JP6630228B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置では、互いに色が異なる複数の色画像を記録媒体に形成する際の形成位置のずれを考慮し、画像データに対してしばしば、いわゆるトラッピング処理を行う。例えば、特許文献1には、トラッピング処理を行うことにより印刷結果物の画質の向上を図る画像形成装置が開示されている。
特開2008−141623号公報
画像形成装置では、記録媒体の色が画質に与える影響を抑えるために、しばしば、例えば白色の現像剤が使用される。このような場合でも、画質が高いことが望まれている。
画質を高めることができる画像形成装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施の形態における画像形成装置は、画像処理部と、画像形成部とを備えている。画像処理部は、記録媒体の媒体色に基づいて、第1の色に対応する第1の画像データにおける第1の画像の第1のエッジ部分と、第2の色に対応する第2の画像データにおける第2の画像の、第1のエッジ部分に対応する第2のエッジ部分とを離すことにより、第1の画像データおよび第2の画像データを補正する補正処理を行うものである。画像形成部は、画像処理部により補正された第1の画像データおよび第2の画像データに基づいて、記録媒体上に、第1の画像および第2の画像をこの順で形成するものである。
本発明の一実施の形態における画像形成装置によれば、記録媒体の媒体色に基づいて、第1の画像の第1のエッジ部分と第2の画像の第2のエッジ部分とを離すことにより、第1の画像データおよび第2の画像データを補正するようにしたので、画質を高めることができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した画像処理部の一動作例を表すフローチャートである。 図2に示したエッジ検出処理の一例を表すフローチャートである。 図3に示した2値化処理の一例を表す説明図である。 図3に示した2値化処理の一例を表す他の説明図である。 図3に示した2値化処理の一例を表す他の説明図である。 図3に示した2値化処理の一例を表す他の説明図である。 図2に示したエッジ検出処理の一例を表す表である。 図2に示したエッジ検出処理の一例を表す説明図である。 図2に示した補正処理の一例を表すフローチャートである。 図8に示したトラッピング処理の一例を表すフローチャートである。 図2に示した補正処理の一例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置の一動作例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置により形成された画像の一例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置により形成された他の画像の一例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置の他の動作例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置により形成された他の画像の一例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置により形成された他の画像の一例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置により形成された他の画像の一例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置の他の動作例を表す説明図である。 図1に示した画像形成装置の他の動作例を表す説明図である。 第1の実施の形態の変形例に係る画像形成装置の一構成例を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係る画像形成装置の一構成例を表すブロック図である。 第2の実施の形態に係るエッジ検出処理の一例を表すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るトラッピング処理の一例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置(画像形成装置1)の一構成例を表すものである。画像形成装置1は、例えば、普通紙などの記録媒体9に対して、白色を含む複数の現像剤を用いて画像を形成するプリンタとして機能するものである。画像形成装置1は、通信部11と、媒体色センサ12と、画像処理部20と、画像形成部13とを備えている。
通信部11は、例えば、有線LAN(Local Area Network)を介して、ホストコンピュータ(図示せず)と通信を行うことにより、印刷データDPを受信するものである。そして、通信部11は、受信した印刷データDPを画像処理部20に供給するようになっている。なお、この例では有線LANを用いたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば無線LANを用いてもよい。また、この例ではネットワークを用いたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばUSB(Universal Serial Bus)を用いてもよい。
媒体色センサ12は、画像形成部13が画像を形成する記録媒体9の色を検出するものである。そして、媒体色センサ12は、その検出結果を、媒体色情報Cとして、画像処理部20に供給するようになっている。
画像処理部20は、印刷データDPに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)を生成し、各色画像データDに対して、トラッピング処理を行うものである。画像処理部20は、例えば、ハードウェアにより構成してもよいし、プログラムを実行可能なプロセッサを用いて構成してもよい。画像処理部20は、色画像生成部21と、エッジ検出部22と、補正部23とを有している。
色画像生成部21は、印刷データDPに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)を生成するものである。色画像データDYは、黄色の現像剤を用いて形成されるべき画像に対応する画像データであり、色画像データDMは、マゼンタ色の現像剤を用いて形成されるべき画像に対応する画像データであり、色画像データDCは、シアン色の現像剤を用いて形成されるべき画像に対応する画像データであり、色画像データDKは、黒色の現像剤を用いて形成されるべき画像に対応する画像データであり、色画像データDWは、白色の現像剤を用いて形成されるべき画像に対応する画像データである。
エッジ検出部22は、5つの色画像データDに基づいて、画像のエッジを検出するものである。具体的には、エッジ検出部22は、後述するように、5つの色画像データDに基づいて、エッジ方向情報のマップを示す5つのエッジ方向データDIR、エッジ距離情報のマップを示す5つのエッジ距離データDIS、および幅情報のマップを示す5つの幅データDLWを生成するようになっている。
補正部23は、媒体色情報C、5つのエッジ方向データDIR、5つのエッジ距離データDIS、および5つの幅データDLWに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)に対して補正処理(トラッピング処理)を行うことにより、5つの色画像データE(色画像データEY,EM,EC,EK,EW)を生成するものである。具体的には、補正部23は、色画像データDYを補正することにより色画像データEYを生成し、色画像データDMを補正することにより色画像データEMを生成し、色画像データDCを補正することにより色画像データECを生成し、色画像データDKを補正することにより色画像データEKを生成し、色画像データDWを補正することにより色画像データEWを生成するようになっている。
