JP6627584B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、MFP(Multi-functional Peripheral :多機能機または複合機)などの画像形成装置は、用紙を搬送しながら用紙の表面に画像を形成する。画像形成の途中でジャム(用紙詰まり)が発生することがある。ジャムを検知すると、画像形成装置は、直ちに搬送を停止し、ジャムの発生をユーザに知らせる。ユーザは、搬送路から用紙を取り除く作業(ジャム対処作業)を行う。この作業が完了した後、例えばユーザが再スタートを指示すると、画像形成装置は画像の形成を再開する。
電子写真式の画像形成装置は、トナー像が転写された用紙に熱および圧力を加える定着器を有している。定着器には、ローラ式およびベルト式などがある。ローラ式の定着器は、加熱ローラおよび加熱ローラに当接してニップ部を形成する加圧ローラを備える。ベルト式の定着器は、加熱ベルトを巻回する複数のローラおよび加熱ベルトに当接してニップ部を形成する加圧ローラを備える。用紙がニップ部を通過するとき、加熱と加圧とによってトナーが溶融して用紙に定着する。
定着器のローラが正常に回転しないことが起こり得る。その原因としては、例えばモータの故障やギヤの損傷などがある。画像形成装置は、定着器のローラの回転異常を検知すると、サービスパーソンによる修復作業の実施が必要なエラーが発生したと判断し、直ちに回転および加熱を停止する。そして、エラーの発生をユーザに知らせる。この場合に、ユーザは、修復作業の依頼(サービスコール)を行い、サービスパーソンによって修復作業が実施されるのを待つ。
サービスパーソンによって修復作業が実施されるのを待つ状況を少なくするための先行技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1には、画像形成装置本体に対して着脱自在に設置される装置ユニットの設置が検知されていて装置ユニットの被駆動部の駆動が検知されなかった場合に、装置ユニットの正しい設置を促す第1の告知をし、第1の告知をした回数Kが所定回数に達しているときには装置の修理を促す第2の告知を行うことが開示されている。
また、定着器内でのジャムの検出精度を向上させるための先行技術として、特許文献2に記載の技術がある。特許文献2には、定着ローラより下流側の用紙詰まりが検知され、定着ローラの駆動が停止され、用紙詰まりが解除された後、定着ローラの駆動の再開に当たって、所定の時間だけ定着ローラへの駆動トルクを画像形成動作時よりも小さくして駆動させ、該所定の時間内に所定の駆動状態に達しないと、用紙詰まりが検知されたとして定着ローラへの駆動を停止させることが開示されている。
特開2008−040070号公報 特開2000−352895号公報
ユーザがジャム対処作業を行ったとしても、用紙が搬送路内に残っていることがある。例えば、複数枚の用紙が搬送路内に残留した場合に、ユーザが一部の用紙のみを取り除いて、残りの用紙を取り除くことなく作業を終えることがある。特に、用紙が押し潰されてローラのニップ部に残留したときには、用紙がローラの陰に隠れて見つけにくい。
もしも、定着器のローラのニップ部に残留している用紙を取り除くことなくユーザがジャム対処作業を終えた場合には、画像形成装置が画像の形成を再開しようとしても定着器のローラが正常に回転しない。したがって、この場合に画像形成装置は、上に述べた通り、サービスパーソンによる修復作業の実施が必要なエラーが発生したと判断して、ローラの回転および加熱を停止してしまう。つまり、サービスパーソンによる修復作業が完了するまでの期間が、画像形成装置を使用することができないダウンタイムとなり、画像形成装置の利便性が大きく損なわれる、という問題があった。
なお、一般に、搬送路の適所に用紙の有無を検出する用紙センサが設けられ、ジャムの発生をユーザに通知するときに、用紙が残留しているおおよその位置が表示される。しかし、定着器は高温になるので、定着器に用紙センサを設けることが難しい。定着器に用紙が残留していても、用紙センサによって残留の位置を特定して表示することができない。このため、ユーザが定着器に残留している用紙を取り除くことなくジャム対処作業を終えてしまうことが起こる。
上に述べた特許文献1の技術は、着脱可能なユニットの装着不良に関わるサービスコールを少なくするものであり、定着器におけるジャムに関わる上に述べた問題を解決することができない。
