JP6622516B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に使用される現像剤容器、現像剤収納ユニット、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置に関する。
ここで、現像剤容器とは、現像剤を収容するための容器をいう。現像装置とは、少なくとも現像剤担持体を有するものをいう。多くの場合、現像剤担持体、それを支持する現像枠体、それに関わる部品と、を一体化し、画像形成装置の装置本体に着脱可能にしたものをいう。プロセスカートリッジとは、少なくとも像担持体を有するものをいう。多くの場合、帯電手段、現像手段、クリーニング手段、像担持体と、を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものをいう。画像形成装置とは、記録材に画像を形成する装置をいう。
特許文献1、2には、現像室と、トナーの収容室と、現像室と収容室との間を連通する開口と、を備える現像装置が開示される。この開口は、収容室の内部に配置される封止部材で封止される。封止部材は、収容室の内部でトナーを撹拌する回転部材の端部に取り付けられ、回転部材が回転すると、封止部材が回転して開口から剥離され、現像剤が開口を通って移動する。こうした構成によれば、ユーザが封止部材を取外さなくても、回転部材の動作に連動して封止部材が剥離される。
特開平5−197288号公報 特開2014−167606号公報
しかしながら、こうした構成では、画像形成装置が高温下で長期的にプリント動作をする等の過酷な使用環境下において、封止部材が劣化することがあった。劣化によって、封止部材はヤング率が低下する(コシを失う)と共に、撹拌軸に巻きつくような塑性変形をする(以後このような劣化状態を「へたり」と称する)。
このような場合、封止部材が回転部材の端部で巻いてしまって、封止部材の内側にトナーが入り込む。封止部材の内側に入り込んだトナーは白抜け時にも残り続けている場合がある。ここで、白抜けとは、トナーの収容室の内部のトナーの量が減少して現像室に供給できるトナーが減少して画像印字が十分できない状態をいう。そのため、特許文献1では画像白抜け時のトナー残量が増加することがあった。
以上のような状況を鑑みて、現像剤収容室内のトナーを無駄なく使うという観点から改善の余地がある。
本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、開口を有し現像剤を収容する収容室と、回転可能に支持される回転部材と、前記回転部材を第一の方向と、前記第一の方向とは逆方向の第二の方向に回転させるための駆動伝達手段であって、画像形成時には前記回転部材を前記第一の方向に向けて回転させる駆動伝達手段と、前記回転部材に取り付けられたシート部材であって、前記回転部材が前記第一の方向に回転した場合に、前記回転部材に巻きつくように変形するシート部材と、を有し、前記回転部材が前記第一の方向に回転した場合に、前記回転部材に巻きついた前記シート部材の内側に前記現像剤が残留した状態で、前記シート部材は前記第一の方向に回転するように構成され、前記シート部材と前記回転部材、非画像形成時に前記第二の方向に回転することで、前記シート部材の内側に残留した前記現像剤が排出されることを特徴とする。
本発明によれば、容器内の現像剤を無駄なく使うことができる。
実施例1に係る現像剤容器が装着された画像形成装置の断面図である。 (a)は、新品時の現像器の断面図である。(b)は、封止シートを開封した現像器の断面図である。 封止シートの劣化に伴う現像器の断面図である。 (a)〜(c)は、撹拌軸が逆方向回転する様子を示す断面図である。(d)は、撹拌軸が逆方向回転するタイミングを説明する説明図である。 (a)は、実施例2に係る現像器の断面図である。(b)は、封止シートの平面図である。 実施例3に係る現像器の断面図である。 (a)は、撹拌軸が矢印B2方向に回転され始めたときの現像器の断面図である。(b)は、撹拌軸が矢印B2方向に回転されてトナーTが撹拌シートから排出されるときの現像器の断面図である。 本発明の実施例4に係る現像装置の断面図である。
以下、図面を参照して、この発明を実施するための形態を実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対位置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるから、特に特定的な記載が無い限りは、発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。なお、後の実施例の構成に関して、前の実施例と同一の構成に関しては前の実施例と同一の符号を付して、前の実施例中の説明が援用されるものとする。
