JP4977171B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、飲食店等の、食品を取り扱う施設における食中毒の予防をより効果的に行うことができるようにする情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、外食産業の活発化に伴い、飲食店等における衛生管理の強化が求められている。
特に、飲食店においては、細菌による食中毒の発生について、様々な対策が求められている。
そこで、食材に繁殖する各種の細菌類の、環境温度に対する増殖率と、食材別の環境温度の履歴情報とに基づいて、その食材を使用した食品に関する細菌類別の増殖履歴を演算することで、細菌がどの程度増殖するかを定量的に推定できるようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−176772号
しかしながら、飲食店において食材を扱う従業者の衛生管理に対する意識が低ければ、上述した手法により、食中毒の原因となる細菌類がどのように増殖したかを究明することができても、細菌類の繁殖自体を抑制することはできず、食中毒の予防を効果的に行うことができない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、特に、従業者の衛生管理に対する意識を高め、飲食店等の食品を取り扱う施設における食中毒の予防をより効果的に行うようにするものである。
本発明の一側面の情報処理装置は、複数のレベルのいずれかをユーザに選択させることで、食品を取り扱う施設および前記施設の従事者の衛生度に関する評価情報を入力させる入力手段と、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態をスコア化する衛生管理評価手段と、前記施設および前記従事者の細菌に関する項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記従事者の細菌に関する情報をスコア化する細菌関連情報評価手段と、前記施設の顧客の視点からの前記施設および前記従事者の衛生管理の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設の顧客の視点からの、前記施設および前記従事者の衛生管理の状態をスコア化する顧客視点衛生管理評価手段と、前記スコアが複数の段階評価のどれに該当するかを示す基準スコア情報と、前記複数の段階評価それぞれに対応するコメントを記憶する基準スコア情報記憶部と、前記基準スコア情報に基づいて、前記施設および前記従事者の前記衛生管理の状態、前記細菌に関する情報、および、前記顧客の視点からの前記衛生管理の状態のそれぞれの前記段階評価を決定し、決定された前記段階評価と、その段階評価に対応するコメントを、分析結果として出力する分析手段とを備え、前記施設の細菌に関する項目では、細菌の種類毎に、細菌数に応じて前記複数のレベルが設定されており、前記従事者の細菌に関する項目には、前記従事者に対する細菌検査の実施率として検便提出率およびノロウイルス検査実施率があり、前記実施率に応じて前記複数のレベルが設定されている
前記施設の細菌に関する項目の細菌の種類には、大腸菌とサルモネラ菌を少なくとも含むようにすることができる。
前記情報処理装置には、前記分析手段による分析結果の表示を制御する表示制御手段をさらに設けることができる。
前記情報処理装置には、複数の前記情報処理装置の、前記分析手段による分析結果を記録する管理装置への、前記分析手段による分析結果の送信を制御する送信制御手段と、前記管理装置から送信されてくる、前記情報処理装置毎の衛生度の前記分析結果が順位付けされたランキングを表すランキング情報の受信を制御する受信制御手段をさらに設け、前記表示制御手段には、前記受信制御手段によって受信が制御された前記ランキング情報に基づいて、衛生度の前記ランキングの表示を制御させることができる。
本発明の一側面の衛生管理方法は、食品を取り扱う施設および前記施設の従事者の衛生度に関する情報を処理する情報処理装置による情報処理方法であって、前記情報処理装置が、複数のレベルのいずれかをユーザに選択させることで、前記施設および前記従事者の衛生度に関する評価情報を入力させる入力ステップと、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態をスコア化する衛生管理評価ステップと、前記施設および前記従事者の細菌に関する項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記従事者の細菌に関する情報をスコア化する細菌関連情報評価ステップと、前記施設の顧客の視点からの前記施設および前記従事者の衛生管理の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設の顧客の視点からの、前記施設および前記従事者の衛生管理の状態をスコア化する顧客視点衛生管理評価ステップと、基準スコア情報記憶部に記憶されている、前記スコアが複数の段階評価のどれに該当するかを示す基準スコア情報と、前記複数の段階評価それぞれに対応するコメントに基づいて、前記施設および前記従事者の前記衛生管理の状態、前記細菌に関する情報、および、前記顧客の視点からの前記衛生管理の状態のそれぞれの前記段階評価を決定し、決定された前記段階評価と、その段階評価に対応するコメントを、分析結果として出力する分析ステップとを含み、前記施設の細菌に関する項目では、細菌の種類毎に、細菌数に応じて前記複数のレベルが設定されており、前記従事者の細菌に関する項目には、前記従事者に対する細菌検査の実施率として検便提出率およびノロウイルス検査実施率があり、前記実施率に応じて前記複数のレベルが設定されている
