JP6631148B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本体装置とオプション装置とを備える画像形成装置において、オプション装置の電源を制御する技術に関する。
従来、本体装置とオプション装置とを接続した画像形成装置がある(例えば、特許文献1など)。特許文献1に開示される画像形成装置には、オプション装置として、当該本体装置にシートを供給する複数の給紙装置と、本体装置によって画像が形成されたシートに対する製本処理、ステープルを用いて綴じる処理等の後処理を行う複数の後処理装置とが接続されている。給紙装置及び後処理装置の各々は、商用電源と接続される電源部を備える。給紙装置及び後処理装置の制御回路には、電源部から電力が供給される。また、給紙装置等が備える駆動回路は、電源部から供給される電力によってモータやソレノイド等を駆動する。
また、本体装置は、電源のオン・オフを指示する制御信号を、通信インターフェースを介して給紙装置等に送信する。給紙装置等の制御回路は、受信した制御信号の内容を判定し、制御内容に応じて電源部から駆動回路への電力供給の開始、又は停止を行う。
特開2006−035751号公報
ところで、例えば省電力の目的でオプション装置の不使用時にオプション装置の電源部であるオプション電源を停止するために、本体装置の制御部がオプション電源の停止を指示する停止指令をオプション装置の制御部に送信する場合、停止指令がオプション電源に伝達されない等の原因で、停止指令によって実際にオプション電源が停止したのか、確証されていない。このように、オプション電源が停止しているのか否か確定しておらず、実際にはオプション電源が起動した状態のままであった場合、本体装置の制御部からオプション電源を起動する起動指令を受信したからといって、オプション装置の制御部がオプション電源に起動指令を送信すると、オプション電源が不具合を起こしてしまう可能性がある。このため、実際にオプション装置の電源部が停止していることを確認するために、例えばオプション装置の電源部から出力される電圧を確認することが行われる。ここで、オプション装置の電源部はコンデンサを備えるため、オプション装置の電源部が停止した直後は、コンデンサの電荷が放電しきれておらず、所定電圧以上の電圧がしばらく出力される。そのため、オプション装置の電源部が停止した直後にオプション装置の電源部から出力される電圧が確認されることによってオプション装置の電源部が停止したか否かが判断されると、オプション装置の電源部は未だ停止していないと誤判断される場合がある。したがって、オプション装置の電源部が停止しているか否かを正確に判断するためには、本体装置からの停止指令によって問題なくオプション装置が停止した場合に、コンデンサが放電し、出力される電圧が所定電圧未満に下がると推定される時間まで待機する必要が生じる。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、本体装置とオプション装置とを備える画像形成装置において、オプション電源が停止しているのか否かを迅速に確定できる状態にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の画像形成装置は、本体装置と、オプション装置と、を備え、本体装置は、本体電源と、本体制御部と、シートに画像を形成する画像形成部と、を有し、オプション装置は、オプション電源と、オプション電源から電力を供給され、画像形成部と連携して駆動される駆動負荷と、オプション電源とは異なる電源から電力を供給されるオプション制御部と、を有し、本体制御部は、オプション電源を起動する起動指令またはオプション電源を停止する停止指令を、オプション制御部に送信する指令送信処理を実行し、オプション制御部は、本体制御部から起動指令または停止指令を受信することに応じて、駆動負荷を放電用負荷として駆動する放電駆動処理を実行することを特徴とする。
オプション制御部は本体制御部から起動指令または停止指令を受信することに応じて、駆動負荷を放電用負荷として駆動する放電駆動処理を実行する。放電用負荷が駆動されることにより、オプション電源のコンデンサに残留している電荷が放電される。これにより、オプション制御部はオプション電源のオン・オフ状態を迅速に確定することができる。また、オプション制御部はオプション電源とは異なる電源から電圧を供給されるため、オプション電源が停止している場合にもオプション電源の起動をすることができる。
(2)また、本発明の画像形成装置において、オプション制御部は、本体制御部から起動指令を受信することに応じて、放電駆動処理を実行し、放電駆動処理を実行した後、オプション電源が停止しているか否かを判断する判断処理と、オプション電源が停止していると判断した場合、起動指令をオプション電源に送信する起動送信処理と、を実行する構成としても良い。
放電駆動処理を実行することにより、オプション電源が停止しているのか否かを確定できる状態に迅速にすることができるため、判断処理および起動送信処理を迅速に開始することができる。オプション電源のコンデンサに電荷が残留している状態においては、オプション制御部はオプション電源のオン・オフ状態を誤判断するおそれがあるが、放電駆動処理を実行するとともに、放電駆動処理を実行した後に判断処理を実行することにより、誤判断を抑制できる状態に迅速にすることができる。ひいては、オプション電源が停止している状態であると確定した後に、オプション電源を起動することができるため、オプション電源の不具合の発生を抑制することができる。
(3)また、本発明の画像形成装置において、オプション電源が生成するオプション電圧が所定電圧値未満であるか否かで異なる信号を出力する検出回路を備え、オプション制御部は、判断処理において、オプション電圧が所定電圧値未満であることを示す信号を検出回路から入力される場合、オプション電源が停止していると判断し、オプション電圧が所定電圧値未満でないことを示す信号を検出回路から入力される場合、オプション電源が起動していると判断する構成としても良い。これにより、オプション制御部は検出回路が出力する信号に基づいて、オプション電源が停止しているか否かを確実に判断することができる。
(4)また、本発明の画像形成装置において、オプション制御部は、オプション電源の有するコンデンサの充電量が最大である状態でオプション電源が停止した場合に放電用負荷を駆動し続けるとオプション電圧が所定電圧値未満まで降下すると想定される時間としての想定時間、放電駆動処理において放電用負荷を駆動する構成としても良い。
本体制御部から停止指令を受信した後、例えば、オプション電圧が所定電圧値未満であるか否かでオプション電源が停止したか否かを判断する場合、オプション制御部は、上記想定時間、放電用負荷を駆動した後に検出回路から送信される信号で判断することにより、オプション制御部が本体制御部から起動指令を受信したときに、コンデンサの充電量が最大である状態であったとしても、オプション電源のオン・オフ状態に係る誤判断を抑制することができる。
(5)また、本発明の画像形成装置において、オプション制御部は、本体制御部から停止指令を受信することに応じて、停止指令をオプション電源に送信する停止送信処理を実行し、停止送信処理を実行した後、放電駆動処理を実行する構成としても良い。
これにより、オプション電源のコンデンサに残留する電荷を低減した状態とすることができる。例えば、オプション電源を再び起動する場合に、放電駆動処理を省略してオプション電源の出力電圧に基づいてオプション電源が停止したか否かを判断する場合においても、オプション電源のオン・オフ状態に係る誤判断を抑制することができる。
(6)また、本発明の画像形成装置において、本体電源は、本体制御部、画像形成部、およびオプション制御部に電力を供給する構成としても良い。
オプション制御部は本体電源から電力が供給されるため、オプション電源が停止している期間も動作することができる。本体制御部からの指令を受け付けることができるため、オプション制御部が本体電源とは別の電源から電力を供給される構成に比べ、本体電源を起動させるだけで、本体制御部とオプション制御部に電力を供給することができる。
(7)また、本発明の画像形成装置において、オプション装置は、シートを画像形成部に搬送するローラと、ローラを駆動する駆動力を発生する駆動源と、駆動源の駆動力をローラに伝達するか否かを切替える電磁クラッチと、を有し、オプション制御部は、放電駆動処理において、駆動源の駆動力がローラへ伝達されない状態で、電磁クラッチを放電用負荷として駆動する構成としても良い。
オプション電源のコンデンサに残留している電荷を放電させるための放電用負荷を特別に設けることなく、放電用負荷として電磁クラッチを用いて、オプション電源のコンデンサに残留している電荷の放電を行うことができる。この場合、駆動源の駆動力がローラに伝達されない状態であるので、電磁クラッチの駆動によってもローラに駆動力が伝わることがなく、不必要なシートの搬送を抑制することができる。
