JP6636683B2 - 圧電振動片及び圧電振動子 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電振動片及びそれを備える圧電振動子に関するものである。
例えば、携帯電話や携帯情報端末機器には、時刻源や制御信号等のタイミング源、リファレンス信号源等に用いられるデバイスとして、水晶等を利用した圧電振動子を用いる場合が多い。この種の圧電振動子として、キャビティが形成されたパッケージ内に圧電振動片を気密封止したものが知られている。
圧電振動片としては、いわゆるサイドアームタイプのものが知られている(例えば、特許文献1参照)。サイドアームタイプの圧電振動片とは、幅方向に間隔をおいて互いに平行に配置された一対の振動腕部と、これら一対の振動腕部の基端部側を片持ち支持する基部と、一対の振動腕部の両外側側方において基部から延設された支持腕部(サイドアーム)とを備えている。そして、この両サイドの支持腕部をマウント部として、パッケージ内に圧電振動片を実装している。具体的には、パッケージ側の電極パッドに、それぞれ導電性接着剤や金属バンプ等の導電性接合材を介し、両サイドの支持腕部の先端付近の表面にそれぞれ設けられたマウント電極を、接合している。これにより、パッケージ内への圧電振動片の実装を行うと共に、振動腕部上の励振電極に対する外部から電圧の印加を可能としている。
特開2008−72705号公報 特開2011−233990号公報
ところで、近年、圧電振動片の小型化への要求が益々高まっており、それに伴い、圧電振動片と導電性接合材との接合面積が小さくなることで、圧電振動片の実装強度の低下が懸念されている。実装強度が低下した場合、外部衝撃等で圧電振動片がパッケージのベース基板から外れたり、圧電振動片の位置ずれや電子部品の動作不良につながったりするおそれがある。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであって、パッケージへの実装強度を高めることが可能な圧電振動片及びそれを備えた圧電振動子を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用した。
すなわち、本発明の圧電振動片は、厚さ方向と直交する幅方向に離間して配置され、前記厚さ方向及び幅方向と直交する長さ方向に延在して、延在方向における先端側が、基端側を固定端として振動する自由端とされた一対の振動腕部と、前記一対の振動腕部の両外側まで前記幅方向に延在し、前記一対の振動腕部の各基端側が一体に接続固定された基部と、前記一対の振動腕部の両外側において前記基部に接続され、該基部から前記一対の振動腕部と同じ方向に延びる一対の支持腕部と、前記振動腕部の表面に互いに絶縁された状態で配置された2系統の励振電極と、前記各支持腕部の厚さ方向に対向する2つの表面のうちの一方の表面に配置され、それぞれが前記2系統の励磁電極に導通されている一対のマウント電極と、を有し、前記一対のマウント電極が、圧電振動片を収容するパッケージ側の各電極パッドに、導電性接合材を介して接合される圧電振動片において、前記各支持腕部の前記マウント電極の周辺に、前記支持腕部の前記一方の表面から他方の表面に貫通する凹部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、マウント電極を形成した支持腕部の表面から凹部に導電性接合材が入り込むことにより、導電性接合材と圧電振動片との接合面積を広げることができ、導電性接合材と圧電振動片との接合強度を高めることができる。その結果、パッケージに対する圧電振動片の実装強度を高めることができる。
また、支持腕部に凹部が設けられていることより、その凹部が設けられている部分で、圧電振動片の実装時に生じる支持腕部の応力を緩和することができる。その結果、安定した振動特性を維持することができる。
さらに、支持腕部に凹部が設けられていることにより、その凹部が設けられている部分で、振動減衰効果を発揮することができる。従って、振動腕部に生じた振動がマウント電極を介してパッケージ側に伝わるのをできるだけ防止することができ、振動漏れ防止の効果を得ることができる。
前記本発明に係る圧電振動片において、前記各支持腕部の幅方向の側端面に、前記凹部を少なくとも一つ設けるようにしてもよい。
