JP6639809B2 - ラベル装着装置 - Google Patents

ラベル装着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6639809B2
JP6639809B2 JP2015117361A JP2015117361A JP6639809B2 JP 6639809 B2 JP6639809 B2 JP 6639809B2 JP 2015117361 A JP2015117361 A JP 2015117361A JP 2015117361 A JP2015117361 A JP 2015117361A JP 6639809 B2 JP6639809 B2 JP 6639809B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
container
breaking
mounting
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015117361A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016013871A (ja
Inventor
善典 堀田
善典 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Seal Inc
Original Assignee
Fuji Seal Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Seal Inc filed Critical Fuji Seal Inc
Priority to JP2015117361A priority Critical patent/JP6639809B2/ja
Publication of JP2016013871A publication Critical patent/JP2016013871A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6639809B2 publication Critical patent/JP6639809B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Description

本発明は、ミシン目等の破断予定弱化線付きラベルを容器の首部に装着するラベル装着装置に関する。
従来、例えば特許第4777550号公報(以下、特許文献1という)には、ボトル容器の口部にラベルを掛けるラベル装着装置が開示されている。このラベル装着装置は、ストッカーケースに積層して収納された開口部付きラベルを1枚ずつ送り出し、ストッカーケースから送り出されたラベルの両側縁部をベルトとローラ群で把持しつつ搬送し、ラベルの搬送軌道と交差して搬送されるボトル容器の口部がラベルの開口部に進入するようにラベルおよびボトル容器の各搬送速度を設定し、ボトル容器の口部がラベル開口部に進入した後にラベルの把持を解除することにより、ラベルがボトル容器の口部に掛かった状態で装着される、ラベル装着装置が記載されている。
特許第4777550号公報
上記特許文献1のラベル装着装置でボトル容器の口部に掛けられた状態に装着されるラベルには、容器の口部より大径の開口部が予め形成されている。そのため、ラベル装着された後のボトル容器の取扱時(例えば販売店での商品陳列時等)にラベルがボトル容器から容易に脱落しやすいものになっていた。また、ラベルに大径の開口部を形成することで、ラベルに印刷される広告表示等の情報表示面積も少なくなってしまう。
このような不都合を解消するために、ラベルに例えば略H字状のミシン目等からなる破断予定弱化線を形成しておき、このラベルの破断予定弱化線形成領域を容器の口部に押し付けて破断予定弱化線を破断させた状態として、容器の首部に掛けた状態に装着するのが好適である。そうすれば、破断予定弱化線の破断によってラベルに形成される舌片状の係合部が容器の口部下方の首部周囲に当接し、ラベルが容器から外れにくくなる。さらに、係合部は情報表示にも使用されるため、情報表示面積をより大きく確保することができる。
しかしながら、このようにして破断予定弱化線付きラベルをラベル装着装置で容器に自動装着する場合、破断予定弱化線形成領域を容器の口部に押し込んで破断予定弱化線を破断させるときに破断予定弱化線が形成されていないラベル周縁部まで破れてしまったり、破断予定弱化線が完全に破れないことによってラベル装着状態が安定しないといった不具合が生じることがある。