(8)また、本発明の画像形成装置において、オプション装置は、複数のトレイと、複数のトレイの各々に対応した、複数のローラおよび複数の電磁クラッチと、を有し、複数の電磁クラッチは、駆動源を起点として直列に接続され、複数のローラの各々に駆動源の駆動力を順次伝達し、オプション制御部は、放電駆動処理において、複数の電磁クラッチのうち、駆動源側にある少なくとも1つの電磁クラッチを非駆動とした上で、非駆動の電磁クラッチの後段にある電磁クラッチを放電用負荷として駆動する構成としても良い。
複数の電磁クラッチのうち、駆動源側にある少なくとも1つの電磁クラッチを非駆動とした上で、非駆動の電磁クラッチの後段にある電磁クラッチを放電用負荷として駆動することにより、後段の電磁クラッチを放電用負荷として駆動しながらもローラに駆動力が伝わることがなく、不必要なシートの搬送を抑制することができる。
(9)また、本発明の画像形成装置において、本体装置は、シートを積載する本体圧板と、本体圧板を上昇させるための本体駆動源と、を有し、オプション装置は、シートを積載するオプション圧板と、オプション圧板を上昇させるためのオプション駆動源と、を有し、本体制御部は、画像形成のための準備動作の実行を指令する準備動作実行指令を受信することに応じて、オプション制御部に準備動作実行指令を送信する第1処理と、本体駆動源を第1速度で駆動する第2処理と、を実行し、オプション制御部は、本体制御部から準備動作実行指令を受信することに応じて、オプション電源の有するコンデンサに電荷が残留しているか否かを判断する第3処理と、第3処理によりオプション電源の有するコンデンサに電荷が残留していると判断された場合には、放電駆動処理により放電用負荷を駆動した後、オプション駆動源を第1速度よりも高速の第2速度で駆動する第4処理と、を実行する構成としても良い。
画像形成のための準備動作の実行を指令する準備動作実行指令を受信することに応じて、本体制御部は、本体駆動源を第1速度で駆動して、本体圧板を上昇させる。これに対して、前回オプション電源が停止する際に放電駆動処理が完了しておらず、オプション電源の有するコンデンサに電荷が残留しているおそれがあるため、オプション制御部は、第3処理によりオプション電源に電荷が残留しているか否かを確認する。第3処理によりオプション電源に電荷が残留していると判断された場合には、放電駆動処理を実行する。これにより、オプション電源のオン・オフ状態を迅速に確定することができる。しかしながら、放電駆動処理を実行するのに時間を要するため、オプション装置はオプション圧板を持上げる画像形成のための準備動作が本体装置よりも遅れるおそれがある。そこで、オプション駆動源を駆動する速度を第1速度よりも高速の第2速度にすることにより、オプション装置におけるオプション圧板を持上げる準備動作を短時間で終了することができる。尚、例えば、画像形成装置の電源がオンされた場合に受け取る信号、印刷ジョブなどを準備動作実行指令とすることができる。
本願に係る画像形成装置によれば、本体装置とオプション装置とを備える画像形成装置において、オプション電源が停止しているのか否かを迅速に確定できる状態にすることができる。
実施形態のプリンタの概略構成を示す断面図である。 プリンタの電気的構成の一部を示すブロック図である。 オプション低圧電源に係わる電気的構成を説明する図である。 本体起動処理の処理内容を示すフローチャートである。 オプション起動処理の処理内容を示すフローチャートである。 本体印刷・移行処理の処理内容を示すフローチャートである。 オプション印刷・移行処理の処理内容を示すフローチャートである。 本体起動処理の別例に係る処理内容を示すフローチャートである。 オプション起動処理の別例に係る処理内容を示すフローチャートである。
図1を用いて、本願に係るレーザプリンタ(以下、プリンタと略記する。)1の構成について説明する。以下の説明において、方向は、プリンタ1(「画像形成装置」の一例)を使用するユーザを基準にした方向で説明する。即ち、図1で左側を「前」、右側を「後」とし、上側を「上」、下側を「下」とする。
<プリンタの概略>
図1に示すように、プリンタ1は、略箱状の本体装置2、オプション給紙部70A、2つのオプション給紙部70Bを有しており、本体装置2は、給紙部10、画像形成部20、および本体モータM1等を有している。また、本体装置2の上面には排出されたシートPが積載される排紙トレイ3が形成されている。排紙トレイ3は後側から前側に向かって上方に傾斜している。
給紙部10は、シートPが載置される給紙トレイ11、本体圧板12、給紙ローラ13、搬送ローラ14等を有している。本体圧板12は後側端部に回動中心を有し、図1にて2点鎖線で示す待機位置から、実線で示す上昇位置に回動することができる。シートPは上昇位置にリフトアップされた本体圧板12によって給紙ローラ13に押圧される。給紙ローラ13がシートPに接触しつつ回転することにより送り出されたシートPは、搬送経路Rに沿って画像形成部20に給紙される。
画像形成部20は、本体装置2の略中央部であって、給紙部10の上部に配置されており、プロセスカートリッジ30、露光部40、および定着部60等を有している。
プロセスカートリッジ30は、感光体ドラム31、転写ローラ32、現像ローラ33、トナー収容室34、不図示の帯電器、および層厚規制ブレードなどを有している。
露光部40は、感光体ドラム31の上方に備えられており、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー等を有している。レーザ光源から発光されるレーザビームは、ポリゴンミラーで偏向されて、感光体ドラム31表面に照射される。
定着部60は本体装置2の後方に配置されている。定着部60は加熱ローラ61および加圧ローラ62等を有している。
本体モータM1は、給紙ローラ13、搬送ローラ14、および本体圧板12を駆動する駆動源である。本体モータM1の駆動力は駆動伝達機構80を介して給紙ローラ13、搬送ローラ14、および本体圧板12へ伝達される。駆動伝達機構80は第1伝達部81、電磁クラッチ82、および第2伝達部83、不図示の電磁クラッチおよび第3伝達部を有する。第1伝達部81は本体モータM1の駆動力を搬送ローラ14へ伝達する。電磁クラッチ82は入力側に第1伝達部81が接続され、出力側に第2伝達部83が接続されている。電磁クラッチ82は給紙ローラ13に駆動力を伝達可能な状態と、駆動力の伝達を切断する状態とに切替えられる。第3伝達部は第2伝達部83から分岐し、不図示の電磁クラッチを介して本体圧板12に駆動力を伝達するように構成されている。
本体装置2の下に設置されているオプション給紙部70A、70Bはオプション給紙トレイ71、オプション圧板72、オプション給紙ローラ73、およびオプション搬送ローラ74を有している。オプション圧板72は後側端部に回動中心を有し、図1にて2点鎖線で示す待機位置から、実線で示す上昇位置に回動することができる。シートPはリフトアップされたオプション圧板72によってオプション給紙ローラ73に押圧される。オプション給紙ローラ73がシートPに接触しつつ回転することにより、シートPは搬送経路Rに送り出される。
最上段のオプション給紙部70Aは、上記の他にオプションモータM2、駆動伝達機構90aを有する。オプションモータM2は、オプション給紙ローラ73、オプション搬送ローラ74、およびオプション圧板72などを駆動する駆動源である。オプションモータM2の駆動力は駆動伝達機構90aを介してオプション給紙ローラ73、オプション搬送ローラ74、およびオプション圧板72へ伝達される。駆動伝達機構90aは第1伝達部91、第2伝達部92、電磁クラッチ93a、第3伝達部94a、および不図示の電磁クラッチ、第4伝達部を有する。第1伝達部91はオプションモータM2の駆動力をオプション搬送ローラ74へ伝達する。電磁クラッチ93aは入力側に第1伝達部91が接続され、出力側に第3伝達部94aが接続されている。電磁クラッチ93aはオプション給紙ローラ73に駆動力を伝達可能な伝達状態と、駆動力の伝達を切断する切断状態とに切替えられる。不図示の第4伝達部は第2伝達部92から分岐し、不図示の電磁クラッチを介してオプション圧板72に駆動力を伝達するように構成されている。
