JP2001219745A - ガラスラン - Google Patents

ガラスラン

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールリップ部の表面側の曲率半径が略全
長にわたって変化しにくく、ガラスとの接触面積が変動
しにくいガラスランを提供する。 【解決手段】 ガラスラン110は、基底部2並びに車
内側及び車外側の側壁部3a,3bからなるチャンネル
部4と、各側壁部からそれぞれチャンネル部の内側へ延
びる車内側及び車外側のシールリップ部5とを備える。
少なくとも車内側のシールリップ部5はその裏面側でリ
ップ付け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸となる
ことで厚肉になっていてリップ付け根部が相対的に凹と
なっているとともに、車内側のシールリップ部5の裏面
側のリップ付け根部と車内側の側壁部との間にスポンジ
弾性補助部105が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動するガラスの
外周縁部と摺接してガラスの移動をガイドするととも
に、ガラスとの間をシールするガラスランに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】実開平5−62312号の全文明細書の
従来技術の項には、図7に示すように、昇降ガラス(ド
アガラス)10の端縁部を摺動可能に挟持するグラスラ
ンチャンネル(ガラスラン)として、ホルダー(ドアサ
ッシュ)20に嵌着した断面コの字状の本体81、及び
その本体81の開口端両側から中心線・底面に向かって
突設したシールリップ82,83よりなり、ドアガラス
摺動の際の荷重を低減するため、シールリップ82,8
3の付け根にノッチ86を設けた構造が記載されてい
る。このように、シールリップ82,83の付け根にノ
ッチ86を設けると、今度はシールリップ82,83が
ノッチ86を境に折れ曲がり易くなり、ドアガラス10
のシール性・挟持性が低下する欠点が指摘されている。
【0003】また、同全文明細書の実施例の項には、図
8に示すように、ホルダー20に嵌着した断面コの字状
の本体31、及びその本体31の開口端両側から中心線
・底面に向かって突設したシールリップ32,33、少
なくともそのいずれか一方のシールリップ32の肉厚を
薄くし、その裏面にスポンジゴム膜34を取付けてある
ガラスランが記載されている。
【0004】そして、図8のガラスランの作用として、
従来のものに比してリップ32の少なくとも一方の肉厚
を薄くし、その裏面にスポンジゴム膜34を取付けてあ
るため柔軟性が増し、ドアガラス摺動の際の荷重が低下
し、その昇降が容易になると共に、リップ32がその付
け根で屈折することはなく、全長にわたってたわみ、シ
ール性・挟持性共に従来同様確保され、ガタツキを起こ
すことはない、との記載がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8のガラ
スランのように、シールリップ32の肉厚を薄くし、そ
の裏面にスポンジゴム膜34を取付けたことにより、シ
ールリップ32がその付け根で屈折することなく全長に
わたってたわむようになると、図9に示すように、ドア
ガラス10が昇降してシールリップ32に摺接するガラ
ス位置が変化するときに、シールリップ32の表面側の
曲率半径が全長にわたって変化しやすい。このため、シ
ールリップ32とドアガラス10との接触幅Wが変動し
て接触面積が変動し、ドアガラス10の摺動に悪影響を
及ぼすという問題があった。なお、実開平5−6231
2号の全文明細書には、スポンジゴム膜34の付け根に
近い位置で枝分けし、その先端を本体側壁内面の中位に
結合して中空部を形成することも記載されているが、上
記の問題があることに変わりはない。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決し、次の
作用効果が得られるガラスランを提供することにある。 ガラスが移動してシールリップ部に摺接するガラス
位置が変化するときに、シールリップ部はその裏面側で
リップ付け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸とな
って厚肉になっているため、シールリップ部の表面側の
曲率半径がリップ付け根部を除く略全長にわたって変化
しにくい。このため、シールリップ部とガラスとの接触
幅ひいては接触面積が変動しにくいため、ガラスの摺動
に悪影響を及ぼすおそれがない。 ガラスが移動してシールリップ部に摺接するガラス
位置が変化するときに、シールリップ部はその裏面側で
リップ付け根部が凹となっているため、該リップ付け根
部で曲がり易く、かつ、スポンジ弾性補助部によりその
弾性が補助されるので、ガラスの移動時の操作力を増加
させることなく、ガラスのバタツキを防止することがで
きる。 ドアガラスを少し開けた状態でドアを強閉した時
に、ドアガラスの大きなふれによってシールリップ部と
チャンネル部の側壁とが接触するのをスポンジ弾性補助
