JP6628097B2 - バルブ及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、圧力流体の流通する配管等に接続され、該圧力流体の流通状態を切り換え可能なバルブ及びその製造方法に関する。
従来から、圧力流体の流通する流体通路に接続され、前記圧力流体の流通状態を制御するためのバルブが用いられている。このバルブは、例えば、特許文献1に開示されるように、管体を挟むように配置されたダイ材及びスタンプ部材を互いに接近させるように押し込むことで前記管体を変形させ、中央にリブを有したボディを形成している。また、ボディにおいてリブに臨むように形成された円形状の平坦部を切り抜きフランジプレートを装着している。そして、このフランジプレートには、弁体として機能するダイヤフラムを挟んでソレノイド部を含む弁駆動装置が設けられる。
特許第3691069号公報
しかしながら、上述した特許文献1に係るバルブでは、例えば、ボディの上部に複数のプレートを積層させることで圧力流体の流れる流路を構成しているため、その部品点数が増加し、それに伴って構造が複雑化してしまい製造コスト及び重量の増加を招くという問題がある。また、ボディにおいて流体の流れる流路構造が複雑となることで流量特性の低下を招くこととなる。
さらに、ボディを塑性変形させ中央にリブを形成する構成としているため、前記ボディの強度低下を招くと共に、プレス成形されたボディの端部にねじを加工することで薄肉化してしまい強度不足となる懸念がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、ボディの強度確保、製造コストの削減及び軽量化を図ると共に、流量特性の向上を図ることが可能なバルブ及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、圧力流体の流通する流路を有したボディと、流路の連通状態を切り換える弁体と、弁体を開閉動作させる駆動手段とを有したバルブにおいて、
ボディは、筒状の本体部と、
本体部に接続され、外周面において軸方向と略平行に形成された平坦部と内部に形成された流路とを有する管体と、
からなり、
管体の端部にはねじの刻設されたポートが形成され、平坦部には、圧力流体の流通可能な流通孔が形成され、流通孔には弁体が着座自在に設けられると共に、流路には上流側の流通孔と下流側の流通孔との間となる位置に仕切部が設けられ、駆動手段は、通電作用下に励磁するコイルと、コイルの励磁作用下に軸方向に移動する可動鉄心とを有したソレノイド部であり、
流通孔は、圧力流体の導入される導入孔と、導入孔の下流側に形成され圧力流体の導出される導出孔とからなり、導入孔が少なくとも1つ以上設けられることを特徴とする。
本発明によれば、バルブを構成するボディが、筒状の本体部と、本体部に接続され、外周面において軸方向と略平行に形成された平坦部と内部に形成された流路とを有する管体とからなり、管体の端部にねじの刻設されたポートを形成し、平坦部に圧力流体の流通可能な流通孔を形成し、流通孔には弁体が着座自在に設けられ、流路には上流側の流通孔と下流側の流通孔との間となる位置に仕切部が設けられている。
従って、筒状の本体部と管体とを接続することでボディを容易に構成できるため、従来技術に係るバルブと比較して部品点数の削減を図ることができ、それに伴って、材料コスト等の製造コストの削減及び軽量化を図ることが可能となる。また、本体部とは別の管体にねじを有したポートを設けることで、略一定厚さのプレス材からなるボディ本体にねじ加工を施していた従来のバルブと比較し強度の低下が防止され、しかも、管体の内部に仕切部を設けることで管体を変形させることによる強度のさらなる低下が回避されるため、所定の強度を確保可能となる。
さらに、ボディの肉厚を均一化して薄肉とすることで内部容積を増加させることができると共に、圧力流体の流路をシンプルな構成とすることができるため、圧力流体の流量特性を向上させることができる。
すなわち、従来技術に係るバルブと比較し、ボディの強度を確保できると共に製造コストの削減及び軽量化を図ることができ、しかも流量特性の向上を図ることが可能となる。
また、本体部には、駆動手段を連結可能な連結部を有した保持部材を設けるとよい。