この場合、振動腕部の振動方向である各支持腕部の幅方向の側端面に凹部を複数設けたので、振動減衰効果を一層発揮することができ、振動漏れ防止効果を高めることができる。また、各支持腕部の幅方向の側端面に凹部を設ける分、この凹部に導電性接合材が入り込み易くなり、接合強度をより高めることができる。なお、凹部は一つであってもよいし、複数設けられていてもよい。いずれの場合であっても、所望の効果を得ることは可能である。
前記本発明に係る圧電振動片において、前記各支持腕部の幅方向における前記振動腕部側の側端面に、前記凹部を少なくとも一つ設けるようにしてもよい。
この場合、各支持腕部の振動腕部側(各支持腕部の内側)の側端面に凹部を設けたので、凹部を設けた支持腕部の幅方向の内側の撓み性能を高めることができ、一対の支持腕部の内側に配置された振動腕部から伝わってくる振動を吸収する効果を高めることができる。
また、支持腕部の内側の側端面に凹部があることにより、側端面に回り込んだ導電性接合材が凹部の内側に入り込むため、実装時に導電性接合材が振動腕部につくおそれを少なくすることができる。なお、凹部は一つであってもよいし、複数設けられていてもよい。いずれの場合であっても、所望の効果を得ることは可能である。
また、本発明に係る圧電振動子は、前記圧電振動片が、気密封止されたパッケージのキャビティ内に収容され、2つの前記電極パッドに、それぞれ前記導電性接合材を介して前記2つのマウント電極が接合されることにより、接合された部分を支持固定点として他の部分が前記パッケージから浮いた状態となるように、前記パッケージに、前記圧電振動片が実装されていることを特徴としている。
本発明によれば、パッケージへの実装強度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る圧電振動片を備えた圧電振動子の外観斜視図である。 図1に示す圧電振動子の内部構成図であって、封口板を取り外した状態で圧電振動片を上方から見た図である。 図2に示す圧電振動子のA−A線に沿う断面図である。 図1に示す圧電振動子の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る圧電振動片のマウント面側の平面図である。 図5のB部の作用説明用の拡大図である。 本発明の実施形態における第1変形例の要部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態における第2変形例の要部の拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る圧電振動子を使用した発振器を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る圧電振動子を使用した電子機器を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る圧電振動子を使用した電波時計を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(圧電振動子の構成)
図1は、圧電振動子の外観斜視図、図2は、圧電振動子の内部構成図であって、封口板を取り外した状態で圧電振動片を上方から見た図、図3は、図2のA−A線に沿う断面図、図4は、圧電振動子の分解斜視図である。
図1〜図4に示すように、本実施形態の圧電振動子1は、内部に気密封止されたキャビティCを有するパッケージ2と、キャビティC内に収容された音叉型の圧電振動片3と、を備えたセラミックパッケージタイプの表面実装型振動子とされている。
なお、圧電振動子1は、概略直方体状に形成されており、本実施形態では平面視において圧電振動子1の長手方向を長さ方向Lといい、短手方向を幅方向Wといい、これら長さ方向L及び幅方向Wに対して直交する方向を厚み方向Tという。
前記パッケージ2は、パッケージ本体5と、このパッケージ本体5に対して接合されると共に、パッケージ本体5との間に前記キャビティCを形成する封口板6と、を備えている。
パッケージ本体5は、互いに重ね合わされた状態で接合された第1ベース基板10及び第2ベース基板11と、第2ベース基板11上に接合されたシールリング12と、を備えている。
第1ベース基板10は、平面視略長方形状に形成されたセラミックス製の基板とされている。第2ベース基板11は、第1ベース基板10と同じ外形形状である平面視略長方形状に形成されたセラミックス製の基板とされており、第1ベース基板10上に重ねられた状態で焼結等の方法によって一体的に接合されている。