本発明の一側面のプログラムは、食品を取り扱う施設および前記施設の従事者の衛生度に関する情報を処理するコンピュータに、複数のレベルのいずれかをユーザに選択させることで、前記施設および前記従事者の衛生度に関する評価情報を入力させる入力ステップと、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態をスコア化する衛生管理評価ステップと、前記施設および前記従事者の細菌に関する項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記従事者の細菌に関する情報をスコア化する細菌関連情報評価ステップと、前記施設の顧客の視点からの前記施設および前記従事者の衛生管理の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設の顧客の視点からの、前記施設および前記従事者の衛生管理の状態をスコア化する顧客視点衛生管理評価ステップと、基準スコア情報記憶部に記憶されている、前記スコアが複数の段階評価のどれに該当するかを示す基準スコア情報と、前記複数の段階評価それぞれに対応するコメントに基づいて、前記施設および前記従事者の前記衛生管理の状態、前記細菌に関する情報、および、前記顧客の視点からの前記衛生管理の状態のそれぞれの前記段階評価を決定し、決定された前記段階評価と、その段階評価に対応するコメントを、分析結果として出力する分析ステップとを含み、前記施設の細菌に関する項目では、細菌の種類毎に、細菌数に応じて前記複数のレベルが設定されており、前記従事者の細菌に関する項目には、前記従事者に対する細菌検査の実施率として検便提出率およびノロウイルス検査実施率があり、前記実施率に応じて前記複数のレベルが設定されている処理をコンピュータに実行させる。
本発明の一側面においては、食品を取り扱う施設および施設の従事者の衛生管理の状態がスコア化され、施設および従事者の細菌に関する情報がスコア化され、施設の顧客の視点からの、施設および従事者の衛生管理の状態がスコア化され、基準スコア情報記憶部に記憶されている基準スコア情報と、複数の段階評価それぞれに対応するコメントに基づいて、得られたそれぞれのスコアに対して、施設および従事者の衛生管理の状態、細菌に関する情報、および、顧客の視点からの衛生管理の状態のそれぞれの段階評価が決定され、決定された段階評価と、その段階評価に対応するコメントが、分析結果として出力される
本発明の一側面によれば、従業者の衛生管理に対する意識を高め、飲食店等の食品を取り扱う施設における食中毒の予防をより効果的に行うことが可能となる。
本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態としての端末装置を含む衛生管理システムの構成例を示すブロック図である。 端末装置の構成例を示すブロック図である。 端末装置の機能的な構成例を示すブロック図である。 サーバの機能的な構成例を示すブロック図である。 端末装置の衛生度分析処理について説明するフローチャートである。 衛生管理状態入力フォームの表示例を示す図である。 細菌数入力フォームの表示例を示す図である。 細菌検査実施率入力フォームの表示例を示す図である。 顧客視点衛生管理状態入力フォームの表示例を示す図である。 分析結果出力フォームの表示例を示す図である。 衛生度の分析結果記録処理について説明するフローチャートである。 端末装置の衛生度ランキング表示処理、および、サーバの衛生度ランキング提供処理について説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[衛生管理システムの構成例]
図1は、本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態としての端末装置を含む、衛生管理システムの構成例を示している。
図1においては、端末装置11−1乃至11−3は、外食産業においてチェーン展開している会社のチェーン店の施設である店舗それぞれに設置され、サーバ12は、その会社の衛生管理部門等に設置されている。端末装置11−1乃至11−3は、それぞれが設置されている各店舗における衛生の度合いを評価・分析し、その分析結果をサーバ12に送信する。サーバ12は、端末装置11−1乃至11−3それぞれから送信されてくる、各店舗における衛生の度合いについての分析結果を記録・管理する。
なお、以下においては、端末装置11−1乃至11−3を個々に区別する必要がない場合、単に、端末装置11と称する。また、図1においては、端末装置11は、端末装置11−1乃至11−3の3つとしたが、これに限らず、チェーン店の店舗の数に応じた数とすることができる。
[端末装置の構成例]
次に、図2を参照して、端末装置11の構成例について説明する。
図2の端末装置11において、CPU(Central Processing Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32、または記憶部38に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)33には、CPU31が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU31、ROM32、およびRAM33は、バス34により相互に接続されている。
CPU31にはまた、バス34を介して入出力インタフェース35が接続されている。入出力インタフェース35には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部36、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部37が接続されている。CPU31は、入力部36から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU31は、処理の結果を出力部37に出力する。
入出力インタフェース35にはまた、例えばハードディスクからなる記憶部38が接続されている。記憶部38は、CPU31が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。なお、このプログラムは、通信部39により外部の装置から取得されるようにしてもよい。
また、入出力インタフェース35には、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する通信部39とドライブ40が接続されている。ドライブ40は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア41が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部38に転送され、記憶される。