特許文献2の技術は、定着器の回転異常を検知した場合に、回転が正常になるまでユーザにジャム対処作業を繰り返し強いる。真にサービスコールが必要である場合に、ユーザが自らジャム対処作業を無駄に繰り返すことになり、結果的にダウンタイムが長引くという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、定着器の動作不良を原因とするダウンタイムを低減することを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像形成装置は、ローラを回転させて用紙を搬送しながらヒータによって前記用紙を加熱する定着器を有した画像形成装置であって、当該画像形成装置の動作を制御する制御部と、前記ローラの回転が正常である否かを判定する回転判定部と、前記用紙のジャムが発生している発生中状態であるか否かを示すジャム情報を記憶する記憶部と、前記ローラが回転したか否かを判定する回転有無判定部と、を有し、前記制御部は、前記定着器をウォームアップするための処理を開始する際に、前記発生中状態ではない場合には、前記ローラの回転が正常ではないと判定されたときに、ウォームアップを中止するとともに、サービスコールが必要な状態であることユーザに知らせる第1のエラー処理を行い、前記発生中状態である場合には、前記ローラの回転の有無を判定し、前記ローラが回転しなかったと判定されたときに、ユーザにジャム対処作業を行うよう促し、前記ローラが回転したと判定されたときに、前記ヒータをオフ状態からオン状態に切り替え、前記ローラの回転が正常か否かを判定し、前記ローラの回転が正常ではないと判定されたときに、前記ヒータをオン状態からオフ状態に切り替えるとともに、ユーザにジャム対処作業を行うよう促す第2のエラー処理を行う。
本発明によると、定着器の動作不良を原因とするダウンタイムを低減することができ、それによって画像形成装置の利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す図である。 画像形成装置の制御部の構成の第1例を示す図である。 定着ローラの回転判定の例を示す図である。 画像形成装置におけるウォームアップ処理の流れの第1例を示す図である。 通常ウォームアップ処理の流れを示す図である。 エラー判定処理の流れを示す図である。 画像形成装置の状態を表示する画面の例を示す図である。 画像形成装置の制御部の構成の第2例を示す図である。 定着ローラの回転有無判定の例を示す図である。 画像形成装置におけるウォームアップ処理の流れの第2例を示す図である。
図1には本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の構成の概要が示され、図2には画像形成装置1の制御部50の構成の第1例が示されている。
図1(A)において、画像形成装置1は、電子写真式のカラープリンタである。画像形成装置1は、用紙カセット10、4個のイメージングステーション11,12,13,14、中間転写ベルト16、および定着器17などを有している。イメージングステーション11〜14のそれぞれは、筒状の感光体、帯電チャージャ、現像器、クリーナ、および露光用の光源などを有している。
画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色のトナー像を並行して形成する。4色のトナー像は、これらを重ね合わせるように中間転写ベルト16に一次転写される。一次転写にタイミングを合わせて、用紙カセット10から用紙9が引き出されて搬送路15に沿って搬送される。中間転写ベルト16と当接するときに、用紙9にトナー像が二次転写される。その後、用紙9は定着器17の内部を通り、排紙ローラ18によって排紙トレイ19へ送り出される。定着器17を通過するとき、加熱および加圧によってトナー像が用紙9に定着する。
定着器17は、用紙9を加熱する定着ローラ(加熱ローラ)71、用紙9に圧力を加えるための加圧ローラ72、および定着ローラ71の周面を加熱する定着ヒータ73を有している。定着器17は、回転する定着ローラ71と加圧ローラ72とで用紙9を挟み、用紙9を搬送しながら熱と圧力とを加える。
定着ローラ71は、図1(B)に示すように定着モータ77の回転軸にギア78を介して連結されており、定着モータ77によって回転駆動される。加圧ローラ72は定着ローラ71に従動する。
定着ヒータ73は、局所加熱型であり、定着ローラ71の外部に配置されて定着ローラ71の周面の一部と対向する。発熱の方式は、誘導加熱(Induction Heating :IH)である。定着ヒータ73は、IH電源80から高周波電力が入力されているときにオン状態となって発熱する。高周波電力が入力されないオフ状態になると、加熱を停止する。
定着器17には、定着ローラ71の回転に応じた回転検出信号S1を出力する回転センサ74が設けられている。回転センサ74は、周方向に等間隔に並ぶ複数のスリットを有した円板(エンコーダ)75と、円板75の回転を検出するフォトインタラプタ76とから構成される。円板75は、定着ローラ71の回転軸と同心に取り付けられて定着ローラ71と一体に回転する。フォトインタラプタ76は、検出光を射出する発光素子と、スリットを通過した検出光を受光する受光素子とを有する。回転センサ74は、検出光の受光の有無に応じた光電変換パルスを回転検出信号S1として出力する。
