JP6628666B2 - 伝動ベルトの製造方法 - Google Patents

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本発明は伝動ベルトの製造方法に関する。
いわゆる加硫缶を用いて伝動ベルトを製造することが古くから行われている(例えば、特許文献1〜3)。
特開2003−285337号公報 特開2001−122976号公報 特開2000−085030号公報
本発明の課題は、既存の加硫缶を用いた簡便な伝動ベルトの製造方法を提供することである。
本発明は、筒状型の内周面に接触するように筒状の未架橋スラブを内嵌めし、前記未架橋スラブを内嵌めした前記筒状型を、前記筒状型の内部及び外部が区画されるように加硫缶内に配置し、前記加硫缶内において、前記筒状型の内部に相対的に高圧の蒸気を導入すると共に、前記筒状型の外部に相対的に低圧の蒸気を導入して前記未架橋スラブを加熱及び加圧することにより筒状のベルトスラブを成型する伝動ベルトの製造方法である。
本発明によれば、未架橋スラブを内嵌めした筒状型を既存の加硫缶内に配置し、筒状型の内部に相対的に高圧の蒸気を導入すると共に、筒状型の外部に相対的に低圧の蒸気を導入して未架橋スラブを加熱及び加圧することによりベルトスラブを成型するので、筒状型を含めたベルトスラブの冷却及び筒状型からのベルトスラブの脱型が容易であり、従って、既存の加硫缶を用いて簡便に伝動ベルトを製造することができる。
実施形態1に係るVベルトの斜視図である。 実施形態1で用いる圧縮ゴムシートの斜視図である。 実施形態1における部材準備工程の圧縮ゴムシートの作製方法を示す図である。 図3AにおけるIIIB-IIIB断面図である。 実施形態1における成形工程を示す第1の図である。 実施形態1における成形工程を示す第2の図である。 実施形態1における成形工程を示す第3の図である。 実施形態1における成形工程を示す第4の図である。 実施形態1で用いる筒状型の斜視図である。 実施形態1で用いる筒状型の一部分の拡大断面図である。 実施形態1で用いる加硫缶の断面図である。 実施形態1における架橋工程を示す第1の図である。 実施形態1における架橋工程を示す第2の図である。 実施形態1における架橋工程を示す第3の図である。 実施形態1における仕上工程を示す図である。 実施形態2に係るVベルトの斜視図である。 実施形態2における成形工程を示す第1の図である。 実施形態2における成形工程を示す第2の図である。 実施形態2における成形工程の変形例を示す図である。 実施形態2における成形工程の別の変形例を示す図である。 実施形態2における架橋工程の変形例を示す図である。 実施形態3に係るVベルトの斜視図である。 実施形態3における成形工程を示す第1の図である。 実施形態3における成形工程を示す第2の図である。 実施形態3における成形工程の変形例を示す図である。 実施形態3における成形工程の別の変形例を示す図である。 実施形態3における架橋工程の変形例を示す図である。 その他の実施形態に係る第1のVリブドベルトの斜視図である。 その他の実施形態に係る第2のVリブドベルトの斜視図である。 その他の実施形態に係る第3のVリブドベルトの斜視図である。 その他の実施形態に係る歯付ベルトの斜視図である。 その他の実施形態に係る平ベルトの斜視図である。
以下、実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係るローエッジ型のVベルトB(伝動ベルト)を示す。このVベルトBは、各種機械の動力伝達部材として用いられるものである。VベルトBのベルト長さは例えば500〜3000mm、ベルト幅は例えば7.5〜32mm、及びベルト厚さは例えば5.5〜20mmである。
実施形態1に係るVベルトBは、厚さ方向の内周側の圧縮層11と外周側の抗張層12とを含むゴム製のベルト本体10を備えている。抗張層12の厚さ方向の中間部には心線13が埋設されている。心線13は、抗張層12内において、幅方向にピッチを有する螺旋を形成するように設けられている。抗張層12の外周側、つまり、ベルト背面には補強布14が貼設されている。VベルトBは、外周側の補強布14、抗張層12、及び圧縮層11の上部の部分が均一幅に形成され、従って、その部分の側面がベルト背面に対して垂直に形成されている。内周側のそれ以外の圧縮層11の下部の部分が内周側に向かうに従って幅狭に形成され、従って、幅方向両側の側面がベルト背面に対して内周側に向かうに従って内向きに傾斜した傾斜面に形成されている。この傾斜面が摩擦伝動面を構成する。なお、VベルトBは、補強布14の代わりに伸張ゴム層が設けられ、圧縮層、抗張層、及び伸張ゴム層によりゴム製のベルト本体が構成されていてもよい。
