JP6627725B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
複写機やプリンタなどといった電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を現像装置で現像することで、後に用紙に転写されるトナー像を形成する装置が広く利用されている。現像装置には現像剤を攪拌しながら搬送する攪拌室及び攪拌部材を個別に2つ備えるものがある。そのような現像装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された従来の現像装置は現像容器の内部に、現像剤の搬送部材を各々有する現像室及び攪拌室を備える。攪拌室の搬送部材は、現像室の回転軸線が水平な攪拌部材に対して回転軸線が傾斜する。そして、現像室の現像剤搬送方向下流部から攪拌室の現像剤搬送方向上流部に向かって現像剤が落下する連絡路が設けられる。さらに、この連絡路の下流側であって、下側の攪拌室の攪拌部材の上方には、外部から現像容器の内部に現像剤を補給するための現像剤補給口が設けられる。これにより、この現像装置は、新たに補給される現像剤の、現像容器の内部の現像剤への取り込み性能及び分散性能を高めている。
特許第4217671号公報
しかしながら、特許文献1に記載された従来の現像装置は上記連絡路の現像剤搬送方向下流側において上方から新たに補給される現像剤が落下し、現像剤が下側の攪拌室の攪拌部材の上側に降り積もる形になるので、新たに補給される現像剤の、現像容器の内部の既存現像剤に対する混合、分散が不十分になる虞があることが課題であった。これにより、現像剤の帯電不良が発生し、画像品質の低下を招くことが懸念された。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、新たに補給される現像剤の、現像容器の内部の既存現像剤に対する混合、分散を効率良く実現することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の現像装置は現像容器、上側攪拌室、下側攪拌室、上側攪拌部材、下側攪拌部材、現像ローラー、第1連通口、第2連通口及び第1補給口を備える。現像容器は像担持体に供給するための現像剤を収容する。上側攪拌室及び下側攪拌室は現像容器の内部が隔壁部を介して区分され、上下方向の異なる高さに配置される。上側攪拌部材及び下側攪拌部材は上側攪拌室及び下側攪拌室各々の内部に回転可能に支持され、回転軸線方向に沿って互いに反対方向に現像剤を攪拌しながら搬送する。現像ローラーは像担持体及び上側攪拌部材と対向して配置され、像担持体との対向領域において像担持体に現像剤を供給する。第1連通口は隔壁部の前記軸線方向の一端側に設けられ、上側攪拌室から下側攪拌室に向かって現像剤が流通する。第2連通口は隔壁部の前記軸線方向の他端側に設けられ、下側攪拌室から上側攪拌室に向かって現像剤が流通する。第1補給口は上側攪拌部材の軸線方向の、第1連通口が配置された一端側の上方に設けられ、外部から上側攪拌室の内部に現像剤が補給される。
本発明の構成によれば、現像容器に対して外部から現像剤が補給されると、新たに補給された現像剤は直ちに第1連通口に導かれる。上側攪拌室の内部の既存現像剤も第1連通口に集まるので、新たに補給される現像剤の、現像容器の内部の既存現像剤に対する混合、分散を効率良く実現することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の画像形成部の垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の現像装置の垂直断面側面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の現像装置の部分拡大水平断面上面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の現像装置の、図4に記したV−V線における部分拡大垂直断面側面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の現像装置の部分拡大水平断面上面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の現像装置の、図6に記したVII−VII線における部分拡大垂直断面側面図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の現像装置の垂直断面正面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の画像形成装置について、その概略構成を図1及び図2を用いて説明する。図1は画像形成装置の概略構成を示す断面図の一例である。図2は画像形成装置の画像形成部の構成を示す断面図である。画像形成装置1は印刷(コピー)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送信等の機能を備えた所謂複合機であり、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
