JP6635774B2 - 軸ジョイント機構および食材供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、軸ジョイント機構および食材供給装置に関するものである。
弁当や丼物等を作る場合、食材である米飯を弁当箱や椀等の食材容器に供給するための食材供給装置として食材計量盛付装置が知られている。なお、食材計量盛付装置は、ホッパ内に収容された米飯を計量することにより、一定量の米飯を食材容器に自動的に供給する装置である。
食材計量盛付装置のような食材供給装置においては、搬送スクリュ(搬送手段)で搬送されたホッパ(食材貯留部)内の米飯(食材)を解しローラで解しながら落下させ、食材容器に供給している。
なお、食材計量盛付装置については、例えば特開2004−196382号公報に記載のものなどが知られている。
特開2004−196382号公報
前述した解しローラは動力源であるモータによって回転するようになっている。ここで、本発明者が検討対象とした解しローラの回転機構の構成を、図13〜図15を用いて説明する。
図13は解しローラを回転駆動するための駆動軸およびジョイント軸を示す説明図、図14は図13の駆動軸およびジョイント軸と解しローラ側の従動軸およびカップリング軸を示す説明図、図15は図14の周辺構造を示す断面図である。
図13において、解しローラ20を回転駆動する駆動軸31はモータを駆動源としており、先端には、第1の嵌合部32aが形成されてスプリング35の弾発力に抗して駆動軸31の軸方向に後退可能となったジョイント軸32(第1の継手部材)が取り付けられている。ジョイント軸32には、駆動軸31の軸方向に長く形成されて径方向に貫通形成された接続孔310aを貫通した接続ピン33が取り付けられており、当該接続ピン33によりジョイント軸32が駆動軸31から外れないようになっている。
また、ジョイント軸32の第1の嵌合部32aと嵌合する第2の嵌合部36aが形成されたカップリング軸36(第2の継手部材)が、駆動軸31と同軸上に配置された従動軸30に取り付けられている。なお、従動軸30のカップリング軸36と反対側は、軸受に支持されている。そして、解しローラ20の回転軸が従動軸30となっており、当該従動軸30の回転により回転するようになっている。
したがって、解しローラ20を持って従動軸30を駆動軸31の方へと動かすと、スプリング35が圧縮されてジョイント軸32が駆動軸31の軸方向に後退する。これにより従動軸30が軸受から外れて解しローラ20が取り外し可能になる。
ここで、解しローラ20の着脱を繰り返すと、ジョイント軸32の第1の嵌合部32aとカップリング軸36の第2の嵌合部36aとが相互に摩耗してしまう。すると、図14や図15に示すように、両者の嵌合が甘くなって回転時にジョイント軸32が駆動軸31の軸方向に後退する現象が起き、ジョイント軸32が空転することになる。
そして、このような空転が発生すると、駆動軸31の駆動力が従動軸30に伝達されなくなり、結果的に解しローラ20の回転が不安定になってしまう。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、第1の継手部材に設けられた第1の嵌合部と第2の継手部材に設けられた第2の嵌合部との摩耗に起因した空転を防止することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の軸ジョイント機構は、径方向に貫通した接続孔を備え、動力源により回転する駆動軸と、前記駆動軸と同軸上に配置されて着脱可能となった従動軸と、先端に第1の嵌合部が形成されるとともに、前記接続孔を貫通した接続ピンを介して前記駆動軸の一方端に取り付けられ、弾性部材の弾発力に抗して当該駆動軸の軸方向に後退可能に設けられた第1の継手部材と、前記第1の嵌合部と嵌合する第2の嵌合部が形成されて前記従動軸における前記駆動軸側の一方端に取り付けられ、前記第1の継手部材を介して前記駆動軸の駆動力を前記従動軸に伝達する第2の継手部材とを備え、前記接続孔には、前記接続ピンが前記駆動軸の軸方向に後退することを許容する許容位置と、前記駆動軸の回転時に前記接続ピンが当接し、当該接続ピンが前記駆動軸の軸方向に後退することを規制する規制位置と、が形成され、前記接続孔の開口は、前記駆動軸の周方向に延びる第1の縁部と、前記第1の縁部における前記駆動軸の回転方向前方の端部で繋がって前記駆動軸の軸方向に延びる第2の縁部と、を有しており、前記許容位置は、前記第1の縁部における前記駆動軸の回転方向前方