電体を振動させて被駆動体を駆動する超音波モーターは、磁石やコイルが不要のため、様々な分野で利用されている。例えば特許文献1,2には、圧電振動体を基板の厚さ方向に積層させた圧電駆動装置が記載されている。
特開平8−237971号公報 特許第4813708号公報
しかしながら、上記のような圧電駆動装置では、例えば、圧電振動体と、圧電振動体を駆動させるための駆動回路等と、の電気的な接続に、ワイヤーなどのジャンパー線を用いている。そのため、上記のような圧電駆動装置では、ジャンパー線を引き回すための空間が必要となり、装置が大型化する場合がある。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、小型化を図ることができる圧電駆動装置を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、小型化を図ることができることができる圧電駆動装置の製造方法を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記の圧電駆動装置を含むモーター、ロボット、またはポンプを提供することにある。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係る圧電駆動装置の一態様は、
第1基板、前記第1基板の第1面に設けられた第1圧電素子、前記第1圧電素子と電気的に接続された第1配線層を有する第1圧電振動体と、
第2基板、前記第2基板の第1面に設けられた第2圧電素子、前記第2圧電素子と電気的に接続された第2配線層を有する第2圧電振動体と、
外部配線と前記第1配線層および前記第2配線層とを電気的に接続する端子と、
を含み、
前記第1圧電振動体と前記第2圧電振動体とは、前記第1基板の第1面と前記第2基板の第1面とが対向するように接合され、
前記端子は、前記第1配線層の側面および前記第2配線層の側面に接続され、かつ、前記第1基板の側面および前記第2基板の側面よりも外側に突出するように設けられている。
このような圧電駆動装置では、外部配線としてフレキシブル基板を用いて、例えば、駆動回路とフレキシブル基板とを電気的に接続させることができる。これにより、このよう
な圧電駆動装置では、ジャンパー線を用いて駆動回路と配線層とを電気的に接続させる場合に比べて、小型化を図ることができる。

なお、本発明に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材(以下「A部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「B部材」という)」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A部材とB部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、A部材とB部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
[適用例2]
適用例1において、
前記端子は、無電解めっき層であってもよい。
このような圧電駆動装置では、容易に端子を形成することができる。
[適用例3]
適用例1または2において、
前記第1基板と前記第1配線層との間に設けられた第1絶縁部と、
前記第2基板と前記第2配線層との間に設けられた第2絶縁部と、
を含み、
前記端子は、前記第1絶縁部の側面および前記第2絶縁部の側面に接続されていてもよい。
このような圧電駆動装置では、端子が基板と接触することを抑制することができる。これにより、このような圧電駆動装置では、第1圧電振動体の基板と第2圧電振動体の基板と間で、端子を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。
[適用例4]
適用例1ないし3のいずれか1例において、
前記端子は、前記第1基板および前記第2基板と離間して設けられていてもよい。
このような圧電駆動装置では、第1圧電振動体の基板と第2圧電振動体の基板と間で、端子を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。
[適用例5]
本発明に係る圧電駆動装置の製造方法の一態様は、
第1基板、前記第1基板の第1面に設けられた第1圧電素子、前記第1圧電素子と電気的に接続された第1配線層を有する第1圧電振動体を形成する工程と、
第2基板、前記第2基板の第1面に設けられた第2圧電素子、前記第2圧電素子と電気的に接続された第2配線層を有する第2圧電振動体を形成する工程と、
前記第1基板の第1面と前記第2基板の第1面とが対向するように、前記第1圧電振動体と前記第2圧電振動体とを接合する工程と、
前記第1配線層の側面および前記第2配線層の側面に接続され、かつ、前記第1基板の側面および前記第2基板の側面よりも外側に突出するように端子を形成する工程と、
を含む。
このような圧電駆動装置の製造方法では、小型化を図ることができる圧電駆動装置を製造することができる。
[適用例6]
適用例5において、
前記端子を形成する工程では、
前記端子を無電解めっき法によって形成されてもよい。
このような圧電駆動装置の製造方法では、容易に端子を形成することができる。
[適用例7]
適用例5または6において、
前記第1圧電振動体を形成する工程では、
第1絶縁部を有するように前記第1圧電振動体を形成し、
前記第2圧電振動体を形成する工程では、
第2絶縁部を有するように前記第2圧電振動体を形成し、
前記端子を形成する工程では、
前記第1絶縁部の側面および前記第2絶縁部の側面と接続するように、前記端子を形成してもよい。
このような圧電駆動装置の製造方法では、第1圧電振動体の基板と第2圧電振動体の基板と間で、端子を介してリーク電流が流れることを抑制することができる圧電駆動装置を製造することができる。
[適用例8]
適用例5ないし7のいずれか1例において、
前記端子を形成する工程では、
前記第1基板および前記第2基板と離間するように、前記端子を形成してもよい。
このような圧電駆動装置の製造方法では、第1圧電振動体の基板と第2圧電振動体の基板と間で、端子を介してリーク電流が流れることを抑制することができる圧電駆動装置を製造することができる。
[適用例9]
本発明に係るモーターの一態様は、
適用例1ないし4のいずれか1例に記載の圧電駆動装置と、
前記圧電駆動装置によって回転されるローターと、
を含む。
このようなモーターでは、本発明に係る圧電駆動装置を含むことができる。
[適用例10]
本発明に係るロボットの一態様は、
複数のリンク部と、
複数の前記リンク部を接続する関節部と、
複数の前記リンク部を前記関節部で回動させる適用例1ないし4のいずれか1例に記載の圧電駆動装置と、
を含む。
このようなロボットでは、本発明に係る圧電駆動装置を含むことができる。
[適用例11]
本発明に係るポンプの一態様は、
適用例1ないし4のいずれか1例に記載の圧電駆動装置と、
