JP2014207592A - 撮像装置、制御方法、及び、プログラム - Google Patents

撮像装置、制御方法、及び、プログラム Download PDF

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time

Abstract

【課題】正確な露出を行うことができるようにする。
【解決手段】露出補正部は、測光部による測光を固定しない場合には、限定的な範囲内で、取得された露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正し、測光部による測光を固定する場合には、測光部による測光を固定していない場合における限定的な範囲よりも広い範囲で、露出制御に用いられる露出値の補正を可能にして、より広い範囲での露出補正の結果をライブビュー表示に反映させて、正確な露出を行うことができるようにする。本技術は、例えばデジタル一眼レフカメラ等のデジタルスチルカメラに適用することができる。
【選択図】図1

Description

本技術は、撮像装置、制御方法、及び、プログラムに関し、特に、正確な露出を行うことができるようにした撮像装置、制御方法、及び、プログラムに関する。
近年、デジタル一眼レフカメラやコンパクトデジタルカメラ等のデジタルスチルカメラが普及している。これらのデジタルスチルカメラでは、自動露出機能(Auto Exposure、以下、「AE」ともいう)が搭載されているものがほとんどである。
この種のデジタルスチルカメラには、AE作動時に露出が足りずに人物の顔が暗くなったり、その逆に明るすぎる場合などに、手動で露出値を高くしたり、あるいは低くしたりするために、露出補正機能が設けられている。
露出補正は、一般的にEV値(Exposure Value)を設定する処理として実行される(例えば、特許文献1参照)。例えば、EV値の設定範囲としては、-3.0EVから3.0EVの範囲で、適当と思われるEV値を設定することになる。
特開2007−235786号公報
ところで、露出補正の結果を、ライブビュー表示中の撮像画像(以下、「ライブビュー画像」という)に反映させる場合、当該補正の基準になる輝度値を得るために正確な測光を行うことが要求される。しかしながら、露出補正の結果をライブビュー画像に反映させるわけであるから、ライブビュー表示のためにイメージセンサから取り込まれる画像信号は、適正露出から徐々に乖離していき、最終的には正確な測光ができないレベルに達することになる。
そのため、ライブビュー画像に露出補正の結果を反映させる場合には、露出補正可能な範囲を、イメージセンサの出力から正確な測光値を得られる範囲に限定する必要がある。ここでは、例えば、-3.0EVから3.0EVの範囲に、露出補正の範囲が限定されることになる。
これにより、正確な測光を維持することはできるが、露出補正可能な範囲が限定的になるため、より広い範囲での露出補正の結果をライブビュー画像に反映させて、それを確認したいという要求があった。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、露出補正の結果を確認できる範囲を広げることで、正確な露出を行うことができるようにするものである。
本技術の一側面の撮像装置は、被写体を撮像する撮像部と、前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得する測光部と、前記測光部による測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正する露出補正部と、撮像画像の露出を制御する露出制御部と、前記撮像画像の表示部への表示を制御する表示制御部とを備え、前記露出制御は、前記測光部による測光を固定する場合、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする。
前記表示制御部は、露出補正の結果が反映された撮像画像を、前記表示部に表示する。
前記露出補正部は、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で設定可能にする。
前記露出補正部は、前記測光部による測光を固定して露出を固定するためのAEロックが有効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で設定可能にし、前記AEロックが無効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲で設定可能にする。
前記露出補正部は、前記AEロックが有効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を制限しないで設定可能にする。
前記AEロックの状態を切り替える切り替え部をさらに備える。
露出補正が可能な範囲は、EV値に応じた複数の段数により定められる。
撮像装置は、独立した装置であってもよいし、1つの装置を構成している内部ブロックであってもよい。
本技術の一側面の制御方法又はプログラムは、前述した本技術の一側面の撮像装置に対応する制御方法又はプログラムである。
本技術の一側面の撮像装置、制御方法、及び、プログラムにおいては、撮像部の出力に基づいた測光が行われて、露出値が取得され、測光を固定しない場合、取得された露出値が露出制御に用いられる露出値に補正され、撮像画像の露出が制御され、撮像画像の表示部への表示が制御され、測光を固定する場合、測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御が可能にされる。