なお、画像形成装置1は、搬送路15の適所に配置されてその位置における用紙9の有無を検出する用紙センサ31、搬送路15からの用紙9の取り出しを可能にする扉35、および扉35の開閉を検出する扉センサ36を有している。
図2において、制御部50は、CPU(Central Processing Unit )51、RAM52、および不揮発性記憶部53などを有する。CPU51は、不揮発性記憶部53に記憶されている制御プログラムをRAM52にロードして実行することによって、画像形成装置1の動作を制御する。すなわち、CPU51は、ホスト装置からのプリントジョブの入力を受け付け、プリントジョブに応じた枚数の印刷物を生成するように、イメージングステーション11〜14、定着器17、および用紙9の搬送機構などを制御する。
CPU51は、プリントジョブの実行中において、用紙センサ31の出力に基づいてジャムの発生の有無を検知する。例えば、排紙ローラ18の近傍に設けた用紙センサ31の出力が、排紙ローラ18に用紙9が到達するはずの予定時刻になっても用紙有りを示す状態に変化しなかった場合には、排紙ローラ18の上流側でジャムが発生したと判断する。
ジャムの発生を検知すると、CPU51は、プリントジョブの実行を中断する。すなわち、定着モータ77を含む用紙9の搬送の駆動源をオフ状態とするとともに、IH電源80をオフ状態にして定着ヒータ73の発熱を停止させる。そして、ユーザに対するメッセージを表示するためのディスプレイ21を用いて、ジャムの発生をユーザに知らせる。ディスプレイ21は、ユーザが画像形成装置1を操作するためめ操作パネルに配置されている。
さらに、CPU51は、ジャムが発生している発生中状態(ジャムの解消が確認されていない状態)であるか否かを示すジャム情報66を、発生中状態であることを示すように更新して不揮発性記憶部53に記憶させる。不揮発性記憶部53は、ジャム情報66を記憶するデータの書換えが可能な不揮発性メモリを備えている。
ジャム情報66は、2つの値のいずれかとされるフラグであってもよいし、発生日時および解消日時などを記録する履歴情報であってもよい。
ジャム情報66をフラグとする場合には、例えば「1」を発生中状態であるときの値とし、例えば「0」を発生中状態ではないときの値とすることができる。また、履歴情報とする場合には、発生日時が記録されて解消日時が記録されていないレコードの存在することが発生中状態であることを示し、そのようなレコードが存在しないことが発生中状態ではないことを示すものとすればよい。
ユーザは、ジャムが発生したことを知ると、ジャム対処作業を行う。すなわち、扉35を開き、搬送路15から残留している用紙9を取り除いて扉35を閉じる。このとき、CPU51は、扉35が開かれ、その後に閉じられたことを扉センサ36の出力に基づいて検知する。
扉35が閉じられたことを検知すると、CPU51は、ジャム対処作業が完了したと判断して、プリントジョブの再開に向けて、定着器17をウォームアップするためのウォームアップ処理を実行する。
定着器17のウォームアップは、定着ローラ71を定着温度に近い所定のウォームアップ温度に昇温させる処理であり、中断したプリントジョブを再開するときだけでなく、画像形成装置1に電源が投入されたときにも行われる。なお、電源の投入には、電源スイッチのオン、および消費電力を低減する節電モードを解除するモード切替えが含まれる。節電モードは、例えばプリントジョブの入力を契機として解除される。
このように電源投入時またはプリントジョブの再開時に行うウォームアップ処理に関わる機能的要素として、CPU51には、回転判定部61、第1のエラー処理部62、および第2のエラー処理部63が設けられている。これらの機能的要素は、CPU51のハードウェアにより、およびCPU51が上に述べた制御プログラムを実行することにより実現される。
回転判定部61は、回転センサ73から入力される回転検出信号S1に基づいて、定着ローラ71の回転が正常であるか否かを判定する。後に詳述する通り、例えば、所定の範囲内の時間間隔で回転検出信号S1が複数回変化した場合に、定着ローラ71の回転が正常であると判定する。
第1のエラー処理部62は、ウォームアップ処理を開始する際にジャム情報66が発生中状態ではないことを示す場合において、回転判定部61によって定着ローラ71の回転が正常ではないと判定されたときに、第1のエラー処理を行う。第1のエラー処理は、ウォームアップを中止するとともに、サービスコールが必要な状態であることユーザに知らせる処理である。