画像形成装置1は、図1に示すように本体2の上面に原稿搬送部3が載置され、その下方の本体2の内部に画像読取部4を備える。原稿搬送部3に積載した原稿の画像、或いは画像読取部4の上面の不図示のコンタクトガラス上に載置した原稿の画像が、画像読取部4によって読み取られる。
本体2の上部であって画像読取部4の正面側には操作パネル5が設けられる。操作パネル5は利用者による印刷(コピー)ジョブ、スキャン(画像読取)ジョブ、ファクシミリ送信ジョブ等を実行させる指令入力を受け付ける。さらに、操作パネル5は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部5wに表示する。
また、画像形成装置1は本体2の画像読取部4より下方の部分に印刷ジョブを実行するための印刷部6を備える。印刷部6は給紙部7、用紙搬送部8、露光部9、画像形成部20、転写部11及び定着部12を含む。
給紙部7は複数枚の用紙Pを収容し、印刷時に用紙Pを1枚ずつ分離して送り出す。用紙搬送部8は給紙部7から送り出された用紙Pを二次転写部11w及び定着部12へと搬送し、さらに定着後の用紙Pを用紙排出部13に排出する。露光部9は画像データに基づき制御されたレーザー光Lを画像形成部20に向かって照射する。
画像形成部20はイエロー用の画像形成部20Y、マゼンタ用の画像形成部20M、シアン用の画像形成部20C及びブラック用の画像形成部20Kの4台が設けられる。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、各色を表す「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号は省略する。
画像形成部20は、図2に示すように所定の方向(図2における時計回り)に回転可能に支持された像担持体である感光体ドラム21の周囲に、その回転方向に沿って帯電部22、現像装置30及びドラムクリーニング部23を備える。なお、現像装置30とドラムクリーニング部23との間に一次転写部11Y、11M、11C、11Kが配置される。
転写部11は中間転写ベルト11z、一次転写部11Y、11M、11C、11K、二次転写部11w及び中間転写クリーニング部11xを備える。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11zの回転方向上流側から下流側に向けて一列に並んだ所謂タンデム方式にして配置される。
帯電部22は例えば帯電ローラーによって感光体ドラム21の表面を所定電位に帯電させる。そして、露光部9から照射されたレーザー光Lによって感光体ドラム21の表面に原稿画像の静電潜像が形成される。現像装置30はこの静電潜像にトナーを供給して現像し、トナー像を形成する。
トナー像は各色の画像形成部20Y、20M、20C、20Kの上方に配置された一次転写部11Y、11M、11C、11Kで中間転写ベルト11zの表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11zの回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が中間転写ベルト11zに転写されることにより、中間転写ベルト11zの表面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。ドラムクリーニング部23は一次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーを除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11zの表面のカラートナー像は用紙搬送部8によって同期をとって送られてきた用紙Pに、二次転写部11wに形成される二次転写ニップ部で転写される。中間転写クリーニング部11xは二次転写後に中間転写ベルト11zの表面に残留するトナーを除去してクリーニングする。
定着部12はトナー像が転写された用紙Pを加熱、加圧してトナー像を用紙Pに定着させる。このようにして、印刷部6は原稿画像の用紙Pへの印刷を実行する。
さらに、画像形成装置1は制御部14を備える。制御部14は不図示のCPU、画像処理部、記憶部、その他の不図示の電子回路や電子部品を含む。CPUは記憶部に記憶された制御用のプログラムやデータに基づき、画像形成装置1に設けられた各構成要素の動作を制御して画像形成装置1の機能に係る処理を実行する。画像処理部は印刷や画像読取、送信に用いる画像データに対して画像処理を行う。記憶部は例えば不図示のプログラムROM、データROMなどといった不揮発性の記憶装置と、RAMのような揮発性の記憶装置との組み合わせから成る。
