JP6641390B2 - 除湿装置 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿装置に関するものであり、流路切替装置を切り替えて除霜することができる除湿装置に関するものである。
熱交換器の霜を溶かす方法として、運転を停止させて自然融解を用いる方法、及び吐出冷媒を蒸発器に直接流して霜を溶かす方法等がある。
ここで、流路切替装置を切り替えることで、流路切替装置を切り替える前に蒸発器として機能していた熱交換器に、圧縮機から吐出した高温冷媒を供給することで、熱交換器の霜を溶かす除湿装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。熱交換器に霜が付くと風量が低下し蒸発器での熱交換量が低下する。このため、蒸発器の入口温度と出口温度との温度差が小さくなることで、着霜が有ることを判定することができる。
国際公開第2015/125251号
蒸発器での熱交換量が低下すると、蒸発器で冷媒がガス化しにくくなる。このため、圧縮機に戻る液冷媒の量が増えて、圧縮機の故障に繋がりうる。ここで、蒸発器での熱交換量の低下には、各種の原因がある。上述したように、蒸発器に霜が付く場合の他に、風路に配置された塵埃等を捕捉するフィルタの目詰まりにより、蒸発器に空気が供給されにくくなる場合等もある。
蒸発器に霜が付く場合でも、フィルタの目詰まり等の場合でも、蒸発器の入口温度と出口温度の温度差の傾向は同じである。このため、蒸発器に霜が付く場合と、フィルタの目詰まり等の場合とを区別するには、蒸発器の入口温度及び出口温度以外のデータ(冷媒温度データ等)が必要となる。
蒸発器に霜が付く場合は、蒸発器の入口温度と出口温度の温度差が小さくなり、除霜する必要があると判定され、流路切替装置を切り替えられる。そして、高温冷媒が蒸発器に供給されて霜が除去され、蒸発器の入口温度と出口温度の温度差が開いていき、除湿装置は不具合が排除されたと判定できる。
一方、フィルタの目詰まり等の場合でも、蒸発器の入口温度と出口温度の温度差が小さくなり、除霜する必要があると判定され、流路切替装置が切り替えられてしまう。しかし、流路切替装置を切り替えたところで、フィルタの目詰まり等は直らないので、不具合は一向に排除されない。流路切替装置を切り替えても、蒸発器の入口温度と出口温度の温度差が小さいままなので、再び、除霜する必要があると判定される。つまり、流路切替装置が頻繁に切り替えられることになる。
ここで、フィルタの目詰まり等の場合を判定するにあたって冷媒温度を用いるのであれば、流路切替装置が頻繁に切り替えられてしまうと、その分、データが安定しなくなる。このため、フィルタの目詰まり等の場合の判定精度が低下してしまう。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、除霜以外の不具合の判定精度が低下してしまうことを回避することができる除湿装置を提供することを目的としている。
本発明に係る除湿装置は、冷媒回路を含む除湿装置であって、除湿対象空間から取り込まれる空気が流れる風路と、除湿対象空間の空気を風路に取り込む送風機と、風路内に配置され、空気に含まれている水分の吸着及び吸着した水分を空気に脱着する水分吸着部と、冷媒回路に含まれる圧縮機と、風路の水分吸着部よりも上流に配置され、冷媒回路に含まれ、蒸発器又は凝縮器として機能する第1の熱交換器と、風路の水分吸着部よりも下流に配置され、冷媒回路に含まれ、凝縮器又は蒸発器として機能する第2の熱交換器と、冷媒回路に含まれ、第1の熱交換器と第2の熱交換器との間に接続されている絞り装置と、第1の熱交換器を蒸発器として機能させるとともに第2の熱交換器を凝縮器として機能させる第1の状態と、第1の熱交換器を凝縮器として機能させるとともに第2の熱交換器を蒸発器として機能させる第2の状態とを切り替える、冷媒回路に含まれる流路切替装置と、蒸発器及び凝縮器の冷媒温度を検出する温度検出部と、温度検出部の検出結果に基づいて、圧縮機、送風機及び流路切替装置を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、蒸発器の温度に基づく第1の条件を満たす場合には、第1の状態から第2の状態へ、又は、第2の状態から第1の状態へ切り替え、第1の条件を満たすと判定してから一定期間の間は、第1の条件を満たしていても、第1の状態から第2の状態への切り替え、及び、第2の状態から第1の状態へ切り替えは行わず、凝縮器の入口における冷媒温度と、蒸発器の入口における冷媒温度との温度差が閾値よりも大きい場合、着霜以外の不具合が発生したと判定するように構成されているものであり、第1の条件は、蒸発器の入口温度と蒸発器の出口温度との差が予め定められた第1の温度差よりも小さい、という条件を含むように構成されているものである。
本発明に係る除湿装置によれば、上記構成を備えているので、除霜以外の不具合の判定精度が低下してしまうことを回避することができる。
