JP6635458B1 - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

食品衛生の改善策の様々な切り口での検討を容易にすること。分析操作受付部402は、分析対象の属性を指定する指定操作を受け付け、指定された属性を示す指定データをサーバ装置10に送信する。分析処理部107は、指定データが示す分析対象の検査結果を抽出し、抽出した検査結果を集計して評価率を算出する。分析処理部107は、算出した評価率に基づき算出される統計量を示す統計量テーブルと、評価率の時系列変化を示すグラフを生成する。分析処理部107は、生成した統計量テーブル及び時系列グラフを評価情報として示す評価データを分析者端末40に対して出力する。分析画像表示部401は、出力されてきた評価データが示す評価情報を表示する。

Description

本発明は食品衛生管理に関する。
食品衛生管理に関する技術として、特許文献1には、食品を取り扱う事業所及びその従業者の衛生管理の状態の検査結果が、重要度に応じて決められている所定の基準値と比較して悪い結果である場合に、所定の通知先にアラートを通知する技術が開示されている。
特開2012−216115号公報
HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)の義務化により、多くの食品関連事業者によるHACCPを含む衛生管理業務の増加が見込まれている。例えば、製品を提供するまでの各工程について継続的な監視及び記録を行うため、食品の安全性に関わる様々な項目についての検査が行われる。検査の結果は、今後の食品衛生において改善すべき事項を検討するために有効な情報であるが、食品衛生のための改善事項には、各事業者が個々に取り組むべきものもあれば、各事業者が属する地域やグループなどで足並みを揃えて取り組むべきものもある。
そこで、本発明は、食品衛生の改善策の様々な切り口での検討を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、地域、業種又はグループのうちの2以上の区分にそれぞれ仕分けられる属性と、当該属性に関して定められた食品衛生上の基準を満たす検査項目とを、複数の前記検査項目について記憶する項目記憶部と、前記属性が指定されると、指定された属性に対応する前記検査項目を表す検査リストを出力するリスト出力部と、出力された前記検査リストを用いて行われた各検査項目の検査の結果を記憶する結果記憶部と、2以上の属性が指定されると当該2以上の属性に重複して対応する前記検査項目の検査結果の集計値に基づき表される、前記食品衛生の評価を示す評価情報を出力する評価情報出力部とを備える情報処理装置を提供する。
また、前記評価情報出力部は、前記集計値に基づき算出される値の時系列での変化を示す情報を前記評価情報として出力してもよい。
また、所定の特徴を有する変化が前記時系列での変化を示す情報に現れる場合に、当該変化が現れた時期に変化した属性を出力する属性出力部を備えていてもよい。
また、前記評価情報出力部は、前記集計値に基づき算出される所定の値を前記評価情報として出力する場合に、当該集計値の元になる検査結果毎に異なる重みを付けて算出される値を前記評価情報として出力してもよい。
また、前記検査結果の表示が許可された第1ユーザ装置に対して当該検査結果を出力する結果出力部を備え、前記結果記憶部は、前記第1ユーザ装置から送信されてきた第1入力情報を、出力された前記検査結果に対応付けて記憶してもよい。
また、前記第1入力情報の表示が許可された第2ユーザ装置に対して当該第1入力情報を出力する情報出力部を備え、前記結果記憶部は、前記第2ユーザ装置から送信されてきた第2入力情報を、出力された前記第1入力情報に対応付けて記憶してもよい。
また、前記結果記憶部は、前記第1入力情報に写真が含まれている場合のみ、当該第1入力情報を前記検査結果に対応付けて記憶してもよい。
また、前記評価情報出力部は、前記検査項目を表示する表示手段に対して前記評価情報を出力してもよい。
本発明によれば、食品衛生の改善策の様々な切り口での検討を容易にすることができる。
実施例に係る検査支援システムの全体構成の一例を表す図 サーバ装置のハードウェア構成の一例を表す図 検査端末のハードウェア構成の一例を表す図 事業者端末及び分析者端末のハードウェア構成の一例を表す図 各装置が実現する機能構成を表す図 記憶された検査項目の一例を表す図 表示された操作画像の一例を表す図 抽出された検査項目の例を表す図 表示された検査リストの一例を表す図 入力操作が行われた状態の検査リストの一例を表す図 検査結果テーブルの一例を表す図 表示された集計結果の一例を表す図 記憶された検査結果及び属性の一例を表す図 表示された検査結果の一例を表す図 改善結果を反映した検査結果テーブルの一例を表す図 表示された検査画像の一例を表す図 表示された検査結果の一例を表す図 検査員のコメントを反映した検査結果テーブルの一例を表す図 表示された分析に関する画像の一例を表す図 表示された評価情報の一例を表す図 表示された評価情報の一例を表す図 出力された評価情報の例を表す図 出力された評価情報の例を表す図 出力された評価情報の例を表す図 出力された評価情報の例を表す図 検査処理における各装置の動作手順の一例を表す図 提示処理における各装置の動作手順の一例を表す図 分析処理における各装置の動作手順の一例を表す図 蓄積された属性の一例を表す図 評価率の時系列変化を示すグラフの一例を表す図
1…検査支援システム、10…サーバ装置、20…検査端末、30…事業者端末、40…分析者端末、101…項目記憶部、102…項目抽出部、103…検査画像生成部、104…検査画像出力部、105…検査履歴蓄積部、106…認証部、107…分析処理部、201…検査画像表示部、202…指定操作受付部、203…リスト管理部、204…入力操作受付部、205…集計処理部、301…検査画像表示部、302…リスト管理部、303…入力操作受付部、304…認証操作受付部、401…分析画像表示部、402…分析操作受付部。
[1]実施例
図1は実施例に係る検査支援システム1の全体構成の一例を表す。検査支援システム1は、食品を扱う施設等における食品衛生(食品によって健康が害されることがない安全な状態を保つこと)の管理に関する業務の1つである検査業務を支援するシステムである。検査業務とは、施設等における食品衛生の状態が食品を摂取する人の安全のために求められる基準(例えばHACCPで定められた基準)を満たしているか否かを検査する業務であり、食品衛生に影響を与える様々な検査項目についての検査が行われる。
検査支援システム1は、ネットワーク2と、サーバ装置10と、検査端末20と、事業者端末30と、分析者端末40とを備える。ネットワーク2は、移動体通信網及びインターネット等を含む通信システムであり、自システムにアクセスする装置同士のデータのやり取りを中継する。ネットワーク2には、サーバ装置10、事業者端末30及び分析者端末40が有線通信で(無線通信でもよい)、検査端末20が無線通信でアクセスしている。
検査端末20は、検査業務を行う検査員が利用する端末であり、スマートフォン及びタブレット端末のように持ち運び可能ないわゆるモバイル端末である。検査員は、検査対象の施設において検査端末20に検査項目の一覧である検査リストを表示させ、各検査項目の実施状況を検査端末20に入力して記録する。検査員は、例えば、検査対象施設で働く従業員又は食品衛生管理を支援する事業を行う事業者の社員等のうち検査作業を担当する者である。
図1では、検査端末20を1台しか表していないが、検査対象となる施設が多く存在する場合や検査対象の施設が広く複数個所同時に検査を行う場合は、複数の検査端末20を複数の検査員がそれぞれ利用して複数の検査が並行して行われる。サーバ装置10は、1台又はそれら複数の検査端末20による検査に関する情報を管理する処理等を行う。サーバ装置10は本発明の「情報処理装置」の一例である。検査に関する情報とは、先に述べた検査項目及び各検査項目に対する検査結果等である。
例えば検査員が検査対象の施設の検査を行う場合、サーバ装置10は、その施設において必要な検査項目を含む検査リストを検査端末20に送信する。検査作業が完了すると、検査結果が検査端末20からサーバ装置10に送信されてくる。サーバ装置10は、送信されてきた検査結果を記憶し、過去の履歴として検査結果を閲覧させる処理や検査結果の傾向を分析する処理などを行う。
事業者端末30は、検査対象である施設で事業を行う事業者が利用する端末であり、例えばパーソナルコンピュータである。事業者の従業員は、事業者端末30を操作して、サーバ装置10に記憶されている検査結果を閲覧することができる。分析者端末40は、サーバ装置10に対して前述した検査結果の傾向を分析させて活用することを職務とする分析者が利用する端末であり、例えばパーソナルコンピュータである。分析者は、分析者端末40を操作して、サーバ装置10に所望の分析処理を行わせることができる。
図2はサーバ装置10のハードウェア構成の一例を表す。サーバ装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信装置14と、バス15とを備えるコンピュータである。プロセッサ11は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ11は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)を備える。