部によって抑制することができ、接触音の発生を防止す
ることができる。 スポンジ弾性補助部によってシールリップ部のへた
り(永久歪)を抑制することができ、シールリップ部の
異常変形やガラスへの追従性低下を招くようなことがな
く、シール切れが起こらない。
【0007】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、基底部並
びに車内側及び車外側の側壁部からなるチャンネル部
と、車内側及び車外側の側壁部からそれぞれチャンネル
部の内側へ延びる車内側及び車外側のシールリップ部と
を備え、少なくとも車内側のシールリップ部はその裏面
側でリップ付け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸
となることで厚肉になっていてリップ付け根部が相対的
に凹となっているとともに、車内側のシールリップ部の
裏面側のリップ付け根部と車内側の側壁部との間にスポ
ンジ弾性補助部が形成されているガラスランである。
【0008】スポンジ弾性補助部はシールリップ部のリ
ップ中間部にまでかかってもよいが、リップ中間部にか
かる部分のスポンジの肉厚は、リップ付け根部と車内側
の側壁部との間に形成されたスポンジの肉厚よりも薄い
ことが好まい。
【0009】第二の発明は、基底部並びに車内側及び車
外側の側壁部からなるチャンネル部と、車内側及び車外
側の側壁部からそれぞれチャンネル部の内側へ延びる車
内側及び車外側のシールリップ部とを備え、少なくとも
車内側のシールリップ部はその裏面側でリップ付け根部
よりもリップ中間部の方が裏側へ凸となることで厚肉に
なっていてリップ付け根部が相対的に凹となっていると
ともに、車内側のシールリップ部の裏面側のリップ中間
部から車内側の側壁部にかけてスポンジ弾性補助部が橋
掛け状に形成されているガラスランである。
【0010】第一又は第二の発明において、チャンネル
部はスプリング硬さHs70°〜90°(JIS A)
のソリッドゴム又はソリッド熱可塑性エラストマー(以
下、TPEという。)で押出成形により形成されている
ことが好ましい。チャンネル部の材料はEPDMソリッ
ドゴムが好ましく、その硬度はスプリング硬さでHs7
0°〜80°(JIS A)がさらに好ましい。
【0011】また、シールリップ部はスプリング硬さH
s50°〜90°(JIS A)のソリッドゴム又はソ
リッドTPE(但し、前記チャンネル部のソリッドゴム
又はソリッドTPEとは材料の配合比率が異なる)で形
成されていることが好ましく、さらに約70°のEPD
Mソリッドゴムが耐へたり性の観点から好ましい。シー
ルリップ部はチャンネル部との連続一体形成の観点から
チャンネル部と同種の材料が好ましい。
【0012】スポンジ弾性補助部はスポンジゴム又はス
ポンジTPEで形成されていることが好ましい。TP
E、特にオレフィン系TPE(以下、TPOという。)
の発泡体(スポンジ)や、EPDMスポンジゴムが好ま
しい。シールリップ部の材料がEPDMソリッドゴムで
ある場合、スポンジ弾性補助部の材料をEPDMスポン
ジゴムとしたときに、両者が同種の材料である(SP値
が同じ又は近い)ため、両者の接合面での接合力を強固
なものとすることができる。
【0013】基底部の表面には基底部摺動材が被覆され
ていることが好ましい。基底部摺動材層としては、従来
のようなウレタン塗装の塗布や、ポリエチレンシートの
貼り付けでも形成することができるが、基底部摺動材の
材料はショア硬さDタイプで45°〜60°のTPE又
は樹脂とすることが好ましいが、さらに約55°のTP
Oが好ましく、TPOの同時押出成形で形成することが
好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に説明する各実施形態のガラ
スランは、図6に示すように、自動車のドアサッシュ2
1に取り付けられて上下動するドアガラス22の外周縁
部をシールするものである。
【0015】図1は、本発明の第一実施形態のガラスラ
ン110を示しており、基底部2並びに車内側及び車外
側の二つの側壁部3a,3bからなるチャンネル部4
と、両側壁部3a,3bの自由端からチャンネル部4の
内側へ延びる車内側及び車外側の二つのシールリップ部
5とを備えている。チャンネル部4はスプリング硬さH
s70°〜90°(JIS A)のEPDMソリッドゴ
ムで形成され、シールリップ部5はスプリング硬さHs
50°〜70°(JIS A)のEPDMソリッドゴム
で形成されている。そして、シールリップ部5のうち、
車内側のシールリップ部5の裏面側のリップ付け根部と
上記チャンネル部4の車内側の側壁部3aとの間に、E
PDMスポンジゴムよりなるスポンジ弾性補助部105
が形成されている。なお、チャンネル部4、シールリッ
プ部5、スポンジ弾性補助部105は一体的に押出成形
されている。また、スポンジ弾性補助部105は車外側
の側壁部3bとシールリップ部5との間に設けても良
い。また、シールリップ部5の表面とチャンネル部4の
基底部の表面には、それぞれ、摺動材7,8が形成され
ている。この摺動材7,8はスプリング硬さHs90°
(JIS A)程度のポリウレタン樹脂よりなる厚さ5