画像形成部13は、5つの色画像データEに基づいて、記録媒体9に画像を形成するものである。画像形成部13は、黄色、マゼンタ色、シアン色、黒色、白色の5色の現像剤を用いて、記録媒体9に画像を形成する。具体的には、画像形成部13は、色画像データEYに基づいて黄色の現像剤を用いて黄色の画像を形成し、色画像データEMに基づいてマゼンタ色の現像剤を用いてマゼンタ色の画像を形成し、色画像データECに基づいてシアン色の現像剤を用いてシアン色の画像を形成し、色画像データEKに基づいて黒色の現像剤を用いて黒色の画像を形成し、色画像データEWに基づいて白色の現像剤を用いて白色の画像を形成する。その際、画像形成部13は、白色の画像、黒色の画像、シアン色の画像、マゼンタ色の画像、および黄色の画像を、記録媒体9にこの順で形成する。すなわち、白色の画像が一番下に形成される。これにより、画像形成装置1では、記録媒体9の色が画質に与える影響を抑えることができるようになっている。
ここで、画像処理部20は、本発明における「画像処理部」の一具体例に対応する。画像形成部13は、本発明における「画像形成部」の一具体例に対応する。色画像データDWは、本発明における「第1の画像データ」の一具体例に対応する。色画像データDY,DM,DC,DKのいずれか一つは、本発明における「第2の画像データ」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の画像形成装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、画像形成装置1の全体動作概要を説明する。通信部11は、ホストコンピュータと通信を行うことにより、印刷データDPを受信する。媒体色センサ12は、画像形成部13が画像を形成する記録媒体9の色を検出し、その検出結果を媒体色情報Cとして画像処理部20に供給する。画像処理部20の色画像生成部21は、印刷データDPに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)を生成する。エッジ検出部22は、5つの色画像データDに基づいて、画像のエッジを検出する。具体的には、エッジ検出部22は、5つの色画像データDに基づいて、エッジ方向情報のマップを示す5つのエッジ方向データDIR、エッジ距離情報のマップを示す5つのエッジ距離データDIS、および幅情報のマップを示す5つの幅データDLWを生成する。補正部23は、媒体色情報C、5つのエッジ方向データDIR、5つのエッジ距離データDIS、および5つの幅データDLWに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)に対して、補正処理(トラッピング処理)を行うことにより、5つの色画像データE(色画像データEY,EM,EC,EK,EW)を生成する。画像形成部13は、5つの色画像データEに基づいて、記録媒体9に画像を形成する。
(詳細動作)
図2は、画像処理部20の一動作例を表すものである。画像処理部20は、印刷データDPに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)を生成し、各色画像データDに対して、トラッピング処理を行う。この動作について、以下に説明する。
まず、色画像生成部21は、通信部11が受信した印刷データDPに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)を生成する(ステップS1)。
次に、エッジ検出部22は、ステップS1において生成された5つの色画像データDに対してエッジ検出処理を行う(ステップS2)。具体的には、エッジ検出部22は、後述するように、5つの色画像データDに基づいて、エッジ方向情報のマップを示す5つのエッジ方向データDIR、エッジ距離情報のマップを示す5つのエッジ距離データDIS、および幅情報のマップを示す5つの幅データDLWを生成する。
次に、補正部23は、5つの色画像データDに対して、補正処理を行う(ステップS3)。具体的には、補正部23は、後述するように、媒体色情報C、5つのエッジ方向データDIR、5つのエッジ距離データDIS、および5つの幅データDLWに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)に対してトラッピング処理を行うことにより、5つの色画像データE(色画像データEY,EM,EC,EK,EW)を生成する。
このようにして、画像処理部20は、5つの色画像データEを生成する。そして、画像形成部13は、5つの色画像データEに基づいて、記録媒体9に画像を形成する。
(エッジ検出処理)
次に、図2に示した、ステップS2におけるエッジ検出処理について、詳細に説明する。
図3は、エッジ検出処理の一例を表すものである。エッジ検出処理では、5つの色画像データDに基づいて、5つのエッジ方向データDIR、5つのエッジ距離データDIS、および5つの幅データDLWを生成する。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、エッジ検出部22は、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)のうちの1つを選択する(ステップS11)。
次に、エッジ検出部22は、選択した色画像データDに対して2値化処理を行う(ステップS12)。具体的には、エッジ検出部22は、選択した色画像データDにおいて、各画素における画素値を所定のしきい値TH1と比較する。その際、エッジ検出部22は、選択した色画像データDが、黄色の色画像データDY、マゼンタ色の色画像データDM、シアン色の色画像データDC、および黒色の色画像データDKのいずれかである場合には、画素値がしきい値TH1よりも大きい場合には“1”にし、画素値がしきい値TH1よりも小さい場合には“0”にする。また、エッジ検出部22は、選択した色画像データDが、白色の色画像データDWである場合には、画素値がしきい値TH1よりも大きい場合には“0”にし、画素値がしきい値TH1よりも小さい場合には“1”にする。
図4A,4Bは、黄色の色画像データDYに対する2値化処理の一例を表すものであり、図4Aは、色画像データDYの一部を模式的に示し、図4Bは、2値化処理の結果を示している。なお、マゼンタ色の色画像データDM、シアン色の色画像データDC、黒色の色画像データDKについても同様である。図4Aにおいて、網掛けされている画素は、画素値がしきい値TH1よりも大きい画素を示し、網掛けされていない画素は、画素値がしきい値TH1よりも小さい画素を示す。エッジ検出部22は、このような色画像データDYに対して2値化処理を行うことにより、図4Bに示したようなマップを示す2値データDBNを生成する。この例では、選択した色画像データDが黄色の色画像データDYであるので、画素値がしきい値TH1よりも大きい場合には“1”にし、画素値がしきい値TH1よりも小さい場合には“0”にする。すなわち、図4Bにおける“1”で示された画素は、図4Aにおける網掛けされている画素にそれぞれ対応する。同様に、図4Bにおける“0”で示された画素は、図4Aにおける網掛けされていない画素にそれぞれ対応する。
