まず、本実施例に係る情報提供システムの構成について説明する。図1は、本実施例に係る情報提供システム20の構成について説明する図である。図1に示す情報提供システム20は、飲食店の評価情報をユーザから口コミ情報として受け付け、受け付けた口コミ情報を他のユーザに公開するシステムである。
この投稿情報集計システム20は、単に口コミ情報を公開するだけでなく、各投稿者から得意地域や得意ジャンルの登録を受け付け、各投稿者が自分の得意地域や得意ジャンルに該当する飲食店に対して投稿した口コミ情報を各投稿者に共通する得意地域や得意ジャンルごとに集計することにより、飲食店をランク付けした地域やジャンルごとの評価ランキングに係る情報を生成することとしている。
たとえば、得意地域が「六本木」である投稿者が複数いるものとすると、そのような投稿者により「六本木」地域の飲食店に対して投稿された口コミ情報を集計し、その集計結果に基づいて「六本木」地域の飲食店をランク付けした評価ランキングに係る情報を生成する。
これにより、各投稿者の得意地域や得意ジャンルに対応した信頼性の高い飲食店情報を、ユーザが見やすいランキング形式で提供することができ、情報提供サービスの利便性を高めることができる。
図1に示すように、この情報提供システム20は、ユーザ端末10a〜10cとネットワーク30(インターネットや公衆回線ネットワークなど)を介して接続される。ユーザ端末10a〜10cは、パーソナルコンピュータや携帯電話などの情報端末である。
ユーザは、ユーザ端末10a〜10cを操作して情報提供システム20に接続し、口コミ情報や各種ランキング情報の閲覧、口コミ情報の投稿、他のユーザが投稿した口コミ情報の評価などをおこなう。
また、ユーザ端末10a〜10cには、ユーザの現在位置を検出するGPS(Global Positioning System)機能が備えられている。ユーザ端末10a〜10cは、このGPS機能を用いて検出したユーザの現在位置の情報を情報提供システム20に送信することにより、現在位置に対応する地域の飲食店情報を情報提供システム20から受信する。
情報提供システム20は、情報提供サーバ40、情報蓄積サーバ50、情報集計サーバ60がネットワーク70(LANなど)で接続されて構成されている。
情報提供サーバ40は、ユーザ端末10a〜10cから口コミ情報などのさまざまな情報の出力要求を受け付けた場合に、要求された情報をユーザ端末10a〜10cに出力するサーバである。この情報提供サーバ40は、通信処理部41、記憶部42、情報提供処理部43、制御部44を有する。
通信処理部41は、ネットワーク30を介してユーザ端末10a〜10cとの間、あるいは、ネットワーク70を介して情報蓄積サーバ50や情報集計サーバ60との間で通信をおこなうネットワークインターフェースである。
記憶部42は、ハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部42は、コンテンツデータ42aおよびユーザデータ42bを記憶している。
コンテンツデータ42aは、情報提供サーバ40が情報蓄積サーバ50から情報を取得してユーザ端末10a〜10cに提供する場合に、ユーザ端末10a〜10cに出力する各種画面を情報蓄積サーバ50から取得した情報を埋め込んで構成するためのコンテンツデータである。ユーザデータ42bは、この情報提供サービスにログインするユーザのユーザIDやパスワードなどを記憶したデータである。
情報提供処理部43は、この情報提供サービスを利用するユーザのログイン管理をおこなうとともに、ユーザ端末10a〜10cから口コミ情報などの情報の出力要求を受け付けた場合に、要求された情報をユーザ端末10a〜10cに出力する処理部である。
具体的には、情報提供処理部43は、ユーザ端末10a〜10cを用いてユーザにより入力された地域、あるいは、ユーザ端末10a〜10cに備えられたGPS機能により検出されたユーザの現在位置に対応する地域の飲食店情報の出力要求などを受け付ける。
図2は、飲食店情報の出力要求を受け付けるトップ画面100の一例を示す図である。このトップ画面100は、検索受付領域101、地域指定受付領域102、投稿者ランキング表示要求受付領域103を含んでいる。
検索受付領域101は、キーワードや、地域、ジャンル、予算、雰囲気、クーポンなどの飲食店を絞り込む検索条件を受け付ける受付領域である。キーワードは、飲食店の情報を対象に検索を実行する場合のキーワードである。地域は、飲食店がある地域である。ジャンルは、和食、洋食、中華などの飲食店の料理のジャンルである。予算は、料理の予算金額である。雰囲気は、デートや宴会などの店にふさわしい雰囲気である。クーポンは、クーポンの有無を指定するものである。
ユーザは、このような情報を指定した後、検索ボタン104をマウス等によりクリックすることにより、飲食店情報の検索を実行することができる。なお、ユーザ端末10a〜10cのGPS機能を用いてユーザの現在位置を検出する場合には、現在位置に対応する地域の飲食店情報の検索が地域の指定なしで実行される。
地域指定受付領域102は、店の絞り込みをおこなう際に、マウス等のクリックにより地域の指定を受け付ける受付領域である。投稿者ランキング表示要求受付領域103は、後に説明する投稿者ランキングの表示要求をユーザから受け付ける受付領域である。ユーザは、表示ボタン105をマウス等によりクリックすることにより、ユーザ端末10a〜10cに投稿者ランキングを表示させることができる。
ここで、投稿者ランキングとは、投稿者により投稿された口コミ情報に対して他のユーザが評価した評価結果を集計して、評価が高い順に投稿者をランク付けしたランキングである。
このようなトップ画面100において、地域やその他の絞り込み条件を含んだ飲食店情報の検索要求を受け付けると、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50に対して、ユーザ端末10a〜10cにより送信された絞り込み条件に対応する飲食店情報を送信するよう要求する。
そして、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50により送信された飲食店情報を受信して、受信した飲食店情報をユーザ端末10a〜10cに出力する。この飲食店情報には、各投稿者が自分が得意な地域について投稿した口コミ情報において、評価が高かった飲食店の順に飲食店情報が並べられた飲食店ランキングの情報が含まれている。
なお、ここでは、各投稿者が自分が得意な地域について投稿した口コミ情報において、評価が高かった飲食店の順に飲食店情報が並べられた飲食店ランキングの情報を出力することとしているが、各投稿者が自分が得意な飲食店の料理のジャンルについて投稿した口コミ情報において、評価が高かった飲食店の順に飲食店情報が並べられた飲食店ランキングの情報を出力することとしてもよい。
図3は、地域別飲食店ランキング出力画面110の一例を示す図である。図3の例では、ユーザ端末10a〜10cから指定された地域「六本木」に対応する飲食店ランキング111が示されている。この飲食店ランキング111は、店名[ジャンル]、地域、ポイント、評価の情報を含んでいる。
店名[ジャンル]は、飲食店の店名および料理のジャンルの情報である。この項目には、ハイパーリンクが設定されており、店名[ジャンル]をマウス等でクリックすることにより、その店の詳細な口コミ情報を出力させることができる。この口コミ情報については、後に詳しく説明する。
地域は、各飲食店に対応する地域の情報であり、ユーザ端末10a〜10cにより指定された地域の情報である。ポイントは、投稿された口コミ情報のうちユーザから最も支持されている口コミ情報である。評価は、口コミ情報の投稿者により5段階で評価された飲食店の評価の平均値の情報である。各飲食店の情報は、この平均値が大きい順に並べられている。
また、情報提供処理部43は、地域だけでなく、飲食店ランキング111に出力される飲食店情報をさらに絞り込む処理をおこなう。図3の例では、飲食店の情報を絞り込むための絞り込み条件112(ジャンル、予算、雰囲気、クーポン)が出力されている。
この場合、情報提供処理部43は、ユーザがマウス等でクリックすることにより指定された絞り込み条件112の情報をユーザ端末10a〜10cから受信すると、情報蓄積サーバ50に対して、ユーザ端末10a〜10cにより送信された地域の情報に加えて、さらに絞り込み条件112に対応する飲食店ランキング111の情報を送信するよう要求する。
