JP6638485B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には、例えば自動販売機に適用される硬貨処理装置に関するものである。
従来、例えば自動販売機に適用される硬貨処理装置として、識別手段、硬貨振分ゲート、投入センサ及び制御手段を備えたものが知られている。
識別手段は、凹凸センサ、材質センサ、材厚センサ及び識別部により構成されている。凹凸センサ、材質センサ及び材厚センサは、それぞれ硬貨投入口より投入された硬貨が通過する識別通路の近傍に設けられている。凹凸センサは、識別通路を通過する硬貨の凹凸を検知するものであり、材質センサ及び材厚センサよりも上流側に設けられている。材質センサは、識別通路を通過する硬貨の材質を検知するものである。材厚センサは、識別通路を通過する硬貨の厚みを検知するものであり、凹凸センサ及び材質センサよりも下流側に設けられている。識別部は、凹凸センサ、材質センサ及び材厚センサによる検知結果により、識別通路を通過する硬貨の真偽及び金種を識別するものである。
硬貨振分ゲートは、識別通路を通過した硬貨を偽貨通路及び正貨通路のいずれか一方に案内する態様で揺動可能に設けられ、かつ偽貨通路を開放して正貨通路を閉塞する姿勢と、偽貨通路を閉塞して正貨通路を開放する姿勢とに切り替わるものである。この硬貨振分ゲートは、通常、偽貨通路を開放して正貨通路を閉塞する姿勢となっている。偽貨通路は、硬貨を排出口に案内する通路であり、正貨通路は、硬貨振分部に案内する通路である。硬貨振分部は、識別手段により金種が識別された硬貨(正貨)を該識別手段の識別結果に応じて振り分けるものである。
投入センサは、正貨通路における硬貨の通過を検知するものである。制御手段は、識別手段による識別結果に応じて硬貨振分ゲートを揺動させるとともに、投入センサにより硬貨の通過が検知された場合に、上位装置に対して硬貨を受け入れた旨の硬貨受入通知を送出するものである。
このような硬貨処理装置においては、糸を括り付けた正貨(以下、糸吊り硬貨ともいう)が投入されて上位装置へ硬貨受入通知が送出された後に、該糸吊り硬貨の引き抜き動作が行われると、識別通路を通過する際に材厚センサが凹凸センサよりも先に検知することで該識別通路での逆流が検出される。このように識別通路での逆流が検出されることで、硬貨処理装置は、硬貨が悪戯により引き抜かれたものと判定し、すべての金種の受け入れを禁止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−040099号公報
ところで、上記特許文献1に提案されている硬貨処理装置では、硬貨が悪戯により引き抜かれたものと判定した場合、すべての金種の受け入れを禁止しているので、引き抜かれたものと判定した金種以外の金種の硬貨の受け入れも禁止することとなり、硬貨の処理機会が減少してしまう虞れがあった。このように硬貨の処理機会が減少することは、硬貨処理装置が適用される自動販売機においても商品の販売機会の減少を招来することとなり、好ましいものではない。
本発明は、上記実情に鑑みて、引き抜きが行われた金種以外の硬貨の受け入れを許容して、硬貨の処理機会を十分に確保することができる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る硬貨処理装置は、投入されて識別通路を通過する硬貨の真偽及び金種を識別する識別手段と、前記識別手段により正貨と識別された硬貨を前記識別通路の下流側となる硬貨振分部に案内する一方、前記識別手段により偽貨と識別された硬貨を排出口に連通する偽貨通路に案内するゲート部材と、前記識別通路と前記硬貨振分部との間での硬貨の通過を検知する検知手段と、前記識別手段による識別の後に前記検知手段により硬貨の通過が検知された場合に、該硬貨を受け入れた旨の硬貨受入通知を該硬貨の金種に関する情報を含めて上位装置へ送出する制御手段とを備え、前記硬貨振分部にて硬貨を金種毎に振り分ける硬貨処理装置において、前記制御手段は、前記識別手段による識別が行われずに前記検知手段により硬貨の通過が検知された場合、該硬貨が引き抜かれたものと判定するとともに、直前に送出した前記硬貨受入通知に含まれる金種の硬貨のみを前記硬貨振分部に受け入れることを所定時間禁止にさせ、かつ他の金種の硬貨を前記硬貨振分部に受け入れることを許容する受入禁止動作を行うことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記制御手段は、入力手段を通じて受入禁止動作が有効とされる場合には、前記受入禁止動作を行う一方、前記入力手段を通じて受入禁止動作が無効とされる場合には、前記受入禁止動作を行うことを規制することを特徴とする。