の端部であり、前記規制位置は、前記第1の縁部における前記駆動軸の回転方向後方の端部である、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記接続孔の開口形状は、前記第1の縁部と前記第2の縁部とで三角形を形成する第3の縁部を有する三角形の形状である、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記接続孔の開口形状は、前記第1の縁部と対向した第4の縁部、および前記第2の縁部と対向した第5の縁部を有するL字形の形状である、ことを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項4に記載の本発明の食材供給装置は、投入された食材を搬送する搬送手段を備えた食材貯留部と、前記搬送手段による食材の搬送方向と交差する方向に回転軸が配置され、前記食材貯留部から搬送された食材を解しながら落下させる解しローラと、前記解しローラからの食材の落下経路を開閉し、当該食材の受容部材への供給動作と供給停止動作とを実行する開閉部と、請求項1〜3の何れか一項に記載のジョイント機構と、を有し、前記解しローラは、前記第1の継手部材と嵌合した前記第2の継手部材を有する前記従動軸に取り付けられている、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項4記載の発明において、前記動力源の回転を制御する制御部をさらに有し、前記制御部は、前記動力源を逆回転させて前記接続ピンを前記規制位置から前記許容位置へと移動させてから回転を停止する制御を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、駆動軸の回転時には、接続ピンが接続孔の規制位置に位置することで、接続ピンの取り付けられた第1の継手部材は弾性部材の弾発力に抗して駆動軸の軸方向に後退することができなくなるので、第1の継手部材の第1の嵌合部は第2の継手部材の第2の嵌合部と嵌合した状態が確実に維持される。
これにより、第1の嵌合部と第2の嵌合部との摩耗に起因した空転を防止することが可能になる。
本発明の一実施の形態である食材供給装置を示す斜視図である。 図1の食材供給装置の上蓋を開いた状態で示す要部断面図である。 図1の食材供給装置に取り付けられたホッパを示す斜視図である。 図1の食材供給装置の構成要素であるシャッタユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である食材供給装置に設けられた解しローラが取り付けられた従動軸と当該従動軸を駆動軸に接続するためのジョイント軸とを示す斜視図である。 図5の従動軸と駆動軸とが接続された状態を斜めから示す断面図である。 図5の従動軸と駆動軸とが接続された状態を側面から示す断面図である。 駆動軸とジョイント軸とを示す斜視図である。 回転時における駆動軸に形成された接続孔とジョイント軸に取り付けられた接続ピンとの関係を示す斜視図である。 回転停止における駆動軸に形成された接続孔とジョイント軸に取り付けられた接続ピンとの関係を示す斜視図である。 解しローラの取り外し時における駆動軸に形成された接続孔とジョイント軸に取り付けられた接続ピンとの関係を示す斜視図である。 解しローラの取り外し時におけるジョイント軸の位置関係を示す斜視図である。 本発明者が検討対象とした解しローラを回転駆動するための駆動軸およびジョイント軸を示す説明図である。 図13の駆動軸およびジョイント軸と解しローラ側の従動軸およびカップリング軸を示す説明図である。 図14の周辺構造を示す断面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は本発明の一実施の形態である食材供給装置を示す斜視図、図2は図1の食材供給装置の蓋部材を開いた状態で示す要部断面図、図3は図1の食材供給装置に取り付けられたホッパを示す斜視図、図4は図1の食材供給装置の構成要素であるシャッタユニットを示す斜視図である。
図1に示す食材供給装置10は、食材である米飯を計量して目的の重量分だけ供給する装置であり、本体部11と、本体部11の下部に設置された台座部12とを備えている。なお、米飯は食材の一例に過ぎず、例えばみじん切りした野菜など、食材である限り様々なものを適用することができる。
本体部11は、正面板11aおよび当該正面板11aの背面に位置する背面板11b、ならびにこれら正面板11a、背面板11bの両側に位置する側面板11cにより、箱体となっている。そして、本体部11の上部には、投入された食材の一例としての米飯を貯留しておくホッパ13(食材貯留部)が設置されている。