そして、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50により送信された飲食店ランキング111の情報を受信して、受信した情報をユーザ端末10a〜10cに出力する。
図3で説明したように、ハイパーリンクが設定された店名[ジャンル]がマウス等によりクリックされると、飲食店の詳細な口コミ情報が出力される。図4は、口コミ情報出力画面120の一例を示す図である。
この口コミ情報出力画面120は、基本情報121、最新口コミ情報122、役立ち口コミ情報123、評価分布124、予算分布125、雰囲気分布126、性別・世代情報127を含んでいる。
基本情報121は、飲食店の基本的な情報である。具体的には、基本情報121は、口コミ、平均予算、交通手段、住所、電話、雰囲気の情報を含んでいる。口コミは、口コミ情報の投稿者により5段階で評価された飲食店の評価の平均値や、口コミ情報の投稿数(口コミ数)の情報である。
平均予算は、口コミ情報の投稿者により登録された飲食店の予算金額の平均値の情報である。交通手段は、飲食店に行くのに最も便利な交通手段の情報である。住所および電話は、飲食店の住所および電話番号の情報である。雰囲気は、投稿者により最も多く登録された飲食店の雰囲気の情報である。
最新口コミ情報122は、投稿者により投稿された口コミ情報のうち、最新の口コミ情報である。また、役立ち口コミ情報123は、投稿者以外のユーザにより役に立つと評価された口コミ情報のうち評価が高かった情報(たとえば、上位10個の口コミ情報など)である。
また、この飲食店に関するすべての口コミ情報を見る場合には、「すべての口コミをみる」というハイパーリンクが設定された文字列をマウス等でクリックすることにより、すべての口コミ情報が表示される。
口コミ情報の評価は、最新口コミ情報122や役立ち口コミ情報123、あるいは、すべての口コミ情報が表示された場合の各口コミ情報の表示エリアに設けられる評価ボタン128a〜128d(「この口コミは役に立ちましたか?」に対応する「はい」ボタン、あるいは、「いいえ」ボタン)がマウス等によりクリックされた回数を集計することによりおこなわれる。
具体的には、情報提供処理部43は、評価ボタン128a〜128dがマウス等によりクリックされると、その情報を情報蓄積サーバ50に送信する。この情報を受信した情報蓄積サーバ50は、各口コミ情報に対応付けて、評価ボタン128a〜128d(「はい」ボタン、あるいは、「いいえ」ボタン)がマウス等によりクリックされた回数を集計し、その情報を記憶する。
評価分布124は、口コミ情報の投稿者により登録されたこの飲食店に対する評価の分布の情報である。予算分布125は、口コミ情報の投稿者により登録されたこの飲食店の予算金額の分布の情報である。雰囲気分布125は、口コミ情報の投稿者により登録されたこの飲食店の雰囲気の分布の情報である。性別・世代情報127は、この飲食店に対して口コミ情報を投稿した投稿者の性別・世代の分布の情報である。
ところで、図3に示した地域別飲食店ランキング出力画面110の飲食店ランキング111や、口コミ情報出力画面120の基本情報121には、口コミ情報の投稿を受け付ける投稿受付画面に移行するためのハイパーリンクが設定された「口コミ情報を登録する」という文字列が出力される。
口コミ情報を投稿するユーザは、この文字列をマウス等によりクリックすることにより投稿受付画面を出力させ、投稿をおこなうことができる。図5は、投稿受付画面130の一例を示す図である。
この投稿受付画面130は、基本情報131、評価分布132、投稿受付領域133を含んでいる。基本情報131は、飲食店の基本的な情報である。具体的には、基本情報131は、口コミ数順位、5つ星数順位、口コミ、住所、電話、雰囲気の情報を含んでいる。
口コミ数順位は、各飲食店を口コミ数が多い順に並べた場合に、口コミ数が多いほうから数えた飲食店の順位である。5つ星順位は、各飲食店を5つ星の数が多い順に並べた場合に、5つ星の数が多いほうから数えた飲食店の順位である。
口コミは、口コミ情報の投稿者により5段階で評価された飲食店の評価の平均値や、口コミ情報の投稿数(口コミ数)の情報である。住所および電話は、飲食店の住所および電話番号の情報である。雰囲気は、投稿者により最も多く登録された飲食店の雰囲気の情報である。
評価分布132は、この飲食店に対する口コミ情報の投稿者によりなされた5段階の評価の分布の情報である。
投稿受付領域133は、ユーザから口コミ情報を受け付ける受付領域であり、口コミ情報として、採点(星数:5、4、3、2、1)、シーン(ディナー、ランチ、その他)、1人当たりの金額(1,000円未満、1,000〜2,999円、3,000〜4,999円、5,000円〜6,999円、7,000円〜9,999円、10,000円以上)、お店の雰囲気(デート向き、接待向き、宴会、パーティ向き、合コン向き、ファミリー向き、1人でも可、少人数向き)、口コミタイトル、口コミ内容の各入力を受け付ける。
そして、投稿ボタン134がマウス等によりクリックされることにより、入力された情報が情報蓄積サーバ50に送信され、情報蓄積サーバ50によりそれらの情報が記憶される。
また、図4に示した口コミ情報出力画面120の最新口コミ情報122や役立ち口コミ情報123のユーザのニックネーム(「XXXXさん」、「YYYYさん」)には、それらのユーザの口コミ情報の投稿履歴の情報に対するハイパーリンクが設定されている。
そして、ユーザ端末10a〜10cにおいてそれらのニックネームがマウス等によりクリックされると、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50に投稿者の投稿履歴の情報を送信するよう要求し、その結果受信した投稿履歴の情報をユーザ端末10a〜10cに出力する。
図6は、このようにして出力される投稿者口コミ投稿履歴出力画面140の一例を示す図である。この投稿者口コミ投稿履歴出力画面140は、口コミ投稿数、支持点数、口コミの傾向の情報を含んでいる。
口コミ投稿数は、投稿者が投稿した口コミ情報の総数や、各投稿者を口コミ投稿数が多い順に並べた場合に、口コミ投稿数が多いほうから数えた投稿者の順位の情報である。支持点数は、投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標であり、支持数から不支持数を差し引いた数である。
ここで、支持数とは、投稿者の口コミ情報が図4に示したような評価ボタン128a,128cを用いて他のユーザにより役に立つと評価された数である。不支持数とは、投稿者の口コミ情報が図4に示したような評価ボタン128b,128dを用いて他のユーザにより役に立たないと評価された数である。
口コミの傾向は、評価の分布、予算、ジャンルの情報を含んでいる。評価の分布は、投稿者が過去に投稿した口コミ情報における5段階の飲食店の評価の分布の情報である。予算は、投稿者が過去に投稿した口コミ情報における飲食店の予算金額の分布の情報である。ジャンルは、投稿者が過去に投稿した口コミ情報における飲食店のジャンルの分布の情報である。
また、図1に示した情報提供処理部43は、図2に示したトップ画面100において、投稿者ランキング表示要求受付領域103の表示ボタン105がマウス等によりクリックされると、情報蓄積サーバ50に対して、投稿者ランキングの情報を送信するよう要求する。
そして、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50により送信された投稿者ランキングの情報を受信して、受信した情報をユーザ端末10a〜10cに出力する。図7は、このようにして出力される投稿者ランキング出力画面150の一例を示す図である。投稿者ランキング出力画面150は、順位、ニックネーム、口コミ投稿数、支持点数、支持率の情報を含んでいる。
順位は、評価が高い順に投稿者を順位付けした場合の順位である。具体的には、口コミ情報の投稿数に支持率を乗じた数値が多い順に順位付けがなされる。この数値が同一である場合には、支持点数が多い投稿者が上位の投稿者とされる。さらに支持点数も同一であった場合にはそれらの投稿者を同一の順位とし、後に説明する投稿者IDを用いてアルファベット順に投稿者を表示する。
なお、ここでは、口コミ情報の投稿数に支持率を乗じた数値が多い順に順位付けをおこなうこととしたが、投稿者が投稿した口コミ情報の総数が多い順に投稿者の順位付けをおこなうこととしてもよい。また、投稿者が投稿した口コミ情報が閲覧された回数の多い順に投稿者の順位付けをおこなうこととしてもよい。