液体を輸送するチューブと、
前記圧電駆動装置の駆動によって前記チューブを閉鎖する複数のフィンガーと、
を含む。
このようなポンプでは、本発明に係る圧電駆動装置を含むことができる。
本実施形態に係る圧電駆動装置を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置を模式的に示す図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の第1圧電振動体を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の第1圧電振動体を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の第1圧電振動体を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置を説明するための等価回路を示す図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の端子と駆動回路との電気的な接続方法を説明するため図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の動作を説明するための図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の製造方法を説明するためのフローチャート。 本実施形態に係る圧電駆動装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電駆動装置の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係る圧電駆動装置を模式的に示す断面図。 本実施形態に係るロボットを説明するための図。 本実施形態に係るロボットの手首部分を説明するための図。 本実施形態に係るポンプを説明するための図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 圧電駆動装置
まず、本実施形態に係る圧電駆動装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る圧電駆動装置100を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態に係る圧電駆動装置100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。図3は、本実施形態に係る圧電駆動装置100を模式的に示す図1の矢印III方向から見た図である。
圧電駆動装置100は、図1〜図3に示すように、第1圧電振動体101と、第1圧電振動体101に接合された第2圧電振動体102と、を含む。なお、図2および図3では、圧電振動体101,102を簡略化して図示している。
ここで、図4は、第1圧電振動体101を模式的に示す平面図である。図5は、第1圧電振動体101を模式的に示す平面図である。図6は、第1圧電振動体101を模式的に
示す図4および図5のVI−VI線断面図である。第1圧電振動体101および第2圧電振動体102は、基本的に、同じ構成を有している。したがって、以下では、図4〜図6を用いて、第1圧電振動体101について説明する。第1圧電振動体101における説明は、基本的に、第2圧電振動体102に適用することができる。
第1圧電振動体101は、図4〜図6に示すように、基板10と、接触部20と、圧電素子30と、絶縁層40,42,43と、配線層50,52と、を含む。なお、便宜上、図4では、基板10、接触部20、および圧電素子30以外の部材の図示を省略している。また、図5では、基板10および配線層52以外の部材の図示を省略している。
基板10は、図6に示すように、第1面10aと、第1面10aとは反対側の第2面10bと、第1面10aと第2面10bとを接続する第3面10cと、を有している。第1面10aには、圧電素子30が設けられている。第3面10cは、基板10の側面である。
基板10は、例えば、シリコン基板11aと、シリコン基板11a上に設けられた下地層11bと、から構成されている。下地層11bは、絶縁層である。下地層11bは、例えば、シリコン基板11a上に設けられた酸化シリコン層と、酸化シリコン層上に設けられた酸化ジルコニウム層と、の積層体から構成されている。
基板10は、図4に示すように、振動体部12と、支持部14と、第1接続部16と、第2接続部18と、を有している。振動体部12の平面形状(基板10の厚さ方向からみた形状)は、略長方形である。振動体部12上には、圧電素子30が設けられ、振動体部12は、圧電素子30の変形により振動することができる。支持部14は、接続部16,18を介して、振動体部12を支持している。図示の例では、接続部16,18は、振動体部12の長手方向における中央部から、該長手方向と直交する方向に延出し、支持部14に接続されている。
接触部20は、振動体部12に設けられている。図示の例では、振動体部12に凹部12aが設けられ、凹部12aに接触部20が嵌め込まれて接合(例えば接着)されている。接触部20は、被駆動部材と接触して、振動体部12の動きを被駆動部材に伝える部材である。接触部20の材質は、例えば、セラミックス(具体的にはアルミナ(Al))、ジルコニア(ZrO)、窒化ケイ素(SiN)など)である。
圧電素子30は、基板10上に設けられている。圧電素子30は、基板10の第1面10aに設けられている。圧電素子30は、振動体部12上に設けられている。圧電素子30は、第1電極32と、圧電体層34と、第2電極36と、を有している。
第1電極32は、振動体部12上に設けられている。図示の例では、第1電極32の平面形状は、長方形である。第1電極32は、振動体部12上に設けられたイリジウム層と、イリジウム層上に設けられた白金層と、によって構成されていてもよい。イリジウム層の厚さは、例えば、5nm以上100nm以下である。白金層の厚さは、例えば、50nm以上300nm以下である。なお、第1電極32は、Ti、Pt、Ta、Ir、Sr、In、Sn、Au、Al、Fe、Cr、Ni、Cuなどからなる金属層、またはこれらの2種以上を混合または積層したものであってもよい。第1電極32は、圧電体層34に電圧を印加するための一方の電極である。
圧電体層34は、第1電極32上に設けられている。図示の例では、圧電体層34の平面形状は、長方形である。圧電体層34の厚さは、例えば、50nm以上20μm以下であり、好ましくは、1μm以上7μm以下である。このように、圧電素子30は、薄膜圧
電素子である。圧電体層34の厚さが50nmより小さいと、圧電駆動装置100の出力が小さくなる場合がある。具体的には、出力を上げようとして圧電体層34への印加電圧を高くすると、圧電体層34が絶縁破壊を起こす場合がある。圧電体層34の厚さが20μmより大きいと、圧電体層34にクラックが生じる場合がある。