第2のエラー処理部63は、ウォームアップ処理を開始する際にジャム情報66が発生中状態であることを示す場合において、回転判定部61によって定着ローラ71の回転が正常ではないと判定されたときに、第2のエラー処理を行う。第2のエラー処理は、ユーザにジャム対処作業を行うよう促す処理である。
また、第2のエラー処理部63は、ユーザによってジャム対処作業が行われてもなお定着ローラ71の回転が正常ではないと判定された場合に、再び第2のエラー処理を行う。
第2のエラー処理部63は、例えばRAM52にジャム処理カウンタ68を設け、第2のエラー処理を行った回数nをカウントする。そして、ジャム処理カウンタ68のカウント値nが所定値n1(例えば2,3,4、または5など)を超えた場合にも、第1のエラー処理を行う。
上に述べたように定着ヒータ73は局所加熱型である。したがって、もしも定着ローラ71が何らかの要因で回転しないにもかかわらず、定着ヒータ73を発熱させると、定着ローラ71の周面の同じ部分のみが加熱され続けて損傷するおそれがある。そこで、CPU51は、発生中状態である場合には、定着ローラ71の回転が正常であると判定されるまで、定着ヒータ73をオフ状態に保つようIH電源80を制御する。
図3には定着ローラ71の回転判定の例が示されている。図3(A)には定着ローラ71が正常に回転する場合の例が、図3(B)、(C)には定着ローラ71が正常に回転しない場合の例が、それぞれ示されている。
図3(A)において、定着モータ77がオン状態に切り替わると、定着ローラ71が回り出して回転検出信号S1が変化する。回転検出信号S1は、回転センサ74の検出光が円板75のスリットを通過するときに例えばONレベルとなり、円板75によって遮光されると例えばOFFレベルになる。
回転速度が増大して目標速度に近づくにつれて、回転検出信号S1のパルス幅およびパルス周期が短くなる。回転判定部61は、所定値T以下のパルス周期で連続して複数のパルスが入力されたときに、すなわち所定値以下のパルス幅のパルスが続けて入力されたときに、定着ローラ71の回転が正常であると判定する。つまり、所定速度の回転が所定値Tの2倍以上の時間にわたって続いたときに、回転が安定していると判断し、回転が正常であると判定する。回転が正常であると判定されると、CPU51は、定着ヒータ73をオフ状態からオン状態(発熱状態)に切り替える。
図3(B)において、定着モータ77がオン状態に切り替わった後、回転検出信号S1に数個のパルスとなる変化が生じている。これは、定着ローラ71が回り出したことを示している。しかし、回転は長続きせず、数個のパルスが生じた後に回転検出信号S1がOFFレベルのまま変化しない状態が続いている。
回転判定部61は、正常に回転することなく、回転検出信号S1に変化の無い状態が所定時間Ta(例えば1秒)にわたって続いたときに、回転が正常ではない(つまり異常である)と判定する。回転異常の原因としては、定着器17におけるジャムの未解消(用紙9の残留)、定着モータ77の故障、ギア78の損傷、および回転センサ74の破損などがある。回転が正常ではないと判定されると、CPU51は、定着モータ77をオフ状態にする。
図3(C)においては、数個のパルスが生じた後に回転検出信号S1がONレベルのまま変化しない状態が続いている。この場合も、回転判定部61は、回転検出信号S1に変化の無い状態が所定時間Taにわたって続いたときに、回転が正常ではないと判定する。CPU51は、定着モータ77をオフ状態にする。
ウォームアップ処理においては、回転が正常ではないと判定された場合に、サービスコールが必要であると直ちに判断してしまうか、ユーザにジャム対処作業を依頼して作業後にサービスコールの要否を判断するかを、ジャム情報66に基づいて決定する。これにより、ユーザが解決可能なトラブルについてサービスコールを行う不都合、および真にサービスコールが必要なトラブルについてユーザに対処を求める不都合の両方を低減することができる。
次に、このようなウォームアップ処理についてフローチャートを参照して説明する。図4には画像形成装置1におけるウォームアップ処理の流れの第1例が、図5には通常ウォームアップ処理の流れが、図6にはエラー判定処理の流れが、それぞれ示されている。また、図7には画像形成装置1の状態を表示する画面41,42の例が示されている。
図4のように、ジャム情報66を参照し(#101)、ジャムの解消が確認されていない発生中状態であるか否かをチェックする(#102)。
発生中状態ではない場合には(#102でNO) 、通常ウォームアップ処理を実行する(#103)。発生中状態ではない場合としては、ジャムが発生していない状態で電源スイッチがオフとされ、または節電モードとなり、その後に電源スイッチがオンとされ、または節電モードが解除された場合がある。通常ウォームアップ処理の詳細を後に述べる。