本発明によれば、制御手段が、識別手段による識別が行われずに検知手段により硬貨の通過が検知された場合、該硬貨が引き抜かれたものと判定するとともに、直前に送出した硬貨受入通知に含まれる金種の硬貨のみを硬貨振分部に受け入れることを所定時間禁止にさせ、かつ他の金種の硬貨を硬貨振分部に受け入れることを許容する受入禁止動作を行うので、引き抜きが行われた金種以外の硬貨の受け入れを許容して、硬貨の処理機会を十分に確保することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の模式図である。 図2は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。 図3は、図2に示した制御部が実施する投入硬貨収納処理の処理内容を示すフローチャートである。 図4は、図3に示した硬貨受入処理の処理内容を示すフローチャートである。 図5は、図3に示した受入禁止設定処理の処理内容を示すフローチャートである。 図6は、図3に示した硬貨受入処理の処理内容、すなわち受入禁止設定処理において特定の金種の受け入れを所定時間禁止する設定が行われた場合の硬貨受入処理の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の模式図であり、図2は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の特徴的な制御系を示すブロック図である。ここで例示する硬貨処理装置は、例えば自動販売機等に適用されるもので、硬貨識別部10、硬貨振分部30、硬貨収納部40、硬貨払出部50及び制御部(制御手段)60を備えて構成されている。
硬貨識別部10は、硬貨投入口11より投入された硬貨を識別するものであり、識別通路12及び識別手段13を備えている。識別通路12は、硬貨投入口11より投入された硬貨を通過させる通路である。
識別手段13は、識別センサ13a及び識別部13bを備えている。識別センサ13aは、複数(図示の例では3つ)あり、それぞれが識別通路12の近傍に設けられている。これら識別センサ13aは、識別通路12を通過する硬貨の外径、材質及び厚みを検知し、それらの検知結果を検知信号として識別部13bに送出するものである。識別部13bは、各識別センサ13aから送出された検知信号と、内蔵する記憶部に記憶された基準データとから、硬貨の真偽及び金種を識別するものである。この識別部13bは、硬貨の真偽及び金種を識別した場合に、識別結果を識別信号として制御部60に送出するものである。
硬貨振分部30は、硬貨識別部10の下方側に設けられている。この硬貨振分部30は、識別手段13にて正貨として識別された硬貨を、該識別手段13の金種の識別結果に応じて振り分けるものである。
このような硬貨識別部10と硬貨振分部30との間には、硬貨振分ゲート20が設けられている。硬貨振分ゲート20は、識別通路12の下流側に揺動可能に設けられており、該識別通路12を通過した硬貨を正貨通路21及び偽貨通路22のいずれかに振り分けるものである。正貨通路21は、硬貨振分部30に連通しており、偽貨通路22は、所定の排出口23に連通している。
この硬貨振分ゲート20は、図示せぬ振分用プランジャを介して振分用ソレノイド24に連係しており、該振分用プランジャを巻回する態様で設けられた図示せぬ振分用ゲートスプリングにより、常態においては正貨通路21を閉塞して偽貨通路22を開放する第1姿勢となるものである。また、硬貨振分ゲート20は、振分用ソレノイド24が通電状態となって駆動する場合には、振分用プランジャが吸引されることにより振分用ゲートスプリングの付勢力に抗して揺動し、正貨通路21を開放して偽貨通路22を閉塞する第2姿勢となるものである。
つまり、硬貨振分ゲート20は、常態においては第1姿勢となって識別通路12を通過した硬貨を偽貨通路22に案内する一方、振分用ソレノイド24が駆動する場合には第2姿勢となって識別通路12を通過した硬貨を正貨通路21に案内するものである。
上記正貨通路21には投入センサ25が設けられている。投入センサ25は、正貨通路21を通過する硬貨を検知する検知手段である。この投入センサ25は、正貨通路21を通過する硬貨を検知した場合に、検知結果を投入信号として制御部60に送出するものである。
硬貨収納部40は、硬貨振分部30により金種毎に振り分けられた硬貨をそれぞれ収納するものである。硬貨払出部50は、硬貨収納部40に収納されている硬貨を払い出すものである。
制御部60は、メモリ70に記憶されたプログラムやデータにしたがって硬貨処理装置の動作を統括的に制御するものであり、入力処理部61、通信処理部62、出力処理部63、判定処理部64及び設定処理部65を有している。尚、制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