なお、図1のサーバ12の構成も、図2に示す端末装置11の構成と基本的に同様であるので、その説明については省略する。また、以下においては、図2に示す構成例は、サーバ12の構成を説明する場合にも適用する。
[端末装置の機能構成例]
次に、図3を参照して、CPU31が所定のプログラムを実行することによって実現される、端末装置11の機能的な構成例について説明する。
図3の端末装置11は、入力部36、通信部39、衛生管理評価部61、細菌関連情報評価部62、顧客視点衛生管理評価部63、分析部64、評価基準情報記憶部65、表示制御部66、表示部67、送信制御部68、分析結果記録部69、および受信制御部70から構成される。
なお、図3において、入力部36および通信部39は、図2における入力部36および通信部39と同一であるので、その説明は省略する。
衛生管理評価部61は、ユーザの入力部36に対する操作に応じて、入力部36により入力された、店舗およびその店舗に従事する従業員(従事者)の衛生管理の状態に関わる情報をスコア化する。店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報とは、具体的には、店舗内の設備や備品、食材の整理・整頓の程度、従業員の身だしなみの程度等を表す情報である。衛生管理評価部61は、スコア化の結果(以下、衛生管理スコアという)を分析部64に供給する。衛生管理スコアは、例えば、所定の値の範囲の整数で表されてもよいし、他の形で表されてもよい。
細菌関連情報評価部62は、ユーザの入力部36に対する操作に応じて、入力部36により入力された、店舗およびその従業員の細菌に関する情報をスコア化する。店舗およびその従業員の細菌に関する情報とは、具体的には、店舗内の設備や備品、従業員の手や指に付着している細菌の数、従業員に対する細菌検査の実施率等を表す情報である。細菌関連情報評価部62は、スコア化の結果(以下、細菌関連情報スコアという)を分析部64に供給する。細菌関連情報スコアは、例えば、所定の値の範囲の整数で表されてもよいし、他の形で表されてもよい。
顧客視点衛生管理評価部63は、ユーザの入力部36に対する操作に応じて、入力部36により入力された、店舗の顧客の視点からの、店舗およびその従業員の衛生管理状態に関わる情報をスコア化する。店舗の顧客の視点からの店舗およびその従業員の衛生管理状態に関わる情報とは、具体的には、その店舗に訪れる顧客の視点からの、店舗内の設備や備品、食材の整理・整頓の程度、従業員の身だしなみの程度等を表す情報である。顧客視点衛生管理評価部63は、スコア化の結果(以下、顧客視点衛生管理スコアという)を分析部64に供給する。顧客視点衛生管理スコアは、例えば、所定の値の範囲の整数で表されてもよいし、他の形で表されてもよい。
分析部64は、衛生管理評価部61、細菌関連情報評価部62、および顧客視点衛生管理評価部63のそれぞれから供給されたスコア(以下、入力スコアともいう)と、評価基準情報記憶部65に記憶されている、入力スコアに対する評価基準情報(基準スコア)とに基づいて、店舗およびその従業員の衛生度(衛生の度合い)を分析する。分析部64は、その分析結果を、表示制御部66、送信制御部68、および分析結果記録部69に供給する。
評価基準情報記憶部65は、図1の記憶部38に対応し、分析部64における分析に用いられる基準スコアを予め記憶している。基準スコアは、例えば、整数値である入力スコアをA,B,C,D,Eの5段階評価に区分する、入力スコアの範囲を決定する情報である。5段階評価においては、Aが最も評価が高く、Eが最も評価が低いものとする。さらに、評価基準情報記憶部65は、基準スコアによるA乃至Eの5段階評価それぞれに対応した、各店舗およびその従業員の衛生度に対する改善点やアドバイス等のコメントを記憶している。
表示制御部66は、表示部67の表示を制御する。例えば、表示制御部66は、分析部64からの分析結果を、表示部67に表示させる。
表示部67は、図1の出力部36を構成するディスプレイに対応し、表示制御部66の制御に基づいた表示を行う。
送信制御部68は、通信部39における送信を制御する。例えば、送信制御部68は、分析部64からの衛生度の分析結果を、通信部39に、サーバ12に対して送信させる。また、送信制御部68は、ユーザの入力部36に対する操作に応じて、入力部36により入力される、サーバ12に記録されている各店舗の端末装置11における衛生度の分析結果を所定の基準で順位付けした衛生度ランキングを要求するランキング要求情報を、通信部39に、サーバ12に対して送信させる。なお、送信制御部68は、分析結果やランキング要求情報を、通信部39に、サーバ12に対して送信させる際、端末装置11の固有情報としての端末ID(Identification)を併せて通信部39に送信させる。
分析結果記録部69は、図1の記憶部38に対応し、分析部64の分析結果を記録する。
受信制御部70は、通信部39における受信を制御する。例えば、受信制御部70は、サーバ12に送信したランキング要求情報に応じて、サーバ12から送信されてくる、各店舗の端末装置11における衛生度の分析結果を所定の基準で順位付けした衛生度ランキングを表すランキング情報を、通信部39に受信させ、表示制御部66に供給する。
以上の構成により、端末装置11は、設置されている店舗における衛生度を評価・分析し、その分析結果をサーバ12に送信することができる。
[サーバの機能構成例]
次に、図4を参照して、サーバ12のCPU31が所定のプログラムを実行することによって実現される、サーバ12の機能的な構成例について説明する。
図4のサーバ12は、通信部39、受信制御部101、記録制御部102、分析結果記録部103、および送信制御部104から構成される。
なお、図4において、通信部39は、図2における通信部39と同一であるので、その説明は省略する。
受信制御部101は、通信部39における受信を制御する。例えば、受信制御部101は、端末装置11から端末IDとともに送信されてくる衛生度の分析結果やランキング要求情報を、通信部39に受信させ、記録制御部102に供給する。