本発明の実施の形態に係る除湿装置の冷媒回路等を示す図である。 本発明の実施の形態に係る除湿装置の制御装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る除湿装置の除霜判定及び保護停止判定の説明図である。 本発明の実施の形態に係る除湿装置の第2の状態を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る除湿装置の変形例1である。 本発明の実施の形態に係る除湿装置の変形例2である。
以下、本発明に係る除湿装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る除湿装置100の冷媒回路A等を示す図である。
図2は、本実施の形態に係る除湿装置100の制御装置4の構成図である。
図3は、本実施の形態に係る除湿装置100の除霜判定及び保護停止判定の説明図である。
除湿装置100は、流路切替装置15が第1の状態と第2の状態とを切り替え可能である。ここで、第1の状態と第2の状態とでは、除湿装置100の冷媒回路Aの流路構成が異なるが、いずれの状態でも除湿が可能である。除湿装置100は、第1の状態から第2の状態へ切り替える、又は、第2の状態から第1の状態へ切り替えることで、蒸発器として機能していた熱交換器を凝縮器として機能させ、除霜をすることができるようになっている。なお、図1に示す流路切替装置15は第1の状態である。
[構成説明]
除湿装置100は、冷媒を圧縮する圧縮機13と、凝縮器又は蒸発器として機能する第1の熱交換器11a及び第2の熱交換器11bと、凝縮器として機能する第3の熱交換器11cと、凝縮された冷媒を減圧する絞り装置14と、冷媒流路を切り替える流路切替装置15とを有している。この圧縮機13、第1の熱交換器11a、第2の熱交換器11b、第3の熱交換器11c、絞り装置14及び流路切替装置15が冷媒配管で接続されている。なお、以下の説明においては、第1の熱交換器11a、第2の熱交換器11b及び第3の熱交換器11cを合わせて熱交換器11と総称する場合がある。
除湿装置100の冷媒配管は、冷媒配管P1〜冷媒配管P7を含む。冷媒配管P1は圧縮機13の吐出部と第3の熱交換器11cとを接続する。冷媒配管P2は第3の熱交換器11cと流路切替装置15とを接続する。冷媒配管P3は流路切替装置15と第2の熱交換器11bとを接続する。冷媒配管P4は第2の熱交換器11bと絞り装置14とを接続する。冷媒配管P5は絞り曽於うち14と第1の熱交換器11aとを接続する。冷媒配管P6は第1の熱交換器11aと流路切替装置15とを接続する。冷媒配管P7は流路切替装置15と圧縮機13の吸入部とを接続する。
除湿装置100は、水分の吸着及び脱着を行う水分吸着部16と、熱交換器11及び水分吸着部16に空気を供給する送風機12とを備えている。なお、本実施の形態では、送風機12は、第3の熱交換器11cよりも風路の下流に配置されているが、それに限定されるものではなく、例えば、第1の熱交換器11aよりも上流でもよい。
除湿装置100は、冷媒の温度を検出するのに利用される温度センサ1e、温度センサ1f、温度センサ1g及び温度センサ1hを備えている。なお、以下の説明において、温度センサ1e、温度センサ1f、温度センサ1g及び温度センサ1hを温度検出部Sと総称することもある。除湿装置100は、温度検出部Sの検出結果に基づいて流路切替装置15の切り替え等をする制御装置4と、各種データを格納するメモリMeとを備えている。
除湿装置100は、少なくとも熱交換器11及び水分吸着部16が設置される風路50を備えている。風路50には、最上流部に吸込口50Aが形成され、最下流部に吹出口50Bが形成されている。なお、図1では、風路50の空気の流れを実線矢印(Air1〜Air5)で示している。風路50には、除湿対象空間内の空気が取り込まれ、除湿された後に、除湿対象空間に吹き出される。除湿対象空間は、例えば、室内等である。
(圧縮機13)
圧縮機13は、吐出部が第3の熱交換器11cに接続され、吸入部が流路切替装置15に接続されている。圧縮機13は、例えば、モータ(図示せず)によって駆動される容積式圧縮機で構成するとよい。なお、圧縮機13の台数を1台に限定するものではなく、2台以上の圧縮機が並列もしくは直列に接続されたものであってもよい。
(熱交換器11)
第1の熱交換器11a及び第2の熱交換器11bは、一端が絞り装置14に接続され、他端が流路切替装置15に接続されている。つまり、第1の熱交換器11aと絞り装置14と第2の熱交換器11bとが直列に接続されている。第3の熱交換器11cは、一端が圧縮機13の吐出部に接続され、他端が流路切替装置15に接続されている。なお、空気流れ方向の上流側から順番に、第1の熱交換器11a、第2の熱交換器11b、及び第3の熱交換器11cが配置されている。熱交換器11は、例えば、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器等で構成するとよい。なお、第1の熱交換器11aは冷媒を分配するヘッダーHd1を含み、第2の熱交換器11bも冷媒を分配するヘッダーHd2を含む。ヘッダーHd1及びヘッダーHd2は、各熱交換器の伝熱管に接続される。