発生中状態である場合には(#102でYES) 、定着モータ77をオン状態とし(#104)、定着ローラ71の回転が正常であるか否かを判定する(#105)。
回転が正常であると判定した場合には(#105でYES) 、ジャム処理カウンタ68をクリアし(#106)、定着ヒータ73をオン状態にして定着ローラ71の加熱を開始する(#107)。ジャム処理カウンタ68をクリアするときに、ジャム情報66の内容を、発生中状態ではないことを示す内容に更新してもよい。例えばジャム情報66がフラグである場合には、「1」から「0」に更新する。
その後、定着ローラ71の表面温度がウォームアップ温度まで上昇して定着器17のウォームアップが完了するまで、定着ローラ71の回転を監視しながらウォームアップを継続する。すなわち、ウォームアップが完了していない場合には(#108でNO) 、ステップ#105へ戻って回転が正常か否か判定する。再び回転が正常であると判定した場合には、既にジャム処理カウンタ68をクリアしておりかつ定着ヒータ73による加熱を行っているので、ステップ#106およびステップ#107をスルーしてステップ108へ進む。ウォームアップが完了すると(#108でYES) 、図4のウォームアップ処理を終了する。
一方、ステップ#105において、回転が正常ではないと判定した場合には(#105でNO) 、エラー判定処理を実行する(#109)。エラー判定処理の詳細を後に述べる。
図5のように、通常ウォームアップ処理では、定着ヒータ73をオン状態にして定着ローラ71の加熱を開始し(#301)、定着モータ77をオン状態とする(#302)。
続いて、定着ローラ71の回転が正常であるか否かを判定する(#303)。正常であると判定した場合には(#303でYES) 、定着器17のウォームアップが完了するまでの間(#304でNO) 、定着ローラ71の回転を繰り返し判定する。ウォームアップが完了すると(#304でYES) 、図4のフローに戻る。
定着ローラ71の回転が正常ではないと判定した場合には(#303でNO) 、定着ヒータ73をオフ状態にして定着ローラ71の加熱を中止し(#305)、定着モータ77をオフ状態とする(#306)。
そして、図7(A)に示す画面41をデイスプレイ21に表示させるサービスコール表示処理、つまり上に述べた第1のエラー処理を実行する(#307)。画面41は、ユーザにサービスステーションへの連絡を依頼するメッセージ411、およびトラブルコードを示す文字列412などを有する。ユーザは、例えば画像形成装置1の取扱い説明書に記載されているトラブルコード一覧を参照することにより、文字列412の示すトラブルコードが定着器17のトラブルに関係することを知ることができる。
回転が正常ではないと判定した場合にサービスコールが必要であると判断する理由は、通常ウォームアップ処理が実行されるのは発生中状態ではない場合であるので、用紙9の搬送を開始する以前における定着ローラ71の回転異常の原因は、用紙9の残留ではなくモータなどの部品の故障や破損などであると考えられるからである。
図6のように、エラー判定処理では、定着モータ77をオフ状態とし(#601)、図7(B)に示す画面42をデイスプレイ21に表示させるジャム表示処理、つまり上に述べた第2のエラー処理を実行する(#602)。画面42は、定着器17の付近に残留する用紙9の除去をユーザに促すメッセージ421を有する。これにより、ユーザが定着器17に注目してジャム対処作業を行うので、定着器17が見えにくい位置に配置されていたり、用紙9が蛇腹状になって見つけにくかったりしても、ユーザは用紙9を除去してジャムを解消することができる。
画面42を表示させたまま、ユーザによるジャム対処作業が終了するのを待つ(#603)。すなわち、扉35が開かれてその後に閉じられるのを待つ。
扉35が閉じられると、ジャム処理カウンタ68のカウント値(回数n)を(n+1)にインクリメントし(#604)、これによって更新された回数nが所定値kを超えたか否かをチェックする(#605)。
回数nが所定値kを超えていない場合には(#605でNO) 、図4のフローのステップ#104へ戻って、定着ローラ71が正常に回転するか否かを再チェックする。つまり、以前の回転異常の原因がジャムであって、このジャムがユーザによるジャム対処作業によって解消したか否かを判断する。回転が正常であれば(#105でYES) 、上に述べたステップ#106〜#108の処理を行う。回転が正常でなければ(#105でNO) 、ステップ#109へ進んで再びエラー判定処理を実行する。
