JP6628624B2 - ダクト用フランジ構造とその製造方法 - Google Patents

ダクト用フランジ構造とその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ダクト本体の端部に設けられ他のダクトなどを接続するための、ダクト用フランジ構造とその製造方法に関する。
筒状で断面が略四角形のダクト本体の開口端部には、開口縁に沿って延びるフランジが設けられ、他のダクトなどと接続できるようになっている。すなわち、ダクト本体を構成する鋼板の端部を曲げて形成された共板フランジの場合、フランジ同士を面合わせして、フランジ押え金物(クリップ)でフランジ同士を挟持する。そして、フランジの角部に配設したコーナーピースおいてボルト締結することで、ダクト同士等を接続する(例えば、非特許文献1参照。)。
また、例えば、火災時の煙を排出するための排煙用ダクトは、通常のダクトに比べて高い(例えば、3倍)圧力で吸気を行うため、強度・剛性が高いフランジを要し、アングル材でフランジが構成されている。すなわち、ダクト本体の開口端部に、断面が略L字状のアングル材(山形鋼)がリベットや溶接で接続されてフランジが設けられている。このフランジには、所定間隔でボルト挿入孔が形成され、フランジ同士を面合わせして、ボルト挿入孔にボルトを挿入して締結することで、ダクト同士等を接続する(例えば、非特許文献2参照。)ものである。さらに、フランジを構成するアングル材の腐食を防止するために、アングル材を塗装している。
「標準ダクトテキスト」一般社団法人 全国ダクト工業団体連合会 編集発行、平成25年7月、p.39〜p.40 「標準ダクトテキスト」一般社団法人 全国ダクト工業団体連合会 編集発行、平成25年7月、p.37
ところで、アングル材は、ダクト本体の鋼板に比べて肉厚で重量物であるため、排煙用ダクト全体の重量がかさみ、運搬や取付作業などの取り扱いが容易ではない。また、ダクト本体を構成する鋼板とは別にアングル材を用意しなければならないため、材料費がかさむばかりではなく、溶接や塗装を要し、製造に多大な費用と労力とを要する。しかも、溶接や塗装を行うため、製造作業環境が悪く、製造作業者への負担も大きい。
そこでこの発明は、強度が高く、しかも、取り扱いや製造を容易にすることが可能な、ダクト用フランジ構造とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、筒状で断面が略四角形のダクト本体の端部に設けられるダクト用フランジ構造であって、前記ダクト本体を構成する壁板の開口端縁から延びる延長部を折り曲げて形成された、該壁板に対してほぼ垂直に外側に延びる垂直部と、該垂直部から前記壁板に対してほぼ平行に延びる水平部と、によってフランジ部が構成され、前記垂直部と前記水平部は、前記延長部が複数折り重ねられ、前記水平部の内側に位置する前記延長部に、側端縁から延びる切欠き部が設けられ、2つの板状の取付部を有する略L字状で前記ダクト本体の開口端部の隅に配設されるコーナーピースの前記取付部の一端縁側が、前記切欠き部に装着されて固定可能となっている、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のダクト用フランジ構造において、前記延長部が前記壁板の開口端縁側に延びて重ねられている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のダクト用フランジ構造において、前記垂直部に、ボルトを挿入自在なボルト挿入孔が形成されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3に記載のダクト用フランジ構造において、前記延長部の端縁が前記ダクト本体の内側に配置されている、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から4に記載のダクト用フランジ構造において、前記壁板に、外側に突出したリブ部が設けられ、前記コーナーピースの前記取付部の他端縁側が、前記リブ部と前記垂直部との間に装着されて固定可能となっている、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のダクト用フランジ構造の製造方法であって、前記延長部に前記切欠き部を形成して該延長部を複数折り重ねて積層部とし、その後、前記積層部を折り曲げて前記垂直部と前記水平部とを形成する、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、垂直部と水平部からなるフランジ部が、壁板の延長部を複数折り重ねて形成されているため、フランジ部の強度・剛性が高く、排煙用ダクトなどにも適用することが可能となる。また、垂直部と水平部は、壁板の延長部で形成されており、ダクト本体と同じ肉厚の鋼板等で構成されているため、ダクト全体が軽量化され、運搬や取付作業などの取り扱いが容易となる。