第1ベース基板10及び第2ベース基板11の四隅には、平面視1/4円弧状の切欠部15が、両基板10、11の厚み方向Tの全体に亘って形成されている。これら第1ベース基板10及び第2ベース基板11は、例えばウエハ状のセラミック基板を2枚重ねて接合した後、両セラミック基板を貫通する複数のスルーホールを行列状に形成し、その後、各スルーホールを基準としながら両セラミック基板を格子状に切断することで作製される。その際、スルーホールが4分割されることで、前記切欠部15となる。
また、第2ベース基板11の上面は、圧電振動片3がマウントされる内壁に対応する実装面11aとされている。
なお、第1ベース基板10及び第2ベース基板11はセラミックス製としたが、その具体的なセラミックス材料としては、例えばアルミナ製のHTCC(High Temperature Co−Fired Ceramic)や、ガラスセラミックス製のLTCC(Low Temperature Co−Fired Ceramic)等が挙げられる。
シールリング12は、第1ベース基板10及び第2ベース基板11の外形よりも一回り小さい導電性の枠状部材であり、第2ベース基板11の実装面11aに接合されている。具体的には、シールリング12は、銀ロウ等のロウ材や半田材等による焼付けによって実装面11a上に接合、或いは、実装面11a上に形成(例えば、電解メッキや無電解メッキの他、蒸着やスパッタ等により)された金属接合層に対する溶着等によって接合されている。
なお、シールリング12の材料としては、例えばニッケル基合金等が挙げられ、具体的にはコバール、エリンバー、インバー、42−アロイ等から選択すれば良い。特に、シールリング12の材料としては、セラミック製とされている第1ベース基板10及び第2ベース基板11に対して熱膨張係数が近いものを選択することが好ましい。例えば、第1ベース基板10及び第2ベース基板11として、熱膨張係数6.8×10-6/℃のアルミナを用いる場合には、シールリング12としては、熱膨張係数5.2×10-6/℃のコバールや、熱膨張係数4.5〜6.5×10-6/℃の42−アロイを用いることが好ましい。
封口板6は、シールリング12上に重ねられた導電性基板であり、シールリング12に対する接合によってパッケージ本体5に対して気密に接合されている。そして、この封口板6とシールリング12と第2ベース基板11の実装面11aとで画成された空間が、気密に封止された前記キャビティCとして機能する。
なお、封口板6の溶接方法としては、例えばローラ電極を接触させることによるシーム溶接や、レーザ溶接、超音波溶接等が挙げられる。また、封口板6とシールリング12との溶接をより確実なものとするため、互いになじみの良いニッケルや金等の接合層を、少なくとも封口板6の下面と、シールリング12の上面とにそれぞれ形成することが好ましい。
ところで、第2ベース基板11の実装面11aには、圧電振動片3との接続電極である一対の電極パッド20A、20Bが長さ方向Lに間隔をあけて形成されていると共に、第1ベース基板10の下面には、一対の外部電極21A、21Bが長さ方向Lに間隔をあけて形成されている。これら電極パッド20A、20B及び外部電極21A、21Bは、例えば蒸着やスパッタ等で形成された単一金属による単層膜、又は異なる金属が積層された積層膜であり、互いにそれぞれ導通している。
すなわち、第1ベース基板10には、一方の外部電極21Aに導通し、該第1ベース基板10を厚み方向Tに貫通する一方の第1貫通電極22Aが形成されている。また、第2ベース基板11には、一方の電極パッド20Aに導通し、該第2ベース基板11を厚み方向Tに貫通する一方の第2貫通電極23Aが形成されている。そして、第1ベース基板10と第2ベース基板11との間に、一方の第1貫通電極22Aと一方の第2貫通電極23Aとを接続する一方の接続電極24Aが形成されている。これにより、一方の電極パッド20Aと一方の外部電極21Aとが互いに導通している。
また、第1ベース基板10には、他方の外部電極21Bに導通し、該第1ベース基板10を厚み方向Tに貫通する他方の第1貫通電極22Bが形成されている。また、第2ベース基板11には、他方の電極パッド20Bに導通し、該第2ベース基板11を厚み方向Tに貫通する他方の第2貫通電極23Bが形成されている。そして、第1ベース基板10と第2ベース基板11との間に、他方の第1貫通電極22Bと他方の第2貫通電極23Bとを接続する他方の接続電極24Bが形成されている。これにより、他方の電極パッド20Bと他方の外部電極21Bとが互いに導通している。