0μm程度の摺動膜で形成されている。
【0016】なお、チャンネル部4をスプリング硬さH
s70°〜90°(JIS A)のソリッドTPOで形
成し、シールリップ部5をスプリング硬さHs50°〜
70°(JIS A)のソリッドTPOで形成してもよ
く、この場合は、上記基底部摺動材7をショア硬さDタ
イプで45°〜60°のTPOで形成し、リップ部摺動
材8をショア硬さDタイプで30°〜45°のTPOで
形成することができる。さらに、スポンジ弾性補助部1
05をTPOの発泡体(スポンジ)で同時押出成形で形
成してもよい。
【0017】この第一実施形態のガラスラン110で
は、車内側のシールリップ部5はその裏面側でリップ付
け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸5bとなるこ
とで厚肉になっていて、リップ付け根部が相対的に凹5
aとなっているため、スポンジ弾性補助部105と車内
側のシールリップ部5との間の境界が凹凸に形成され
て、その接触面積を増加させている。そのため、両者の
接合力を強化している。また、シールリップ部5はその
リップ中間部で厚肉になって剛性が高くなっているた
め、図2に示すように、ドアガラス22が上下動してシ
ールリップ部5に摺接するガラス位置が変化するとき
に、シールリップ部5の表面側の曲率半径がリップ付け
根部を除く略全長にわたって変化しにくい。このため、
シールリップ部5とドアガラス22との接触幅Wひいて
は接触面積が変動しにくいため、ドアガラス22の摺動
に悪影響を及ぼすおそれがない。
【0018】そして、シールリップ部5はその裏面側で
リップ付け根部が凹5aとなっているため、該リップ付
け根部で曲がり易く、かつ、該凹5aを埋めるようにし
て形成されたスポンジ弾性補助部105によりその弾性
が補助されるので、ドアガラス22の上下動時の操作力
を増加させることなく、ドアガラス22のバタツキを防
止することができる。また、ドアガラス22を少し開け
た状態でドアを強閉した時に、ドアガラス22の大きな
ふれによってシールリップ部5とチャンネル部4の側壁
とが接触するのをスポンジ弾性補助部105によって抑
制することができ、接触音の発生を防止することができ
る。そして、スポンジ弾性補助部105によってシール
リップ部5のへたり(永久歪)を抑制することができ、
シールリップ部5の異常変形やドアガラス22への追従
性低下を招くようなことがなく、シール切れが起こらな
い。
【0019】図3は、上記第一実施形態の変形例を示し
ており、このガラスラン111では、EPDMスポンジ
ゴムよりなるスポンジ弾性補助部105がシールリップ
部5のリップ付け根部のみに厚肉に形成されている。そ
して、シールリップ部5の全体の肉厚は図1のその肉厚
よりも薄く形成されているので、シールリップ部5をチ
ャンネル部4と同じスプリング硬さHs70°〜90°
(JIS A)のソリッドゴム又はソリッドTPOの材
料を用いることができる。その他の構成は、図1のもの
と同じである。従って、図1のガラスラン110と同様
の作用・効果を奏するとともに、チャンネル部4とシー
ルリップ部5を同じ材料を用いることができるので、図
1のガラスランよりも製造が容易である。
【0020】図4は、本発明の第二実施形態のガラスラ
ン113を示している。このガラスラン113は、チャ
ンネル部4の側壁のそれぞれ外側にモールリップ104
が設けられたタイプのガラスランである。また、第一実
施形態で示したEPDMスポンジゴムよりなるスポンジ
弾性補助部105を有しているが、車内側のシールリッ
プ部5と側壁部3aの自由端とはEPDMソリッドゴム
で直接つながっておらずスポンジ弾性補助部105でつ
ながっている。基底部摺動材7はチャンネル部4との間
で波状に形成され、さらに、この基底部摺動材7の表面
には複数本の溝が形成されており、ドアガラス22の端
面との摺動性を向上させている。その他の構成は、第一
実施形態と同じである。このガラスラン113も、上記
ガラスラン110と同等の作用・効果を奏する。
【0021】図5は、本発明の第三実施形態のガラスラ
ン115を示している。このガラスラン115は、スポ
ンジ弾性補助部105が、車内側のシールリップ部5の
裏面側のリップ中間部から車内側の側壁部3aの中間部
にかけて橋掛け状に形成されたもので、シールリップ部
5の裏面側のリップ付け根部とスポンジ弾性補助部10
5との間には中空部106が形成されている。その他の
構成は、第一実施形態と同じである。このようにスポン
ジ弾性補助部105が橋掛け状に形成されたガラスラン
115も、上記ガラスラン110と同等の効果を奏す
る。
【0022】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
【0023】(1)本発明を車両の側面又は後部のスラ
イドガラス用のガラスランに適用すること。 (2)本発明を車両のルーフ部に設けられたスライディ
ングルーフ用のスライド部分のガラスラン(ウエザスト
リップ)に適用すること。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係るガラス
