JP2008007031A - ウエザーストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】中空シール部が全長にわたって安定よく弾性変形し、これによって良好なシール性を確保する。
【解決手段】装着部20と、周壁42で形成された中空シール部40とを備える。周壁42の頂部45近傍には、周壁42の外周面の接線方向に沿う傾斜面50aを有すると共に、突出端50bがフランジ5の延長線よりも車外側で、かつ周壁42の頂部45よりもフランジ5側に位置するように突出部50が形成される。ドア8が閉じられる際に、ドア8の裏面が、先ず周壁42の頂部45に接触し、次いで頂部45近傍の部分及び突出部50の傾斜面50aに接触する。ドア8が閉じ位置まで閉じられる間に、周壁42が扁平状に弾性変形されると共に、ドア8の裏面と周壁42の接触部との増大する摩擦力によって相互の位置ずれが阻止された状態で周壁42の接触部がドア8の裏面の移動軌跡に一致して変位する。
【選択図】図4

Description

この発明は、車体パネルのドア開口縁のフランジに装着可能に形成されたウエザーストリップに関する。
この種のウエザーストリップにおいては、例えば、車両後部のドア(バックドア)に対応する車体パネルのドア開口縁のフランジに差し込まれかつフランジを両側から挟持して装着可能に横断面形状が略U字状をなす装着部と、ドアが閉じたときにドアと接触して弾性変形し弾発力によりドアと車体パネルとの間をシールする中空シール部とを備えて長尺に形成されたものがある。
また、中空シール部の周壁の頂部近傍から横断面傾斜状のリップがフランジの延長線よりも車外側で、かつ周壁の頂部を越えてフランジの突出方向に突出されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−324252号公報
ところで、車両後部のドア(バックドア)は、車体のルーフ側の上縁部又はピーラー側の側縁部にヒンジ機構のヒンジ軸を中心として開閉可能に装着される。
このため、例えば、車体のルーフ側の上縁部にヒンジ機構によってドアが開閉可能に装着されている場合、特許文献1に開示されているようなウエザーストリップにおいては、ドアを閉じる際に、ドアのヒンジ機構のヒンジ軸の軸線とほぼ平行に配置されるウエザーストリップの部分である上辺部及び下辺部では、中空シール部に対するドアの進入方向には違いがほとんどなく、当該部分における中空シール部は全長にわたってほぼ同じ姿勢でドアの裏面に接触しながら扁平状に弾性変形する。
しかしながら、ヒンジ機構のヒンジ軸の軸線と交差して配置されるウエザーストリップの部分、すなわち、上辺部及び下辺部以外のコーナ部や左右の両側辺部においては、中空シール部に対するドアの進入角度がヒンジ軸からの距離によって異なるため、ドアの裏面に接触したときの中空シール部の変形の仕方が長手方向に沿って部分的に異なる。このため、シール性を長手方向に沿って一定に維持させることが困難である。また、中空シール部が不測に傾いて変形する場合があり、当該部分で水などが浸入するシール不良が発生する恐れがある、という問題点があった。
特に、特許文献1に開示されているようなウエザーストリップにおいては、ドアを閉じる際に、ドアの裏面が、先ずリップに接触してリップを弾性変形させた後、中空シール部の周壁に接触して弾性変形させる構造上、ドアの裏面とリップ及び中空シール部との接触部に相対的な位置ずれがより一層生じやすくなり、一様な姿勢で弾性変形されないことがあり、シール不良が発生し易くなる。
この発明の目的は、前記問題点に鑑み、ドアを閉じる際に、ウエザーストリップの中空シール部が全長にわたって安定よく弾性変形し、これによって良好なシール性を確保することができるウエザーストリップを提供することである。