圧縮層11及び抗張層12は、ゴム成分に各種の配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物が加熱及び加圧されて架橋したゴム組成物で形成されている。従って、実施形態1に係るVベルトBは、圧縮層11が単一ゴム層で構成されている。圧縮層11及び抗張層12は同一のゴム組成物で形成されていてもよい。
ゴム成分としては、例えば、エチレン−α−オレフィンエラストマー(EPDMやEPR)、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。ゴム成分は、これらのうち1種又は2種以上をブレンドしたものを用いることが好ましい。配合剤としては、カーボンブラックなどの補強材、充填材、可塑剤、加工助剤、架橋剤、共架橋剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤等が挙げられ、圧縮層11を形成するゴム組成物に配合される配合剤としては、その他に、例えば、短繊維、フッ素樹脂粉、ポリエチレン樹脂粉、中空粒子、発泡剤などの表面性状改質材が挙げられる。
心線13は、例えば、ポリエステル繊維、ポリエチレンナフタレート繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等の撚糸で構成されている。心線13には、ベルト本体10の抗張層12への接着性を付与するために接着処理が施されている。
補強布14は、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維、綿等の織布、編布、又は不織布で構成されている。補強布14には、ベルト本体10の抗張層12への接着性を付与するために接着処理が施されている。
次に、実施形態1に係るVベルトBの製造方法について図2〜9に基づいて説明する。
実施形態1に係るVベルトBの製造方法は、部材準備工程、成形工程、架橋工程、及び仕上工程で構成されている。
<部材準備工程>
部材準備工程では、圧縮層11となる圧縮ゴムシート11’、抗張層12となる抗張ゴムシート12’、心線13’、及び補強布14’を作製する。
−圧縮ゴムシート11’−
ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機を用い、ゴム成分と配合剤とを混練した後、得られた未架橋ゴム組成物をカレンダー成形等によって厚肉の未架橋ゴムシート11”に形成する。そして、この未架橋ゴムシート11”から圧縮ゴムシート11’を作製する。
図2は圧縮ゴムシート11’を示す。
圧縮ゴムシート11’は、一方側の面に、各々、直線状に延びる突条で構成された複数の圧縮層形成部11a’が並行に延びるように連設されたゴムシートである。圧縮ゴムシート11’は、製造するVベルトBの圧縮層11を複数集め、それらを並列させて隣接するものの側辺同士を結合させたような形状に形成されている。従って、複数の圧縮層形成部11a’は同一形状である。各圧縮層形成部11a’は、先端側に向かうに従って幅狭に形成されており、具体的には、断面形状が等脚台形に形成されている。圧縮層形成部11a’の大きさは、製造するVベルトBの圧縮層11の大きさと同一であってもよいが、また、それよりもやや大きくてもよい。
このような圧縮ゴムシート11’は、図3A及びBに示すように、未架橋ゴムシート11”を、圧縮ゴムシート11’の圧縮層形成部11a’の形状に対応した周方向に延びる台形溝21aが軸方向に連設された圧縮ゴム型付ロール21とフラットロール22との間に通過させ、未架橋ゴムシート11”の一方側の面に圧縮ゴム型付ロール21の外周面の台形溝21aを型付けして圧縮層形成部11a’を形成することにより作製することができる。このとき、未架橋ゴムシート11”を加熱して可塑性を高めてもよい。また、圧縮ゴムシート11’は、プレス成型や押出成型でも作製することができる。
−抗張ゴムシート12’−
ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機を用い、ゴム成分と配合剤とを混練した後、得られた未架橋ゴム組成物をカレンダー成形等によってシート状に成形して抗張ゴムシート12’を作製する。
−心線13’−