図5A,5Bは、白色の色画像データDWに対する2値化処理の一例を表すものであり、図5Aは、白色の色画像データDWの一部を模式的に示し、図5Bは、2値化処理の結果を示している。図5Aにおいて、網掛けされている画素は、画素値がしきい値TH1よりも大きい画素を示し、網掛けされていない画素は、画素値がしきい値TH1よりも小さい画素を示す。エッジ検出部22は、このような色画像データDWに対して2値化処理を行うことにより、図5Bに示したようなマップを示す2値データDBNを生成する。この例では、選択した色画像データDが白色の色画像データDWであるので、画素値がしきい値TH1よりも大きい場合には“0”にし、画素値がしきい値TH1よりも小さい場合には“1”にする。すなわち、図5Bにおける“0”で示された画素は、図5Aにおける網掛けされている画素にそれぞれ対応する。同様に、図5Bにおける“1”で示された画素は、図5Aにおける網掛けされていない画素にそれぞれ対応する。
このようにして、エッジ検出部22は、選択した色画像データDに対して2値化処理を行うことにより、2値データDBNを生成する。
次に、エッジ検出部22は、ステップS12において生成した2値データDBNに基づいて、エッジ方向データDIRおよびエッジ距離データDISを生成する(ステップS13)。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、エッジ検出部22は、2値データDBNにおいて、値が“1”である複数の画素のうちの1つを、注目画素Aとして順次選択する。そして、エッジ検出部22は、注目画素Aの上の画素(上画素)、注目画素Aの下の画素(下画素)、注目画素Aの左の画素(左画素)、および注目画素Aの右の画素(右の画素)における値(“0”または“1”)に基づいて、その注目画素Aにおけるエッジ方向情報を生成する。
図6は、注目画素Aのエッジ方向情報を生成する動作の一例を表すものである。エッジ検出部22は、例えば、上画素、下画素、左画素、および右画素の値が、それぞれ“1”,“0”,“0”,“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“上”にする。同様に、エッジ検出部22は、例えば、上画素、下画素、左画素、および右画素の値が、それぞれ“0”,“1”,“0”,“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“下”にし、それぞれ“0”,“0”,“1”,“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“左”にし、それぞれ“0”,“0”,“0”,“1”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“右”にする。また、例えば、エッジ検出部22は、上画素、下画素、左画素、および右画素の値が、それぞれ“1”,“1”,“0”,“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“上下”にし、それぞれ“1”,“0”,“1”,“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“左上”にし、それぞれ“1”,“0”,“0”,“1”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“右上”にする。また、例えば、エッジ検出部22は、上画素、下画素、左画素、および右画素の値が、それぞれ“1”,“1”,“1”,“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“左”にし、それぞれ“1”,“1”,“0”,“1”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“右”にする。また、例えば、エッジ検出部22は、上画素、下画素、左画素、および右画素の値が全て“1”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“なし”にし、全て“0”である場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“上下左右”にする。
そして、エッジ検出部22は、注目画素Aのエッジ方向情報が“なし”以外である場合には、その注目画素Aのエッジ距離情報を“1”にする。
これにより、2値データDBNにおける、値が“1”である領域の領域内における一番外側の画素におけるエッジ方向情報およびエッジ距離情報が生成される。
次に、エッジ検出部22は、エッジ方向情報が“なし”である画素のうちの1つを、注目画素Aとして順次選択する。そして、エッジ検出部22は、注目画素Aの上の画素(上画素)、注目画素Aの下の画素(下画素)、注目画素Aの左の画素(左画素)、および注目画素Aの右の画素(右の画素)におけるエッジ方向情報に基づいて、その注目画素Aにおけるエッジ方向情報を生成する。
図7は、上画素、下画素、左画素、および右画素におけるエッジ方向情報に基づいて、注目画素Aのエッジ方向情報を生成する動作の一例を表すものである。エッジ検出部22は、例えば、(a)に示したように、右画素におけるエッジ方向情報に“左”が含まれる場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“左”にする。具体的には、例えば、右画素におけるエッジ方向情報が“左”,“左上”,“左下”,“左右”,“上下左右”のいずれかである場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“左”にする。また、エッジ検出部22は、例えば、(e)に示したように、上画素におけるエッジ方向情報に“左”が含まれるとともに右画素におけるエッジ方向情報に“下”が含まれる場合には、注目画素Aのエッジ方向情報を“左下”にする。
この処理を繰り返すことにより、2値データDBNにおける、値が“1”である領域の領域内において、外側から順に、エッジ方向情報が生成される。そして、エッジ検出部22は、この処理を1回行ったときにエッジ方向情報が生成された画素におけるエッジ距離情報を“2”にし、この処理を2回行ったときにエッジ方向情報が生成された画素におけるエッジ距離情報を“3”にする。これ以降についても同様である。これにより、2値データDBNにおける、値が“1”である領域の領域内の一番外側から順に、エッジ距離情報が“1”,“2”,“3”,…のように設定される。
例えば、図4Bに示した注目画素Aのエッジ方向情報は“上”であり、この注目画素Aのエッジ距離情報は“2”である。すなわち、このエッジ方向情報およびエッジ距離情報は、この注目画素Aが、一番近いエッジ部分Bよりも“上”にあり、そのエッジ部分Bから“2”画素目にあることを示している。
このようにして、2値データDBNにおける、値が“1”である全ての画素において、エッジ方向情報およびエッジ距離情報が生成される。そして、エッジ検出部22は、各画素でのエッジ方向情報に基づいて、エッジ方向情報のマップを示すエッジ方向データDIRを生成するとともに、各画素でのエッジ距離情報に基づいて、エッジ距離情報のマップを示すエッジ距離データDISを生成する。