また、本発明は、圧力流体の流通する流路を有したボディと、流路の流通状態を切り換える弁体と、弁体を開閉動作させる駆動手段とを有したバルブを製造する製造方法であって、
プレス成形によって形成され一組の挿通孔を有したボディの本体部に、挿通孔を通じて管体を挿通させ溶接によって固定する工程と、
本体部の開口部に対し、内周面にねじ部の形成された保持部材を挿入し、且つ、管体の外周面に形成された平坦部に保持部材の端部を当接させた状態で溶接によって固定する工程と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、バルブを構成するボディを、筒状の本体部と管体とを接続することで容易に構成できるため、従来技術に係るバルブと比較して部品点数の削減を図ることができ、それに伴って、材料コスト等の製造コストの削減及び軽量化を図ることが可能となる。また、本体部とは別の管体にねじを有したポートを設け、且つ、管体の内部に仕切部を設けることで所定の強度が確保でき、しかも、ボディの内部容積を増加させ圧力流体の流路をシンプルな構成とすることで圧力流体の流量特性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るバルブの全体断面図である。 図1に示すバルブの分解斜視図である。 図1のバルブにおけるボディの分解断面図である。 図1のバルブが通電作用下に弁開した状態を示す全体断面図である。
本発明に係るバルブ及びその製造方法について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る製造方法で製造されたバルブを示す。なお、以下の説明においては、バルブ10がソレノイド部20への通電作用下に弁体22を開閉させる電磁弁である場合について説明する。
このバルブ10は、図1〜図4に示されるように、圧力流体が供給・排気される第1及び第2ポート12、14を有したボディ16と、該ボディ16の上部に設けられフレーム18の内部に収容されるソレノイド部20と、該ソレノイド部20の励磁作用下に前記第1及び第2ポート12、14の間の連通状態を相互に切り換える弁体22とを含む。
このボディ16は、例えば、有底筒状に形成されたベース体24と、該ベース体24の内部を貫通するように接続された管体26と、前記ベース体24の開口部32に嵌合される保持部材28とからなる。
ベース体24は、例えば、金属製材料からなる管材から有底円筒状に形成され、その外周面には管体26の挿通される一対の挿通孔30が形成される。この挿通孔30は、ベース体24の軸方向(矢印A方向)と直交方向(矢印B方向)に開口し、該ベース体24の中心に対して対称且つ一直線状となる位置に形成される。
また、ベース体24における軸方向(矢印A方向)に沿った一端部には断面円形状の開口部32が形成され、他端部側には底部34を有している。
管体26は、例えば、略一定径で軸方向(矢印B方向)に所定長さを有したパイプからなり、その一端部及び他端部の内周面にねじの刻設された第1ポート12及び第2ポート14がそれぞれ形成される。また、管体26の軸方向(矢印B方向)に沿った略中央部には、外周面に対して窪むように平坦状に切り欠かれた平坦部36を有し、該平坦部36は前記管体26の軸方向(矢印B方向)と略平行に形成され、該軸方向に沿って所定長さとなり該軸方向と直交する幅方向に所定幅となる略長方形状に形成される(図2参照)。
この平坦部36は、例えば、所定の平面度で形成され、その管体26の一端部側(矢印B1方向)となる位置に第1導入孔38が開口し、略中央部には導出孔40が開口すると共に、該第1導入孔38に対して周方向に沿って所定間隔離間した位置に第2導入孔42が開口している。なお、第2導入孔42は、平坦部36の形成されていない管体26の外周面に開口し、第1導入孔38と略同一の開口面積で形成される。
この導出孔40の外縁部には、ソレノイド部20側(矢印A1方向)に向かって突出し弁体22の着座可能な弁座部44が形成される。
一方、管体26の内部には、第1導入孔38と導出孔40との間となる位置に仕切板46が設けられ、前記仕切板46は管体26の断面形状に応じた円盤状に形成され、前記管体26の軸線と直交し該管体26の内部を塞ぐように設けられ溶接によって固定される。すなわち、管体26の内部は仕切板46によって2分割されている。