心線13’を構成する撚糸に、RFL水溶液に浸漬して加熱する接着処理、及び/又は、ゴム糊に浸漬して乾燥させる接着処理を施す。これらの接着処理の前に、エポキシ樹脂溶液又はイソシアネート樹脂溶液に浸漬して加熱する下地処理を施してもよい。
−補強布14’−
補強布14’を構成する織布等に、RFL水溶液に浸漬して加熱する接着処理、ゴム糊に浸漬して乾燥させる接着処理、及びベルト本体10側となる面にゴム糊をコーティングして乾燥させる接着処理のうちの1種又は2種以上の接着処理を施す。これらの接着処理の前に、エポキシ樹脂溶液又はイソシアネート樹脂溶液に浸漬して加熱する下地処理を施してもよい。なお、補強布14の代わりに伸張ゴム層を設ける場合には、抗張ゴムシート12’と同様の方法で伸張ゴム層となる伸張ゴムシートを作製する。
<成形工程>
成形工程では、まず、成形機(不図示)に、円筒状のマンドレル31を軸方向が水平方向となるように回転可能に軸支し、図4Aに示すように、マンドレル31上に補強布14’を巻き付け、その上に更に抗張ゴムシート12’を巻き付ける。マンドレル31は、製造するVベルトBのベルト長さに対応したものを選択する。このとき、補強布14’上に抗張ゴムシート12’が積層される。補強布14’及び抗張ゴムシート12’は、超音波カッターやエアはさみ等でカットした上でラップジョイントで接合する。なお、所定長の補強布14’の両端を接合して筒状に形成したものを作製し、それをマンドレル31上に被せてもよい。また、補強布14’と抗張ゴムシート12’とを積層一体化させたものを作製し、それをマンドレル31上に巻き付けてもよく、或いは、その積層体の所定長を、抗張層12が外側となるように両端を接合して筒状に形成したものを作製し、それをマンドレル31に被せてもよい。伸張ゴム層を設ける場合には、補強布14’の代わりに伸張ゴムシートを用いて同様の操作を行う。
次いで、図4Bに示すように、抗張ゴムシート12’上に心線13’を螺旋状に巻き付け、その上に更に抗張ゴムシート12’を巻き付ける。このとき、抗張ゴムシート12’上に心線13’の層が積層され、また、心線13’の層上に抗張ゴムシート12’が積層される。抗張ゴムシート12’は、超音波カッターやエアはさみ等でカットした上でラップジョイントで接合する。
続いて、図4Cに示すように、全周に渡って抗張ゴムシート12’の上からローラー32で押圧する。このとき、心線13’間にゴムが流動して心線13’が一対の抗張ゴムシート12’間に埋設されることにより位置固定されて全体として一体化した筒状の抗張体38が形成される。なお、この操作は、心線13’の層上に抗張ゴムシート12’を巻き付けるのと同時に行ってもよい。
そして、図4Dに示すように、抗張体38の抗張ゴムシート12’上に、圧縮層形成部11a’が外側となって周方向に延びるように圧縮ゴムシート11’を巻き付ける。このとき、マンドレル31の外側に、圧縮ゴムシート11’の圧縮層形成部11a’側の形状に切り抜かれた櫛形のガイド33を、軸方向に延びると共に櫛歯33aがマンドレル31側を向くように設けることにより、圧縮ゴムシート11’は、各圧縮層形成部11a’が一対の櫛歯33a間に案内されて高精度に周方向に延びるように巻き付けられ、抗張ゴムシート12’上に積層される。圧縮ゴムシート11’は、超音波カッター等でカットした上で突き合わせジョイントで接合する。この突き合わせジョイントは、接合強度を高める観点から、圧縮ゴムシート11’の厚さ方向に対する傾斜面同士を突き合わせて接合することが好ましい。なお、所定長の圧縮ゴムシート11’を、圧縮層形成部11a’が外側となるように両端を接合して筒状に形成したものを作製し、それを抗張ゴムシート12’上に被せてもよい。
以上のようにして、マンドレル31上に、補強布14’、抗張ゴムシート12’、心線13’、抗張ゴムシート12’、及び圧縮ゴムシート11’が内側から順に積層された円筒状の未架橋スラブS’を成形する。この未架橋スラブS’は、圧縮ゴムシート11’を筒状に形成したもの、つまり、外周面に、各々、周方向に延びる複数の突条で構成された圧縮層形成部11a’が軸方向に連設され且つ未架橋ゴム組成物で形成された筒状の成形体36を含む。未架橋スラブS’における圧縮層形成部11a’の数は例えば20〜100個である。
<架橋工程>
図5A及びBは、架橋工程において用いる円筒状金型40を示す。