記録制御部102は、受信制御部101から供給された端末ID毎の衛生度の分析結果の、分析結果記録部103における記録を制御する。また、記録制御部102は、ランキング情報管理部111を備えている。
ランキング情報管理部111は、受信制御部101からのランキング要求情報に応じて、分析結果記録部103に記録されている端末ID毎の衛生度の分析結果を読み出し、所定の基準で順位付けをすることで、衛生度ランキングを表すランキング情報を生成する。ランキング情報管理部111は、生成したランキング情報を、受信制御部101からの端末IDとともに、送信制御部104に供給する。
送信制御部104は、通信部39における送信を制御する。例えば、送信制御部104は、ランキング情報管理部111から端末IDとともに供給されたランキング情報を、通信部39に、端末IDに対応する端末装置11に対して送信させる。
以上の構成により、サーバ12は、端末装置11それぞれから送信されてくる、各店舗における衛生度の分析結果を記録・管理することができる。
[端末装置の衛生管理状態分析処理]
次に、図5のフローチャートを参照して、端末装置11の衛生度分析処理について説明する。
ステップS11において、入力部36は、ユーザの操作に応じて、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報を入力し、衛生管理評価部61に供給する。ステップS11においては、表示部67に、図6で示される入力フォームが表示され、ユーザ(例えば、店舗の責任者)は、店舗の衛生管理責任者等が予めチェックした、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に基づいて、その入力フォームに従って入力部36を操作する。
ここで、図6を参照して、表示部67における、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報を入力するための入力フォーム(以下、衛生管理状態入力フォームという)の表示例について説明する。
図6に示されるように、衛生管理状態入力フォームの一番左側には、店舗の衛生管理責任者等が行うチェックの区分「整理・整頓」、「清掃」、「清潔」、および「教育」が示されている。区分「整理・整頓」の右側には、チェック項目として、「冷蔵庫内・冷凍庫内」、「食器棚」、「調理器具」、「キッチン周辺」、および「常温食材」の5項目が示されている。区分「清掃」の右側には、チェック項目として、「冷蔵庫内・冷凍庫内」、「食器棚」、および「調理器具」の3項目が示されている。区分「清潔」の右側には、チェック項目として、「服装」、「頭髪」、および「爪」の3項目が示されている。区分「教育」の右側には、チェック項目として、「朝礼」および「終礼」の2項目が示されている。
そして、各チェック項目の右側には、チェック項目のそれぞれについての評価として、「非常に良い」、「良い」、「普通」、「悪い」、および「非常に悪い」のうちのいずれかをユーザに選択させるラジオボタンが示されている。さらに、衛生管理状態入力フォームの右下部には、ユーザによって選択された各チェック項目の評価を決定させるための「決定」ボタン、および、ユーザによって選択された各チェック項目の評価をクリア(リセット)させるための「クリア」ボタンが示されている。
ユーザが、店舗の衛生管理責任者等が予めチェックした内容に基づいて入力部36を操作することによって、図6に示される衛生管理状態入力フォームにおいて、各チェック項目の評価を選択し、「決定」ボタンを押下すると、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報が衛生管理評価部61に供給され、処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、衛生管理評価部61は、入力部36からの、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報をスコア化し、その結果得られた衛生管理スコアを分析部64に供給する。例えば、衛生管理評価部61は、図6の衛生管理状態入力フォームの各チェック項目(13項目)の評価について、「非常に良い」を5点、「良い」を4点、「普通」を3点、「悪い」を2点、そして「非常に悪い」を1点として、ユーザにより選択された各チェック項目の評価に対応する点数の合計を、衛生管理スコアとして分析部64に供給する。
ステップS13において、入力部36は、ユーザの操作に応じて、店舗およびその従業員の細菌に関する情報を入力し、細菌関連情報評価部62に供給する。ステップS13においては、表示部67に、図7および図8で示される入力フォームが表示され、ユーザ(例えば、店舗の責任者)は、店舗の衛生管理責任者等が予めチェックした店舗およびその従業員の細菌に関する情報に基づいて、その入力フォームに従って入力部36を操作する。
ここで、図7を参照して、表示部67における、店舗およびその従業員の細菌に関する情報のうちの、店舗内の設備や備品、従業員の手や指等に付着している細菌の数を入力するための入力フォーム(以下、細菌数入力フォームという)の表示例について説明する。
図7に示されるように、細菌数入力フォームの一番左側には、チェック項目として、「手指」、「冷蔵庫取っ手」、「まな板」、「蛇口」、「ジャー取っ手」、「ドアノブ」、「しゃもじ」、および「包丁」の8項目が示されている。
そして、各チェック項目の右側には、チェック項目のそれぞれについて行われた細菌の拭き取り検査の結果得られた細菌数として、102個未満を表す「〜102」、102個以上103個未満を表す「102〜103」、103個以上104個未満を表す「103〜104」、104個以上106個未満を表す「104〜106」、および、106個以上を表す「106〜」のうちのいずれかをユーザに選択させるラジオボタンが示されている。さらに、細菌数入力フォームの右下部には、ユーザによって選択された各チェック項目の細菌数を決定させるための「決定」ボタン、および、ユーザによって選択された各チェック項目の細菌数をクリア(リセット)させるための「クリア」ボタンが示されている。