そして、管体26は、ベース体24における一対の挿通孔30にそれぞれ挿通され、その一端部及び他端部が所定長さだけ外部へと突出し、第1導入孔38及び導出孔40を含む平坦部36がベース体24の開口部32に臨むように配置された状態で溶接によって固定される。すなわち、管体26は、第1及び第2ポート12、14がベース体24の外部に突出した状態で固定されている。
保持部材28は、例えば、金属製材料をプレス成形することで円筒状に形成され、その一端部には内周側に折り返された折曲部48が形成されると共に、他端部側(矢印A1方向)となる内周面にはねじの刻設されたねじ部50を有している。そして、保持部材28はベース体24における開口部32の内部に挿入され外周面が当接し、且つ、折曲部48が管体26の平坦部36に当接した状態で溶接によって固定される。なお、この保持部材28は、ボディ16の開口部32から外部へと突出することがない。
また、折曲部48の内側には環状のОリング52が設けられ、後述するチューブ58の拡径部位と当接している。
ソレノイド部20は、フレーム18と、該フレーム18の内部に設けられコイル53の巻回されるボビン54と、前記フレーム18に対して保持された固定鉄心56と、前記固定鉄心56と同軸上に設けられるチューブ58と、前記チューブ58の内部に移動自在に配設される可動鉄心60とからなる。
フレーム18は、例えば、金属製材料からボビン54の上端部及び下端部を取り囲むように断面U字状に形成され、その開口部32がボディ16側(矢印A2方向)となるように配置される。また、フレーム18の下端部にはナット部材62が装着され、該ナット部材62は下方(矢印A2方向)に向かって突出した筒状部の外周面にねじ64が刻設されている。
ボビン54は、例えば、樹脂製材料から形成され、その外周面に内側へと窪んだ凹部にコイル53が巻回され保持される。ボビン54の上端部には環状溝を介してОリング66が設けられフレーム18の内壁面に当接している。一方、ボビン54の下部には端子台68が設けられ、コイル53と電気的に接続されると共にフレーム18の外側に設けられたリード線70が電気的に接続されている。これにより、リード線70から端子台68を通じてコイル53へと電流が供給される。
また、端子台68の外周面には環状溝を介してОリング72が設けられフレーム18の内壁面に当接すると共に、前記端子台68の下部には、その内周側及び下部を覆うように筒状のスリーブ74が設けられている。なお、スリーブ74は、ボビン54と略同一の内周径で形成されると共に、その下面にはナット部材62が所定間隔離間して臨むように設けられる。
固定鉄心56は、例えば、純鉄等の金属製材料から略円柱状に形成され、ボビン54の内部に挿通され、その上端中央部に形成された突部76がフレーム18の中央に形成された孔部78に挿通された状態でねじ孔80に螺合される締結ボルト82によって固定される。また、フレーム18の上部にはプレート84が締結ボルト82によって共締めされる。これにより、固定鉄心56がフレーム18の内部で同軸状に保持される。
また、固定鉄心56の下端中央部には、軸方向(矢印A1方向)に沿って凹状に窪んだスプリング穴86が形成され、その内部にはスプリングガイド88が挿入されると共に、該スプリングガイド88に支持されるスプリング90の一端部側が収納される。このスプリング90は、例えば、コイルスプリングからなり、その他端部が可動鉄心60の端面に当接し、該可動鉄心60を固定鉄心56から離間する方向(矢印A2方向)に付勢している。
チューブ58は、例えば、磁性材料から円筒状に形成され、ボビン54の内周側に設けられ、その内部に可動鉄心60が移動自在に収納されると共に、先端部が固定鉄心56の外周側に溶接等によって固定される。また、チューブ58の下端部が径方向外側へと拡径しナット部材62の下端部を覆っている。なお、チューブ58の外周面には、ボビン54の他にスリーブ74及びナット部材62が当接している。このチューブ58は、例えば、略一定厚さの板材をプレス成形することによって形成される。
上述したソレノイド部20は、図1及び図2に示されるように、コイル53を含むボビン54、スリーブ74、端子台68がフレーム18の内部に収納され、該端子台68に接続されたリード線70が外部へと取り出されコイル組立体92を構成し、固定鉄心56、該固定鉄心56に連結されたチューブ58、該チューブ58の拡径部位に固定されたナット部材62とからチューブ組立体94が構成される。