続いて、画像形成部20の現像装置30について、その全体構成を図2を用いて説明する。なお、各色の現像装置30は基本的な構造が同じであるので、各色を表す識別記号は省略する。また、この説明において「軸線方向」は、特に明記する場合を除き、互いに平行に延びる上側攪拌部材35、下側攪拌部材36及び現像ローラー37の回転軸線方向(図2の紙面奥行き方向)を表す。
現像装置30は、図2に示すように現像容器31、隔壁部32、上側攪拌室33、下側攪拌室34、上側攪拌部材35、下側攪拌部材36、現像ローラー37及び規制ブレード38を備える。
現像容器31は像担持体である感光体ドラム21に供給するための現像剤として例えば二成分現像剤を収容する容器である。なお、この説明において、現像剤を単に「トナー」と呼ぶことがある。現像容器31は例えば合成樹脂の成型品で構成される。現像容器31は感光体ドラム21の軸線方向に細長い形状を成し、その長手方向を水平にして配置される。
隔壁部32は現像容器31の内部に設けられる。隔壁部32は略水平方向に延び、現像容器31の上下方向の略中央部に設けられる。隔壁部32は現像容器31の内部を上下方向において区分する。
上側攪拌室33及び下側攪拌室34は現像容器31の内部に設けられる。上側攪拌室33及び下側攪拌室34は現像容器31の内部が隔壁部32によって上下方向において区分されることで形成される。上側攪拌室33及び下側攪拌室34は上下方向の異なる高さに配置される。上側攪拌室33及び下側攪拌室34は水平に対して、45°〜90°の角度で上下方向に並べて配置される。上側攪拌室33は現像容器31の上側にであって、現像ローラー37の配置領域に隣接して配置される。下側攪拌室34は現像容器31の下側であって、上側攪拌室33よりも現像ローラー37から離隔した領域に配置される。
上側攪拌部材35は上側攪拌室33の内部に配置される。上側攪拌部材35は軸線方向の両端間に設けられた回転軸35aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる搬送羽根35bを設けた構成である。上側攪拌部材35は水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。上側攪拌部材35は図2において反時計回りに回転し、回転軸線方向に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する。上側攪拌部材35の回転により、上側攪拌室33の内部のトナーは現像ローラー37に供給され、また下側攪拌室34に搬送される。
下側攪拌部材36は下側攪拌室34の内部に配置される。下側攪拌部材36は軸線方向の両端間に設けられた回転軸36aの外周面に軸線方向に沿って螺旋状に延びる搬送羽根36bを設けた構成である。下側攪拌部材36は水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。下側攪拌部材36は図2において時計回りに回転し、回転軸線方向に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する。下側攪拌部材36の回転により、下側攪拌室34の内部のトナーは上側攪拌室33に搬送される。
現像ローラー37は上側攪拌室33の、感光体ドラム21との対向領域に配置される現像剤担持体である。現像容器31は感光体ドラム21と隣接する箇所に開口部31aを備える。現像ローラー37はこの開口部31aに臨み、水平方向に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器31に支持される。現像ローラー37は図2において反時計回りに回転する。現像ローラー37は周面の一部が現像容器31の内部に位置し、周面の他の一部が開口部31aから外部に露出して感光体ドラム21と対向する。
現像ローラー37は、例えばその内部に永久磁石から成る磁界発生部材(不図示)が固定されたマグネットローラーで構成される。この磁界発生部材の磁力によって、現像ローラー37はその表面に感光体ドラム21の表面に供給するトナーを担持し、トナー薄層を形成する。
現像ローラー37、上側攪拌部材35及び下側攪拌部材36は互いに平行を成して現像容器31に回転可能に支持される。現像ローラー37、上側攪拌部材35及び下側攪拌部材36は不図示のモーターによって回転駆動される。上側攪拌部材35及び下側攪拌部材36は互いに反対方向にトナーを攪拌しながら搬送する。