ユーザが、店舗の衛生管理責任者等が予めチェックした内容に基づいて入力部36を操作することによって、図7に示される細菌数入力フォームにおいて、各チェック項目の細菌数を選択し、「決定」ボタンを押下すると、店舗内の設備や備品、従業員の手や指等に付着している細菌数を表す情報が衛生管理評価部61に供給され、表示部67には、図8で示される入力フォームが表示される。
なお、図7に示される細菌数入力フォームにおいては、細菌の種類に関係なく細菌数が入力されるようになっているが、複数種類の細菌(例えば、大腸菌、黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ等)毎に、図7に示される細菌数入力フォームを表示させることで、複数種類の細菌の細菌数が入力されるようにしてもよい。
次に、図8を参照して、表示部67における、店舗およびその従業員の細菌に関する情報のうちの、従業員に対する細菌検査の実施率を入力するための入力フォーム(以下、細菌検査実施率入力フォームという)の表示例について説明する。
図8に示されるように、細菌検査実施率入力フォームの一番左側には、チェック項目として、「検便提出率」および「ノロウイルス検査実施率」の2項目が示されている。
そして、各チェック項目の右側には、チェック項目のそれぞれの検査の実施率として、100%を表す「100%」、90%以上100%未満を表す「〜90%」、80%以上90%未満を表す「〜80%」、70%以上80%未満を表す「〜70%」、および、69%以下を表す「〜69%」のうちのいずれかをユーザに選択させるラジオボタンが示されている。さらに、細菌検査実施率入力フォームの右下部には、ユーザによって選択された各チェック項目の実施率を決定させるための「決定」ボタン、および、ユーザによって選択された各チェック項目の実施率をクリア(リセット)させるための「クリア」ボタンが示されている。
ユーザが、店舗の衛生管理責任者等が予めチェックした内容に基づいて入力部36を操作することによって、図8に示される細菌検査実施率入力フォームにおいて、各チェック項目を選択し、「決定」ボタンを押下すると、従業員に対する細菌検査の実施率を表す情報が細菌関連情報評価部62に供給され、処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、細菌関連情報評価部62は、入力部36からの、店舗およびその従業員の細菌に関する情報をスコア化し、その結果得られた細菌関連情報スコアを分析部64に供給する。例えば、細菌関連情報評価部62は、図7の細菌数入力フォームのチェック項目(8項目)の細菌数について、「〜102」を5点、「102〜103」を4点、「103〜104」を3点、「104〜106」を2点、そして「106〜」を1点とするとともに、図8の細菌検査実施率入力フォームのチェック項目(2項目)の実施率について、「100%」を5点、「〜90%」を4点、「〜80%」を3点、「〜70%」を2点、そして「〜69%」を1点として、ユーザにより選択された各チェック項目の細菌数または実施率に対応する点数の合計を、細菌関連情報スコアとして分析部64に供給する。
ステップS15において、入力部36は、ユーザの操作に応じて、店舗の顧客の視点からの、その店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報を入力し、顧客視点衛生管理評価部63に供給する。ステップS15においては、表示部67に、図9で示される入力フォームが表示され、ユーザ(例えば、店舗の責任者)は、顧客に扮して(成りすまして)店舗に来店した、その店舗の衛生管理責任者等が予めチェックした店舗およびその従業員の衛生管理の状態に基づいて、その入力フォームに従って入力部36を操作する。
ここで、図9を参照して、表示部67における、店舗の顧客の視点からの、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報を入力するための入力フォーム(以下、顧客視点衛生管理状態入力フォームという)の表示例について説明する。
図9に示されるように、顧客視点衛生管理状態入力フォームの一番左側には、店舗の衛生管理責任者等が行うチェックの区分「店内」および「従業員」が示されている。区分「店内」の右側には、チェック項目として、「テーブル・カウンタ」、「床」、「食器」、および「トイレ」の4項目が示されている。区分「従業員」の右側には、チェック項目として、「服装」、「頭髪」、および「爪」の3項目が示されている。
そして、各チェック項目の右側には、チェック項目のそれぞれについての評価として、「非常に良い」、「良い」、「普通」、「悪い」、および「非常に悪い」のうちのいずれかをユーザに選択させるラジオボタンが示されている。さらに、顧客視点衛生管理状態入力フォームの右下部には、ユーザによって選択された各チェック項目の評価を決定させるための「決定」ボタン、および、ユーザによって選択された各チェック項目の評価をクリア(リセット)させるための「クリア」ボタンが示されている。
図9に示される顧客視点衛生管理状態入力フォームにおいて、ユーザが、顧客に扮して店舗に来店した衛生管理責任者等が予めチェックした内容に基づいて入力部36を操作することによって、各チェック項目の評価を選択し、「決定」ボタンを押下すると、顧客の視点からの店舗およびその従業員の衛生管理の状態に関わる情報が顧客視点衛生管理評価部63に供給され、処理は、ステップS16に進む。
ステップS16において、顧客視点衛生管理評価部63は、入力部36からの、顧客の視点からの店舗およびその従業員の衛生管理の状態を表す情報をスコア化し、その結果得られた顧客視点衛生管理スコアを分析部64に供給する。例えば、顧客視点衛生管理評価部63は、図9の顧客視点衛生管理状態入力フォームのチェック項目(7項目)の評価について、「非常に良い」を5点、「良い」を4点、「普通」を3点、「悪い」を2点、そして「非常に悪い」を1点として、ユーザにより選択された各チェック項目の評価に対応する点数の合計を、顧客視点衛生管理スコアとして分析部64に供給する。