次に、エッジ検出部22は、ステップS13において生成したエッジ方向データDIRおよびエッジ距離データDISに基づいて、幅データDLWを生成する(ステップS14)。具体的には、エッジ検出部22は、2値データDBNにおいて、値が“1”である画素のうちの1つを、注目画素Aとして順次選択する。そして、エッジ検出部22は、その注目画素Aのエッジ方向情報に基づいて、そのエッジ方向情報が示す方向、およびその方向の反対方向において、“1”が何画素続くかを調べる。例えば、注目画素Aのエッジ方向情報が“上”,“下”,“上下”である場合には、エッジ検出部22は、注目画素Aの上下方向において、“1”が何画素続くかを調べる。また、例えば、注目画素Aのエッジ方向情報が“左”,“右”,“左右”である場合には、エッジ検出部22は、注目画素Aの左右方向において、“1”が何画素続くかを調べる。また、例えば、注目画素Aのエッジ方向情報が“右上”,“右下”,“左上”,“左下”である場合には、エッジ検出部22は、注目画素Aの上下方向または左右方向において、“1”が何画素続くかを調べる。そして、エッジ検出部22は、このようにして得た値を、その注目画素Aにおける幅情報とする。
例えば、図4Bに示した注目画素Aのエッジ方向情報は“上”であり、この注目画素Aのエッジ距離情報は“2”である。よって、エッジ検出部22は、この注目画素Aの上下方向において、“1”が何画素続くかを調べる。この例では、上下方向に5つの“1”が続く。よって、エッジ検出部22は、この注目画素Aでの幅情報を“5”にする。
このようにして、2値データDBNにおける、値が“1”である全ての画素において、幅情報が生成される。そして、エッジ検出部22は、各画素における幅情報に基づいて、幅情報のマップを示す幅データDLWを生成する。
次に、エッジ検出部22は、全ての色画像データDを選択したか否かを確認する(ステップS15)。まだ全ての色画像データDを選択していない場合(ステップS15において“N”)には、まだ選択していない色画像データDを選択し(ステップS16)、ステップS12に戻る。そして、全ての色画像データDが選択されるまで、ステップS12〜S16を繰り返す。そして、全ての色画像データDを選択した場合(ステップS15において“Y”)には、このエッジ検出処理を終了する。
(補正処理)
次に、図2に示した、ステップS3における補正処理について、詳細に説明する。
図8,9は、補正処理の一例を表すものである。補正処理では、媒体色情報C、5つのエッジ方向データDIR、5つのエッジ距離データDIS、および5つの幅データDLWに基づいて、5つの色画像データDに対してトラッピング処理を行う。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、補正部23は、画素の1つを注目画素Aとして選択し(ステップS21)、5つの色画像データDのうちの1つを選択する(ステップS22)。そして、補正部23は、選択した色画像データDのエッジ方向データDIRにおける注目画素Aでのエッジ方向情報に基づいて、そのエッジ方向情報に含まれるエッジ方向の一つを選択する(ステップS23)。すなわち、例えばエッジ方向情報が“左上”である場合には、まずはそのうちの一方(例えば“左”)を選択する。
次に、補正部23は、エッジを挟む2つの画素B1,B2を決定する(ステップS24)。
図10は、画素B1,B2の決定動作の一例を表すものである。この図10は、選択した色画像データDの2値データDBNを示しており、網掛けされた画素は、値が“1”の画素を示し、網掛けされていない画素は、値が“0”の画素を示す。この例では、注目画素Aのエッジ方向情報は“左”であり、この注目画素Aのエッジ距離情報は“2”である。補正部23は、このエッジ方向情報およびエッジ距離情報に基づいて、エッジを特定する。すなわち、エッジ部分Bは、注目画素Aの右に、注目画素Aから1画素分の距離に位置する手前側の画素B1と、注目画素Aの右に、注目画素Aから2画素分の距離に位置する奥側の画素B2との間にある。すなわち、画素B1は、注目画素Aの、エッジ方向情報が示すエッジ方向と反対方向に、注目画素Aから、エッジ距離情報が示す値よりも一つ小さい値に対応する距離に位置し、画素B2は、注目画素Aの、エッジ方向情報が示すエッジ方向と反対方向に、注目画素Aから、エッジ距離情報が示す値に対応する距離に位置する。
補正部23は、このようにして、注目画素Aでのエッジ方向情報およびエッジ距離情報に基づいて、エッジ部分Bを挟む画素B1,B2を特定する。
次に、補正部23は、トラッピング処理を行う(ステップS25)。
まず、図9に示したように、補正部23は、選択した色画像データDにおける注目画素Aがトラッピング対象画素であるか否かを確認する(ステップS41)。具体的には、補正部23は、以下の2つの条件を満たしたときに、その注目画素Aがトラッピング対象画素であると判断する。
第1の条件は、注目画素Aでのエッジ距離情報が、予め設定した所定のしきい値TH2以下であることである。すなわち、この条件を満たす場合には、注目画素Aが、選択した色画像データDにおけるエッジ部分Bに近いことを示している。このしきい値TH2は、画像形成部13が、黄色、マゼンタ色、シアン色、黒色、および白色の画像を、記録媒体9にそれぞれ形成する際の、各画像の形成位置の相対的なずれ量に応じて、予め設定される。例えば、ずれ量が2画素分である場合には、このしきい値TH2を“2”に設定する。この場合、例えば、注目画素Aにおけるエッジ距離情報が示す値が“2”以下であれば、この第1の条件を満たし、注目画素Aにおけるエッジ距離情報が示す値が“3”であれば、この第1の条件を満たさない。
第2の条件は、画素B1,B2のうちの一方において、色画像データDY,DM,DC,DKのうちのいずれか1つのみの2値データDBNに“1”を有し、他方において、色画像データDWのみの2値データDBNに“1”を有することである。すなわち、この条件を満たす場合は、色画像データDY,DM,DC,DKのいずれか1つのみ、および色画像データDWにおいて、画素B1,B2のうちの一方での画素値がしきい値TH1より大きく、色画像データDY,DM,DC,DK,DWの全てにおいて、画素B1,B2のうちの他方での画素値がしきい値TH1よりも小さいことを示している。例えば、画素B1においてマゼンタ色の画素値と白色の画素値を有し、画素B2においてどの色も画素値を有しない場合に、この第2の条件を満たす。例えば、画素B1においてマゼンタ色の画素値と黄色の画素値を有する場合には、この第2の条件を満たさない。
補正部23は、これらの2つの条件を満たしたときに、その注目画素Aがトラッピング対象画素であると判断する。注目画素Aがトラッピング対象画素でない場合(ステップS41において“N”)には、トラッピング処理を終了する。
ステップS41において、注目画素Aがトラッピング対象画素である場合(ステップS41において“Y”)には、補正部23は、画素B1,B2での幅情報が、ともに、所定のしきい値TH3よりも大きいか否かを確認する(ステップS42)。具体的には、例えば、マゼンタ色の色画像データDMの2値データDBNが、画素B1において“1”を有し、白色の色画像データDWの2値データDBNが、画素B2において“1”を有する場合には、補正部23は、マゼンタ色の色画像データDMの幅データDLWにおける画素B1での幅情報と、白色の色画像データDWの幅データDLWにおける画素B2での幅情報とが、ともに、しきい値TH3よりも大きいか否かを確認する。