圧電体層34としては、ペロブスカイト型酸化物の圧電材料を用いる。具体的には、圧電体層34の材質は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)、ニオブ酸チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti,Nb)O:PZTN)である。圧電体層34は、電極32,36によって電圧が印加されることにより、変形(伸縮)することができる。
第2電極36は、圧電体層34上に設けられている。図示の例では、第2電極36の平面形状は、長方形である。第2電極36は、圧電体層34上に設けられた密着層と、密着層上に設けられた導電層と、によって構成されていてもよい。密着層の厚さは、例えば、10nm以上100nm以下である。密着層は、例えば、TiW層、Ti層、Cr層、NiCr層や、これらの積層体である。導電層の厚さは、例えば、1μm以上10μm以下である。導電層は、例えば、Cu層、Au層、Al層やこれらの積層体である。第2電極36は、圧電体層34に電圧を印加するための他方の電極である。
圧電素子30は、図4に示すように、複数設けられている。図示の例では、圧電素子30は、5つ設けられている(圧電素子30a,30b,30c,30d,30e)。平面視において(基板10の厚さ方向からみて)、例えば、圧電素子30a〜30dの面積は同じであり、圧電素子30eは、圧電素子30a〜30dよりも大きな面積を有している。圧電素子30eは、振動体部12の短手方向の中央部において、振動体部12の長手方向に沿って設けられている。圧電素子30a,30b,30c,30dは、振動体部12の四隅に設けられている。図示の例では、圧電素子30a〜30eにおいて、第1電極32は、1つの連続的な導電層として設けられている。
絶縁層40は、図6に示すように、圧電素子30を覆うように設けられている。絶縁層40は、例えば、圧電素子30上に設けられた無機絶縁層41aと、無機絶縁層41a上に設けられた有機絶縁層41bと、を有している。無機絶縁層41aの材質は、例えば、酸化シリコンや酸化アルミニウム等の無機材料である。有機絶縁層41bの材質は、例えば、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂等の有機材料である。有機絶縁層41bの材質は、感光性の材料であってもよい。
配線層50は、第2電極36上に設けられている。配線層50は、第2電極36と電気的に接続されている。図示の例では、配線層50は、絶縁層40上と、絶縁層40に形成されたコンタクトホール40bと、に設けられて、第2電極36と接続されている。
配線層50は、銅を含む層である。配線層50は、チタンタングステン層と、チタンタングステン層上に設けられた銅層と、から構成されていてもよい。図示の例では、配線層50は、無電解めっきで形成された無電解めっき層51に覆われている。無電解めっき層51は、ニッケルおよびリンを含む層(Ni−P層)から構成されていてもよい。または、無電解めっき層51は、Ni−P層と、Ni−P層上に設けられた金層と、から構成されていてもよい。または、無電解めっき層51は、Ni−P層と、Ni−P層上に設けられたパラジウム層と、パラジウム層上に設けられた金層と、から構成されていてもよい。
絶縁層42は、配線層50を覆うように設けられている。図示の例では、絶縁層42は、無電解めっき層51を介して、配線層50を覆うように設けられている。絶縁層42の材質は、酸化シリコンや酸化アルミニウム等の無機材料であってもよいし、エポキシ系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂等の有機材料であってもよい。絶縁層42の材質は、感光性の材料であってもよい。
絶縁層43は、絶縁層42上に設けられている。絶縁層43は、例えば、絶縁層42上に配線層52を形成するための壁の役割を有する。絶縁層43の材質は、酸化シリコンや酸化アルミニウム等の無機材料であってもよいし、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、シリコーン系樹脂等の有機材料であってもよい。絶縁層43の材質は、感光性の材料であってもよい。
配線層52は、無電解めっき層51上に設けられている。図6に示す例では、配線層52は、無電解めっき層51および配線層50を介して、第2電極36と電気的に接続されている。すなわち、配線層52は、圧電素子30と電気的に接続されている。図示の例では、配線層52は、絶縁層42に形成されたコンタクトホール42bを介して、第2電極36と接続されている。配線層52の材質は、例えば、配線層50の材質と同じである。
配線層52は、図5に示すように、第1部分53aと、第2部分53bと、第3部分53cと、第4部分53dと、を有している。第1部分53aは、圧電素子30a,30dの第2電極36と電気的に接続されている。第1部分53aは、平面視において、振動体部12から第1接続部16を通って支持部14の辺(接触部20とは反対側の辺)14a近傍にまで延出している。第2部分53bは、圧電素子30eの第2電極36と電気的に接続されている。第2部分53bは、平面視において、振動体部12から第2接続部18を通って辺14a近傍にまで延出している。第3部分53cは、圧電素子30b,30cの第2電極36と電気的に接続されている。第3部分53cは、平面視において、振動体部12から第2接続部18を通って辺14a近傍にまで延出している。第4部分53dは、第1電極32と電気的に接続されている。第4部分53dは、平面視において、振動体部12から第1接続部16を通って辺14a近傍にまで延出している。
図7は、圧電駆動装置100を模式的に示す図1のVII−VII線断面図である。第1圧電振動体101および第2圧電振動体102は、図7に示すように、基板10の厚さ方向に積層されている。圧電振動体101,102は、第1圧電振動体101の第1面10aと第2圧電振動体102の第1面10aとが対向するように接合されている。具体的には、第1圧電振動体101の配線層52と、第2圧電振動体102の配線層52とは、接合されている。図示の例では、第1圧電振動体101の配線層52と、第2圧電振動体102の配線層52とは、接着剤2を介して接合されている。接着剤2は、例えば、導電性接着剤である。これにより、第1圧電振動体101の配線層52と、第2圧電振動体102の配線層52と、を電気的に接続させることができる。第1圧電振動体101の基板10と第2圧電振動体102の基板10との間の距離は、例えば、20μm程度である。
なお、第1圧電振動体101の配線層52と、第2圧電振動体102の配線層52とは、金属結合(Cu−Cu接合もしくはAu−Au接合)によって接合されていてもよい。これにより、接着剤を用いずに、圧電振動体101,102を強固に接合させることができる。