図6に戻って、回数nが所定値kを超えている場合には(#605でYES) 、画面41をデイスプレイ21に表示させるサービスコール表示処理を実行する(#606)。つまり、この場合はユーザがジャム対処作業を(k−1)回行っても定着ローラ71が正常に回転しない場合であるので、回転異常の原因がジャムではない可能性が大きい。サービスパーソンによる修復作業の実施が必要と考えられる。そこで、画面41の表示によってサービスコールが必要な状態であることをユーザに知らせる。
画像形成装置1の構成には次の変形例がある。図8には画像形成装置1bの制御部50bの構成の第2例が、図9には定着ローラ71の回転有無判定の例が、図10には画像形成装置1bにおけるウォームアップ処理の流れの第2例が、それぞれ示されている。
図8において、画像形成装置1bは、図2に示した画像形成装置1の制御部50に代えて、制御部50bを有している。その他の構成は図2の画像形成装置1の構成と同様である。
制御部50bは、CPU51、RAM52、および不揮発性メモリ53などを有している。すなわち、制御部50bのハードウェア構成は、図2の画像形成装置1の制御部50のハードウェア構成と同様である。
制御部50bと制御部50との差異は、制御部50bのCPU51に、回転判定部61、第1のエラー処理部62、および第2のエラー処理部63に加えて、制御部50にはない回転有無判定部64が設けられていることである。制御部50bの各機能要素は、CPU51のハードウェアにより、およびCPU51が不揮発性メモリ53に記憶されている制御プログラムを実行することにより実現される。
回転有無判定部64は、回転検出信号S1に基づいて定着ローラ71が回転したか否かを判定する。詳しくは、図9(A)〜(C)に示すように、定着モータ77がオン状態とされて定着ローラ71の回転駆動が開始されてから所定の時間Tbが経過するまでに回転検出信号S1がOFFからONにまたはONからOFFに変化した場合に、すなわち信号レベルの遷移があった場合に、定着ローラ71が回転したと判定する。時間Tbは、定着モータ77の駆動力が伝達されて定着ローラ71が回り出すのに要する時間(例えば1秒)とされる。
発生中状態である場合において定着ローラ71が回転したと判定されると、制御部50bは、定着ヒータ73をオフ状態からオン状態に切り替える。これにより、図9(A)と図3(A)とを見比べてよく分かるように、定着ヒータ73をオン状態にして定着ローラ71の加熱を始めるタイミングが早くなる。ウォームアップの完了が早くなるので、より早く画像の形成を開始することができる。
しかし、図9(C)に示すように、定着ヒータ73をオン状態にした後に定着ローラ71の回転が正常ではないと判定されると、制御部50bは、定着ヒータ73をオン状態からオフ状態に切り替える。上に述べた通り、定着ローラ71の同じ部位を加熱し続けるのを防ぐためである。
図10の例において、まず、図4の例と同様に、ジャム情報66を参照し(#201)、発生中状態であるか否かをチェックする(#202)。発生中状態ではない場合には(#202でNO) 、通常ウォームアップ処理を実行する(#203)。通常ウォームアップ処理の詳細は、図5の通りである。
発生中状態である場合において(#202でYES) 、定着モータ77をオン状態とし(#204)、回転検出信号S1のレベルが遷移するような定着ローラ71の回転の有無をチェックする(#205)。
定着ローラ71が回転しなかった場合には(#205でNO) 、エラー判定処理を実行する(#206)。エラー判定処理の詳細は、図6の通りである。
定着ローラ71が回転した場合には(#205でYES) 、定着ヒータ73をオン状態にして定着ローラ73の加熱を開始する(#207)。その後、回転が正常であると判定すると(#208でYES) 、ジャム処理カウンタ68をクリアし(#209)、ウォームアップが完了するまで回転の正否を繰り返しチェックする(#210、#208)。回転が正常ではないと判定すると(#208でNO) 、定着ヒータ73をオン状態からオフ状態に切り替え(#211)、ステップ#206へ進んでエラー判定処理を実行する。
以上の実施形態によると、定着ローラ71が正常に回転しない場合に、ジャム情報66に応じて第1 のエラー処理または第2のエラー処理を行うので、サービスコールを真に必要な場合に限って行うようにすることができる。したがって、定着器17の動作不良を原因とするダウンタイムを低減することができ、それによって画像形成装置1,1bの利便性を向上させることができる。
図8の構成によると、回転有無判定部64によって定着ローラ71が回転したと判定したときに定着ローラ71の加熱を開始するので、回転速度が所定値以上になるのを待って加熱を開始する場合と比べて、ウォームアップの完了が早くなる。
上に述べた実施形態において、定着器17は、ローラ式に限らず、ベルト式などの他の形式のものでもよい。定着ヒータ73は、ランプヒータであってもよい。
その他、画像形成装置1,1bの全体または各部の構成、処理の内容、順序、またはタイミング、所定値k、所定値T、時間Ta,Tbなどは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1,1b 画像形成装置
9 用紙
17 定着器
21 ディスプレイ
42 画面
50,50b 制御部
53 不揮発性記憶部(記憶部)
61 回転判定部
64 回転有無判定部
66 ジャム情報
71 定着ローラ(ローラ)
73 定着ヒータ(ヒータ)
74 回転センサ
75 円板
411,421 メッセージ
T 所定値(時間間隔)
Tb 時間

Claims (10)

  1. ローラを回転させて用紙を搬送しながらヒータによって前記用紙を加熱する定着器を有した画像形成装置であって、
    当該画像形成装置の動作を制御する制御部と、
    前記ローラの回転が正常である否かを判定する回転判定部と、
    前記用紙のジャムが発生している発生中状態であるか否かを示すジャム情報を記憶する記憶部と、
    前記ローラが回転したか否かを判定する回転有無判定部と、を有し、
    前記制御部は、前記定着器をウォームアップするための処理を開始する際に、
    前記発生中状態ではない場合には、前記ローラの回転が正常ではないと判定されたときに、ウォームアップを中止するとともに、サービスコールが必要な状態であることユーザに知らせる第1のエラー処理を行い、
    前記発生中状態である場合には、前記ローラの回転の有無を判定し、前記ローラが回転しなかったと判定されたときに、ユーザにジャム対処作業を行うよう促し、前記ローラが回転したと判定されたときに、前記ヒータをオフ状態からオン状態に切り替え、前記ローラの回転が正常か否かを判定し、前記ローラの回転が正常ではないと判定されたときに、前記ヒータをオン状態からオフ状態に切り替えるとともに、ユーザにジャム対処作業を行うよう促す第2のエラー処理を行う、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、ユーザによって前記ジャム対処作業が行われてもなお前記ローラの回転が正常ではないと判定された場合に、再び前記第2のエラー処理を行う、
    請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第2のエラー処理を行った回数が所定値を超えた場合には、前記第1のエラー処理を行う、
    請求項2記載の画像形成装置。
  4. ユーザに対するメッセージを表示するためのディスプレイを有し、
    前記制御部は、前記第2のエラー処理において、前記定着器から前記用紙を取り除くようユーザに促す画面を前記ディスプレイに表示させる、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記第2のエラー処理において、前記ローラの回転が正常であると判定されたときに、ウォームアップが完了するまで回転の正否を繰り返し判定する、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ローラの回転に応じた信号を出力する回転センサを有し、
    前記回転有無判定部は、前記ローラの回転駆動が開始されてから所定の時間が経過するまでに前記信号が変化した場合に、前記ローラが回転したと判定する、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記回転判定部は、所定の範囲内の時間間隔で前記信号が変化した場合に、前記ローラの回転が正常であると判定する、
    請求項記載の画像形成装置。
  8. 前記回転センサは、周方向に並ぶ複数のスリットを有しかつ前記ローラと一体に回転する円板を有し、前記スリットを通過する光の有無に応じた光電変換パルスを前記信号とし
    て出力する、
    請求項6または7記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記発生中状態である場合には、前記ローラの回転が正常であると判定されるまで、前記ヒータをオフ状態に保つ、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 前記ローラは、前記用紙を加熱する加熱ローラであり、
    前記ヒータは、前記ローラの周面と部分的に対向する局所加熱型である、
    請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
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