第1の熱交換器11aは、風路50の水分吸着部16よりも上流に配置され、冷媒回路Aに含まれ、蒸発器又は凝縮器として機能する。第2の熱交換器11bは、風路50の水分吸着部16よりも下流に配置され、冷媒回路Aに含まれ、凝縮器又は蒸発器として機能する。第3の熱交換器11cは、第2の熱交換器11bよりも風路50の下流に配置され、冷媒回路Aに含まれ、凝縮器として機能する。
(絞り装置14)
絞り装置14は、冷媒を減圧させるものであり、冷媒回路Aに含まれる。絞り装置14は、一端が第1の熱交換器11aに接続され、他端が第2の熱交換器11bに接続されている。つまり、絞り装置14は、第1の熱交換器11aと第2の熱交換器11bとの間に接続されている。絞り装置14は、冷媒回路A内を流れる冷媒の流量の調節等が行うことができる。絞り装置14は、例えば、ステッピングモータ(図示せず)により絞りの開度を調整することが可能な電子膨張弁、受圧部にダイアフラムを採用した機械式膨張弁、又はキャピラリーチューブ等で構成することができる。
(流路切替装置15)
流路切替装置15は、例えば、四方弁で構成することができ、冷媒回路Aに含まれる。
流路切替装置15は、冷媒流路を切り替えて、冷媒回路Aの冷媒の流れを切り替えることができるものである。
流路切替装置15は、第1の熱交換器11aのうちの絞り装置14が接続されていない側と、第2の熱交換器11bのうちの絞り装置14が接続されていない側と、第3の熱交換器11cのうちの圧縮機13の吐出部が接続されていない側と圧縮機13の吸入部とに接続されているものである。
流路切替装置15は、第1の熱交換器11aを蒸発器として機能させるとともに第2の熱交換器11bを凝縮器として機能させる第1の状態と、第1の熱交換器11aを凝縮器として機能させるとともに第2の熱交換器11bを蒸発器として機能させる第2の状態とを切り替える。
流路切替装置15は、第3の熱交換器11cと第2の熱交換器11bとを接続するとともに、第1の熱交換器11aと圧縮機13の吸入部とを接続する、第1の状態に冷媒回路Aを切り替えることができる。また、流路切替装置15は、第3の熱交換器11cと第1の熱交換器11aとを接続するとともに、第2の熱交換器11bと圧縮機13の吸入部とを接続する、第2の状態に冷媒回路Aを切り替えることができる。
(送風機12)
送風機12は、熱交換器11及び水分吸着部16が設置される風路50に空気を取り込み、風路50に取り込んだ空気を除湿対象空間に供給するものである。送風機12は、図1では、第3の熱交換器11cの空気流れ方向の下流に配置されているものとして図示しているが、それに限定されるものではなく、例えば、第1の熱交換器11aの上流等でもよい。
送風機12は、除湿装置100内の風路を通過する空気の流量を可変することができるファンである。送風機12は、例えば、DCファンモータ等のモータによって駆動される遠心ファン、又は多翼ファン等で構成することができる。
(水分吸着部16)
水分吸着部16は、除湿装置100の風路断面積に対する通風断面積をより広く確保することができるように、例えば、風路断面に対応した形状をしている。例えば、風路断面が四角形であれば水分吸着部16の通風断面を四角形とし、風路断面が六角形であれば水分吸着部16の通風断面を六角形とするということである。
水分吸着部16は、風路50の空気が通過するように形成された複数の透孔を有する通風体である。水分吸着部16は、例えば、多孔質平板等になっており、厚さ方向に空気が通過できるように構成されているということである。
なお、水分吸着部16は、多孔質平板の表面に、ゼオライト、シリカゲル、活性炭、高分子吸着材等のような相対的に湿度の高い空気から吸湿して相対的に湿度の低い空気に対して放湿する特性を有する吸着剤を塗布、表面処理、又は、含浸させたものが用いられる。
(温度検出部S)
温度検出部Sは、冷媒の温度を検出する。温度検出部Sは、制御装置4に接続されている。除湿装置100は、温度検出部Sの検出結果に基づいて、第1の状態と第2の状態との切り替え、及び、運転停止を行う。なお、運転停止とは、除湿装置100の運転を停止するということであり、例えば、圧縮機13を停止させるとともに送風機12を停止させる。
温度センサ1eは、冷媒配管P3に配置されている。温度センサ1eは、第1の状態のときには第2の熱交換器11bの冷媒の入口温度を検出し、第2の状態のときには第2の熱交換器11bの冷媒の出口温度を検出する。
温度センサ1fは、冷媒配管P4に配置されている。温度センサ1fは、第1の状態のときには第2の熱交換器11bの冷媒の出口温度を検出し、第2の状態のときには第2の熱交換器11bの冷媒の入口温度を検出する。
温度センサ1gは、冷媒配管P5に配置されている。温度センサ1gは、第1の状態のときには第1の熱交換器11aの冷媒の入口温度を検出し、第2の状態のときには第2の熱交換器11bの冷媒の出口温度を検出する。