(画像形成装置全体概要)
図1は、実施例1に係る現像剤容器89が装着された画像形成装置100の断面図である。画像形成装置100は装置本体100Aを有する。装置本体100Aの内部には、像担持体としての感光ドラム1が配置される。感光ドラム1の周囲には、帯電ローラ2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラ8が配置される。
『プロセスカートリッジ』としてのカートリッジ50は、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4を含んで構成される。その場合に、カートリッジ50は、画像形成装置100の装置本体100Aに着脱可能に構成される。画像形成部Gは、画像を形成する感光ドラム1、帯電ローラ2、露光ユニット3、現像装置4、転写ローラ8等を含む。
画像形成動作が開始されると、感光ドラム1が矢印A1方向に回転する。感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2により一様に帯電され、露光ユニット3により静電像が形成され、現像装置4により現像剤で現像されて現像剤像が形成される。
装置本体100Aの下部には、『記録材』としてのシートRが収納されるカセット51が配置される。このシートRは、感光ドラム1と転写ローラ8とのニップに搬送され、現像剤像が転写される。このシートRは定着装置7によって定着される。
図2(a)は、新品時の現像装置4の断面図である。現像装置4は現像容器40を有する。現像容器40は、現像室40aと、『現像剤容器89』の一部である『収容室』としてのトナー室40bと、を有する。現像室40aには、トナーTを担持する『現像剤担持体』としての現像ローラ43が配置される。現像ローラ43は、現像スリーブ42と、現像スリーブ42の内部に配置されるマグネットローラ41と、を有する。現像スリーブ42は、回転可能に支持され、感光ドラム1に形成される静電像を『現像剤』としてのトナーTで現像する。トナー室40bは、現像室40aに隣接してトナーTを現像室40aに供給する。
現像装置4は、内部に、長手方向に回転可能に配置される撹拌軸47と、この撹拌軸47に基端部が貼付された可撓性の撹拌シート46aと、を備える。画像形成動作に伴って、撹拌シート46aが回転して、トナー室40bから現像室40aへトナーTが搬送される。
撹拌シート46aの材質としては、例えば、数百μm程度の厚みのポリエチレンテレフタレート(PET)等の可撓性を有する材料が用いられる。また、ポリカーボネイト(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の可撓性を有する材料が用いられても良い。
現像装置4の新品時に、トナーTはトナー室40bに封入されている。現像室40aとトナー室40bとの間には、双方の部屋同士を連通する開口60が形成される。このことから、トナー室40bは、開口60を有し『現像剤』としてのトナーTを収容する。トナー室40bと現像室40aとの間は、開口60を封止する封止シート45によって分離されている。新品時においては、現像室40a内のパーツをトナーTの付着の無い清浄な状態に保ち、輸送時のトナーTの漏れを防止する。
また、トナー室40bは、封止シート45と、撹拌軸47と、撹拌シート46aと、を有する。『現像剤容器89の一部』である『回転部材』としての撹拌軸47は、封止シート45と接続し、トナー室40bの内部に回転可能に支持される。
『現像剤容器89の一部』である『シート部材』としての封止シート45は、開口60を開封可能に封止すると共に、現像剤を撹拌する機能を有する。『現像剤容器89の一部』である『シート部材』としての撹拌シート46aは、可撓性を有し、トナーTを現像室40aに供給する。本実施例では、前述の撹拌シート46a(撹拌部材)と撹拌軸47(回転部材)を含んで開封部材46が構成される。しかし、これに限定されず、回転部材である軸だけで開封部材を構成してもよい。また、封止シート45の基端部45kと撹拌シート46aの基端部46kが撹拌軸47に取り付けられている。