なお、他方の接続電極24Bは、後述する凹部40を回避するように、例えばシールリング12の下方を該シールリング12に沿って延在するようにパターニングされている。
第2ベース基板11の実装面11aには、後述する圧電振動片3の一対の振動腕部30、31の先端30a、31aに対向する部分に、凹部40が形成されている。この凹部40は、落下等による衝撃の影響によって、振動腕部30、31が厚み方向Tに変位(撓み変形)した際に、振動腕部30、31の先端30a、31aとの接触を回避するためのものである。凹部40は、第2ベース基板11を貫通する貫通孔とされていると共に、シールリング12の内側において四隅が丸み帯びた平面視正方形状に形成されている。
(圧電振動片)
前記圧電振動片3は、水晶、タンタル酸リチウムやニオブ酸リチウム等の圧電材料から形成された音叉型の振動片であり、所定の電圧が印加されたときに振動するものである。この圧電振動片3は、長さ方向Lに沿って互いに平行に延在し、延在方向における先端側が、基端側を固定端として振動する自由端とされた一対の振動腕部30、31と、一対の振動腕部30、31の両外側まで幅方向W延在し、一対の振動腕部30、31の各基端が一体に接続固定された基部34と、一対の振動腕部30、31の両外側において基部34に接続され、基部34から振動腕部30、31と同じ方向に延びる一対の支持腕部32、33と、を備えている。
なお、圧電振動片3の形状はこれに限定されるものではなく、例えば振動腕部30、31が長さ方向Lに対して最大で5度程度傾斜して延びているような形状であってもよい。すなわち、基部の幅方向Wに離間して設けられる振動腕部30、31があり、それらの両外側に支持腕部32、33が設けられるような形状であれば、圧電振動片3の形状は特に限定されるものではない。
一対の振動腕部30、31は、例えば、先端側の幅寸法が基端側に比べて拡大されたハンマーヘッドタイプであってもよい。ハンマーヘッドタイプにした場合は、振動腕部30、31の先端側の重量および振動時の慣性モーメントを増大させることができ、それにより、振動腕部30、31を振動し易くすることができる.従って、振動腕部30、31の長さを短くすることができ、小型化が図れるメリットがある。
一対の振動腕部30、31は、厚さ方向Tの両表面に、振動腕部30、31の長さ方向(延在方向)Lに沿ってそれぞれ形成された溝部37を備えている。溝部37は、例えば、振動腕部30、31の基端側から長さ方向Lのほぼ中央付近に至る間に形成されている。
また、一対の振動腕部30、31の表面上には、これら振動腕部30、31を幅方向Wに振動させる、図示しない互いに絶縁された2系統の励振電極が設けられている。
図5は、圧電振動片のマウント面側の平面図である。
また、同図に示すように、支持腕部33の厚さ方向に対向する2つの表面のうち一方の表面32a、33a(以下、この表面を「マウント面」という)上には、圧電振動片3をパッケージ2に実装する際のマウント部として、それぞれマウント電極38A、38Bが設けられている。これらマウント電極38A、38Bは、各支持腕部32、33の先端付近に配置されている。
なお、各マウント電極38A、38Bと各励振電極35、36は、図示しない引き回し電極によりそれぞれ導通されており、これらの導電部は、連続してパターニングされることによって形成されている。
また、各支持腕部32、33上のマウント電極38A、38Bの周辺における導電性接合材の付着し得る領域、つまり、図6に示すように、マウント電極38A、38Bをパッケージ2側の電極パッド20A、20B(図3参照)にペースト状の導電性接着剤50を用いて接着する際に、マウント電極32(33)を含む範囲に塗布した導電性接着剤50が付着し得る領域には、導電性接着剤50が入り込み得る凹部52が形成されている。
より具体的には、パッケージ2に圧電振動片3を実装する際、各マウント電極38A、38B又は一対の電極パッド20A、20Bに導電性接着剤50を塗布し、パッケージ2に圧電振動片3を実装する。このとき、導電性接着剤50が押し潰されて濡れ広がる。この導電性接着剤50が濡れ広がる領域(塗布した導電性接着剤50が付着し得る領域)に、導電性接着剤50が入り込み得る凹部52が形成されている。
本実施形態では、塗布した導電性接着剤50が付着し得る領域として、各支持腕部32(33)の幅方向の内側の側端面に、マウント面32a(33a)から回り込んだ導電性接着剤50の入り込む厚さ方向に沿った溝状の凹部52が複数形成されている。即ち、各支持腕部32(33)の一方の表面から他方の表面に貫通する凹部52が形成されている。この場合の凹部52は、鋸歯状に複数連続して形成されているが、形態はこれに限られるものではなく、少なくとも一つ形成されていればよい。