本技術の一側面によれば、正確な露出を行うことができる。
本技術を適用したデジタルスチルカメラの一実施の形態の構成を示す図である。 ライブビュー表示処理を説明するためのフローチャートである。 露出制御処理を説明するためのフローチャートである。 露出補正設定処理を説明するためのフローチャートである。 AEロックが有効な状態における露出補正設定の具体例を示す図である。 AEロックが無効な状態における露出補正設定の具体例を示す図である。 コンピュータの構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本技術の実施の形態について説明する。
<デジタルスチルカメラの構成例>
図1は、本技術を適用したデジタルスチルカメラの一実施の形態の構成を示す図である。
デジタルスチルカメラ10は、デジタル一眼レフカメラやデジタルコンパクトカメラ等、固体撮像素子により撮像された撮像画像を、デジタル信号の画像データとして記録するカメラである。
デジタルスチルカメラ10は、レンズ部11、イメージセンサ12、信号処理部13、表示制御部14、表示部15、画像圧縮部16、測光部17、AEロックボタン18、露出補正部19、露出制御部20、制御部21、及び、操作部22から構成される。また、デジタルスチルカメラ10には、撮像画像の画像データを記録するための記録メディア30が適宜装着される。
イメージセンサ12は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の固体撮像素子から構成される。イメージセンサ12は、レンズ部11を介して入射する被写体からの光を受光して光電変換を行い、光の受光量に応じたアナログの画像信号を、信号処理部13及び測光部17に供給する。
信号処理部13は、イメージセンサ12からのアナログの画像信号に増幅などのアナログ信号処理を適用し、さらに、その結果得られる画像信号をA/D(Analog/Digital)変換する。また、信号処理部13は、A/D変換により得られるデジタル信号で示される画像データに対し、ノイズ除去処理等のデジタル信号処理を適用し、その結果得られる画像データを、表示制御部14、及び、画像圧縮部16に供給する。
表示制御部14は、信号処理部13からの画像データに対応する撮像画像を、表示部15に表示させる。表示部15は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)等から構成される。
画像圧縮部16は、制御部21からの制御に従い、信号処理部13からの画像データを、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式等の所定の圧縮方式に従い圧縮する。画像圧縮部16は、圧縮された画像データを、記録メディア30に記録する。記録メディア30は、例えば、メモリカード等の記録媒体であり、デジタルスチルカメラ10に対して、容易に着脱可能になっている。
測光部17は、イメージセンサ12からの画像信号に基づく測光を行う。測光部17は、測光値として得られる輝度値に基づき、適正な露出値を算出し、露出補正部19に供給する。
AEロックボタン18は、ユーザ操作に応じて、AEロック(AEL:Auto Exposure Lock)の状態を切り替えるボタンである。ここで、AEロックとは、測光部17による測光を停止(固定)して露出を固定する機能をいう。
AEロックボタン18が押されると、AEロックが行われて露出が固定される。つまり、AEロックボタン18が押されて有効な状態となった場合、AEロックが有効な状態となり、測光部17は停止して、測光が固定された状態となる。一方、AEロックボタン18が解除されて無効な状態となった場合、AEロックが無効な状態となり、測光部17では測光が行われ、測光は固定されていない状態となる。
したがって、AEロックが無効な状態となる場合、測光部17では測光が行われ、輝度値から算出される露出値が、露出補正部19に供給される。一方、AEロックが有効な状態となる場合、測光部17では測光は行われずに、その時点での露出制御で用いられる制御値から算出される露出値が、露出補正部19に供給される。
なお、AEロックボタン18は、独立したボタンとして割り当てられるほか、例えば、シャッタボタンを半押しすることなどにより同様の機能が実現されるようにしてもよい。
露出補正部19は、測光部17からの露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正し、露出制御部20に供給する。
ここで、デジタルスチルカメラ10では、AE作動時に露出が足りずに人物の顔が暗くなったり、その逆に明るすぎる場合などに、手動で露出値を高くしたり、低くしたりするために、露出補正機能が設けられている。この露出補正は、所定の設定画面によって、任意のEV値を設定する処理として実行される。すなわち、露出制御に用いられる露出値は、測光部17からの露出値を、設定されたEV値に応じてシフトさせる補正を行うことで得られる露出値となる。
また、露出補正部19は、AEロックが無効な状態で、測光部17による測光を固定しない場合、一定の範囲で露出補正が行われるようにする。一方、露出補正部19は、AEロックが有効な状態で、測光部17による測光を固定する場合、測光部17による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で、露出補正が行われるようにする。