円筒状金型40は、金属等の剛性を有する材料で円筒状に形成されている。円筒状金型40は、内周面に、各々、周方向に延びる複数の圧縮層形成溝40aが軸方向に連設されている。各圧縮層形成溝40aは、溝底側に向かうに従って幅狭に形成されており、具体的には、断面形状が、製造するVベルトBの圧縮層11と同一の等脚台形に形成されている。なお、この円筒状金型40には、加熱のための蒸気や冷却のための冷却水を流通させるための配管或いは流体流路は設けられておらず、また、上下の別のない対称な単なる筒状体で構成されている。
図6は、架橋工程において用いる加硫缶50を示す。
加硫缶50は、有底円筒状の缶本体51と、その上部に開閉可能に設けられた上蓋52とを備えている。缶本体51の内部には台座53が設けられている。缶本体51の底面部には内部蒸気導入管54が貫通して設けられ、台座53の中心から突出するように導かれている。缶本体51の側面には外部蒸気導入管55が貫通して設けられている。上蓋52の内側には内側部材56が設けられている。この加硫缶50では、缶本体51内の台座53に円筒状金型40を立設させると、台座53との接触によりその下部開口が封止されるように構成されている。また、上蓋52を閉じると、内側部材56が円筒状金型40の上部開口を封止する封止部材41を下方に押圧することによりその上部開口が封止されるように構成されている。そして、加硫缶50内において、円筒状金型40の内部及び外部がそれぞれ区画されるように構成されている。
架橋工程では、図7Aに示すように、マンドレル31から未架橋スラブS’を抜き取り、この未架橋スラブS’を、円筒状金型40の内側に配置し、更に、図7Bに示すように、その内側に架橋ゴムで形成されたゴムスリーブ42を内嵌めする。このとき、未架橋スラブS’を、円筒状金型40の内側に、未架橋スラブS’の複数の圧縮ゴム層形成部11a’のそれぞれが円筒状金型40の対応する圧縮ゴム層形成溝40aに嵌まるように設けることが好ましい。このように予め圧縮ゴム層形成部11a’を圧縮ゴム層形成溝40aに嵌め入れておくことにより、ゴムの伸張が小さくなるため構造の安定したVベルトBを製造することができる。円筒状金型40は、製造するVベルトBのベルト長さに対応したものを選択する。なお、円筒状金型40の内周面及び/又は未架橋スラブS’の外周面には、予め短繊維や樹脂粉等を付着させておいてもよい。
次いで、図8に示すように、内周面に未架橋スラブS’を配置した円筒状金型40を加硫缶50内の台座53に立設した後、封止部材41によって円筒状金型40の上部開口を封じ、上蓋52を閉じる。このとき、加硫缶50内において、円筒状金型40の内部及び外部がそれぞれ区画される。
そして、内部蒸気導入缶54を介して円筒状金型40の内部に相対的に高圧の蒸気を導入すると共に、外部蒸気導入缶55を介して円筒状金型40の外部に相対的に低圧の蒸気を導入し、その状態を所定時間保持する。円筒状金型40の内部の圧力は例えば1〜2MPaであり、円筒状金型40の外部の圧力は例えば0.5〜1MPaである。加熱温度は例えば100〜180℃、及び加工時間は例えば10〜60分である。このとき、未架橋スラブS’は、各圧縮ゴム層形成部11a’が円筒状金型40の対応する圧縮ゴム層形成溝40aに嵌まった状態で、円筒状金型40により加熱されると共にゴムスリーブ42を介して円筒状金型40側に押圧される。また、未架橋スラブS’に含まれる圧縮ゴムシート11’及び抗張ゴムシート12’のゴム成分の架橋が進行して一体化することにより、複数のVベルトBの圧縮層11及び抗張層12で構成されるベルト本体10の連結体が形成されると共に、ゴム成分が心線13’及び補強布14’と接着して複合化し、最終的に、円筒状のベルトスラブSが成型される。なお、外周面上に未架橋スラブを成形したマンドレルを加硫缶に入れて架橋させる場合、マンドレルの内部に相対的に低圧の蒸気を導入すると共に、マンドレルの外部に相対的に高圧の蒸気を導入するが、このVベルトBの製造方法では、逆に、円筒状金型40の内部に相対的に高圧の蒸気を導入すると共に、円筒状金型40の外部に相対的に低圧の蒸気を導入する。
<仕上工程>
仕上工程では、加硫缶50内の円筒状金型40の内部及び外部の蒸気を排出した後、上蓋52を開き、加硫缶50から円筒状金型40を取り出して冷却し、円筒状金型40の内側からゴムスリーブ42を取り外した後、円筒状金型40の内周面からベルトスラブSを脱型する。
そして、図9に示すように、円筒状金型40から取り出したベルトスラブSを、圧縮層形成部11a’の1個を単位に輪切りし、表裏を裏返すことにより実施形態1に係るVベルトBを得る。なお、必要に応じて、輪切りする前のベルトスラブSの外周側の表面、或いは、輪切りした後のVベルトBの圧縮層11側の表面を研磨等の表面処理をしてもよい。