図8は、圧電駆動装置100を模式的に示す図1のVIII−VIII線断面図である。圧電振動体101,102の絶縁層40は、図8に示すように、側面40aを有している。圧電振動体101,102の絶縁層42は、側面40aと接続された側面42aを有している。圧電振動体101,102の配線層52は、側面42aと接続された側面52aを有している。圧電駆動装置100は、図1〜3,8に示すように、端子80,82,84,86を有する。
ここで、第1圧電振動体101の基板10は、第1基板である。第1圧電振動体101の圧電素子30は、第1圧電素子である。第1圧電振動体101の配線層52は、第1配線層である。第1圧電振動体101の絶縁層40,42は、第1絶縁部44を構成している。第1絶縁部44は、第1基板と第1配線層との間に設けられている。
また、第2圧電振動体102の基板10は、第2基板である。第2圧電振動体102の圧電素子30は、第2圧電素子である第2圧電振動体102の配線層52は、第2配線層である。第2圧電振動体102の絶縁層40,42は、第2絶縁部46を構成している。第2絶縁部46は、第2基板と第2配線層との間に設けられている。
端子80は、図8に示すように、圧電振動体101,102の配線層52の側面52aに接続されている。図示の例では、端子80は、図8に示すように、圧電振動体101,102の絶縁層40の側面40aの一部、および絶縁層42の側面42aにも接続されている。すなわち、端子80は、側面40aの一部および側面42a,52aに設けられている。端子80は、圧電振動体101,102の基板10の側面10cよりも外側に突出するように設けられている。すなわち、端子80は、図1に示すように、平面視において、圧電振動体101,102と重ならない部分を有している。端子80は、平面視において、支持部14の辺14aから外側に突出している。辺14aは、例えば、側面10cによって形成される辺である。端子80は、圧電振動体101,102の基板10と接しておらず、離間して設けられている。端子82,84,86は、例えば、端子80と同じ形状および大きさを有している。
端子80,82,84,86は、無電解めっきで形成された無電解めっき層である。端子80〜86は、ニッケルおよびリンを含む層(Ni−P層)から構成されていてもよい。または、端子80〜86は、Ni−P層と、Ni−P層を覆うように設けられた金層と、から構成されていてもよい。または、端子80〜86は、Ni−P層と、Ni−P層を覆うように設けられたパラジウム層と、パラジウム層を覆うように設けられた金層と、から構成されていてもよい。
なお、図7に示すように、配線層52の端子80,82,84,86が設けられている側面52a以外の側面52bは、例えば、絶縁層43に覆われている。そのため、配線層52の側面52bには、端子(無電解めっき層)は形成されない。これにより、無電解めっきの材料が無駄になることを抑制することができる。さらに、不要な部分に無電解めっきが施されないので、その分、無電解めっき層によって圧電駆動装置100の動きを阻害することを抑制することができる。
端子80は、例えば、第2電極52の第1部分53aを介して、圧電素子30a,30dの第2電極36と電気的に接続されている。端子82は、例えば、第2電極52の第2部分53bを介して、圧電素子30eの第2電極36と電気的に接続されている。端子84は、例えば、第2電極52の第3部分53cを介して、圧電素子30b,30cの第2電極36と電気的に接続されている。端子86は、例えば、第2電極52の第4部分53dを介して、圧電素子30a,30b,30c,30d,30eの第1電極32と電気的に接続されている。端子86は、グランドとして基準電位を有していてもよい。圧電駆動装置100では、端子80〜86と駆動回路とを接続させることにより、圧電素子30a〜30eの圧電体層34に電圧を印加し、振動体部12を振動させることができる。
圧電駆動装置100の圧電振動体101,102では、図8に示すように、支持部14および接続部16,18に、第1導電層33、絶縁層35、第2導電層37、絶縁層40,42、配線層50,52、および無電解めっき層51が設けられている。これにより、例えば、圧電振動体101,102各々において、振動体部12、支持部14、および接
続部16,18上に設けられる部材の厚さ(高さ)の差を小さくすることができる。すなわち、圧電振動体101,102各々において、厚さの均一性を向上させることができる。そのため、圧電振動体101,102を積層させるときに、圧電振動体101,102の間に隙間が生じることを抑制することができる。これにより、圧電振動体101,102の接合強度を向上させることができる。
なお、第1導電層33、絶縁層35、および第2導電層37の材質は、それぞれ、第1電極32、圧電体層34、第2電極36の材質と同じである。第1導電層33、絶縁層35、および第2導電層37は、それぞれ、第1電極32、圧電体層34、第2電極36を形成する工程において、形成されることができる。導電層33,37によって圧電体層34には電圧が印加されない。例えば、第1導電層33は、第1電極32と電気的に分離され、第2導電層37は、第2電極36と電気的に分離されている。図8に示す例では、第2導電層37は、端子80と電気的に接続されているが、第2導電層37は、端子80と電気的に分離されていてもよい。
図9は、圧電駆動装置100を説明するための等価回路を示す図である。圧電素子30は、3つのグループに分けられる。第1グループは、2つの圧電素子30a,30dを有する。第2グループは、2つの圧電素子30b,30cを有する。第3グループは、1つの圧電素子30eのみを有する。図9に示すように、第1グループの圧電素子30a,30dは、互いに並列に接続され、駆動回路110に接続されている。第2グループの圧電素子30b,30cは、互いに並列に接続され、駆動回路110に接続されている。第3グループの圧電素子30eは、単独で駆動回路110に接続されている。
駆動回路110は、5つの圧電素子30a,30b,30c,30d,30eのうちの所定の圧電素子、例えば、圧電素子30a,30d,30eの第1電極32と第2電極36との間に周期的に変化する交流電圧または脈流電圧を印加する。これにより、圧電駆動装置100は、振動体部12を超音波振動させて、接触部20に接触するローター(被駆動部材)を所定の回転方向に回転させることができる。ここで、「脈流電圧」とは、交流電圧にDCオフセットを付加した電圧を意味し、脈流電圧の電圧(電界)の向きは、一方の電極から他方の電極に向かう一方向である。
なお、電流の向きは、第1電極32から第2電極36に向かうよりも第2電極36から第1電極32に向かう方が好ましい。また、圧電素子30b,30c,30eの電極32,36間に交流電圧または脈流電圧を印加することにより、接触部20に接触するローターを逆方向に回転させることができる。
図10は、圧電駆動装置100の端子80と駆動回路110との電気的な接続方法を説明するため図である。なお、便宜上、図10では、圧電振動体101,102を簡略化して図示している。