本発明の目的は、ミシン目等の破断予定弱化線付きラベルを容器の首部に装着するラベル装着装置において、破断予定弱化線以外の部位が破れるのを抑制するとともにラベル装着状態を安定させることである。
本発明に係るラベル装着装置は、容器の首部にラベルを装着するラベル装着装置であって、破断予定弱化線が形成されているラベルを送り出すラベル送出手段と、前記ラベル送出手段から複数枚の前記ラベルを等間隔で移送して容器装着位置において容器に装着する移送装着手段と、前記移送装着手段によるラベル移送速度に応じた外周速度で回転する回転部材と、この回転部材の外周部に突設された破断部材とを有し、前記移送装着手段がラベルを容器装着位置まで移送する間にラベルの前記破断予定弱化線を破断させる破断手段と、を備え、前記容器装着位置では、前記破断予定弱化線の破断によってラベルに形成された開口部を前記容器に挿通することによりラベルが前記容器の首部に装着されるものである。
また、本発明に係るラベル装着装置において、前記破断手段は尖頭状の破断部材を前記ラベルの破断予定弱化線形成領域に押し込むことによって前記破断予定弱化線を破断させてもよい。
また、本発明に係るラベル装着装置において、前記破断部材は、前記ラベルの破断予定弱化線を破断させるのに加えて、前記破断予定弱化線の破断によって前記ラベルに形成される舌片状の係合部が前記ラベルの周縁部に対して屈曲した状態にくせ付けされてもよい。
また、本発明に係るラベル装着装置において、前記移送装着手段は回転によってラベルを容器装着位置まで移送するロータリーユニットを備え、このロータリーユニットは外周部に複数のラベル保持部を有し、これら保持部はラベルを保持するとともに前記破断予定弱化線が破断されたラベルを前記容器装着位置において前記容器に挿通して装着してもよい。
この場合、前記保持部は前記破断部材および前記容器の進入を許容する凹部を有し、前記ラベルは前記凹部の周囲に設けられる保持機構によって前記凹部を塞ぐように保持されるのが好ましい。ここで、前記保持機構は、負圧の作用によりラベルを吸引保持する吸引機構、および、ラベルの周縁部をクランプするクランプ機構の少なくとも何れかを含んでもよい。また、前記吸引機構によるラベルの吸引は、前記破断予定弱化線の破断によってラベルに形成された開口部に前記容器が進入したときに解除されてもよい。
本発明に係るラベル装着装置によれば、移送装着手段によって破断予定弱化線付きラベルを容器装着位置へ搬送するまでの間に、破断手段によって破断予定弱化線を確実に破断させた状態にすることができる。これにより、ラベルの容器装着時に破断予定弱化線以外の部位でラベルが破れるのを抑制できるとともに、容器へのラベル装着状態を安定したものにできる。
本発明の一実施形態であるラベル装着装置の全体構成を概略的に示す図である。 ロータリーユニットの外周部に取り付けられる保持部の(a)平面図と(b)側面図である。 (a)〜(d)はミシン目付きラベルの4つの例を示す図であり、(e)は短い連結部分で部分的につながった長い切れ目を有するラベルを示す図である。 破断部材によってラベルのミシン目が破断される様子を示す斜視図である。 容器の首部周囲にラベルが装着された状態を示す斜視図である。 ロータリーユニットの保持部においてラベルをクランプ保持する例を示す図である。 2対の無端状ベルト対でラベルの両側縁部をクランプしながらラベルを移送する移送装着手段の例を示す図である。 ラベルの縁部を横方向に引っ張ってミシン目を破断させる例を説明するための図である。 ラベルのミシン目を吸引と引っ張りとによって破断させる保持部の例を説明するための図である。
以下に、本発明に係る実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
また、以下では、ラベルに形成された破断予定弱化線がミシン目である例について説明するが、これに限定されるものではない。破断予定弱化線は、例えば、長い切り目が中間位置において少なくとも1つの連結部分でつながっていることで破断し易くなった線であってもよいし、あるいは、ラベルの厚みが薄くなっていることで破断し易くなった薄肉線であってもよい。