前記目的を達成するために、請求項1の発明に係るウエザーストリップは、車体パネルのドア開口縁のフランジを両側から挟持して装着可能に所定の間隔を隔てて対向する車内側及び車外側の両側壁と、これら両側壁の一端側で両側壁を一体に連結する連結壁とを有する横断面形状が略U字状をなす装着部と、前記連結壁の表面から前記フランジの突出方向と同方向に突出し、かつ横断面形状が略環状の周壁で形成された中空シール部とを備え、装着状態で前記フランジの突出方向の延長線と交差する方向の移動軌跡を描きながら開閉動作するドアが閉じたときに前記ドアと前記車体パネルとの間をシールするウエザーストリップであって、
前記周壁の頂部近傍には、前記周壁の外周面の接線方向に沿う傾斜面を有すると共に、突出端が前記フランジの延長線よりも車外側で、かつ前記周壁の頂部よりも前記フランジ側に位置するように突出部が形成され、
前記ドアが閉じられる際に、前記ドアの裏面が、先ず前記周壁の頂部に接触し、次いで前記頂部近傍の前記周壁の部分に接触し、さらに前記突出部の傾斜面に接触することで、前記ドアの裏面に対する前記周壁の接触面積が徐々に拡大され、かつ前記周壁の弾性反発力が徐々に増大されることにより、前記ドアの裏面と前記周壁の接触部との摩擦力が増大されながら前記周壁が前記フランジ側に向けて弾性変形され、
引き続いて、前記ドアが閉じ位置まで閉じられる間に、弾性反発力がさらに増大されながら前記周壁が扁平状に弾性変形されると共に、前記ドアの裏面と前記周壁の接触部との増大する摩擦力によって相互の位置ずれが阻止された状態で前記周壁の接触部が前記ドアの裏面の移動軌跡に一致して変位するようにしたことを特徴とする。
前記構成において、ドアが閉じられる際に、ドアの裏面が、先ず、中空シール部の周壁の頂部に接触し、次いで頂部近傍の周壁の部分に接触し、さらに突出部の傾斜面に接触することで、ドアの裏面に対する周壁の接触面積が徐々に拡大され、かつ周壁の弾性反発力が徐々に増大されることにより、ドアの裏面と周壁の接触部との摩擦力が増大されながら周壁がフランジ側に向けて弾性変形される。
引き続いて、ドアが閉じ位置まで閉じられる間に、弾性反発力がさらに増大されながら周壁が扁平状に弾性変形されると共に、ドアの裏面と周壁の接触部との増大する摩擦力によって相互の位置ずれが阻止された状態で周壁の接触部がドアの裏面の移動軌跡に一致して変位する。
したがって、ドアのヒンジ機構のヒンジ軸の軸線と平行する部分及び交差部分に係わらず、ウエザーストリップの中空シール部が全長にわたって安定よく弾性変形し、これによって良好なシール性を確保することができる。
請求項2の発明に係るウエザーストリップは、請求項1に記載のウエザーストリップであって、
装着部及び中空シール部は、全長にわたって一定横断面形状に形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項2の発明に係るウエザーストリップによれば、請求項1の発明の効果に加え、押出成形によって装着部及び中空シール部を全長にわたって一様な横断面形状に容易に形成することができ、安価に提供することができる。
請求項3の発明に係るウエザーストリップは、請求項1又は2に記載のウエザーストリップであって、
突出部の先端側と周壁の外周面との間には略V字状で鋭角をなす凹溝が形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項3の発明に係るウエザーストリップによれば、請求項1又は2の発明の効果に加え、車体パネルとドアとの間から浸入する水は、略V字状で鋭角をなす凹溝内に流れて流下案内されるため、凹溝を越えて車内側に浸入する不具合を防止することができる。
請求項4の発明に係るウエザーストリップは、請求項1〜3のいずれか一項に記載のウエザーストリップであって、
周壁のうち、突出部の傾斜面の根元の位置を境とする車内側の周壁部の肉厚が車外側の周壁部の肉厚よりも大きくなるように形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項4の発明に係るウエザーストリップによれば、請求項1〜3のいずれか一項の発明の効果に加え、中空シール部の周壁が扁平状に弾性変形されたシール状態において、車内側の周壁部は、車外側の周壁部よりも肉厚が大きい分だけ弾発力も大きくなり、車内側の周壁部によってシール性を効率よく高めることができる。