ランによれば、次の効果が得られる。 ガラスが移動してシールリップ部に摺接するガラス
位置が変化するときに、シールリップ部はその裏面側で
リップ付け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸とな
って厚肉になっているため、シールリップ部の表面側の
曲率半径がリップ付け根部を除く略全長にわたって変化
しにくい。このため、シールリップ部とガラスとの接触
幅ひいては接触面積が変動しにくいため、ガラスの摺動
に悪影響を及ぼすおそれがない。 ガラスが移動してシールリップ部に摺接するガラス
位置が変化するときに、シールリップ部はその裏面側で
リップ付け根部が凹となっているため、該リップ付け根
部で曲がり易く、かつ、スポンジ弾性補助部によりその
弾性が補助されるので、ガラスの移動時の操作力を増加
させることなく、ガラスのバタツキを防止することがで
きる。 ドアガラスを少し開けた状態でドアを強閉した時
に、ドアガラスの大きなふれによってシールリップ部と
チャンネル部の側壁とが接触するのをスポンジ弾性補助
部によって抑制することができ、接触音の発生を防止す
ることができる。 スポンジ弾性補助部によってシールリップ部のへた
り(永久歪)を抑制することができ、シールリップ部の
異常変形やガラスへの追従性低下を招くようなことがな
く、シール切れが起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のガラスランを示す断面
図である。
【図2】図1のガラスランの作用を示す部分断面図であ
る。
【図3】図1のガラスランの変形例を示す部分断面図で
ある。
【図4】本発明の第二実施形態のガラスランを示す断面
図である。
【図5】本発明の第三実施形態のガラスランを示す断面
図である。
【図6】各実施形態のガラスランを適用する自動車の部
分側面図である。
【図7】従来例のガラスランを示す断面図である。
【図8】別の従来例のガラスランを示す断面図である。
【図9】図8のガラスランの作用を示す断面図である。
【符号の説明】
2 基底部 3a 車内側の側壁部 3b 車外側の側壁部 4 チャンネル部 5 シールリップ部 5a 凹 5b 凸 7 基底部摺動材 8 リップ部摺動材 105 スポンジ弾性補助部 106 中空部 110 ガラスラン 111 ガラスラン 113 ガラスラン 115 ガラスラン W 接触幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基底部並びに車内側及び車外側の側壁部
    からなるチャンネル部と、前記車内側及び車外側の側壁
    部からそれぞれ前記チャンネル部の内側へ延びる車内側
    及び車外側のシールリップ部とを備え、 少なくとも前記車内側のシールリップ部はその裏面側で
    リップ付け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸とな
    ることで厚肉になっていてリップ付け根部が相対的に凹
    となっているとともに、 前記車内側のシールリップ部の裏面側のリップ付け根部
    と前記車内側の側壁部との間にスポンジ弾性補助部が形
    成されているガラスラン。
  2. 【請求項2】 基底部並びに車内側及び車外側の側壁部
    からなるチャンネル部と、前記車内側及び車外側の側壁
    部からそれぞれ前記チャンネル部の内側へ延びる車内側
    及び車外側のシールリップ部とを備え、 少なくとも前記車内側のシールリップ部はその裏面側で
    リップ付け根部よりもリップ中間部の方が裏側へ凸とな
    ることで厚肉になっていてリップ付け根部が相対的に凹
    となっているとともに、 前記車内側のシールリップ部の裏面側のリップ中間部か
    ら前記車内側の側壁部にかけてスポンジ弾性補助部が橋
    掛け状に形成されているガラスラン。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガラスランにお
    いて、チャンネル部がスプリング硬さHs70°〜90
    °(JIS A)のソリッドゴム又はソリッド熱可塑性
    エラストマーで押出成形により形成されているガラスラ
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3に記載のガラスラン
    において、シールリップ部がスプリング硬さHs50°
    〜90°(JIS A)のソリッドゴム又はソリッド熱
    可塑性エラストマー(但し、前記チャンネル部のソリッ
    ドゴム又はソリッド熱可塑性エラストマーとは材料の配
    合比率が異なる)で形成されているガラスラン。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4に記載のガラス
    ランにおいて、スポンジ弾性補助部がスポンジゴム又は
    スポンジ熱可塑性エラストマーで形成されているガラス
    ラン。
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