図1は、本発明の一実施形態であるラベル装着装置10の全体構成を概略的に示す図である。図1において、紙面の上下方向を縦方向、紙面の左右方向を横方向ということがある。図2は、ラベル装着装置10のロータリーユニットの外周部に取り付けられる保持部の(a)平面図と(b)側面図である。また、図3(a)は、本実施形態で用いられるミシン目付きラベル(以下、単に「ラベル」という)Lの一例を示す図である。
ラベル装着装置10は、ラベル供給ユニット(ラベル送出手段)20、ロータリーユニット(移送装着手段)30、破断ユニット(破断手段)50、および、容器搬送ユニット(容器搬送手段)60を備える。
ラベル供給ユニット20は、二点鎖線で示されるラベルLをロータリーユニット30へ向けて1枚ずつ送り出す供給装置である。ラベル供給ユニット20は、多数枚のラベルLを横方向に積層された状態で収納するストッカ22と、ストッカ22のロータリーユニット30側に設けられる送出ガイド板24と、送出ガイド板24の上面に対して僅かな隙間をあけた状態で配置される送出ローラ26と、ストッカ22に収納されたラベルLの束を送出ローラ26へ向けて押圧する押圧部材(図示せず)とを備える。
送出ローラ26は、図示しないモータによって回転駆動されて、外周部に接触するラベルLを1枚ずつ送り出す。送出ローラ26の駆動タイミングおよび駆動時間(すなわちラベルLを送り出すタイミング)は、送り出したラベルLがロータリーユニット30の外周部に等間隔に設けられた保持部32に受け取られるように設定される。
送出ローラ26は、ラベルLを確実に送り出せるように、少なくとも外周部が例えばゴム等の高摩擦材料で形成されるのが好ましい。これに対し、送出ガイド板24の上面は、ラベルLを円滑に送り出せるように、例えばフッ素系樹脂層を設ける等によってラベルLに対して低摩擦表面とするのが好ましい。
ロータリーユニット30は、ラベル供給ユニット20から受け取ったラベルLを移送して容器装着位置P1,P2において容器Bに装着する移送装着装置である。ロータリーユニット30は、図示しないモータによって一定速度で矢印A方向に回転駆動される回転盤31と、回転盤31の外周部に等ピッチで設けられた複数の保持部32とを備える。本実施形態では、12個の保持部32が設けられた例が示される。
ロータリーユニット30の保持部32は、例えばボルト等の適当な固定手段によって回転盤31の外周に固定される。保持部32は、図2に示すように、平面視で長方形状、側面視で略台形状をなす例えば金属製のブロック部材で構成される。保持部32は、ロータリーユニット30の周方向(矢印X方向)の中央部に凹部33が形成されている。この凹部33は、ラベル供給ユニット20から受け取ったラベルLを収納して保持する部分である。凹部33のX方向の幅w1は、ロータリーユニット30の周方向に関するラベルLの位置決めを正確に行えるように、ラベルLの幅w2(図3(a)参照)と同等に形成されるのが好ましい。
また、保持部32の凹部33の中央には矩形状の貫通孔34が形成されている。この貫通孔34は、回転盤31に取り付けられた状態で有底の凹部となる。この貫通孔34は、後述する破断ユニット50の破断部材および容器Bの上部が保持部32内に進入するのを許容する。
保持部32において凹部33には、貫通孔34を取り囲むようにして複数の吸引孔35が形成されている。本実施形態では、貫通孔34の四方周囲を取り囲むようにして、各辺3つずつ、合計12個の吸引孔35が形成されている。各吸引孔35は、保持部32の内部に形成された吸引通路36を介して、保持部32の側面に開口する吸引口37に連通している。なお、上記吸引通路36の保持部32の端面または側面に接続する各端部は、適当な栓によって封止されている。
保持部32の吸引口37には、図1に示すように、吸引チューブ38の一端が接続される。吸引チューブ38の他端は、保持部32の内周側において回転盤31の吸引源接続部39に接続されている。そして、回転盤31の吸引源接続部39は互いに合流して又はそれぞれ吸引源(図示せず)に接続されている。これにより、吸引源の作動によって回転盤31の吸引源接続部39および吸引チューブ38を介して各保持部32に負圧が作用し、その結果、図2に示す凹部33の吸引孔35に吸引力が生じる。これにより、図2(b)に示すように、保持部32の凹部33内にラベルLを吸着して保持できるようになっている。この状態で、ラベルLは保持部32の貫通孔34の外周側開口部を塞ぐように保持される。なお、上記吸引孔35が保持機構および吸引機構に相当する。