露出制御部20は、露出補正部19からの補正後の露出値に基づき、イメージセンサ12の出力から得られる撮像画像の露出制御を行う。ここでは、露出制御部20によって、適正な露出状態で撮影が行われるように、イメージセンサ12の感度(SV:Sensitivity Value)やシャッタ速度(TV:Time Value)、レンズ絞りの絞り値(AV:Aperture Value)などの制御値を用いた制御が行われる。これにより、表示部15では、露出制御された撮像画像がライブビュー表示される。つまり、露出補正の結果がライブビュー画像に反映されたことになる。
制御部21は、デジタルスチルカメラ10の各部の動作を制御する。また、制御部21は、操作部22からの信号に応じて、各種の処理を行う。
操作部22は、シャッタボタン、ズームボタン、モードダイヤル、電源スイッチなどのデジタルスチルカメラ10に設けられた各種のボタンやスイッチ等に相当する。操作部22は、それらのボタン等が操作された場合、各操作に応じた信号を、制御部21に供給する。
以上のように構成されるデジタルスチルカメラ10においては、イメージセンサ12が、レンズ部11を介して入射する被写体からの光を受光して光電変換を行い、その結果得られるアナログの画像信号を出力する。イメージセンサ12が出力するアナログの画像信号は、信号処理部13を介することにより、デジタル信号の画像データとされ、表示制御部14に供給される。これにより、表示部15では、ライブビュー画像が表示される。
その後、ユーザがシャッタボタンを操作すると、その操作に応じた信号が、操作部22から制御部21に供給される。制御部21は、操作部22からシャッタボタンの操作に応じた信号が供給されると、信号処理部13及び画像圧縮部16を制御し、そのときA/D変換された画像データをJPEG方式で圧縮させ、その結果得られる画像データを、記録メディア30に記録させる。
以上のようにして、いわゆる写真撮影が行われる。
また、前述したように、デジタルスチルカメラ10では、自動露出機能(AE)によって、適正な露出に自動で調整されるが、常に適正な露出になるとは限らないため、露出補正機能によって、ユーザが手動で露出値を設定できるようにしている。そこで、以下、デジタルスチルカメラ10により実行される露出補正に関連する処理について説明する。
<ライブビュー表示処理>
まず、図2のフローチャートを参照して、図1のデジタルスチルカメラ10により実行されるライブビュー表示処理を説明する。
ステップS11において、イメージセンサ12は、被写体の撮像を行い、被写体からの光の受光量に応じたアナログの画像信号を取得する。
ステップS12において、信号処理部13は、イメージセンサ12からの画像信号に対し、所定の信号処理を施し、画像データを取得する。
ステップS13において、表示制御部14は、信号処理部13からの画像データに基づき、ライブビュー画像を表示部15に表示させる。
ステップS14においては、露出制御処理が行われる。この露出制御処理では、AEロックボタン18の状態に応じて、露出制御に用いられる露出値が補正され、補正された露出値に基づき、撮像画像の露出が制御される。なお、露出制御処理の詳細については、図3のフローチャートを参照して後述する。
ステップS15においては、ライブビュー表示を終了するか否かが判定される。
ステップS15において、ライブビュー表示を継続すると判定された場合、処理は、ステップS11に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、ステップS11乃至S14の処理が繰り返されることで、表示部15には、露出補正の結果が反映されたライブビュー画像が表示されることになる。
また、ステップS15において、ライブビュー表示を終了すると判定された場合、図2のライブビュー表示処理は終了する。
以上、ライブビュー表示処理について説明した。
<露出制御処理>
次に、図3のフローチャートを参照して、図2のステップS14に対応する露出制御処理を説明する。
ステップS51において、制御部21は、AEロックボタン18の状態を監視して、AEロックが有効な状態であるか否かを判定する。
ステップS51において、AEロックが有効な状態であると判定された場合、処理は、ステップS52に進められる。ステップS52において、測光部17は、制御部21からの制御に従い、その時点での露出制御に用いられている制御値に基づき、露出値を算出する。ただし、制御値としては、イメージセンサ12の感度(SV)やシャッタ速度(TV)、レンズ絞りの絞り値(AV)などが用いられる。
ステップS53において、露出補正部19は、測光部17による測光に影響の及ばない限定的な範囲よりも広い範囲で、測光部17により求められた露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正する。
すなわち、AEロックが有効な状態で、測光部17による測光を固定する場合、測光部17による測光に影響の及ばない限定的な範囲よりも広い範囲で露出補正が可能となる。
ここでは、例えば、当該限定的な範囲として、-3.0EVから+3.0EVの範囲で露出補正が可能な場合には、その範囲よりも広い範囲として、-5.0EVから+5.0EVの範囲や上限と下限の制限のない範囲などで露出補正が可能となる。そして、露出補正部19は、測光部17からの露出値を、EV値(例えば、+5.0EV)に応じてシフトさせる補正を行う。なお、この露出補正が可能な範囲は、ユーザにより適宜設定されるものであり、AEロックが有効な状態での露出補正設定の詳細については、図4及び図5を参照して後述する。