ニックネームは、投稿者が口コミ情報を投稿する際に用いるニックネームである。口コミ投稿数は、投稿者が過去に投稿した口コミ情報の投稿数である。支持点数は、投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標であり、支持数から不支持数を差し引いた数である。支持率は、支持点数と同様に各投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標であり、支持数と不支持数とを合計した合計数のうち、支持数が占める割合である。
なお、ニックネームを表示する領域には、投稿者のニックネームだけでなく、ステータスアイコン151a〜151dが出力される。ステータスアイコン151a〜151dとは、口コミ情報の投稿者の評価内容が一目でわかるように表現した図柄(アイコン)である。
具体的には、支持率の大小によりステータスアイコン151a〜151dの色が変化し、また、口コミ投稿数の大小によりステータスアイコン151a〜151d内に示される数値が変化する。ステータスアイコン151a〜151dの色、および、ステータスアイコン151a〜151d内に示される数値の決定方法は後に図18を用いて詳しく説明する。
また、ステータスアイコン151a〜151d内には、数値に加えて、上向き、横向き、下向きの矢印が表示される。この矢印の向きは、現時点での支持率が、過去の所定の時点(たとえば、一週間前など)における支持率と比べて、所定値以上(たとえば、1%以上)上昇したか、現時点での支持率の上昇量あるいは下降量が所定の範囲内(たとえば、プラスマイナス1%の範囲内)か、あるいは、現時点での支持率が所定値以上(たとえば、1%以上)下降したかを示している。
図8は、ステータスアイコン160a〜160cの支持率変化を示す矢印について説明する図である。
ステータスアイコン160aは、現時点での支持率が、過去の所定の時点における支持率と比べて所定値以上上昇した場合の例であり、矢印が上向きとなっている。ステータスアイコン160bは、過去の所定の時点における支持率からの現時点での支持率の上昇量あるいは下降量が所定の範囲内である場合の例であり、矢印が横向きとなっている。ステータスアイコン160cは、現時点での支持率が、過去の所定の時点における支持率と比べて所定値以上下降した場合の例であり、矢印が下向きとなっている。
また、情報提供処理部43は、図7に示したステータスアイコン151a〜151dがマウス等によりクリックされた場合に、投稿者の支持率の履歴情報を出力する。具体的には、情報提供処理部43は、ステータスアイコン151a〜151dがマウス等によりクリックされた場合に、情報蓄積サーバ50に対して、投稿者の支持率の履歴情報を送信するよう要求する。
そして、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50により送信された履歴情報を受信して、受信した履歴情報をユーザ端末10a〜10cに出力する。図9は、支持率履歴出力画面160の一例を示す図である。
図9に示すように、情報提供処理部43は、投稿者の支持率の時間的な変化を表す履歴情報を、縦軸に支持率、横軸に時間軸をとったグラフにして出力する。
なお、投稿者が投稿した口コミ情報の総数が多い順に投稿者の順位付けがおこなわれる場合には、ステータスアイコン151a〜151dがマウス等によりクリックされると、口コミ情報の総数の時間的変化を表す履歴情報がグラフとして出力される。
また、投稿者が投稿した口コミ情報が閲覧された回数の多い順に投稿者の順位付けがおこなわれる場合には、ステータスアイコン151a〜151dがマウス等によりクリックされると、閲覧された回数の時間的変化を表す履歴情報がグラフとして出力される。
さらに、情報提供処理部43は、図7に示した投稿者ランキング出力画面150において、マウス等の操作により、ある投稿者のステータスアイコン151a〜151dが他の投稿者のステータスアイコン151a〜151dの上に、ドラッグアンドドロップ操作により重ねられた場合に、両方の投稿者の口コミ情報をユーザ端末10a〜10cに出力する。
具体的には、情報提供処理部43は、2つのステータスアイコン151a〜151dがドラッグアンドドロップ操作により重ねられた場合に、情報蓄積サーバ50に対して、それらのステータスアイコン151a〜151dに対応する2人の投稿者の口コミ情報のうち、同じ飲食店について投稿されたものがあるか否かを検索するよう要求する。
そして、情報提供処理部43は、情報蓄積サーバ50により送信された検索結果の情報を受信して、同じ飲食店について投稿された口コミ情報があった場合に、2人分の口コミ情報を図4に示したような口コミ情報出力画面120の形式でユーザ端末10a〜10cに出力する。
図10は、ステータスアイコン151a〜151dのドラッグアンドドロップ操作について説明する図である。図10に示すように、ポインタ152によりある投稿者のステータスアイコン151bをドラッグし、他の投稿者のあるステータスアイコン151aの上でステータスアイコン151bをドロップすることにより、2人分の口コミ情報がユーザ端末10a〜10cに出力される。
なお、ここでは、ドラッグアンドドロップ操作により重ねられたステータスアイコン151a〜151dに対応する2人の投稿者の口コミ情報のうち、同じ飲食店について投稿された口コミ情報を出力することとしているが、同じジャンルなどの他の条件を満足する口コミ情報を出力することとしてもよい。
図1の説明に戻ると、制御部44は、情報提供サーバ40を全体制御する制御部であり、各機能部間のデータの授受を司る。
情報蓄積サーバ50は、ユーザに提供するさまざまな情報を蓄積するサーバである。この情報蓄積サーバ50は、通信処理部51、記憶部52、情報管理部53、制御部54を有する。
通信処理部51は、ネットワーク70を介して情報提供サーバ40あるいは情報集計サーバ60との間で通信をおこなうネットワークインターフェースである。
記憶部52は、ハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部52は、店データ52a、投稿者データ52b、投稿データ52c、得意地域店評価データ52d、店評価データ52e、投稿者評価データ52f、支持率履歴データ52g、投稿者ランキングデータ52hを記憶している。
店データ52aは、各飲食店の基本データである。図11は、図1に示した店データ52aの一例を示す図である。図11に示すように、この店データ52aは、店ID、店名、ジャンル、住所、地域、電話番号、交通手段、クーポンの情報を記憶している。これらは、情報蓄積サーバ50の入力装置(図示せず)が情報提供サービスの管理者などから入力を受け付けた情報である。
店IDは、各飲食店に一意に割り当てられるIDである。店名は、各飲食店の名称である。ジャンルは、各飲食店が提供する料理のジャンルである。住所は、各飲食店の住所である。地域は、上記住所に対応する地域の情報である。電話番号は、各飲食店の電話番号である。
交通手段は、各飲食店に行くのに最も便利な交通手段の情報である。クーポンは、各飲食店で利用できるクーポンの情報である。クーポンがある場合にはその内容が、クーポンが無い場合は「無し」という情報が記憶される。
図1の説明に戻ると、投稿者データ52bは、口コミ情報を投稿したユーザの基本データである。図12は、図1に示した投稿者データ52bの一例を示す図である。図12に示すように、この投稿者データ52bは、投稿者ID、パスワード、ニックネーム、電子メールアドレス、性別、生年月日、地域、ジャンルの情報を記憶している。これらの情報は、各投稿者によるユーザ端末10a〜10cの操作により登録された情報である。
投稿者IDは、各投稿者に一意に割り当てられるIDである。パスワードは、各投稿者が投稿をおこなう際に入力するパスワードである。ニックネームは、各投稿者が投稿に用いるニックネームである。電子メールアドレスは、各投稿者の電子メールアドレスである。性別は、各投稿者の性別である。生年月日は、各投稿者の生年月日である。
地域は、飲食店の評価において各投稿者が得意とする地域の情報である。図12の例では、地域の情報は、各投稿者に1つだけ登録されているが、複数の地域を登録することとしてもよい。