以上のようなVベルトBの製造方法によれば、未架橋スラブS’を内嵌めした円筒状金型40を既存の加硫缶50内に配置し、円筒状金型40の内部に相対的に高圧の蒸気を導入すると共に、円筒状金型40の外部に相対的に低圧の蒸気を導入して未架橋スラブS’を加熱及び加圧することによりベルトスラブSを成型するので、円筒状金型40を含めたベルトスラブSの冷却及び円筒状金型40からのベルトスラブSの脱型が容易であり、従って、既存の加硫缶50を用いて簡便にVベルトBを製造することができる。また、このVベルトBの製造方法において、未架橋スラブS’には、未架橋ゴム組成物の圧縮ゴムシート11’で形成された筒状の成形体36が含まれ、その外周面には、各々、周方向に延びる複数の突条で構成された圧縮層形成部11a’が軸方向に連設されている。一方、円筒状金型40の内周面には、各々、周方向に延びる複数の圧縮層形成溝40aが軸方向に連設されている。そして、この製造方法によれば、未架橋スラブS’に含まれる成形体36を円筒状金型40の内側に配置し、成形体36の複数の突条のそれぞれにより構成される圧縮層11となる圧縮層形成部11a’が円筒状金型40の対応する圧縮層形成溝40aに嵌まった状態で筒状のベルトスラブSを成型し、そのベルトスラブSを、圧縮層形成部11a’の1個を単位に輪切りすることによりVベルトBを製造するので、少なくとも幅方向両側の傾斜面を形成するために廃棄ゴムが発生することはなく、従って、ローエッジ型のVベルトBの製造全体において廃棄ゴムの発生を少量に抑えることができる。
[実施形態2]
図10は、実施形態2に係るVベルトBを示す。なお、実施形態1と同一名称の部分は、実施形態1と同一符号を用いて示す。
実施形態2に係るVベルトBでは、圧縮層11が、表面部の表面ゴム層111(表面部材)と、内部のコアゴム層112とを有する。
表面ゴム層111及びコアゴム層112は、ゴム成分に各種の配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物が加熱及び加圧されて架橋した相互に異なるゴム組成物で形成されている。
ゴム成分としては、例えば、エチレン−α−オレフィンエラストマー(EPDMやEPR)、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。ゴム成分は、これらのうち1種又は2種以上をブレンドしたものを用いることが好ましい。配合剤としては、カーボンブラックなどの補強材、充填材、可塑剤、加工助剤、架橋剤、共架橋剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、老化防止剤等が挙げられ、表面ゴム層111を形成するゴム組成物に配合される配合剤としては、その他に、例えば、短繊維、フッ素樹脂粉、ポリエチレン樹脂粉、中空粒子、発泡剤などの表面性状改質材が挙げられる。
その他の構成は実施形態1に係るVベルトBと同一である。
次に、実施形態2に係るVベルトBの製造方法について図11A及びB〜13に基づいて説明する。
この実施形態2に係るVベルトBは、実施形態1と同様の方法で製造することができる。このとき、圧縮ゴムシート11’に代えて、表面ゴム層111を形成するための表面ゴムシート111’(シート材)とコアゴム層112を形成するためのコアゴムシート112’とを用いる。また、コアゴムシート112’を筒状に形成したものが、外周面に、各々、周方向に延びる複数の突条で構成されたコアゴム層形成部112a’が軸方向に連設され且つ未架橋ゴム組成物で形成された筒状の成形体36を構成する。
部材準備工程において、表面ゴムシート111’は、抗張ゴムシート12’と同様の方法で作製することができる。表面ゴムシート111’には、ベルト表面となる側の表面に、予め短繊維や樹脂粉等を付着させておいてもよい。コアゴムシート112’は、実施形態1の図3A及びBに示す圧縮ゴムシート11’と同様の方法で作製することができる。
成形工程において、コアゴムシート112’上に表面ゴムシート111’を巻き付けて未架橋スラブS’を成形するとき、図11Aに示すように、表面ゴムシート111’でコアゴムシート112’(コアゴム層形成部112a’)を被覆して圧縮ゴムシート11’(圧縮層形成部11a’)を構成することが好ましい。なお、抗張体38上に巻き付けた後のコアゴムシート112’を表面ゴムシート111’で被覆してもよく、また、表面ゴムシート111’でコアゴムシート112’を被覆した圧縮ゴムシート11’を抗張体38上に巻き付けてもよい。