ホッパ13には、米飯を貯留する貯留室14aが形成されたホッパ本体14と、ホッパ本体14の上面を覆ようにホッパ本体14に回動可能に取り付けられて貯留室に米飯を投入する際に開閉操作される上蓋15が備えられている。また、ホッパ13の前面側に位置する上蓋15の一辺には、当該上蓋15の開閉操作を行うときに把持される取っ手15aが上蓋15と一体に設けられている。
図示するように、正面板11aには、表示部16と操作部17とが備えられている。表示部16は、操作コマンドやメッセージ等を表示する画面であり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されている。また、操作部17は、食材供給装置10の動作設定を行うためのボタン等が配列されている。なお、この操作部17で目標計量値が設定されたときには、ロードセルによって食材容器(受容部材)に供給される米飯の計量が行われながら、搬送スクリュ19(搬送手段)および解しローラ20の回転動作、ならびにシャッタ23(図4)の開閉動作が制御される。
また、正面板11aの下方には、所定の奥行きおよび高さを有した凹部空間18が形成されている。この凹部空間18は米飯を盛り付けるときの食材容器を収容するに十分な空間を有し、その上方から米飯が落下して食材容器に供給される。
図3に示すように、貯留室14aが形成されたホッパ本体14には、相互に並列に配置されて米飯を斜め上方に送り出す2本の搬送スクリュ19、および搬送スクリュ19の回転により貯留室14aから搬送された米飯を解しながら落下させるドラム型の解しローラ20が備えられている。また、図1に示すように、解しローラ20の下方には、当該解しローラ20からの米飯の落下経路を開閉する一対のシャッタ23を備えたシャッタユニット21が設けられている。
ここで、搬送スクリュ19は、ホッパ本体14の底面に形成された略半円形の収容溝14bに収容配置されている。また、搬送スクリュ19の米飯搬送方向の前方には、下方が開口するとともに解しローラ20を回転自在に支持するローラ支持部20bが、収容溝14bと連通するように形成されている。なお、解しローラ20の外周には多数の爪20aが設けられており、回転軸が搬送スクリュ19による米飯の搬送方向と交差するような位置関係になっている。
これにより、ホッパ本体14の貯留室14aに米飯が投入されると、搬送スクリュ19の回転により米飯が解しローラ20へと搬送される。そして、解しローラ20まで搬送された米飯は、当該解しローラ20の回転によって爪20aで解されながら落下される。
解しローラ20による米飯の落下経路上には、図4に示すシャッタユニット21が配置されている。シャッタユニット21には、その前方にシャッタガイド22が形成されており、下方に向けて開閉可能に取り付けられた一対のシャッタ23(開閉部)が取り付けられている。したがって、シャッタ23が、食材容器に米飯を供給する際には開き、供給を停止する際に閉じることにより、米飯の食材容器への供給動作と供給停止動作とが行われる。なお、シャッタガイド22の後方には、シャッタ23の開閉動作を行う開閉駆動部24が配置されている。
なお、日々のメンテナンスの便宜に資するために、ホッパ本体14、搬送スクリュ19、解しローラ20、ローラ支持部20b、シャッタユニット21などは着脱可能になっている。
次に、台座部12は、図1に示すように、シャッタユニット21の真下に位置しており、椀や弁当箱等の食材容器が載置される載置台12aと、載置台12aに載置された食材容器に供給される米飯の計量を行うロードセル(図示せず)とを備えている。ロードセルは載置台12aを支持しており、米飯が食材容器に投入されたときに重量が計量されるようになっている。なお、ロードセルによる計量値が所定の目標計量値に到達したならば、シャッタ23が閉じられるとともに搬送スクリュ19および解しローラ20の回転動作が停止する。
次に、解しローラ20の構造について、図5〜図12を用いて詳細に説明する。