ジャンルは、飲食店の評価において各投稿者が得意とするジャンルの情報である。図12の例では、ジャンルの情報は、各投稿者に1つだけ登録されているが、投稿者は複数のジャンルを登録することとしてもよい。
図1の説明に戻ると、投稿データ52cは、図5に示したような投稿受付画面130において、投稿者により投稿された口コミ情報を記憶したデータである。図13は、図1に示した投稿データ52cの一例を示す図である。
図13に示すように、この投稿データ52cは、投稿ID、投稿者ID、投稿日時、店ID、星評価、シーン、金額、雰囲気、口コミタイトル、口コミ内容、支持率、不支持率、閲覧数の情報を記憶している。
投稿IDは、投稿者により投稿された各口コミ情報に割り当てられるIDである。投稿者IDは、口コミ情報を投稿した投稿者に割り当てられるIDである。この投稿者IDは、図12に示した投稿者IDに対応するものである。投稿日時は、各口コミ情報が投稿された日時である。
店IDは、各飲食店に一意に割り当てられるIDである。この店IDは、図11に示した店IDに対応するものである。星評価は、投稿者によりなされた飲食店の評価である。この評価は、5段階でなされるものであり、星5つが最高の評価、星1つが最低の評価である。
シーンは、投稿者が評価をおこなった飲食店のシーンである。具体的には、シーンは、「ディナー」、「ランチ」、「その他」などから投稿者により選択される。金額は、投稿者により登録された飲食店の予算金額の情報である。雰囲気は、投稿者により登録された飲食店の雰囲気の情報である。
口コミタイトルは、投稿者により登録された口コミ情報のタイトルである。口コミ内容は、投稿者により登録された口コミ情報の内容である。支持数は、投稿者が投稿した口コミ情報を支持した(役に立つと判定した)ユーザの数である。不支持数は、投稿者が投稿した口コミ情報を支持しなかった(役に立たないと判定した)ユーザの数である。
情報管理部53は、図4に示した口コミ情報出力画面120において、評価ボタン128a〜128dがマウス等によりクリックされるたびに、その情報を情報提供サーバ40から受信して、支持率あるいは不支持率の情報を更新する。
閲覧数は、各口コミ情報がユーザにより閲覧された回数の情報である。情報管理部53は、ユーザ端末10a〜10cへの出力用に口コミ情報を情報提供サーバ40に送信するたびに閲覧数の情報を更新する。
図1の説明に戻ると、得意地域店評価データ52dは、投稿者によりなされた各飲食店の評価の情報を記憶したデータである。図14は、図1に示した得意地域店評価データ52dの一例を示す図である。
ここで、この得意地域店評価データ52dは、投稿データ52cに登録されたすべての口コミ情報のうち、投稿者データ52bに登録された各投稿者の地域に該当する飲食店に対して、それぞれの投稿者により投稿された口コミ情報に含まれる飲食店の評価を飲食店ごとに集計したものである。
図14に示すように、この得意地域店評価データ52dは、番号、店ID、評価平均点、口コミ数、口コミ数順位、星評価、5つ星数順位、予算、雰囲気、性別・世代、最新口コミ情報、役立ち口コミ情報の各情報を記憶している。
番号は、各飲食店の通し番号である。この番号により得意地域店評価データ52dに登録されている飲食店の総数を知ることができる。店IDは、各飲食店に一意に割り当てられるIDである。この店IDは、図2に示した店IDに対応するものである。評価平均点は、図13に示した投稿データ52cの星評価を飲食店ごとに集計して算出した星評価の平均値である。
口コミ数は、図13に示した投稿データ52cの口コミ情報の数を飲食店ごとに集計した各飲食店の口コミ情報の総数である。口コミ数順位は、各飲食店を口コミ数が多い順に並べた場合に、口コミ数が多いほうから数えた飲食店の順位である。
星評価は、図13に示した投稿データ52cの星評価を飲食店ごとに集計した情報である。5つ星数順位は、各飲食店を5つ星の数が多い順に並べた場合に、5つ星の数が多いほうから数えた飲食店の順位である。予算は、図13に示した投稿データ52cの金額を飲食店ごとに集計した情報である。
雰囲気は、図13に示した投稿データ52cの雰囲気を飲食店ごとに集計した情報である。性別・世代は、図13に示した投稿データ52cの投稿者IDにより特定される投稿者の性別・世代を飲食店ごとに集計した情報である。各投稿者の性別・世代は、投稿者IDを用いて投稿者データ52bから性別、生年月日を調べることにより判明する。
最新口コミ情報は、各飲食店に対して投稿された口コミ情報のうち、最新の口コミ情報を特定する情報であり、最新の口コミ情報に対応する図13に示した投稿データ52cの投稿IDが登録されたものである。
役立ち口コミ情報は、各飲食店に対して投稿された口コミ情報のうち、ユーザにより役に立つと判定された口コミ情報を特定する情報であり、役に立つと判定された口コミ情報に対応する図13に示した投稿データ52cの投稿IDが登録されたものである。具体的には、役立ち口コミ情報は、支持数から不支持数を差し引いた支持点数が高い口コミ情報が所定数選択された場合に、選択された口コミ情報を特定する投稿IDである。
なお、ここでは、各投稿者が自分が得意な地域について投稿した口コミ情報を集計することとしているが、各投稿者が自分が得意な飲食店の料理のジャンルについて投稿した口コミ情報を集計して飲食店の評価データを作成することとしてもよい。
図1の説明に戻ると、店評価データ52eは、投稿データ52cに登録されたすべての口コミ情報に含まれる飲食店の評価を集計したものである。この店評価データ52eは、図14に示した得意地域店評価データ52dと同様に、番号、店ID、評価平均点、口コミ数、口コミ数順位、星評価、5つ星数順位、予算、雰囲気、性別・世代、最新口コミ情報、役立ち口コミ情報の各情報を記憶している。ただし、これらの情報は、投稿データ52cに登録されたすべての口コミ情報に含まれる飲食店の評価の集計結果である点が得意地域店評価データ52dとは異なる。
この店評価データ52eは、図3に示したような、各投稿者が自分が得意な地域について投稿した口コミ情報に基づいて生成された飲食店ランキングを出力する代わりに、すべての口コミ情報を集計して生成された飲食店ランキングの出力要求を情報提供サーバ40がユーザ端末10a〜10cから受け付けた場合に、そのような飲食店ランキングを出力するために用いられる。
投稿者評価データ52fは、口コミ情報を投稿した投稿者に対して他のユーザによりなされた投稿者の評価の情報を記憶したデータである。図15は、図1に示した投稿者評価データ52fの一例を示す図である。
図15に示すように、この投稿者評価データ52fは、番号、投稿者ID、口コミ投稿数、口コミ投稿数順位、星評価、予算、ジャンル、支持数、不支持数、支持点数、支持率、アイコン、口コミ情報閲覧数の情報を記憶している。
番号は、各投稿者の通し番号である。この番号により投稿者評価データ52fに登録されている投稿者の総数を知ることができる。投稿者IDは、各投稿者に一意に割り当てられるIDである。この投稿者IDは、図12に示した投稿者IDに対応するものである。
口コミ投稿数は、各投稿者が投稿をおこなった口コミ情報の総数である。口コミ投稿数順位は、各投稿者を口コミ投稿数が多い順に並べた場合に、口コミ投稿数が多いほうから数えた投稿者の順位である。
星評価は、各投稿者が評価した飲食店の5段階の評価を集計した情報である。具体的には、投稿者が各星数の評価を何度おこなったかを集計した情報である。予算は、各投稿者が投稿した口コミ情報の数を金額ごとに集計した情報である。ジャンルは、各投稿者が投稿した口コミ情報の数を飲食店のジャンルごとに集計した情報である。
支持数は、各投稿者が投稿した口コミ情報を支持した(役に立つと判定した)ユーザの総数である。不支持数は、各投稿者が投稿した口コミ情報を支持しなかった(役に立たないと判定した)ユーザの総数である。支持点数は、各投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標であり、支持数から不支持数を差し引いた数である。
支持率は、支持点数と同様に各投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標であり、支持数と不支持数とを合計した合計数のうち、支持数が占める割合である。
アイコンは、図7に示したような投稿者ランキング出力画面150をユーザ端末10a〜10cに出力する場合に、各投稿者に対応付けて出力されるステータスアイコン151a〜151dの種類を示す情報である。
