JP6623916B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6623916B2
JP6623916B2 JP2016087873A JP2016087873A JP6623916B2 JP 6623916 B2 JP6623916 B2 JP 6623916B2 JP 2016087873 A JP2016087873 A JP 2016087873A JP 2016087873 A JP2016087873 A JP 2016087873A JP 6623916 B2 JP6623916 B2 JP 6623916B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
exposure mode
mode
factor
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016087873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017199997A (ja
Inventor
忠久 大倉
忠久 大倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Imaging Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Imaging Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Imaging Co Ltd filed Critical Ricoh Imaging Co Ltd
Priority to JP2016087873A priority Critical patent/JP6623916B2/ja
Priority to US15/492,480 priority patent/US10341577B2/en
Publication of JP2017199997A publication Critical patent/JP2017199997A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6623916B2 publication Critical patent/JP6623916B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/62Control of parameters via user interfaces
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/71Circuitry for evaluating the brightness variation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/75Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing optical camera components
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/76Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the image signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、複数の露出モードを備えた撮像装置に関し、詳しくは露出因子を変更する操作を行うことにより露出モードの変更が可能な撮像装置に関する。
近年のカメラは、複数の露出モードを備えていて、これらの露出モードの中から、ユーザーが所望の露出モードを設定できるように構成されている。露出モードの設定は専用の操作部材(露出モードダイヤル)や露出モードメニューから行うのが一般的であるが、露出モードの種類が増加してきたため、複数のスイッチの組み合わせ操作によって露出モードの切り替えを行う必要が生じてきた。
代表的な露出モードとしては、被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、シャッター速度値(Tv)と絞り値(Av)とが自動的に最適な値に設定される「プログラムモード」、シャッター速度を手動で設定したときに絞り値が輝度値に応じて最適な値に設定される「シャッター速度優先露出モード」、及び絞り値を手動で設定したときにシャッター速度が輝度値に応じて最適な値に設定される「絞り優先露出モード」がある。
特開平5-27296号(特許文献1)は、プログラムモード[Av自動、Tv自動]選択時に、シャッター速度を設定する操作部材(Tvダイヤル)を操作することで、露出モードダイヤル又は露出モードメニューを操作しなくても、プログラムモードからシャッター速度優先露出モード[Av自動、Tv手動]へ変更でき、同様に、絞り値を設定する操作部材(Avダイヤル)を操作することで、プログラムモードから絞り優先露出モード[Av手動、Tv自動]へ変更できる露出モード設定方法を開示している。このときTvダイヤル又はAvダイヤルで設定される設定値は、プログラムモードで算出されたTv値又はAv値を初期値として、各ダイヤルによって変更された値となる。
しかしながら、近年のデジタルカメラにおいてはISO感度(Sv)を自由に設定することが可能となったため、特許文献1に開示された露出モード設定方法は、プログラム露出モード(1)、ISO感度優先露出モード(Sv優先露出モード)(2)、シャッター速度/絞り優先露出モード(TAv優先露出モード)(3)、マニュアルモード(Mモード)(4)等には対応しておらず、結局露出モードダイヤル又は露出モードメニューでまずいずれかの「露出モード」を設定、すなわち、露出因子の何をユーザーが設定し何をカメラが自動で設定するかを決めた上で、さらに露出因子の値をユーザーが決めるといった二度手間が発生する。
ここで、(1)プログラム露出モードとは、輝度値に応じて適正露出になるように、カメラが自動でシャッター速度と絞り値とISO感度とを最適な値に設定する露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]であり、
(2)ISO感度優先露出モード(Svモード)とは、ユーザーが設定したISO感度に基づいて、輝度値に応じて適正露出になるように、カメラが自動でシャッター速度と絞り値を決定する露出モード[Av自動、Tv自動、Sv手動]であり、
(3)シャッター速度/絞り優先露出モード(TAv優先露出モード)とは、ユーザーが設定したシャッター速度と絞り値とに基づいて、輝度値に応じて適正露出になるように、カメラが自動でISO感度を決定する露出モード[Av手動、Tv手動、Sv自動]であり、
(4)マニュアルモード(Mモード)とは、ユーザーがシャッター速度と絞り値とISO感度とをそれぞれ手動で設定するモード[Av手動、Tv手動、Sv手動]である。
特開2008-70520号(特許文献2)は、ISO感度値を設定する電子ダイヤルでユーザーが設定したISO感度に基づいて、輝度値に応じて適正露出になるように、カメラが自動でシャッター速度及び絞り値を算出し設定する露出モード(ISO感度優先露出モード)を選択する手段を備えた撮像装置を開示している。
特開2008-70510号(特許文献3)は、シャッター速度及び絞り値を設定する電子ダイヤルを有し、ユーザーが設定したシャッター速度及び絞り値に基づいて、輝度値に応じて適正露出になるように、カメラが自動でISO感度を算出し設定する露出モード(シャッター速度/絞り優先露出モード)を選択する手段を備えた撮像装置を開示している。
しかしながら、特許文献2及び特許文献3に記載の撮像装置においても、ISO感度優先露出モード又はシャッター速度/絞り優先露出モードを選択するために、露出モードダイヤル又は露出モードメニューを操作する必要があり、露出モードの変更と、露出因子の設定との二度手間の発生は解消されていない。
特開平5-27296号公報 特開2008-70520号公報 特開2008-70510号公報
従って、本発明の目的は、簡単に操作できる使いやすい撮像装置を提供することである。
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、露出因子を変更する操作部材を少なくとも2つ備えた撮像装置において、露出因子を変更する操作部材の手動操作に応じて、操作された露出因子が算出設定(自動設定)のモードから手動設定のモードに変更される機能を付与することにより、露出モードダイヤル等を事前に切り替える操作を行わなくても露出モードの変更が容易に可能となることを見出し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の第1の撮像装置は、
光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
被写体の輝度を測定する測光手段と、
前記撮像手段の露出条件を規定する第1〜第3の露出因子と、
前記第1の露出因子の値を設定するために操作される第1操作部材と、
前記第2の露出因子の値を設定するために操作される第2操作部材と、
前記測光手段によって得られる輝度値に応じて前記第1〜第3の露出因子を算出設定するプログラム露出モードと、
前記第1の露出因子の手動設定を可能にし、前記第1の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第2及び第3の露出因子を算出設定する第1露出因子手動設定露出モードと、
前記第2の露出因子の手動設定を可能にし、前記第2の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第1及び第3の露出因子を算出設定する第2露出因子手動設定露出モードと、
前記第1及び第2の露出因子の手動設定を可能にし、前記第1及び第2の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第3の露出因子を算出設定する第1/第2露出因子手動設定露出モードとを有する撮像装置において、
前記第1露出因子手動設定露出モードの状態で、前記第2操作部材が操作されると、
前記第2の露出因子が新たに手動設定されるとともに、前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行する手段を有することを特徴とする。
前記プログラム露出モードの状態で、前記第1操作部材が操作されると、
前記第1の露出因子が設定されるとともに、前記第1露出因子手動設定露出モードに移行する手段を有するのが好ましい。
前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行した状態で、さらに前記第1操作部材が再び操作されると、
前記第1の露出因子が新たに手動設定されるとともに、前記第1/第2露出因子手動設定露出モードを維持する手段を有するのが好ましい。
本発明の第1の撮像装置は、前記第1/第2露出因子手動設定露出モードの状態から、前記第1及び第2の露出因子のいずれかを算出設定に変更し、前記第1露出因子手動設定露出モード又は前記第2露出因子手動設定露出モードに一操作で復帰させる一操作復帰手段を備えるのが好ましい。
本発明の第2の撮像装置は、
前記第3の露出因子の値を設定するために操作される第3操作部材をさらに有し、
前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行した状態で、さらに前記第3操作部材が操作されると、
前記第1〜第3の露出因子の手動設定を可能にするマニュアル露出モードに移行する手段を有し、