入力処理部61は、識別手段13を構成する識別部13bから送出される識別信号や、投入センサ25から送出される投入信号を入力するものである。また、入力処理部61は、入力手段1から与えられる指令信号を入力するものである。ここで入力手段1は、例えばテンキーやリモートコントローラの操作入力部等により構成されるものであり、管理者により操作された場合にその操作結果に応じた指令信号を制御部60に与えるものである。本実施の形態においては、詳細は後述するが、受入禁止動作を有効とする入力操作が行われた場合には、受入禁止動作を有効とする指令信号を制御部60に与える一方、受入禁止動作を無効とする入力操作が行われた場合には、受入禁止動作を無効とする指令信号を制御部60に与えるものである。
通信処理部62は、硬貨処理装置が適用される自動販売機の自販機制御部(上位装置)2との間で各種信号やデータの送受信を行うものである。
出力処理部63は、振分用ソレノイド24に対して硬貨振分ゲート駆動指令を送出することにより、該振分用ソレノイド24を所定時間通電状態にさせて駆動させるものである。
判定処理部64は、入力処理部61を通じて識別信号を入力しないで投入信号を入力した場合に、硬貨の引き抜きが行われたと判定するものである。
設定処理部65は、後述する投入硬貨収納処理において、入力手段1を通じて指令信号を入力した場合、該指令信号に応じて受入禁止動作を有効とする設定、あるいは受入禁止動作を無効とする設定を行うものである。また、設定処理部65は、判定処理部64を通じて受入禁止動作を有効と設定されるとともに硬貨の引き抜きが判定された場合、直前に自販機制御部2に送出した後述する硬貨受入通知の金種の受け入れを禁止する設定を行うものである。
図3は、図2に示した制御部60が実施する投入硬貨収納処理の処理内容を示すフローチャートである。かかる投入硬貨収納処理の処理内容を説明しながら硬貨処理装置の動作について説明する。
尚、以下の説明においては、前提として、入力手段1において受入禁止動作を有効とする入力操作が行われているものとする。これにより、入力手段1より受入禁止動作を有効とする指令信号が制御部60に与えられる結果、制御部60は、入力処理部61を通じて指令信号を入力し、その後に設定処理部65を通じて受入禁止動作が有効と設定されている。
投入硬貨収納処理において制御部60は、入力処理部61を通じて識別部13bより識別信号を入力した場合(ステップS101:Yes)、すなわち、硬貨投入口11を通じて投入されて識別通路12を通過する硬貨の外径、材質及び厚みを識別センサ13aで検知してその検知信号を受信した識別部13bが該硬貨の真偽及び金種を識別し、該識別部13bが送出した識別信号を入力した場合、硬貨受入処理を実施する(ステップS200)。
図4は、図3に示した硬貨受入処理の処理内容を示すフローチャートである。この硬貨受入処理において制御部60は、入力処理部61を通じて入力した識別信号により上記硬貨が正貨でない場合(ステップS201:No)、すなわち該硬貨が偽貨である場合、制御部60は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の硬貨受入処理を終了する。このように硬貨受入処理を終了することで、手順がリターンされて今回の投入硬貨収納処理も終了する。
これによれば、上述したように硬貨振分ゲート20が第1姿勢となることから、識別通路12を通過した硬貨は、偽貨通路22を通過して排出口23より排出され、その後に、自動販売機の返却口に送出される。
上記ステップS201において硬貨が正貨である場合(ステップS201:Yes)、制御部60は、出力処理部63を通じて振分用ソレノイド24に対して硬貨振分ゲート駆動指令を送出する(ステップS202)。これにより、振分用ソレノイド24は、所定時間通電状態となって駆動することで振分用プランジャを吸引し、第1姿勢にある硬貨振分ゲート20を揺動させて第2姿勢にさせる。よって、識別通路12を通過した硬貨は、正貨通路21を通過して硬貨振分部30に送出される。
硬貨振分ゲート駆動指令を送出した制御部60は、入力処理部61を通じて投入センサ25からの投入信号の入力待ちとなる(ステップS203)。
そして、正貨通路21を通過する硬貨を投入センサ25が検知することにより投入信号が送出されて、入力処理部61を通じて投入信号を入力した場合(ステップS203:Yes)、制御部60は、通信処理部62を通じて自販機制御部2に対して該硬貨を受け入れた旨の硬貨受入通知を送出し(ステップS204)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。このように硬貨受入処理を終了することで、手順がリターンされて今回の投入硬貨収納処理も終了する。