ステップS42において、画素B1,B2での幅情報が、ともに、しきい値TH3よりも大きい場合(ステップS42において“Y”)には、補正部23は、画素B2での明度が画素B1での明度よりも高いか否かを確認する(ステップS43)。具体的には、例えば、マゼンタ色の色画像データDMの2値データDBNが、画素B1において“1”を有し、白色の色画像データDWの2値データDBNが、画素B2において“1”を有する場合には、補正部23は、媒体色情報Cに基づいて求めた明度が、マゼンタ色の色画像データDMの画素B1での画素値から求めた明度よりも大きいか否かを確認する。すなわち、この例では、画素B2において例えばどの色も画素値を有しないので、記録媒体9の色を示す媒体色情報Cに基づいて明度を求め、この明度を画素B2における明度として用いる。ここで、明度は、本発明における「明るさ度合い」の一具体例に対応する。画素B2での明度が画素B1での明度よりも高い場合(ステップS43において“Y”)には、ステップS47に進み、画素B2での明度が画素B1での明度よりも低い場合(ステップS43において“N”)には、トラッピング処理を終了する。
ステップS42において、画素B1,B2での幅情報のうちの少なくとも一方がしきい値TH3より小さい場合(ステップS42において“N”)には、補正部23は、画素B1での幅情報がしきい値TH3よりも大きいか否かを確認する(ステップS44)。ステップS44において、画素B1での幅情報が、しきい値TH3よりも大きい場合(ステップS42において“Y”)には、ステップS47に進む。
ステップS44において、画素B1での幅情報がしきい値TH3よりも小さい場合(ステップS44において“N”)には、補正部23は、画素B2での幅情報がしきい値TH3よりも大きいか否かを確認する(ステップS45)。画素B2での幅情報がしきい値TH3より大きい場合(ステップS45において“Y”)には、トラッピング処理を終了する。
ステップS45において、画素B2での幅情報がしきい値TH3より小さい場合(ステップS45において“N”)には、補正部23は、注目画素Aのエッジ距離情報がしきい値TH3の半分(TH3/2)よりも小さいかどうかを確認する(ステップS46)。注目画素Aのエッジ距離情報がしきい値TH3の半分よりも小さい場合(ステップS46において“Y”)には、ステップS47に進み、注目画素Aのエッジ距離情報がしきい値TH3の半分よりも大きい場合(ステップS46において“N”)には、トラッピング処理を終了する。
次に、補正部23は、画素B2の画素値と同じ画素値を注目画素Aに設定する(ステップS47)。
具体的には、例えば、白色の色画像データDWの2値データDBNが、画素B1において“1”を有し、マゼンタ色の色画像データDMの2値データDBNが、画素B2において“1”を有する場合には、マゼンタ色の色画像データDMにおける画素B2での画素値と同じ画素値を、マゼンタ色の色画像データDMにおける注目画素Aに設定する。これにより、マゼンタ色の画像領域が広くなる。
また、例えば、マゼンタ色の色画像データDMの2値データDBNが、画素B1において“1”を有し、白色の色画像データDWの2値データDBNが、画素B2において“1”を有する場合には、補正部23は、白色の色画像データDWにおける画素B2での画素値と同じ画素値を、白色の色画像データDWにおける注目画素Aに設定する。すなわち、この場合、白色の色画像データDWにおいて、画素B2における画素値はしきい値TH1よりも低い。よって、注目画素Aにおける画素値も、このような十分に低い値に設定される。これにより、白色の画像領域が狭くなる。
以上によりトラッピング処理が終了する。
次に、図8に示したように、補正部23は、選択した色画像データDにおける注目画素Aにおいて、全てのエッジ方向を選択したか否かを確認する(ステップS26)。まだ全てのエッジ方向を選択していない場合(ステップS26において“N”)には、補正部23は、まだ選択していないエッジ方向を選択し(ステップS27)、ステップS24に戻る。そして、全てのエッジ方向が選択されるまで、ステップS24〜S27を繰り返す。そして、全てのエッジ方向を選択した場合(ステップS26において“Y”)には、ステップS28に進む。
次に、補正部23は、全ての色画像データDを選択したか否かを確認する(ステップS28)。まだ全ての色画像データDを選択していない場合(ステップS28において“N”)には、補正部23は、まだ選択していない色画像データDを選択し(ステップS29)、ステップS23に戻る。そして、全ての色画像データDが選択されるまで、ステップS23〜S29を繰り返す。そして、全ての色画像データDを選択した場合(ステップS28において“Y”)には、ステップS30に進む。
次に、補正部23は、全ての画素を注目画素Aとして選択したか否かを確認する(ステップS30)。まだ全ての画素を選択していない場合(ステップS30において“N”)には、補正部23は、まだ選択していない画素を注目画素Aとして選択し(ステップS31)、ステップS22に戻る。そして、全ての画素が選択されるまで、ステップS22〜S31を繰り返す。そして、全ての画素を選択した場合(ステップS30において“Y”)には、補正処理を終了する。
このようにして、補正部23は、5つの色画像データDに対して補正を行うことにより、5つの色画像データEを生成する。そして、画像形成部13は、5つの色画像データEに基づいて、記録媒体9に画像を形成する。
次に、いくつか例を挙げて、画像形成装置1の動作を説明する。
(具体例1)
図11〜13は、明度が低い色の記録媒体9に、その明度よりも高い明度を有するマゼンタ色画像PMを形成した場合の画像形成例を模式的に表すものである。図11(A)は、トラッピング処理を行わない場合の断面図を示し、図11(B)は、図11(A)において、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合の断面図を示す。図11(C)は、トラッピング処理を行う場合の断面図を示し、図11(D)は、図11(C)において、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合の断面図を示す。この例では、トラッピング処理を行わない場合におけるマゼンタ色画像PMの幅WP1および間隔WS1,WS2を、しきい値TH3に対応する幅WTHよりも広くしている。図12は、図11(B)と同様の条件における画像形成例を示し、図13は、図11(D)と同様の条件における画像形成例を示す。
図11(A)に示したように、トラッピング処理を行わない場合において、画像形成装置1は、この例では、記録媒体9の上に白色画像PWを形成し、その上にマゼンタ色画像PMを形成する。このように、マゼンタ色画像PMの下に白色画像PWを形成することにより、ユーザが画像を観察したときに、マゼンタ色が記録媒体9の色と混ざって見えるおそれを低減することができる。
しかしながら、画像形成部13が、記録媒体9に、白色画像PWとマゼンタ色画像PMとを形成する際に、これらの画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合には、図11(B)に示したように、明度が高い白色画像PWの一部が露出してしまう。その結果、図12に示したように、マゼンタ色画像PMの近傍に、明度が高い白色画像PWが見えてしまう。
一方、画像形成装置1では、図11(C)に示したように、トラッピング処理によりマゼンタ色画像PMを広げる。すなわち、ステップS22において白色の色画像データDWを選択した場合において、幅WP1および間隔WS1,WS2がしきい値TH3に対応する幅WTHよりも広く(ステップS42において“Y”)、マゼンタ色画像PMの明度が記録媒体9の色の明度よりも高いので(ステップS43において“Y”)、画像形成装置1は、ステップS47においてマゼンタ色の色画像データDMを補正することにより、マゼンタ色画像PMを広げる。具体的には、画像形成装置1は、図11(C)に示したように、マゼンタ色画像PMの左側のエッジを左方向に移動させるとともに右側のエッジを右方向に移動させることにより、マゼンタ色画像PMを広げる。