ステップS17において、分析部64は、衛生管理評価部61、細菌関連情報評価部62、および顧客視点衛生管理評価部63のそれぞれから供給されたスコア(入力スコア)と、評価基準情報記憶部65に記憶されている、入力スコアに対する評価基準情報(基準スコア)とに基づいて、店舗およびその従業員の衛生度を分析し、その分析結果を、表示制御部66、送信制御部68、および分析結果記録部69に供給する。
例えば、評価基準情報記憶部65は、衛生管理スコアについて、60点以上を評価A、50点以上59点未満を評価B、40点以上49点未満を評価C、30点以上39点未満を評価D、29点未満を評価Eとする基準スコアを予め記憶し、分析部64は、衛生管理評価部61からの衛生管理スコアがどの基準スコア(評価)に該当するかを決定して、その結果(5段階評価)を分析結果として、表示制御部66、送信制御部68、および分析結果記録部69に供給する。また、分析部64は、分析結果としての5段階評価を、衛生管理スコアとともに、送信制御部68に供給する。
また、評価基準情報記憶部65は、衛生管理スコアについての5段階評価A乃至Eそれぞれに対応した、店舗およびその従業員の衛生管理の状態に対する改善点やアドバイス等のコメントを記憶しており、分析部64は、衛生管理評価部61からの衛生管理スコアに応じたコメントを表す情報を表示制御部66に供給する。
また、例えば、評価基準情報記憶部65は、細菌関連情報スコアについて、40点以上を評価A、30点以上39点未満を評価B、20点以上29点未満を評価C、10点以上19点未満を評価D、9点未満を評価Eとする基準スコアを予め記憶し、分析部64は、細菌関連情報評価部62からの細菌関連情報スコアがどの基準スコア(評価)に該当するかを決定して、その結果(5段階評価)を分析結果として、表示制御部66および分析結果記録部69に供給する。また、分析部64は、分析結果としての5段階評価を、細菌関連情報スコアとともに、送信制御部68に供給する。
また、評価基準情報記憶部65は、細菌関連情報スコアについての5段階評価A乃至Eそれぞれに対応した、店舗およびその従業員の細菌に関連する情報に対する改善点やアドバイス等のコメントを記憶しており、分析部64は、細菌関連情報評価部62からの細菌関連情報スコアに応じたコメントを表す情報を表示制御部66に供給する。
さらに、例えば、評価基準情報記憶部65は、顧客視点衛生管理スコアについて、32点以上を評価A、26点以上32点未満を評価B、20点以上26点未満を評価C、14点以上20点未満を評価D、14点未満を評価Eとする基準スコアを予め記憶し、分析部64は、顧客視点衛生管理評価部63からの顧客視点衛生管理スコアがどの基準スコア(評価)に該当するかを決定して、その結果(5段階評価)を分析結果として、表示制御部66および分析結果記録部69に供給する。また、分析部64は、分析結果としての5段階評価を、顧客視点衛生管理スコアとともに、送信制御部68に供給する。
また、評価基準情報記憶部65は、顧客視点衛生管理スコアについての5段階評価A乃至Eそれぞれに対応した、顧客の視点からの店舗およびその従業員の衛生管理の状態に対する改善点やアドバイス等のコメントを記憶しており、分析部64は、顧客視点衛生管理評価部63からの顧客視点衛生管理スコアに応じたコメントを表す情報を表示制御部66に供給する。
ステップS18において、表示制御部66は、分析部64からの分析結果を、表示部67の出力フォーム(以下、分析結果出力フォームという)に表示させる。より具体的には、表示制御部66は、分析部64からの、衛生管理スコア、細菌関連情報スコア、および、顧客視点衛生管理スコアの、それぞれの入力スコアについての5段階評価と、それぞれの入力スコアに応じたコメントを示す情報に基づいて、それぞれの入力スコアについての5段階評価とコメントとを、図10に示されるように、表示部67に表示させる。
図10に示されるように、分析結果出力フォームの上側には、衛生管理スコア、細菌関連情報スコア、および、顧客視点衛生管理スコアそれぞれについての5段階評価(総合評価)が表示される欄が示されている。また、分析結果出力フォームの下側には、衛生管理スコア、細菌関連情報スコア、および、顧客視点衛生管理スコアそれぞれに応じたコメント(改善点等)が表示される領域(テキストボックス)が示されている。さらに、分析結果出力フォームの右下部には、ユーザによって分析結果が確認されたときに押下される「OK」ボタンが示されている。
図10の分析結果出力フォームにおいては、衛生管理スコアについての評価がBであり、細菌関連情報スコアについての評価がAであり、顧客視点衛生管理スコアについての評価がCであることが示されている。なお、図10の分析結果出力フォームにおいて、衛生管理スコア、細菌関連情報スコア、および、顧客視点衛生管理スコアそれぞれに応じたコメントについては、その表示が省略される。
ステップS19において、送信制御部68は、分析部64からの入力スコア、および、対応する衛生度の分析結果(5段階評価)を、端末装置11の固有情報としての端末IDとともに、通信部39に、サーバ12に対して送信させる。
以上の処理によれば、店舗および従業員の衛生管理の状態、細菌に関する情報、および、顧客の視点からの店舗および従業員の衛生管理の状態それぞれについて、スコア化し、分析することができる。したがって、店舗の従業員は、店舗における衛生度を客観的に把握することができるので、衛生管理に対する意識が高まり、食中毒の予防をより効果的に行うことが可能となる。
なお、ステップS17においては、分析部64は、衛生度の分析結果を、分析結果記録部69に供給するようにしたが、このとき、分析結果記録部69は、分析部64から供給された衛生度の分析結果を、日時を表す日時情報とともに記録するようにしてもよい。これにより、ユーザによって指定された日時または期間の分析結果を、分析結果記録部69から読み出すようにすることができ、店舗における過去の分析結果を確認することができるようになる。したがって、店舗の従業員は、店舗における過去の衛生度を把握することで、過去の衛生度と現在の衛生度とを比較することができ、衛生管理に対する意識をより高めることができる。
[サーバの衛生度分析結果記録処理]
次に、図11のフローチャートを参照して、サーバ12の衛生度分析結果記録処理について説明する。