プロセッサ11は、プログラム及びデータ等をストレージ13及び通信装置14の少なくとも一方からメモリ12に読み出し、読み出したプログラム等に従って各種の処理を実行する。メモリ12は、例えばROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。ストレージ13は、ハードディスクドライブ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
通信装置14は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)である。プロセッサ11及びメモリ12等の各装置は、情報を通信するためのバス15によって接続される。バス15は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
図3は検査端末20のハードウェア構成の一例を表す。検査端末20は、プロセッサ21と、メモリ22と、ストレージ23と、通信装置24と、入力装置25と、出力装置26と、バス27とを備えるコンピュータである。図2に同名のハードウェアが表されているプロセッサ21等は、性能及び仕様等の違いはあるが、図2と同種のハードウェアである。
入力装置25は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えばスイッチ、ボタン、センサなど)である。入力装置25は、写真を撮影する撮像装置(デジタルカメラなど)を含んでいる。出力装置26は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカ、LEDランプなど)である。検査端末20においては、入力装置25及び出力装置26は、一部又は全部が一体となった構成(ディスプレイ及びタッチパネルが一体となったタッチスクリーン)を含む。
図4は事業者端末30及び分析者端末40のハードウェア構成の一例を表す。事業者端末30及び分析者端末40は、プロセッサ31と、メモリ32と、ストレージ33と、通信装置34と、入力装置35と、出力装置36と、バス37とを備えるコンピュータである。図2及び図3に同名のハードウェアが表されているプロセッサ21等は、性能及び仕様等の違いはあるが、図2及び図3と同種のハードウェアである。
事業者端末30及び分析者端末40は、検査端末20と同様にモバイル端末であってもよいし、処理が速く画面が大きい据え置き型のコンピュータであってもよい。後者の場合には、入力装置35にキーボード及びマウス等が含まれ、出力装置36に画面の表示専用のディスプレイが含まれる。
検査支援システム1が備える各装置における各機能は、各々のプロセッサ、メモリなどのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサが演算を行い、各々の通信装置による通信を制御したり、メモリ及びストレージにおけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
図5は各装置が実現する機能構成を表す。サーバ装置10は、項目記憶部101と、項目抽出部102と、検査画像生成部103と、検査画像出力部104と、検査履歴蓄積部105と、認証部106と、分析処理部107とを備える。検査端末20は、検査画像表示部201と、指定操作受付部202と、リスト管理部203と、入力操作受付部204と、集計処理部205とを備える。
事業者端末30は、検査画像表示部301と、リスト管理部302と、入力操作受付部303と、認証操作受付部304とを備える。分析者端末40は、分析画像表示部401と、分析操作受付部402とを備える。なお、図5では検査端末20、事業者端末30及び分析者端末40が1台ずつだけ表されているが、機能構成が共通する端末が2台以上備えられていてもよい。
項目記憶部101は、上述した検査リストで用いられる可能性がある検査項目を記憶する。検査リストに含まれる検査項目は、検査対象となる施設によって異なる場合があるため、本実施例においては、広範囲な検査項目が準備されており、その中から適宜選択できるようになっている。例えば飲食店が保健所から営業許可を取得するための食品衛生上の基準は自治体によって異なる場合がある。
そのため、各飲食店が所在する地域の自治体で定められた基準を満たしているか否かを確認可能な検査項目とする必要があるが、本実施例においては、地域に応じた検査項目が選択できるようになっている。また、飲食店営業、喫茶店営業、食品製造業及び食品販売業等のように業種によっても保健所から営業許可を取得するための食品衛生上の基準が異なる場合がある。
また、いくつもの地域に店舗を構えるチェーン店や組合に属する事業者のようにグループ(企業グループ又は組合グループ等)に属する店舗では、地域によらずグループで統一した食品衛生上の基準を満たすことが義務付けられている場合がある。その場合は、グループの基準を満たしているか否かを確認可能な検査項目とする必要がある。本実施例においては、それらの場合も、業種やグループに応じた検査項目が選択できるようになっている。なお、上述した地域等の他にも、HACCPに基づく検査やHACCPの考え方を取り入れた検査など種々の検査基準に応じた検査項目が選択できるようになっていてもよい。
項目記憶部101は、上記のとおり様々な基準があることを想定して検査が求められる可能性がある検査項目を予め記憶する。ここで、検査項目とは、検査の際に用いられる質問、アンケート等を表す言葉であって、所定の言語の文や句またはその意図を記号などによって示したものである。言語や記号はいずれか一方を用いても、双方を用いてもよい。なお、記号を用いた場合は、検査項目を周囲の人に知られないようにする場合などに好適である。
この実施例では、検査項目を日本語の言葉によって表示するようにしているが、言語や記号などを音声によって発音するように構成してもよい。検査項目の例としては、例えば「手洗い専用シンクを利用している」あるいは、「〇〇は常になされてますか」「温度は〇〇度以上ですか」「湿度は〇〇〜〇〇の範囲に入っていますか」というように検査すべき内容が文章で表されている。
検査項目に対しては、検査結果が入力されるようになっており、入力された結果は記憶されるようになっている(詳細は後述)。検査結果は、「はい」、「いいえ」の2択や、その他の選択肢を増やして3択以上で表されてもよいし、5段階、10段階のように程度を示す数値や記号によって表されてもよい。本実施例では、「はい」と回答される検査項目は検査結果が「OK」であったことを示し、「いいえ」と回答される検査項目は検査結果が「NG」であったことを示す2択を採用している。
図6に本実施例において記憶される検査項目の一覧を示す。ここでは、各検査項目を「K−1」、「K−2」、「K−3」、・・・というように記号及び数字で表しているが、実際に記憶されているのは質問等を示す文章である。図6に示すように、項目記憶部101は、各検査項目に対して検査対象の属性を対応付けて記憶している。検査対象とは、検査項目の質問やアンケート等が何について行われるかを示すものである。つまり、各検査項目には、何らかの関連する検査対象が存在する。
検査対象には様々なものがなり得るため、検査項目も多数必要になる場合がある。そこで、検査支援システム1においては、検査対象を特定するための言葉(以下「属性」と言う)を定義しておき、定義された属性に検査項目を対応付けることで、多数ある検査項目を整理可能としている。検査対象は、例えば、設備、場所、人などの検査が行われる物理的なものを示す属性や、手洗い、服装、日付管理、保管状態、温度状態など検査の内容を示す属性によって特定される。
また、検査が行われる施設が属する業種や地域、グループ(企業グループ又は組合グループ等)などによって何を検査対象にするかが決まる場合もあるので、検査対象は、それらの業種や地域、グループなどを示す属性によっても特定可能である。検査支援システム1においては、検査対象を特定するためのこれらの属性が、前述した検査対象の1又は複数の属性として定義されている。
なお、上記の各例では、何らかの共通性を有する検査対象の属性がその共通性を表す言葉によって示されたが、それに限らず、例えば何らかの共通性を有する検査対象の属性がその共通性とは関係のない任意の言葉(例えば単なる記号等)によって示されてもよい。また、共通性を有しない検査対象(例えばランダムに選ばれる検査対象)の属性が任意に定められる言葉(単なる記号等)によって示されてもよい。いずれの場合も、検査項目に関連する検査対象の1又は複数の属性がその検査項目に対応付けられることで、検査項目の整理が可能になる。
また、各属性はさらに任意の区分で仕分けができるようになっており、各区分には任意の名称(以下「区分名称」と言う)が付けられている。本実施例では、図6に示すように、従業員、食材、器具・食器、保管状況、環境などの属性は「大項目」という区分名称で仕分けられ、手洗い、服装等の属性は「中項目」という区分名称で仕分けられている。
大項目及び中項目は、本実施例においては、互いに共通性を有する検査対象(例えば「従業員」であれば従業員に関係する検査対象、「手洗い」であれば手洗いに関係する検査対象)を仕分ける区分名称である。大項目及び中項目として仕分けられた属性に対応付けられた検査項目は、検査対象が共通性を有するため、まとめて検査しやすくなっている(例えば「食材」という大項目の検査項目は、食材が保管されている場所でまとめて検査することができるなど)。