温度センサ1hは、冷媒配管P6に配置されている。温度センサ1hは、第1の状態のときには第1の熱交換器11aの冷媒の出口温度を検出し、第2の状態のときには第1の熱交換器11aの冷媒の入口温度を検出する。
(制御装置4及びメモリMe)
制御装置4は、温度検出部Sの検出結果に基づいて、流路切替装置15の切り替え、圧縮機13の周波数、送風機12の回転数、及び絞り装置14の開度等を制御するものである。制御装置4は、運転制御部4Aと、判定部4Bと、演算部4Cとを備えている。
運転制御部4Aは、判定部4Bの判定結果等に基づいて、送風機12、圧縮機13、絞り装置14及び流路切替装置15を制御する。
判定部4Bは、後述する、除霜判定及び保護停止判定を行う。判定部4Bの判定には、演算部4Cで演算した冷媒温度のデータを用いる。
演算部4Cは、温度検出部Sの検出結果に基づいて冷媒温度の演算を行う。
制御装置4は、例えば、専用のハードウエア、又はメモリMeに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ等ともいう)で構成される。
制御装置4が専用のハードウエアである場合には、制御装置4は、例えば、単一回路、複合回路、ASIC(application specific integrated circuit)、FPGA(field−programmable gate array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御装置4が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウエアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウエアで実現してもよい。
制御装置4がCPUの場合には、制御装置4が実行する各機能は、ソフトウエア、ファームウエア、又はソフトウエアとファームウエアとの組み合わせにより実現される。ソフトウエアやファームウエアはプログラムとして記述され、メモリMeに格納される。CPUは、メモリMeに格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置4の各機能を実現する。ここで、メモリMeは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の不揮発性又は揮発性の半導体メモリを採用することができる。なお、制御装置4の機能の一部を専用のハードウエアで実現し、一部をソフトウエア又はファームウエアで実現するようにしてもよい。
制御装置4は、第1の状態において、温度センサ1e及び温度センサ1fの検出結果に基づいて、第1の条件を満たしているか否かを判定する。また、制御装置4は、第2の状態において、温度センサ1g及び温度センサ1hの検出結果に基づいて、第1の条件を満たしているか否かを判定する。第1の条件を満たしているか否かの判定は、蒸発器の除霜をするか否かの判定(除霜判定)に用いられる。第1の状態でも第2の状態でも蒸発器に着霜する可能性があることから、制御装置4は、第1の状態及び第2の状態の両方で、除霜判定を行う。
次に、着霜によって蒸発器に不具合が生じたときの冷媒温度について説明する。
熱交換器11に霜が付き、熱交換器11に供給される空気の風量が低下すると、凝縮器では、凝縮液化する冷媒量が減り、密度が低い冷媒が圧縮機13に戻る。このため、制御装置4は、凝縮液化を促すために、圧縮機13の周波数を上げて圧縮機13から吐出される冷媒の圧力を上昇させる。一方、熱交換器11に供給される空気の風量が低下すると、蒸発器では冷媒の蒸発量が減少し、蒸発器の入口温度と出口温度との差が小さくなる。このため、制御装置4は、冷媒の蒸発量を確保するため、絞り装置14の開度を小さくする。すると、蒸発器に流入する冷媒温度は低下するが、絞り装置14の開度を小さくしても霜が溶けるわけではないので、蒸発器に供給される空気の風量が低下したままとなることから、依然として蒸発器での冷媒の蒸発量も減少している。したがって、圧縮機13の吸い込み温度が低い環境においては、蒸発器での冷媒の蒸発量が減少しているので蒸発器の入口温度と出口温度との差があまり無く(後述の条件C1に対応)、また、絞り装置14の開度を小さくしているので蒸発器の入口温度が低下する(後述の条件C2に対応)。そこで、制御装置4は、上述の第1の条件を満たすか否かを判定して、第1の状態と第2の状態とを切り替え、除霜を行う。
制御装置4は、第1の状態及び第2の状態の両方において、温度センサ1e及び温度センサ1hの検出結果に基づいて、第2の条件を満たしているか否かを判定する。第2の条件を満たしているか否かの判定は、除湿装置100をすみやかに停止させるべき状況であるか否かの判定(保護停止判定)に用いられる。保護停止判定は、例えば、次のような場合を想定して行われる判定である。第1に、風路50の第1の熱交換器11aの上流に配置される図示省略のフィルタに塵埃が溜まり、このフィルタより下流へ空気が供給されることが妨げられる場合である。第2に、送風機12のモータ及びファンに滑りが生じたとき、又は高静圧時には、送風機12の風量が落ち、熱交換器11への空気の供給量が低下する場合である。これらの場合の不具合(以下、着霜以外の不具合とも称する)を想定し、除湿装置100は保護停止判定を行うことで自動的に運転停止をし、除湿装置100を保護している。