ステップS31において、受信制御部101は、端末装置11から端末IDとともに送信されてくる入力スコアおよび対応する衛生度の分析結果を、通信部39に受信させ、記録制御部102に供給する。
ステップS32において、記録制御部102は、受信制御部101から供給された入力スコアおよび対応する衛生度の分析結果を、端末IDと対応付けて、分析結果記録部103に記録させる。このとき、記録制御部102は、端末IDと対応付けた衛生度の分析結果を、日時を表す日時情報とともに記録させる。なお、日時情報は、端末装置11から送信されてくるようにしてもよい。
以上の処理によれば、端末装置11それぞれから送信されてくる、各店舗における衛生度を記録・管理することができる
以上においては、サーバ12が、単に、各店舗の衛生度の分析結果を記録するのみであったが、サーバ12が、記録している各店舗の衛生度の分析結果を順位付けして端末装置11に送信し、端末装置11が、その順位付けの結果である衛生度ランキングを表示するようにもできる。
[端末装置の衛生度ランキング表示・サーバの衛生度ランキング提供処理]
そこで、図12のフローチャートを参照して、端末装置11の衛生度ランキング表示処理、および、サーバ12の衛生度ランキング提供処理について説明する。
ステップS51において、端末装置11の送信制御部68は、ユーザの入力部36に対する操作に応じて入力部36により入力される、衛生度ランキングを要求するランキング要求情報を、端末IDとともに、通信部39に、サーバ12に対して送信させる。
ステップS61において、サーバ12の受信制御部101は、端末装置11から端末IDとともに送信されてくるランキング要求情報を、通信部39に受信させ、記録制御部102に供給する。
ステップS62において、記録制御部102のランキング情報管理部111は、受信制御部101からのランキング要求情報に応じて、分析結果記録部103に記録されている端末ID毎の衛生度の分析結果を読み出し、所定の基準で順位付けをすることでランキング情報を生成する。具体的には、例えば、ランキング情報管理部111は、分析結果記録部103に記録されている端末ID毎の衛生度の分析結果のうち、現在の日時から所定の期間(例えば、直近1週間等)に含まれる日時情報とともに記録されている分析結果を読み出し、入力スコアの合計の降順に順位付けしたランキング情報を生成する。ランキング情報管理部111は、生成したランキング情報を、端末IDとともに、送信制御部104に供給する。
ステップS63において、送信制御部104は、ランキング情報管理部111から端末IDとともに供給されたランキング情報を、通信部39に、端末IDに対応する端末装置11に対して送信させる。
ステップS52において、端末装置11の受信制御部70は、サーバ12から送信されてくるランキング情報を、通信部39に受信させ、表示制御部66に供給する。
ステップS53において、表示制御部66は、ランキング情報に基づいて、表示部67に、衛生度ランキングを表示させる。表示部67に表示される衛生度ランキングにおいては、例えば、表示部67において、各端末装置11の端末ID(または、端末IDに対応付けられている端末装置11が設置されている店舗名)と、入力スコアそれぞれに対応する5段階評価とが、対応付けられて、入力スコアの合計の降順に表示される。
以上の処理によれば、サーバ12が、各店舗の衛生度を順位付けし、その結果を、端末装置11が表示することができる。したがって、各店舗の従業員は、チェーン店における自店舗の衛生度の順位を他店舗と比較することで、自店舗における衛生度を客観的に把握することができるので、衛生管理に対する意識が高まり、食中毒の予防をより効果的に行うことが可能となる。
以上においては、サーバ12は、端末装置11からのランキング要求情報を受信したときに、例えば直近1週間等の期間に含まれる日時情報を有する分析結果から、ランキング情報を生成するようにしたが、端末装置11からのランキング要求情報に、期間を指定する期間指定情報を含むようにして、サーバ12は、期間指定情報で指定される期間に含まれる日時情報を有する分析結果から、ランキング情報を生成するようにしてもよい。これにより、各店舗において、過去の衛生度ランキングを参照することができるので、例えば、各店舗の従業員は、自店舗の衛生度ランキングの推移を把握することができ、衛生管理に対する意識をより高めるようにすることができる。
なお、上述した説明では、入力フォーム(図6乃至図9)は、ラジオボタンを選択することでその評価を入力するようにしたが、これに限らず、例えば、表形式の入力フォームに評価を直接入力するようにしてもよい。また、入力フォームそれぞれにおけるチェック項目の数は、任意に変更することができる。
また、上述した説明では、入力スコアは、各チェック項目の評価に応じた点数の合計で与えられるものとしたが、例えば、各チェック項目の評価に重みを付した点数の合計や、各チェック項目の評価に応じた点数を所定の計算式に当てはめて求めた値等とすることができる。
本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11,11−1乃至11−3 端末装置, 12 サーバ, 31 CPU, 36 入力部, 37 出力部, 38 記憶部, 39 通信部, 61 衛生管理評価部, 62 細菌関連情報評価部, 63 顧客視点衛生管理評価部, 64 分析部, 65 評価基準情報記憶部, 66 表示制御部, 67 表示部, 68 送信制御部, 69 分析結果記録部, 70 受信制御部, 101 受信制御部, 102 記録制御部, 103 分析結果記録部, 104 送信制御部, 111 ランキング情報管理部

Claims (6)

  1. 複数のレベルのいずれかをユーザに選択させることで、食品を取り扱う施設および前記施設の従事者の衛生度に関する評価情報を入力させる入力手段と、
    前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態をスコア化する衛生管理評価手段と、
    前記施設および前記従事者の細菌に関する項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記従事者の細菌に関する情報をスコア化する細菌関連情報評価手段と、