これによれば、自販機制御部2では、正貨である硬貨が投入されたことを認識して、利用者により選択される商品の払い出し動作等を行うことが可能になる。
ところで、正貨通路21を通過して硬貨振分部30に送出された硬貨は、硬貨振分部30にて振り分けられてその後に硬貨収納部40に収納されたり、硬貨振分部30において釣銭用硬貨として保持されたりする。
一方、投入硬貨収納処理において制御部60は、入力処理部61を通じて識別信号を入力せずに投入センサ25からの投入信号を入力した場合(ステップS101:No,ステップS102:Yes)、受入禁止設定処理を実施する(ステップS300)。
図5は、図3に示した受入禁止設定処理の処理内容を示すフローチャートである。この受入禁止設定処理において制御部60は、判定処理部64を通じて受入禁止動作が有効とされているか否かを確認する(ステップS301)。上述したように設定処理部65を通じて受入禁止動作が有効と設定されているので、制御部60は、受入禁止動作が有効と設定されている場合(ステップS301:Yes)、判定処理部64を通じて硬貨の引き抜きが行われたと判定する(ステップS302)。
このような判定を行った制御部60は、設定処理部65を通じて直前に自販機制御部2に送出した硬貨受入通知の金種の受け入れを所定時間禁止する設定を行い(ステップS303)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。このように受入禁止設定処理を終了することで、手順がリターンされて今回の投入硬貨収納処理も終了する。
このようにして受入禁止設定処理において特定の金種の受け入れを所定時間禁止する設定が行われた場合、投入硬貨収納処理における硬貨受入処理は、該所定時間が経過するまで次のようになる。
図6は、図3に示した硬貨受入処理の処理内容、すなわち受入禁止設定処理において特定の金種の受け入れを所定時間禁止する設定が行われた場合の硬貨受入処理の処理内容を示すフローチャートである。
この硬貨受入処理において制御部60は、入力処理部61を通じて入力した識別信号により上記硬貨が正貨でない場合(ステップS211:No)、すなわち該硬貨が偽貨である場合、制御部60は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の硬貨受入処理を終了する。このように硬貨受入処理を終了することで、手順がリターンされて今回の投入硬貨収納処理も終了する。
これによれば、上述したように硬貨振分ゲート20が第1姿勢となることから、識別通路12を通過した硬貨は、偽貨通路22を通過して排出口23より排出され、その後に、自動販売機の返却口に送出される。
上記ステップS211において硬貨が正貨である場合(ステップS211:Yes)、制御部60は、該硬貨の金種が受け入れ可能なものであるか否かを判定する(ステップS212)。
硬貨が受け入れ可能な金種でない場合(ステップS211:No)、すなわち該硬貨が受入禁止とされる特定の金種である場合、制御部60は、後述する処理を実施することなく、手順をリターンさせて今回の硬貨受入処理を終了する。このように硬貨受入処理を終了することで、手順がリターンされて今回の投入硬貨収納処理も終了する。
これによれば、上述したように硬貨振分ゲート20が第1姿勢となることから、識別通路12を通過した硬貨は、偽貨通路22を通過して排出口23より排出され、その後に、自動販売機の返却口に送出される。
硬貨が受け入れ可能な金種である場合(ステップS211:Yes)、すなわち該硬貨が受入禁止とされる特定の金種に該当しない場合、制御部60は、出力処理部63を通じて振分用ソレノイド24に対して硬貨振分ゲート駆動指令を送出する(ステップS213)。これにより、振分用ソレノイド24は、所定時間通電状態となって駆動することで振分用プランジャを吸引し、第1姿勢にある硬貨振分ゲート20を揺動させて第2姿勢にさせる。よって、識別通路12を通過した硬貨は、正貨通路21を通過して硬貨振分部30に送出される。
硬貨振分ゲート駆動指令を送出した制御部60は、入力処理部61を通じて投入センサ25からの投入信号の入力待ちとなる(ステップS214)。
そして、正貨通路21を通過する硬貨を投入センサ25が検知することにより投入信号が送出されて、入力処理部61を通じて投入信号を入力した場合(ステップS214:Yes)、制御部60は、通信処理部62を通じて自販機制御部2に対して該硬貨を受け入れた旨の硬貨受入通知を送出し(ステップS215)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。このように硬貨受入処理を終了することで、手順がリターンされて今回の投入硬貨収納処理も終了する。
これによれば、自販機制御部2では、正貨である硬貨が投入されたことを認識して、利用者により選択される商品の払い出し動作等を行うことが可能になる。