次に、着霜以外の不具合が生じたときの冷媒温度について説明する。
着霜以外の不具合の場合でも、蒸発器における冷媒温度の傾向は同じである。つまり、圧縮機13の吸い込み温度が低い環境においては、蒸発器での冷媒の蒸発量が減少しているので蒸発器の入口温度と出口温度との差が小さくなっており、また、絞り装置14の開度を小さくしているので蒸発器の入口温度が低下する。このため、除湿装置100は、着霜以外の不具合が生じたときにおいても、流路切替装置15を切り替える。しかし、流路切替装置15を切り替えても、着霜以外の不具合は解消しない。つまり、フィルタに目詰まりがあれば、依然として、フィルタより下流へ空気が供給されることが妨げられている。このため、例えば第1の状態から第2の状態に切り替えられた場合を考えると、第3の熱交換器11cに供給される空気の風量が小さいので、第3の熱交換器11cにおける冷媒の放熱量が小さく、冷媒が凝縮液化しにくくなる。このため、第1の熱交換器11aに供給される冷媒の温度(凝縮器の入口温度)は高くなる。
なお、着霜した場合であれば、第1の状態のときに第1の熱交換器11aに形成された霜が溶け、第1の熱交換器11aよりも下流にある第3の熱交換器11cに適切に空気が供給されることになる。このため、第3の熱交換器11cにおける冷媒の放熱量が確保される。したがって、第1の熱交換器11aに供給される冷媒の温度(凝縮器の入口温度)は抑えられる。
(第1の条件の条件C1、C2及び第2の条件の条件D1及びD2)
第1の条件は、蒸発器の温度に基づいた条件である。蒸発器に着霜があると、蒸発器で空気と冷媒とが熱交換しにくくなり、蒸発器を通過する前後の冷媒の温度変化が小さくなるためである。
具体的には、第1の条件は、蒸発器の入口温度と蒸発器の出口温度との差が予め定められた第1の温度差よりも小さいという条件C1を含む。第1の条件は、それに加えて、蒸発器の入口温度が予め定められた第1の温度よりも低い、という条件C2も含む。第1の条件は、条件C1だけでもよいが、条件C2が加わることで、第1の状態から第2の状態への切り替え、又は、第2の状態から第1の状態への切り替え、を意図していないのに、状態が切り替わってしまうことを回避することができる。蒸発器の除霜を目的として、第1の状態から第2の状態への切り替え、又は、第2の状態から第1の状態への切り替えが実施される。つまり、第1の条件が条件C2を含むことで、蒸発器の入口温度が高く、蒸発器に着霜がないと想定されるような状況でも蒸発器を除霜してしまうことを回避することができ、蒸発器の除霜判定の精度を向上させることができる。
第2の条件は、少なくとも凝縮器の温度に基づいた条件である。これは、着霜以外の不具合があれば、第1の状態から第2の状態へ切り替えられた場合には、第1の熱交換器11aに、第3の熱交換器11cを通過した高温冷媒が供給され続けることになるからである。なお、第2の状態から第1の状態へ切り替えられた場合には、第2の熱交換器11bに、第3の熱交換器11cを通過した高温冷媒が供給され続けることになる。
具体的には、第2の条件は、凝縮器の入口温度と蒸発器の出口温度との差が予め定められた第2の温度差よりも大きい、という条件D1を含む。除霜以外の不具合時には、凝縮器の入口温度が高くなっている。また、第1の状態と第2の状態とが切り替わっても、依然として熱交換器11に供給される空気の風量が小さいため蒸発器での蒸発量を確保できず、絞り装置14の開度が小さいままなので、蒸発器の出口温度が低くなっている。結果として、第2の温度差も大きくなる。ここでいう凝縮器とは、第2の状態のときには第1の熱交換器11aであり、第1の状態のときには第2の熱交換器11bである。また、ここでいう蒸発器とは、第2の状態のときには第2の熱交換器11bであり、第1の状態のときには第1の熱交換器11aである。
逆に、除霜の不具合時であれば、蒸発器の霜が溶けて、空気流れ方向の最下流に配置された第3の熱交換器11cに空気が供給されることになる。このため、第3の熱交換器11cで冷媒の温度が低下し、第1の熱交換器11a又は第2の熱交換器11bに高温冷媒が供給され続けることはなくなる。このため、除霜の不具合時であれば、第2の条件は満たさないことになる。つまり、第2の条件は、送風機12が停止せずに運転していれば、除霜以外の不具合と、除霜の不具合とを区別することができる。
また、第2の条件は、それに加えて、蒸発器の出口温度が予め定められた第2の温度よりも低い、という条件D2を含む。第2の条件が、条件D1に加えて条件D2を含むことで、除霜以外の不具合の判定精度を向上させることができる。