一方、ステップS51において、AEロックが無効な状態であると判定された場合、処理は、ステップS54に進められる。ステップS54において、測光部17は、イメージセンサ12の出力に基づいた測光を行い、その結果得られる輝度値を解析して、適正な露出値を算出する。
ステップS55において、露出補正部19は、測光部17による測光に影響の及ばない限定的な範囲で、測光部17により求められた露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正する。
すなわち、AEロックが無効な状態で、測光部17による測光を固定しない場合、測光部17による測光に影響の及ばない範囲で露出補正が可能となる。
ここでは、例えば、限定的な範囲として、-3.0EVから+3.0EVの範囲などで露出補正が可能となる。そして、露出補正部19は、測光部17からの露出値を、EV値(例えば、-2.0EV)に応じてシフトさせる補正を行う。なお、この露出補正が可能な範囲は、ユーザにより適宜設定されるものであり、AEロックが無効な状態での露出補正設定の詳細については、図4及び図6を参照して後述する。
ステップS53又はS55において、露出値の補正が行われると、処理はステップS56に進められる。ステップS56において、露出制御部20は、露出補正部19により補正された露出値に基づき、イメージセンサ12から得られる撮像画像の露出制御を行う。例えば、露出制御部20は、測光部17による測光を固定する場合、測光部17による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を行うことになる。
ステップS56の処理が終了すると、図2のステップS14の処理に戻り、それ以降の処理が行われる。
以上、露出制御処理について説明した。
<露出補正設定処理>
次に、図4のフローチャートを参照して、露出補正設定処理を説明する。ただし、この露出補正設定処理は、ユーザ操作によって、写真撮影時に露出補正が指示され、所定の設定画面の表示された場合などに実行される。
ステップS91において、制御部21は、AEロックボタン18の状態を監視して、AEロックが有効な状態であるか否かを判定する。
ステップS91において、AEロックが有効な状態であると判定された場合、処理は、ステップS92に進められる。ステップS92において、露出補正部19は、露出補正が可能な範囲を、測光部17による測光に影響の及ばない限定的な範囲よりも広い範囲で設定可能にする。
図5は、AEロックが有効な状態における露出補正の設定画面の例を示す図である。
図5に示すように、露出補正が可能な範囲は、EV値によって複数段階にわたって設定可能となるが、ボタン101とボタン102を操作することで、上限と下限の制限のない範囲で、所望のEV値を選択することができる。これにより、ユーザは、正確な測光を維持するための限定的な範囲に縛られることなく、事実上無限の範囲で露出補正を設定し、その露出補正の結果をライブビュー画像に反映させて確認することができる。その結果、露出補正の結果を確認できる範囲を広げることができるので、正確な露出を行うことができるようになる。
なお、図5の設定画面では、上限と下限の制限のない範囲を例示しているが、例えば、限定的な範囲として、-3.0EVから+3.0EVの範囲が定められている場合には、-5.0EVから+5.0EVの範囲など、限定的な範囲よりも広い範囲が設定可能となればよい。そして、そのような範囲で露出補正を設定可能にした場合であっても、限定的な範囲と比べて、露出補正の結果を確認できる範囲を広げることができる。
図4のフローチャートに戻り、ステップS91において、AEロックが無効な状態であると判定された場合、処理は、ステップS93に進められる。ステップS93において、露出補正部19は、露出補正が可能な範囲を、測光部17による測光に影響の及ばない限定的な範囲で設定可能にする。
図6は、AEロックが無効な状態における露出補正の設定画面の例を示す図である。
図6に示すように、露出補正が可能な範囲は、EV値によって複数段階にわたって設定可能となるが、その範囲は、-3.0EVから+3.0EVの範囲のように制限されたものとなる。この場合、ユーザは、正確な測光を維持するための限定的な範囲内でしか露出補正を設定できないことになる。
図4のフローチャートに戻り、ステップS92又はS93の処理において、露出補正の設定が終了すると、図4の露出補正設定処理は終了する。
以上、露出補正設定処理について説明した。
以上のように、本技術によれば、測光を固定する場合に、露出補正の結果を確認できる範囲を広げることで、正確な露出を行うことができるようになる。特に、露出補正が可能な範囲を制限しないで設定できるようにすることで、正確な測光を維持するための限定的な範囲に縛られることなく、事実上無限の範囲で露出補正を設定し、その露出補正の結果をライブビュー画像に反映させて確認することができる。
また、本技術によれば、ユーザ操作によって露出補正の設定が行われた場合に、測光部17による測光が有効か、あるいは無効かによって、露出補正可能な範囲を切り替えることができる。さらに、本技術によれば、ライブビュー表示を行う際に、測光部17による測光が有効か、あるいは無効かによって、イメージセンサ12から得られる撮像画像の露出制御に用いられる露出値の補正可能な範囲を切り替えることができる。
なお、前述の説明では、デジタルスチルカメラを例に説明したが、本技術は、例えば、デジタルビデオカメラ等の撮像機能を有する他の撮像装置に適用することもできる。
<本技術を適用したコンピュータの説明>
前述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図7は、前述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータ200において、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、入力部206、出力部207、記録部208、通信部209、及びドライブ210が接続されている。
入力部206は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部207は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記録部208は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部209は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ200では、CPU201が、例えば、記録部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205及びバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、前述した一連の処理が行われる。
コンピュータ200(CPU201)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア211に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータ200では、プログラムは、リムーバブルメディア211をドライブ210に装着することにより、入出力インタフェース205を介して、記録部208にインストールすることができる。また、プログラムは、有線又は無線の伝送媒体を介して、通信部209で受信し、記録部208にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM202や記録部208に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータ200が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
ここで、本明細書において、コンピュータ200に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本技術は、1つの機能を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、前述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
なお、本技術は、以下のような構成をとることができる。
(1)
被写体を撮像する撮像部と、
前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得する測光部と、
前記測光部による測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正する露出補正部と、
撮像画像の露出を制御する露出制御部と、
前記撮像画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
を備え、
前記露出制御部は、前記測光部による測光を固定する場合、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする
撮像装置。
(2)
前記表示制御部は、露出補正の結果が反映された撮像画像を、前記表示部に表示する
(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記露出補正部は、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で設定可能にする
(1)又は(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記露出補正部は、
前記測光部による測光を固定して露出を固定するためのAEロックが有効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で設定可能にし、
前記AEロックが無効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲で設定可能にする
(3)に記載の撮像装置。
(5)
前記露出補正部は、前記AEロックが有効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を制限しないで設定可能にする
(4)に記載の撮像装置。
(6)
前記AEロックの状態を切り替える切り替え部をさらに備える
(4)又は(5)に記載の撮像装置。
(7)
露出補正が可能な範囲は、EV値に応じた複数の段数により定められる