また、地域を示す属性(「A市」等)、業種を示す属性(「飲食店」等)、及びグループを示す属性(「Bグループ」等)は、それぞれ「地域」「業種」「グループ」という区分名称で仕分けられている。地域、業種及びグループは、検査対象となる施設が属する集団の種類で属性を仕分ける区分名称である。集団においては、前述したように事業を行うために満たす必要がある食品衛生の独自の基準が定められている場合がある。
そのため、地域、業種及びグループの各属性は、各々に対応する食品衛生の基準を満たすことを確認するために必要な検査項目に対応付けられている。例えば、図6の例では、「A市」という地域の属性が、A市で定められた食品衛生上の基準を満たすために必要な検査項目のうちの1つである検査項目「K1−3」に対応付けられている。
また、「飲食店」という業種の属性が、飲食店向けに定められた食品衛生上の基準を満たすために必要な検査項目のうちの1つである検査項目「K1−6」に対応付けられている。また、「Bグループ」というグループの属性が、Bグループの傘下の店舗等に求められる食品衛生上の基準を満たすために必要な検査項目のうちの1つである検査項目「K2−3」に対応付けられている。
また、各区分名称には、「全て」及び「N/A」という属性が含まれている。「全て」は該当する区分名称の属性の全てが含まれることを意味する(「地域」であれば「A市」を含む全ての地域の属性が含まれる)。つまり、例えば「全て」という地域の属性に対応付けられた検査項目は、検査が行われる施設が属する地域がどこであるかに関わらず必要となることを意味する。
なお、図6の例では、例えば「地域」の区分名称の属性であれば「A市」という1つの属性又は「全て」という全ての属性だけが検査項目に対応付けられているが、これに限らない。例えば地域の属性として、「A市、C市」という2つの属性や3つ以上の属性が検査項目に対応付けられていてもよい。そうすることで、複数の地域で共通して必要な検査項目を表すことができる。
また、「N/A」は、該当する区分名称の属性が存在しないこと(つまり該当なし)を意味する。つまり、例えば、検査項目「K2−3」には「Bグループ」というグループの属性が対応付けられているが、地域及び業種としては「N/A」が対応付けられている。これは、Bグループ傘下の店舗等であれば、その地域や業種に関係なく検査項目「K2−3」の検査が必要となることを意味する。
なお、検査項目「K2−3」には「地域」及び「業種」の属性が対応付けられていないが、例えば「A市」という地域の属性と「飲食店」という業種の属性の両方に対応付けられた検査項目があってもよい。その検査項目は、例えばA市が飲食店向けに定めた食品衛生上の基準を満たすために必要な検査項目を意味する。同様に、「地域」、「業種」及び「グループ」の属性がいずれも対応付けられた検査項目があってもよい。
以上のとおり、項目記憶部101は、食品衛生に関する複数の検査項目と、それら複数の検査項目の各々が関連する検査対象の属性(検査項目に関連する検査対象の属性が複数あればいずれか1以上の属性)とを互いに対応付けて記憶する。項目記憶部101は本発明の「記憶部」の一例である。ここでいう「複数の属性」とは、「大項目」に区分される「従業員」及び「食材」等、「中項目」に区分される「手洗い」及び「服装」等、「地域」に区分される「全て」及び「A市」等、「業種」に区分される「全て」及び「飲食店」等、「グループ」に区分される「全て」及び「Bグループ」等である。
検査端末20では、項目記憶部101に記憶されている検査項目の一覧を表す検査リストを表示させるための操作が行われる。検査端末20の検査画像表示部201は、検査に関係する各種の画像を表示する。検査画像表示部201は、例えば、検査リストを表示させる操作を受け付けるための操作画像を表示する。
図7は表示された操作画像の一例を表す。図7の例では、検査画像表示部201は、「検査対象の属性を指定してください。」という文字列と、施設名の入力欄A1と、地域の属性の指定欄A2と、業種の属性の指定欄A3と、グループの属性の指定欄A4と、検査リストの生成ボタンB1とを含む検査画面を表示している。検査画像表示部201は、入力欄、各指定欄及びボタンの表示範囲を指定操作受付部202に通知する。
指定操作受付部202は、通知された表示範囲への操作を、検査対象の属性を指定する指定操作として受け付ける。各指定欄への操作は、文字列を入力する操作でもよいし、プルダウンされた属性の候補のいずれかを選択する操作でもよい。指定欄で属性を指定する操作(図7の例では「A市」及び「飲食店」が指定されている)と生成ボタンB1を押す操作とが行われたとする。
指定操作受付部202は、それらの操作を属性の指定操作として受け付け、入力された施設名及び指定された属性を示す属性データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の項目抽出部102は、送信されてきた属性データを受け取ると、受け取った属性データが示す属性に対応付けて項目記憶部101に記憶されている検査項目を抽出する。項目抽出部102は、指定された属性によって異なる検査項目群を抽出する。
図8は抽出された検査項目の例を表す。例えば「A市の飲食店」が属性として指定された場合、項目抽出部102は、「A市」に対応付けられた「K1−3」及び「飲食店」に対応付けられた「K1−6」という検査項目を含む検査項目群を抽出する。また、項目抽出部102は、「A市の喫茶店」が属性として指定された場合、「A市」に対応付けられた「K1−3」は含むが「飲食店」に対応付けられた「K1−6」は含まない検査項目群を抽出する。
また、項目抽出部102は、「C市の飲食店」が属性として指定された場合、「A市」に対応付けられた「K1−3」は含まないが「飲食店」に対応付けられた「K1−6」を含む検査項目群を抽出する。また、項目抽出部102は、「A市のグループB傘下の喫茶店」が属性として指定された場合、「飲食店」に対応付けられた「K1−6」は含まないが、「A市」に対応付けられた「K1−3」と、「グループB」に対応付けられた「K2−3」を含む検査項目群を抽出する。
また、項目抽出部102は、「C市のグループB傘下の喫茶店」が属性として指定された場合、「A市」に対応付けられた「K1−3」と「飲食店」に対応付けられた「K1−6」は含まないが、「グループB」に対応付けられた「K2−3」を含む検査項目群を抽出する。なお、項目抽出部102は、「全て」という属性に対応付けられた各検査項目を、いずれの検査項目群にも含めて抽出する。
なお、項目抽出部102は、例えば「A市、C市」に対応付けられた検査項目がある場合には、「A市」が指定された場合も「C市」が指定された場合もその検査項目を抽出する。一方、項目抽出部102は、例えば「A市」及び「飲食店」に対応付けられた検査項目がある場合には、「A市」だけが指定された場合も「飲食店」だけが指定された場合もその検査項目を抽出せず、「A市」と「飲食店」の両方が指定された場合にその検査項目を抽出する。
項目抽出部102は、受け取った属性データが示す施設名に対応する施設IDを発行し、施設名及び施設IDを互いに対応付けて自装置に記憶させておく。以降は、各施設のデータは施設IDに対応付けて管理される。項目抽出部102は、上記のとおり検査項目を抽出すると、抽出した検査項目を検査対象の施設IDと共に検査画像生成部103に供給する。
検査画像生成部103は、食品衛生の検査に関係する検査画像を生成する機能であり、例えば、供給された検査項目を一覧として表す検査リストを検査画像として生成する。検査画像生成部103は、例えば、施設名及び検査リストをブラウザに表示する際のデザインを表すHTML(HyperText Markup Language)文書と、各検査項目への入力結果を格納する検査結果テーブルとを含むリストデータを生成することで、検査リストを生成する。
検査画像生成部103は、生成したリストデータを検査画像出力部104に供給する。検査画像出力部104は、検査画像生成部103により生成された検査画像を出力する機能であり、例えば、供給されたリストデータを、属性の指定元である検査端末20に対して出力することで、検査リストという検査画像を出力する。検査端末20のリスト管理部203は、出力されてきたリストデータを受け取ると、受け取ったリストデータが示す検査リスト及び検査結果テーブルを記憶して管理する。
リスト管理部203は、記憶したリストデータが示すHTML文書を検査画像表示部201に供給する。検査画像表示部201は、供給されたHTML文書が示す施設名及び検査リストを検査画像として表示する。
図9は表示された検査リストの一例を表す。図9の例では、検査画像表示部201は、大項目である「従業員」のタブT1、「食材」のタブT2、「器具・食器」のタブT3、「保管状況」のタブT4及び「環境」のタブT5と、後述する「判定」のタブT6を含む検査リストを、タブT1を開いた状態で表示している。
「従業員」の表示領域C1には、中項目の「手洗い」の表示領域D1、「服装」の表示領域D2及び「手指目視検査」の表示領域D3等が含まれている。各中項目の表示領域には、検査項目「K−1」及び「K−2」等が表示されている。表示領域C1をスクロールさせると、表示されていない中項目の表示領域及び検査項目が表示される。検査項目の左側には、検査結果の入力操作を受け付けるNGボタンE1、写真ボタンE2、コメントボタンE3及びOKボタンE4が表示されている。