このステータスアイコン151a〜151dは、口コミ投稿数、支持点数、および、支持率の変動がひと目でわかるようになっている。このアイコンの種類の決定方法については、情報集計サーバ60の説明時に詳細に説明する。
口コミ情報閲覧数は、各投稿者の投稿した口コミ情報がユーザにより閲覧された回数の情報である。
図1の説明に戻ると、支持率履歴データ52gは、各投稿者の支持率の時間的な変化の情報を記憶したデータである。図16は、図1に示した支持率履歴データ52gの一例を示す図である。この支持率履歴データ52gは、投稿者IDと過去の所定の時期とに対応付けて、支持率のデータが記憶されている。
投稿者IDは、各投稿者に一意に割り当てられるIDである。この投稿者IDは、図12に示した投稿者データ52bの投稿者IDに対応するものである。支持率は、支持数と不支持数とを合計した合計数のうち、支持数が占める割合である。この支持率は、図15に示した投稿者評価データ52fの支持率の過去の所定の時期における値である。
図16の例では、過去の所定の時期が、「1週間前」、「2週間前」、「3週間前」、・・・、というように一週間ごとに区切って設定されているが、これに限定されず、任意の時期で区切ることとしてよい。
図1の説明に戻ると、投稿者ランキングデータ52hは、各投稿者を(口コミ投稿数×支持点数)が多い順に並べたランキングのデータである。図7に示した投稿者ランキング出力画面150は、この投稿者ランキングデータ52hに基づいて出力される。
図17は、図1に示した投稿者ランキングデータ52hの一例を示す図である。この投稿者ランキングデータ52hは、順位、投稿者ID、ニックネーム、アイコン、口コミ投稿数、支持点数、支持率の情報を記憶している。
順位は、各投稿者を(口コミ投稿数×支持点数)が多い順に並べた場合に、(口コミ投稿数×支持点数)が多い順から数えた投稿者の順位である。投稿者IDは、各投稿者に一意に割り当てられるIDである。この投稿者IDは、図12に示した投稿者IDに対応するものである。
ニックネームは、各投稿者が投稿に用いるニックネームである。このニックネームは、図12に示した投稿者データ52bのニックネームに対応するものである。アイコンは、各投稿者に対応付けて出力され、口コミ投稿数、支持点数、および、支持率の変動がひと目でわかるように出力されるステータスアイコン151a〜151dの種類の情報である。このアイコンは、図15に示した投稿者評価データ52fのアイコンに対応するものである。
口コミ投稿数は、各投稿者が投稿をおこなった口コミ情報の総数である。この口コミ投稿数は、図15に示した投稿者評価データ52fの口コミ投稿数に対応するものである。支持点数は、各投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標である。この支持点数は、図15に示した投稿者評価データ52fの支持点数に対応するものである。
支持率は、支持点数と同様に各投稿者が他のユーザから支持されている度合いを測る目安となる指標であり、図15に示した投稿者評価データ52fの支持率に対応するものである。
図1の説明に戻ると、情報管理部53は、情報提供サーバ40や情報集計サーバ60から、記憶部52に記憶されたデータの送信要求や検索要求、記憶部52にデータを記憶するデータの書き込み要求、および、記憶部52に記憶されたデータの更新要求などを受け付けた場合に要求された処理を実行することにより情報の管理をおこなう管理部である。
制御部53は、情報蓄積サーバ50を全体制御する制御部であり、各機能部間のデータの授受を司る。
情報集計サーバ60は、投稿者により投稿された飲食店の口コミ情報や、投稿者が投稿した口コミ情報に対して他のユーザが評価した投稿者の評価情報などを集計するサーバである。この情報集計サーバ60は、通信処理部61、記憶部62、店評価情報集計部63、投稿者評価情報集計部64を有する。
通信処理部61は、ネットワーク70を介して情報提供サーバ40や情報蓄積サーバ50との間で通信をおこなうネットワークインターフェースである。
記憶部62は、ハードディスク装置などの記憶デバイスである。この記憶部62は、アイコン判定データ62aを記憶している。アイコン判定データ62aは、図7に示した投稿者ランキング出力画面150をユーザ端末10a〜10cに出力する場合に、各投稿者に対応付けて出力されるステータスアイコン151a〜151dの種類を判定する判定基準を記憶したデータである。
図18は、図1に示したアイコン判定データ62aの一例を示す図である。このアイコン判定データ62aは、支持率と口コミ投稿数とに対応付けてステータスアイコン151a〜151dの種類の情報が記憶されている。
支持率は、支持数と不支持数とを合計した合計数のうち、支持数が占める割合である。口コミ投稿数は、各投稿者が投稿をおこなった口コミ情報の総数である。たとえば、支持率が67%で、口コミ投稿数が52である場合には、ステータスアイコン151a〜151dの種類は「青100」となる。
図18の例では、支持率の違いはステータスアイコン151a〜151dの色の違いで表現することとし、また、口コミ投稿数の違いは数字で表現することとしている。ただし、この表現方法は、これに限定されず、支持率の違いは数字の違いで表現することとし、また、口コミ投稿数の違いはステータスアイコン151a〜151dの色で表現するなどしてもよい。
また、支持率や口コミ投稿数などの違いをステータスアイコン151a〜151dの形などで表現することとしてもよい。さらに、ステータスアイコン151a〜151dを用いて表現する投稿者の評価は、支持率や口コミ投稿数に限定されず、支持点数など他のものであってもよい。
図1の説明に戻ると、店評価情報集計部63は、投稿者により投稿された飲食店の口コミ情報を定期的に集計する集計部である。
具体的には、店評価情報集計部63は、図13に示した投稿データ52cを情報蓄積サーバ50から取得して、飲食店ごとに図14に示した得意地域店評価データ52d、および、店評価データ52eの評価平均点、口コミ数、口コミ数順位、星評価、5つ星数順位、予算、雰囲気、性別・世代、最新口コミ情報、役立ち口コミ情報の各情報を生成し、情報蓄積サーバ50にそれらの情報を記憶させる処理をおこなう。
投稿者評価情報集計部64は、投稿者が投稿した口コミ情報に対して他のユーザが評価した投稿者の評価情報を集計する集計部である。
具体的には、投稿者評価情報集計部64は、図13に示した投稿データ52cを情報蓄積サーバ50から取得して、投稿者ごとに図15に示した投稿者評価データ52fの口コミ投稿数、口コミ投稿数順位、星評価、予算、ジャンル、支持数、不支持数、支持点数、支持率、アイコンの情報を生成し、情報蓄積サーバ50にそれらの情報を記憶させる処理をおこなう。
なお、アイコンの情報を生成する場合には、投稿者評価情報集計部64は、アイコン判定データ62aに記憶された判定基準に基づいてアイコンの情報を生成する。その際、投稿者評価情報集計部64は、情報蓄積サーバ50から支持率履歴データ52gを取得し、現在の支持率の値と過去の支持率の値とを比較することにより、ステータスアイコン151a〜151dにおいて支持率変化を示す矢印の向きを決定する。
また、投稿者評価情報集計部64は、情報蓄積サーバ50に新たな支持率の情報を記憶させる場合に、古い支持率の値を図16に示した支持率履歴データ52gとして記憶させる。さらに、投稿者評価情報集計部64は、投稿者評価データ52fに登録された各投稿者を(口コミ投稿数×支持点数)が多い順に並べることにより、図17に示した投稿者ランキングデータ52hを生成し、情報蓄積サーバ50に記憶させる。
制御部65は、情報集計サーバ60を全体制御する制御部であり、各機能部間のデータの授受を司る。
つぎに、本実施例に係る口コミ情報集計処理の処理手順について説明する。図19は、本実施例に係る口コミ情報集計処理の処理手順を示すフローチャートである。図19に示すように、まず、情報集計サーバ60の店評価情報集計部63は、情報集計サーバ60に備えられた時計(図示せず)から時刻情報を定期的に取得する時刻情報取得処理をおこなう(ステップS101)。
そして、店評価情報集計部63は、現時刻があらかじめ設定された設定時刻か否かを調べる(ステップS102)。現時刻があらかじめ設定された設定時刻でない場合には(ステップS102,No)、店評価情報集計部63は、ステップS101に戻って、時刻情報取得処理を継続する。