請求項5の発明に係るウエザーストリップは、請求項1〜4のいずれか一項に記載のウエザーストリップであって、
周壁の内周面には、突出部が形成されている部分に対応する位置に凹部が形成されていることを特徴とする。
したがって、請求項5の発明に係るウエザーストリップによれば、請求項1〜4のいずれか一項の発明の効果に加え、周壁の内周面の突出部が形成されている部分に対応する位置に形成され凹部によって、突出部が形成されている部分の肉厚が他の部分と比べ過大となることを軽減することができる。ひいては、突出部によって周壁の弾性変形が妨げられることを抑制することができる。
この発明を実施するための最良の形態について、実施例にしたがって説明する。
(実施例1)
この発明を実施例1を図1〜図8にしたがって説明する。
図1はこの発明を実施例1に係るウエザーストリップが車両のバックドアに対応する車体パネルのドア開口縁のフランジに装着された状態を示す側面図である。図2はウエザーストリップが車体パネルのドア開口縁のフランジに装着された状態を示す図1のII矢視図である。図3はウエザーストリップが車体パネルのドア開口縁のフランジに装着された状態を示す図1のIII矢視図である。図4はウエザーストリップの一般部を示す横断面図である。図5はウエザーストリップの上辺部を示す図3のV−V線に沿う横断面図である。図6はウエザーストリップの上コーナ部を示す図3のVI−VI線に沿う横断面図である。図7はウエザーストリップの側辺上部を示す図3のVII−VII線に沿う横断面図である。図8はウエザーストリップの下辺部を示す図3のVIII−VIII線に沿う横断面図である。
図1〜図4に示すように、ウエザーストリップ10は、車両のバックドア8に対する車体パネル1のドア開口縁に沿って設けられたフランジ5の長手方向に沿って取り付けられて車体パネル1のドア開口縁とバックドア8との間をシールする。
図4に示すように、車体パネル1のフランジ5は、アウターパネル2の端縁部とインナーパネル3の端縁部とがスポット溶接されることで形成されると共に、先端が突出した突出フランジ部7とアウターパネル2側の根元部に屈曲した底壁6とを有している。
また、図1に示すように、バックドア8は、車体パネル1のルーフ側の上縁部又はピーラー側の側縁部にヒンジ機構のヒンジ軸9を中心として開閉可能に装着される。この実施例1において、バックドア8は、車体パネル1のルーフ側の上縁部にヒンジ機構のヒンジ軸9を中心として開閉可能に装着される。
図4に示すように、ウエザーストリップ10は、装着部20と中空シール部40とを一体状に備え、EPDMを主体とするゴム材料や熱可塑性エラストマ材料の押出成形によって全長にわたって一定横断面形状に長尺に形成されている。装着部20は、所定の間隔を隔てて対向する車内側及び車外側の両側壁22、23と、これら両側壁22、23の一端側で一体に連結する連結壁24と、両側壁22、23の他端側で長手方向に連続する開口部を有して横断面が略U字状に形成されている。
図4に示すように、装着部20の車内側及び車外側の両側壁22、23の内壁面には、開口部から遠ざかる方向に向けて突出する少なくとも一つ(図4においては各2つ)の車内側及び車外側の各挟持リップ26、27がそれぞれ形成されている。
また、装着部20の両側壁22、23及び連結壁24の内部の略中央部には、魚骨状に打ち抜かれた金属板(例えば、鋼板)などの剛性を有する材料よりなる横断面略U字状の芯材21が押出成形と同時に埋設されている。これによって、装着部20の剛性及びフランジ挟持力が高められている。
図4と図5に示すように、装着部20の車内側の側壁22には、内装材60の端縁を覆うようにして横断面略鉤形状の車内側のリップ29が突出されている。
また、装着部20の車外側の側壁23の開口側端部には、フランジ5の底壁6に当接するパネル当接部30と、弾性変形して密接する先端リップ31とがそれぞれ形成されている。さらに、車外側の側壁23の端部外側面には、フランジ5の底壁6と連続するアウターパネル3の外面に弾性変形して密接する車外側のリップ32が突設されている。