図10は入力操作が行われた状態の検査リストの一例を表す。NGボタンE1が押されると、「×」マーク(検査結果がNGであることを示すマーク)が表示され、OKボタンE4が押されると、「〇」マーク(検査結果がOKであることを示すマーク)が表示される。また、写真ボタンE2が押されると、写真入力欄E5が表示される。写真入力欄E5は、検査対象となる現場の写真を添付する領域である。
写真入力欄E5をタップすると、例えば検査端末20の撮像装置が起動されてユーザの操作により写真を撮影し、撮影された写真が写真入力欄E5に表示される。なお、写真入力欄E5をタップした場合に検査端末20に記憶されている撮影済みの写真を取り込めるようにしてもよい。
コメントボタンE3が押されると、コメント入力欄E6及びコメント例文一覧E7が表示される。コメント入力欄E6には、手入力でコメントを入力してもよいし、コメント例文一覧E7に含まれている例文を選択することでコメントを入力してもよい。検査画像表示部201は、各ボタン及び各入力欄の表示範囲を入力操作受付部204に通知する。
入力操作受付部204は、通知された表示範囲への操作を、検査結果の入力操作として受け付ける。入力操作受付部204は、入力操作を受け付けると、受け付けた入力操作の結果を検査画像表示部201に供給し、検査画像表示部201は、入力操作の結果を表示する。また、入力操作受付部204は、受け付けた入力操作の結果をリスト管理部203にも供給する。
リスト管理部203は、供給された入力操作の結果を検査結果として、記憶している検査結果テーブルに反映する。
図11は検査結果テーブルの一例を表す。検査結果テーブルには、「施設ID」、「検査回数」、「検査項目」、「NG」、「OK」、「写真」、「コメント」及び「入力日時」がそれぞれ対応付けて格納されている。
「施設ID」及び「検査回数」は、検査画像生成部103が検査結果テーブルを生成する際に格納されている。図11の例では、該当する施設IDの検査結果テーブルを初めて生成したので、「1」回が「検査回数」として格納されている。「NG」の入力は「×」、「OK」の入力は「〇」で表されている。写真は画像データのファイル名で、コメントはテキストデータのファイル名で表されている。入力日時は年月日で表されているが、詳細な時刻まで表されていてもよい。
集計処理部205は、検査結果テーブルに格納された検査結果を参照して、検査結果の集計処理を行う。集計処理とは、共通の検査結果(例えばOKの検査結果)の件数を合計した値を集計値として算出する処理である。また、集計処理には、算出した集計値に基づいてさらに別の値を算出する処理も含まれる。具体的には、集計処理部205は、OKの検査結果を集計し、検査項目の全体数に対するOKの集計値の割合(以下「評価率」と言う)を大項目毎及び全体について算出する処理を行う。
評価率は、この値が高いほど衛生管理のために実施すべき作業が実施されていることを意味する値であり、より安全な食品の供給が期待できることを示す指標として利用可能である。集計処理部205は、評価率の算出において、各検査項目の検査結果を一律ではなく重みを付けて扱う。例えば検査項目が50個ある場合、一律に扱うと1つのNGにつき評価率が2%減少する。
これに対し、各検査項目に重みを付けることで、例えば重要度が高い検査項目がNGだと3%減少し、重要度が低い検査項目だと1%減少するというように評価率が算出される。重要度とは、例えば、食品衛生に対する影響が大きい検査項目ほど重要度が高いという意味である。重要度を加味した重み付けをすることで、重要度を加味しない場合に比べて、評価率の上記指標としての信頼性を高めることができる。
検査画像表示部201は、図9に表す「判定」のタブT6を押す操作が行われると、集計処理部205に集計処理を要求する。検査画像表示部201は、要求に応答して供給される集計結果を表示する。
図12は表示された集計結果の一例を表す。検査画像表示部201は、大項目毎の評価率を示す結果表F1と、大項目毎の評価率を示すレーダーチャートF2とを表示している。
また、検査画像表示部201は、全体の評価率を「総合評価」として示し、総合評価に応じて決まる呼称である「優秀店」及び総合評価に応じて決まる評価ランクの「S」という文字列を表示している。これらの呼称及び評価ランクは、総合評価の値に応じて例えば「優秀店」及び「S」、「優良店」及び「A」、「良店」及び「B」、「要改善点」及び「C」というように定められる。
検査画面に表示されている確定ボタンB2を押す操作が行われると、入力操作受付部204がこの操作を検査結果の入力を確定させる確定操作として受け付け、リスト管理部203は、検査結果テーブルを示す結果データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の検査履歴蓄積部105は、送信されてきた結果データが示す検査結果テーブルを記憶することで、記憶した検査結果テーブルに格納された検査結果を検査の履歴として蓄積する。
また、検査履歴蓄積部105は、上記の検査結果(食品衛生に関する検査結果)を検査対象の複数の属性のうちのいずれかに対応付けて記憶する。検査履歴蓄積部105は、例えば、施設IDで識別される検査対象について指定された属性を項目抽出部102に問い合わせる。項目抽出部102は、該当する施設IDについて検査項目を抽出する際に用いた属性を検査履歴蓄積部105に供給する。検査履歴蓄積部105は、供給された属性に対応付けて検査結果を記憶する。
図13は記憶された検査結果及び属性の一例を表す。図13の例では、検査履歴蓄積部105は、図12に表す検査結果に、「A市」という地域の属性と、「飲食店」という業種の属性とを対応付けて記憶している。なお、グループの属性は記憶されていないので「なし」と表されている。また、蓄積された検査結果には、施設ID及び検査回数が含まれているため、どの施設の何回目の検査結果であるかが分かるようになっている。
上記の例では、検査画像生成部103が、複数の大項目の検査項目を表す検査リストを予め生成したが、大項目毎に検査リストを生成してもよい。例えば、項目抽出部102は、属性データを受け取ると、図9に表すように初期状態で表示される「従業員」に対応付けられた検査項目だけを抽出する。こうして抽出された検査項目を表す検査リストでも、図9に表す表示が可能である。
そして、例えば「食材」のタブT2を選択する操作が行われると、その操作を、「食材」という属性を指定する操作として指定操作受付部202が受け付ける。すると、項目抽出部102が「食材」に対応付けられた検査項目だけを抽出し、「食材」の検査項目を表す検査リストが表示される。以上のとおり、検査リストの生成方法には、全ての大項目の検査リストを予め生成する第1の方法と、大項目が指定されたときに該当する検査リストを生成する第2の方法とがある。
いずれの方法が用いられた場合でも、検査画像出力部104は、検査対象の属性(複数の属性のうちのいずれか)が指定されるとその属性に対応付けて記憶されている検査項目を一覧として表す検査リストを出力する。第1の方法の場合、「地域」、「業種」、「グループ」が指定されると、指定された属性に対応付けられた検査項目を表す検査リストが新たに生成されて出力される。
一方、図9に表す検査画面上で「大項目」が指定された場合、指定された大項目に対応付けられた検査項目の検査リストとして、既に生成されて出力された検査リストが画面上に表される。これに対し、第2の方法の場合、「地域」、「業種」、「グループ」及び「大項目」のいずれが指定された場合も、指定された属性に対応付けられた検査項目を表す検査リストが新たに生成されて出力される。
このように、検査画像出力部104は、検査端末20を表示手段として検査リストを出力してすぐにその検査リストを表示させる場合もあれば、検査端末20を記憶手段として検査リストを出力して後からその検査リストを表示させる場合もある。いずれの場合も、検査対象の属性を指定するだけで必要な検査項目を表す検査リストが出力されるので、必要な検査項目を個々に選択する場合に比べて、食品衛生管理のために必要な検査項目の利用を容易にすることができる。
検査履歴蓄積部105に蓄積された検査結果は、検査が行われた施設で事業を行う事業者が確認することができる。事業者端末30の検査画像表示部301、リスト管理部302及び入力操作受付部303は、検査端末20の検査画像表示部201、リスト管理部203及び入力操作受付部204と共通の機能であり、サーバ装置10から出力されてくる検査リストを表示し、入力操作を受け付ける。
ただし、他の事業者の検査結果が閲覧されないように、事業者の認証が行われる。事業者端末30の認証操作受付部304は、サーバ装置10に検査結果を要求する際に、検査結果が蓄積されている事業者であることを認証するための認証操作を受け付ける。認証操作は、例えば施設ID及びパスワードを入力する操作である。なお、施設IDの代わりに施設名や事業者名が用いられてもよいし、生体認証が用いられてもよい。
認証操作受付部304は、認証操作により入力された認証情報(施設ID及びパスワード等)を示す認証データをサーバ装置10に送信する。各事業者の認証情報は、予め登録作業が行われてサーバ装置10に記憶されているものとする。サーバ装置10の認証部106は、送信されてきた認証データが示す認証情報が自装置に記憶されている場合、検査結果を閲覧可能な事業者であることを認証する。