このように予め表面ゴムシート111’でコアゴムシート112’の表面を被覆しておくことにより、表面ゴムシート111’の伸張を小さく抑えることができるので、表面ゴム層111の厚さの均一なVベルトBを製造することができる。同様に、表面ゴムシート111’の伸張を小さく抑えて表面ゴム層111の厚さを均一に形成する観点からは、表面ゴムシート111’でコアゴムシート112’の表面を被覆する前に、図11Bに示すように、表面ゴムシート111’を、幅方向の断面がコアゴム層形成部112a’と同一ピッチを有する波形を形成するように蛇腹状に加工すると共に、そのコアゴムシート112’(コアゴム層形成部112a’)側に凸となる部分がコアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間の溝の位置に位置付けられるように設け、その溝に嵌めるようにして伸び代を持たせることが好ましい。かかる加工方法としては、表面ゴムシート111’を平坦状から蛇腹状に形成する一対の板状又はロール状の部材間に連続して通す方法が挙げられる。このとき、長さ方向に沿って蛇腹のピッチが徐々に小さくなるように加工することが好ましい。表面ゴムシート111’は、コアゴムシート112’に密着するように設けられてもよく、また、密着せずに単に表面に沿うように設けられてもよい。
また、成形工程において、コアゴムシート112’上に表面ゴムシート111’を巻き付けて未架橋スラブS’を成形するとき、図12Aに示すように、表面ゴムシート111’を、コアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’の頂部で支持されるように円筒状に巻き付けてもよい。表面ゴムシート111’の伸張を抑えて表面ゴム層111の厚さを均一に形成する観点からは、図12Bに示すように、表面ゴムシート111’におけるコアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間に対応する部分を、コアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間の溝に押し込むようにしてもよい。同じ観点からは、図11Bに示すのと同様に、表面ゴムシート111’を、幅方向の断面がコアゴム層形成部112a’と同一ピッチを有する波形を形成するように蛇腹状に加工し、そのコアゴムシート112’側に凸となる部分を、コアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間の溝に嵌めるようにして伸び代を設けてもよい。なお、抗張体38上に巻き付けた後のコアゴムシート112’上に表面ゴムシート111’を巻き付けてもよく、また、表面ゴムシート111’を巻き付けたコアゴムシート112’を抗張体38上に巻き付けてもよい。
この場合、架橋工程において、図13に示すように、コアゴムシート112’は、表面ゴムシート111’を押圧して伸張させると共に、その表面ゴムシート111’で被覆されて圧縮ゴムシート11’を構成する。また、コアゴムシート112’の複数のコアゴム層形成部112a’のそれぞれは、表面ゴムシート111’を押圧して伸張させながら対応する圧縮層形成溝422aに進入し、圧縮層形成溝422a内において、コアゴム層形成部112a’が表面ゴムシート111’で被覆された圧縮層形成部111a’を構成する。
なお、成形工程において、所定長の表面ゴムシート111’の両端を接合して筒状に形成したものを作製し、それをコアゴムシート112’或いは成形体36に被せてもよい。
その他の構成及び作用効果は実施形態1と同一である。
[実施形態3]
図14は、実施形態3に係るVベルトBを示す。なお、実施形態1と同一名称の部分は、実施形態1と同一符号を用いて示す。
実施形態3のVベルトBでは、圧縮層11が、内部のコアゴム層112と、表面部の被覆布113とを有する。コアゴム層112の構成は実施形態2に係るVベルトBと同一である。
被覆布113は、例えば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維、綿等の織布、編布、又は不織布で構成されている。被覆布113は、高い伸張性を有することが好ましい。被覆布113には、ベルト本体10のコアゴム層112への接着性を付与するための接着処理が施されていてもよい。
その他の構成は実施形態1に係るVベルトBと同一である。