これにより、画像形成装置1では、画像形成部13が画像を形成する際に、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合でも、図11(D)に示したように、明度が高い白色画像PWが露出するおそれを低減することができる。その結果、図13に示したように、明度が高い白色画像PWが見えるおそれを低減することができ、画質を高めることができる。
(具体例2)
図14〜17は、明度が高い色の記録媒体9に、その明度よりも低い明度を有するマゼンタ色画像PMを形成した場合の画像形成例を模式的に表すものである。図14(A)は、トラッピング処理を行わない場合の断面図を示し、図14(B)は、図14(A)において、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合の断面図を示す。図14(C)は、トラッピング処理を行う場合の断面図を示し、図14(D)は、図14(C)において、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合の断面図を示す。図15は、図14(B)と同様の条件における画像形成例を示し、図16は、図11(D)と同様の条件における画像形成例を示し、図17は、図14(D)と同様の条件における画像形成例を示す。
この場合でも、画像形成部13が、記録媒体9に、白色画像PWとマゼンタ色画像PMとを形成する際に、これらの画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合には、図14(B)に示したように、明度が高い白色画像PWの一部が露出してしまう。その結果、図15に示したように、マゼンタ色画像PMの近傍に、明度が高い白色画像PWが見えてしまう。
このように白色画像PWが露出しにくくする方法としては、図11(C)と同様に、マゼンタ色画像PMを広げる方法も考えられる。しかしながら、この場合には、図16に示したように、オブジェクト(この例ではアルファベット“P”)が太く見えてしまう。すなわち、この例では、図13の場合と異なり、記録媒体9の色の明度が高いため、広くなったマゼンタ色画像PMが目立ち、オブジェクトが太く見えてしまう。
そこで、画像形成装置1では、図14(C)に示したように、トラッピング処理により白色画像PWを狭める。すなわち、ステップS22においてマゼンタ色の色画像データDMを選択した場合において、幅WP1および間隔WS1,WS2がしきい値TH3に対応する幅WTHよりも広く(ステップS42において“Y”)、記録媒体9の色の明度がマゼンタ色画像PMの明度よりも高いので(ステップS43において“Y”)、画像形成装置1は、ステップS47において白色の色画像データDWを補正することにより、白色画像PWを狭める。具体的には、画像形成装置1は、図14(C)に示したように、白色画像PWの左側のエッジを右方向に移動させるとともに、白色画像PWの右側のエッジを左方向に移動させることにより、白色画像PWを狭める。
これにより、画像形成装置1では、画像形成部13が画像を形成する際に、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合でも、図14(D)に示したように、明度が高い白色画像PWが露出するおそれを低減することができるとともに、マゼンタ色画像PMの幅を維持することができる。その結果、図17に示したように、オブジェクトが太く見えることなく、明度が高い白色画像PWが見えるおそれを低減することができ、画質を高めることができる。
(具体例3)
図18は、明度が低い色の記録媒体9に、その明度よりも高い明度を有するマゼンタ色画像PMを形成した場合の画像形成例を模式的に表すものである。この例では、トラッピング処理を行わない場合におけるマゼンタ色画像PMの幅WP1および間隔WS1を、しきい値TH3に対応する幅WTHよりも狭くし、間隔WS2を、しきい値TH3に対応する幅WTHよりも広くしている。
この場合でも、画像形成部13が、記録媒体9に、白色画像PWとマゼンタ色画像PMとを形成する際に、これらの画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合には、図18(B)に示したように、明度が高い白色画像PWの一部が露出してしまう。このとき、例えば、図11(C),(D)と同様に、マゼンタ色画像PMを広げた場合には、狭い間隔WS1にもマゼンタ色画像PMが広がることにより、画質が低下するおそれがある。
一方、画像形成装置1では、図18(C)に示したように、トラッピング処理において、マゼンタ色画像PMの左側のエッジおよび白色画像PWの左側のエッジの両方を、互いに反対の方向に移動させることにより、マゼンタ色画像PMを広げるとともに白色画像PWを狭める。すなわち、ステップS22において白色の色画像データDWを選択した場合において、幅WP1および間隔WS1がしきい値TH3に対応する幅WTHよりも狭いので(ステップS42,S44,S45において“N”)、画像形成装置1は、ステップS46,S47において、マゼンタ色の色画像データDMを補正することにより、マゼンタ色画像PMを広げる。具体的には、画像形成装置1は、マゼンタ色画像PMの左側のエッジを、図11(C)の場合の半分だけ左方向に移動させることにより、マゼンタ色画像PMを広げる。また、ステップS22においてマゼンタ色の色画像データDMを選択した場合において、幅WP1および間隔WS1がしきい値TH3に対応する幅WTHよりも狭いので(ステップS42,S44,S45において“N”)、画像形成装置1は、ステップS46,S47において、白色の色画像データDWを補正することにより、白色画像PWを狭める。具体的には、画像形成装置1は、白色画像PWの左側のエッジを、図14(C)の場合の半分だけ右方向に移動させることにより、白色画像PWを狭める。
これにより、画像形成装置1では、画像形成部13が画像を形成する際に、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合でも、図18(D)に示したように、明度が高い白色画像PWが露出するおそれを低減することができるとともに、狭い間隔WS1にマゼンタ色画像PMが広がるおそれを低減することができる。その結果、画質を高めることができる。
(具体例4)
図19は、明度が高い色の記録媒体9に、その明度よりも低い明度を有するマゼンタ色画像PMを形成した場合の画像形成例を模式的に表すものである。
この場合でも、画像形成部13が、記録媒体9に、白色画像PWとマゼンタ色画像PMとを形成する際に、これらの画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合には、図19(B)に示したように、明度が高い白色画像PWの一部が露出してしまう。このとき、例えば、図14(C)と同様に、白色画像PWを狭めた場合には、狭い幅WP1において白色画像PWがさらに狭くなるため、記録媒体9の色とマゼンタ色とが混ざり合って見える領域が増えるため、色が変色してしまい、画質が低下するおそれがある。
一方、画像形成装置1では、図19(C)に示したように、トラッピング処理において、マゼンタ色画像PMの右側のエッジを移動させることにより、マゼンタ色画像PMを広げる。すなわち、ステップS22において白色の色画像データDWを選択した場合において、幅WP1がしきい値TH3に対応する幅WTHよりも狭く(ステップS42において“N”)、間隔WS2がしきい値TH3に対応する幅WTHよりも広い(ステップS44において“Y”)ので、画像形成装置1は、ステップS47において、マゼンタ色の色画像データDMを補正することにより、マゼンタ色画像PMを広げる。具体的には、画像形成装置1は、マゼンタ色画像PMの右側のエッジを右方向に移動させることにより、マゼンタ色画像PMを広げる。