さらに、壁板を延ばして延長部を設ければよく、ダクト本体を構成する鋼板などとは別にアングル材などを用意する必要がないため、材料費を軽減することが可能となる。しかも、溶接や塗装を要せず、延長部を折り曲げるだけでよいため、製造に要する費用や労力を軽減することが可能となる。また、溶接や塗装を行わないため、製造作業環境が良好で、製造作業者への負担を軽減することが可能となる。
また、コーナーピースの取付部の一端縁側が、水平部の切欠き部に装着されて固定されるため、水平部を折り曲げて(かしめて)コーナーピースを固定する必要がなく、労力と時間を削減することができる。つまり、壁板の延長部を複数折り重ねて形成された水平部をさらに折り曲げるには、多大な労力と時間を要するが、コーナーピースの取付部の一端縁側を切欠き部に装着するだけで、容易かつ短時間に取付部の一端縁側を固定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、延長部が壁板の開口端縁側に延びて重ねられているため、壁板の開口端縁側つまりフランジ部の付け根側の強度・剛性が高くなり、フランジ部の強度・剛性をより高めることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、垂直部にボルト挿入孔が形成されているため、このボルト挿入孔にボルトを挿入してフランジ同士をボルト締結することができ、フランジ同士の接続強度を高めることが可能となり、ダクトの脱落を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、延長部の端縁がダクト本体の内側に配置されているため、延長部の端縁が外部から見えずに外観が良好となり、また、作業者が延長部の端縁に触れて怪我することなどを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、コーナーピースの取付部の他端縁側が、壁板のリブ部とフランジ部の垂直部との間に装着されて固定されるため、コーナーピースを強固に固定することができる。つまり、コーナーピースの取付部の一端縁側は、切欠き部に装着されて固定され、取付部の他端縁側は、リブ部と垂直部との間に装着されて固定されるため、コーナーピースを強固に固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、垂直部と水平部とを形成した後に切欠き部を形成するのではなく、予め延長部に切欠き部を形成し、その延長部を複数折り重ねて積層部を形成した後に、垂直部と水平部とを形成する。このため、切欠き部が設けられた水平部を容易かつ適正に形成することができ、その結果、フランジを容易かつ低コストで製造することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るダクト用フランジ構造を示す断面図(図3のA−A断面図)である。 図1のダクト用フランジ構造の製造工程における積層部を示す図である。 図1のダクト用フランジ構造を有するダクトを示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るダクト用フランジ構造を示す斜視図である。 図4のダクト用フランジ構造の側面図である。 図5のA−A断面図である。 この発明の実施の形態2に係るコーナーピースを示す平面図(a)と正面図(b)である。 図4のフランジに図7のコーナーピースを配設した状態を示す斜視図である。 図8のB−B断面図である。 この発明の実施の形態2の製造方法における切欠き部を形成する状態を示す図である。 図10に続いて、積層部を形成する状態を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は、この実施の形態を示し、図3は、この実施の形態に係るダクト用フランジ構造を有するダクト1を示す斜視図である。このダクト用フランジ構造は、ダクト本体2の開口端部に設けられ他のダクトなどを接続するためのフランジの構造である。
ダクト本体2は、断面が略四角形状の筒状体で、耐食鋼板製の4つの壁板3で構成されている。すなわち、略長方形状の壁板3を四角い筒状に配置して、隣接する壁板3の側縁同士を接合して構成されている。ここで、壁板3同士の接合部は、固定してもよいし、回動自在(ダクト本体2が折り畳み自在)にしてもよい。
このようなダクト本体2の少なくとも一方の開口端部2Aに、環状のフランジが設けられている。すなわち、各壁板3の開口端部2A側にフランジ部4が形成され、4つのフランジ部4が矩形環状(ロ字状)に配置されることで、フランジが構成されている。また、隣接するフランジ部4の端部間、つまり、ダクト本体2の開口端部2Aの四隅には、L字状で平板状のコーナーピース5が配設されている。このコーナーピース5の角部には、ボルトを挿入自在なコーナーボルト挿入孔51が形成されている。
各フランジ部4は、壁板3の開口端縁3Aから延びる延長部30を折り曲げて形成された、該壁板3に対してほぼ垂直に外側に延びる垂直部41と、該垂直部41から壁板3に対してほぼ平行に延びる水平部42と、によって構成されている。すなわち、ダクト本体2の開口端部2Aに位置する壁板3の開口端縁3Aから延長された鋼板が延長部30となっており、この延長部30が折り曲げられて、垂直部41と水平部42とが形成されている。そして、垂直部41は、壁板3に対してほぼ垂直に反ダクト本体2内側(外側)に延び、水平部42は、垂直部41の自由端部側(反壁板3側)から壁板3に対してほぼ平行に延びている。このように、フランジ部4は、壁板3と一体的に形成され、壁板3の開口端縁3Aの全長にわたって延びている。
また、垂直部41と水平部42は、延長部30が複数折り重ねられている。すなわち、この実施の形態では、垂直部41と水平部42は、延長部30である鋼板を2重に重ね合わせた状態で形成されている。ここで、垂直部41は、他のダクトのフランジなどと接する接続面部であり、他のダクトのフランジなどと接続できるように高さが設定されている。また、水平部42は、垂直部41側に折り曲げることでコーナーピース5を固定する固定部であり、折り曲げてコーナーピース5を垂直部41とで挟持・固定できるように長さが設定されている。
一方、延長部30が壁板3の開口端縁3A側に延びて重ねられている。すなわち、延長部30の自由端部側が壁板3の開口端縁3Aから中央部側に延びて、壁板3に重ねられている。この重ねられた部分(第2の水平部43)の長さは、フランジ部4の付け根である第2の水平部43において所定の曲げ強度等が得られるように設定されている。
また、延長部30の端縁30aがダクト本体2の内側に配置されている。すなわち、延長部30の自由端部側が壁板3の内面側(ダクト本体2の内側)に位置するように延長部30が折り曲げられ、これにより、延長部30の自由端部の端縁30aがダクト本体2の内側に位置されている。
一方、垂直部41には、ボルトを挿入自在なボルト挿入孔44が形成されている。このボルト挿入孔44の径および形成数、つまり、ボルトの径と数は、ダクト本体2の大きさ、重量やフランジ部4の長さなどに基づいて、所定の接続強度が得られるように設定されている。また、壁板3の第2の水平部43周辺には、外側に突出したリブ部31が形成され、このリブ部31と垂直部41とでコーナーピース5を挟持・固定できるようになっている。
次に、このようなフランジ部4(ダクト用フランジ構造)の製造方法について説明する。
まず、図2に示すように、壁板3の開口端縁3Aから延長された鋼板である延長部30を、2つに折り重ねて積層部32とする。ここで、図中、開口端縁3Aから端縁30aまでが延長部30であり、垂直部41、水平部42および第2の水平部43を形成できるように延長部30の長さを確保、設定する。また、第2の水平部43が形成されるように、延長部30の自由端部側を開口端縁3Aよりも壁板3側に重ねて、延長部30を2つ折りにする。
その後、積層部32の所定の位置にボルト挿入孔44を形成し、続いて、積層部32を折り曲げて垂直部41と水平部42とを形成する。すなわち、積層部32の自由端部側(反壁板3側)をほぼ垂直に折り曲げて水平部42を形成するとともに、開口端縁3A(開口端縁3Aを形成すべき位置)からほぼ垂直に折り曲げて垂直部41を形成する。この際、垂直部41を形成した後に水平部42を形成してもよいし、水平部42を形成した後に垂直部41を形成してもよい。また、壁板3同士の接合をハゼで行う場合、壁板3の側縁にハゼを形成するが、ハゼの形成は、垂直部41と水平部42の形成後に行ってもよいし、形成前に行ってもよい。
以上のように、このダクト用フランジ構造によれば、垂直部41と水平部42からなるフランジ部4が、壁板3の延長部30を2つに折り重ねて形成されているため、フランジ部4の強度・剛性が高く、排煙用ダクトなどにも適用することが可能となる。また、垂直部41と水平部42は、壁板3の延長部30で形成されており、ダクト本体2と同じ肉厚の鋼板で構成されているため、ダクト1全体が軽量化され、運搬や取付作業などの取り扱いが容易となる。
さらに、壁板3を延ばして延長部30を設ければよく、ダクト本体2を構成する鋼板とは別にアングル材などを用意する必要がないため、材料費を軽減することが可能となる。しかも、溶接や塗装を要せず、延長部30を折り曲げるだけでよいため、製造に要する費用や労力を軽減することが可能となる。また、溶接や塗装を行わないため、製造作業環境が良好で、製造作業者への負担を軽減することが可能となる。
また、延長部30が壁板3の開口端縁3A側に延びて重ねられ、第2の水平部43が設けられているため、壁板3の開口端縁3A側つまりフランジ部4の付け根側の強度・剛性が高くなり、フランジ部4の強度・剛性をより高めることが可能となる。
さらに、垂直部41にボルト挿入孔44が形成されているため、このボルト挿入孔44にボルトを挿入してフランジ同士をボルト締結することができ、フランジ同士の接続強度を高めることが可能となり、ダクト1の脱落を防止することができる。
また、延長部30の端縁30aがダクト本体2の内側に配置されているため、延長部30の端縁30aが外部から見えずに外観が良好となり、また、作業者が延長部30の端縁30aに触れて怪我することなどを防止することができる。
一方、上記のようなフランジ部4の製造方法によれば、垂直部41と水平部42とを繰り返し形成して重ねるのではなく、延長部30を2つに折り重ねて積層部32を形成した後に、垂直部41と水平部42とを形成する。このため、延長部30が折り重ねられた垂直部41と水平部42とを容易かつ適正に形成することができ、その結果、フランジを容易かつ低コストで製造することが可能となる。
(実施の形態2)
図4〜図11は、この実施の形態を示し、図4は、この実施の形態に係るダクト用フランジ構造を示す斜視図である。この実施の形態では、水平部42に切欠き部45を備える点で実施の形態1と構成が異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
この実施の形態のフランジ部4には、水平部42の内側に位置する延長部30に、側端縁30bから延びる切欠き部45が設けられ、コーナーピース5の取付部52の一端縁521側が、切欠き部45に装着されて固定可能となっている。すなわち、図5、図6に示すように、水平部42を構成する重ねられた延長部30のうちの、第2の水平部43(壁板3)に対向する延長部30に、側端縁30bから延びる切欠き部45が形成されている。
この切欠き部45は、垂直部41との境から形成され、その幅(垂直部41と切欠き部縁45aまでの長さ)Hは、コーナーピース5の一端縁521の高さよりもやや大きく設定されている。また、切欠き部45の長さLは、コーナーピース5の取付部52の長さよりも長く設定されている。ここで、この実施の形態では、図4に示すように、垂直部41の側端縁30b側にもボルト挿入孔44が形成されている。
一方、コーナーピース5は、図7に示すように、2つの板状の取付部52を有する略L字状で、ダクト本体2の開口端部2Aの四隅に配設される金具である。両取付部52は、略長方形状で、外郭側の側縁である一端縁521と、内郭側の側縁である他端縁522は、取付部52の板面に対して略垂直に立ち上がってリブ状に形成されている。また、他端縁522同士が交わる内角部には、端縁521、522と同方向に立ち上がった当接部53が形成され、図8に示すように、隣接する壁板3の接合部に当接部53が当接するようになっている。
さらに、両取付部52には、ボルトを挿入自在な取付部ボルト挿入孔54が形成されている。そして、コーナーピース5をダクト本体2の開口端部2Aの隅に配設した際に、取付部ボルト挿入孔54とフランジ部4のボルト挿入孔44とが重なり、ボルトによってフランジ部4とコーナーピース5を共締めできるようになっている。
このようなコーナーピース5の取付部52の一端縁521側が、切欠き部45に装着されて固定可能となっている。すなわち、水平部42と壁板3との間に取付部52を挿入すると、図9に示すように、取付部52の一端縁521側が切欠き部45に嵌合して、垂直部41と切欠き部縁45aとで挟持・固定される。換言すると、このような固定がされるように、垂直部41の高さや切欠き部45の形状が設定されている。
一方、壁板3には、実施の形態1と同様に、外側に突出してフランジ部4の長手方向に延びるリブ部31が形成され、コーナーピース5の取付部52の他端縁522側が、リブ部31と垂直部41との間に装着されて固定可能となっている。すなわち、水平部42と壁板3との間に取付部52を挿入すると、取付部52の他端縁522側がリブ部31と垂直部41とで挟持・固定される。換言すると、このような固定がされるように、リブ部31の位置、形状が設定されている。
次に、このようなフランジ部4(ダクト用フランジ構造)の製造方法について説明する。
まず、図10に示すように、壁板3の開口端縁3Aから延長された鋼板である延長部30に、スリット状(略長方形状)の切欠き部45を形成する。このとき、フランジ部4を形成した際に、上記のような位置に切欠き部45が配置されるように切欠き部45を形成する。
次に、実施の形態1と同様に図11に示すように、延長部30を2つに折り重ねて積層部32とし、その後、積層部32の所定の位置にボルト挿入孔44を形成し、続いて、積層部32を折り曲げて垂直部41と水平部42とを形成するものである。
このような実施の形態によれば、コーナーピース5の取付部52の一端縁521側が、水平部42の切欠き部45に装着されて固定されるため、水平部42を折り曲げて(かしめて)コーナーピース5を固定する必要がなく、労力と時間を削減することができる。つまり、壁板3の延長部30を複数折り重ねて形成された水平部42をさらに折り曲げるには、多大な労力と時間を要するが、コーナーピース5の取付部52の一端縁521側を切欠き部45に装着するだけで、容易かつ短時間に取付部52の一端縁521側を固定することができる。
さらに、コーナーピース5の取付部52の他端縁522側が、壁板3のリブ部31とフランジ部4の垂直部41との間に装着されて固定されるため、コーナーピース5を強固に固定することができる。つまり、コーナーピース5の取付部52の一端縁521側は、切欠き部45に装着されて固定され、取付部52の他端縁522側は、リブ部31と垂直部41との間に装着されて固定されるため、コーナーピース5を強固に固定することができる。
一方、本製造方法によれば、垂直部41と水平部42とを形成した後に切欠き部45を形成するのではなく、予め延長部30に切欠き部45を形成し、その延長部30を複数折り重ねて積層部32を形成した後に、垂直部41と水平部42とを形成する。このため、切欠き部45が設けられた水平部42を容易かつ適正に形成することができ、その結果、フランジ4を容易かつ低コストで製造することが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、垂直部41、水平部42および第2の水平部43において、鋼板(延長部30)が2重に重ね合わせられているが、鋼板の厚みやフランジの必要強度などに応じて、3重以上に重ね合わせてもよい。
また、延長部30の端縁30aが壁板3の内面側(ダクト本体2の内側)に配置されているが、延長部30の端縁30aを垂直部41の外面(接続面)側に配置させてもよい。つまり、他のダクトなどと接続してダクト1を取付場所に配設した状態で、外部から端縁30aが見ない位置であればよい。
1 ダクト
2 ダクト本体
2A 開口端部(端部)
3 壁板
3A 開口端縁
30 延長部
31 リブ部
30a 端縁
30b 側端縁
32 積層部
4 フランジ部
41 垂直部
42 水平部
43 第2の水平部
44 ボルト挿入孔
45 切欠き部
5 コーナーピース
52 取付部
521 一端縁
522 他端縁

Claims (6)

  1. 筒状で断面が略四角形のダクト本体の端部に設けられるダクト用フランジ構造であって、
    前記ダクト本体を構成する壁板の開口端縁から延びる延長部を折り曲げて形成された、該壁板に対してほぼ垂直に外側に延びる垂直部と、該垂直部から前記壁板に対してほぼ平行に延びる水平部と、によってフランジ部が構成され、
    前記垂直部と前記水平部は、前記延長部が複数折り重ねられ
    前記水平部の内側に位置する前記延長部に、側端縁から延びる切欠き部が設けられ、
    2つの板状の取付部を有する略L字状で前記ダクト本体の開口端部の隅に配設されるコーナーピースの前記取付部の一端縁側が、前記切欠き部に装着されて固定可能となっている、
    ことを特徴とするダクト用フランジ構造。
  2. 前記延長部が前記壁板の開口端縁側に延びて重ねられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のダクト用フランジ構造。
  3. 前記垂直部に、ボルトを挿入自在なボルト挿入孔が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のダクト用フランジ構造。
  4. 前記延長部の端縁が前記ダクト本体の内側に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のダクト用フランジ構造。
  5. 前記壁板に、外側に突出したリブ部が設けられ、
    前記コーナーピースの前記取付部の他端縁側が、前記リブ部と前記垂直部との間に装着されて固定可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のダクト用フランジ構造。
  6. 請求項に記載のダクト用フランジ構造の製造方法であって、
    前記延長部に前記切欠き部を形成して該延長部を複数折り重ねて積層部とし、その後、前記積層部を折り曲げて前記垂直部と前記水平部とを形成する、
    ことを特徴とするダクト用フランジ構造の製造方法。
JP2016020379A 2015-02-17 2016-02-05 ダクト用フランジ構造とその製造方法 Active JP6628624B2 (ja)

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