保護停止判定は、除霜判定で除霜をするとの判定がされてから、一定期間Tの間、行われる。一定期間Tは、例えば、数分程度に設定される。この一定期間Tでは、除霜判定にて第1の条件が満たされても、第1の状態から第2の状態への切り替え、及び、第2の状態から第1の状態へ切り替えを行わない。除霜判定で除霜をすると判定されてから、ほどなくして、再び除霜をすると判定されてしまうためである。つまり、除霜をするとの判定が頻繁になされ、流路切替装置15が頻繁に切り替えられてしまうことを回避するためである。
ここで、流路切替装置15が頻繁に切り替えられると、その度に、温度検出部Sの検出結果が変動することになり、制御装置4が温度検出部Sから取得する温度データが安定しなくなる。その結果として、制御装置4は、保護停止判定を精度よく行うことができなくなってしまう。そこで、制御装置4は、第1の条件を満たすと判定してから、一定期間Tの間、第1の条件を満たしていても除霜をするとの判定はしない。そして、制御装置4は、一定期間Tの間は、保護停止判定だけを行う。これにより、除湿装置100では、除霜以外の不具合の判定精度が低下してしまうことを回避している。なお、着霜以外の不具合の判定とは、保護停止判定のことを指す。
(第1の条件の条件C3及び第2の条件の条件D3及びD4)
第1の条件は、第1の条件を満たす期間が、予め定められた第1の期間、継続している、という条件C3をさらに含む。つまり、図3に示すように、第1の期間に対応する時間t1と時間t2との間の期間、第1の条件の条件C1が満たされているときに、第1の状態と第2の状態とを切り替えるため、流路切替装置15を切り替えるということである。なお、第1の条件が、条件C2を含むのであれば、条件C1及び条件C2を満たす期間が、第1の期間、継続していることとすればよい。
また、第2の条件は、第2の条件を満たす期間が、第1の期間よりも長い予め定められた第2の期間、継続している、という条件D3をさらに含む。なお、第2の条件は、例えば、第2の期間は、第1の期間が終わった後も続くように第1の期間を含む、という条件D4を含む。
図3に示すように、第2の期間に対応する時間t1と時間t3との間の期間、第2の条件の条件D1が満たされているときに、運転停止とするということである。なお、第2の条件が、条件D2を含むのであれば、条件D1及び条件D2を満たす期間が、第2の期間、継続していることとすればよい。
除湿装置100では、条件C3、条件D3及び条件D4の構成を備えていることにより、先に、除霜判定が実施されることになる。このため、除湿装置100の不具合が熱交換器11の着霜である場合において、制御装置4が着霜以外の不具合であると判定してしまい、流路切替装置15の切り替えではなく、運転停止をしてしまう、ということを回避することができる。
(冷媒)
冷媒回路Aに用いられる冷媒はたとえば、R410A、R407C、R404AなどのHFC冷媒、R22、R134aなどのHCFC冷媒、もしくは炭化水素、ヘリウムのような自然冷媒などがある。
[第1の状態の冷媒の流れ]
図1を参照して第1の状態のときの冷媒の流れを説明する。
圧縮機13から吐出された冷媒は第3の熱交換器11cへと流れる。この時、第3の熱交換器11cは凝縮器として作用し、冷媒は空気と熱交換する際に一部が凝縮液化する。第3の熱交換器11c通過後に冷媒は、流路切替装置15を通過して第2の熱交換器11bへと流れる。第2の熱交換器11bは凝縮器として作用し、冷媒は空気と熱交換する際に凝縮液化し、絞り装置14へと流れる。冷媒は絞り装置14で減圧された後、第1の熱交換器11aに流れる。第1の熱交換器11aは、蒸発器として機能し、冷媒は空気と熱交換して蒸発した後、流路切替装置15を通過して再び圧縮機13に吸入される。
[第1の状態での除湿]
第1の状態では、吸込口50Aより風路50内に取り込まれた空気は、第1の熱交換器11aに送り込まれる。ここで、風路50に取り込まれた空気は、蒸発器として機能する第1の熱交換器11aによって冷却される。第1の熱交換器11aを通過した空気は、露点温度以下に冷却されることで冷却除湿された空気となり、水分吸着部16に送り込まれる。この冷却除湿された空気は、相対湿度が上昇している。このため、水分吸着部16の吸着剤が水分を吸着しやすくなっている。つまり、冷却除湿された空気は、水分吸着部16の吸着剤により水分が吸着される。その後、凝縮器として機能する第2の熱交換器11b及び第3の熱交換器11cで空気は加熱され、吹出口50Bより吹き出される。
[第2の状態の冷媒の流れ]
図4は、本実施の形態に係る除湿装置の第2の状態を説明する図である。
圧縮機13から吐出された冷媒は第3の熱交換器11cへと流れる。この時、第3の熱交換器11cは凝縮器として作用し、冷媒は空気と熱交換する際に一部が凝縮液化する。第3の熱交換器11c通過後に冷媒は、流路切替装置15を通過して第1の熱交換器11aへと流れる。第1の熱交換器11aは凝縮器として作用し、冷媒は空気と熱交換する際に凝縮液化し、絞り装置14へと流れる。冷媒は絞り装置14で減圧された後、第2の熱交換器11bに流れる。第2の熱交換器11bは、蒸発器として機能し、冷媒は空気と熱交換して蒸発した後、流路切替装置15を通過して再び圧縮機13に吸入される。
[第2の状態での除湿]