オプション給紙部70Aの下段に設置されているオプション給紙部70Bは、上記の他に駆動伝達機構90bを有する。駆動伝達機構90bは、第1伝達部95、第2伝達部98、第3伝達部94b、第4伝達部97、電磁クラッチ93b、96、および不図示の電磁クラッチおよび第5伝達部を有する。第1伝達部95は、上段にオプション給紙部70Aが設置された場合にはオプション給紙部70Aの第2伝達部92に接続され、上段にオプション給紙部70Bが設置された場合にはオプション給紙部70Bの第2伝達部98に接続される。電磁クラッチ96は入力側に第1伝達部95が接続され、出力側に第4伝達部97が接続されている。電磁クラッチ96は第4伝達部97に駆動力を伝達可能な状態と、駆動力の伝達を切断する状態とに切替えられる。第4伝達部97は駆動力をオプション搬送ローラ74へ伝達する。電磁クラッチ93bは入力側に第4伝達部97が接続され、出力側に第3伝達部94bが接続されている。電磁クラッチ93bはオプション給紙ローラ73に駆動力を伝達可能な伝達状態と、駆動力の伝達を切断する切断状態とに切替えられる。第2伝達部98は第4伝達部97から分岐しており、後段に接続されるオプション給紙部70Bに電磁クラッチ96を介して駆動力を伝達可能に構成されている。不図示の第5伝達部は第3伝達部94bから分岐し、不図示の電磁クラッチを介してオプション圧板72に駆動力を伝達するように構成されている。
尚、本体装置2が有する第1伝達部81、第2伝達部83、および不図示の第3伝達部、およびオプション給紙部70Aが有する第1伝達部91、第2伝達部92、第3伝達部94a、および不図示の第4伝達部、更にオプション給紙部70Bが有する第1伝達部95、第2伝達部98、第3伝達部94b、第4伝達部97、および不図示の第5伝達部は例えば複数のギヤで構成されている。
次に、プリンタ1における画像形成時の動作について説明する。プリンタ1は印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行し、シートPに画像形成する。感光体ドラム31の表面は、帯電器により一様に正帯電され、印刷データに基づいて露光部40によりレーザビームが照射されることにより露光される。これにより、感光体ドラム31の表面には、静電潜像が形成される。次に、現像ローラ33により、感光体ドラム31表面に形成されている静電潜像にトナーが供給される。これにより、感光体ドラム31の表面の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面にはトナー像が担持される。
一方、所定のタイミングで、給紙部10またはオプション給紙部70Aまたはオプション給紙部70Bにより、シートPは搬送経路Rに沿って画像形成部20に給紙される。感光体ドラム31の表面に担持されたトナー像は、転写ローラ32によりシートPに転写される。そして、搬送経路Rに沿って定着部60に搬送され、トナーはシートPに熱定着される。その後、シートPは搬送経路Rに沿って搬送され、排紙トレイ3に排紙される。
<電気的構成>
次に、図2を用いて、プリンタ1の電気的構成について説明する。
本体装置2は上記した他に低圧電源101、DC−DCコンバータ(以下、DC/DCと略記する)102、本体制御部103、モータ制御回路104、クラッチ制御回路105、および表示操作部106を含む本体回路部100を有する。また、オプション給紙部70Aは上記した他に、オプション低圧電源201、オプション制御部202、検知回路205、オプションモータ制御回路203、およびオプションクラッチ制御回路204を含むオプション回路部200を有する。
低圧電源101は、例えば不図示のスイッチ、トランス、整流平滑回路などを含むスイッチング電源を含み、接続される交流電源ACから給電される交流電圧から例えば24VのDC電圧を生成する。また、低圧電源101はDC/DC102、モータ制御回路104、およびクラッチ制御回路105へ生成した24VのDC電圧を給電する。DC/DC102は低圧電源101から給電される24VのDC電圧を3.3VのDC電圧に変換し、変換した3.3VのDC電圧を本体制御部103およびオプション制御部202へ給電する。本体制御部103はDC/DC102から給電される3.3VのDC電圧で動作し、例えばASICで実現され、不図示のCPU、メモリ、タイマなどを内蔵する。CPUはメモリに記憶されているプログラムを実行し、モータ制御回路104およびクラッチ制御回路105、および図1で示した給紙部10および画像形成部20などを制御する。モータ制御回路104は図1で示す本体モータM1に低圧電源101から給電される24VのDC電圧の供給を制御することにより、本体モータM1を制御する。クラッチ制御回路105は図1で示す電磁クラッチ82に低圧電源101から給電される24VのDC電圧の供給を制御することにより、電磁クラッチ82を制御する。表示操作部106は電源ボタンなどの各種操作ボタンおよび操作キーなどを表示し、またユーザによる操作を受け付けるタッチパネルなどを備える。
オプション低圧電源201は例えば不図示のスイッチ、トランス、整流平滑回路などを含むスイッチング電源を含み、接続される交流電源ACから供給される交流電圧から例えば24VのDC電圧を生成し、オプションモータ制御回路203、オプションクラッチ制御回路204へ生成した24VのDC電圧を給電する。オプション制御部202はDC/DC102から給電される3.3VのDC電圧で動作し、例えばASICで実現され、不図示のCPU、メモリ、タイマなどを内蔵する。CPUはメモリに記憶されているプログラムを実行し、オプション低圧電源201、オプションモータ制御回路203、およびオプションクラッチ制御回路204などを制御する。また、本体制御部103と通信することができる。オプションモータ制御回路203は図1で示すオプションモータM2にオプション低圧電源201から給電される24VのDC電圧の駆動電圧の供給を制御することにより、オプションモータM2を制御する。オプションクラッチ制御回路204は図1で示す電磁クラッチ93a、93b、96にオプション低圧電源201から給電される24VのDC電圧の供給を制御することにより、電磁クラッチ93a、93b、96を制御する。尚、オプション制御部202はDC/DC102を介して低圧電源101から給電されることにより、低圧電源101を起動させるだけで、オプション制御部202に電力を供給することができる。
また、オプション低圧電源201から出力される出力電圧は、検知回路205に入力される。検知回路205は、例えば12Vの基準電圧と、オプション低圧電源201の出力電圧とを比較して比較結果をオプション制御部202に送信する。検知回路205は、例えば、オプション低圧電源201から出力される電圧が基準電圧を上回っている場合には、ハイレベルの検出信号SKをオプション制御部202に出力し、オプション低圧電源201から出力される電圧が基準電圧を下回っている場合には、ローレベルの検出信号SKをオプション制御部202に出力する。従って、オプション低圧電源201から24VのDC電圧が出力される場合には、検知回路205は、ハイレベルの検出信号SKをオプション制御部202へ送信する。また、オプション低圧電源201から出力される電圧が0Vの場合には、検知回路205は、ローレベルの検出信号SKをオプション制御部202へ送信する。
また、プリンタ1は、動作モードとして、通常モードおよびスリープモードなどを有する。「通常モード」とは、プリンタ1が印刷ジョブに応答して即座に印刷処理を実行するモードである。通常モードにおいて、低圧電源101は動作している。加熱ローラ61は、定着可能な定着温度、あるいは定着温度よりやや低い待機温度に維持されるように本体制御部103によって通電制御されている。「スリープモード」とは、印刷処理を完了してから印刷ジョブの実行要求および表示操作部106のタッチパネルを介したユーザによる入力操作等が所定時間(例えば、5分間)ない場合に通常モードから移行するモードである。スリープモードは、省電力のモードであり、加熱ローラ61への通電を停止し、表示操作部106のタッチパネルのバックライトを消灯させ非表示とするモードである。なお、スリープモードでは、ユーザによる入力操作には迅速に応答すべく、表示操作部106のタッチパネルの機能については有効となっている。
オプション低圧電源201は、動作モードとしてOnモードおよびOffモードを有する。「Onモード」においては、オプション低圧電源201は動作し、出力電圧は24Vとなる。「Offモード」においては、オプション低圧電源201は動作を停止し、出力電圧は0Vとなる。本体制御部103は通常モードからスリープモードへ移行する場合、オプション制御部202へ「Offモード」移行命令を送信する。オプション制御部202は「Offモード」移行命令を受信すると、オプション低圧電源201の動作を停止させる。本体制御部103は例えばスリープモードから通常モードへ移行する場合、オプション制御部202へ「Onモード」移行命令を送信する。オプション制御部202は「Onモード」移行命令を受信すると、オプション低圧電源201の動作を再開させる。つまり、プリンタ1の通常モードにおいて、オプション低圧電源201はOnモードで動作し、プリンタ1のスリープモードにおいて、オプション低圧電源201はOffモードで動作する。