認証部106は、認証情報が自装置に記憶されていない場合は認証不可である旨を事業者端末30に通知する。認証部106は、認証した場合は認証情報に含まれる施設IDを検査履歴蓄積部105に供給する。検査履歴蓄積部105は、供給された施設IDに対応付けて蓄積している検査結果を検査画像生成部103に供給する。検査画像生成部103は、供給された検査結果を一覧で表す検査リストを生成する。
検査画像出力部104は、生成された検査リストを示すリストデータを、事業者端末30に対して出力する。この場合の事業者端末は検査結果の表示が許可された装置であり、本発明の「第1ユーザ装置」の一例である。また、検査画像出力部104は本発明の「結果出力部」の一例である。事業者端末30の検査画像表示部301は、出力されたリストデータが示す検査結果を表示する。
図14は表示された検査結果の一例を表す。図14の例では、検査画像表示部301が、「器具・食器」タブの表示領域に、検査結果がNGであった検査項目「K3−1」の写真入力欄E5及びコメント入力欄E6を表示している。また、検査画像表示部301は、写真入力欄E5及びコメント入力欄E6の下に改善後の入力欄として、新たなボタン群(NGボタン、OKボタン等)と、新たな写真入力欄E15と、新たなコメント入力欄E16及びコメント例文一覧E17とを表示している。
事業者の従業員は、NGを判断された検査項目について改善を行った場合、改善後の入力欄に写真やコメントを入力することができる。図12に表す集計結果については、新たに入力された改善結果を反映しなくてもよいし、反映してもよい。反映する際は、集計処理部205と共通する機能を事業者端末30に備えさせておけばよい。いずれの場合も、確定ボタンB2を押す操作が行われると、リスト管理部302が改善結果を反映した検査結果テーブルを示す結果データをサーバ装置10に送信する。
図15は改善結果を反映した検査結果テーブルの一例を表す。図15の例では、検査項目「K1−2」の検査結果が2行になり、1行目には元のNGの検査結果が格納され、2行目にはOKになった検査結果が格納されている。なお、単にOKにするだけでは本当に改善されたか否かを第三者に示すことができないので、写真の入力を必須とするか、写真及びコメントの両方の入力を必須とすることが望ましい。
そのために、例えば、リスト管理部302が、改善された検査項目に写真及びコメント(写真だけでもよい)が入力されていない場合は結果データを出力しないようにして、検査画像表示部301が、写真及びコメントの入力を促すメッセージを表示してもよい。検査履歴蓄積部105は、送信されてきた結果データが示す検査結果テーブルに格納された検査結果を、検査の履歴として蓄積する。
その際、検査結果テーブルには施設ID及び検査回数が含まれているので、検査履歴蓄積部105は、新たな検査結果を、施設ID及び検査回数が共通する元の検査結果と統合して蓄積する。こうして、検査履歴蓄積部105は、事業者端末30から送信されてきた新たな入力情報を、検査画像出力部104により出力された元の検査結果に対応付けて記憶する。新たな入力情報は本発明の「第1入力情報」の一例であり、検査履歴蓄積部105は本発明の「記憶部」の一例である。
以上のとおり改善結果が検査結果に反映されることで、次の検査を待たずに改善結果を記録することができる。また、改善された時期が記録されることで、事業者に対してより早く改善することへの動機付けをすることができる。ただし、事業者による自己検査は検査の専門家でないことや当事者であることから正確性に欠ける可能性がある。そこで、専門の検査員によるさらなる確認がされてもよい。
本実施例では、例えば、検査履歴蓄積部105が、事業者端末30から結果データを受け取ると、受け取った結果データを検査画像生成部103に供給する。検査画像生成部103は、供給された結果データが示す施設IDの施設で改善結果の入力があったことを伝達するための検査画像を生成し、検査画像出力部104が、生成された検査画像を、例えば該当する施設ID及び検査回数の検査を行った検査端末20に出力する。なお、検査画像の出力先は、他の担当者の端末であってもよいし、担当者等の電子メールアドレスやSNS(Social Networking Service)のアカウントであってもよい。
図16は表示された検査画像の一例を表す。図16の例では、検査端末20の検査画像表示部201が、「以下の検査結果に改善結果の入力があります。」という改善結果の入力があったことを示す文字列と、改善結果が入力された施設の施設名が「レストランR」で検査回数が「1回」であることを示す文字列と、改善結果の表示ボタンB11とを含む検査画像G11を表示している。
検査画像表示部201は、検査画像G11を受け取ると、例えば自装置の表示面にポップアップ画像を表示して、ポップアップ画像が選択された場合に検査画像G11を表示する(プッシュ型の通知)。なお、検査画像表示部201は、検査画像G11を受け取った後に初めて検査員が別の検査等を行うために検査画面を表示する操作を行った際に、検査画像G11を表示してもよい(プル型の通知)。
また、検査画像表示部201は、検査画像を受け取る度ではなく、一定期間が経過する度に(例えば1週間毎に)ポップアップ画像を表示してもよい。その場合、検査画像表示部201は、一定期間の間に受け取った検査画像を並べて表示する。表示ボタンB11を押す操作が行われると、サーバ装置10の検査画像生成部103、検査画像出力部104及び検査履歴蓄積部105が上記の例と同様に協働し、表示ボタンB11と共に表示されていた施設IDに対応付けられた検査結果を示すリストデータを検査端末20に対して出力する。
ここで、本実施例では、検査端末20には全ての検査結果の表示が許可されているものとする。つまり、検査画像出力部104は、事業者端末30において入力された入力情報の表示が許可された検査端末20に対してその入力情報を出力する。この場合の検査画像出力部104は本発明の「情報出力部」の一例である。検査端末20の検査画像表示部201は、出力されたリストデータが示す検査結果を表示する。
図17は表示された検査結果の一例を表す。図17の例では、検査画像表示部201が、図14に表す写真入力欄E15及びコメント入力欄E16の下に、「検査員コメント」という文字列とコメント入力欄E26とを表示している。検査員は、写真入力欄E15の写真及びコメント入力欄E16のコメントを確認して、補足又は修正すべき点などがあればコメントを入力することができる。なお、図17の例では検査員のコメントが改善結果のコメントとは別のコメント入力欄E26に追記されているが、コメント入力欄E16への入力にして改善結果のコメントを修正させてもよい。
検査員によるコメントの入力後、図12に表す確定ボタンB2を押す操作が行われると、リスト管理部203が検査員のコメントを反映した検査結果テーブルを示す結果データをサーバ装置10に送信する。
図18は検査員のコメントを反映した検査結果テーブルの一例を表す。図18の例では、検査項目「K1−2」の検査結果が3行になり、3行目には検査員のコメントを示すテキストデータが格納されている。
こうして、検査履歴蓄積部105は、検査端末20から送信されてきた新たな入力情報を、検査画像出力部104により出力された元の入力情報(事業者端末30において入力された入力情報)に対応付けて記憶する。この場合の検査端末20は本発明の「第2ユーザ装置」の一例であり、検査端末20において入力された入力情報は本発明の「第2入力情報」の一例である。
以上のとおり検査員によるコメントが付加されることで、コメントが付加されない場合に比べて、事業者が行った改善活動に対する検査結果の客観性を向上させることができる。なお、検査員によるコメントは、現場に行かないで行われることが想定される。現場に行かなくても事業者のコメントから改善状況を判断できることもあり得るが、やはり事業者による入力情報には写真が含まれていることが望ましい。
そこで、検査履歴蓄積部105は、事業者端末30において入力された入力情報に写真が含まれている場合のみ、その入力情報を検査結果に対応付けて記憶するようにしてもよい。例えば改善後の入力情報に写真が含まれていないのに確定ボタンB2を押す操作が行われると、図15に表すような同じ検査項目の2行の検査結果の2行目に写真データが格納されていない検査データが事業者端末30から送信されてくる。
検査履歴蓄積部105は、その状態の結果データを受け取ると、検査結果を記憶せずに、写真データの添付を要求する要求画像の生成及び出力を検査画像生成部103及び検査画像出力部104に指示する。検査画像生成部103及び検査画像出力部104が指示された要求画像を出力し、検査画像表示部301が要求画像を表示することで、事業者の従業員に写真の入力を促すことができる。また、写真がない状態では改善後の入力情報を記憶しないようにすることで、写真の有無に関わらず記憶する場合に比べて、改善後の入力情報の信頼性を高めることができる。
続いて、検査結果の分析に関係する機能について説明する。分析者端末40の分析画像表示部401は、検査結果の分析に関する画像を表示する。分析画像表示部401は、例えば、分析対象を指定するための画像を表示する。
図19は表示された分析に関する画像の一例を表す。図19の例では、分析画像表示部401は、「分析対象を指定してください。」という文字列と、施設名/施設ID入力欄A11と、分析情報表示ボタンB3とを含む分析画面を表示している。
また、分析画像表示部401は、分析画面において、地域入力欄A21、業種入力欄A22及びグループ入力欄A23と、分析情報表示ボタンB4も表示している。分析操作受付部402は、各入力欄及びボタンへの操作を、検査結果の分析に関する分析操作として受け付ける。図19の例では、分析操作受付部402は、施設名/施設ID入力欄A11への「ID001」、「ID002」及び「ID003」という施設IDの入力を受け付けている。
分析操作受付部402は、図19の状態で分析情報表示ボタンB3を押す操作を受け付けると、施設名/施設ID入力欄A11に入力されている施設ID(施設名でもよい)を示す指定データをサーバ装置10に送信する。サーバ装置10の分析処理部107は、送信されてきた指定データを受け取ると、受け取った指定データが示す分析対象の検査結果を分析する分析処理を行う。
まず、分析処理部107は、検査履歴蓄積部105に蓄積された検査結果から、指定データが示す分析対象の検査結果を抽出する。分析処理部107は、抽出した検査結果を分析対象毎に集計し、集計した値を元に例えば1回の検査毎の評価率(検査項目の全体数に対する「OK」であった検査項目の数の割合)を算出する。その際、分析処理部107は、上述した集計処理部205と同様に、各検査項目の検査結果に重みを付けて評価率を算出する。
また、分析処理部107は、算出した評価率の平均値、最大値及び最小値等の統計量を算出する。また、分析処理部107は、算出した評価率の時系列での変化を示すグラフを生成する。以上のとおり算出された評価値、統計量及び生成されたグラフは、いずれも、分析対象における食品衛生の評価を示す評価情報である。分析処理部107は、それらの評価情報を生成すると、生成した評価情報を示す評価データを分析者端末40に対して出力する。分析者端末40の分析画像表示部401は、出力されてきた評価データが示す評価情報を表示する。
図20(図20A、図20B)は表示された評価情報の一例を表す。図20Aでは、分析画像表示部401は、図19の例で指定された「ID001」、「ID002」及び「ID003」という施設IDの各施設における評価率の最新値、平均値、最大値及び最小値を示す統計量テーブルを評価情報として表示している。また、図20Bでは、分析画像表示部401は、それらの施設における評価率の時系列での変化を示すグラフを評価情報として表示している。
図20の例であれば、例えば最小値が95%で平均値が98%のID002の施設は安定して食品衛生が守られていると分析される。また、ID001の施設は前回の検査まで改善を重ねてID002の施設よりも評価率が高くなったが、最新の検査では評価率が急落しており、何か原因があることが予想される。また、ID003の施設は前々回まで90%未満と低迷していたが、最新の2回は95%以上になり何らかの改善策が行われたと予想される。
図19の分析画面で分析対象が属性で指定された場合、分析操作受付部402は、指定された属性を示す指定データをサーバ装置10に送信する。ここで、検査履歴蓄積部105は、図13の説明で述べたとおり、検査結果を検査対象の属性に対応付けて記憶している。分析処理部107は、指定データが示す属性に対応付けて記憶されている検査結果を抽出し、例えば図20の例と同様の評価情報を生成して出力する。
図21(図21A、図21B、図21C、図21D)は出力された評価情報の例を表す。例えば図21Aでは、「A市」、「C市」及び「D市」等の地域が属性として指定された場合の統計量テーブルが表されている。図21Bでは、「飲食店」、「喫茶店」及び「食品工場」等の業種が属性として指定された場合の統計量テーブルが表されている。図21Cでは、「B」、「E」及び「F」等のグループが属性として指定された場合の統計量テーブルが表されている。
また、図21Dでは、「A市飲食店」、「A市喫茶店」及び「C市飲食店」等の地域及び業種の組が属性として指定された場合の統計量テーブルが表されている。このように、複数の属性が分析対象として指定されてもよい。以上のとおり、分析処理部107は、複数の属性のいずれかの属性が指定されるとその属性に対応付けて検査履歴蓄積部105に記憶されている検査結果の集計値に基づき表される評価情報を出力する。分析処理部107は本発明の「評価情報出力部」の一例である。
上記のとおり指定された属性毎に評価情報が出力されることで、属性毎の評価情報が出力されない場合に比べて、例えば食品衛生の取り組みが進んでいる地域やグループを特定して参考にしたり、食品衛生の取り組みに課題がある業種を特定して原因を分析したりするというように、食品衛生の改善策の様々な切り口での検討を容易にすることができる。
図21の例では、分析処理部107が統計量テーブルだけを評価情報として出力していたが、図20の例と同様に評価率の時系列変化を示すグラフを評価情報として出力してもよい。また、図20の例で指定された施設IDも検査対象の複数の属性のうちの1つである。つまり、分析処理部107は、集計値に基づき算出される値(例えば評価率)の時系列での変化を示す情報を評価情報として出力してもよい。これにより、食品衛生の管理状況の改善及び悪化の傾向を把握することができる。
また、分析処理部107は、本実施例では評価率を評価情報として出力している。評価率は、検査結果の集計値に基づいて算出されるが、上述したとおり、その集計値の元になる検査結果毎に異なる重みを付けて算出されている。評価率は本発明の「所定の値」の一例である。この場合も、検査項目の重要度を加味した評価率を算出することができ、上述したように、重要度を加味しない場合に比べて、評価率自体の信頼性を高めることができる。
サーバ装置10及び検査端末20は、上記の構成に基づいて、検査リストを表示して検査結果を蓄積する検査処理を行う。
図22は検査処理における各装置の動作手順の一例を表す。図22の動作手順は、例えば、検査員が検査端末20を操作して図7に表す操作画像を表示させることを契機に開始される。
まず、検査端末20(指定操作受付部202)は、検査対象の属性を指定する指定操作を受け付ける(ステップS11)。次に、検査端末20(指定操作受付部202)は、指定された属性を示す属性データをサーバ装置10に送信する(ステップS12)。サーバ装置10(項目抽出部102)は、送信されてきた属性データが示す属性に対応付けて項目記憶部101に記憶されている検査項目を抽出する(ステップS13)。
続いて、サーバ装置10(検査画像生成部103)は、抽出された検査項目を一覧として表す検査リスト及び検査結果テーブルを含むリストデータを生成する(ステップS14)。そして、サーバ装置10(検査画像出力部104)は、生成されたリストデータを検査端末20に対して出力する(ステップS15)。検査端末20(リスト管理部203)は、出力されてきたリストデータを記憶する(ステップS16)。
次に、検査端末20(検査画像表示部201)は、記憶されたリストデータが示す検査リストを表示する(ステップS17)。続いて、検査端末20(入力操作受付部204)は、検査結果の入力操作を受け付ける(ステップS21)。次に、検査端末20(リスト管理部203)は、入力操作の結果を検査結果として検査結果テーブルに反映する(ステップS22)。
続いて、検査端末20(集計処理部205)は、検査結果テーブルに格納された検査結果を参照して、検査結果の集計処理を行う(ステップS23)。次に、検査端末20(検査画像表示部201)は、集計処理の結果を表示する(ステップS24)。続いて、検査端末20(入力操作受付部204)は、検査結果の入力を確定させる確定操作を受け付ける(ステップS31)。
次に、検査端末20(リスト管理部203)は、検査結果テーブルを示す結果データをサーバ装置10に送信する(ステップS32)。サーバ装置10(検査履歴蓄積部105)は、送信されてきた結果データが示す検査結果テーブルに格納された検査結果を、検査対象の属性に対応付けて蓄積する(ステップS33)。ステップS33の後は、蓄積された検査結果を事業者に提示する提示処理が行われる。
図23は提示処理における各装置の動作手順の一例を表す。図23の動作手順は、例えば、事業者の従業員が事業者端末30に対して認証操作を行うことを契機に開始される。まず、事業者端末30(指定操作受付部202)は、認証操作を受け付けると(ステップS31)、認証データをサーバ装置10に送信する(ステップS32)。サーバ装置10(認証部106)は、送信されてきた認証データに基づき事業者を認証する(ステップS33)。
続いて、サーバ装置10(検査画像生成部103)は、認証された事業者の検査結果を一覧として表す検査リスト及び検査結果テーブルを含むリストデータを生成する(ステップS34)。次に、サーバ装置10(検査画像出力部104)は、生成されたリストデータを検査端末20に対して出力する(ステップS35)。事業者端末30(リスト管理部302)は、出力されてきたリストデータを記憶する(ステップS36)。
次に、事業者端末30(検査画像表示部301)は、記憶されたリストデータが示す検査リストを表示する(ステップS37)。続いて、事業者端末30(入力操作受付部303)は、改善後の入力情報、すなわち改善結果の入力操作を受け付ける(ステップS41)。次に、事業者端末30(リスト管理部302)は、入力された改善結果を検査結果テーブルに反映する(ステップS42)。