ここで、図5は本発明の一実施の形態である食材供給装置に設けられた解しローラが取り付けられた従動軸と当該従動軸を駆動軸に接続するためのジョイント軸とを示す斜視図、図6は図5の従動軸と駆動軸とが接続された状態を斜めから示す断面図、図7は図5の従動軸と駆動軸とが接続された状態を側面から示す断面図、図8は駆動軸とジョイント軸とを示す斜視図、図9は回転時における駆動軸に形成された接続孔とジョイント軸に取り付けられた接続ピンとの関係を示す斜視図、図10は回転停止における駆動軸に形成された接続孔とジョイント軸に取り付けられた接続ピンとの関係を示す斜視図、図11は解しローラの取り外し時における駆動軸に形成された接続孔とジョイント軸に取り付けられた接続ピンとの関係を示す斜視図、図12は解しローラの取り外し時におけるジョイント軸の位置関係を示す斜視図である。
図5、図6および図7に示すように、搬送スクリュ19で貯留室14aから搬送された米飯を解しながら落下させるドラム型の解しローラ20は、その回転軸に従動軸30が取り付けられている。また、この従動軸30を回転駆動するための駆動軸31が、従動軸30と同軸上に配置されている。
駆動軸31は、ベルト38を介して伝達されたモータなどの動力源(図示せず)からの動力で回転するようになっており、先端側(図6において右側)には、駆動軸31の軸方向に長く形成されて当該駆動軸31の径方向に貫通した接続孔31aが形成されている。
図8に詳しく示すように、駆動軸31の一方端には、先端に凹凸を有する第1の嵌合部32aが形成された継手であるジョイント軸32(第1の継手部材)が取り付けられている。このジョイント軸32はキャップ状になって駆動軸31に嵌め込まれて、駆動軸31に形成された接続孔31aを貫通した接続ピン33が取り付けられており、当該接続ピン33によりジョイント軸32が駆動軸31から外れないようになっている。また、駆動軸31にはワッシャ34が取り付けられており、前述したジョイント軸32の第1の嵌合部32aの裏面で形成されるフランジ部32a−1とワッシャ34との間には、圧縮力の付与されたスプリング35(弾性部材)が嵌め込まれている。
したがって、負荷がかかっていないときのジョイント軸32は、スプリング35の弾発力により駆動軸31から脱落する方向に付勢されており、このとき接続ピン33は駆動軸31の軸方向に長く形成された接続孔31aの一方端に当接してジョイント軸32が駆動軸31から脱落するのが阻止されている。そして、ジョイント軸32に対して駆動軸31の軸方向に押されるような負荷がかかると、当該ジョイント軸32はスプリング35の弾発力に抗して駆動軸31の軸方向に後退する。
駆動軸31と同軸上に配置された従動軸30における駆動軸31側の一方端には、第1の嵌合部32aと嵌合する第2の嵌合部36aが形成された継手であるカップリング軸36(第2の継手部材)が取り付けられている。したがって、第1の嵌合部32aと第2の嵌合部36aとが嵌合することにより、駆動軸31の駆動力が従動軸30へと伝達されることになり、これによって解しローラ20が回転する。
なお、第2の嵌合部36aは従動軸30の端面に形成された取付孔30aに嵌め込まれており、第1の嵌合部32aが駆動軸31の軸方向に移動可能になっているのとは異なって、従動軸30の軸方向への移動は出来ないようになっている。
ジョイント軸32は、前述したローラ支持部20bの内側(解しローラ20が取り付けられている側)から第1の嵌合部32aが僅かに突出した状態で設けられている。また、ローラ支持部20bには、このような第1の嵌合部32aに対して第2の嵌合部36aを嵌合させるための軸受37が取り付けられている。すなわち、軸受37には、カップリング軸36を落とし込んで第2の嵌合部36aを第1の嵌合部32aの対向位置に案内するとともに、カップリング軸36を介して従動軸30を回転自在に支持する案内溝37aが形成されている。
したがって、軸受37に形成された案内溝37aにカップリング軸36を嵌め込むと、当該カップリング軸36に形成された第2の嵌合部36aがジョイント軸32に形成された第1の嵌合部32aと嵌合し、ジョイント軸32とカップリング軸36とを介して駆動軸31と従動軸30とが連結される。なお、このとき、ジョイント軸32はスプリング35の弾発力によりカップリング軸36に圧接した状態となる。
また、従動軸30のカップリング軸36と反対側は、ローラ支持部20bに形成された軸受(図示せず)に支持されている。そして、解しローラは従動軸に取り付けられており、当該従動軸の回転により回転するようになっている。
これにより、解しローラ20を持って従動軸30を駆動軸31の方へと動かすと、スプリング35が圧縮されてジョイント軸32が駆動軸31の軸方向に後退する。これにより従動軸30が軸受から外れて解しローラ20が取り外されるようになる。
ここで、図9〜図11に詳しく示すように、駆動軸31に形成された接続孔31aの開口は、駆動軸31の周方向に延びる第1の縁部31a−1と、この第1の縁部31a−1における駆動軸31の回転方向前方の端部で繋がって駆動軸31の軸方向に延びる第2の縁部31a−2と、第1の縁部31a−1と第2の縁部31a−2とにそれぞれ繋がる第3の縁部31a−3を有している。したがって、接続孔31aの開口形状は、これら第1の縁部31a−1、第2の縁部31a−2および第3の縁部31a−3で三角形を形成した形状となっている。
そして、第1の縁部31a−1における第2の縁部31a−2と繋がった側の端部、つまり第1の縁部31a−1における駆動軸31の回転方向前方の端部では、接続ピン33が第2の縁部31a−2に沿って駆動軸31の軸方向に後退可能となる。そこで、接続孔31aの当該位置が、接続ピン33が駆動軸31の軸方向に後退することを許容する許容位置P1(図10)となっている。
また、第1の縁部31a−1における第2の縁部31a−2と繋がっていない側の端部、つまり第1の縁部31a−1における駆動軸31の回転方向後方の端部は、駆動軸31の回転時に接続ピン33が当接する位置であり、この位置では、接続ピン33が駆動軸31の軸方向に後退することはできない。そこで、接続孔31aの当該位置が、駆動軸31の回転時に接続ピン33が当接し、当該接続ピン33が駆動軸31の軸方向に後退することを規制する規制位置P2(図9)となっている。
このような接続孔31aの形状によれば、駆動軸31の回転時と回転停止時とでは、次のような状態になる。
つまり、駆動軸31の回転時には、図9に示すように、接続ピン33が接続孔31aの規制位置P2に位置することで、当該接続ピン33の取り付けられたジョイント軸32は、駆動軸31の軸方向に後退することができなくなる。
ここで、日々のメンテナンス等のために頻繁に解しローラ20の着脱を繰り返すと、駆動軸31に取り付けられたジョイント軸32の第1の嵌合部32aと従動軸30に取り付けられたカップリング軸36の第2の嵌合部36aとが相互に摩耗して形状が変形し、回転方向に対する嵌合力が弱くなってジョイント軸32が空転することが懸念される。
このようなとき、本実施の形態によれば、前述のように、ジョイント軸32はスプリング35の弾発力に抗して駆動軸31の軸方向に後退するようなことはないので、ジョイント軸32の第1の嵌合部32aはカップリング軸36の第2の嵌合部36aと嵌合した状態が確実に維持される。
これにより、摩耗に起因して、第1の嵌合部32aが空転するようなことがなくなる。
一方、駆動軸31の回転停止時には、作業者が自らの手で解しローラ20を所定の回転角だけ逆回転させる。これにより、接続ピン33は、図10に示す接続孔31aの許容位置P1へと移動し、第2の縁部31a−2に沿って駆動軸31の軸方向に後退可能となる。つまり、接続ピン33の取り付けられたジョイント軸32が、スプリング35の弾発力に抗して駆動軸31の軸方向に後退可能な状態になる。
そこで、この状態から解しローラ20を持って従動軸30を駆動軸31の方へと動かせば、図11に示すように、接続ピン33が第2の縁部31a−2に沿って駆動軸31の軸方向に後退する。つまり、図12に示すように、スプリング35が圧縮されてジョイント軸32が駆動軸31の軸方向へと後退する。そして、これにより従動軸30のカップリング軸36と反対側が軸受から外れ、解しローラ20が取り外されるようになる。
なお、このように作業者が手で解しローラ20を逆回転させるのではなく、食材供給装置10の様々な動作を制御するために設けられている制御部(図示せず)の制御によって逆回転させるようにしてもよい。
すなわち、制御部は動力源の回転を制御しているので、例えば作業者がホッパ13の上蓋15を開いたときや、作業者が装置の動作停止ボタン(図示せず)を押下したときなどには、動力源を逆回転させて接続孔31aの規制位置P2に位置している接続ピン33を許容位置P1へと移動させてから回転を停止する制御を行うようにしてもよい。
このようにすれば、作業者は、解しローラ20を取り外すときに当該解しローラ20を逆回転させる作業が不要となるので、解しローラ20の取り外しをより簡便に行うことが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば前述した実施の形態の食材供給装置10の駆動軸31に形成された接続孔31aは、第1の縁部31a−1、第2の縁部31a−2および第3の縁部31a−3で三角形を形成した開口形状となっているが、駆動軸31の周方向に延びる第1の縁部31a−1と、第1の縁部31a−1における駆動軸31の回転方向前方の端部で繋がって駆動軸31の軸方向に延びる第2の縁部31a−2とを有しており、第1の縁部31a−1における駆動軸31の回転方向前方の端部が許容位置P1で、第1の縁部31a−1における駆動軸31の回転方向後方の端部が規制位置P2となっている限り、様々な形状を採用することができる。
一例を挙げれば、前述した第1の縁部31a−1と第2の縁部31a−2とに加え、第1の縁部31a−1と対向した第4の縁部、および第2の縁部31a−2と対向した第5の縁部を有するL字形の開口形状などがある。
以上の実施の形態では、本発明に係る軸ジョイント機構を食材供給装置の解しローラの回転機構に適用した場合が説明されているが、これに限定されるものではなく、例えば駆動源に連繋される車軸、ベルトコンベアの回転軸、ローラの回転軸、扉のヒンジ回転部など、回転軸が連結される様々な部材に適用することができる。
10 食材供給装置
13 ホッパ(食材貯留部)
15 上蓋
19 搬送スクリュ(搬送手段)
20 解しローラ
20a 爪
20b ローラ支持部
23 シャッタ(開閉部)
30 従動軸
30a 取付孔
31 駆動軸
31a 接続孔
31a−1 第1の縁部
31a−2 第2の縁部
31a−3 第3の縁部
32 ジョイント軸(第1の継手部材)
32a 第1の嵌合部
32a−1 フランジ部
33 接続ピン
34 ワッシャ
35 スプリング(弾性部材)
36 カップリング軸(第2の継手部材)
36a 第2の嵌合部
37 軸受
37a 案内溝
38 ベルト
P1 許容位置
P2 規制位置

Claims (5)

  1. 径方向に貫通した接続孔を備え、動力源により回転する駆動軸と、
    前記駆動軸と同軸上に配置されて着脱可能となった従動軸と、
    先端に第1の嵌合部が形成されるとともに、前記接続孔を貫通した接続ピンを介して前記駆動軸の一方端に取り付けられ、弾性部材の弾発力に抗して当該駆動軸の軸方向に後退可能に設けられた第1の継手部材と、
    前記第1の嵌合部と嵌合する第2の嵌合部が形成されて前記従動軸における前記駆動軸側の一方端に取り付けられ、前記第1の継手部材を介して前記駆動軸の駆動力を前記従動軸に伝達する第2の継手部材とを備え、
    前記接続孔には、
    前記接続ピンが前記駆動軸の軸方向に後退することを許容する許容位置と、
    前記駆動軸の回転時に前記接続ピンが当接し、当該接続ピンが前記駆動軸の軸方向に後退することを規制する規制位置と、
    が形成され、
    前記接続孔の開口は、
    前記駆動軸の周方向に延びる第1の縁部と、
    前記第1の縁部における前記駆動軸の回転方向前方の端部で繋がって前記駆動軸の軸方向に延びる第2の縁部と、
    を有しており、
    前記許容位置は、前記第1の縁部における前記駆動軸の回転方向前方の端部であり、
    前記規制位置は、前記第1の縁部における前記駆動軸の回転方向後方の端部である、
    ことを特徴とする軸ジョイント機構。
  2. 前記接続孔の開口形状は、
    前記第1の縁部と前記第2の縁部とで三角形を形成する第3の縁部を有する三角形の形状である、
    ことを特徴とする請求項1記載の軸ジョイント機構。
  3. 前記接続孔の開口形状は、
    前記第1の縁部と対向した第4の縁部、および前記第2の縁部と対向した第5の縁部を有するL字形の形状である、
    ことを特徴とする請求項1記載の軸ジョイント機構。
  4. 投入された食材を搬送する搬送手段を備えた食材貯留部と、
    前記搬送手段による食材の搬送方向と交差する方向に回転軸が配置され、前記食材貯留部から搬送された食材を解しながら落下させる解しローラと、
    前記解しローラからの食材の落下経路を開閉し、当該食材の受容部材への供給動作と供給停止動作とを実行する開閉部と、
    請求項1〜3の何れか一項に記載のジョイント機構と、
    を有し
    前記解しローラは、前記第1の継手部材と嵌合した前記第2の継手部材を有する前記従動軸に取り付けられている、
    ことを特徴とする食材供給装置。
  5. 前記動力源の回転を制御する制御部をさらに有し、
    前記制御部は、前記動力源を逆回転させて前記接続ピンを前記規制位置から前記許容位置へと移動させてから回転を停止する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の食材供給装置。
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