本実施例では、封止部材である封止シート45を開封する開封部材でもあり、トナーTを撹拌する撹拌部材でもある。つまり、開封部材としては、少なくとも撹拌軸47があればよい。また、撹拌部材としては、少なくとも撹拌シート46aがあればよい。本実施例では各部材が一体的に構成されているが、開封部材と撹拌部材が別々に設けられていてもよい。装置本体100Aからの駆動力を伝達するための駆動伝達部であるギアが容器側面に設けられ、そのギアが受けた駆動力が開封部材に伝達されることにより開封部材が駆動(回転)する。開封部材が回転することにより封止シート45を容器から引き剥がすことができる。
なお、『シート部材』としては、複数あり、前述の複数のシート部材のうちの一枚が、開口60を開封可能に封止する封止シート45であれば良い。『シート部材』としては、撹拌機能だけを有する撹拌シート46aでも良く、または、本実施例のように撹拌機能と封止機能とを有する封止シート45であっても良い。ただ、本実施例で問題となるのは、このシート部材が後述するように劣化して撹拌軸47に巻き付く材質である場合である。
図2(b)は、封止シート45を開封した現像装置4の断面図である。現像装置4の使用開始時に、撹拌軸47の回転と共に、封止シート45を剥離方向に巻き取るように開封をする。封止シート45を取り除くことでトナーTを現像室40aへ搬送可能にする。
本実施例では、安価な構成として、撹拌軸47によって、封止シート45を巻き取る構成とする。こうすることで、巻き取り軸を別途設ける必要が無くなる。封止シート45も、撹拌シート46aと同様に、撹拌軸47に、可撓性を持つ撹拌シート46aの一端を貼付した構成とする。撹拌シート46aの材質として例えば、数十μm程度の厚みのポリエチレンテレフタレート(PET)等の可撓性を有する材料を用いている。また、ポリカーボネイト(PC)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)等の可撓性を有する材料を用いても良い。撹拌シート46aに比べ薄い材質を用いることで、低コスト化を図ることができる。
高温高湿下で長期間プリント動作をする等の過酷な使用環境下において、撹拌シート46aに比べて薄膜化された封止シート45が劣化することがあった。
図3(a)(b)は、封止シート45の劣化に伴う現像装置4の断面図である。画像形成動作に伴って撹拌軸47が矢印B1方向に回転し続けると封止シート45は劣化でヤング率が低下すると共に図3(a)→図3(b)のように撹拌軸47に巻きつくような塑性変形をする。
封止シート45が劣化するに従い、図3(a)の矢印Y1方向のようなトナーTの往来がなくなり、図3(b)のように封止シート45の内側にトナーTが残る。その結果、封止シート45の内側にトナーTが残り続けるため、白抜け時のトナーTの残量が増加する。
図4は、撹拌軸47が逆方向回転する様子を示す断面図である。前述した状態を回避すべく、本実施例では、封止シート45の内側にトナーTが残り続けることによる白抜け時のトナーTの残量増加を抑制するため、撹拌軸47は、非画像形成時に画像形成時とは逆方向である矢印B2方向に回転する。
これにより、図4(a)のように巻きついた封止シート45が図4(b)のように撹拌軸47に巻き付いた封止シート45と撹拌軸47との隙間が広がる。その結果、図4(b)中に示す矢印Y1方向のようなトナーTの往来が可能になる。さらに矢印B2方向に回転が進むと図4(c)のように撹拌軸47に巻き付いた封止シート45が撹拌軸47から開放されるため封止シート45の内側にトナーTが残らなくなる。従って、白抜け時のトナーTの残量増加を抑制できる。
図4(d)は、撹拌軸47が逆方向回転するタイミングを説明する説明図である。本実施例では、例えば封止シート45が開口60の開封をする前に撹拌軸47を画像形成時と同方向に回転する。そして、封止シート45が開口60の開封している間に撹拌軸47を画像形成時と同方向に回転する(開封時t1)。そして、封止シート45が開口60の開封を完了後に撹拌軸47を画像形成時と同方向に回転する。
その後の非画像形成時(前回転時t2、記録材間時t3、後回転時t4)に撹拌軸47を画像形成時とは逆方向に回転する。また、複数枚のシートRを印刷するときには、撹拌軸47は、所定枚数のシートRの画像形成時毎(記録材印刷時毎)に存在する非画像形成時(記録材間時t3)に、画像形成時とは逆方向に回転する。
ここで、画像形成時とは、トナー室40bから排出される現像剤により感光ドラム1にトナー像(現像剤像)が形成される間をいう。また、画像形成時とは、装置本体100Aに対して外部から画像情報が入ってきてからシートRに対して画像形成が終了するまでであっても良い。また、シートRが装置本体100Aに入ってからシートRに画像が形成されて出るときまでであっても良い。