前記第1〜第3の露出因子の設定値から算出される露出量と、
前記測光手段によって得られる輝度値に応じて算出される露出量とを比較した結果を表示する表示機能を有することを特徴とする。
本発明の第2の撮像装置は、前記第1〜第3の露出因子のうち手動設定に移行した状態の露出因子の、それぞれ又は全てを一操作で算出設定に復帰させる一操作復帰手段を備えるのが好ましい。
前記第1〜第3の露出因子を前記算出設定に復帰させる前記一操作復帰手段が、それぞれ前記第1〜第3操作部材に対応して設けられているのが好ましい。
複数の露出モードの変更操作がシンプルになりカメラが使いやすくなる。
本発明の撮像装置の内部構造を示す模式図である。 本発明の撮像装置(第1の実施態様)の外観を示す(a)上面図、(b)背面図及び(c)正面図である。 本発明の撮像装置の(a)ファインダー内液晶パネル及び(b)外部液晶パネルの一例を示す模式図である。 本発明の撮像装置(第1の実施態様)における、(a)露出モードの第1の遷移パターンを示す模式図、及び(b)そのときの外部液晶パネル及びファインダー内液晶パネルの露出因子の表示例を示す模式図である。 本発明の撮像装置(第1の実施態様)における、(a)露出モードの第2の遷移パターンを示す模式図、及び(b)そのときの外部液晶パネル及びファインダー内液晶パネルの露出因子の表示例を示す模式図である。 本発明の撮像装置(第1の実施態様)における、(a)露出モードの第3の遷移パターンを示す模式図、及び(b)そのときの外部液晶パネル及びファインダー内液晶パネルの露出因子の表示例を示す模式図である。 本発明の撮像装置(第2の実施態様)の外観を示す(a)上面図、(b)背面図及び(c)正面図である。 本発明の撮像装置の(a)ファインダー内液晶パネル及び(b)外部液晶パネルの他の例を示す模式図である。 本発明の撮像装置(第2の実施態様)における、(a)露出モードの遷移パターンを示す模式図、及び(b)そのときの外部液晶パネル及びファインダー内液晶パネルの露出因子の表示例を示す模式図である。
[1]第1の実施態様
本発明の撮像装置の第1の実施態様は、
光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
被写体の輝度を測定する測光手段と、
前記撮像手段の露出条件(露光条件とも言う)を規定する第1〜第3の露出因子と、
前記第1の露出因子の値を設定するために操作される第1操作部材と、
前記第2の露出因子の値を設定するために操作される第2操作部材と、
前記測光手段によって得られる輝度値に応じて前記第1〜第3の露出因子を算出設定するプログラム露出モードと、
前記第1の露出因子の手動設定を可能にし、前記第1の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第2及び第3の露出因子を算出設定する第1露出因子手動設定露出モードと、
前記第2の露出因子の手動設定を可能にし、前記第2の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第1及び第3の露出因子を算出設定する第2露出因子手動設定露出モードと、
前記第1及び第2の露出因子の手動設定を可能にし、前記第1及び第2の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第3の露出因子を算出設定する第1/第2露出因子手動設定露出モードとを有する撮像装置において、
前記第1露出因子手動設定露出モードの状態で、前記第2操作部材が操作されると、
前記第2の露出因子が新たに手動設定されるとともに、前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行することを特徴とする。
本発明の撮像装置は、各露出因子を変更する操作部材の手動操作順に応じて、操作された露出因子が算出設定モードから手動設定モードに変更される手段を有するので、ユーザーは露出モードを事前に切り替える操作を行う必要が無い。このように、本発明の撮像装置は、複数の露出モードの変更操作がシンプルであり、その結果、優れた操作性を有する。
以下、撮像装置の第1の実施態様について図面を用いて説明する。図1は、本発明の撮像装置100の内部構造を示す。図2は、本発明の撮像装置100の外観を(a)上面図、(b)背面図及び(c)正面図で示す。図1に示す内部構造は、本発明の第1及び第2の実施態様に共通の構造であり、図2に示す撮像装置100は、本発明の第1の実施態様である。
(1)構成
撮像装置100は、図1に示すように、本体101と、前記本体101に設けられた被写体からの光を取り込むための開口部102と、前記開口部102に接続される鏡筒103とによって構成される内部構造を有する。前記鏡筒103は、その内部に撮影レンズ104が配置されている。前記本体101は、被写体からの光を電気信号に変換する撮像手段105と、前記撮像手段105と撮影レンズ104との間に配置され、被写体からの光を前記撮像手段105側とファインダー106側とに切り替えるためのメインミラー107とからなり、前記ファインダー106は、撮像手段105と等価な位置に配置され、入射した光を結像するためのフォーカシングスクリーン108と、前記フォーカシングスクリーン108の像を接眼レンズ109及び測光手段110に導くためのペンタプリズム111とからなる。
撮像装置100は、図2に示すように、本体101の上面右側に、電源スイッチ112と、レリーズスイッチ113と、外部液晶パネル114とが配置されており、本体101の上面左側に、露出モードダイヤル115が配置されている。本体101の前面に、前電子ダイヤル116が配置されており、本体101の背面に、後電子ダイヤル117と、復帰ボタン118と、ファインダー119と、背面液晶パネル120とが配置されている。前記ファインダー119内には、図3(a)に示すように、ファインダー内液晶パネル121が設けられている。外部液晶パネル114(図3(b)参照)、背面液晶パネル120及びファインダー内液晶パネル121には、露光条件等の情報が表示される。
撮影レンズ104からなる光学系によって結像された被写体像は、撮像手段105で撮像される。撮像された画像は、背面液晶パネル120に表示され、撮像された画像のデータはメモリ(図示せず)に記録される。
本発明の撮像装置100は、撮像手段の露光条件を規定するシャッター速度(Tv)、絞り値(Av)、ISO感度値(Sv)の3つの露出因子を有している。これらの露出因子を組み合わせることにより、露光条件が決定される。各露出因子は、露出モードの設定に応じて、ユーザーが手動で設定することもできるし、一部をユーザーが設定し、残りを輝度値に応じて適正露出になるようにカメラが自動で算出した値によって設定(算出設定)することもできるし、全てをカメラが自動で設定することもできる。前記輝度値は、光学系によって結像された被写体像を測光手段110に内蔵されているAEセンサによって観察し算出される。
(2)露出モード
露出モードダイヤル2(又は露出モードメニュー)を操作することにより、露出モードを設定することができる。露出モードとしては、プログラム露出モード(P露出モード)、ISO感度優先露出モード(Sv優先露出モード)、シャッター速度優先露出モード(Tv優先露出モード)、絞り優先露出モード(Av優先露出モード)、シャッター速度/絞り優先露出モード(TAv優先露出モード)、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)及びISO感度/絞り優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)を有しており、さらにマニュアルモード(M露出モード)、必要に応じてバルブ露出モード(B露出モード)、ストロボ同調露出モード(X露出モード)等を有している。
(i) プログラム露出モード
プログラム露出モード(「P露出モード」とも言う)は、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動で絞り値(Av)とシャッター速度(Tv)とISO感度(Sv)とを最適な値に算出設定(自動設定)する露出モードである。絞り値(Av)とシャッター速度(Tv)とISO感度(Sv)とをどのような組み合わせで設定するかは、あらかじめ輝度値(Bv)に応じてプログラムされている。本願において、露出モードを露出因子の動作状態で便宜的に以下のように表すこととする。例えば、このプログラム露出モードは、絞り値(Av)とシャッター速度(Tv)とISO感度(Sv)が全て算出設定されるモードなので[Av自動、Tv自動、Sv自動]と表す。
(ii) ISO感度手動設定露出モード
ISO感度手動設定露出モード(「ISO感度優先露出モード(Sv優先露出モード)」とも言う)とは、ユーザーが設定したISO感度(Sv)に基づいて、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動でシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを算出設定(自動設定)する露出モード[Av自動、Tv自動、Sv手動]である。絞り値(Av)とシャッター速度(Tv)とをどのような組み合わせで設定するかは、あらかじめ輝度値(Bv)及びISO感度(Sv)に応じてプログラムされている。デジタルカメラの場合、ISO感度(Sv)は、撮像手段(撮像素子を含む)から出力される画像信号の利得(ゲイン)に対応しており、ISO感度の値が高いほど画像信号の利得を高く設定して撮像動作を行う。このため、ISO感度の値を高くするほど、撮像された画像はノイズが強調され、寂しい風情や時間が経過した雰囲気を表現することができる。
(iii) シャッター速度手動設定露出モード
シャッター速度手動設定露出モード(「シャッター速度優先露出モード(Tv優先露出モード)」とも言う)は、ユーザーが設定したシャッター速度(Tv)に基づいて、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動で絞り値(Av)とISO感度(Sv)とを算出設定(自動設定)する露出モード[Av自動、Tv手動、Sv自動]である。絞り値(Av)とISO感度(Sv)とをどのような組み合わせで設定するかは、あらかじめ輝度値(Bv)及びシャッター速度(Tv)に応じてプログラムされている。
(iv) 絞り手動設定露出モード
絞り手動設定露出モード(「絞り優先露出モード(Av優先露出モード)」とも言う)は、ユーザーが設定した絞り値(Av)に基づいて、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動でシャッター速度(Tv)とISO感度(Sv)とを算出設定(自動設定)する露出モード[Av手動、Tv自動、Sv自動]である。シャッター速度(Tv)とISO感度(Sv)とをどのような組み合わせで設定するかは、あらかじめ輝度値(Bv)及び絞り値(Av)に応じてプログラムされている。
(v) シャッター速度/絞り手動設定露出モード
シャッター速度/絞り手動設定露出モード(「シャッター速度/絞り優先露出モード(Tv/Av優先露出モード又はTAv優先露出モード)」とも言う)とは、ユーザーが設定したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とに基づいて、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動でISO感度(Sv)を算出設定(自動設定)する露出モード[Av手動、Tv手動、Sv自動]である。
(vi) ISO感度/シャッター速度手動設定露出モード