端子80は、図10に示すように、フレキシブル基板(外部配線)120と、圧電振動体101,102の配線層52と、を電気的に接続する。具体的には、フレキシブル基板120は、絶縁基板122と、絶縁基板122に設けられた配線層124と、を有し、端子80は、配線層52と配線層124とを電気的に接続する。配線層124は、例えば、金層、銅層である。なお、端子82,84,86においても、端子80と同様に、フレキシブル基板(外部配線)120と、圧電振動体101,102の配線層52と、を接続する。フレキシブル基板120は、端子80と駆動回路110とを電気的に接続する。
フレキシブル基板120と圧電振動体101,102とは、図10に示すように、例えば、接着剤3によって接合されている。接着剤3は、端子80,82,84,86の周囲
であって、フレキシブル基板120と圧電振動体101,102との間に設けられている。接着剤3は、例えば、絶縁性である。
図11は、圧電駆動装置100の振動体部12の動作を説明するための図である。圧電駆動装置100の接触部20は、図11に示すように、被駆動部材としてのローター4の外周に接触している。駆動回路110は、圧電素子30a,30dの電極32,36間に交流電圧または脈流電圧を印加する。これにより、圧電素子30a,30dは、矢印xの方向に伸縮する。これに応じて、振動体部12は、振動体部12の平面内で屈曲振動(例えば、圧電素子30に電圧が印加されていない状態での振動体部12の短手方向に沿って屈曲振動)して蛇行形状(S字形状)に変形する。さらに、駆動回路110は、圧電素子30eの電極32,36間に交流電圧または脈流電圧を印加する。これにより、圧電素子30eは、矢印yの方向に伸縮する。これにより、振動体部12は、振動体部12の平面内で縦振動(例えば、圧電素子30に電圧が印加されていない状態での振動体部12の長手方向に沿って縦振動)する。上記のような振動体部12の屈曲振動および縦振動によって、接触部20は、矢印zのように楕円運動する。その結果、ローター4は、その中心4aの周りに所定の方向R(図示の例では時計回り方向)に回転する。
なお、駆動回路110が、圧電素子30b,30c,30eの電極32,36間に交流電圧または脈流電圧を印加する場合には、ローター4は、方向Rとは反対方向(反時計回り方向)に回転する。
また、振動体部12の屈曲振動の共振周波数と縦振動の共振周波数とは、同じであることが好ましい。これにより、圧電駆動装置100は、効率よくローター4を回転させることができる。
図11に示すように、本実施形態に係るモーター130は、本発明に係る圧電駆動装置(図示の例では圧電駆動装置100)と、圧電駆動装置100によって回転されるローター4と、を含む。
圧電駆動装置100は、例えば、以下の特徴を有する。
圧電駆動装置100では、端子80,82,84,86は、圧電振動体101,102の配線層52の側面52aに接続され、かつ、圧電振動体101,102の基板10の側面10cよりも外側に突出するように設けられている。そのため、圧電駆動装置100では、外部配線としてフレキシブル基板120を用いて、例えば、駆動回路110と配線層52とを電気的に接続させることができる。これにより、圧電駆動装置100では、ジャンパー線を用いて駆動回路110と配線層52とを電気的に接続させる場合に比べて、小型化を図ることができる。さらに、圧電駆動装置100では、外部配線の引き回しを簡略化させることができ、駆動回路110と配線層52との電気的な接続を容易に行うことができる。例えば、ジャンパー線を用いて駆動回路110と配線層52とを電気的に接続させる場合では、複数の圧電振動体を積層させる場合に、ジャンパー線を引き回すための空間が必要となり、装置が大型化する場合がある。
圧電駆動装置100では、端子80,82,84,86は、無電解めっき層である。そのため、圧電駆動装置100では、例えば触媒としてのパラジウムを配線層52の側面52aに選択的に付着させて、端子80〜86を選択的に形成することができる。これにより、圧電駆動装置100では、例えば、基板10がウェハー状態であっても、容易に端子80〜86を形成することができる。また、第1圧電振動体101の基板10と第2圧電振動体102の基板10との間の距離が20μm程度と小さくても、容易に端子80〜86を形成することができる。例えばスパッタ法などにより端子80〜86を形成する場合
は、基板10の厚さ方向と直交する方向からスパッタを行う必要があり、容易に端子80〜86を形成することができない場合がある。
さらに、無電解めっき層は、液に浸すだけで形成されることができる。そのため、圧電駆動装置100では、端子80〜86を形成することによって、配線層52にダメージが与えられることを抑制することができる。また、圧電駆動装置100では、例えば、低コストで、端子80〜86を形成することができる。
さらに、圧電駆動装置100では、例えば、端子としてAgペーストを用いた場合に比べて、抵抗を低くすることができる。例えば、Agペーストの比抵抗は、2Ωcmであり、無電解めっきで層である端子80〜86のNi−P層の比抵抗は、0.7Ωcmである。
圧電駆動装置100では、第1圧電振動体101の基板10と配線層52との間に設けられた第1絶縁部44と、第2圧電振動体102の基板10と配線層52との間に設けられた第2絶縁部46と、含み、端子80〜86は、絶縁部44,46の側面40a,42aに接続されている。そのため、圧電駆動装置100では、配線層52の側面52aから無電解めっき層である端子80〜86が等方的に成長した場合に、絶縁部44,46によって、端子80〜86が圧電振動体101,102の基板10と接触することを抑制することができる。これにより、圧電駆動装置100では、圧電振動体101,102の基板10間で、端子80〜86を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。
圧電駆動装置100では、基板10は、シリコン基板11aと、シリコン基板11a上に設けられた絶縁層である下地層11bと、から構成されている。そのため、圧電駆動装置100では、仮に端子80〜86が基板10に接触したとしても、圧電振動体101,102の基板10間で、端子80〜86を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。
なお、基板10は、高抵抗シリコン(例えば10000Ωcmを超えるシリコン)からなるシリコン基板11aのみから構成されていてもよい。この場合においても、圧電振動体101,102の基板10間で、端子80〜86を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。ただし、高抵抗シリコンを用いる場合は、通常のシリコン基板を用いる場合に比べて、コストが高くなる。