そして、このように構成された圧電振動片3が、気密封止されたパッケージ2のキャビティC内に収容され、圧電振動片3の支持腕部32、33のマウント面32a、33aに設けられた2つのマウント電極38A、38Bが、パッケージ2の第2ベース基板11の実装面11aに設けられた2つの電極パッド20A、20Bにそれぞれ導電性接着剤を介して電気的及び機械的に接合されている。
これにより、圧電振動片3は、支持腕部32、33により第2ベース基板11の実装面11a上から浮いた状態で支持され、基部34を介して、一対の振動腕部30、31の基端側が片持ち支持される。
そして、外部電極21A、21Bに所定の電圧が印加されると、一対の励振電極35、36に電流が流れ、これら励振電極35、36同士の相互作用により一対の振動腕部30、31が互いに接近、離間する方向(幅方向W)に所定の共振周波数で振動する。この一対の振動腕部30、31の振動は、時刻源、制御信号のタイミング源やリファレンス信号源などとして用いられる。
なお、マウント電極38A、38Bを電極パッド20A、20Bに接合する導電性接合材として、導電性接着剤の代わりに金属バンプを使用することも可能である。導電性接着剤と金属バンプの共通点は、接合初期の段階において流動性を持つペースト状であり、接合後期の段階において固化して接合強度を発現する性質の導電性接合材であるということである。
以上の構成の圧電振動片3及び圧電振動子1によれば、図6に拡大して示すように、マウント電極38A(38B)を形成した支持腕部32(33)の表面であるマウント面32a(33a)から凹部52に導電性接着剤50が入り込むことにより、導電性接着剤50と圧電振動片3との接合面積を広げることができ、導電性接着剤50と圧電振動片3との接合強度を高めることができる。その結果、パッケージ2に対する圧電振動片3の実装強度を高めることができる。
また、支持腕部32、33に凹部52が設けられていることより、その凹部52が設けられている部分で、圧電振動片3の実装時に生じる支持腕部32、33の応力を緩和することができる。その結果、安定した振動特性を維持することができる。即ち、実装時に支持腕部32,33が撓んだ状態で実装されたとしても、その変形を凹部52において吸収することができる。撓んだ状態で実装されると、実装後に圧電振動片3が外れたり、圧電振動片3の振動特性が低下するなどの課題が生じるが、本実施形態によれば、凹部52において撓みを吸収できるので、言い換えれば、撓み変形によって支持腕部32(33)の内部応力を緩和できるので、このような課題が生じる虞がない。
また、支持腕部32、33に凹部52が設けられていることにより、その凹部52が設けられている部分で、振動減衰効果を発揮することができる。従って、振動腕部30、31に生じた振動がマウント電極30A、30Bを介してパッケージ2側に伝わることをできるだけ防止することができ、振動漏れ防止の効果を得ることができる。
この場合、振動腕部30、31の振動方向である各支持腕部32、33の幅方向Wの側端面に凹部52が複数鋸歯状に設けられているので、接合強度が高められると共に、振動減衰効果を一層発揮することができ、振動漏れ防止効果を高めることができる。特に、各支持腕部32、33の幅方向の内側の側端面に凹部52が設けられていることにより、凹部52を設けた支持腕部32、33の幅方向の内側の撓み性能が高められ、一対の支持腕部32、33の内側に配置された振動腕部30、31から伝わってくる振動を吸収する効果を高めることができる。また、支持腕部32、33の内側の側端面に凹部52があることにより、側端面に回り込んだ導電性接着剤50が凹部52の内側に入り込むため、実装時に導電性接着剤50が振動腕部30、31につくおそれも少なくなる。
(発振器)
次に、本発明の実施形態の圧電振動子を使用した発振器の例について、図9を参照しながら説明する。
図9は、上述した圧電振動子を使用した発振器を示す構成図である。
同図に示すように、発振器100は、前記圧電振動子1を、集積回路101に電気的に接続された発振子として使用したものである。
この発振器100は、コンデンサ等の電子部品102が実装された基板103を備えている。基板103には、発振器用の上述した集積回路101が実装されており、この集積回路101の近傍に、圧電振動子1が実装されている。これら電子部品102、集積回路101および圧電振動子1は、図示しない配線パターンによってそれぞれ電気的に接続されている。なお、各構成部品は、図示しない樹脂によりモールドされている。