    前記施設の顧客の視点からの前記施設および前記従事者の衛生管理の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設の顧客の視点からの、前記施設および前記従事者の衛生管理の状態をスコア化する顧客視点衛生管理評価手段と、
    前記スコアが複数の段階評価のどれに該当するかを示す基準スコア情報と、前記複数の段階評価それぞれに対応するコメントを記憶する基準スコア情報記憶部と、
    前記基準スコア情報に基づいて、前記施設および前記従事者の前記衛生管理の状態、前記細菌に関する情報、および、前記顧客の視点からの前記衛生管理の状態のそれぞれの前記段階評価を決定し、決定された前記段階評価と、その段階評価に対応するコメントを、分析結果として出力する分析手段と
    を備え、
    前記施設の細菌に関する項目では、細菌の種類毎に、細菌数に応じて前記複数のレベルが設定されており、
    前記従事者の細菌に関する項目には、前記従事者に対する細菌検査の実施率として検便提出率およびノロウイルス検査実施率があり、前記実施率に応じて前記複数のレベルが設定されている
    情報処理装置
  2. 前記施設の細菌に関する項目の細菌の種類には、大腸菌とサルモネラ菌を少なくとも含む
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分析手段による分析結果の表示を制御する表示制御手段をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 複数の前記情報処理装置の、前記分析手段による分析結果を記録する管理装置への、前記分析手段による分析結果の送信を制御する送信制御手段と、
    前記管理装置から送信されてくる、前記情報処理装置毎の衛生度の前記分析結果が順位付けされたランキングを表すランキング情報の受信を制御する受信制御手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記受信制御手段によって受信が制御された前記ランキング情報に基づいて、衛生度の前記ランキングの表示を制御する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 食品を取り扱う施設および前記施設の従事者の衛生度に関する情報を処理する情報処理装置による情報処理方法であって、前記情報処理装置が、
    複数のレベルのいずれかをユーザに選択させることで、前記施設および前記従事者の衛生度に関する評価情報を入力させる入力ステップと、
    前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態をスコア化する衛生管理評価ステップと、
    前記施設および前記従事者の細菌に関する項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記従事者の細菌に関する情報をスコア化する細菌関連情報評価ステップと、
    前記施設の顧客の視点からの前記施設および前記従事者の衛生管理の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設の顧客の視点からの、前記施設および前記従事者の衛生管理の状態をスコア化する顧客視点衛生管理評価ステップと、
    基準スコア情報記憶部に記憶されている、前記スコアが複数の段階評価のどれに該当するかを示す基準スコア情報と、前記複数の段階評価それぞれに対応するコメントに基づいて、前記施設および前記従事者の前記衛生管理の状態、前記細菌に関する情報、および、前記顧客の視点からの前記衛生管理の状態のそれぞれの前記段階評価を決定し、決定された前記段階評価と、その段階評価に対応するコメントを、分析結果として出力する分析ステップと
    を含み、
    前記施設の細菌に関する項目では、細菌の種類毎に、細菌数に応じて前記複数のレベルが設定されており、
    前記従事者の細菌に関する項目には、前記従事者に対する細菌検査の実施率として検便提出率およびノロウイルス検査実施率があり、前記実施率に応じて前記複数のレベルが設定されている
    情報処理方法
  6. 食品を取り扱う施設および前記施設の従事者の衛生度に関する情報を処理するコンピュータに、
    複数のレベルのいずれかをユーザに選択させることで、前記施設および前記従事者の衛生度に関する評価情報を入力させる入力ステップと、
    前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記施設の従事者の衛生管理の状態をスコア化する衛生管理評価ステップと、
    前記施設および前記従事者の細菌に関する項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設および前記従事者の細菌に関する情報をスコア化する細菌関連情報評価ステップと、
    前記施設の顧客の視点からの前記施設および前記従事者の衛生管理の項目の前記評価情報としての前記レベルを、対応するスコアに変換することで、前記施設の顧客の視点からの、前記施設および前記従事者の衛生管理の状態をスコア化する顧客視点衛生管理評価ステップと、
    基準スコア情報記憶部に記憶されている、前記スコアが複数の段階評価のどれに該当するかを示す基準スコア情報と、前記複数の段階評価それぞれに対応するコメントに基づいて、前記施設および前記従事者の前記衛生管理の状態、前記細菌に関する情報、および、前記顧客の視点からの前記衛生管理の状態のそれぞれの前記段階評価を決定し、決定された前記段階評価と、その段階評価に対応するコメントを、分析結果として出力する分析ステップと
    を含み、
    前記施設の細菌に関する項目では、細菌の種類毎に、細菌数に応じて前記複数のレベルが設定されており、
    前記従事者の細菌に関する項目には、前記従事者に対する細菌検査の実施率として検便提出率およびノロウイルス検査実施率があり、前記実施率に応じて前記複数のレベルが設定されている
    処理を実行させるプログラム。
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