第2の状態では、吸込口50Aより風路50に取り込まれた空気は、第1の熱交換器11aに送り込まれる。ここで、風路50に取り込まれた空気は、凝縮器として機能する第1の熱交換器11aによって加熱され、通過空気温度が上昇し、水分吸着部16に送り込まれる。この加熱された空気の相対湿度は、吸込口50Aに流入した空気よりも低くなっている。このため、水分吸着部16の吸着剤は水分を脱着しやすくなっている。つまり、加熱された空気は、水分吸着部16の吸着剤により水分が脱着される。第2の熱交換器11bは、蒸発器として機能するため通過空気を冷却し、冷却された通過空気が露点温度以下に冷却された場合には水分が除湿された除湿空気となる。つまり、第2の状態では、蒸発器として機能する第2の熱交換器11bの作用により、空気が除湿される。その後、凝縮器として機能する第3の熱交換器11cで空気は加熱され、吹出口50Bより吹き出される。
[実施の形態の変形例1]
図5は、本発明の実施の形態に係る除湿装置の変形例1である。なお、変形例1では実施の形態との相違点を中心に説明し、共通する部分の説明は省略する。
図5に示すように、変形例1に係る除湿装置200は、温度センサ1d及び温度センサ1jを備えている。温度センサ1dは、冷媒配管P2に配置されている。温度センサ1jは、冷媒配管P7に配置されている。温度センサ1d及び温度センサ1jが配置されている。実施の形態では、第1の状態と第2の状態とでは、保護停止判定に用いる温度センサ1eの温度データと保護停止判定に用いる温度センサ1hの温度データとの関係が逆となっていた。そこで、変形例1のように、温度センサ1d及び温度センサ1jを備えることで、温度センサ1eの温度データ及び温度センサ1hの温度データを入れ替える必要がなくなる。
[実施の形態の変形例2]
図6は、本発明の実施の形態に係る除湿装置の変形例2である。なお、変形例2では実施の形態との相違点を中心に説明し、共通する部分の説明は省略する。
図6に示すように、変形例2に係る除湿装置300は、セパレート型であり、除湿ユニット301と圧縮ユニット302とを備えている。除湿ユニット301は、熱交換器11、水分吸着部16、絞り装置14、流路切替装置15、送風機12、風路50、制御装置4、メモリMe及び温度検出部S等を備えている。圧縮ユニット302は、圧縮機13を備えている。また、冷媒配管P1にはバルブ17が接続され、冷媒配管P7にはバルブ18が接続されている。バルブ17及びバルブ18は、除湿ユニット301及び圧縮ユニット302外に配置されている。なお、バルブ17及びバルブ18は、除湿ユニット301内に配置されていてもよいし、圧縮ユニット302内に配置されていてもよい。
除湿装置300では、保護停止判定で運転停止をするとの判定をした場合には、接点回路のみで、運転停止を実施できる構成を採用している。具体的には、除湿装置300は、接点回路によって開閉動作するバルブ17及びバルブ18を備えている。
除湿装置が天吊り型である場合には、圧縮機が振動源となるため、圧縮機を熱交換器等と一緒のユニットに搭載することは困難である。つまり、除湿装置を圧縮ユニットと除湿ユニットとに分けたセパレート型にする必要がある。しかし、セパレート型とすると、保護停止判定に基づく運転停止(圧縮機の停止)を行うにあたって、次のような問題がある。
まず、除湿ユニットだけでなく圧縮ユニットにおいても温度センサに基づく制御を行おうとすると、圧縮ユニットと除湿ユニットとで別基板を配置する必要があり、製造コストの増加となる。
また、圧縮ユニットに制御装置を搭載すると、温度検出部の弱電回路をユニット間に這わせることになる。そうすると、ユニット間に這わせた配線に、圧縮機13等の強電回路からのノイズが乗り、除湿装置300の信頼性が低下する。
そこで、除湿装置300は、接点回路によって開閉動作するバルブ17及びバルブ18を備えている。このため、除湿ユニット301の制御装置4の基板とは別に、高価な基板を設ける必要がなく、製造コストの増加を抑制することができる。
また、除湿装置300は圧縮ユニット302に制御装置4等が搭載された態様ではないため、上述のノイズの問題が生じにくくなっており、除湿装置300の信頼性の低下を回避することができる。
1b 温度センサ、1d 温度センサ、1e 温度センサ、1f 温度センサ、1g 温度センサ、1h 温度センサ、1j 温度センサ、4 制御装置、4A 運転制御部、4B 判定部、4C 演算部、11 熱交換器、11a 第1の熱交換器、11b 第2の熱交換器、11c 第3の熱交換器、12 送風機、13 圧縮機、14 絞り装置、15 流路切替装置、16 水分吸着部、17 バルブ、18 バルブ、50 風路、50A 吸込口、50B 吹出口、100 除湿装置、200 除湿装置、300 除湿装置、301 除湿ユニット、302 圧縮ユニット、A 冷媒回路、Me メモリ、P1 冷媒配管、P2 冷媒配管、P3 冷媒配管、P4 冷媒配管、P5 冷媒配管、P6 冷媒配管、P7 冷媒配管、S 温度検出部、T 一定期間。

Claims (8)

  1. 冷媒回路を含む除湿装置であって、