ISO感度/シャッター速度手動設定露出モード(「ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)」とも言う)とは、ユーザーが設定したISO感度(Sv)とシャッター速度(Tv)とに基づいて、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動で絞り値(Av)を算出設定(自動設定)する露出モード[Av自動、Tv手動、Sv手動]である。
(vii) ISO感度/絞り手動設定露出モード
ISO感度/絞り手動設定露出モード(「ISO感度/絞り優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)」とも言う)とは、ユーザーが設定したISO感度(Sv)と絞り値(Av)とに基づいて、測光手段によって得られる被写体の輝度値(Bv)に応じて適正露出になるように、カメラが自動でシャッター速度(Tv)を算出設定(自動設定)する露出モード[Av手動、Tv自動、Sv手動]である。
(viii) マニュアル露出モード
マニュアル露出モード(「M露出モード」とも言う)は、ユーザーがシャッター速度と絞り値とISO感度とをそれぞれ手動で設定するモード[Av手動、Tv手動、Sv手動]である。カメラにプログラムされた「適正露出」とは異なる露出で撮影することができる。
(3)露出因子操作部材
本発明の撮像装置100は、第1の露出因子の値を設定するために操作される第1操作部材と、第2の露出因子の値を設定するために操作される第2操作部材とを有する。これらの第1操作部材及び第2操作部材の機能は、例えば、それぞれ前電子ダイヤル116及び後電子ダイヤル117(図2を参照)に割り当てることができる。これらの電子ダイヤルは、回転操作可能な円盤状の操作部材であり、ダイヤルの回転方向及び回転量に応じて、ダイヤルに割り当てられている露出因子(パラメータ)の値を変化させるように構成されている。
(4)動作
(i)第1の遷移パターン
本発明の撮像装置100の動作を、ISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子のうち、ISO感度(第1の露出因子)及びシャッター速度(第2の露出因子)の2つの露出因子の設定値を変更する機能が、それぞれ前電子ダイヤル116(第1操作部材)及び後電子ダイヤル117(第2操作部材)に割り当てられている場合(第1のパターン)について説明する。割り当てられた2つのダイヤルをそれぞれ便宜的にSvダイヤル及びTvダイヤルと呼ぶ。
本発明の撮像装置100は、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、初期状態のプログラム露出モードからISO感度を設定するダイヤル(Svダイヤル)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Av及びTv)が算出設定(自動設定)となるISO感度優先露出モード[Av自動、Tv自動、Sv手動]に移行する。また、初期状態のプログラム露出モードからシャッター速度を設定するダイヤル(Tvダイヤル)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びAv)が算出設定(自動設定)となるTv優先露出モード[Av自動、Tv手動、Sv自動]に移行する。
Sv優先露出モードの状態で、Tvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)の設定値は固定されたまま、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行する。また、Tv優先露出モードの状態で、Svダイヤル(第1操作部材)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)の設定値は固定されたまま、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行する。
ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]の状態で、Svダイヤル(第1操作部材)を操作すると、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]が維持されたまま、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定される。また、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]の状態で、さらにTvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]が維持されたまま、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定される。
本発明の撮像装置100は、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、前述したように、初期状態のプログラム露出モードからISO感度を設定するダイヤル(Svダイヤル)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Av及びTv)が算出設定(自動設定)となるISO感度優先露出モード[Av自動、Tv自動、Sv手動]に移行するが、ここで、このようにSvダイヤル(第1操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからSv優先露出モードに移行した状態で、さらにTvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)の設定値は直前の値に固定されたまま、シャッター速度(第2の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行する。
このようにSvダイヤル(第1操作部材)を操作し、その後Tvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行した状態で、さらにSvダイヤル(第1操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]が維持される。
同様に、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、前述したように、初期状態のプログラム露出モードからシャッター速度を設定するダイヤル(Tvダイヤル)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びAv)が算出設定(自動設定)となるTv優先露出モード[Av自動、Tv手動、Sv自動]に移行するが、ここで、このようにTvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからTv優先露出モードに移行した状態で、さらにSvダイヤル(第1操作部材)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)の設定値は直前の値に固定されたまま、ISO感度(第1の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行する。
このようにTvダイヤル(第2操作部材)を操作し、その後Svダイヤル(第1操作部材)を操作することによってISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行した状態で、さらにTvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]が維持される。
以上のように、前電子ダイヤル116(第1操作部材)にISO感度(第1の露出因子)を変更する機能を割り当て、後電子ダイヤル117(第2操作部材)にシャッター速度(第2の露出因子)を変更する機能を割り当てた場合の露出モードの遷移パターンを図4(a)に示す。このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図4(b)に示す。
図4(a)において、上下左右の記号が記載されている丸印が各露出モードを表し、実線矢印がダイヤル操作の内容を表す。図4(a)は、以下のことを説明する。P露出モード(左)の状態から、Svダイヤルを操作(Svと記載された実線矢印)するとSv優先露出モード(上)に移行し、Sv優先露出モード(上)に移行した状態からさらにTvダイヤルを操作(Tvと記載された実線矢印)するとSv/Tv優先露出モード(右)に移行する。またP露出モード(左)の状態から、Tvダイヤルを操作(Tvと記載された実線矢印)するとTv優先露出モード(下)に移行し、Tv優先露出モード(下)に移行した状態からさらにSvダイヤルを操作(Svと記載された実線矢印)するとSv/Tv優先露出モード(右)に移行する。Sv優先露出モード(上)の状態でSvダイヤルを操作(Svと記載された丸い実線矢印)するとSv優先露出モードが維持され、Tv優先露出モード(下)の状態でTvダイヤルを操作(Tvと記載された丸い実線矢印)するとTv優先露出モードが維持され、Sv/Tv優先露出モード(右)の状態でSvダイヤル又はTvダイヤルを操作(Sv,Tvと記載された丸い実線矢印)するとSv/Tv優先露出モードが維持される。
このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図4(b)に示す。図4(b)は、図4(a)に示す4つの露出モードに対応する露出モードの表示を、図4(a)と同じ位置になるよう配置して示している。すなわち、上下左右に記載されている4つの表示のうち、左に位置する表示がP露出モードを示し、上に位置する表示がSv優先露出モードを示し、下に位置するモードがTv優先露出モードを示し、右に位置する表示がSv/Tv優先露出モードを示す。
ファインダー内液晶パネル121には、左から順にシャッター速度(Tv)、絞り値(Av)、ISO感度(Sv)が表示されており、外部液晶パネル114には、上段左にシャッター速度(Tv)、上段右に絞り値(Av)、下段にISO感度(Sv)が表示されている。以下、他の遷移パターンについても同様である。
Sv優先露出モード(上)は、ISO感度(Sv)が手動設定されている状態であるので、ISO感度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。Tv優先露出モード(下)は、シャッター速度(Tv)が手動設定されている状態であるので、シャッター速度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。同様にSv/Tv優先露出モード(右)は、ISO感度(Sv)及びシャッター速度(Tv)が手動設定されている状態であるので、ISO感度及びシャッター速度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。P露出モード(左)は、全ての露出因子が算出設定されている状態であるので、どの露出因子にも強調表示はされていない。
(ii)第2の遷移パターン
本発明の撮像装置100の動作を、ISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子のうち、ISO感度(第1の露出因子)及び絞り値(第2の露出因子)の2つの露出因子の設定値を変更する機能が、それぞれ前電子ダイヤル116(第1操作部材)及び後電子ダイヤル117(第2操作部材)に割り当てられている場合(第2のパターン)について説明する。割り当てられた2つのダイヤルをそれぞれ便宜的にSvダイヤル及びAvダイヤルと呼ぶ。