次に、図3を用いてオプションクラッチ制御回路204に係わる回路構成について説明する。オプション低圧電源201は電圧生成部206および平滑化用のコンデンサC1を有する。電圧生成部206には、上記したスイッチ、トランス、および整流平滑回路を構成するダイオードなどが含まれる。整流平滑回路を構成するコンデンサC1の1端子は電圧生成部206の出力端子に、他端子は接地電圧に接続される。電圧生成部206により変圧された電圧はコンデンサC1により平滑化されて、24VのDC電圧が出力される。オプションクラッチ制御回路204は電磁クラッチ96およびトランジスタQ1を含む。トランジスタQ1は例えばNPN型バイポーラトランジスタであり、コレクタ端子が電磁クラッチ96に、エミッタ端子が接地電圧に、ベース端子がオプション制御部202にそれぞれ接続される。オプション制御部202よりトランジスタQ1のベース端子にハイレベルの信号が入力されると、トランジスタQ1はオンし、電磁クラッチ96に内蔵されるコイルが通電し、電磁クラッチ96は伝達状態となる。尚、印刷処理が実行されていない間、電磁クラッチ96は切断状態にされるため、トランジスタQ1はオフされ、電磁クラッチ96は通電しない。また、図3では省略しているが、図1で示した電磁クラッチ93a、93bの各々に対応して通電を制御するためのトランジスタが備えられており、オプション制御部202は電磁クラッチ96、93a、93bの各々を個別に制御することができる構成となっている。
プリンタ1が例えば通常モードからスリープモードへ移行する場合、上記したように、オプション制御部202は「Offモード」移行命令を受信すると、オプション低圧電源201に動作を停止するよう命令する。オプション低圧電源201に含まれる電圧生成部206は動作を停止した後も、コンデンサC1には電荷が残留している。このため、オプション低圧電源201の出力電圧は時間経過に伴って24Vから徐々に低下する。ここで、オプション制御部202は検知回路205から送信される検出信号SKに基づいて、オプション低圧電源201が動作しているか否かを判断する。検知回路205はオプション低圧電源201の出力電圧の電圧値と基準電圧とを比較するため、オプション低圧電源201の出力電圧が基準電圧を上回る期間、ハイレベルの検出信号SKを出力する。従って、オプション低圧電源201の出力電圧の電圧値が基準電圧以下に低下するまでの期間、オプション低圧電源201が停止しているにもかかわらず、検知回路205からはハイレベルの検出信号SKが出力される。このため、オプション低圧電源201が動作しているか否かを確定するためには、オプション低圧電源201が停止した後にコンデンサC1に残留している電荷が放電され、オプション低圧電源201の出力電圧が基準電圧より小さくなるまでの所定期間、待機した後の検出信号SKを確認する必要がある。ここで、本体装置2が有する低圧電源101には電磁クラッチ82の他に、例えば表示操作部106が有するタッチパネルのバックライトなどの駆動負荷が接続されているため、低圧電源101に内蔵されるコンデンサの残留電荷は放電されやすい。一方、オプション低圧電源201には電磁クラッチ96、93a、93bなどを除いて、接続される駆動負荷が少ないため、コンデンサC1の残留電荷が放電し、出力電圧が低下するまでに時間を要する。
また、オプション制御部202はオプション低圧電源201の動作・停止を命令する信号をパルス信号により命令する。詳しくは、動作を命令するパルス信号のパルス幅と、停止を命令するパルス信号のパルス幅とが異なり、オプション低圧電源201は受信するパルス信号のパルス幅に応じて、動作・停止する。例えば、動作を命令する信号をハイレベルの信号として、停止を命令する信号をローレベルの信号とするなど、動作・停止を命令する信号を2値の電圧値で区別する場合には、オプション制御部202は自身が出力する信号によりオプション低圧電源201の動作・停止状態を確定することができる。一方、パルス信号で命令する場合には、オプション制御部202が動作・停止を命令する信号を送信してからオプション低圧電源201に係る動作あるいは停止状態への遷移が完了するまでには時間を要するため、オプション制御部202はオプション低圧電源201の動作・停止状態を確定するためには、オプション低圧電源201の出力電圧を検出することが必要となる。
例えば、スリープモードから通常モードに移行する場合、オプション低圧電源201は停止状態であると確定することができる。これに対し、プリンタ1の電源がオフされている状態から、プリンタ1の電源がオンされて通常モードに移行する場合などには、オプション低圧電源201の動作・停止状態が不明である場合がある。オプション低圧電源201の動作・停止状態が不明である場合、オプション制御部202はオプション低圧電源201の動作・停止状態を確定するために、上記したように、コンデンサC1に残留する電荷が放電される所定期間、待機した後の検出信号SKを確認する必要がある。所定期間待機した後の検出信号SKがハイレベルであれば、オプション低圧電源201は動作状態であり、ローレベルであれば、オプション低圧電源201は停止状態であると確定する。なお、オプション低圧電源201は動作状態から停止状態への移行中、あるいは停止状態から動作状態への移行中に、動作・停止を命令する信号を受信した場合、動作が不安定になるおそれがある。
通常モードへ移行した後、印刷処理を実行する場合には、コンデンサC1に残留する電荷が放電される所定期間、ユーザを待たせることになってしまう。そこで、後述する起動処理、および印刷・移行処理においては、電磁クラッチ96を通電させることにより、コンデンサC1に残留する電荷を短時間で放電させる。オプション低圧電源201の出力電圧が基準電圧より小さくなるまでの期間は、電磁クラッチ96を通電させない場合には、例えば20秒程度であるのに対し、電磁クラッチ96を通電させた場合には、例えば1秒程度まで短縮することができる。これにより、例えば、プリンタ1の電源がオフされている状態から通常モードに移行したい場合、短時間でオプション低圧電源201が動作しているか否かを迅速に判断し、続く印刷処理を迅速に実行することができる。
次に第1実施形態に係る起動処理について説明する。起動処理は、プリンタ1の電源がオフされている状態あるいはスリープモードから通常モードへ移行するための処理である。本体制御部103とオプション制御部202とは通信して夫々図4、図5に示すフローチャートに従った処理を実行する。
尚、第1実施形態では、プリンタ1が通常モードおよびスリープモードで動作している期間、本体圧板12およびオプション圧板72はリフトアップされた状態が維持される制御が行われるものとする。
<本体起動処理>
まず、本体制御部103が実行する起動処理について図4を用いて説明する。本体制御部103は、例えば表示操作部106に備えられる電源ボタンが操作された場合に表示操作部106から報知される信号、あるいは印刷ジョブを受信することに応じて、画像形成するための準備を実行するために内蔵するメモリに記憶されているプログラムを実行し、起動処理を開始する。本体制御部103は画像形成するための準備を実行させるため、オプション制御部202に「Onモード」への移行を指示する、「Onモード」移行命令を送信する(S1)。次に、本体制御部103はスリープモードからの復帰か否かを判断する(S3)。ここで、スリープモードからの復帰でない場合、つまりプリンタ1の電源がオフされている状態から通常モードへ移行する場合には、本体圧板12およびオプション圧板72は待機位置にあるため、リフトアップさせる必要である。そこで、スリープモードからの復帰でないと判断することに応じて(S3:NO)、待機状態にある本体圧板12をリフトアップさせるため、モータ制御回路104へ本体モータM1を第1速度で回転させ、本体圧板12をリフトアップするよう命令する(S5)。次に、オプション制御部202にオプションモータM2を回転させる命令を送信する(S7)。次に、本体圧板12のリフトアップ完了に必要な所定時間経過したか否かを判断する(S9)。所定時間経過していないと判断することに応じて(S9:NO)、所定時間経過するまで待機し、所定時間経過したと判断することに応じて(S9:YES)、モータ制御回路104へ本体モータM1の回転を停止する命令を送信する(S11)。次に、オプション制御部202にオプションモータM2を停止するよう命令する(S13)。次に、本体モータM1が停止したか否かを判断する(S15)。本体モータM1が停止していないと判断することに応じて(S15:NO)、ステップS15へ戻り、停止するまで待機し、本体モータM1が停止したと判断することに応じて(S15:YES)、オプション制御部202からオプションモータM2の停止情報(図5、S127参照)を受信したか否かを判断する(S17)。オプション制御部202からオプションモータM2の停止情報を受信していないと判断することに応じて(S17:NO)、ステップS17へ戻り、停止情報を受信するまで待機し、停止情報を受信したと判断することに応じて(S17:YES)、本体圧板12およびオプション圧板72のリフトアップが完了したと判断されるため、処理を終了する。一方、スリープモードからの復帰であると判断することに応じて(S3:YES)、既に本体圧板12およびオプション圧板72はリフトアップ完了されている状態であると判断されるため、処理を終了する。尚、ステップS3において、YESと判断された場合、処理と終了すると説明したが、スリープモード中に給紙トレイ11が開閉された場合には、本体圧板12は待機位置に戻されるため、リフトアップさせる必要がある。