ところで、正貨通路21を通過して硬貨振分部30に送出された硬貨は、硬貨振分部30にて振り分けられてその後に硬貨収納部40に収納されたり、硬貨振分部30において釣銭用硬貨として保持されたりする。
尚、受入禁止設定とされる所定時間が経過した場合や、入力手段1において受入禁止動作を無効とする入力操作が行われることにより、入力手段1より受入禁止動作を無効とする指令信号が与えられて制御部60において設定処理部65を通じて受入禁止動作が無効と設定されている場合には、図4に示す硬貨受入処理が実施される。
以上説明したように、本実施の形態である硬貨処理装置においては、制御部60が、識別手段13による識別が行われずに投入センサ25により硬貨の通過が検知された場合、該硬貨が引き抜かれたものと判定するとともに、直前に送出した硬貨受入通知に含まれる金種の硬貨のみを硬貨振分部30に受け入れることを所定時間禁止にさせ、かつ他の金種の硬貨を硬貨振分部30に受け入れることを許容する受入禁止動作を行っている。これにより、上記硬貨処理装置によれば、引き抜きが行われた金種以外の硬貨の受け入れを許容して、硬貨の処理機会を十分に確保することができる。特に、硬貨処理装置が適用される自動販売機においては、硬貨の処理機会が十分に確保されることで、商品の販売機会を維持することができる。
上記硬貨処理装置によれば、制御部60は、入力手段1を通じて受入禁止動作が有効とされる場合には、受入禁止動作を行う一方、入力手段1を通じて受入禁止動作が無効とされる場合には、受入禁止動作を行うことを規制しているので、受入禁止動作の有無を管理者が任意に設定することができ、適用されるロケーションに応じた弾力的な運用を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態においては、受入禁止設定処理において、受入禁止動作が有効と設定されている場合に、引き抜かれたものと判定した硬貨の金種の受け入れを所定時間禁止する設定を行うようにしていたが、本発明においては、次のようにすることもできる。すなわち、受入禁止設定処理においては、受入禁止動作の有効及び無効の設定に関わらず、引き抜かれたものと判定した硬貨の金種の受け入れを所定時間禁止する設定を行うようにする。そして、硬貨受入処理において、受入禁止動作が無効と設定されている場合には、当該硬貨の金種が受け入れ禁止されるものであっても、硬貨振分ゲート20を第1姿勢から第2姿勢に揺動させて硬貨振分部30に送出するようにしてもよい。これによっても、受入禁止動作の有無を管理者が任意に設定することができ、適用されるロケーションに応じた弾力的な運用を行うことができる。
1 入力手段
2 自販機制御部
10 硬貨識別部
11 硬貨投入口
12 識別通路
13 識別手段
13a 識別センサ
13b 識別部
20 硬貨振分ゲート
21 正貨通路
22 偽貨通路
23 排出口
24 振分用ソレノイド
25 投入センサ
30 硬貨振分部
60 制御部
61 入力処理部
62 通信処理部
63 出力処理部
64 判定処理部
65 設定処理部
70 メモリ

Claims (2)

  1. 投入されて識別通路を通過する硬貨の真偽及び金種を識別する識別手段と、
    前記識別手段により正貨と識別された硬貨を前記識別通路の下流側となる硬貨振分部に案内する一方、前記識別手段により偽貨と識別された硬貨を排出口に連通する偽貨通路に案内するゲート部材と、
    前記識別通路と前記硬貨振分部との間での硬貨の通過を検知する検知手段と、
    前記識別手段による識別の後に前記検知手段により硬貨の通過が検知された場合に、該硬貨を受け入れた旨の硬貨受入通知を該硬貨の金種に関する情報を含めて上位装置へ送出する制御手段とを備え、前記硬貨振分部にて硬貨を金種毎に振り分ける硬貨処理装置において、
    前記制御手段は、前記識別手段による識別が行われずに前記検知手段により硬貨の通過が検知された場合、該硬貨が引き抜かれたものと判定するとともに、直前に送出した前記硬貨受入通知に含まれる金種の硬貨のみを前記硬貨振分部に受け入れることを所定時間禁止にさせ、かつ他の金種の硬貨を前記硬貨振分部に受け入れることを許容する受入禁止動作を行うことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記制御手段は、入力手段を通じて受入禁止動作が有効とされる場合には、前記受入禁止動作を行う一方、前記入力手段を通じて受入禁止動作が無効とされる場合には、前記受入禁止動作を行うことを規制することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
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