このように構成された発振器100において、圧電振動子1に電圧を印加すると、この圧電振動子1内の圧電振動片が振動する。この振動は、圧電振動片が有する圧電特性により電気信号に変換されて、集積回路101に電気信号として入力される。入力された電気信号は、集積回路101によって各種処理がなされ、周波数信号として出力される。これにより、圧電振動子1が発振子として機能する。
また、集積回路101の構成を、例えば、RTC(リアルタイムクロック)モジュール等を要求に応じて選択的に設定することで、時計用単機能発振器等の他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、時刻やカレンダー等を提供したりする機能を付加することができる。
このように、本発振器100によれば、上述した圧電振動子1を備えているので、同様に振動漏れを有効に抑えることのできる発振器100とすることができる。
(電子機器)
次に、本発明の実施形態の圧電振動子を使用した電子機器の例について、図10を参照して説明する。
図10は、上述した圧電振動子を使用した電子機器を示す構成図である。
同図に示すように、電子機器は、前記圧電振動子1を使用した携帯情報機器110、例えば、携帯電話に代表されるものであり、従来技術における腕時計を発展、改良したものである。外観は腕時計に類似し、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイを配し、この画面上に現在の時刻等を表示させることができるものである。また、通信機として利用する場合には、手首から外し、バンドの内側部分に内蔵されたスピーカおよびマイクロフォンによって、従来技術の携帯電話と同様の通信を行うことが可能である。しかしながら、従来の携帯電話と比較して、格段に小型化および軽量化されている。
次に、本携帯情報機器110の構成について説明する。この携帯情報機器110は、図10に示すように、圧電振動子1と、電力を供給するための電源部111とを備えている。電源部111は、例えば、リチウム二次電池からなっている。この電源部111には、各種制御を行う制御部112と、時刻等のカウントを行う計時部113と、外部との通信を行う通信部114と、各種情報を表示する表示部115と、それぞれの機能部の電圧を検出する電圧検出部116とが並列に接続されている。そして、電源部111によって、各機能部に電力が供給されるようになっている。
制御部112は、各機能部を制御して音声データの送信および受信、現在時刻の計測や表示等、システム全体の動作制御を行う。また、制御部112は、予めプログラムが書き込まれたROMと、このROMに書き込まれたプログラムを読み出して実行するCPUと、このCPUのワークエリアとして使用されるRAM等とを備えている。
計時部113は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路およびインターフェース回路等を内蔵する集積回路と、圧電振動子1とを備えている。圧電振動子1に電圧を印加すると圧電振動片が振動し、この振動が水晶の有する圧電特性により電気信号に変換されて、発振回路に電気信号として入力される。発振回路の出力は二値化され、レジスタ回路とカウンタ回路とにより計数される。そして、インターフェース回路を介して、制御部112と信号の送受信が行われ、表示部115に、現在時刻や現在日付或いはカレンダー情報等が表示される。
通信部114は、従来の携帯電話と同様の機能を有し、無線部117、音声処理部118、切替部119、増幅部120、音声入出力部121、電話番号入力部122、着信音発生部123および呼制御メモリ部124を備えている。
無線部117は、音声データ等の各種データを、アンテナ125を介して基地局と送受信のやりとりを行う。音声処理部118は、無線部117又は増幅部120から入力された音声信号を符号化および複号化する。増幅部120は、音声処理部118又は音声入出力部121から入力された信号を、所定のレベルまで増幅する。音声入出力部121は、スピーカやマイクロフォン等からなり、着信音や受話音声を拡声したり、音声を集音したりする。