    除湿対象空間から取り込まれる空気が流れる風路と、
    前記除湿対象空間の空気を前記風路に取り込む送風機と、
    前記風路内に配置され、空気に含まれている水分の吸着及び吸着した水分を空気に脱着する水分吸着部と、
    前記冷媒回路に含まれる圧縮機と、
    前記風路の前記水分吸着部よりも上流に配置され、前記冷媒回路に含まれ、蒸発器又は凝縮器として機能する第1の熱交換器と、
    前記風路の前記水分吸着部よりも下流に配置され、前記冷媒回路に含まれ、前記凝縮器又は前記蒸発器として機能する第2の熱交換器と、
    前記冷媒回路に含まれ、前記第1の熱交換器と前記第2の熱交換器との間に接続されている絞り装置と、
    前記第1の熱交換器を蒸発器として機能させるとともに前記第2の熱交換器を凝縮器として機能させる第1の状態と、前記第1の熱交換器を凝縮器として機能させるとともに前記第2の熱交換器を蒸発器として機能させる第2の状態とを切り替える、前記冷媒回路に含まれる流路切替装置と、
    前記蒸発器及び前記凝縮器の冷媒温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部の検出結果に基づいて、前記圧縮機、前記送風機及び前記流路切替装置を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記蒸発器の温度に基づく第1の条件を満たす場合には、前記第1の状態から前記第2の状態へ、又は、前記第2の状態から前記第1の状態へ切り替え、
    前記第1の条件を満たすと判定してから一定期間の間は、前記第1の条件を満たしていても、前記第1の状態から前記第2の状態への切り替え、及び、前記第2の状態から前記第1の状態へ切り替えは行わず、
    前記凝縮器の入口における前記冷媒温度と、前記蒸発器の入口における前記冷媒温度との温度差が閾値よりも大きい場合、着霜以外の不具合が発生したと判定するように構成されているものであり、
    前記第1の条件は、前記蒸発器の入口温度と前記蒸発器の出口温度との差が予め定められた第1の温度差よりも小さい、という条件を含む
    除湿装置。
  2. 前記制御装置は、前記一定期間の間に、前記着霜以外の不具合が発生したか否かを判定し、前記着霜以外の不具合が発生したと判定した場合、前記一定期間の終了時に、前記除湿装置の運転を停止するように構成されている請求項に記載の除湿装置。
  3. 前記第1の条件は、
    前記蒸発器の入口温度が予め定められた第1の温度よりも低い、という条件をさらに含む
    請求項1または2に記載の除湿装置。
  4. 前記制御装置は、前記温度差が前記閾値よりも大きい場合であって、且つ前記蒸発器の出口温度が予め定められた第2の温度よりも低い場合、前記着霜以外の不具合が発生したと判定するように構成されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の除湿装置。
  5. 前記第1の条件は、
    条件を満たす期間が、予め定められた第1の期間、継続している、という条件をさらに含み、
    前記制御装置は、前記温度差が前記閾値よりも大きい期間が、前記第1の期間よりも長い予め定められた第2の期間、継続している場合、前記着霜以外の不具合が発生したと判定するように構成されており、
    前記第2の期間は、
    前記第1の期間が終わった後も続くように前記第1の期間を含む
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の除湿装置。
  6. 前記第2の熱交換器よりも前記風路の下流に配置され、前記冷媒回路に含まれ、前記凝縮器として機能する第3の熱交換器をさらに備えた
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の除湿装置。
  7. 前記流路切替装置は、
    前記第1の状態では、前記第3の熱交換器と前記第2の熱交換器とを接続するとともに前記第1の熱交換器と前記圧縮機の吸入部とを接続し、
    前記第2の状態では、前記第3の熱交換器と前記第1の熱交換器とを接続するとともに前記第2の熱交換器と前記圧縮機の吸入部とを接続する
    請求項に記載の除湿装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記蒸発器での熱交換量が増えるように、前記蒸発器の入口温度と前記蒸発器の出口温度との差が前記第1の温度差よりも小さくなる前に前記絞り装置の開度を小さくし、前記蒸発器に流入させる冷媒温度を低下させ、
    前記蒸発器の入口温度と前記蒸発器の出口温度との差が前記第1の温度差よりも小さくなると、前記第1の状態から前記第2の状態へ、又は、前記第2の状態から前記第1の状態へ切り替える
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の除湿装置。
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