圧電駆動装置100では、フレキシブル基板120と圧電振動体101,102とは、絶縁性である接着剤3によって接合されている。そのため、圧電駆動装置100では、圧電振動体101,102の基板10間で、端子80〜86を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。
圧電駆動装置100では、端子80〜86は、Ni−P層を覆うように設けられた金層を有する。そのため、フレキシブル基板120の配線層124の材質が金である場合に、金属結合(Au−Au結合)によって、端子80〜86と、フレキシブル基板120と、を接合することができる。さらに、圧電駆動装置100では、例えば、Au−Au結合および接着剤3によって、フレキシブル基板120と圧電振動体101,102とを強固に接合させることができる。したがって、圧電駆動装置100では、振動体部12の振動によって、フレキシブル基板120と圧電振動体101,102との接続が切断させることを抑制することができる。よって、圧電駆動装置100は、高い信頼性を有することができる。また、圧電駆動装置100では、品質を向上させることができる。
圧電駆動装置100では、端子80〜86は、Ni−P層と金層との間に設けられたパ
ラジウム層を有する。そのため、圧電駆動装置100では、パラジウム層によって、Ni−P層と金層との間の拡散を抑制することができる。
2. 圧電駆動装置の製造方法
次に、本実施形態に係る圧電駆動装置100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図12は、本実施形態に係る圧電駆動装置100の製造方法を説明するためのフローチャートである。図13〜図15は、本実施形態に係る圧電駆動装置100の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図13および図14は、図7と同じ断面を示し、図15は、図8と同じ断面を示している。
第1圧電振動体101および第2圧電振動体102は、基本的に、同じ製造方法によって形成される。したがって、以下では、図6,13,14を用いて、第1圧電振動体101の製造方法について説明する。第1圧電振動体101の製造方法の説明は、基本的に、第2圧電振動体102の製造方法に適用することができる。
図13に示すように、基板10の振動体部12上に第1電極32を形成する(S1)。第1電極32は、例えば、スパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、真空蒸着法などによる成膜、およびパターニング(フォトリソグラフィーおよびエッチングによるパターニング)により形成される。本工程において、基板10の支持部14上および接続部16,18上に、第1導電層33を形成することができる(図8参照)。なお、基板10は、例えば、シリコン基板11a上に、スパッタ法やCVD法によって下地層11bを形成することによって得られる。
なお、基板10は、ウェハー状態であってもよい。すなわち、図示はしないが、基板10の周囲に、枠部が設けられ、基板10は、被切断部を介して枠部に接続されていてもよい。この場合、基板10、枠部、および被切断部は、一体的に設けられている。
次に、第1電極32上に圧電体層34を形成する(S2)。圧電体層34、例えば、液相法による前駆体層の形成と該前駆体層の結晶化とを繰り返した後、パターニングすることによって形成される。液相法とは、薄膜(圧電体層)の構成材料を含む原料液を用いて薄膜材料を成膜する方法であり、具体的には、ゾルゲル法やMOD(Metal Organic Deposition)法などである。結晶化は、酸素雰囲気において、700℃〜800℃の熱処理により行われる。本工程において、第1導電層33上に絶縁層35を形成することができる(図8参照)。
次に、圧電体層34に第2電極36を形成する(S3)。第2電極36は、例えば、第1電極32と同じ方法で形成される。なお、図示はしないが、第2電極36のパターニングと圧電体層34のパターニングとは、同一の工程として行われてもよい。本工程において、絶縁層35上に、第2導電層37を形成することができる(図8参照)。
以上の工程により、基板10の振動体部12上に、圧電素子30を形成することができる。
図14に示すように、圧電素子30を覆うように、無機絶縁層41aおよび有機絶縁層41bを有する絶縁層40を形成する(S4)。無機絶縁層41aおよび有機絶縁層41bは、例えば、スピンコート法、CVD法によって形成される。次に、絶縁層40をパターニングして、コンタクトホール40bを形成する。
次に、第2電極36上および絶縁層40上に、配線層50を形成する(S5)。配線層50は、例えば、めっき(電界めっき)法や、スパッタ法による成膜およびパターニング
などによって形成される。
次に、配線層50を覆うように、無電解めっき層51を形成する(S6)。無電解めっき層51は、無電解めっき法によって形成される。具体的には、触媒としてのパラジウムを選択的に配線層50の表面に付着させた後、無電解めっき法により、配線層50の表面に選択的に無電解めっき層51を形成する。
図6に示すように、無電解めっき層51を覆うように、絶縁層42,43を形成する(S7)。具体的には、絶縁層42を形成した後に、絶縁層43を形成する。絶縁層42,43は、例えば、スピンコート法、CVD法によって形成される。絶縁層42,43の材質が感光性の材料である場合、絶縁層42,43を、エッチングすることなく、露光、現像、およびベークによってパターニングすることができる。例えば、絶縁層42,43をベークする場合に、無電解めっき層51によって配線層50が酸化されることを抑制することができる。なお、絶縁層42,43の材質が感光性の材料でない場合は、絶縁層42,43を、フォトリソグラフィーおよびエッチングによってパターニングする。
以上の工程により、絶縁層40,42を有する絶縁部44,46(図8参照)を形成することができる。
次に、電極32,36上および絶縁層42上に、配線層52を形成する(S8)。配線層52は、例えば、配線層50と同じ方法で形成される。
以上の工程により、第1圧電振動体101および第2圧電振動体102を形成することができる。なお、基板10がウェハー状態である場合、第1圧電振動体101と第2圧電振動体102とは、別々のウェハーに形成されてもよい。
図7に示すように、第1圧電振動体101の基板10の第1面10aと、第2圧電振動体102の基板10の第1面10aとが対向するように、第1圧電振動体101と第2圧電振動体102とを接合させる(S9)。具体的には、第1圧電振動体101の配線層52と、第2圧電振動体102の配線層52と、を接着剤2を介して接合する。
図15に示すように、配線層52の側面52aに、無電解めっき法の触媒としてのパラジウムPを選択的に付着する(S10)。パラジウムPは、例えば、公知の方法により、付着される。