これにより、画像形成装置1では、画像形成部13が画像を形成する際に、画像の形成位置に相対的なずれが生じた場合でも、図19(D)に示したように、明度が高い白色画像PWが露出するおそれを低減することができるとともに、狭い幅WP1において、記録媒体9の色とマゼンタ色とが混ざり合って変色するおそれを低減することができる。その結果、画質を高めることができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、記録媒体の色を検出し、検出した色に基づいてトラッピング処理を行うようにしたので、画質を高めることができる。
本実施の形態では、画像の幅および間隔が広い場合において、記録媒体の明度が画像の明度よりも高い場合に、白色画像の幅を狭めるようにしたので、オブジェクトが太くなるおそれを低減することができるため、画質を高めることができる。
本実施の形態では、画像の幅および間隔に基づいて、トラッピング処理を行うようにしたので、画質を高めることができる。
[変形例1−1]
上記実施の形態では、媒体色センサ12を設け、記録媒体9の色を検出したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば図20に示す画像形成装置1Bのように、媒体色設定部12Bを設け、ユーザが、例えば操作パネルを操作することにより、記録媒体9の色を入力し、媒体色設定部12Bがこの入力結果に基づいて媒体色情報Cを生成してもよい。また、例えば、ホストコンピュータから、印刷データDPとともに、記録媒体9に関する記録媒体情報を受信し、その記録媒体情報に基づいて媒体色情報Cを生成してもよい。また、例えば、画像形成装置1の装置内や、外部のデータベースに、記録媒体の種類と媒体色情報Cとの対応関係を示すテーブルを記憶させておき、ホストコンピュータから供給された記録媒体情報に基づいて、このテーブルを参照することにより、媒体色情報Cを生成してもよい。
[変形例1−2]
上記実施の形態では、エッジ方向データDIR、エッジ距離データDIS、および幅データDLWの生成方法の一例を示したが、これらの方法に限定されるものではなく、他の方法を用いてもよい。
[変形例1−3]
上記実施の形態では、媒体色情報Cや、色画像データDに基づいて明度を求めるようにしたが、その際、既知の様々な方法を用いて明度を求めることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る画像形成装置2について説明する。本実施の形態は、幅データDLWを用いずにトラッピング処理を行うものである。なお、上記第1の実施の形態に係る画像形成装置1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図21は、画像形成装置2の一構成例を表すものである。画像形成装置2は、画像処理部30を備えている。画像処理部30は、エッジ検出部32と、補正部33とを有している。
エッジ検出部32は、上記実施の形態に係るエッジ検出部22と同様に、5つの色画像データDに基づいて、画像のエッジを検出するものである。その際、エッジ検出部32は、幅データDLWを生成せず、5つのエッジ方向データDIR、および5つのエッジ距離データDISを生成するようになっている。
補正部33は、媒体色情報C、5つのエッジ方向データDIR、および5つのエッジ距離データDISに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)に対して補正処理(トラッピング処理)を行うことにより、5つの色画像データE(色画像データEY,EM,EC,EK,EW)を生成するものである。
画像処理部30では、図2に示したように、まず、色画像生成部21は、通信部11が受信した印刷データDPに基づいて、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)を生成する(ステップS1)。次に、エッジ検出部32が、5つの色画像データDに対してエッジ検出処理を行う(ステップS52)。具体的には、エッジ検出部32は、5つの色画像データDに基づいて、5つのエッジ方向データDIR、および5つのエッジ距離データDISを生成する。そして、補正部33が、5つの色画像データDに対して、補正処理を行う(ステップS53)。具体的には、補正部33は、媒体色情報C、5つのエッジ方向データDIR、および5つのエッジ距離データDISに基づいて、5つの色画像データDに対してトラッピング処理を行うことにより、5つの色画像データEを生成する。
図22は、エッジ検出処理の一例を表すものである。エッジ検出部32は、第1の実施の形態の場合と同様に、5つの色画像データD(色画像データDY,DM,DC,DK,DW)のうちの1つを選択し(ステップS11)、選択した色画像データDに対して2値化処理を行うことにより2値データDBNを生成し(ステップS12)、2値データDBNに基づいて、エッジ方向データDIRおよびエッジ距離データDISを生成する(ステップS13)。次に、エッジ検出部32は、全ての色画像データDを選択したか否かを確認し(ステップS15)。まだ全ての色画像データDを選択していない場合(ステップS15において“N”)には、まだ選択していない色画像データDを選択し(ステップS16)、ステップS12に戻る。そして、全ての色画像データDを選択した場合(ステップS15において“Y”)には、このエッジ検出処理を終了する。
また、補正部33は、図8に示した補正処理を行う。補正部33は、この補正処理において、トラッピング処理を行う(ステップS55)
図23は、トラッピング処理の一例を表すものである。

まず、補正部33は、第1の実施の形態の場合と同様に、2つの条件を用いて、選択した色画像データDにおける注目画素Aがトラッピング対象画素であるか否かを確認する(ステップS41)。注目画素Aがトラッピング対象画素でない場合(ステップS41において“N”)には、トラッピング処理を終了する。
ステップS41において、注目画素Aがトラッピング対象画素である場合(ステップS41において“Y”)には、補正部33は、画素B2での明度が画素B1での明度よりも高いか否かを確認する(ステップS43)。画素B2での明度が画素B1での明度よりも低い場合(ステップS43において“N”)には、トラッピング処理を終了する。
ステップS43において、画素B2での明度が画素B1での明度よりも高い場合(ステップS43において“Y”)には、補正部33は、画素B2の画素値と同じ画素値を注目画素Aに設定する(ステップS47)。
以上によりトラッピング処理が終了する。
明度が低い色の記録媒体9に、その明度よりも高い明度を有するマゼンタ色画像PMを形成した場合には、画像形成装置2は、上記第1の実施の形態の具体例1(図11〜13)のように動作する。すなわち、画像形成装置2は、このような場合には、幅WP1や間隔WS1,WS2にかかわらず、上記第1の実施の形態の具体例1(図11〜13)のように動作する。
同様に、明度が高い色の記録媒体9に、その明度よりも低い明度を有するマゼンタ色画像PMを形成した場合には、画像形成装置2は、上記第1の実施の形態の具体例2(図14〜17)のように動作する。すなわち、画像形成装置2は、このような場合には、幅WP1や間隔WS1,WS2にかかわらず、上記第2の実施の形態の具体例2(図14〜17)のように動作する。