そして、ソレノイド部20は、フレーム18の下端部に装着されたナット部材62をボディ16を構成する保持部材28のねじ部50へ螺合させることで、管体26の軸方向と直交するようにボディ16の上部に対して前記ソレノイド部20が連結される。
弁体22は、例えば、弾性材料からなり可動鉄心60の下端部にホルダ96を介して連結される。このホルダ96は、可動鉄心60の一部及び弁体22の外周側を覆うように筒状に形成されている。そして、弁体22は、ボディ16に臨む端面が平面状に形成され、可動鉄心60と一体的に軸方向(矢印A方向)へと移動すると共に、ボディ16側(矢印A2方向)へと移動した際に、導出孔40を閉塞するように弁座部44へと着座することで導出孔40を通じた圧力流体の流通が遮断される。
本発明の実施の形態に係るバルブ10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記バルブ10を構成するボディ16を製造する場合について説明する。
先ず、ボディ16を構成するベース体24は、金型にセットされた管状のパイプの内部に液体を注入して圧力をかけることで所望の形状へと変形させるバルジ成形で形成され、このベース体24には、バルジ成形が行われた後に、上方(矢印A1方向)に開口部32、側方となる外周面に一対の挿通孔30が形成される。
この一方の挿通孔30から他方の挿通孔30へと管体26を挿通させ、その外周面から両端部が所定長さだけ突出するように配置し、且つ、平坦部36が開口部32に臨む位置となるように配置した状態とする。すなわち、ベース体24の軸線に対して管体26が直交するように配置された状態となる。そして、ベース体24と管体26との各接触部位をそれぞれ溶接することで互いに固定する。
次に、開口部32に対して上方から保持部材28を挿入し、その折曲部48を管体26の平坦部36に当接させた状態として各接触部位を溶接によって固定する。これにより、ベース体24に対して管体26及び保持部材28が溶接によって固定されボディ16が構成される。
一方、コイル組立体92の内部にチューブ組立体94を挿入し、フレーム18の孔部78に挿通された締結ボルト82によってプレート84と共に固定鉄心56を該フレーム18に対して固定した後に、さらに前記チューブ組立体94の内部に可動鉄心60及び弁体22を挿入する。なお、可動鉄心60と固定鉄心56との間にはスプリング90及びスプリングガイド88を配置する。
そして、上述したように製造されたボディ16の保持部材28に対し、前記チューブ組立体94の下端部に設けられたナット部材62を螺合させることで、ボディ16の上部に対してフレーム18及びソレノイド部20が連結されバルブ10の製造が完了する。
次に、上述したように製造されたバルブ10の動作について説明する。なお、図1は、コイル53に対して通電のなされていない非励磁状態にあり、可動鉄心60がスプリング90の弾発力によって弁座部44側(矢印A2方向)へと移動し、弁体22が前記弁座部44に着座することで導出孔40を閉塞し、第1ポート12と第2ポート14との連通が遮断されたオフ状態を示している。
このようなオフ状態において、図示しない電源を付勢してリード線70を通じて端子台68からコイル53へと通電することにより該コイル53が励磁され、その励磁作用下によって可動鉄心60がスプリング90の弾発力に抗して固定鉄心56側(矢印A1方向)に吸引される。
これにより、弁体22が弁座部44から離間し、導出孔40が開放されることで第1及び第2導入孔38、42と前記導出孔40とが連通したオン状態に切り換わる。その結果、第1ポート12から供給された圧力流体が、仕切板46の上流側(矢印B1方向)において第1及び第2導入孔38、42からベース体24の内部へと流れ導出孔40から再び管体26内における仕切板46の下流側(矢印B2方向)へと流れて第2ポート14から導出される。
一方、コイル53に対する通電を停止し、該コイル53を含むソレノイド部20を非励磁状態とすることにより、可動鉄心60に対する固定鉄心56の吸引力が滅勢され、該可動鉄心60がスプリング90の弾発力によって弁座部44側(矢印A2方向)へと押圧される。そして、弁体22が弁座部44に対して着座することにより、導出孔40が再び閉塞され該導出孔40を通じた第1ポート12と第2ポート14との連通が遮断されたオフ状態となる。
以上のように、本実施の形態では、バルジ成形からなるベース体24とプレス成形からなる保持部材28と管体26とからボディ16を構成することで、従来技術に係るバルブと比較して部品点数の削減を図ることができ、しかも、前記ボディ16の肉厚を均等とすることで素材の無駄が削減され、材料コスト及び加工コスト等の製造コストの削減及び軽量化を図ることが可能となる。
また、ボディ16の肉厚を均一化して薄肉とすることで内部容積を増加させることができ、しかも、圧力流体の流路をシンプルな構成とすることができるため、前記圧力流体の流量特性を向上させることができる。
さらに、ボディ16を構成する管体26はパイプ等からなり、その両端部に第1及び第2ポート12、14を形成するためのねじ加工のみがなされるため、その強度が低下してしまうことがなく高い強度が維持される。
さらにまた、管体26の平坦部36は平面度が確保されているため、該平坦部36に形成される第1導入孔38及び導出孔40を高精度に形成することができ、しかも、弁体22の着座する弁座部44を高精度に形成することが可能となるため、前記弁体22による流路の開閉を高精度に行うことができる。
なお、上述した説明では、バルブ10がソレノイド部20を有した電磁弁である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、圧力流体の供給作用下に弁体22を開閉動作させるエアオペレーション式のバルブであってもよい。
また、上述した実施の形態では、管体26と仕切板46とが別体で構成され溶接によって内部に固定される場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前記管体26の内部に仕切部が一体的に形成されていてもよい。
さらに、本発明に係るバルブ及びその製造方法は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…バルブ 16…ボディ
18…フレーム 20…ソレノイド部
22…弁体 24…ベース体
26…管体 28…保持部材
30…挿通孔 32…開口部
36…平坦部 38…第1導入孔
40…導出孔 42…第2導入孔
44…弁座部 46…仕切板
56…固定鉄心 60…可動鉄心
62…ナット部材 92…コイル組立体
94…チューブ組立体

Claims (3)

  1. 圧力流体の流通する流路を有したボディと、該流路の連通状態を切り換える弁体と、前記弁体を開閉動作させる駆動手段とを有したバルブにおいて、
    前記ボディは、筒状の本体部と、
    前記本体部に接続され、外周面において軸方向と略平行に形成された平坦部と内部に形成された前記流路とを有する管体と、
    からなり、
    前記管体の端部にはねじの刻設されたポートが形成され、前記平坦部には、前記圧力流体の流通可能な流通孔が形成され、該流通孔には前記弁体が着座自在に設けられると共に、前記流路には上流側の流通孔と下流側の流通孔との間となる位置に仕切部が設けられ、
    前記駆動手段は、通電作用下に励磁するコイルと、該コイルの励磁作用下に軸方向に移動する可動鉄心とを有したソレノイド部であり、
    前記流通孔は、前記圧力流体の導入される導入孔と、前記導入孔の下流側に形成され前記圧力流体の導出される導出孔とからなり、前記導入孔が少なくとも1つ以上設けられることを特徴とするバルブ。
  2. 請求項1記載のバルブにおいて、
    前記本体部には、前記駆動手段を連結可能な連結部を有した保持部材が設けられることを特徴とするバルブ。
  3. 圧力流体の流通する流路を有したボディと、前記流路の流通状態を切り換える弁体と、前記弁体を開閉動作させる駆動手段とを有したバルブを製造する製造方法であって、
    プレス成形によって形成され一組の挿通孔を有したボディの本体部に、前記挿通孔を通じて管体を挿通させ溶接によって固定する工程と、
    前記本体部の開口部に対し、内周面にねじ部の形成された保持部材を挿入し、且つ、前記管体の外周面に形成された平坦部に前記保持部材の端部を当接させた状態で溶接によって固定する工程と、
    を有することを特徴とするバルブの製造方法。
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