図8に示すように、配線層52の側面52aに端子80,82,84,86を形成する(S11)。具体的には、側面52aのパラジウムPが付着している部分に、選択的に端子80〜86を形成する。端子80〜86は、無電解めっき法により形成される。端子80〜86がNi−P層、パラジウム層、および金層を有する場合、のNi−P層は、例えば、ニッケル層を次亜リン酸で還元することにより形成される(還元型無電解めっき法により形成される)。パラジウム層および金層は、例えば、置換型無電解めっき法により形成される。
工程(S11)では、端子80〜86は、圧電振動体101,102の配線層52の側面52aに接続され、圧電振動体101,102の基板10の側面10cよりも外側に突出するように形成される。端子80〜86は、絶縁部44,46の側面40a,42aと接続するように形成される。端子80〜86は、圧電振動体101,102の基板10と離間するように形成される。
なお、図示はしないが、基板10がウェハー状態である場合は、工程(S11)の後に
、被切断部をエッチング等により切断して、枠部から基板10を分離させる(チップ化する)。
以上の工程により、圧電駆動装置100を製造することができる。
圧電駆動装置100の製造方法では、圧電振動体101,102の配線層52の側面52aに接続され、圧電振動体101,102の基板10の側面10cよりも外側に突出するように端子80〜86を形成する工程(S11)を含む。そのため、圧電駆動装置100の製造方法では、小型化を図ることができる圧電駆動装置100を製造することができる。
3. 圧電駆動装置の変形例
次に、本実施形態の変形例に係る圧電駆動装置について、図面を参照しながら説明する。図165は、本実施形態の変形例に係る圧電駆動装置200を模式的に示す断面図である。
以下、本実施形態の変形例に係る圧電駆動装置200において、本実施形態に係る圧電駆動装置100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
上述した圧電駆動装置100では、図10に示すように、第1圧電振動体101および第2圧電振動体102を、1つずつ含んでいた。これに対し、圧電駆動装置200では、図16に示すように、第1圧電振動体101および第2圧電振動体102の各々を、複数含んでいる。
圧電駆動装置200では、第1圧電振動体101と、第2圧電振動体102と、端子80,82,84,86とは、接合体210を構成している。接合体210は、複数設けられている。図示の例では、接合体210は、2つ設けられている。接合体210は、基板10の厚さ方向に複数積層されている。
隣り合う接合体210において、一方の接合体210の第1圧電振動体101の基板10と、他方の接合体210の第2圧電振動体102の基板10とは、接着剤202によって接合されている。接着剤202は、例えば、絶縁性である。
圧電駆動装置200では、接合体210は、基板10の厚さ方向に複数積層されている。そのため、圧電駆動装置200では、接合体210が1つしか構成されていない場合に比べて、高出力化を図ることができる。
さらに、圧電駆動装置200では、接合体210が複数積層されている場合であっても、フレキシブル基板120を用いることができ、外部配線の引き回しを簡略化させることができる。そのため、圧電駆動装置200では、駆動回路110と配線層52との電気的な接続を容易に行うことができる。
4. 圧電駆動装置を用いた装置
本発明に係る圧電駆動装置は、共振を利用することで被駆動体に対して大きな力を与えることができるものであり、各種の装置に適用可能である。本発明に係る圧電駆動装置は、例えば、ロボット(電子部品搬送装置(ICハンドラー)も含む)、投薬用ポンプ、時計のカレンダー送り装置、印刷装置の紙送り機構等の各種の機器における駆動装置として用いることが出来る。以下、代表的な実施の形態について説明する。以下では、本発明に係る圧電駆動装置として、圧電駆動装置100を含む装置について説明する。
4.1. ロボット
図17は、圧電駆動装置100を利用したロボット2050を説明するための図である。ロボット2050は、複数本のリンク部2012(「リンク部材」とも呼ぶ)と、それらリンク部2012の間を回動または屈曲可能な状態で接続する複数の関節部2020と、を備えたアーム2010(「腕部」とも呼ぶ)を有している。
それぞれの関節部2020には、圧電駆動装置100が内蔵されており、圧電駆動装置100を用いて関節部2020を任意の角度だけ回動または屈曲させることが可能である。アーム2010の先端には、ロボットハンド2000が接続されている。ロボットハンド2000は、一対の把持部2003を備えている。ロボットハンド2000にも圧電駆動装置100が内蔵されており、圧電駆動装置100を用いて把持部2003を開閉して物を把持することが可能である。また、ロボットハンド2000とアーム2010との間にも圧電駆動装置100が設けられており、圧電駆動装置100を用いてロボットハンド2000をアーム2010に対して回転させることも可能である。
図18は、図17に示したロボット2050の手首部分を説明するための図である。手首の関節部2020は、手首回動部2022を挟持しており、手首回動部2022に手首のリンク部2012が、手首回動部2022の中心軸O周りに回動可能に取り付けられている。手首回動部2022は、圧電駆動装置100を備えており、圧電駆動装置100は、手首のリンク部2012およびロボットハンド2000を中心軸O周りに回動させる。ロボットハンド2000には、複数の把持部2003が立設されている。把持部2003の基端部はロボットハンド2000内で移動可能となっており、この把持部2003の根元の部分に圧電駆動装置100が搭載されている。このため、圧電駆動装置100を動作させることで、把持部2003を移動させて対象物を把持することができる。なお、ロボットとしては、単腕のロボットに限らず、腕の数が2以上の多腕ロボットにも圧電駆動装置100を適用可能である。
ここで、手首の関節部2020やロボットハンド2000の内部には、圧電駆動装置100の他に、力覚センサーやジャイロセンサー等の各種装置に電力を供給する電力線や、信号を伝達する信号線等が含まれ、非常に多くの配線が必要になる。したがって、関節部2020やロボットハンド2000の内部に配線を配置することは非常に困難だった。しかしながら、圧電駆動装置100は、通常の電動モーターよりも駆動電流を小さくできるので、関節部2020(特に、アーム2010の先端の関節部)やロボットハンド2000のような小さな空間でも配線を配置することが可能になる。
4.2. ポンプ
図19は、圧電駆動装置100を利用した送液ポンプ2200の一例を示す説明するための図である。送液ポンプ2200は、ケース2230内に、リザーバー2211と、チューブ2212と、圧電駆動装置100と、ローター2222と、減速伝達機構2223と、カム2202と、複数のフィンガー2213,2214,2215,2216,2217,2218,2219と、を含む。