本発明の撮像装置100は、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、初期状態のプログラム露出モードからISO感度を設定するダイヤル(Svダイヤル)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Av及びTv)が算出設定(自動設定)となるISO感度優先露出モード[Av自動、Tv自動、Sv手動]に移行する。また初期状態のプログラム露出モードから絞り値を設定するダイヤル(Avダイヤル)を操作すると、絞り値(第2の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びTv)が算出設定(自動設定)となるAv優先露出モード[Av手動、Tv自動、Sv自動]に移行する。
Sv優先露出モードの状態で、Avダイヤル(第2操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)の設定値は固定されたまま、絞り値(第2の露出因子)が手動設定されるとともに、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行する。またAv優先露出モードの状態で、Svダイヤル(第1操作部材)を操作すると、絞り値(第2の露出因子)の設定値は固定されたまま、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行する。
ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]の状態で、Svダイヤル(第1操作部材)を操作すると、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]が維持されたまま、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定される。またISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]の状態で、さらにAvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]が維持されたまま、絞り値(第2の露出因子)が手動設定される。
本発明の撮像装置100は、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、前述したように、初期状態のプログラム露出モードからISO感度を設定するダイヤル(Svダイヤル)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Av及びTv)が算出設定(自動設定)となるISO感度優先露出モード[Av自動、Tv自動、Sv手動]に移行するが、ここで、このようにSvダイヤル(第1操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからSv優先露出モードに移行した状態で、さらにAvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)の設定値は直前の値に固定されたまま、絞り値(第2の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行する。
このようにSvダイヤル(第1操作部材)を操作し、その後Avダイヤル(第2操作部材)を操作することによってISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行した状態で、さらにSvダイヤル(第1操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]が維持される。
同様に、露出モードの初期状態を、プログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、前述したように、初期状態のプログラム露出モードから絞り値を設定するダイヤル(Avダイヤル)を操作すると、絞り値(第2の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びTv)が算出設定(自動設定)となるAv優先露出モード[Av手動、Tv自動、Sv自動]に移行するが、ここで、このようにAvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからAv優先露出モードに移行した状態で、さらにSvダイヤル(第1操作部材)を操作すると、絞り値(第2の露出因子)の設定値は直前の値に固定されたまま、ISO感度(第1の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行する。
このようにAvダイヤル(第2操作部材)を操作し、その後Svダイヤル(第1操作部材)を操作することによってISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行した状態で、さらにAvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、絞り値(第2の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]が維持される。
以上のように、前電子ダイヤル116(第1操作部材)にISO感度(第1の露出因子)を変更する機能を割り当て、後電子ダイヤル117(第2操作部材)に絞り値(第2の露出因子)を変更する機能を割り当てた場合の露出モードの遷移パターンを図5(a)に示す。このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図5(b)に示す。
図5(a)は、以下のことを説明する。P露出モード(左)の状態から、Svダイヤルを操作するとSv優先露出モード(上)に移行し、Sv優先露出モード(上)に移行した状態からさらにAvダイヤルを操作するとSv/Av優先露出モード(右)に移行する。またP露出モード(左)の状態から、Avダイヤルを操作するとAv優先露出モード(下)に移行し、Av優先露出モード(下)に移行した状態からさらにSvダイヤルを操作するとSv/Av優先露出モード(右)に移行する。Sv優先露出モード(上)の状態でSvダイヤルを操作するとSv優先露出モードが維持され、Av優先露出モード(下)の状態でAvダイヤルを操作するとAv優先露出モードが維持され、Sv/Av優先露出モード(右)の状態でSvダイヤル又はAvダイヤルを操作するとSv/Av優先露出モードが維持される。
このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図5(b)に示す。図5(b)は、図5(a)に示す4つの露出モードに対応する露出モードの表示を、図5(a)と同じ位置になるよう配置して示している。すなわち、上下左右に記載されている4つの表示のうち、左に位置する表示がP露出モードを示し、上に位置する表示がSv優先露出モードを示し、下に位置するモードがAv優先露出モードを示し、右に位置する表示がSv/Av優先露出モードを示す。
Sv優先露出モード(上)は、ISO感度(Sv)が手動設定されている状態であるので、ISO感度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。Av優先露出モード(下)は、絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。同様にSv/Av優先露出モード(右)は、ISO感度(Sv)及び絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、ISO感度及び絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。P露出モード(左)は、全ての露出因子が算出設定されている状態であるので、どの露出因子にも強調表示はされていない。
(iii)第3の遷移パターン
本発明の撮像装置100の動作を、ISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子のうち、絞り値(第1の露出因子)及びシャッター速度(第2の露出因子)の2つの露出因子の設定値を変更する機能が、それぞれ前電子ダイヤル116(第1操作部材)及び後電子ダイヤル117(第2操作部材)に割り当てられている場合(第3のパターン)について説明する。割り当てられた2つのダイヤルをそれぞれ便宜的にAvダイヤル及びTvダイヤルと呼ぶ。
本発明の撮像装置100は、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、初期状態のプログラム露出モードから絞り値を設定するダイヤル(Avダイヤル)を操作すると、絞り値(第1の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びTv)が算出設定(自動設定)となる絞り値(Av)優先露出モード[Av手動、Tv自動、Sv自動]に移行する。また、初期状態のプログラム露出モードからシャッター速度を設定するダイヤル(Tvダイヤル)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びAv)が算出設定(自動設定)となるTv優先露出モード[Av自動、Tv手動、Sv自動]に移行する。
Av優先露出モードの状態で、Tvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、絞り値(第1の露出因子)の設定値は固定されたまま、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定されるとともに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行する。またTv優先露出モードの状態で、Avダイヤル(第1操作部材)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)の設定値は固定されたまま、絞り値(第1の露出因子)が手動設定されるとともに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行する。
シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]の状態で、Avダイヤル(第1操作部材)を操作すると、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]が維持されたまま、絞り値(第1の露出因子)が手動設定される。また、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]の状態で、Tvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]が維持されたまま、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定される。
本発明の撮像装置100は、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、前述したように、初期状態から絞り値を設定するダイヤル(Avダイヤル)を操作すると、絞り値(第1の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びTv)が算出設定(自動設定)となる絞り値(Av)優先露出モード[Av手動、Tv自動、Sv自動]に移行するが、ここで、このようにAvダイヤル(第1操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからAv優先露出モードに移行した状態で、さらにTvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、絞り値(第1の露出因子)の設定値は直前の値に固定されたまま、シャッター速度(第2の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行する。
このようにAvダイヤル(第1操作部材)を操作し、その後Tvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってシャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行した状態で、さらにAvダイヤル(第1操作部材)を操作すると、絞り値(第1の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]が維持される。
同様に、露出モードの初期状態をプログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]としたとき、前述したように、初期状態のプログラム露出モードからシャッター速度を設定するダイヤル(Tvダイヤル)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)が手動設定され、操作が行われなかった残りの2つの露出因子(Sv及びAv)が算出設定(自動設定)となるTv優先露出モード[Av自動、Tv手動、Sv自動]に移行するが、ここで、このようにTvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからTv優先露出モードに移行した状態で、さらにAvダイヤル(第1操作部材)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)の設定値は直前の値に固定されたまま、絞り値(第1の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行する。
このようにTvダイヤル(第2操作部材)を操作し、その後Avダイヤル(第1操作部材)を操作することによってシャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行した状態で、さらにTvダイヤル(第2操作部材)を操作すると、シャッター速度(第2の露出因子)が新たに手動設定されるとともに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]が維持される。
以上のように、前電子ダイヤル116(第1操作部材)に絞り値シャッター速度(第1の露出因子)を変更する機能を割り当て、後電子ダイヤル117(第2操作部材)にシャッター速度(第2の露出因子)を変更する機能を割り当てた場合の露出モードの遷移パターンを図6(a)に示す。このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図6(b)に示す。
図6(a)は、以下のことを説明する。P露出モード(左)の状態から、Avダイヤルを操作するとAv優先露出モード(上)に移行し、Av優先露出モード(上)に移行した状態からさらにTvダイヤルを操作するとTAv優先露出モード(右)に移行する。またP露出モード(左)の状態から、Tvダイヤルを操作するとTv優先露出モード(下)に移行し、Tv優先露出モード(下)に移行した状態からさらにAvダイヤルを操作するとTAv優先露出モード(右)に移行する。Av優先露出モード(上)の状態でAvダイヤルを操作するとAv優先露出モードが維持され、Tv優先露出モード(下)の状態でTvダイヤルを操作するとTv優先露出モードが維持され、TAv優先露出モード(右)の状態でAvダイヤル又はTvダイヤルを操作するとTAv優先露出モードが維持される。
このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図6(b)に示す。図6(b)は、図6(a)に示す4つの露出モードに対応する露出モードの表示を、図6(a)と同じ位置になるよう配置して示している。すなわち、上下左右に記載されている4つの表示のうち、左に位置する表示がP露出モードを示し、上に位置する表示がAv優先露出モードを示し、下に位置するモードがTv優先露出モードを示し、右に位置する表示がTAv優先露出モードを示す。
Av優先露出モード(上)は、絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。Tv優先露出モード(下)は、シャッター速度(Tv)が手動設定されている状態であるので、シャッター速度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。同様にTAv優先露出モード(右)は、シャッター速度(Tv)及び絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、シャッター速度及び絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。P露出モード(左)は、全ての露出因子が算出設定されている状態であるので、どの露出因子にも強調表示はされていない。
(iv)復帰手段
第1〜第3の遷移パターンにおいて、第1/第2露出因子手動設定露出モードの状態から、前記第1及び第2の露出因子のいずれかを算出設定に変更し、第1露出因子手動設定露出モード又は第2露出因子手動設定露出モードに一操作で復帰させる一操作復帰手段を備えるのが好ましい。さらに、いずれの露出モードからでも初期状態であるプログラム露出モードに一操作で復帰させる一操作全復帰手段を備えていても良い。このとき第1又は第2の露出因子を算出設定に復帰させる手段が、それぞれ第1及び第2操作部材に対応して設けられているのが好ましい。
すなわち、第1の遷移パターンにおいて、Svダイヤル(第1操作部材)及びTvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行した状態で、(a)ISO感度(Sv)のみを算出設定に戻し、Tv優先露出モードに移行させるための一操作復帰手段、及び(b)シャッター速度(Tv)のみを算出設定に戻しSv優先露出モードに移行させるための一操作復帰手段を有するのが好ましい。このような一操作復帰手段は、例えば、図2(b)に示す復帰ボタン118に割り当てることができ、クリックすることによって直前の操作を算出設定に戻し、Tv優先露出モード又はSv優先露出モードに移行させるようにするのが好ましい。さらにISO感度(Sv)のみを算出設定に復帰させる手段がSvダイヤル(第1操作部材)に対応して設けられている(例えば、Svダイヤルをクリックする)のが好ましく、シャッター速度(Tv)のみを算出設定に復帰させる手段がTvダイヤル(第2操作部材)に対応して設けられている(例えば、Tvダイヤルをクリックする)のが好ましい。
さらに、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行した状態で、ISO感度(Sv)及びシャッター速度(Tv)の両方を算出設定に戻し、プログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]に移行させる一操作全復帰手段を有していてもよい。このようにプログラム露出モードに復帰させるための一操作全復帰手段は、例えば、Svダイヤル又はTvダイヤルの長押し(又はダブルクリック等)に割り当てても良いし、図2(b)に示す復帰ボタン118のクリック(又は長押し、ダブルクリック等)に割り当てても良い。また、いずれの露出モードからでも初期状態であるプログラム露出モードに一操作で、又は単一操作部材に対する操作で復帰する全復帰専用のボタン(ホームボタン)を配置しても良い。
同様に、第2の遷移パターンにおいて、Svダイヤル(第1操作部材)及びAvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行した状態で、(a)ISO感度(Sv)のみを算出設定に戻し、Av優先露出モードに移行させるための一操作復帰手段、及び(b)絞り値(Av)のみを算出設定に戻しSv優先露出モードに移行させるための一操作復帰手段を有するのが好ましい。このような一操作復帰手段は、例えば、復帰ボタン118に割り当てることができ、クリックすることによって直前の操作を算出設定に戻し、Av優先露出モード又はSv優先露出モードに移行させるようにするのが好ましい。さらにISO感度(Sv)のみを算出設定に復帰させる手段がSvダイヤル(第1操作部材)に対応して設けられている(例えば、Svダイヤルをクリックする)のが好ましく、ISO感度(Sv)のみを算出設定に復帰させる手段がSvダイヤル(第2操作部材)に対応して設けられている(例えば、Svダイヤルをクリックする)のが好ましい。
さらに、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行した状態で、ISO感度(Sv)及び絞り値(Av)の両方を算出設定に戻し、プログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]に移行させる一操作全復帰手段を有していてもよい。このようにプログラム露出モードに復帰させるための一操作全復帰手段は、例えば、Svダイヤル又はAvダイヤルの長押し(又はダブルクリック等)に割り当てても良いし、図2(b)に示す復帰ボタン118のクリック(又は長押し、ダブルクリック等)に割り当てても良い。
同様に、第3の遷移パターンにおいて、Avダイヤル(第1操作部材)及びTvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってシャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行した状態で、(a)絞り値(Av)のみを算出設定に戻し、Tv優先露出モードに移行させるための一操作復帰手段、及び(b)シャッター速度(Tv)のみを算出設定に戻しAv優先露出モードに移行させるための一操作復帰手段を有するのが好ましい。このような一操作復帰手段は、例えば、復帰ボタン118に割り当てることができ、クリックすることによって直前の操作を算出設定に戻し、Tv優先露出モード又はAv優先露出モードに移行させるようにするのが好ましい。さらに絞り値(Av)のみを算出設定に復帰させる手段がAvダイヤル(第1操作部材)に対応して設けられている(例えば、Avダイヤルをクリックする)のが好ましく、シャッター速度(Tv)のみを算出設定に復帰させる手段がTvダイヤル(第2操作部材)に対応して設けられている(例えば、Tvダイヤルをクリックする)のが好ましい。
さらに、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行した状態で、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の両方を算出設定に戻し、プログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]に移行させる一操作全復帰手段を有していてもよい。このようにプログラム露出モードに復帰させるための一操作全復帰手段は、例えば、Tvダイヤル又はAvダイヤルの長押し(又はダブルクリック等)に割り当てても良いし、図2(b)に示す復帰ボタン118のクリック(又は長押し、ダブルクリック等)に割り当てても良い。
なお、第1〜第3の遷移パターンにおいて、前記第1操作部材が操作されることによってプログラム露出モードから第1露出因子手動設定露出モードに移行した状態で、前記第1の露出因子を算出設定に変更し、プログラム露出モードに復帰させる一操作復帰手段を備えていてもよい。
すなわち、(a)Svダイヤルを操作することによってISO感度優先露出モード(Sv優先露出モード)[Av自動、Tv自動、Sv手動]に移行した状態、(b)Tvダイヤルを操作することによってシャッター速度優先露出モード(Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv自動]に移行した状態、又は(c)Avダイヤルを操作することによって絞り値優先露出モード(Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv自動]に移行した状態から、プログラム露出モードに復帰させる一操作復帰手段を備えていてもよい。このときSv優先露出モード、Tv優先露出モード及びAv優先露出モードの各モードからプログラム露出モードに復帰させるための操作部材は、それぞれSvダイヤル、Tvダイヤル及びAvダイヤルに対応して設けられていてもよいし、図2(b)に示す復帰ボタン118に設けられていてもよい。
これらの一操作復帰手段及び一操作全復帰手段の遷移パターンを図4(a)、図5(a)及び図6(a)に示す。これらの図において、点線矢印がこれらの復帰手段の遷移方向を示す。
[2]第2の実施態様
本発明の撮像装置の第2の実施態様は、前述した第1の実施態様に加えて、
第3の露出因子の値を設定するために操作される第3操作部材をさらに有し、
第1の実施態様において第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行した状態で、(又は、第1/第2露出因子手動設定露出モード状態で)さらに前記第3操作部材が操作されると、第1〜第3の露出因子の手動設定を可能にするマニュアル露出モードに移行し、
前記第1〜第3の露出因子の設定値から算出される露光量と、前記測光手段によって得られる輝度値に応じて算出される露光量とを比較した結果を表示する表示機能を有することを特徴とする。
以下、撮像装置の第2の実施態様について図面を用いて説明する。図7は、本発明の撮像装置200の外観を(a)上面図、(b)背面図及び(c)正面図で示す。図7に示す撮像装置200は、本発明の第2の実施態様である。なお第2の実施態様の内部構造は、図1に示す第1の実施態様の内部構造と同様なので説明は省略する。
(1)構成
撮像装置200は、図7に示すように、本体101の上面右側に、電源スイッチ112と、レリーズスイッチ113と、外部液晶パネル114とが配置されている。図7に示す撮像装置200の第2の実施態様には露出モードダイヤルが設けられていないが、第1の実施態様(図2)に示すように、本体101の上面右側に、露出モードダイヤル115が配置されていてもよい。本体101の前面に、前電子ダイヤル116が配置されており、本体101の背面に、第1の後電子ダイヤル117aと、第2の後電子ダイヤル117bと、復帰ボタン118と、ファインダー119と、背面液晶パネル120とが配置されている。前記ファインダー119内には、図8(a)に示すように、ファインダー内液晶パネル121'が設けられている。外部液晶パネル114、背面液晶パネル120及びファインダー内液晶パネル121には、露光条件等の情報が表示される。
撮像装置200の第2の実施態様は、第1の実施態様と同様に、撮像手段の露光条件を規定するシャッター速度(Tv)、絞り値(Av)、ISO感度値(Sv)の3つの露出因子を有している。これらの露出因子を組み合わせることにより、露光条件が決定される。各露出因子は、露出モードの設定に応じて、ユーザーが手動で設定することもできるし、一部をユーザーが設定し、残りを輝度値に応じて適正露出になるようにカメラが自動で算出した値によって設定することもできるし、全てをカメラが自動で設定することもできる。前記輝度値は、光学系によって結像された被写体像を測光手段110に内蔵されているAEセンサによって観察し算出される。
(2)露出モード
露出モードについては第1の実施態様と同様なので説明を省略する。なお、撮像装置200の第2の実施態様は、露出モードダイヤルを有していないが、例えば、露出モードメニューを操作することによって変更が可能である。
(3)露出因子操作部材
第1の実施態様(図2)が、露出因子の値を設定するために操作される操作部材として、前電子ダイヤル116及び後電子ダイヤル117の2つを有しているのに対して、第2の実施態様は、前電子ダイヤル116、第1の後電子ダイヤル117a及び第2の後電子ダイヤル117bの3つの操作部材を有しているのが特徴である。すなわち、本発明の撮像装置200は、第1の露出因子の値を設定するために操作される第1操作部材と、第2の露出因子の値を設定するために操作される第2操作部材と、第3の露出因子の値を設定するために操作される第3操作部材とを有する。これらの第1操作部材、第2操作部材及び第3操作部材の機能は、例えば、それぞれ前電子ダイヤル116、第1後電子ダイヤル117a及び第2後電子ダイヤル117bに割り当てることができる。
(4)動作
(i)遷移パターン
本発明の撮像装置200の動作を、ISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子の設定値を変更する機能が、それぞれ前電子ダイヤル116(第1操作部材)、第1後電子ダイヤル117a(第2操作部材)及び第2後電子ダイヤル117b(第3操作部材)に割り当てられている場合について説明する。割り当てられた3つのダイヤルをそれぞれ便宜的にSvダイヤル、Avダイヤル及びTvダイヤルと呼ぶ。
ここでISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子のうち、2つの露出因子の設定値を変更する場合は、第1の実施態様における第1〜第3のいずれかのパターンに当てはめて考えることができる。すなわち、ISO感度(第1の露出因子)及び絞り値(第2の露出因子)の2つの露出因子の設定値を変更する機能が、それぞれ前電子ダイヤル116(第1操作部材)及び第1後電子ダイヤル117a(第2操作部材)に割り当てられている状態は、第1の実施態様における第2の遷移パターンと同様である。従って、前電子ダイヤル116(第1操作部材)及び第1後電子ダイヤル117a(第2操作部材)のみを操作し、第2後電子ダイヤル117b(第3操作部材)を操作しない場合の動作についての説明は省略する。
露出モードの初期状態を、プログラム露出モード[Av自動、Tv自動、Sv自動]として、Svダイヤル(第1操作部材)及びAvダイヤル(第2操作部材)を操作することによってプログラム露出モードからISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]に移行した状態で、Tvダイヤル(第3操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)及び絞り値(第2の露出因子)の設定値は固定されたまま、シャッター速度(第3の露出因子)が新たに手動設定され、マニュアル露出モード[Av手動、Tv手動、Sv手動]に移行する。なお、ISO感度/絞り値優先露出モード(Sv/Av優先露出モード)[Av手動、Tv自動、Sv手動]が初期状態であった場合も同様である。
なお、ここではISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子の設定値を変更する機能が、それぞれ第1操作部材、第2操作部材及び第3操作部材に割り当てられた場合について説明したが、第1操作部材、第2操作部材及び第3操作部材は便宜的に割り振ったものであり、ISO感度(Sv)及びシャッター速度(Tv)を、それぞれ第1操作部材及び第2操作部材に割り振っても良いし、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)を、それぞれ第1操作部材及び第2操作部材に割り振っても良い。
すなわち、ISO感度(Sv)及びシャッター速度(Tv)を、それぞれ第1操作部材及び第2操作部材に割り振って、これらの操作部材を操作することによりISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]に移行した状態(第1の実施態様における第1の遷移パターン)で、Avダイヤル(第3操作部材)を操作すると、ISO感度(第1の露出因子)及びシャッター速度(第2の露出因子)の設定値は固定されたまま、絞り値(第3の露出因子)が新たに手動設定され、マニュアル露出モード[Av手動、Tv手動、Sv手動]に移行する。なお、ISO感度/シャッター速度優先露出モード(Sv/Tv優先露出モード)[Av自動、Tv手動、Sv手動]が初期状態であった場合も同様である。
また絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)を、それぞれ第1操作部材及び第2操作部材に割り振って、これらの操作部材を操作することによりシャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]に移行した状態(第1の実施態様における第3の遷移パターン)で、Svダイヤル(第3操作部材)を操作すると、絞り値(第1の露出因子)及びシャッター速度(第2の露出因子)の設定値は固定されたまま、ISO感度(第3の露出因子)が新たに手動設定され、マニュアル露出モード[Av手動、Tv手動、Sv手動]に移行する。なお、シャッター速度/絞り値優先露出モード(TAv優先露出モード)[Av手動、Tv手動、Sv自動]が初期状態であった場合も同様である。
以上のように、ISO感度(Sv)、絞り値(Av)及びシャッター速度(Tv)の3つの露出因子の設定値を変更する機能を、それぞれSvダイヤル、Avダイヤル及びTvダイヤル(第1〜第3操作部材)に割り当てて、それらのダイヤルを操作した場合の露出モードの遷移パターンを図9(a)に示す。このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図9(b)に示す。
図9(a)は、以下のことを説明する。P露出モード(下段左から2番目)の状態から、Svダイヤルを操作するとSv優先露出モード(下段左から3番目)に移行(実線矢印方向。以下同様。)し、Sv優先露出モードに移行した状態からさらにAvダイヤルを操作するとSv/Av優先露出モード(下段右端)に移行し、Sv/Av優先露出モードに移行した状態からさらにTvダイヤルを操作するとM露出モード(上段右端)に移行する。
P露出モード(下段左から2番目)から、Svダイヤルを操作してSv優先露出モード(下段左から3番目)に移行した状態で、さらにTvダイヤルを操作すると、Sv/Tv優先露出モード(上段左から3番目)に移行し、Sv/Tv優先露出モードに移行した状態からさらにAvダイヤルを操作するとM露出モード(上段右端)に移行する。
P露出モード(下段左から2番目)の状態から、Tvダイヤルを操作するとTv優先露出モード(上段左から2番目)に移行し、Tv優先露出モードに移行した状態からさらにSvダイヤルを操作するとSv/Tv優先露出モード(上段左から3番目)に移行し、Sv/Tv優先露出モードに移行した状態からさらにAvダイヤルを操作するとM露出モード(上段右端)に移行する。
P露出モード(下段左から2番目)から、Tvダイヤルを操作してTv優先露出モード(上段左から2番目)に移行した状態で、さらにAvダイヤルを操作すると、TAv優先露出モード(上段左端)に移行し、TAv優先露出モードに移行した状態からさらにSvダイヤルを操作するとM露出モード(上段右端)に移行する。
P露出モード(下段左から2番目)の状態から、Avダイヤルを操作するとAv優先露出モード(下段左端)に移行し、Av優先露出モードに移行した状態からさらにSvダイヤルを操作するとSv/Av優先露出モード(下段右端)に移行し、Sv/Av優先露出モードに移行した状態からさらにTvダイヤルを操作するとM露出モード(上段右端)に移行する。
P露出モード(下段左から2番目)から、Avダイヤルを操作してAv優先露出モード(下段左端)に移行した状態で、さらにTvダイヤルを操作すると、TAv優先露出モード(上段左端)に移行し、TAv優先露出モードに移行した状態からさらにSvダイヤルを操作するとM露出モード(上段右端)に移行する。
Sv優先露出モード(下段左から3番目)の状態でSvダイヤルを操作するとSv優先露出モードが維持され、Tv優先露出モード(上段左から2番目)の状態でTvダイヤルを操作するとTv優先露出モードが維持され、Av優先露出モード(下段左端)の状態でAvダイヤルを操作するとAv優先露出モードが維持される。
Sv/Av優先露出モード(下段右端)の状態でSvダイヤル又はAvダイヤルを操作するとSv/Av優先露出モードが維持され、Sv/Tv優先露出モード(上段左から3番目)の状態でSvダイヤル又はTvダイヤルを操作するとSv/Tv優先露出モードが維持され、TAv優先露出モード(上段左端)の状態でAvダイヤル又はTvダイヤルを操作するとTAv優先露出モードが維持され、M露出モード(上段右端)の状態でSvダイヤル、Avダイヤル及びTvダイヤルのいずれかを操作するとM露出モードが維持される。
このときの外部液晶パネル114及びファインダー内液晶パネル121の露出因子の表示例を図9(b)に示す。図9(b)は、図9(a)に示す8つの露出モードに対応する露出モードの表示を、図9(a)と同じ位置になるよう配置して示している。すなわち、上段及び下段にそれぞれ4つずつ記載されている8つの表示のうち、上段左から右に向かって順に、TAv優先露出モード、Tv優先露出モード、Sv/Tv優先露出モード、M露出モードを示し、下段左から右に向かって順に、Av優先露出モード、P露出モード、Sv優先露出モード、Sv/Av優先露出モードを示す。
TAv優先露出モード(上段左端)は、シャッター速度(Tv)及び絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、シャッター速度及び絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。
Tv優先露出モード(上段左から2番目)は、シャッター速度(Tv)が手動設定されている状態であるので、シャッター速度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。
Sv/Tv優先露出モード(上段左から3番目)は、ISO感度(Sv)及びシャッター速度(Tv)が手動設定されている状態であるので、ISO感度及びシャッター速度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。
M露出モード(上段左端)は、ISO感度(Sv)、シャッター速度(Tv)及び絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、ISO感度、シャッター速度及び絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。なおM露出モードにおいては、第1〜第3の露出因子(ISO感度、シャッター速度及び絞り値)の設定値から算出される露光量E1と、前記測光手段によって得られる輝度値に応じて算出される露光量E2とを比較し、露光量E2に比べて露光量E1が適正か、多い(オーバー)か、少ない(アンダー)かを表示する表示機能(図8(a)のファインダー内液晶パネル121'の中央部及び図8(b)の外部液晶パネル114'の下部に示す目盛り)を有するのが好ましい。ファインダー内液晶パネル121'及び外部液晶パネル114'に示す目盛りの中央部分が適正露光を示し、右側(+側)がオーバー露光、左側(―側)がアンダー露光であることを示す。
Av優先露出モード(下段左端)は、絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。
P露出モード(下段左から2番目)は、全ての露出因子が算出設定されている状態であるので、どの露出因子にも強調表示はされていない。
Sv優先露出モード(下段左から3番目)は、ISO感度(Sv)が手動設定されている状態であるので、ISO感度表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。
Sv/Av優先露出モード(下段右端)は、ISO感度(Sv)及び絞り値(Av)が手動設定されている状態であるので、ISO感度及び絞り値表示部がアンダーバー(ファインダー内液晶パネル121)又は右向き三角矢印(外部液晶パネル114)で表示され強調されている。
(ii)復帰手段
撮像装置の第2の実施態様において、第1〜第3の露出因子のうち手動設定に移行した状態の露出因子の、それぞれ又は全てを算出設定に一操作で復帰させる一操作復帰手段を有しているのが好ましい。さらに初期状態であるプログラム露出モードに一操作で復帰させる一操作全復帰手段を備えていても良い。第1〜第3の露出因子を算出設定に復帰させる手段が、それぞれ前記第1〜第3操作部材に対応して設けられているのが好ましい。
Sv優先露出モード(下段左から3番目)の状態からISO感度(Sv)を算出設定に戻しP露出モード(下段左から2番目)に移行させるための一操作復帰手段、Tv優先露出モード(上段左から2番目)の状態からシャッター速度(Tv)を算出設定に戻しP露出モード(下段左から2番目)に移行させるための一操作復帰手段、及びAv優先露出モード(下段左端)の状態から絞り値(Av)を算出設定に戻しP露出モード(下段左から2番目)に移行させるための一操作復帰手段を有するのが好ましい。
さらに、Sv/Tv優先露出モード(上段左から3番目)の状態から、(a)ISO感度(Sv)のみを算出設定に戻し、Tv優先露出モード(上段左から2番目)に移行させるための一操作復帰手段、(b)シャッター速度(Tv)のみを算出設定に戻しSv優先露出モード(下段左から3番目)に移行させるための一操作復帰手段、及び(c)全ての露出因子を算出設定に戻し、P露出モードに移行させるための一操作全復帰手段を有するのが好ましい。
さらに、Sv/Av優先露出モード(下段右端)の状態から、(a)ISO感度(Sv)のみを算出設定に戻し、Av優先露出モード(下段左端)に移行させるための一操作復帰手段、 (b)絞り値(Av)のみを算出設定に戻しSv優先露出モード(下段左から3番目)に移行させるための一操作復帰手段、及び(c)全ての露出因子を算出設定に戻し、P露出モードに移行させるための一操作全復帰手段を有するのが好ましい。
さらに、TAv優先露出モード(上段左端)の状態から、(a)絞り値(Av)のみを算出設定に戻し、Tv優先露出モード(上段左から2番目)に移行させるための一操作復帰手段、(b)シャッター速度(Tv)のみを算出設定に戻しAv優先露出モード(下段左端)に移行させるための一操作復帰手段、及び(c)全ての露出因子を算出設定に戻し、P露出モードに移行させるための一操作全復帰手段を有するのが好ましい。
また、M露出モード(上段右端)の状態から、(a)ISO感度(Sv)のみを算出設定に戻し、TAv優先露出モード(上段左端)に移行させるための一操作復帰手段、(b)シャッター速度(Tv)のみを算出設定に戻しSv/Av優先露出モード(下段右端)に移行させるための一操作復帰手段、及び(c)絞り値(Av)のみを算出設定に戻し、Sv/Tv優先露出モード(上段左から3番目)に移行させるための一操作復帰手段を有するのが好ましい。さらにM露出モード(上段右端)の状態から、全ての露出因子を算出設定に戻し、P露出モードに移行させるための一操作全復帰手段を有するのが好ましい。
このような復帰手段は、例えば、図7(b)に示す復帰ボタン118のクリック操作(又は長押し、ダブルクリック等)に割り当ててもよいし、Svダイヤル、Tvダイヤル及びSvダイヤルのクリック操作(又は長押し、ダブルクリック等)に割り当ててもよい。例えば、クリック操作を行うことによって直前の操作を算出設定に戻し、長押し又はダブルクリック操作を行うことによって、全ての露出因子を算出設定に戻し、初期状態であるP露出モードに移行できるようにすることができる。このときISO感度(Sv)、シャッター速度(Tv)及び絞り値(Av)の各露出因子を算出設定に戻すための操作部材は、それぞれSvダイヤル、Tvダイヤル及びAvダイヤルのクリック操作に割り当てるのが好ましく、全ての露出因子を算出設定に戻し、P露出モードに移行させるための操作部材は、復帰ボタン118(長押し又はダブルクリック操作)に割り当てるのが好ましい。
これらの一操作復帰手段及び一操作全復帰手段の遷移パターンを図9に示す。図9において、点線矢印がこれらの復帰手段の遷移方向を示す。
100、200・・・撮像装置
101・・・本体
102・・・開口部
103・・・鏡筒
104・・・撮影レンズ
105・・・撮像手段
106・・・ファインダー
107・・・メインミラー
108・・・フォーカシングスクリーン
109・・・接眼レンズ
110・・・測光手段
111・・・ペンタプリズム
112・・・電源スイッチ
113・・・レリーズスイッチ
114,114'・・・外部液晶パネル
115・・・露出モードダイヤル
116・・・前電子ダイヤル
117・・・後電子ダイヤル
117a・・・第1後電子ダイヤル
117b・・・第2後電子ダイヤル
118・・・復帰ボタン
119・・・ファインダー
120・・・背面液晶パネル
121,121'・・・ファインダー内液晶パネル

Claims (7)

  1. 光学系によって結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
    被写体の輝度を測定する測光手段と、
    前記撮像手段の露出条件を規定する第1〜第3の露出因子と、
    前記第1の露出因子の値を設定するために操作される第1操作部材と、
    前記第2の露出因子の値を設定するために操作される第2操作部材と、
    前記測光手段によって得られる輝度値に応じて前記第1〜第3の露出因子を算出設定するプログラム露出モードと、
    前記第1の露出因子の手動設定を可能にし、前記第1の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第2及び第3の露出因子を算出設定する第1露出因子手動設定露出モードと、
    前記第2の露出因子の手動設定を可能にし、前記第2の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第1及び第3の露出因子を算出設定する第2露出因子手動設定露出モードと、
    前記第1及び第2の露出因子の手動設定を可能にし、前記第1及び第2の露出因子の設定値と前記測光手段によって得られる輝度値とに応じて、前記第3の露出因子を算出設定する第1/第2露出因子手動設定露出モードとを有する撮像装置において、
    前記第1露出因子手動設定露出モードの状態で、前記第2操作部材が操作されると、
    前記第2の露出因子が新たに手動設定されるとともに、前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行する手段を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記プログラム露出モードの状態で、前記第1操作部材が操作されると、
    前記第1の露出因子が設定されるとともに、前記第1露出因子手動設定露出モードに移行する手段を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の撮像装置において、
    前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行した状態で、さらに前記第1操作部材が再び操作されると、
    前記第1の露出因子が新たに手動設定されるとともに、前記第1/第2露出因子手動設定露出モードを維持する手段を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記第1/第2露出因子手動設定露出モードの状態から、前記第1及び第2の露出因子のいずれかを算出設定に変更し、前記第1露出因子手動設定露出モード又は前記第2露出因子手動設定露出モードに一操作で復帰させる一操作復帰手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記第3の露出因子の値を設定するために操作される第3操作部材をさらに有し、
    前記第1/第2露出因子手動設定露出モードに移行した状態で、さらに前記第3操作部材が操作されると、
    前記第1〜第3の露出因子の手動設定を可能にするマニュアル露出モードに移行する手段を有し、
    前記第1〜第3の露出因子の設定値から算出される露出量と、
    前記測光手段によって得られる輝度値に応じて算出される露出量とを比較した結果を表示する表示機能を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置において、
    前記第1〜第3の露出因子のうち手動設定に移行した状態の露出因子の、それぞれ又は全てを一操作で算出設定に復帰させる一操作復帰手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    前記第1〜第3の露出因子を前記算出設定に復帰させる前記一操作復帰手段が、それぞれ前記第1〜第3操作部材に対応して設けられていることを特徴とする撮像装置。
JP2016087873A 2016-04-26 2016-04-26 撮像装置 Active JP6623916B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016087873A JP6623916B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 撮像装置
US15/492,480 US10341577B2 (en) 2016-04-26 2017-04-20 Imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016087873A JP6623916B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017199997A JP2017199997A (ja) 2017-11-02
JP6623916B2 true JP6623916B2 (ja) 2019-12-25

Family

ID=60089906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016087873A Active JP6623916B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10341577B2 (ja)
JP (1) JP6623916B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7297506B2 (ja) * 2018-06-28 2023-06-26 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法とプログラム

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3112274B2 (ja) 1990-04-13 2000-11-27 ソニー株式会社 電子機器
JP3103411B2 (ja) 1991-04-15 2000-10-30 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JP3103412B2 (ja) 1991-04-15 2000-10-30 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JP3164622B2 (ja) 1991-04-15 2001-05-08 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JP3140521B2 (ja) 1991-04-15 2001-03-05 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JP3103414B2 (ja) 1991-04-15 2000-10-30 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
KR100210005B1 (ko) 1991-04-15 1999-07-15 마츠모토 도루 카메라의 노출제어장치
JP3199802B2 (ja) 1991-04-15 2001-08-20 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
KR100210002B1 (ko) 1991-04-15 1999-07-15 마츠모토 도루 카메라의 노출제어장치
JP3199806B2 (ja) 1991-04-15 2001-08-20 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JP3100724B2 (ja) 1991-04-15 2000-10-23 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JPH0527295A (ja) 1991-04-15 1993-02-05 Asahi Optical Co Ltd カメラの露出制御装置
JP3068697B2 (ja) 1991-04-15 2000-07-24 旭光学工業株式会社 カメラの露出制御装置
JPH0876170A (ja) * 1994-09-07 1996-03-22 Nikon Corp 自動露出カメラの露出補正量設定装置
JP2007142884A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2008070510A (ja) 2006-09-13 2008-03-27 Pentax Corp 撮像装置
JP5113361B2 (ja) 2006-09-13 2013-01-09 ペンタックスリコーイメージング株式会社 撮像装置
JP2009048125A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Olympus Imaging Corp 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP2009251557A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Panasonic Corp 撮像装置
JP4655239B2 (ja) * 2008-09-24 2011-03-23 ソニー株式会社 撮像装置、その制御方法およびプログラム
JP2010093476A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Hoya Corp デジタルカメラ
US8823808B2 (en) * 2009-10-27 2014-09-02 Intellectual Ventures Fund 83 Llc Method for improved digital video image quality
WO2012120952A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 富士フイルム株式会社 撮影装置及び表示制御方法
JP6083987B2 (ja) * 2011-10-12 2017-02-22 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2014207592A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 ソニー株式会社 撮像装置、制御方法、及び、プログラム
JP6223028B2 (ja) * 2013-07-11 2017-11-01 キヤノン株式会社 撮像装置、制御方法及びそのプログラム
EP3229457B1 (en) * 2014-12-03 2021-06-09 Nikon Corporation Image pickup device, electronic apparatus, and program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017199997A (ja) 2017-11-02
US20170310902A1 (en) 2017-10-26
US10341577B2 (en) 2019-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100033615A1 (en) Display processing apparatus and method, and recording medium
JP6886037B2 (ja) ファインダ装置、撮像装置、及びファインダ装置の制御方法
KR101286953B1 (ko) 촬상 장치
KR20080024447A (ko) 촬상 장치
JP4284440B2 (ja) 電子カメラ
US11290657B2 (en) Finder apparatus, imaging apparatus, and method of controlling finder apparatus
JP6623916B2 (ja) 撮像装置
JP4941758B2 (ja) 撮像装置
JP2009027622A (ja) 露出量算出装置、撮像装置および露出量算出プログラム
JP6415162B2 (ja) 測光装置とその制御方法
JP4957435B2 (ja) 撮像装置
JP2022109139A (ja) 撮像装置、制御方法、プログラム
JP2011053301A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JPH0961923A (ja) カメラ
JP5532785B2 (ja) 撮像装置
JP4337160B2 (ja) カメラ
JP4508104B2 (ja) カメラ
JP5407538B2 (ja) カメラ、およびフォーカス検出領域表示プログラム
JP2017130900A (ja) 撮像装置
JP2007036983A (ja) レンズ交換可能なデジタルカメラ
JP2020010316A (ja) 撮像装置、その制御方法とプログラム
JP2006060313A (ja) デジタルスチルカメラ
JP2010226444A (ja) 撮影装置
JP5603106B2 (ja) 自動焦点調節機構を備えた撮像装置
JP2019012180A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6623916

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250