以上のように本実施の形態では、記録媒体の色を検出し、検出した色に基づいてトラッピング処理を行うようにしたので、画質を高めることができる。
本実施の形態では、幅データDLWを用いずにトラッピング処理を行うようにしたので、処理をシンプルにすることができる。
[変形例2]
上記実施の形態に係る画像形成装置2に、上記第1の実施の形態の変形例を適用してもよい。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態等では、本発明を画像形成装置1,2に適用したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの機能を有する多機能周辺装置(MFP;Multi Function Peripheral)に適用してもよい。
また、例えば、上記の実施の形態等では、本発明における「明るさ度合い」の一具体例として明度を用いたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、輝度を用いてもよい。
1,1B,2…画像形成装置、9…記録媒体、11…通信部、12…媒体色センサ、12B…媒体色設定部、13…画像形成部、20…画像処理部、21…色画像生成部、22,32…エッジ検出部、23,33…補正部、A…注目画素、B…エッジ部分、B1,B2…画素、C…媒体色情報、D,DY,DM,DC,DK,DW,E,EY,EM,EC,EK,EW…色画像データ、DBN…2値データ、DIR…エッジ方向データ、DIS…エッジ距離データ、DLW…幅データ、PM…マゼンタ色画像、PW…白色画像、TH1,TH2,TH3…しきい値、WP1…幅、WS1,WS2…間隔。

Claims (15)

  1. 記録媒体の媒体色に基づいて、第1の色に対応する第1の画像データにおける第1の画像の第1のエッジ部分と、第2の色に対応する第2の画像データにおける第2の画像の、前記第1のエッジ部分に対応する第2のエッジ部分とを離すことにより、前記第1の画像データおよび前記第2の画像データを補正する補正処理を行う画像処理部と、
    前記画像処理部により補正された前記第1の画像データおよび前記第2の画像データに基づいて、前記記録媒体上に、前記第1の画像および前記第2の画像をこの順で形成する画像形成部と
    を備え
    前記画像処理部は、前記媒体色の第1の明るさ度合いと、前記第2の画像における第2の明るさ度合いとを比較し、その比較結果に基づいて、前記補正処理を行う
    画像形成装置。
  2. 前記第2の明るさ度合いは、前記第2の画像における前記第2のエッジ部分付近の明るさ度合いである
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像処理部は、前記第1の明るさ度合いが前記第2の明るさ度合いよりも高い場合には、前記第1の画像の面積が小さくなるように前記第1のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行う
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像処理部は、前記第2の明るさ度合いが前記第1の明るさ度合いよりも高い場合には、前記第2の画像の面積が大きくなるように前記第2のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行う
    請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像処理部は、さらに、前記第2の画像データに基づいて、前記第2のエッジ部分と、前記第2の画像において前記第2のエッジ部分に対向するエッジ部分との間の画像幅を求め、前記画像幅と所定幅との比較結果に基づいて、前記補正処理を行う
    請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像処理部は、前記画像幅が前記所定幅よりも狭い場合には、前記第2の画像の面積が大きくなるように前記第2のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行う
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像処理部は、前記画像幅が前記所定幅よりも広く、前記第1の明るさ度合いが前記第2の明るさ度合いよりも高い場合には、前記第1の画像の面積が小さくなるように前記第1のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行う
    請求項5または請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記画像処理部は、前記画像幅が前記所定幅よりも広く、前記第2の明るさ度合いが前記第1の明るさ度合いよりも高い場合には、前記第2の画像の面積が大きくなるように前記第2のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行う
    請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像処理部は、さらに、前記第1の画像データに基づいて、前記第1のエッジ部分と、前記第1の画像において前記第1のエッジ部分と対向するエッジ部分との間の画像間隔を求め、前記画像間隔と所定間隔との比較結果に基づいて、前記補正処理を行う
    請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像処理部は、前記画像幅が前記所定幅よりも狭く、前記画像間隔が前記所定間隔よりも狭い場合には、前記第1の画像の面積が小さくなるように前記第1のエッジ部分を移動させるとともに、前記第2の画像の面積が大きくなるように前記第2のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行う
    請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記画像処理部は、前記画像幅が前記所定幅よりも狭く、前記画像間隔が前記所定間隔よりも広い場合には、前記第2の画像の面積が大きくなるように前記第2のエッジ部分を移動させることにより、前記補正処理を行い、
    前記画像幅が前記所定幅よりも狭く、前記画像間隔が前記所定間隔よりも広い場合における前記第2のエッジ部分の移動量は、前記画像幅が前記所定幅よりも狭く、前記画像間隔が前記所定間隔よりも狭い場合における前記第2のエッジ部分の移動量よりも大きい
    請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記媒体色を検出するセンサをさらに備えた
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. ユーザに前記媒体色を設定させる設定部をさらに備えた
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記第1の色は、白色である
    請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第2の色は、黄色、マゼンタ色、シアン色、および黒色のうちのいずれかである
    請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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