現時刻があらかじめ設定された設定時刻である場合には(ステップS102,Yes)、店評価情報集計部63は、情報蓄積サーバ50から店データ52a、投稿者データ52b、投稿データ52c、支持率履歴データ52gを読み込むデータ読み込み処理をおこなう(ステップS103)。
その後、店評価情報集計部63は、投稿データ52cに基づいて飲食店の評価情報を店ごとに集計し、集計した評価情報を情報蓄積サーバ50に記憶するよう要求する店評価情報集計処理をおこなう(ステップS104)。この要求を受け付けた情報蓄積サーバ50の情報管理部52は、受信した評価情報を記憶部52に得意地域店評価データ52d、店評価データ52eとして記憶する。
続いて、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cに基づいて投稿者の評価情報を投稿者ごとに集計し、集計した評価情報を情報蓄積サーバ50に記憶するよう要求する投稿者評価情報集計処理をおこなう(ステップS105)。この要求を受け付けた情報蓄積サーバ50の情報管理部52は、受信した評価情報を記憶部52に投稿者評価データ52f、支持率履歴データ52g、投稿者ランキングデータ52hとして記憶する。
そして、店評価情報集計部63は、この口コミ情報集計処理の終了要求を情報集計サーバ60の入力装置(図示せず)により受け付けたか否かを調べ(ステップS106)、口コミ情報集計処理の終了要求を受け付けた場合には(ステップS106,Yes)、この口コミ情報集計処理を終了する。口コミ情報集計処理の終了要求を受け付けていない場合には(ステップS106,No)、ステップS101に戻って、時刻情報取得処理を再度おこなう。
つぎに、図19に示した店評価情報集計処理の処理手順についてさらに詳しく説明する。図20は、図19に示した店評価情報集計処理の処理手順について説明する図である。なお、ここでは、図14に示した得意地域店評価データ52dに登録される店評価情報を集計する場合について説明する。
図20に示すように、まず、店評価情報集計部63は、投稿データ52cに記憶された口コミ情報の中から、投稿者データ52bに登録された投稿者の地域に該当する飲食店に対して投稿された口コミ情報を抽出する(ステップS201)。各飲食店の地域およびジャンルは、店データ52aを参照して調べることができる。
そして、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報の数を各飲食店ごとに集計し、得意地域店評価データ52dにおける口コミ数を算出する(ステップS202)。続いて、店評価情報集計部63は、口コミ投稿数の多い順に飲食店を順位付けし、得意地域店評価データ52dにおける口コミ数順位を算定する(ステップS203)。
その後、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報の星評価を飲食店ごとに集計し、得意地域店評価データ52dにおける星評価を算出する(ステップS204)。そして、店評価情報集計部63は、飲食店ごとに集計した星評価において、5つ星の多い順に飲食店を順位付けし、得意地域店評価データ52dにおける5つ星数順位を算定する(ステップS205)。
その後、店評価情報集計部63は、飲食店ごとに集計した星評価の情報を用いて、得意地域店評価データ52dにおける評価平均点を算出する(ステップS206)。そして、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報における金額の情報を飲食店ごとに集計し、得意地域店評価データ52dにおける予算の情報を生成する(ステップS207)。
続いて、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報における雰囲気の情報を飲食店ごとに集計し、得意地域店評価データ52dにおける雰囲気の情報を生成する(ステップS208)。
そして、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報における投稿者IDと、投稿者データ52bに記憶された投稿者IDに対応する性別および生年月日の情報とを基にして、投稿者の性別・世代の情報を飲食店ごとに集計し、得意地域店評価データ52dにおける性別・世代の情報を生成する(ステップS209)。
続いて、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報における投稿日時の情報から、評価データ52dにおける最新口コミ情報を決定する(ステップS210)。さらに、店評価情報集計部63は、抽出された口コミ情報における支持率および不支持率の情報から、支持点数を算出することにより評価データ52dにおける役立ち口コミ情報を決定する(ステップS211)。
その後、店評価情報集計部63は、ステップS201からステップS211までの処理で得られた結果を情報蓄積サーバ50に送信して(ステップS212)、その結果を情報蓄積サーバ50に得意地域店評価データ52dとして記憶させ、この店評価情報集計処理を終了する。
なお、ここでは、図14に示した得意地域店評価データ52dに登録される店評価情報を集計する場合について説明したが、店評価データ52dに登録される店評価情報を集計する場合には、ステップS201において、投稿者データ52bに登録された投稿者の地域に該当する飲食店に対して投稿された口コミ情報を抽出する代わりに、すべての口コミ情報を取得し、それ以降の処理においては、取得したすべての口コミ情報に対して各処理をおこなう。
つぎに、図19に示した投稿者評価情報集計処理の処理手順についてさらに詳しく説明する。図21は、図19に示した投稿者評価情報集計処理の処理手順について説明する図である。図21に示すように、まず、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cに記憶された口コミ投稿数を投稿者ごとに集計し、投稿者評価データ52fにおける口コミ投稿数を算出する(ステップS301)。
そして、投稿者評価情報集計部64は、投稿者ごとに集計した口コミ投稿数の多い順に投稿者を順位付けし、投稿者評価データ52fにおける口コミ投稿数順位を算定する(ステップS302)。
続いて、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cに記憶された星評価を投稿者ごとに集計し、投稿者評価データ52fにおける星評価を算出する(ステップS303)。そして、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cに記憶された金額の情報を投稿者ごとに集計し、投稿者評価データ52fにおける予算の情報を生成する(ステップS304)。
その後、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cに記憶された店IDと、店データ52aに記憶された店IDに対応するジャンルの情報とを基にして、飲食店のジャンルの情報を投稿者ごとに集計し、投稿者評価データ52fにおけるジャンルの情報を生成する(ステップS305)。
そして、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cに記憶された支持数および不支持数の情報を投稿者ごとに集計し、投稿者評価データ52fにおける支持数および不支持数を算出する(ステップS306)。
続いて、投稿者評価情報集計部64は、集計した支持数から不支持数を差し引くことにより、投稿者評価データ52fにおける支持点数を算出する(ステップS307)。そして、投稿者評価情報集計部64は、支持数と不支持数とを合計した合計数のうち、支持数が占める割合を算出することにより、投稿者評価データ52fにおける支持率を算出する(ステップS308)。
その後、投稿者評価情報集計部64は、アイコン判定データ62aと、支持率履歴データ52gとを参照し、投稿者IDにより特定される各投稿者について集計した口コミ投稿数と、算出した支持率と、過去の支持率とを基にして、投稿者評価データ52fにおけるアイコンの情報を生成する(ステップS309)。
続いて、投稿者評価情報集計部64は、投稿データ52cの閲覧数を投稿者ごとに集計し、投稿者評価データ52fにおける口コミ情報閲覧数を算出する(ステップS310)。
そして、投稿者評価情報集計部64は、投稿者データ52bに記憶されたニックネームの情報と、投稿者評価データ52f用に生成した各投稿者のアイコン、口コミ投稿数、支持点数、支持率の情報とを用いて、各投稿者を(口コミ投稿数×支持点数)が多い順に並べることにより、投稿者ランキングデータ52hを生成する(ステップS311)。
ここで、(口コミ投稿数×支持点数)が同一である場合には、支持点数が多い投稿者が上位の投稿者とされる。さらに支持点数も同一であった場合にはそれらの投稿者を同一の順位とし、投稿者IDを用いてアルファベット順に順位付けをおこなう。
その後、投稿者評価情報集計部64は、ステップS301からステップS311までの処理で得られた結果を情報蓄積サーバ50に送信して(ステップS312)、その結果を情報蓄積サーバ50に投稿者評価データ52f、投稿者ランキングデータ52hとして記憶させ、この投稿者評価情報集計処理を終了する。
つぎに、本実施例に係る飲食店情報提供処理の処理手順について説明する。図22は、本実施例に係る飲食店情報提供処理の処理手順を示すフローチャートである。
図22に示すように、まず、情報提供サーバ40の情報提供処理部43は、ユーザ端末10a〜10cから飲食店情報提供処理の処理要求を受け付け(ステップS401)、受け付けた処理要求の内容を調べる(ステップS402)。
受け付けた処理要求が、口コミ情報投稿処理実行要求であった場合には、情報提供処理部43および情報蓄積サーバ50の情報管理部53は、口コミ情報投稿処理を実行する(ステップS403)。
具体的には、情報提供処理部43は、図5に示したような投稿受付画面130をユーザ端末10a〜10cに出力し、ユーザによる口コミ情報の入力を受け付ける。そして、情報提供処理部43は、受け付けた口コミ情報を情報管理部53に送信する。そして、情報管理部53は、受信した口コミ情報を記憶部52に投稿データ52cとして記憶させる。
口コミ情報投稿処理の終了後、情報提供処理部43は、この飲食店情報提供処理の終了要求を情報提供サーバ40の入力装置(図示せず)により受け付けたか否かを調べ(ステップS408)、飲食店情報提供処理の終了要求を受け付けた場合には(ステップS408,Yes)、この飲食店情報提供処理を終了する。
飲食店情報提供処理の終了要求を受け付けていない場合には(ステップS408,No)、ステップS401に戻って、ユーザ端末10a〜10cから飲食店情報提供処理の処理要求を受け付ける処理を再度おこなう。
ステップS402において調べた処理要求の内容が、図2で説明したトップ画面100においてユーザによりなされた飲食店検索処理実行要求であった場合には、情報提供処理部43および情報管理部53は、飲食店検索処理を実行する(ステップS404)。
具体的には、情報提供処理部43は、トップ画面100において入力された絞り込み条件を情報管理部53に送信し、地域の指定などの絞り込み条件に適合する飲食店情報を検索するよう要求する。
この要求を受け付けた情報管理部53は、店データ52aおよび得意地域店評価データ52dから絞り込み条件に適合する飲食店の情報および飲食店に対する評価情報を検索し、検索した情報を情報提供処理部43に送信する。
その後、情報提供処理部43は、情報管理部53により送信された情報を受信し、その情報を用いて図3に示したような地域別店ランキング出力画面110を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信して地域別店ランキング出力画面110を出力させる。飲食店検索処理の終了後は、ステップS408に移行して、それ以後の処理が実行される。
なお、各投稿者が自分が得意な地域について投稿した口コミ情報に基づいて生成された飲食店ランキングを出力する代わりに、すべての口コミ情報を集計して生成された飲食店ランキングの出力要求を情報提供処理部43がユーザ端末10a〜10cから受け付けた場合には、情報提供処理部43は、すべての口コミ情報を集計して生成された店評価データ52eを用いて地域別店ランキング出力画面を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信して地域別店ランキング出力画面を出力させる。
ステップS402において調べた処理要求の内容が、図3に示した地域別ランキング出力画面110の飲食店ランキング111において店名[ジャンル]がマウス等によりクリックされることによりなされた口コミ情報出力要求であった場合には、情報提供処理部43および情報管理部53は、口コミ情報出力処理を実行する(ステップS405)。
具体的には、情報提供処理部43は、マウス等によりクリックされた飲食店の情報を情報管理部53に送信し、その飲食店に対応する口コミ情報を検索するよう要求する。この要求を受け付けた情報管理部53は、得意地域店評価データ52dの最新口コミ情報および役立ち口コミ情報に登録された口コミ情報を投稿データ52cから検索し、検索した口コミ情報を情報提供処理部43に送信する。
その後、情報提供処理部43は、情報管理部53により送信された情報を受信し、その情報を用いて図4に示したような口コミ情報出力画面120を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信して口コミ情報出力画面120を出力させる。口コミ情報出力処理の終了後は、ステップS408に移行して、それ以後の処理が実行される。
ステップS402において調べた処理要求の内容が、図2で説明したトップ画面100においてユーザによりなされた投稿者ランキング出力要求であった場合には、情報提供処理部43および情報管理部53は、投稿者ランキング出力処理を実行する(ステップS406)。
具体的には、情報提供処理部43は、トップ画面100における投稿者ランキング表示受付領域103の表示ボタン105がマウス等の操作によりクリックされた場合に、情報管理部53に対して投稿者ランキングの情報を送信するよう要求する。
この要求を受け付けた情報管理部53は、投稿者ランキングデータ52hとして記憶された情報を情報提供処理部43に送信する。その後、情報提供処理部43は、情報提供処理部43により送信された情報を受信し、その情報を用いて図7に示したような投稿者ランキング出力画面150を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信して投稿者ランキング出力画面150を出力させる。
さらに、ユーザにより投稿者ランキング出力画面150におけるステータスアイコン151a〜151dがマウス等の操作によりクリックされた場合には、情報提供処理部43は、クリックされたステータスアイコン151a〜151dに対応する投稿者の支持率履歴情報を送信するよう情報管理部53に対して要求する。
この要求を受け付けた情報管理部53は、クリックされたステータスアイコン151a〜151dに対応する投稿者の支持率履歴情報を支持率履歴データ52gから読み出して、情報提供処理部43に送信する。
その後、情報提供処理部43は、情報提供処理部43により送信された情報を受信し、その情報を用いて図9に示したような支持率履歴出力画面160を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信して支持率履歴出力画面160を出力させる。
また、図10で説明したように、投稿者ランキング出力画面150において、ある投稿者のステータスアイコン151a〜151dをドラッグして他の投稿者のステータスアイコン151a〜151dの上にドロップするドラッグアンドドロップがマウス等の操作によりなされた場合には、情報提供処理部43は、両方の投稿者が同じ飲食店について投稿した口コミ情報を検索するよう情報管理部53に対して要求する。
この要求を受け付けた情報管理部53は、両方の投稿者が同じ飲食店について投稿した口コミ情報を投稿データ52cから検索し、検索により得られた口コミ情報を情報提供処理部43に送信する。また、店データ52aおよび得意地域店評価データ52dからその飲食店の情報および飲食店に対する評価情報を検索し、検索した情報を情報提供処理部43に送信する。
その後、情報提供処理部43は、情報提供処理部43により送信された情報を受信し、図4に示したような口コミ情報出力画面120において最新口コミ情報122と役立ち口コミ情報123とを2人分の口コミ情報で置き換えた口コミ情報出力画面を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信してその口コミ情報出力画面を出力させる。