図4に示すように、中空シール部40は、連結壁24の表面からフランジ5の突出方向と同方向に突出し、かつ横断面形状が略環状(環状又はC字状)の周壁42によって形成されている。
この実施例1において、連結壁24の表面の幅方向中央部には、首部35が長手方向に連続して突設され、その首部35の突出端は、横断面略山形状をなしている。そして、首部35の両傾斜面を車外側及び車内側の接合面36、37とし、横断面略C字状をなす周壁42の両端面が一体に接合されている。
図4に示すように、周壁42の頂部45近傍には、周壁42の外周面の接線方向に沿う傾斜面50aを有すると共に、突出端50bがフランジ5の延長線Lよりも車外側で、かつ周壁42の頂部45よりもフランジ5の突出方向において距離Hだけフランジ5側に位置するように突出部50が形成されている。
また、この実施例1においては、図4に示すように、突出部50の先端側と周壁42の外周面との間には略V字状で鋭角をなす凹溝51が形成されている。
また、周壁42のうち、突出部50の傾斜面50aの根元の位置を境とする車内側の周壁部43の肉厚が車内側の周壁部44の肉厚よりも大きくなるように形成されている。
また、周壁42の内周面には、突出部50が形成されている部分に対応する位置に長手方向に沿う溝状の凹部55が形成されており、周壁42のうち、突出部50が形成されている部分の肉厚が他の部分と比べ過大とならず、かつこの部分で弾性反発力が局部的に過大とならないようにしている。
また、この実施例1において、装着部20を構成する両側壁22、23、連結壁24、と、車内側及び車外側の各挟持リップ26、27と、車内側及び車外側の各リップ29、32の根元部29a、32aと、中空シール部40の首部35は、EPDMを主体とするゴム材料の押出成形後、加熱によって加硫(架橋反応)して形成され、これら各部の押出成形と同時に、EPDMを主体とする未加硫の発泡ゴム材料から車内側及び車外側の各リップ29、32のリップ部分29b、32bと、パネル当接部30と、先端リップ31と、中空シール部40の周壁42とがそれぞれ一体状に押し出され、その後、加熱によって加硫(架橋反応)することによって長尺のウエザーストリップ10が形成されている。
すなわち、車内側及び車外側の各リップ29、32のリップ部分29b、32b、パネル当接部30、先端リップ31及び中空シール部40の周壁42は、装着部20よりも弾性変形され易いスポンジゴムによって形成されている。そして、車内側及び車外側の各リップ29、32の根元部29a、32aにリップ部分29b、32bが、中空シール部40の首部35に周壁42が加硫接合されて一体化されている。
なお、装着部20の連結壁24の内壁面に弾性又は粘着性を有するシール材28が必要に応じて設けられる。このシール材28は、粘着性を有するウレタンシーラなどのペースト状の材料をウエザーストリップ10の成形後に連結壁24の内壁面に吐出して形成してもよく、また、中空シール部40の周壁42を形成するゴム材料よりも容易に変形可能な発泡ゴム材料をウエザーストリップ10の押出成形と同時に押出成形してもよい。
上述したように構成されるこの実施例1に係るウエザーストリップ10において、車体パネル1のドア開口縁に沿って設けられたフランジ5の突出フランジ部7が装着部20を構成する両側壁22、23の間に入るように、ウエザーストリップ10の装着部20を突出フランジ部7に向けて押し込むと、装着部20の車内側及び車外側の各挟持リップ26、27が突出フランジ部7を両面から挟持し、これによって、車体パネル1のフランジ5にウエザーストリップ10が装着される(図4〜図8参照)。
また、ウエザーストリップ10が装着された状態において、バックドア8がヒンジ機構のヒンジ軸9を中心として矢印Q方向へ閉じられる際に、図5〜図8の2点鎖線で示すように、バックドア8の裏面8aが、先ず、中空シール部40の周壁42の頂部45に接触する。