また、着信音発生部123は、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部119は、着信時に限って、音声処理部118に接続されている増幅部120を着信音発生部123に切り替えることによって、着信音発生部123において生成された着信音が増幅部120を介して音声入出力部121に出力される。
なお、呼制御メモリ部124は、通信の発着呼制御に係るプログラムを格納する。また、電話番号入力部122は、例えば、0から9の番号キーおよびその他のキーを備えており、これら番号キー等を押下することにより、通話先の電話番号等が入力される。
電圧検出部116は、電源部111によって制御部112等の各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に、その電圧降下を検出して制御部112に通知する。このときの所定の電圧値は、通信部114を安定して動作させるために必要な最低限の電圧として予め設定されている値であり、例えば、3V程度となる。電圧検出部116から電圧降下の通知を受けた制御部112は、無線部117、音声処理部118、切替部119および着信音発生部123の動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部117の動作停止は、必須となる。更に、表示部115に、通信部114が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
すなわち、電圧検出部116と制御部112とによって、通信部114の動作を禁止し、その旨を表示部115に表示することができる。この表示は、文字メッセージであっても良いが、より直感的な表示として、表示部115の表示面の上部に表示された電話アイコンに、×(バツ)印を付けるようにしても良い。
なお、通信部114の機能に係る部分の電源を、選択的に遮断することができる電源遮断部126を備えることで、通信部114の機能をより確実に停止することができる。
このように、本携帯情報機器110によれば、上述した圧電振動子1を備えているので、同様に振動漏れを有効に抑えることのできる携帯情報機器110とすることができる。
(電波時計)
次に、本発明の実施形態の圧電振動子を使用した電波時計について、図11を参照して説明する。
図11は、上述した圧電振動子を使用した電波時計を示す構成図である。
同図に示すように、電波時計130は、フィルタ部131に電気的に接続された圧電振動子1を備えたものであり、時計情報を含む標準の電波を受信して、正確な時刻に自動修正して表示する機能を備えた時計である。
日本国内には、福島県(40kHz)と佐賀県(60kHz)とに、標準の電波を送信する送信所(送信局)があり、それぞれ標準電波を送信している。40kHz若しくは60kHzのような長波は、地表を伝播する性質と、電離層と地表とを反射しながら伝播する性質とを併せもつため、伝播範囲が広く、上述した2つの送信所で日本国内を全て網羅している。
以下、電波時計130の機能的構成について詳細に説明する。
アンテナ132は、40kHz若しくは60kHzの長波の標準電波を受信する。長波の標準電波は、タイムコードと呼ばれる時刻情報を、40kHz若しくは60kHzの搬送波にAM変調をかけたものである。受信された長波の標準電波は、アンプ133によって増幅され、複数の圧電振動子1を有するフィルタ部131によって濾波、同調される。
本電波時計130に使用する圧電振動子1は、上述した搬送周波数と同一の40kHzおよび60kHzの共振周波数を有する水晶振動子部138、139をそれぞれ備えている。
さらに、濾波された所定周波数の信号は、検波、整流回路134により検波復調される。続いて、波形整形回路135を介してタイムコードが取り出され、CPU136でカウントされる。CPU136では、現在の年、積算日、曜日、時刻等の情報を読み取る。読み取られた情報は、RTC137に反映され、正確な時刻情報が表示される。
搬送波は、40kHz若しくは60kHzであるから、水晶振動子部138、139は、上述した音叉型の構造を持つ振動子が好適である。
なお、上述の説明は、日本国内の例で示したが、長波の標準電波の周波数は、海外では異なっている。例えば、ドイツでは77.5KHzの標準電波が用いられている。従って、海外でも対応可能な電波時計130を携帯機器に組み込む場合には、さらに日本の場合とは異なる周波数の圧電振動子1を必要とする。