規制ブレード38は現像ローラー37に近接し、その先端が現像ローラー37の表面に対向するように設けられる。規制ブレード38は現像ローラー37が感光体ドラム21と対向する領域に対して、現像ローラー37の回転方向上流側に配置される。規制ブレード38はその先端と現像ローラー37の表面との間に所定の間隔を設けて配置される。規制ブレード38は現像ローラー37の表面に担持されるトナーの量を規制する規制部材である。
続いて、現像装置30の詳細な構成について、図2に加えて図3を用いて説明する。図3は現像装置30の垂直断面側面図である。なお、説明の便宜上、図3では現像ローラー37の描画を省略した。
隔壁部32は、図2及び図3に示した第1連通口41及び第2連通口42を備える。
第1連通口41は隔壁部32の、上側攪拌部材35の軸線方向の一端側に設けられる。第1連通口41は隔壁部32を上下方向に貫通し、上側攪拌室33から下側攪拌室34に向かってトナーが流通する。
第2連通口42は隔壁部32の、上側攪拌部材35の軸線方向の、第1連通口41が設けられた一端側と反対側の他端側に設けられる。第2連通口42は隔壁部32を上下方向に貫通し、下側攪拌室34から上側攪拌室33に向かってトナーが流通する。
上側攪拌部材35及び下側攪拌部材36の回転により、隔壁部32の第1連通口41及び第2連通口42を介して、上側攪拌室33と下側攪拌室34との間でトナーが循環する。これにより、上側攪拌室33及び下側攪拌室34において、トナーが攪拌され、帯電される。
上側攪拌部材35は隔壁部32と対向する領域が、図2において左方から右方に向かって移動する。これに対して、第1連通口41は図2における隔壁部32の右端の、現像容器31の内壁に隣接して設けられる。すなわち、第1連通口41は、図2に示すように軸線方向と直交する隔壁部32の幅方向(図2の左右方向)において、上側攪拌部材35の回転方向下流側の端部に設けられる。これにより、上側攪拌部材35の回転方向に合わせて、現像容器31の内壁に沿って、上側攪拌室33から下側攪拌室34に向かってトナーが流通する。
下側攪拌部材36は第1連通口41からのトナーの落下方向と同一方向に回転する。すなわち、下側攪拌部材36は第1連通口41からトナーが落下する領域が下側に向かって移動する方向に回転する。これにより、第1連通口41を通過して下側攪拌室34に落下したトナーは、留まることなくそのまま下側攪拌部材36の回転によって生じる流れに乗る。
また、現像装置30は、図2及び図3に示した補給口(第1補給口)50を備える。
補給口50は上側攪拌室33に設けられる。補給口50は上側攪拌部材35の軸線方向の、第1連通口41が配置された一端側の上方に設けられる。補給口50を介して、現像装置30の外部から上側攪拌室33の内部に新たなトナーが補給される。補給口50を介して上側攪拌室33に新たなトナーが補給されると、新たに補給されたトナーは直ちに第1連通口41に導かれる。上側攪拌室33の内部の既存トナーも第1連通口41に集まるので、新たに補給されるトナーの、現像容器31の内部の既存トナーに対する混合、分散を効率良く実現することが可能になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の現像装置について、図4及び図5を用いて説明する。図4は現像装置の部分拡大水平断面上面図である。図5は図4に記したV−V線における現像装置の部分拡大垂直断面側面図である。なお、説明の便宜上、図4及び図5では上側攪拌部材35及び下側攪拌部材36の描画を省略し、トナーの流通方向を白抜き矢印で示した。また、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第2実施形態の現像装置30は、図4及び図5に示した拡散部43を備える。拡散部43は第1連通口41の現像剤流通方向下流側、すなわち第1連通口41の下側に設けられる。
拡散部43は現像容器31の内壁から現像容器31の内側に向かって突出する断面円形のピン形状を有する。拡散部43は複数設けられ、それら複数が所定の配置、間隔を有する。トナーは複数の拡散部43各々の間を流通する。
第1連通口41を通過して下側攪拌室34に流入するトナーは、拡散部43に接触することで、その流れが複数の方向を指向する。すなわち、下側攪拌室34に流入するトナーは、下側攪拌室34の最上流部において現像剤流通方向(図5の左右方向)に分散される。これにより、補給口50を介して現像容器31に新たに補給されたトナーを、現像容器31の内部の既存トナーに対してより一層効率良く分散させることが可能になる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の現像装置について、図6及び図7を用いて説明する。図6は現像装置の部分拡大水平断面上面図である。図7は図6に記したVII−VII線における現像装置の部分拡大垂直断面側面図である。なお、説明の便宜上、図6及び図7では上側攪拌部材35及び下側攪拌部材36の描画を省略し、トナーの流通方向を白抜き矢印で示した。また、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第2の実施形態と同じであるので、それらの実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第3実施形態の現像装置30は、図6及び図7に示した拡散部44を備える。拡散部44は第1連通口41の現像剤流通方向下流側、すなわち第1連通口41の下側に設けられる。