次に、この実施形態3に係るVベルトBの製造方法について図15A及びB〜17に基づいて説明する。
この実施形態3に係るVベルトBは、実施形態1と同様の方法で製造することができる。このとき、圧縮ゴムシート11’に代えて、コアゴム層112を形成するためのコアゴムシート112’と被覆布113を形成するための布材113’(シート材)とを用いる。また、コアゴムシート112’を筒状に形成したものが、外周面に、各々、周方向に延びる複数の突条で構成されたコアゴム層形成部112a’が軸方向に連設され且つ未架橋ゴム組成物で形成された筒状の成形体36を構成する。
この実施形態3の場合、圧縮層11の両側の摩擦伝動面が被覆布113で被覆されたVベルトBが連設された筒状のベルトスラブSを成型し、それを圧縮層形成部11’の1個を単位に輪切りするので、従来のラップド型のVベルトとは異なり、1個のベルトスラブSから複数本のVベルトBが製造され、高い生産性を得ることができる。
部材準備工程において、コアゴム層112を形成するためのコアゴムシート112’は、実施形態1の図3A及びBに示す圧縮ゴムシート11’と同様の方法で作製することができる。布材112’は、織布等に、必要に応じて、エポキシ樹脂溶液又はイソシアネート樹脂溶液に浸漬して加熱する接着処理、RFL水溶液に浸漬して加熱する接着処理、ゴム糊に浸漬して乾燥させる接着処理、及びコアゴム層111側となる面にゴム糊をコーティングして乾燥させる接着処理のうちの1種又は2種以上の接着処理を施す。
成形工程において、コアゴムシート112’上に布材113’を巻き付けて未架橋スラブS’を成形するとき、図15Aに示すように、布材113’でコアゴムシート112’(コアゴム層形成部112a’)を被覆して圧縮層形成部11a’を構成することが好ましい。なお、抗張体38に巻き付けた後のコアゴムシート112’を布材113’で被覆してもよく、また、布材113’で被覆したコアゴムシート112’を抗張体38上に巻き付けてもよい。
このように予めコアゴムシート112’の表面を布材113’で被覆しておくことにより、布材113’が局所的に大きく伸ばされることを回避でき、その結果、かかる部分からゴムが染み出すのを抑制することができ、ベルト走行時の異音の発生も抑えることができる。同様に、布材113’の局所的な大きな伸びを抑える観点からは、布材113’でコアゴムシート112’の表面を被覆する前に、図15Bに示すように、布材113’を、幅方向の断面がコアゴム層形成部112a’と同一ピッチを有する波形を形成するように蛇腹状に加工すると共に、そのコアゴムシート112’(コアゴム層形成部112a’)側に凸となる部分がコアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間の溝の位置に位置付けられるように設け、その溝に嵌めるようにして伸び代を持たせることが好ましい。かかる加工方法としては、布材113’を平坦状から蛇腹状に形成する一対の板状又はロール状の部材間に連続して通す方法が挙げられる。このとき、長さ方向に沿って蛇腹のピッチが徐々に小さくなるように加工することが好ましい。布材113’は、コアゴムシート112’(コアゴム層形成部112a’)に密着して一体に設けられてもよく、また、密着せずに単に表面に沿うように設けられてもよい。
また、成形工程において、コアゴムシート112’上に布材113’を巻き付けて未架橋スラブS’を成形するとき、図16Aに示すように、布材113’を、コアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’の頂部で支持されるように円筒状に巻き付けてもよい。布材113’の局所的な大きな伸びを抑える観点からは、図16Bに示すように、布材113’におけるコアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間に対応する部分を、コアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間の溝に押し込むようにしてもよい。同じ観点からは、図15Bに示すのと同様に、布材113’を、幅方向の断面がコアゴム層形成部112a’と同一ピッチを有する波形を形成するように蛇腹状に加工し、そのコアゴムシート112’側に凸となる部分を、コアゴムシート112’のコアゴム層形成部112a’間の溝に嵌めるようにして伸び代を設けてもよい。なお、抗張体38に巻き付けた後のコアゴムシート112’上に布材113’を巻き付けてもよく、また、布材113’を巻き付けたコアゴムシート112’を抗張体38上に巻き付けてもよい。