本実施形態において用いられるラベルLは、図3(a)に示すように、4つの角部が円弧状に形成された略長方形状をなしている。ラベルLは、例えば、合成樹脂、紙、厚紙、合成紙等のシート材、これらの積層体、これらと他のシートの積層体などによって形成される。ラベルLの表面(すなわち、容器装着状態で容器とは反対側を向く面)および/または裏面には、文字、図形、背景色等の印刷が施され、商品を購入する消費者に対する情報を表示することができる。
ラベルLの中央領域には、例えば楕円状の開口部2が予め形成されている。また、開口部2のX方向両側には短いミシン目3aがそれぞれ形成され、これらのミシン目3aが開口部2のX方向両側でY方向に延在する2本のミシン目3bにつながっている。これにより、ラベルLにおいてミシン目3a,3bが形成された領域(以下、ミシン目形成領域という)が押される等するとミシン目3a,3bが破断し、2つの片持ち舌片状の係合部4が形成されるようになっている。以下では、ミシン目3a,3bを総称してミシン目3という。
なお、本実施形態のラベル装着装置10において使用可能なラベルLは上述した形態のものに限定されるものではなく、種々の形態のミシン目付きラベルを用いることができる。例えば、図3(b)に示すラベルLのように、中央領域に略矩形の開口部2が形成され、その4つの角部からミシン目3cがY方向から傾いた方向に延在していてもよい。また、図3(c)に示すラベルLのように、開口部が形成されておらず、H字状のミシン目3a,3bだけが形成されているものであってもよい。さらに、図3(d)に示すラベルLのように、コ字状をなすミシン目3dだけが形成され、ミシン目3dが破断することで1つの係合部4が形成されるものでもよい。ここで、図3(d)中の符号5は折り曲げ線であり、ここでラベルLを折り曲げた状態とすることで容器の外周面に沿った姿勢で装着されるように構成してもよい。なお、例えば、図3(c)に示すラベルLのミシン目3a,3bに代えて、図3(e)に示すような略H字状に形成された長い切り目8が連結部分9でつながっている破断予定弱化線を用いることで、2つの係合部4が区画形成されてもよい(他の形態のラベルLについても同様)。
図1を再び参照すると、破断ユニット50は、ロータリーユニット30に隣接して設置されている。破断ユニット50は、ロータリーユニット30がラベルLを保持して容器装着位置P1,P2まで移送する間にラベルLのミシン目3を破断させる機能を有する。
具体的には、破断ユニットは、例えば略六角形の側面形状を有する回転部材51と、回転部材51の外周部に所定間隔をおいて突設された破断部材52とを備える。本実施形態では、6つの破断部材52が回転部材51に設けられる例が示されている。
破断ユニット50は、図示しないモータによって矢印D方向に回転駆動される。この破断ユニット50の回転時の外周速度は、ロータリーユニット30よるラベル移送速度に応じた速度に設定される。すなわち、ミシン目破断位置P3への破断ユニット50の到達タイミングと、ロータリーユニット30の保持部32の到達タイミングとが、完全に同期している。これにより、ミシン目破断位置P3において、破断ユニット50の各破断部材52がロータリーユニット30の各保持部32の貫通孔34内へ干渉せずに進入することができる。
図4は、破断部材52によってラベルLのミシン目3が破断される様子を示す斜視図である。図4に示すように、破断部材52は、基部52aでは直方体状をなし、先端部52bは三角柱状をなして尖頭状に形成されている。このように尖頭状にすることで、ミシン目3の破断を確実に行うことができる。また、破断部材52の幅w3は、ラベルLの2本のミシン目3b間の距離w4よりも短く形成されている。これにより、ミシン目破断位置P3において、ロータリーユニット30の保持部32に保持されたラベルLのミシン目形成領域を破断部材52で保持部32の貫通孔34内に押し込むことができ、その結果、ミシン目3だけを確実に破断させることができる。また、このとき、ミシン目3の破断と同時に、ラベルLの2つの係合部4が基端部7で屈曲することにより略「ハ」字状に開いた状態にくせ付けされてもよい。特に、破断部材52を尖頭状にすることで、先端部52bにおいてラベルLのミシン目3を確実に破断させ、基部52aにおいて係合部4の基端部7を屈曲した状態にくせ付けしやすい。なお、破断部材52の先端形状は三角柱状に限定されるものではなく、半円柱状等の他の形状であってもよい。