続いて、事業者端末30(入力操作受付部303)は、改善結果の入力を確定させる確定操作を受け付ける(ステップS43)。次に、事業者端末30(リスト管理部302)は、改善結果を反映した検査結果テーブルを示す結果データをサーバ装置10に送信する(ステップS44)。サーバ装置10(検査履歴蓄積部105)は、送信されてきた結果データが示す検査結果テーブルに格納された改善結果を元の検査結果に対応付けて蓄積する(ステップS45)。
ステップS33の後は、提示処理の他に、蓄積された検査結果を分析する分析処理が行われる。
図24は分析処理における各装置の動作手順の一例を表す。図24の動作手順は、例えば、分析の担当者が分析者端末40に対して分析画面を表示させることを契機に開始される。
まず、分析者端末40(分析操作受付部402)は、分析対象の属性を指定する指定操作を受け付け(ステップS51)、指定された属性を示す指定データをサーバ装置10に送信する(ステップS52)。サーバ装置10(分析処理部107)は、送信されてきた指定データが示す分析対象の検査結果を抽出する(ステップS53)。次に、サーバ装置10(分析処理部107)は、抽出した検査結果を集計して評価率を算出する(ステップS54)。
続いて、サーバ装置10(分析処理部107)は、算出した評価率に基づき算出される統計量を示す統計量テーブルを生成する(ステップS55)。次に、サーバ装置10(分析処理部107)は、算出した評価率の時系列変化を示すグラフを生成する(ステップS56)。そして、サーバ装置10(分析処理部107)は、生成した統計量テーブル及び時系列グラフを評価情報として示す評価データを分析者端末40に対して出力する(ステップS57)。分析者端末40(分析画像表示部401)は、出力されてきた評価データが示す評価情報を表示する(ステップS58)。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]属性
検査対象の属性は上述したものに限らない。例えば図11及び図13等に表す施設ID及び検査回数も、検査対象の属性である。施設ID及び検査回数を指定することで、特定の施設の特定の回の検査結果の評価情報を出力させて分析することができる。また、複数の施設IDを指定することで、複数の施設における評価情報を比較して分析することができる。
他にも、例えば検査対象の施設において特定の役割を有する者(店長及び料理長等)や施設の食品衛生を監督する監査会社が検査対象の属性として用いられてもよい。これらは、実施例で述べた地域等と同様に食品衛生管理の実施状況に影響する属性であり、これらの属性を指定することで、各属性が評価率に与えた影響(例えば評価率の向上に貢献又は評価率の低下の原因)を分析することができる。
[2−2]分析処理
分析処理部107は、実施例とは異なる分析処理を行ってもよい。分析処理部107は、例えば、所定の特徴を有する変化が評価率の時系列変化を示すグラフに現れる場合に、その変化が現れた時期に同様に変化した属性を特定する処理を分析処理として行ってもよい。
本変形例では、検査履歴蓄積部105が、上述した属性とは別に、「店長」、「料理長」及び「監査会社」という属性を検査結果に対応付けて蓄積する。これらの属性は、例えば検査員が検査の際に事業者に確認して検査結果と共に入力することで、毎回の検査結果に対応付けて蓄積される。例えば或る店舗Sの施設IDに対応付けて蓄積された属性について図25を参照して説明する。
図25は蓄積された属性の一例を表す。図25の例では、4回前の検査から最新の検査までの5回の検査における属性が蓄積されている。「店長」は5回とも「G氏」だが、「料理長」は、4回前まで「I氏」だったが3回前から「I氏」に替わり、「監査会社」は2回前まで「J社」だったが1回前から「K社」に替わっている。店舗Sの評価率の時系列変化を示すグラフを図26に表す。
図26は評価率の時系列変化を示すグラフの一例を表す。図26の例では、4回前から2回前までは評価率が95%以上で推移していたが、1回前に85%近くまで急激に減少し、最新の評価率も90%未満になっている。分析処理部107は、このような急激な減少を所定の特徴として判断する。具体的には、例えば、分析処理部107は、評価率が過去3回の平均値よりも10%以上減少した場合に急激な減少という特徴が現れたと判断する。
分析処理部107は、2回前から1回前にかけて急激な減少が現れているので、2回前から1回前にかけて変化した属性として、図25の例であれば「J社」から「K社」に変化した「監査会社」という属性を特定する。分析処理部107は、特定した属性を分析結果として示す分析結果データを分析者端末40に対して出力する。図26の例では、分析処理部107が特定した属性と共に評価率のグラフを示す分析結果データを出力している。
特定された属性は、「2回前と1回前の間に監査会社がJ社からK社に替わっています。」という文字列によって表されている。以上のとおり、分析処理部107は、所定の特徴を有する変化が評価率の時系列での変化を示す情報(例えばグラフ)に現れる場合に、その変化が現れた時期に変化した属性を出力する。本変形例の分析処理部107は本発明の「属性出力部」の一例である。
上記のとおり分析結果データが出力されることで、食品衛生管理の実施状況の変化に強い影響を与えた可能性がある要素(図26の例では監査会社の変更)を把握することができる。なお、評価率の時系列変化を示すグラフに現れる所定の特徴は、上述した急激な減少に限らない。例えば急激な増加であってもよい。その場合も、食品衛生管理の実施状況を急激に改善した可能性がある要素を把握して、参考にすることができる。
また、例えば減少幅は小さくても3回連続減少が続いた場合や反対に3回連続増加が続いた場合を所定の特徴としてもよい。その場合、分析処理部107は、3回連続の変化が始まった時期に変化した属性を特定する。また、分析処理部107は、90%以上の場合はどのように変化してもよいが90%未満の場合は2回連続減少すると所定の特徴が現れたものとして変化した属性を特定してもよい。
その場合も、分析処理部107は、2回連続の変化が始まった時期に変化した属性を特定する。いずれの場合も、評価率に好ましくない変化が現れた時期又は好ましい変化が現れた時期に変化した属性が出力されることで、食品衛生管理の実施状況をそのように変化させた可能性がある要素を把握して、実施状況の改善に役立て又は他の検査対象における改善活動の参考にすることができる。
[2−3]属性の指定方法
実施例では、図6に表す検査画面で「地域」、「業種」及び「グループ」が属性として指定されたが、この時点で「大項目」及び「中項目」が指定されてもよい。その場合、検査画像出力部104は、指定された大項目及び中項目に絞り込んだ検査リストを出力する。例えば、店舗の従業員が一度に全ての検査項目を検査せずに何日かかけて検査を行うといった場合に、当日行う検査項目に絞り込んだ検査リストへのカスタマイズを検査の度に行うことができる。
また、実施例では、検査員が検査端末20を操作して属性を指定したが、属性の指定方法はこれに限らない。例えば検査対象の施設の従業員が検査を行うため、検査事業者が検査端末20を従業員に貸し出す場合がある。その場合は、検査事業者の作業員が予め検査端末20を操作して属性を指定して、検査リストを表示可能にしておいてもよい。
また、従業員の所有する端末を検査端末20として用いる場合、検査事業者が所有する別の端末を操作して属性を指定して、検査リストを表示可能にしておいてもよい。この場合、該当する検査対象の検査リストを表示するためのアクセス情報(URL(Uniform Resource Locator)、ユーザID及びパスワード等)が従業員に伝えられて、伝えられたアクセス情報を用いて従業員が検査端末20に検査リストを表示させる。
また、検査対象の施設の名称等(名称又はID)と属性とを予め対応付けておき、施設の名称等を入力させることで間接的に検査対象の属性を指定させてもよい。例えば図6に表すBグループに属する全店舗の施設の名称等をBグループに対応付けてサーバ装置10が記憶しておく。そして、該当する施設の名称等が入力されると、項目抽出部102が、入力された名称等の施設が属するBグループが属性として指定されたと判断して検査項目を抽出する。
[2−4]機械検査
各検査項目の検査を人ではなく機械(コンピュータ)が行ってもよい。その場合、サーバ装置は、例えば、写真を解析して食品衛生の検査を行う検査機能を備える。検査機能は、例えば、予め検査対象(場所、設備及び食品等)の様々な状態の写真を「OK」又は「NG」に対応付けて記憶しておく。
そして、検査機能は、例えば検査履歴蓄積部105に蓄積されている検査結果に含まれる検査対象の写真を参照し、記憶している写真のうち算出される特徴量が検査対象の写真に類似するものを特定する。検査機能は、特定した写真が「OK」に対応付けられいれば「OK」と判断し、特定した写真が「NG」に対応付けられいれば「NG」と判断する。また、検査機能は、さらに、人が行った検査結果を参考にして、検査結果の判断方法を学習(いわゆる機械学習を)してもよい。
検査機能は、機械学習の方法として、例えば、ニューラルネットワーク(Neural Network)、その階層をさらに深くした深層学習(Deep Learning)、SVM(Support Vector Machine)、クラスタ分析又はベイジアンネットワーク等の手法を用いる。また、検査機能は、人工知能(AI:Artificial Intelligence)の技術が発展した際には、検査の判断方法を学習させた人工知能の技術を用いて検査結果を判断してもよい。
なお、全ての検査項目を機械検査するのではなく、人と機械検査で検査項目を分担してもよい。また、機械検査がされた検査項目を人が確認して精査するようにしてもよく、そうすることで、検査員の検査の傾向を検査機能に学習させてもよい。いずれの場合でも、検査の現場で必要な画像を撮影したり従業者にヒアリングをしたりする作業は検査員が行わなければならないので、検査員は、他の作業の時間を確保するために検査機能を利用すればよい。
[2−5]各機能を実現する装置
図5に表す各機能を実現する装置は、上述した装置に限らない。例えば、サーバ装置10が実現する機能を検査端末20又は分析者端末40が実現してもよい。その場合、検査端末20が本発明の「情報処理装置」の一例となる。また、検査端末20が実現する機能の一部(例えば集計処理部205)をサーバ装置10が実現してもよい。
また、反対に、サーバ装置10が実現する機能の一部(例えば分析処理部107)を検査端末20又は分析者端末40が実現してもよい。その場合、検査端末20又は分析者端末40は、サーバ装置10に記憶されている検査結果及び属性を取得して自装置のメモリに一時的に記憶させ、評価情報の生成及び出力等を行う。この場合の検査端末20又は分析者端末40も本発明の「情報処理装置」の一例となる。
また、サーバ装置10が実現する機能を2以上の装置で分担して実現してもよいし、検査端末20、事業者端末30及び分析者端末40がそれぞれ1台の端末で実現する機能を2以上の装置で分担して実現してもよい。また、各機能が実行する動作を2以上の機能で分担して実行してもよい。例えば分析処理部107が行う検査結果の抽出、集計及び算出等の動作を別々の機能が実行してもよい。いずれの場合も、検査支援システム1の全体で図5に表す各機能が実現されていればよい。
[2−6]集計処理と分析処理
集計処理部205が行う集計処理(評価率を算出する処理)は、分析処理部107が行う分析処理と重複している。そこで、検査端末20から集計処理部205を除き、分析処理部107が集計処理を行ってもよい。その場合、「判定」のタブT6が選択されると、リスト管理部203がその時点で記憶している検査結果テーブルを示す結果データをサーバ装置10に送信する。
分析処理部107は、受け取った結果データが示す検査結果に基づき集計処理を行い、算出した評価値を検査画像生成部103に供給する。検査画像生成部103が図12に表す集計結果を示す画像を生成して検査画像出力部104が生成された画像を出力する。検査画像表示部201は出力されてきた集計結果を示す画像を表示する。本変形例では、検査画像出力部104が、検査対象の検査に用いられる検査項目を表示する表示手段、すなわち検査端末20に対して、評価情報である評価率を出力することになる。
検査端末20は、検査の現場に持ち込まれて検査項目を表示ながら検査を支援する。その検査端末20に評価情報を出力することで、検査したその場で検査結果の評価情報を現場の従業員等に見せることができる。検査作業中は食品衛生に対する意識が高まっている状態なので、その状態のときに評価情報により自分達の食品衛生に対する取り組みがどの程度のレベルにあるかを知ってもらうことで、後から評価情報を見る場合に比べて、その後の改善活動に対する意欲を高めることができる。
なお、検査端末20のリスト管理部203も、図11に表すように、検査結果を検査対象の属性である施設ID及び検査回数に対応付けて記憶している。また、集計処理部205は、判定のタブT6が選択されると、検査中の施設の施設IDが指定されたものとして、図12に表すように検査結果の集計値に基づき算出した評価情報である評価率を検査画像表示部201を介して自端末が備える表示手段であるディスプレイに出力する。
そして、実施例では、集計処理部205が、検査対象の検査に用いられる検査項目を表示する表示手段、すなわち検査端末20のディスプレイに対して、前述した検査画像出力部104と同様に評価率を出力している。つまり、リスト管理部203は本発明の「記憶部」の一例であり、集計処理部205は本発明の「評価情報出力部」の一例であると言える。実施例においても、検査したその場で検査結果の評価情報を現場の従業員等に見せることができ、改善活動に対する意欲を高めることができる。
[2−7]検査結果
検査履歴蓄積部105は、実施例では、検査員が入力した情報を検査結果として蓄積したが、これに限らない。例えば、検査履歴蓄積部105は、冷蔵庫等の設備に備えられたセンサの測定値(温度及び湿度等)を記録するシステムから取得される測定値を検査結果として蓄積してもよい。なお、センサの測定値は、センサからサーバ装置10に直接送信されてきてもよい。
また、検査履歴蓄積部105は、検査対象の施設で取り扱われる食品の微生物検査や理化学検査の結果を記録するシステムから取得される食品検査の情報を検査結果として蓄積してもよい。外部システムから検査結果を取得する場合、検査員による検査結果の蓄積(検査結果のアップロード)とは異なるタイミングになりやすいので、検査員による検査結果と対応付ける条件を定めておくことが望ましい。
例えば、検査履歴蓄積部105は、外部システムから取得された検査結果は常に最新の検査員による検査結果に対応付けてもよいし、検査員による検査結果と記憶してから一定期間が過ぎると、まだ取得されていない次の検査結果に対応付けるようにしてもよい(例えば検査員による検査の前後半年の検査結果を検査員による検査結果に対応付ける)。いずれの場合も、外部システムで取得される温度等の情報を記録して検査結果を補強することができる。
[2−8]発明のカテゴリ
本発明は、上述したサーバ装置10、検査端末20、事業者端末30及び分析者端末40という各情報処理装置の他、各情報処理装置を備える情報処理システム(検査支援システム1はその一例)としても捉えられる。また、本発明は、各情報処理装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、各情報処理装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。本発明として捉えられるプログラムは、プログラムを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせ、ダウンロードしたプログラムをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。

Claims (8)

  1. 地域、業種又はグループのうちの2以上の区分にそれぞれ仕分けられる属性と、当該属性に関して定められた食品衛生上の基準を満たす検査項目とを、複数の前記検査項目について記憶する項目記憶部と、
    前記属性が指定されると、指定された属性に対応する前記検査項目を表す検査リストを出力するリスト出力部と、
    出力された前記検査リストを用いて行われた各検査項目の検査の結果を記憶する結果記憶部と、
    2以上の属性が指定されると当該2以上の属性に重複して対応する前記検査項目の検査結果の集計値に基づき表される、前記食品衛生の評価を示す評価情報を出力する評価情報出力部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記評価情報出力部は、前記集計値に基づき算出される値の時系列での変化を示す情報を前記評価情報として出力する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 所定の特徴を有する変化が前記時系列での変化を示す情報に現れる場合に、当該変化が現れた時期に変化した属性を出力する属性出力部を備える
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記評価情報出力部は、前記集計値に基づき算出される所定の値を前記評価情報として出力する場合に、当該集計値の元になる検査結果毎に異なる重みを付けて算出される値を前記評価情報として出力する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記検査結果の表示が許可された第1ユーザ装置に対して当該検査結果を出力する結果出力部を備え、
    前記結果記憶部は、前記第1ユーザ装置から送信されてきた第1入力情報を、出力された前記検査結果に対応付けて記憶する
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1入力情報の表示が許可された第2ユーザ装置に対して当該第1入力情報を出力する情報出力部を備え、
    前記結果記憶部は、前記第2ユーザ装置から送信されてきた第2入力情報を、出力された前記第1入力情報に対応付けて記憶する
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記結果記憶部は、前記第1入力情報に写真が含まれている場合のみ、当該第1入力情報を前記検査結果に対応付けて記憶する
    請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 前記評価情報出力部は、前記検査項目を表示する表示手段に対して前記評価情報を出力する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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