<オプション起動処理>
次に、オプション制御部202が実行する起動処理について図5を用いて説明する。オプション制御部202は本体制御部103から「Onモード」移行命令(図4、S1参照)を受信するとオプション制御部202は内蔵するメモリに記憶されているプログラムを実行し、図5に示すフローチャートに従った処理を開始する。
まず、オプション制御部202は「Offモード情報」(図7参照)が内蔵するメモリに記憶されているかを判断する(S101)。「Offモード情報」とは、オプション低圧電源201の動作モードを示す情報であり、「Offモード情報」が記憶されている場合、オプション低圧電源201はOffモードで動作しており、かつコンデンサC1の残留電荷の放電が完了していることを示す。尚、「Offモード情報」の詳細については後述する。「Offモード情報」が記憶されていないと判断することに応じて(S101:NO)、オプション低圧電源201の動作モードが不明のため、オプション低圧電源201の動作モードを迅速に確定するために、電磁クラッチ96を所定時間オンする(S109)。詳しくは、オプションモータM2をオフ、および上段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96に接続されるトランジスタをオフとした状態のまま、下段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96に接続されるトランジスタをオンする。電磁クラッチ96を所定時間オンすることにより、オプション低圧電源201がOffモードで動作している場合には、コンデンサC1に残留する電荷が迅速に放電され、オプション低圧電源201の出力電圧を低電圧の電圧レベルまでリセットすることができる。ここで、所定時間はオプション低圧電源201の出力電圧が所定値未満まで低下するのに要する低下時間以上の時間であると良い。低下時間は、例えば、コンデンサC1の充電量が最大である状態でオプション低圧電源201が停止した場合に電磁クラッチ96を駆動し続けるとオプション低圧電源201の出力電圧が所定値未満まで低下すると想定される時間とすると良い。ここで、所定値とは、例えば検知回路205が比較に使用する基準電圧である。低下時間は電磁クラッチ96が内蔵するコイルなどの抵抗値とコンデンサC1の容量値などから予め見積ることができる。また、オプションモータM2をオフし、上段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96をオフして切断状態とすることにより、オプションモータM2の駆動力は下段のオプション給紙部70Bが有するオプション給紙ローラ73に伝達されないため、シートPが搬送されることはない。
次に検知回路205の検出信号SKを確認し、オプション低圧電源201から24Vの電圧が出力されているか否かを判断する(S111)。上記したように、オプション低圧電源201がOnモードで動作している場合には、オプション低圧電源201は動作しており、ステップS109を経ても24Vの電圧が出力されるため、オプション低圧電源201がOnモードで動作していると判断することができる。一方、オプション低圧電源201がOffモードで動作している場合には、オプション低圧電源201は停止しているため、ステップS109を経ると、24Vの電圧は出力されないため、オプション低圧電源201がOffモードで動作していると判断することができる。24Vの電圧が出力されていないと判断することに応じて(S111:NO)、オプション低圧電源201がOffモードであると判断されるため、オプション低圧電源201に「Onモード」移行命令を送信する(S113)。これにより、オプション低圧電源201は動作を開始する。次に、検出信号SKを確認し、24Vの電圧が出力されているか否かを判断する(S115)。24Vの電圧が出力されていないと判断することに応じて(S115:NO)、ステップS115へ戻り、24Vの電圧が出力されるまで待機する。24Vの電圧が出力されていると判断することに応じて(S115:YES)、ステップS177へ進む。一方、24Vの電圧が出力されていると判断することに応じて(S111:YES)、オプション低圧電源201がOnモードであると判断されるため、ステップS117へ進む。
ステップS117では、本体制御部103からオプションモータ回転命令(図4、S7参照)を受信したか否かを判断する。オプションモータ回転命令を受信していないと判断することに応じて(S117:NO)、ステップS117へ戻り、受信するまで待機する。一方、オプションモータ回転命令を受信したと判断することに応じて(S117:YES)、オプション圧板72をリフトアップさせるため、オプションモータ制御回路203へオプションモータM2を第1速度よりも高速の第2速度での回転を開始するように命令する(S119)。本体装置2においては、既にステップS5(図4)で本体モータM1の回転が開始されている。これに対し、オプション給紙部70Aおよびオプション給紙部70Bでは、ステップS109〜S117を実行しているため、オプションモータM2の回転開始は本体モータM1の回転開始よりも遅れてしまう。そこで、オプションモータM2を本体モータM1よりも高速で回転させることにより、オプション圧板72のリフトアップを短時間で完了することができる。
次に、本体制御部103からオプションモータM2の停止命令(図4、S13参照)を受信したか否かを判断する(S121)。オプションモータM2の停止命令を受信していないと判断することに応じて(S121:NO)、ステップS121へ戻り、オプションモータM2の停止命令を受信するまで待機する。一方、オプションモータM2の停止命令を受信したと判断することに応じて(S121:YES)、オプション圧板72のリフトアップが完了したと判断されるため、オプションモータ制御回路203へオプションモータM2の回転停止を命令する(S123)。これにより、オプションモータ制御回路203はオプションモータM2の回転を停止する。次に、オプションモータM2の回転が停止したか否かを判断する(S125)。オプションモータM2の回転が停止していないと判断することに応じて(S125:NO)、ステップS125へ戻り、オプションモータM2の回転が停止するまで待機する。オプションモータM2の回転が停止したと判断することに応じて(S125:YES)、本体制御部103にオプションモータM2が停止したことを報知する停止情報を送信し(S127)、処理を終了する。
一方、オプション制御部202は「Offモード情報」が内蔵するメモリに記憶されていると判断することに応じて(S101:YES)、「Offモード情報」をクリアする(S103)。ここで、「Offモード情報」が記憶されている場合とは、スリープモードから通常モードへ復帰する場合であり、オプション低圧電源201はOffモードで動作していると確定することができる。次に、オプション低圧電源201をOnモードに移行させるため、オプション低圧電源201に「Onモード」移行命令を送信する(S105)。これにより、オプション低圧電源201は動作を開始する。次に、検出信号SKを確認し、24Vの電圧が出力されているか否かを判断する(S107)。24Vの電圧が出力されていないと判断することに応じて(S107:NO)、ステップS107へ戻り、24Vの電圧が出力されるまで待機する。24Vの電圧が出力されていると判断することに応じて(S107:YES)、処理を終了する。
<本体印刷・移行処理>
次に、第1実施形態に係る印刷・移行処理について説明する。印刷・移行処理は、通常モードで動作しているプリンタ1が印刷ジョブを受信したことに応じて実行する印刷処理、および通常モードからスリープモードへ移行する場合に実行される移行処理である。
まず、本体制御部103が実行する印刷・移行処理について図6を用いて説明する。
通常モードで動作中、本体制御部103は所定時間毎に印刷ジョブを受信したか否かを判断する(S21)。印刷ジョブを受信したと判断することに応じて(S21:YES)、印刷処理を実行する(S23)。ここで、印刷処理とは、本体圧板12、給紙ローラ13、および搬送ローラ14などを駆動させるために本体モータM1を第1速度で回転させるステップ、オプション圧板72、オプション給紙ローラ73、およびオプション搬送ローラ74などを制御させるためにオプション制御部202へオプションモータM2を回転および停止の命令を送信するステップを含む。印刷処理(S23)の実行後はステップS25へ進む。一方、印刷ジョブを受信していないと判断することに応じて(S21:NO)、ステップS25へ進む。
ステップS25では、本体制御部103は内蔵するタイマを参照し、印刷ジョブを受信しておらず、ユーザにより操作されていない時間が所定時間Ts以上経過したか否かを判断する。印刷ジョブを受信したと判断することに応じて、あるいは所定時間Tsの経過前にユーザにより操作されたと判断することに応じて(S25:NO)、次の印刷ジョブを受けるため、ステップS21へ戻る。一方、印刷ジョブを受信しておらず、ユーザにより操作されていない時間が所定時間Ts以上経過したと判断することに応じて(S25:YES)、スリープモードへ移行するため、オプション制御部202へ「Offモード」移行命令を送信する(S27)、次に、印刷ジョブを受信したか否かを判断する(S29)。印刷ジョブを受信したと判断することに応じて(S29:YES)、印刷処理を実行するため、オプション制御部202へ「Onモード」移行命令を送信し(S35)、ステップS23へ戻る。一方、印刷ジョブを受信していないと判断することに応じて(S29:NO)、オプション制御部202から電磁クラッチOff情報(図7、S153参照)を受信したか否かを判断する(S31)。ここで、電磁クラッチOff情報とは、オプション低圧電源201が停止し、コンデンサC1の残留電荷の放電が完了したことを示す情報である。電磁クラッチOff情報を受信していないと判断することに応じて(S31:NO)、ステップS29へ戻る。一方、電磁クラッチOff情報を受信したと判断することに応じて(S31:YES)、オプション低圧電源201が停止し、コンデンサC1の残留電荷の放電が完了したと判断されるため、加熱ローラ61をオフし、表示操作部106のタッチパネルのバックライトをオフし、スリープモードへ移行し(S33)、処理を終了する。
<オプション印刷・移行処理>
次に、オプション制御部202が実行する印刷・移行処理について図7を用いて説明する。
まず、オプション制御部202は本体制御部103から「Offモード」移行命令(図6、S27参照)を受信したか否かを判断する(S131)。「Offモード」移行命令を受信していないと判断することに応じて(S131:NO)、本体制御部103から印刷処理(図6、S23参照)にて実行されるオプションモータ回転命令を受信したか否かを判断する(S133)。オプションモータ回転命令を受信していないと判断することに応じて(S133:NO)、ステップS131へ戻る。一方、オプションモータ回転命令を受信したと判断することに応じて(S133:YES)、オプション給紙トレイ71に収容されているシートPを搬送するため、オプションモータ制御回路203へ第1速度でオプションモータM2を回転するように命令する(S135)。これにより、オプションモータ制御回路203は第1速度でのオプションモータM2の回転を開始する。次に、本体制御部103から印刷処理(図6、S23参照)にて実行されるオプションモータ停止命令を受信したか否かを判断する(S137)。オプションモータ停止命令を受信していないと判断することに応じて(S137:NO)、ステップS137に戻って、受信するまで待機する。一方、オプションモータ停止命令を受信したと判断することに応じて(S137:YES)、シートPを搬送する必要はないため、オプションモータ制御回路203にオプションモータM2の回転を停止する命令を送信する(S139)。これにより、オプションモータ制御回路203にオプションモータM2の回転を停止する。次に、オプションモータM2は停止したか否かを判断する(S141)。オプションモータM2は停止していないと判断することに応じて(S141:NO)、ステップS141へ戻り、停止するまで待機する。一方、オプションモータM2は停止したと判断することに応じて(S141:YES)、本体制御部103にオプション給紙トレイ71に収容されているシートPの搬送が完了したことを報知するため、本体制御部103にオプションモータ停止情報を送信して(S143)、ステップS131へ戻る。
一方、「Offモード」移行命令を受信したと判断することに応じて(S131:YES)、オプション低圧電源201に「Offモード」移行命令を送信する(S145)。これにより、オプション低圧電源201は動作を停止する。次に、オプションクラッチ制御回路204へ、コンデンサC1の残留電荷を放電させるため、電磁クラッチ96をオンするように命令する(S147)。これにより、オプションクラッチ制御回路204は電磁クラッチ96をオンする。これにより、電磁クラッチ96に内蔵されるコイルが通電し、コンデンサC1の残留電荷が放電される。次に、「Onモード」移行命令(図6、S35参照)を受信したか否かを判断する(S149)。「Onモード」移行命令を受信したと判断することに応じて(S149:YES)、処理を終了する。一方、「Onモード」移行命令を受信していないと判断することに応じて(S149:NO)、電磁クラッチをオンしてから所定時間経過したか否かを判断する(S151)。電磁クラッチをオンしてから所定時間経過していないと判断することに応じて(S151:NO)、ステップS149へ戻る。一方、電磁クラッチをオンしてから所定時間経過したと判断することに応じて(S151:YES)、コンデンサC1の放電が完了したと判断されるため、電磁クラッチ96をOffし、本体制御部103へ電磁クラッチOff情報を送信する(S153)。次に、「Offモード情報」を記録し(S155)、処理を終了する。つまり、「Offモード情報」とは、オプション低圧電源201がOffモードで動作しており、コンデンサC1の残留電荷の放電が完了していることを示す情報である。
ここで、低圧電源101は本体電源の一例である。また、オプション給紙部70A、オプション給紙部70Bはオプション装置の一例であり、オプション低圧電源201はオプション電源の一例であり、電磁クラッチ96は放電用負荷、駆動負荷の一例であり、検知回路205は検出回路の一例である。また、「Onモード」移行命令は起動指令の一例であり、「Offモード」移行命令は停止指令の一例であり、ステップS1およびS27は指令送信処理の一例であり、ステップS109、S147は放電駆動処理の一例である。また、ステップS111は判断処理の一例であり、ステップS113は起動送信処理の一例であり、ステップS145は停止送信処理の一例である。また、オプション給紙ローラ73、オプション搬送ローラ74はローラの一例であり、オプションモータM2は駆動源の一例である。また、本体モータM1は本体駆動源の一例であり、オプションモータM2はオプション駆動源の一例である。また、電源ボタンが操作されたことを報知する信号、印刷ジョブは本体制御部が受信する準備動作実行指令の一例であり、「Onモード」移行命令は本体制御部がオプション制御部に送信する準備動作実行指令の一例である。ステップS1は第1処理の一例であり、ステップS5は第2処理の一例であり、ステップS101は第3処理の一例であり、ステップS119は第4処理の一例である。
以上、上記した実施形態によれば、以下の効果を奏する。
オプション制御部202は本体制御部103からオプション低圧電源201を起動する指令である「Onモード」移行命令を受信すること(S113)に応じて、電磁クラッチ96をオンする(S109)。オプション低圧電源201が停止している場合には、電磁クラッチ96がオンすることにより、オプション低圧電源201に内蔵されるコンデンサC1に残留している電荷が放電される。これにより、オプション低圧電源201がOffモードであれば、オプション低圧電源201の出力電圧は低電圧の電圧レベルまでリセットされるため、オプション低圧電源201の出力電圧により、オプション制御部202はオプション低圧電源201の動作モードを迅速に確定することができる。オプション低圧電源201が停止しているのか否かを確定できる状態に迅速にすることができため、ステップS1111およびステップS113を迅速に開始することができる。コンデンサC1に電荷が残留している状態においては、オプション制御部202はオプション低圧電源201のオン・オフ状態を誤判断するおそれがあるが、ステップS109を実行するとともに、ステップS109を実行した後にステップS115を実行することにより、誤判断を抑制できる状態に迅速にすることができる。ひいては、オプション低圧電源201が停止している状態であると確定した後に、オプション低圧電源201を起動することができるため、オプション低圧電源201の不具合の発生を抑制することができる。また、オプション制御部202は本体制御部103からオプション低圧電源201を停止する指令である「Offモード」移行命令を受信すること(S131)に応じて、オプション低圧電源201に停止指令を送信し(S145)、電磁クラッチ96をオンする(S147)。これにより、コンデンサC1に残留する電荷を低減した状態とすることができる。また、オプション制御部202は低圧電源101から電圧を供給されるため、オプション低圧電源201が停止している場合にもオプション低圧電源201の起動をすることができる。
ステップS111において、オプション制御部202は検知回路205から出力される検出信号SKがハイレベルであれば、オプション低圧電源201から24Vの電圧が出力されており、オプション低圧電源201が動作していると判断することができる。
ステップS109における所定時間は、例えば、コンデンサC1の充電量が最大である状態でオプション低圧電源201が停止した場合に電磁クラッチ96を駆動し続けるとオプション低圧電源201の出力電圧が所定値未満まで低下すると想定される時間とする。これにより、オプション制御部202が本体制御部103から「Onモード」移行指令を受信したときに、コンデンサC1の充電量が最大である状態であっても、ステップS111においてオプション低圧電源201のオン・オフ状態に係る誤判断を抑制することができる。
オプション制御部202は低圧電源101から電力を供給されるため、オプション低圧電源201が停止している期間も動作することができる。本体制御部103からの指令を受け付けることができるため、オプション制御部202が低圧電源101とは別の電源から電力を供給される構成に比べ、低圧電源101を起動させるだけで、本体制御部103とオプション制御部202に電力を供給することができる。
オプション低圧電源201に内蔵されるコンデンサC1に残留している電荷を放電させるための駆動負荷を特別に設けることなく、電磁クラッチ96を用いて、コンデンサC1に残留している電荷の放電を行うことができる。ステップS109では、上段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96に接続されるトランジスタをオフとした状態のまま、下段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96に接続されるトランジスタをオンする。このため、下段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96が伝達状態となっても、上段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96は切断状態であるため、伝達状態の電磁クラッチ96に接続されるオプション搬送ローラ74に駆動力が伝わることがなく、不必要なシートPの搬送を抑制することができる。
例えば、画像形成装置の電源がオンされたことに応じて表示操作部106から報知される信号、印刷ジョブなどを画像形成のための準備動作を指令する準備動作実行指令として受信することに応じて、本体制御部103はオプションモータM2を第1速度で駆動して、本体圧板12をリフトアップさせる。「Offモード情報」が記憶されていない場合(S101:NO)、オプション低圧電源201の動作モードが不明のため、オプション制御部202は、電磁クラッチ96をオンさせ、オプション低圧電源201がOffモードである場合、コンデンサC1に残留する電荷を放電させる(S109)。次に、オプション低圧電源201から24Vの電圧が出力されているか否かを判断する(S111)ことにより、オプション低圧電源201の動作モードを確定する。つまり、電磁クラッチ96をオンさせ、コンデンサC1に残留する電荷を迅速に放電させることにより、オプション低圧電源201のオン・オフ状態を迅速に確定することができる。しかしながら、コンデンサC1を放電するのに所定時間を要するため、画像形成のための準備動作であるオプション給紙部70Aおよびオプション給紙部70Bが有するオプション圧板72をリフトアップさせる動作が、本体装置2が有する本体圧板12をリフトアップさせる動作よりも遅れるおそれがある。そこで、オプションモータM2を駆動する速度を第1速度よりも高速にすることにより、オプション給紙部70A、オプション給紙部70Bが有するオプション圧板72を持上げる準備動作を短時間で終了することができる。
次に第2実施形態に係る起動処理について説明する。
第2実施形態では、プリンタ1は所定時間、印刷処理が実行されない場合には、本体圧板12およびオプション圧板72をリフトアップしない待機状態へ戻す制御を行うものとする。
<本体起動処理の別例>
まず、本体制御部103が実行する起動処理について図8を用いて説明する。尚、第2実施形態に係る図8、9において、第1実施形態と同じステップには同じ符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。
第2実施形態においては、本体制御部103はステップS3(図4)を実行せず、ステップS1を実行したあと、ステップS5を実行する。第2実施形態では、本体圧板12およびオプション圧板72を待機状態へ都度戻すため、スリープモードから通常モードへの復帰か、プリンタ1の電源がオフされている状態から通常モードへの移行かを問わず、ステップS5〜S17にて実行される本体圧板12およびオプション圧板72をリフトアップする処理を実行する必要があるため、ステップS3を省略することができる。
<オプション起動処理の別例>
次に、オプション制御部202が実行する起動処理について図9を用いて説明する
オプション制御部202は第1実施形態と同様にステップS101を実行し、「Offモード情報」が内蔵するメモリに記憶されていると判断することに応じて(S101:YES)、第1実施形態と同様にステップS103〜S107を実行する。24V出力されたと判断することに応じて(S107:YES)、オプション圧板72をリフトアップするため、本体制御部103からオプションモータM2の回転命令(図4、S7参照)を受信したか否かを判断する(S131)。オプションモータM2の回転命令を受信していないと判断することに応じて(S131:NO)、ステップS131へ戻り、受信するまで待機する。一方、オプションモータM2の回転命令を受信したと判断することに応じて(S131:YES)、オプションモータ制御回路203へオプションモータM2を第1速度で回転を開始するように命令する(S133)。ステップS101でYESと判断した場合、ステップS101でNOと判断した場合と比較し、ステップS109、S111を実行しない。そのため、オプションモータM2の回転速度を第1速度としてもオプション圧板72のリフトアップ完了が、本体圧板12より遅れるおそれがない。回転速度を低速の第1速度とすることで、静音とすることができる。
次に、本体制御部103からオプションモータM2の停止命令(図4、S13参照)を受信したか否かを判断する(S135)。オプションモータM2の停止命令を受信していないと判断することに応じて(S135:NO)、ステップS135へ戻り、オプションモータM2の停止命令を受信するまで待機する。一方、オプションモータM2の停止命令を受信したと判断することに応じて(S135:YES)、オプションモータ制御回路203へオプションモータM2の回転停止を命令し(S137)、ステップS125へ進む。尚、「Offモード情報」が内蔵するメモリに記憶されていないと判断することに応じて(S101:NO)実行されるステップS109以降の処理ステップは第1実施形態と同様に実行される。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
上記ではオプション回路部200はオプション低圧電源201を備えると説明したが、さらにオプション低圧電源201に比べて電源容量の小さい小容量電源を備える構成とし、オプション制御部202は当該小容量電源から給電される構成としても良い。小容量電源は交流電源ACに接続され、例えば、整流回路、蓄電用コンデンサを含み、蓄電用コンデンサに蓄電され、蓄電用コンデンサに電荷がある期間、DC電圧を供給可能な構成とする。これにより、オプション低圧電源201が停止している期間であっても、オプション制御部202は小容量電源から給電され、動作することができる。尚、小容量電源は「オプション電源とは異なる電源」の別例である。
また、第1実施形態では、ステップS109において、下段のオプション給紙部70Bが有する電磁クラッチ96を通電すると説明したが、これに限定されることなく、オプション給紙部70A、70Bが有する電磁クラッチであれば、何れを問わない。少なくともオプションモータM2がオフしていれば、オプション圧板72、オプション給紙ローラ73、オプション搬送ローラ74が不必要に動作することはない。
また、ステップS109において、電磁クラッチ96を所定時間オンすると説明したが、例えば、ステップS147において電磁クラッチ96をオンしたあと、「Onモード」移行命令を受信し(S149:YES)、コンデンサC1の放電が完了しておらず、「Offモード情報」が記憶されなかった場合には、電磁クラッチ96をオンしていた時間を所定時間から減じた時間だけ、電磁クラッチ96をオンする構成としても良い。これにより、ステップS109を短時間で完了することができる。
また、実施形態では、レーザプリンタ1を例に説明したが、これに限定されるものではない。スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能等を備える所謂複合機であっても良い。
1 レーザプリンタ
2 本体装置
20 画像形成部
12 本体圧板
70A、70B オプション給紙部
72 オプション圧板
73 オプション給紙ローラ
74 オプション搬送ローラ
82、93a93b、96 電磁クラッチ
101 低圧電源
103 本体制御部
104 モータ制御回路
105 クラッチ制御回路
201 オプション低圧電源
202 オプション制御部
203 オプションモータ制御回路
204 オプションクラッチ制御回路
205 検知回路
C1 コンデンサ
M1 本体モータ
M2 オプションモータ

Claims (9)

  1. 本体装置と、
    オプション装置と、を備え、
    前記本体装置は、
    本体電源と、
    本体制御部と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、を有し、
    前記オプション装置は、
    オプション電源と、
    前記オプション電源から電力を供給され、前記画像形成部と連携して駆動される駆動負荷と、
    前記オプション電源とは異なる電源から電力を供給されるオプション制御部と、を有し、
    前記本体制御部は、
    前記オプション電源を起動する起動指令または前記オプション電源を停止する停止指令を、前記オプション制御部に送信する指令送信処理を実行し、
    前記オプション制御部は、
    前記本体制御部から前記起動指令または前記停止指令を受信することに応じて、前記駆動負荷を放電用負荷として駆動する放電駆動処理を実行し、
    前記放電駆動処理を実行した後、前記オプション電源が停止しているか否かを判断する判断処理を実行し、
    前記判断処理の実行により前記オプション電源が停止していると判断した場合、前記起動指令を前記オプション電源に送信する起動送信処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記オプション電源が生成するオプション電圧が所定電圧値未満であるか否かで異なる信号を出力する検出回路を備え、
    前記オプション制御部は、前記判断処理において、
    前記オプション電圧が前記所定電圧値未満であることを示す信号を前記検出回路から入力される場合、前記オプション電源が停止していると判断し、
    前記オプション電圧が前記所定電圧値未満でないことを示す信号を前記検出回路から入力される場合、前記オプション電源が起動していると判断することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記オプション制御部は、前記オプション電源の有するコンデンサの充電量が最大である状態で前記オプション電源が停止した場合に前記放電用負荷を駆動し続けると前記オプション電圧が前記所定電圧値未満まで降下すると想定される時間としての想定時間、前記放電駆動処理において前記放電用負荷を駆動することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 本体装置と、
    オプション装置と、を備え、
    前記本体装置は、
    本体電源と、
    本体制御部と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、を有し、
    前記オプション装置は、
    オプション電源と、
    前記オプション電源から電力を供給され、前記画像形成部と連携して駆動される駆動負荷と、
    前記オプション電源とは異なる電源から電力を供給されるオプション制御部と、を有し、
    前記本体制御部は、
    前記オプション電源を起動する起動指令または前記オプション電源を停止する停止指令を、前記オプション制御部に送信する指令送信処理を実行し、
    前記オプション制御部は、
    前記本体制御部から前記起動指令または前記停止指令を受信することに応じて、前記駆動負荷を放電用負荷として駆動する放電駆動処理を実行し、
    前記本体装置は、
    シートを積載する本体圧板と、
    前記本体圧板を上昇させるための本体駆動源と、を有し、
    前記オプション装置は、
    シートを積載するオプション圧板と、
    前記オプション圧板を上昇させるためのオプション駆動源と、を有し、
    前記本体制御部は、
    画像形成のための準備動作の実行を指令する準備動作実行指令を受信することに応じて、
    前記オプション制御部に前記準備動作実行指令を送信する第1処理と、
    前記本体駆動源を第1速度で駆動する第2処理と、を実行し、
    前記オプション制御部は、
    前記本体制御部から前記準備動作実行指令を受信することに応じて、
    前記オプション電源の有するコンデンサに電荷が残留しているか否かを判断する第3処理と、
    前記第3処理により前記オプション電源の有するコンデンサに電荷が残留していると判断された場合には、前記放電駆動処理により前記放電用負荷を駆動した後、前記オプション駆動源を前記第1速度よりも高速の第2速度で駆動する第4処理と、を実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記オプション装置は、
    シートを前記画像形成部に搬送するローラと、
    前記ローラを駆動する駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源の駆動力を前記ローラに伝達するか否かを切替える電磁クラッチと、を有し、
    前記オプション制御部は、前記放電駆動処理において、前記駆動源の駆動力が前記ローラへ伝達されない状態で、前記電磁クラッチを前記放電用負荷として駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の画像形成装置。
  6. 本体装置と、
    オプション装置と、を備え、
    前記本体装置は、
    本体電源と、
    本体制御部と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、を有し、
    前記オプション装置は、
    オプション電源と、
    複数のトレイと、
    シートを前記画像形成部に搬送する、前記複数のトレイの各々に対応した複数のローラと、
    前記複数のローラを駆動する駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源の駆動力を前記複数のローラに伝達するか否かを切替える、前記複数のトレイの各々に対応した複数の電磁クラッチであって、前記オプション電源から電力を供給され、前記画像形成部と連携して駆動される複数の電磁クラッチと、
    前記オプション電源とは異なる電源から電力を供給されるオプション制御部と、を有し、
    前記複数の電磁クラッチは、前記駆動源を起点として直列に接続され、前記複数のローラの各々に前記駆動源の駆動力を順次伝達し、
    前記本体制御部は、
    前記オプション電源を起動する起動指令または前記オプション電源を停止する停止指令を、前記オプション制御部に送信する指令送信処理を実行し、
    前記オプション制御部は、
    前記本体制御部から前記起動指令または前記停止指令を受信することに応じて、前記複数の電磁クラッチのうち、前記駆動源側にある少なくとも1つの電磁クラッチを非駆動とした上で、前記非駆動の電磁クラッチの後段にある電磁クラッチを駆動する放電駆動処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記オプション制御部は、
    前記本体制御部から前記起動指令を受信することに応じて、前記放電駆動処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れかに記載の画像形成装置。
  8. 前記オプション制御部は、
    前記本体制御部から前記停止指令を受信することに応じて、前記停止指令を前記オプション電源に送信する停止送信処理を実行し、
    前記停止送信処理を実行した後、前記放電駆動処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の画像形成装置。
  9. 前記本体電源は、前記本体制御部、前記画像形成部、および前記オプション制御部に電力を供給することを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の画像形成装置。
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