拡散部44は現像容器31の内壁から現像容器31の内側に向かって突出するリブ形状を有する。拡散部44は、図7に示すように下側攪拌部材36の軸線方向(図7の左右方向)に交差して隔壁部32が延びる方向から見てY字形状である。拡散部44はその下部が垂直方向に対して傾斜する。拡散部44は複数設けられ、それら複数が所定の配置、間隔を有する。トナーは複数の拡散部44各々の間を流通する。
第1連通口41を通過して下側攪拌室34に流入するトナーは、拡散部44に接触することで、その流れが複数の方向を指向する。すなわち、下側攪拌室34に流入するトナーは、下側攪拌室34の最上流部において現像剤流通方向(図7の左右方向)に分散される。これにより、補給口50を介して現像容器31に新たに補給されたトナーを、現像容器31の内部の既存トナーに対してより一層効率良く分散させることが可能になる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の現像装置について、図8を用いて説明する。図8は現像装置の垂直断面正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
第4実施形態の現像装置30は、図8に示した第1補給口51、第2補給口52、補給路53及び流路切替部材54を備える。
第1補給口51は上側攪拌室33に設けられる。第1補給口51は上側攪拌部材35の軸線方向の、第1連通口41が配置された一端側の上方に設けられる。第1補給口51を介して、現像装置30の外部から上側攪拌室33の内部に新たなトナーを補給することができる。
第2補給口52は下側攪拌室34に設けられる。第2補給口52は下側攪拌部材36の軸線方向の、第1連通口41が配置された一端側の上方に設けられる。第2補給口52を介して、現像装置30の外部から下側攪拌室34の内部に新たなトナーを補給することができる。
補給路53は、例えば現像容器31の上方から第1補給口51及び第2補給口52に向かって延び、の各々に接続される管状で構成される。補給路53は第1補給口51及び第2補給口52の上方において、第1補給口51及び第2補給口52の各々に対して分岐する分岐部53aを有する。外部から現像装置30に補給される新たなトナーは補給路53を通過し、第1補給口51または第2補給口52の少なくとも一方から現像容器31の内部に補給される。
流路切替部材54は補給路53の分岐部53aに設けられる。流路切替部材54は板状を成す。流路切替部材54は、例えばソレノイド等に接続され、補給路53の流路と交差する方向(図8の左右方向)に移動が可能である。流路切替部材54は補給路53の流路と交差する方向に移動したときに、補給路53の第1補給口51に向かって延びる流路、或いは第2補給口52に向かって延びる流路の少なくとも一方を開放する開口部54aを有する。これにより、流路切替部材54は現像容器31に対するトナーの補給経路を、第1補給口51または第2補給口52の少なくとも一方に変更することができる。したがって、現像装置30はトナーの補給に係る諸条件に応じて、トナーの補給経路を変更することが可能である。
例えば、外部から現像容器31の内部に補給されるトナーの量に応じて、トナーの補給経路が第1補給口51または第2補給口52のいずれかに変更される。さらに具体的に言えば、外部から現像容器31の内部に補給されるトナーの量が所定の閾値未満である場合に第1補給口51を介してトナーが補給され、補給されるトナーの量が当該閾値以上である場合に第2補給口52を介してトナーが補給される。
ここで、仮に、上側攪拌室33に多くのトナーが補給されると、現像ローラー37側に新たなトナーが逆流する虞がある。これにより、かぶりやトナー飛散などといった不具合が生じて画像不良が発生することが懸念される。しかしながら、第4実施形態の構成によれば、補給されるトナーの量が所定の閾値以上である場合、第2補給口52を介して下側攪拌室34に新たなトナーが補給される。したがって、新たな補給トナーの現像ローラー37側への逆流を防止することができ、画像不良の発生を抑制することが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、拡散部43、44は図4〜図7に示した構造に限定されるわけではなく、現像剤の流れを複数の方向に指向させることができれば他の構造であっても良い。例えば、拡散部43は、頂部が第1連通口41を指向する断面三角形のピン形状にしても良い。