なお、ラベルLのミシン目3を破断させる破断ユニットは、回転部材の外周に複数の破断部材が取り付けられて構成されるものに限定されない。例えば、1つの破断部材がロータリーユニット30の保持部32に保持されたラベルLに対して直線状に往復動作することによりミシン目3を破断させてもよい。この場合の破断部材の駆動機構には、カム機構、エアシリンダ、ソレノイド、モータ等を用いることができる。
図1を再び参照すると、容器搬送ユニット60は、ロータリーユニット30の下方において、例えばボトル等の容器Bを所定間隔で連続的に搬送する装置である。容器搬送ユニット60は、容器Bを載置して矢印C方向に移動するベルトコンベア62と、容器Bを一定間隔で保持しながらベルトコンベア62に同期して移動する複数対の位置決めガイド64とを含む。
なお、本実施形態では、容器Bは、胴部と、胴部の上方に形成され且つ胴部よりも縮径した部分である首部Nと、首部Nの上部に着脱可能に取り付けられたキャップ部Cとを有するボトル型容器である。容器Bとしては、例えば、PETボトル等のボトル型容器、シャンプー等が入れられたポンプ付き容器などが挙げられ、合成樹脂製容器、金属製容器、ガラス瓶等の種々の容器であってよい。
容器搬送ユニット60の容器搬送速度(すなわちベルトコンベア62の移動速度)は、ロータリーユニット30によるラベル移送速度に応じた速度に設定される。すなわち、容器装着位置P1において、容器Bの到達タイミングと、ロータリーユニット30の保持部32に保持されたラベルLの到達タイミングとが、完全に同期している。これにより、ミシン目3が破断しているラベルLを介して容器Bのキャップ部Cを含む上部を保持部32の貫通孔34内へ干渉せずに進入することができる。
次に、図1を参照しながら、本実施形態のラベル装着装置10の動作について説明する。
ラベル供給ユニット20は、送出ローラ26の回転(例えば、間欠回転)によりラベルLを1枚ずつ送り出す。ラベル供給ユニット20から送り出されたラベルLは、ロータリーユニット30の保持部32に吸引保持される。保持部32に吸引保持されたラベルLは、ロータリーユニット30の矢印A方向への回転によって移送され、破断ユニット50の対向位置に至る。
そこでは、破断ユニット50の破断部材52がロータリーユニット30の保持部32に形成された貫通孔34内に嵌合するように進入する。これにより、保持部32に保持されたラベルLのミシン目形成領域が押し込まれて、ミシン目3が確実に破断される。また、このとき、ミシン目3の破断によってラベルLに形成された2つの舌片状の係合部4が略ハ字状に開いた状態にくせ付けされる。
このようにミシン目3が破断されたラベルLは、ロータリーユニット30の回転により引き続き移送されて、容器装着位置P1に至る。ここで、容器搬送ユニット60によって矢印E方向に搬送される容器Bのキャップ部CがラベルLの係合部4を押し込むようにして保持部32の貫通孔34内へ進入する。
このとき、保持部32におけるラベルLの吸引を解除してもよい。そうすることで、ラベルLの係合部4が開いてラベル中央領域に形成される開口部の中心が容器Bの中心に一致するようにラベルLがずれて自動調心的な作用が生じる。その結果、容器Bに対するラベルLの装着状態が安定したものになることに寄与できる。
それから、ロータリーユニット30の回転にしたがってラベルLは容器装着位置P1からP2へと移動する。容器Bも同様に、容器搬送ユニット60によって搬送されて容器装着位置P1からP2へ移動する。このとき、ラベルLは、ラベル周縁部(すなわちミシン目破断によって形成された開口部の周縁部)6が保持部32の貫通孔34の周囲に吸引孔35が形成された枠状の領域によって容器Bに対して下方に押し込まれる。
これにより、ラベルLは、図5に示すように、容器Bにおいてキャップ部Cの下方に連なって位置する首部Nの周囲に被嵌した状態に装着される。このようにしてラベルLの開口部の周囲に位置する周縁部6が押し付けられて装着されることで、ラベルLの装着位置および装着状態が安定したものになる。この状態では、2つの係合部4の縁部に形成された略半楕円状の縁部(すなわち開口部2の開口縁部に相当)が係合部4の弾性復帰力(ラベルの剛性によって、押し広げられた係合部4が閉じようとする力)によって容器Bの首部Nの周囲に当接して係合される。そのため、装着後のラベルLが容器Bに対してずれにくくなり、かつ、容器Bから脱落しにくくなる。
その後、容器Bは、容器搬送ユニット60によって引き続き搬送されて、梱包等の後工程に送られる。他方、ラベルLを容器Bに装着してラベルLがない状態になった保持部32は、ロータリーユニット30の回転によって移動して、ラベル供給ユニット20からのラベル受取位置へと移動する。