リザーバー2211は、輸送対象である液体を収容するための収容部である。チューブ2212は、リザーバー2211から送り出される液体を輸送するための管である。圧電駆動装置100の接触部20は、ローター2222の側面に押し付けた状態で設けられており、圧電駆動装置100がローター2222を回転駆動する。ローター2222の回転力は減速伝達機構2223を介してカム2202に伝達される。フィンガー2213から2219はチューブ2212を閉塞させるための部材である。カム2202が回転すると、カム2202の突起部2202Aによってフィンガー2213から2219が順番に放
射方向外側に押される。フィンガー2213から2219は、輸送方向上流側(リザーバー2211側)から順にチューブ2212を閉塞する。これにより、チューブ2212内の液体が順に下流側に輸送される。こうすれば、ごく僅かな量を精度良く送液可能で、しかも小型な送液ポンプ2200を実現することができる。
なお、各部材の配置は図示されたものには限られない。また、フィンガーなどの部材を備えず、ローター2222に設けられたボールなどがチューブ2212を閉塞する構成であってもよい。上記のような送液ポンプ2200は、インシュリンなどの薬液を人体に投与する投薬装置などに活用できる。ここで、圧電駆動装置100を用いることにより、通常の電動モーターよりも駆動電流を小さくできるので、投薬装置の消費電力を抑制することができる。したがって、投薬装置を電池駆動する場合は、特に有効である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2,3…接着剤、4…ローター、4a…中心、10…基板、10a…第1面、10b…第2面、10c…第3面、11a…シリコン基板、11b…下地層、12…振動体部、12a…凹部、14…支持部、14a…辺、16…第1接続部、18…第2接続部、20…接触部、30,30a,30b,30c,30d,30e…圧電素子、32…第1電極、33…第1導電層、34…圧電体層、35…絶縁層、36…第2電極、37…第2導電層、40…絶縁層、40a…側面、40b…コンタクトホール、42…絶縁層、42a…側面、42b…コンタクトホール、43…絶縁層、44…第1絶縁部、46…第2絶縁部、50…配線層、51…無電解めっき層、52…配線層、52a,52b…側面、53a…第1部分、53b…第2部分、53c…第3部分、53d…第4部分、80,82,84,86…端子、100…圧電駆動装置、101…第1圧電振動体、102…第2圧電振動体、110…駆動回路、120…フレキシブル基板、122…絶縁基板、124…配線層、130…モーター、200…圧電駆動装置、202…接着剤、210…接合体、2000…ロボットハンド、2003…把持部、2010…アーム、2012…リンク部、2020…関節部、2050…ロボット、2200…送液ポンプ、2202…カム、2202A…突起部、2211…リザーバー、2212…チューブ、2213,2214,2215,2216,2217,2218,2219…フィンガー、2222…ローター、2223…減速伝達機構、2230…ケース

Claims (9)

  1. 第1基板、前記第1基板の第1面に設けられた第1圧電素子、および前記第1圧電素子と電気的に接続された第1配線層を有する第1圧電振動体と、
    第2基板、前記第2基板の第1面に設けられた第2圧電素子、および前記第2圧電素子と電気的に接続された第2配線層を有する第2圧電振動体と、
    外部配線と前記第1配線層および前記第2配線層とを電気的に接続する端子と、
    前記第1基板と前記第1配線層との間に設けられた第1絶縁部と、
    前記第2基板と前記第2配線層との間に設けられた第2絶縁部と、
    を含み、
    前記第1圧電振動体と前記第2圧電振動体とは、前記第1基板の第1面と前記第2基板の第1面とが対向するように接合され、
    前記端子は、前記第1配線層の側面および前記第2配線層の側面に接続され、かつ、前記第1基板の平面視で、前記第1基板および前記第2基板とは重ならない部分を有し、
    前記端子は、前記第1絶縁部の側面および前記第2絶縁部の側面に接続されている、圧電駆動装置。
  2. 請求項1において、
    前記端子は、無電解めっき層である、圧電駆動装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記端子は、前記第1基板および前記第2基板と離間して設けられている、圧電駆動装置。
  4. 第1基板、前記第1基板の第1面に設けられた第1圧電素子、前記第1圧電素子と電気的に接続された第1配線層を有する第1圧電振動体を形成する工程と、
    第2基板、前記第2基板の第1面に設けられた第2圧電素子、前記第2圧電素子と電気的に接続された第2配線層を有する第2圧電振動体を形成する工程と、
    前記第1基板の第1面と前記第2基板の第1面とが対向するように、前記第1圧電振動体と前記第2圧電振動体とを接合する工程と、
    前記第1配線層の側面および前記第2配線層の側面に接続され、かつ、前記第1基板の平面視で、前記第1基板および前記第2基板から突出するように端子を形成する工程と、を含み、
    前記第1圧電振動体を形成する工程では、
    第1絶縁部を有するように前記第1圧電振動体を形成し、
    前記第2圧電振動体を形成する工程では、
    第2絶縁部を有するように前記第2圧電振動体を形成し、
    前記端子を形成する工程では、
    前記第1絶縁部の側面および前記第2絶縁部の側面と接続するように、前記端子を形成する、圧電駆動装置の製造方法。
  5. 請求項において、
    前記端子を形成する工程では、
    前記端子を無電解めっき法によって形成する、圧電駆動装置の製造方法。
  6. 請求項4または5において、
    前記端子を形成する工程では、
    前記第1基板および前記第2基板と離間するように、前記端子を形成する、圧電駆動装置の製造方法。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置と、
    前記圧電駆動装置によって回転されるローターと、
    を含む、モーター。
  8. 複数のリンク部と、
    複数の前記リンク部を接続する関節部と、
    複数の前記リンク部を前記関節部で回動させる請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置と、
    を含む、ロボット。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の圧電駆動装置と、
    液体を輸送するチューブと、
    前記圧電駆動装置の駆動によって前記チューブを閉塞する複数のフィンガーと、
    を含む、ポンプ。
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