次いで、図5〜図8の実線で示すように、頂部45近傍の周壁42の部分に接触し、さらに突出部50の傾斜面に接触することで、バックドア8の裏面8aに対する周壁42の接触面積が徐々に拡大され、かつ周壁42の弾性反発力が徐々に増大されることにより、バックドア8の裏面8aと周壁42の接触部との摩擦力が増大されながら周壁42がフランジ5側に向けて弾性変形される。
引き続いて、バックドア8が閉じ位置まで閉じられる間に、弾性反発力がさらに増大されながら周壁42が扁平状に弾性変形されると共に、バックドア8の裏面8aと周壁42の接触部との増大する摩擦力によって相互の位置ずれが阻止された状態で周壁42の接触部がバックドア8の裏面8aに常に当接しながら裏面8aの移動軌跡に一致して変位する。
この実施例1において、バックドア8は、車体パネル1のルーフ側の上縁部にヒンジ機構のヒンジ軸9を中心として開閉される。
そして、バックドア8を閉じる際に、バックドア8のヒンジ機構のヒンジ軸9の軸線とほぼ平行に配置されるウエザーストリップの部分である上辺部10a及び下辺部10bでは、図5と図8に示すように、中空シール部40に対するドアの進入方向はほぼ同一で、バックドア8の裏面8aが初めに中空シール部40の頂部45近傍の周壁42の部分に接触し、その後、中空シール部40の接触位置は上辺部10a及び下変部10bのほぼ全長にわたってバックドア8の移動軌跡とほぼ同じ軌跡を移動しながら扁平状に弾性変形する。
また、ヒンジ機構のヒンジ軸9の軸線と交差して配置されるウエザーストリップの部分、すなわち、上辺部10a及び下辺部10b以外のコーナ部10cや左右の両側辺部10dにおいては、図3、図6及び図7に示すように、中空シール部40に対するバックドア8の進入角度がヒンジ軸9からの距離によって異なるが、前記したようにして、バックドア8が閉じ位置まで閉じられて周壁42が扁平状に弾性変形される際、初めに頂部45近傍の周壁42の部分に接触しバックドア8の裏面8aと周壁42の接触部との増大する摩擦力によって相互の位置ずれが阻止された状態で周壁42の接触部がバックドア8の裏面8aの移動軌跡に一致して変位する。
この結果、バックドア8のヒンジ機構のヒンジ軸9の軸線と平行する部分である上辺部10a及び下辺部10b及びヒンジ軸9の軸線と交差部分であるコーナ部10cや左右の両側辺部10dのいずれの部分においても、中空シール部40が全長にわたって安定した状態で弾性変形し、これによって良好なシール性を確保することができる。
また、この実施例1において、ウエザーストリップ10は、装着部20及び中空シール部40が全長にわたって一定横断面形状をなすため、押出成形によってウエザーストリップ10を容易に形成することができ、安価に提供することができる。
また、この実施例1において、突出部50の先端側と周壁42の外周面との間には略V字状で鋭角をなす凹溝51が形成されている。このため、車体パネル(アウターパネル3)1とバックドア8との間から浸入する水は、略V字状で鋭角をなす凹溝51内に流れて流下案内されるため、凹溝51を越えて車内側に浸入する不具合を防止することができる。
また、この実施例1において、周壁42のうち、突出部50の傾斜面50aの根元の位置を境とする車内側の周壁部43の肉厚が車内側の周壁部44の肉厚よりも大きくなるように形成されている。このため、中空シール部40の周壁42が扁平状に弾性変形されたシール状態において、車内側の周壁部43は、車内側の周壁部44よりも肉厚が大きい分だけ弾発力も大きくなり、車内側の周壁部43によってシール性を高めることができる。
また、この実施例1において、周壁42の内周面には、突出部50が形成されている部分に対応する位置に凹部55が形成されている。このため、突出部50が形成されている部分の肉厚が他の部分と比べ実質的に厚くならず、かつ変形時の弾性反発力が局部的に過大とならないように形成されている。ひいては、突出部50によって周壁42の弾性変形が妨げられることを抑制することができる。
なお、この発明は前記実施例1に限定するものではない。
例えば、前記実施例1においては、上辺部にヒンジ軸9がある車両のバックドア8に装着されるウエザーストリップ10の場合を例示したが、側辺部にヒンジ軸がある横開きのパックドアに対しても採用することが可能である。