上述したように、本実施形態のラベル装着装置によれば、ロータリーユニット30に保持されたラベルLを容器装着位置P1,P2に移送するまでの間に破断ユニット50によってミシン目3を確実かつ正確に破断させてから、容器Bの首部周囲に被嵌装着することとした。これにより、ラベルLの容器装着時にミシン目3以外の部位(例えば周縁部6)でラベルLが破れるのを抑制できるとともに、容器BへのラベルLの装着状態および装着位置を安定したものにできる。また、容器装着前の状態においては、ラベルの係合部4はミシン目3によって他の部分と繋がっているので、ラベル搬送時やストッカ22からラベルLを1枚ずつ送り出す際に引っ掛かったりすることなく、取扱いやすい。
次に、ラベルLをクランプ保持しながら移送して容器Bに装着するラベル装着装置について説明する。
図6は、ロータリーユニット30の保持部32aにおいてラベルLをクランプ保持する例を示す。このロータリーユニット30の各保持部32aには、それぞれ略L字状をなす一対のクランプレバー(一方のみ図示)40が回動可能に軸支されている。一対のクランプレバー40は、図6の紙面奥行方向に所定間隔をおいて配置される。すなわち、一対のクランプレバー40は、ラベルLの長手方向(矢印Y方向、図3参照)の両側縁部に対応して設けられている。
クランプレバー40の一方端部であって保持部32の貫通孔34に対向する部分には、クランプ部材41が固定されている。クランプ部材41は、例えばゴム、シリコン、ウレタン等の高摩擦部材で構成され、ラベルLを保持部32にしっかりとクランプ保持する機能を有する。
クランプレバー40の他方端部の先端には、カムフォロワ42が回転可能に取り付けられている。クランプレバー40は、ラベルLを保持部32に受け入れるまでは、ねじりばね、圧縮ばね、引張ばね、板ばね等の図示しない弾性部材によって開いた状態になっている。
ロータリーユニット30の回転方向(矢印A方向)に関しラベル受取位置の下流側であってロータリーユニット30の外周側には、略円弧状をなすカムプレート43が設置されている。ロータリーユニット30の回転にしたがって移動してきた保持部32のクランプレバー40のカムフォロワ42がカムプレート43の内側面43aに接触することにより、上記弾性部材の弾性力に抗して矢印E方向に回動して閉じる。これにより、一対のクランプレバー40によってラベルLの両側縁部がクランプされて保持されることなる。
カムプレート43は、容器装着位置P1近傍まで延びて終端している。そのため、容器装着位置P1でクランプレバー40によるラベルLのクランプ保持が解除され、ラベルLは容器Bに受け渡されることになる。なお、上記のクランプレバー40、クランプ部材41、カムフォロア42およびカムプレートが保持機構およびクランプ機構に相当する。
次に、図7を参照して、ラベルLをクランプ保持しつつ移送および装着する移送装着ユニット(移送装着手段)70について説明する。図7は、無端状ベルト対でラベルの各端部をそれぞれクランプしながらラベルLを移送する例を示す図である。
移送装着ユニット70は、ラベル供給ユニット20から受け取ったラベルLをそのミシン目形成領域を塞ぐことなく搬送する一対の無端状のラベル搬送ベルト(一方のみを図示)72と、ラベル搬送ベルト72においてラベルLの搬送方向と直交する方向の両側端部を押さえ付ける一対の無端状のラベル押さえベルト(一方のみ図示)74とを備える。
各ラベル搬送ベルト72は、細幅のベルトであり、ベルト内側に配置された駆動ローラ76と従動ローラ78とによって回転可能に支持されている。また、この例では、ラベル搬送ベルト72は、載置されたラベルLを直線状に搬送する例を示すが、ラベルの搬送軌道は曲線状であってもよい。
各ラベル押さえベルト74は、細幅のベルトであり、ベルト内側に配置された適当な数の支持ローラ80によって従動回転可能に支持されている。一対のラベル押さえベルト74は、一対のラベル搬送ベルト72との間にラベルLの両側端部を押さえ付けて挟持しながらラベル搬送ベルト72と同期して移動する。
そして、ラベル搬送ベルト72とラベル押さえベルト74とによって挟持されて搬送される過程で、上述した破断ユニット50によってラベルLのミシン目3が破断されるように構成されている。なお、上記のラベル搬送ベルト72およびラベル押さえベルト74が保持機構およびクランプ機構に相当する。