このような処理が終了した場合には、ステップS408に移行して、それ以後の処理が実行される。
ステップS402において調べた処理要求の内容が、図4に示した口コミ情報出力画面120の最新口コミ情報122、役立ち口コミ情報123における投稿者のニックネーム、あるいは、図7に示した投稿者ランキング出力画面150における投稿者のニックネームをマウス等によりクリックすることによりなされた投稿者情報出力要求であった場合には、情報提供処理部43および情報管理部53は、投稿者情報出力処理を実行する(ステップS407)。
具体的には、情報提供処理部43は、ニックネームがクリックされた投稿者に対応する投稿者の投稿履歴情報を送信するよう情報管理部53に対して要求する。この要求を受け付けた情報管理部53は、ニックネームがクリックされた投稿者に対応する投稿者の投稿履歴情報を投稿者評価データ52fから読み出して、情報提供処理部43に送信する。
その後、情報提供処理部43は、情報管理部53により送信された情報を受信し、その情報を用いて図6に示したような投稿者口コミ履歴出力画面140を構成するデータを生成し、そのデータをユーザ端末10a〜10cに送信して投稿者口コミ履歴出力画面140を出力させる。
このような投稿者情報出力処理の終了後、ステップS408に移行して、それ以後の処理が実行される。
以上、上記実施例において、口コミ情報管理処理を各コンピュータ上で実現する場合について説明してきたが、口コミ情報管理処理を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行することにより口コミ情報管理処理を実現してもよい。
図23は、口コミ情報管理処理を実現するコンピュータ200のハードウェア構成を示すブロック図である。図23に示すように、このコンピュータ200は、上記プログラムを実行するCPU210と、データを入力する入力装置220と、各種データを記憶するROM230と、演算パラメータ等を記憶するRAM240と、口コミ情報管理処理を実現するためのプログラムを記録した記録媒体300からプログラムを読み取る読取装置250と、ディスプレイ等の出力装置260と、ネットワーク400を介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース270とが、バス280で接続された構成となっている。
CPU210は、読取装置250を経由して記録媒体300に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、口コミ情報管理処理を実現する。なお、記録媒体300としては、光ディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスク等が挙げられる。また、このプログラムは、ネットワーク400を介してコンピュータ200に導入することとしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、情報蓄積サーバ50が、投稿者により投稿された飲食店に対する口コミ情報を記憶し、情報集計サーバ60が、情報蓄積サーバ50に記憶された口コミ情報に基づいて、投稿者により登録された所定の地域(得意地域)および/または投稿者により登録された飲食店の所定のジャンル(得意ジャンル)に対応する飲食店をランク付けした評価ランキングに係る情報を生成することとしたので、各投稿者が得意とする地域やジャンルなどに対応し、各投稿者の特徴がより強く反映された情報をユーザが見やすいランキング形式でユーザに提供することができ、情報の信頼性を高めることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、情報蓄積サーバ50により記憶された口コミ情報に基づいて、図6に示したような、投稿者が口コミ情報を投稿した投稿履歴に係る情報を生成することとしたので、投稿者の過去の投稿傾向を調べることができ、ユーザは投稿者により投稿された情報の信頼性を容易に確認することができる。
また、本実施例では、上記投稿履歴に係る情報は、投稿者により口コミ情報が投稿された飲食店のジャンルの分布に係る情報であることとしたので、投稿者がいままでどのようなジャンルに対して投稿したかを調べることができ、ユーザは投稿者により投稿された情報の信頼性を容易に確認することができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、情報蓄積サーバ50により記憶された口コミ情報に基づいて、ユーザ端末10a〜10cに備えられたGPS機能により指定された地域、あるいは、ユーザにより入力された地域に対応する飲食店をランク付けした評価ランキングに係る情報を生成することとしたので、ユーザは情報を得たい地域において評価の高い飲食店を容易に調べることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、情報蓄積サーバ50により記憶された口コミ情報に基づいて、図4に示したような、飲食店に対する口コミ情報の投稿者の年代および/または性別ごとの分布に係る情報を生成することとしたので、ユーザはどのような年代および/または性別の投稿者が口コミ情報を投稿したかを容易に調べることができ、評価結果を分析することができる。
また、本実施例では、情報提供サーバ40が、情報蓄積サーバ50により記憶された口コミ情報に対してなされた評価を受け付け、情報集計サーバ60が、図7に示したような、受け付けた評価に基づいて投稿者をランク付けした評価ランキングに係る情報を生成することとしたので、ユーザは信頼できる投稿者を容易に調べることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、情報提供サーバ40が受け付けた口コミ情報の評価に基づいて、図9に示したような、所定の期間内に投稿者に対してなされた評価の履歴に係る情報を生成することとしたので、ユーザは投稿者に対する評価の変遷を容易に調べることができ、信頼できる投稿者を的確に調べることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、情報蓄積サーバ50により記憶された口コミ情報の数を投稿者ごとに集計し、集計した集計結果に基づいて投稿者をランク付けした評価ランキングに係る情報を生成することとしたので、ユーザは口コミ情報の投稿数が多く、信頼できる投稿者を容易に調べることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、上記集計結果に基づいて、所定の期間内に投稿者が口コミ情報を投稿した数の履歴に係る情報を生成することとしたので、ユーザは投稿者の口コミ情報の投稿数の変遷を容易に調べることができ、信頼できる投稿者を的確に調べることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、情報蓄積サーバ50により記憶された口コミ情報の閲覧数を口コミ情報を投稿した投稿者ごとに集計し、集計した集計結果に基づいて投稿者をランク付けした評価ランキングに係る情報を生成することとしたので、口コミ情報の閲覧数が多く、信頼できる投稿者を容易に調べることができる。
また、本実施例では、情報集計サーバ60が、上記集計結果に基づいて、投稿者が投稿した口コミ情報が所定の期間内に閲覧された数の履歴に係る情報を生成することとしたので、投稿者の口コミ情報の閲覧数の変遷を容易に調べることができ、信頼できる投稿者を的確に調べることができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
たとえば、上記実施例では、投稿者が得意地域や得意ジャンルをあらかじめ登録しておくこととしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報蓄積サーバ50の情報管理部53が、投稿者が過去に口コミ情報を投稿した飲食店に対応する地域やジャンルのうち、最も投稿回数が多かった地域やジャンルを検出し、検出した地域やジャンルを投稿者の得意地域や得意ジャンルとして設定することとしてもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
さらに、各装置にて行なわれる処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。