このように、本電波時計130によれば、上述した圧電振動子1を備えているので、同様に振動漏れを有効に抑えることのできる電波時計130とすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、支持腕部32、33の幅方向の内側の側端面に凹部52を形成した場合を示したが、支持腕部32、33の幅方向の外側の側端面に凹部を形成してもよいし、支持腕部32、33の幅方向の内側と外側の両側端面に凹部52を形成してもよい。
また、凹部52の形状は、例えば、マウント面32a、33aに塗布した導電性接着剤50が実装時などに入り込み得る形状であればよく、側端面に形成する場合は、上述の実施形態のように、厚さ方向に沿った溝状にするのが望ましいが、必ずしも溝状に形成する必要はない。
(第1変形例)
例えば、図7に示す例のように、マウント面32a(33a)に形成する場合は、円形や多角形等の凹部53を散在するように形成してもよい。また、側端面に形成する凹部54についても、円形や多角形状にしてもよい。また、マウント面32a(33a)に形成する場合の凹部53は、支持腕部32(33)の厚さ方向に貫通させてもよい。
(第2変形例)
また、図7に示す例のような円形や多角形状の凹部54ではなく、図8に示す例のように、スリット状の凹部55を設けてもよい。スリット状の凹部55についても、マウント面32a(33a)に形成する場合は、支持腕部32(33)の厚さ方向に貫通させてもよい。
また、上述した実施形態では、第1ベース基板10及び第2ベース基板11の2枚の基板でベース基板を構成したが、1枚の基板でベース基板を構成し、実装面11aに凹部40を形成しても構わない。但し、上述したように、第1ベース基板10及び第2ベース基板11の2枚基板構成とすることが好ましい。この場合には、第2ベース基板11に貫通孔を形成した後、両ベース基板を接合することで凹部40を容易に形成できるので、凹部形成に費やす工程及び時間を低減できる。
また、圧電振動片3の振動腕部30、31の基端側の幅方向側部や支持腕部32、33の基端側の幅方向側部に振動吸収用の凹部を形成して、振動腕部30、31から支持腕部32、33に伝達される振動を減衰させ易くすることもできる。こうすることで、圧電振動片3からパッケージ2側へ振動漏れ(振動エネルギーの漏洩)を防止することができ、圧電振動片3の共振周波数の安定を図ることができる。
1…圧電振動子、2…パッケージ、3…圧電振動片、20A,20B…電極パッド、30,31…振動腕部、32,33…支持腕部、32a,33a…マウント面(一方の表面)、34…基部、38A,38B…マウント電極、35…第1の励振電極、36…第2の励振電極、50…導電性接着剤(導電性接合材)、52,53,54,55…凹部、L…長さ方向、W…幅方向、T…厚さ方向

Claims (2)

  1. 厚さ方向と直交する幅方向に離間して配置され、前記厚さ方向及び幅方向と直交する長さ方向に延在して、延在方向における先端側が、基端側を固定端として振動する自由端とされた一対の振動腕部と、
    前記一対の振動腕部の両外側まで前記幅方向に延在し、前記一対の振動腕部の各基端側が一体に接続固定された基部と、
    前記一対の振動腕部の両外側において前記基部に接続され、該基部から前記一対の振動腕部と同じ側に延びる一対の支持腕部と、
    前記振動腕部の表面に互いに絶縁された状態で配置された2系統の励振電極と、
    前記各支持腕部の厚さ方向に対向する2つの表面のうちの一方の表面に配置され、それぞれが前記2系統の励振電極に導通されている一対のマウント電極と、
    を有し、
    前記一対のマウント電極が、圧電振動片を収容するパッケージ側の各電極パッドに、導電性接合材を介して接合される圧電振動片において、
    前記各支持腕部の前記マウント電極の周辺であって前記各支持腕部の幅方向における前記振動腕部側の側端面に、前記支持腕部の前記一方の表面から他方の表面に貫通する凹部を少なくとも一つ形成し、
    前記導電性接合材が付着し得る領域には、凹部が形成されていることを特徴とする圧電振動片。
  2. 請求項1に記載の圧電振動片が、気密封止されたパッケージのキャビティ内に収容され、
    2つの前記電極パッドに、それぞれ前記導電性接合材を介して前記2つのマウント電極が接合されることにより、接合された部分を支持固定点として他の部分が前記パッケージから浮いた状態となるように、前記パッケージに、前記圧電振動片が実装され、全ての前記凹部に前記導電性接合材が入りこんでいることを特徴とする圧電振動子。
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