このようにラベルLの両側端部をベルト対でクランプ保持しながら容器装着位置P1まで搬送し、その途中でミシン目破断させたラベルLを容器Bの首部N周囲に装着するようにしてもよい。
なお、上記においては、ラベルLのミシン目3を破断部材52で押し込み破断させる例について説明したが、ラベルLのミシン目3の破断のさせ方はこれに限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、ラベルLのX方向の両側端部をクランプして反対方向に引っ張ることにより、ミシン目3を破断させてもよい。また、ラベルLを保持した状態でエアを吹き付ける等により、ミシン目3を破断させてもよい。
また、図9に示すように、ロータリーユニット30の各保持部32に一対の回動部材44a,44bを設け、保持部32に吸引保持されたラベルLの2つの係合部4を一対の回動部材44a,44bで吸引しながら下方(すなわちロータリーユニット30の内周側)に引っ張ることによってミシン目3を破断させてもよい。
さらに、上記においては、ラベル供給ユニットから受け取ったラベルLの移送と容器装着を1つのユニット30で行う例について説明したが、ラベルの移送と容器装着とを別々のユニットで行うように構成してもよい。
2 開口部、3,3a,3b ミシン目、4 係合部,5 折り曲げ線、6 周縁部、7 (係合部の)基端部、10 ラベル装着装置、20 ラベル供給ユニット、22 ストッカ、24 送出ガイド板、26 送出ローラ、30 ロータリーユニット、31 回転盤、32,32a 保持部、33 凹部、34 貫通孔、35 吸引孔、36 吸引通路、37 吸引口、38 吸引チューブ、39 吸引源接続部、40 クランプレバー、41 クランプ部材、42 カムフォロワ、43 カムプレート、43a 内側面、44a,44b 回動部材、50 破断ユニット、51 回転部材、52 破断部材、60 容器搬送ユニット、62 ベルトコンベア、64 位置決めガイド、70 移送装着ユニット、72 ラベル搬送ベルト、74 ラベル押さえベルト、76 駆動ローラ、78 従動ローラ、80 支持ローラ、B 容器、C キャップ部、L ラベル、N 首部、P1,P2 容器装着位置、P3 ミシン目破断位置、w1,w2,w3 幅、w4 距離。

Claims (1)

  1. 容器の首部にラベルを装着するラベル装着装置であって、
    破断予定弱化線が形成されているラベルを送り出すラベル送出手段と、
    前記ラベル送出手段から複数枚の前記ラベルを等間隔で移送して容器装着位置において容器に装着する移送装着手段と、
    前記移送装着手段によるラベル移送速度に応じた外周速度で回転する回転部材と、この回転部材の外周部に突設された破断部材とを有し、前記移送装着手段がラベルを容器装着位置まで移送する間にラベルの前記破断予定弱化線を破断させる破断手段と、を備え、
    前記容器装着位置では、前記破断予定弱化線の破断によってラベルに形成された開口部を前記容器に挿通することによりラベルが前記容器の首部に装着される、ラベル装着装置。
JP2015117361A 2014-06-12 2015-06-10 ラベル装着装置 Expired - Fee Related JP6639809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015117361A JP6639809B2 (ja) 2014-06-12 2015-06-10 ラベル装着装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014121241 2014-06-12
JP2014121241 2014-06-12
JP2015117361A JP6639809B2 (ja) 2014-06-12 2015-06-10 ラベル装着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016013871A JP2016013871A (ja) 2016-01-28
JP6639809B2 true JP6639809B2 (ja) 2020-02-05

Family