また例えば、流路切替部材54による第1補給口51または第2補給口52に対する補給路53の切り替えを他の構造としても良い。例えば、流路切替部材54を用いることなく、補給ノズル等を直接、第1補給口51または第2補給口52に接続するようにしても良い。そして、バルブ等を電気的に制御することで補給経路を切り替えても良い。
本発明は現像装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
20 画像形成部
21 感光体ドラム(像担持体)
30 現像装置
31 現像容器
32 隔壁部
33 上側攪拌室
34 下側攪拌室
35 上側攪拌部材
36 下側攪拌部材
37 現像ローラー
38 規制ブレード
41 第1連通口
42 第2連通口
43、44 拡散部
50 補給口(第1補給口)
51 第1補給口
52 第2補給口

Claims (5)

  1. 像担持体に供給するための現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器の内部が隔壁部を介して区分され、上下方向の異なる高さに配置された上側攪拌室及び下側攪拌室と、
    前記上側攪拌室及び前記下側攪拌室各々の内部に回転可能に支持され、回転軸線方向に沿って互いに反対方向に現像剤を攪拌しながら搬送する上側攪拌部材及び下側攪拌部材と、
    前記像担持体及び前記上側攪拌部材と対向して配置され、前記像担持体との対向領域において前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラーと、
    前記隔壁部の前記回転軸線方向の一端側に設けられ、前記上側攪拌室から前記下側攪拌室に向かって現像剤が流通する第1連通口と、
    前記隔壁部の前記回転軸線方向の他端側に設けられ、前記下側攪拌室から前記上側攪拌室に向かって現像剤が流通する第2連通口と、
    前記上側攪拌部材の前記回転軸線方向の、前記第1連通口が配置された一端側の上方に設けられ、外部から前記上側攪拌室の内部に現像剤を補給するための第1補給口と、
    を備え
    前記第1補給口は、前記第1連通口の上方に配置され、
    前記第1連通口の現像剤流通方向下流側に設けられ、現像剤が接触することで現像剤の流れを複数の方向に指向させる拡散部を備え、
    前記拡散部は、前記現像容器の内壁から突出するピン形状を有することを特徴とする現像装置。
  2. 像担持体に供給するための現像剤を収容する現像容器と、
    前記現像容器の内部が隔壁部を介して区分され、上下方向の異なる高さに配置された上側攪拌室及び下側攪拌室と、
    前記上側攪拌室及び前記下側攪拌室各々の内部に回転可能に支持され、回転軸線方向に沿って互いに反対方向に現像剤を攪拌しながら搬送する上側攪拌部材及び下側攪拌部材と、
    前記像担持体及び前記上側攪拌部材と対向して配置され、前記像担持体との対向領域において前記像担持体に現像剤を供給する現像ローラーと、
    前記隔壁部の前記回転軸線方向の一端側に設けられ、前記上側攪拌室から前記下側攪拌室に向かって現像剤が流通する第1連通口と、
    前記隔壁部の前記回転軸線方向の他端側に設けられ、前記下側攪拌室から前記上側攪拌室に向かって現像剤が流通する第2連通口と、
    前記上側攪拌部材の前記回転軸線方向の、前記第1連通口が配置された一端側の上方に設けられ、外部から前記上側攪拌室の内部に現像剤を補給するための第1補給口と、
    前記下側攪拌部材の前記回転軸線方向の、前記第1連通口が配置された一端側の上方に設けられ、外部から前記下側攪拌室の内部に現像剤を補給するための第2補給口と、
    を備え、
    前記第1補給口または前記第2補給口の少なくとも一方から前記現像容器の内部に現像剤が補給されることを特徴とする現像装置
  3. 外部から前記現像容器の内部に補給される現像剤の量に応じて、現像剤の補給経路が前記第1補給口または前記第2補給口のいずれかに変更されることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 外部から前記現像容器の内部に補給される現像剤の量が所定の閾値未満である場合に前記第1補給口を介して現像剤が補給され、補給される現像剤の量が前記閾値以上である場合に前記第2補給口を介して現像剤が補給されることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置
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