この発明を実施例1に係るウエザーストリップが車両のバックドア8に対応する車体パネルのドア開口縁のフランジに装着された状態を示す側面図である。 同じくウエザーストリップが車体パネルのドア開口縁のフランジに装着された状態を示す図1のII矢視図である。 同じくウエザーストリップが車体パネルのドア開口縁のフランジに装着された状態を示す図1のIII矢視図である。 同じくウエザーストリップの一般部を示す横断面図である。 同じくウエザーストリップの上辺部を示す図3のV−V線に沿う横断面図である。 同じくウエザーストリップの上コーナ部を示す図3のVI−VI線に沿う横断面図である。 同じくウエザーストリップの側辺上部を示す図3のVII−VII線に沿う横断面図である。 同じくウエザーストリップの下辺部を示す図3のVIII−VIII線に沿う横断面図である。
符号の説明
1 車体パネル
5 フランジ
10 ウエザーストリップ
20 装着部
22 車内側の側壁
23 車外側の側壁
24 連結壁
40 中空シール部
42 周壁
43 車内側の周壁部
44 車内側の周壁部
45 頂部
50 突出部
51 凹溝
55 凹部

Claims (5)

  1. 車体パネルのドア開口縁のフランジを両側から挟持して装着可能に所定の間隔を隔てて対向する車内側及び車外側の両側壁と、これら両側壁の一端側で両側壁を一体に連結する連結壁とを有する横断面形状が略U字状をなす装着部と、前記連結壁の表面から前記フランジの突出方向と同方向に突出し、かつ横断面形状が略環状の周壁で形成された中空シール部とを備え、装着状態で前記フランジの突出方向の延長線と交差する方向の移動軌跡を描きながら開閉動作するドアが閉じたときに前記ドアと前記車体パネルとの間をシールするウエザーストリップであって、
    前記周壁の頂部近傍には、前記周壁の外周面の接線方向に沿う傾斜面を有すると共に、突出端が前記フランジの延長線よりも車外側で、かつ前記周壁の頂部よりも前記フランジ側に位置するように突出部が形成され、
    前記ドアが閉じられる際に、前記ドアの裏面が、先ず前記周壁の頂部に接触し、次いで前記頂部近傍の前記周壁の部分に接触し、さらに前記突出部の傾斜面に接触することで、前記ドアの裏面に対する前記周壁の接触面積が徐々に拡大され、かつ前記周壁の弾性反発力が徐々に増大されることにより、前記ドアの裏面と前記周壁の接触部との摩擦力が増大されながら前記周壁が前記フランジ側に向けて弾性変形され、
    引き続いて、前記ドアが閉じ位置まで閉じられる間に、弾性反発力がさらに増大されながら前記周壁が扁平状に弾性変形されると共に、前記ドアの裏面と前記周壁の接触部との増大する摩擦力によって相互の位置ずれが阻止された状態で前記周壁の接触部が前記ドアの裏面の移動軌跡に一致して変位するようにしたことを特徴とするウエザーストリップ。
  2. 請求項1に記載のウエザーストリップであって、
    装着部及び中空シール部は、全長にわたって一定横断面形状に形成されていることを特徴とするウエザーストリップ。
  3. 請求項1又は2に記載のウエザーストリップであって、
    突出部の先端側と周壁の外周面との間には略V字状で鋭角をなす溝が形成されていることを特徴とするウエザーストリップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のウエザーストリップであって、
    周壁のうち、突出部の傾斜面の根元の位置を境とする車内側の周壁部の肉厚が車外側の周壁部の肉厚よりも大きくなるように形成されていることを特徴とするウエザーストリップ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のウエザーストリップであって、
    周壁の内周面には、突出部が形成されている部分に対応する位置に凹部が形成されていることを特徴とするウエザーストリップ。
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