(3)乃至(6)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(8)
被写体を撮像する撮像部を備える撮像装置の制御方法において、
前記撮像装置が、
前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得し、
測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正し、
撮像画像の露出を制御し、
前記撮像画像の表示部への表示を制御し、
測光を固定する場合、測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする
ステップを含む制御方法。
(9)
被写体を撮像する撮像部を備える撮像装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得し、
測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正し、
撮像画像の露出を制御し、
前記撮像画像の表示部への表示を制御し、
測光を固定する場合、測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする
ステップを含むプログラム。
10 デジタルスチルカメラ, 11 レンズ部, 12 イメージセンサ, 13 信号処理部, 14 表示制御部, 15 表示部, 16 画像圧縮部, 17 測光部, 18 AEロックボタン, 19 露出補正部, 20 露出制御部, 21 制御部, 22 操作部, 30 記録メディア, 200 コンピュータ, 201 CPU

Claims (9)

  1. 被写体を撮像する撮像部と、
    前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得する測光部と、
    前記測光部による測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正する露出補正部と、
    撮像画像の露出を制御する露出制御部と、
    前記撮像画像の表示部への表示を制御する表示制御部と
    を備え、
    前記露出制御部は、前記測光部による測光を固定する場合、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする
    撮像装置。
  2. 前記表示制御部は、露出補正の結果が反映された撮像画像を、前記表示部に表示する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記露出補正部は、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で設定可能にする
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記露出補正部は、
    前記測光部による測光を固定して露出を固定するためのAEロックが有効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲で設定可能にし、
    前記AEロックが無効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を、前記測光部による測光を固定していない場合における範囲で設定可能にする
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記露出補正部は、前記AEロックが有効な状態となる場合、露出補正が可能な範囲を制限しないで設定可能にする
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記AEロックの状態を切り替える切り替え部をさらに備える
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 露出補正が可能な範囲は、EV値に応じた複数の段数により定められる
    請求項3に記載の撮像装置。
  8. 被写体を撮像する撮像部を備える撮像装置の制御方法において、
    前記撮像装置が、
    前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得し、
    測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正し、
    撮像画像の露出を制御し、
    前記撮像画像の表示部への表示を制御し、
    測光を固定する場合、測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする
    ステップを含む制御方法。
  9. 被写体を撮像する撮像部を備える撮像装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記撮像部の出力に基づいた測光を行い、露出値を取得し、
    測光を固定しない場合、取得された前記露出値を、露出制御に用いられる露出値に補正し、
    撮像画像の露出を制御し、
    前記撮像画像の表示部への表示を制御し、
    測光を固定する場合、測光を固定していない場合における範囲よりも広い範囲の露出値で、露出制御を可能にする
    ステップを含むプログラム。
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