ID=55230424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015117361A Expired - Fee Related JP6639809B2 (ja) 2014-06-12 2015-06-10 ラベル装着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6639809B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6707383B2 (ja) * 2016-03-31 2020-06-10 株式会社フジシール ラベル装着装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3208234C2 (de) * 1982-03-06 1984-02-16 Krones Ag Hermann Kronseder Maschinenfabrik, 8402 Neutraubling Vorrichtung zum Aufsetzen von Schlauchabschnitten aus Kunststoffolie o.dgl. auf Gefäße
JPH03687A (ja) * 1989-05-22 1991-01-07 Shiseido Co Ltd 容器口部を分配手段と共に封緘する方法及び装置
AU5131098A (en) * 1996-12-16 1998-07-15 Te.Pro. Snc Packaging line to insert, fold and apply hollow punched cartons upon the neck of packages in uninterrupted transit
CN2324071Y (zh) * 1997-12-23 1999-06-16 陈美华 标签胶膜套设结构改进
JP2001253418A (ja) * 2000-03-09 2001-09-18 Lintec Corp 紙葉片装着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016013871A (ja) 2016-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7398811B1 (en) Tubular label spreader with transfer apparatus
JP2013142001A (ja) 袋口の開口方法及開口装置
CN210259155U (zh) 用于将标签施加到容器上的贴标签设备
JP2006089138A (ja) 物品にラベルを取り付けるための方法およびユニット
EP2119634A3 (en) Bundle unwrapping machine
US10005582B2 (en) Labelling device, labelling system and method for affixing a label to a product
JP2015212159A (ja) 包装内容物の自動取り出し方法および装置
JP6639809B2 (ja) ラベル装着装置
JP6343775B2 (ja) 印刷包装装置
JP2011509892A (ja) ラベル付け装置
US20060185798A1 (en) Flexible laminae handling apparatus
JP5291490B2 (ja) ラベル貼付装置
US11453523B2 (en) Method and apparatus for labelling primary packagings
JP4319608B2 (ja) 容器取り出し供給装置
JP6707383B2 (ja) ラベル装着装置
JP4822520B2 (ja) ラベル貼付装置
JP6566759B2 (ja) ラベル装着装置
JPH07309318A (ja) ラベルを容器に貼り付ける貼り付け装置
JP4155028B2 (ja) 同封物供給装置
CN108349671B (zh) 用于使容纳多个坯件的料盒中的坯件对齐的装置和方法以及用于从容纳多个坯件的料盒中取出坯件的设备和方法
CN107108051B (zh) 搬运装置
JP2016069142A (ja) シート送出装置
JP2009012811A (ja) 袋が装着される箱体およびこの箱体に袋を装着する袋装着装置
JP2009096629A (ja) コンベア
JP6529848B2 (ja) シート繰出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6639809

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees