JP6628468B2 - 車両のウェザストリップ - Google Patents
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Description
こうした上ドア、下ドアの多くは、下ドアの上端部にフランジ部を形成し、上ドアの下端部に上記フランジ部の外面と重なり合う重合部を形成した構造が採用される。
バックドアのシールも、他のドアと同様、ウェザストリップの先端とフランジ部との間や、ウェザストリップの基部とウェザストリップ取付面との間で、シール性が求められる。
ところが、内側リップ部、外側リップ部に伝わる反力のバランスは、ウェザストリップの車体へ向かう進入方向のばらつきで変化しやすい。このばらつきの要因は、ウェザストリップの取付姿勢がばらつく、同じく断面形状がばらつく、ウェザストリップ取付面がばらつくなどが挙げられる。内側リップ部、外側リップ部のシール力は、こうしたばらつきにより不安定となりやすい。
そこで、本発明の目的は、ウェザストリップの進入方向のばらつきに関わらず、ウェザストリップとウェザストリップ取付面間において十分なシール力が確保できる車両のウェザストリップを提供する。
図1および図2は車両の後部、例えばワゴン車の後部を示していて、図中1は車体、3は同車体1の後部端に設けられたバックドア開口部、5は同バックドア開口部3の開口縁部に設けられたオープニングウェザストリップを示している。
7は、バックドア開口部3を開閉するバックドアである。バックドア7は、例えば上下二分割式の構造が用いられている。すなわちバックドア7は、上端側を支点に回動する上ドア9aと、下端側を支点に回動する下ドア9bとの組み合わせにて構成され、上ドア9aにてバックドア開口部3の上側領域が開閉され、下ドア9bにてバックドア開口部3の下側領域が開閉される。
下ドア9bの上端部には、図4にも示されるように上方へ突き出るフランジ部13が車幅方向に渡り形成されている。一方、上ドア9aの下端部には、図4にも示されるようにフランジ部13全体と重合可能な重合部15が形成されている。
一方、フランジ部13の重合部15と対向する面(外面)には、センタウェザストリップ17が当接される受け座14が形成されている。センタウェザストリップ17は、例えば図1に示されるように取付面16の車幅方向中央部に取り付くゴム製の長尺なウェザストリップ19(本願のウェザストリップに相当)と、同ウェザストリップ19の両端部に取り付くゴム製のサイドシール部21とを有している。これにより、上ドア9aが閉じられると、ウェザストリップ19とサイドシール部21が、フランジ部13と重合部15との間に挟み込まれて上ドア9a(重合部15)と下ドア9b(フランジ部13)間がシールされる。
これには、中空シール部23の先端部で受けた反力を外側リップ部29(車外側)へ安定して伝えるよう、中空シール部23内部に先端部近傍の内面から外側リップ部29近傍の内面に延びる隔壁31を形成した構造が用いられる。例えば図3および図4に示されるように中空シール部23の中空部23b内にパンタグラフ形の隔壁31を設けた構造が用いられる。
すなわち、同作用を説明すると、今、車体1の上側で待機(図3)していた上ドア9aを閉操作し、図4のように上ドア9aのウェザストリップ19の先端(先端リップ部23a)が下ドア9bのフランジ部13の受け座14に当接したとする。
このため、進入方向aのばらつきにより外側リップ部29のシール力が低下する方向にウェザストリップ19が変形することがあっても、中空シール部23からの反力を確実に外側リップ部29に加え続けて、同外側リップ部29のシール力を補うことができ、車外側に配置される外側リップ部29には十分なシール力が確保される。
本実施形態は、壁部35のうち、ベース部25側の中空内面25aに臨む側部分に当接部41を形成して、中空シール部23の潰れ変形が進むにしたがい当接部41がベース部25側の中空内面25aと当接するようにしたものである。
同構成により、図6に示されるように当接部41が中空内面25aに突き当たると、中空シール部23全体には、図6中の矢印Xのように接続部37を支点とした車外側へ回動変位する挙動が生じる。すると、同回動変位により反力バランスが変化し、外側リップ部29へ向かう反力が増えるので、外側リップ部29では、一層、十分なシール力が確保できる。
なお、上述した各実施形態における各構成およびそれの組合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能であることはいうまでもない。また本発明は、実施形態によって限定されることはなく、「特許請求の範囲」によってのみ限定されることはいうまでもない。例えば上述した実施形態では、バックドア開口部のバックドアの上ドアと下ドアとの間に設けられるウェザストリップに本発明を適用したが、これに限らず、バックドア開口部の周縁とバックドア(上ドアおよび下ドア)との間のウェザストリップであってもよい。もちろん車両のフロントドア、リヤドアなど、他のドアと車体の開口部周縁との間に取り付けられるウェザストリップに本発明を適用してもよい。
3 バックドア開口部(開口部)
9a 上ドア
14 受け座
16 取付面(ウェザストリップ取付面)
19 ウェザストリップ
23 中空シール部
25 基部
27 内側リップ部(第1のリップ部)
29 外側リップ部(第2のリップ部)
31 隔壁
33 壁部(第1壁部)
35 壁部(第2壁部)
41 当接部
Claims (3)
- 車体の開口部を開閉する開閉部材の周縁端部をシールするウェザストリップであって、
ウェザストリップ取付面に固定される基部と、
前記基部から前記ウェザストリップ取付面と反対側に突出されて、その先端部が受け座に弾接される中空断面の中空シール部と、を備え、
前記基部は、同基部の車内側の端縁に沿って形成され前記ウェザストリップ取付面に当接される第1のリップ部と、同基部の車外側の端縁に沿って形成され前記ウェザストリップ取付面に当接される第2のリップ部とを有し、
前記中空シール部は、同中空シール部内部において前記先端部近傍の内面から前記基部側の前記第2のリップ部近傍の内面に延びるよう形成され、前記先端部で受けた反力を前記第1のリップ部よりも多く前記第2のリップ部に伝達する隔壁を有し、
前記隔壁は、前記中空シール部の前記先端部近傍の内面から当該中空シール部の中心側へ延びる第1壁部と、前記中空シール部の前記基部の第2のリップ部近傍の内面から当該中空シール部の中心側へ延びて屈曲形状をなす接続部を介して前記第1壁部とつながる第2壁部とを有し、
前記第2壁部は、前記中空シール部の中心側から前記第2のリップ部に向かって延び、前記中空シール部の車外側部分とともに前記基部の前記第2のリップ部近傍につながれる
ことを特徴とする車両のウェザストリップ。 - 前記第2壁部は、前記第1壁部よりも厚みが薄く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のウェザストリップ。
- 前記第2壁部は、前記中空シール部の潰れ変形が進むと、前記中空シール部の前記基部側の内面に当接する当接部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両のウェザストリップ。
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