この場合、架橋工程において、図17に示すように、コアゴムシート112’は、布材113’を押圧して伸張させると共に、その布材113’で被覆される。また、コアゴムシート112’の複数のコアゴム層形成部112a’のそれぞれは、布材113’を押圧して伸張させながら対応する圧縮層形成溝422aに進入し、圧縮層形成溝422a内において、コアゴム層形成部112a’が布材113’で被覆された圧縮層形成部11a’を構成する。
なお、成形工程において、所定長の布材113’の両端を接合して筒状に形成したものを作製し、それをコアゴムシート112’或いは成形体36に被せてもよい。
その他の構成及び作用効果は実施形態1と同一である。
[その他の実施形態]
上記実施形態1〜3ではVベルトBを示したが、特にこれに限定されるものではなく、図18Aに示すように、圧縮層11が単一ゴム層で構成されたVリブドベルトBであっても、図18Bに示すように、圧縮層11が表面ゴム層111及びコアゴム層112で構成されたVリブドベルトBであっても、図18Cに示すように、圧縮層11がコアゴム層112及び被覆布113で構成されたVリブドベルトBであってもよい。これらのVリブドベルトBは、それぞれ実施形態1〜3と同様の構成のベルトスラブSを成型し、そのベルトスラブSを、圧縮層形成部11a’の複数個(図23A〜Cでは3個)を単位に輪切りすることにより製造することができる。
また、図19に示すように歯付ベルトBであってもよく、その場合、内周面に、各々、軸方向に伸びる複数の歯部形成溝が周方向に間隔をおいて設けられた円筒状金型40を用いればよい。更に、図20に示すように平ベルトBであってもよく、その場合、内周面が凹凸を有さない円筒状金型40を用いればよい。
本発明は伝動ベルトの製造方法の技術分野について有用である。
B Vベルト,Vリブドベルト,歯付ベルト,平ベルト
S ベルトスラブ
S’ 未架橋スラブ
11 圧縮層
11a’ 圧縮層形成部
111 表面ゴム層
111’ 表面ゴムシート
112 コアゴム層
112’ コアゴムシート
113 被覆布
113’ 布材
31 マンドレル
36 成形体
40 円筒状金型
40a 圧縮部形成溝
50 加硫缶

Claims (6)

  1. 筒状型の内周面に接触するように筒状の未架橋スラブを内嵌めし、
    前記未架橋スラブを内嵌めした前記筒状型を、前記筒状型の内部及び外部が区画されるように加硫缶内に配置し、
    前記加硫缶内において、前記筒状型の内部に相対的に高圧の蒸気を導入すると共に、前記筒状型の外部に相対的に低圧の蒸気を導入して前記未架橋スラブを加熱及び加圧することにより筒状のベルトスラブを成型する伝動ベルトの製造方法。
  2. 請求項1に記載された伝動ベルトの製造方法において、
    前記伝動ベルトは、厚さ方向の内周側に圧縮層を備え、
    前記未架橋スラブは、外周面に、各々、周方向に延びる複数の突条が軸方向に連設され且つ未架橋ゴム組成物で形成された筒状の成形体を含み、
    前記筒状型の内周面には、各々、周方向に延びる複数の圧縮層形成溝が軸方向に連設され、
    前記筒状型に内嵌めした前記未架橋スラブを、前記成形体の前記複数の突条のそれぞれを含んで構成される前記圧縮層となる圧縮層形成部が、前記筒状型の対応する前記圧縮層形成溝に嵌まった状態で、加熱すると共に前記筒状型側に押圧して架橋させることにより前記ベルトスラブを成型する伝動ベルトの製造方法。
  3. 請求項2に記載された伝動ベルトの製造方法において、
    前記圧縮層が単一ゴム層で構成されており、前記圧縮層形成部が前記突条で構成されている伝動ベルトの製造方法。
  4. 請求項2に記載された伝動ベルトの製造方法において、
    前記圧縮層が、表面部の表面部材と、内部のコアゴム層とを有し、
    前記圧縮層形成部が、前記突条が前記表面部材となるシート材で被覆されて構成されている伝動ベルトの製造方法。
  5. 請求項4に記載された伝動ベルトの製造方法において、
    前記表面部材が表面ゴム層であり、前記シート材が未架橋ゴム組成物で形成された表面ゴムシートである伝動ベルトの製造方法。
  6. 請求項4に記載された伝動ベルトの製造方法において、
    前記表面部材が被覆布であり、前記シート材が布材である伝動ベルトの製造方法。
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