非画像形成時とは、前述した画像形成時以外のときをいう。トナーTの濃度を検知するキャリブレーション、トナーTの吐出し動作、前回転(前回転時t2)、後回転(後回転時t4)は、非画像形成時に含まれ、画像形成時に含まれない。キャリブレーション、トナーTの吐出し動作等は、前回転(前回転時t2)、後回転(後回転時t4)に含まれる。なお、非画像形成時は、前述の開封時t1、前回転時t2、記録材間時t3、後回転時t4の全てでなくても良く、そのいずれかでも良い。例えば、後回転時t4だけであっても良い。
次に本実施例を採用した画像形成装置100を用いて画出し耐久テストを行った。耐久テストは画像白抜けが発生するまでプリントを行い、白抜け時のトナーTの残量を測定した。画像形成装置100は、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像装置4、クリーニングブレードが互いに所定の位置関係をもって一括して組み込んだカートリッジ50を装着して構成してある。
カートリッジ50を装置本体100A内に十分に挿入して装着すると画像形成装置100に備えた駆動伝達手段(不図示)が感光ドラム1を駆動できるようになり、作動可能状態となる。感光ドラム1と現像スリーブ42および撹拌軸47はギヤを介して連動する構成である。
また、撹拌軸47の逆回転は画像形成装置100に備えた駆動伝達手段を逆回転させることで行う。この時に撹拌軸47のみが動作するように感光ドラム1および現像スリーブ42にはクラッチ機構を備えている。本実施例で用いる具体的な条件を以下に示す。
〔耐久テスト条件〕
環境 温度23℃、湿度60%
プロセススピード 200mm/sec
撹拌軸のスピード 3.5sec/周
初期トナー量 300g
〔逆回転条件〕
タイミング 2枚毎
逆回転時間 4.0sec
〔画像形成条件〕
帯電印加バイアス DC −350V
AC 正弦波
Vpp=1600V
周波数=2700Hz
現像バイアス DC −240V
AC 矩形波
Vpp=1800V
周波数=2300Hz
比較のために以下の画像形成装置100および現像装置を準備して同様に耐久テストを行った。第1比較例は、本実施例の逆回転の思想を採用していない画像形成装置である。第2比較例は、封止シート45を採用していない現像装置である。結果を表1に示す。
Figure 0006622516
第2比較例は封止シート45を採用していない構成であり、この構成における白抜け時にトナーTの残量は15gであった。
第1比較例は、本実施例の逆回転の思想を採用していないときの封止シート45を用いた構成であり、白抜け時にトナーTの残量は19gであり、第2比較例と比べてトナーTの残量が増加した。このとき、封止シート45の内側にはトナーTが4g残っていた。つまり、封止シート45の内側に残ったトナーTの量の影響で白抜け時にトナーTの残量が増加した。
一方、本実施例の画像形成装置100では白抜け時にトナーTの残量は第2比較例と同じ15gであった。このとき、封止シート45の内側にトナーTが残っていなかった。これは、非画像形成時に撹拌軸47を逆回転し撹拌軸47から封止シート45を開放することで封止シート45内側にトナーTが滞留するのを抑制できたと考えられる。
従って、白抜け時にトナーTの残量の増加を抑制できた。撹拌軸47の逆回転時間は特に定めるところではないが、少なくとも撹拌軸47が1周以上回転することが望ましい。
以上のように、封止シート45を採用した画像形成装置100において非画像形成時に撹拌軸47を画像形成時とは逆方向に回転させることで画像白抜け時のトナーTの残量増加を抑制でき、トナー室40b内のトナーTを無駄なく使うことができる。
図5(a)は、実施例2に係る現像装置4の断面図である。図5(b)は、封止シート45の平面図である。実施例2では、封止シート45には、トナーの通過を許容する穴45eが形成される構成であることが特徴である。
封止シート45が劣化した場合、撹拌軸47に巻きついて撹拌軸47の周囲を覆い、覆われた内側にはトナーTが滞留する。巻きついた封止シート45の内外で、トナーTを行き来させる方法として、図5(b)のように、封止シート45の連結部に穴45eを設けることが行われる。なお、封止シート45は、撹拌軸47に取り付けられる軸取付部45dと、穴45eを含有する穴含有部45cと、開口60に取り付けられる封止部45bと、を有する。
そのようにすると図5(a)の矢印Z方向のようにトナーTが行き来できる。この構成では穴45eを大きくすると、トナーTの行き来は多くできるが撹拌軸47が封止シート45を巻き取る際や、巻き取り後に回転しているときに穴45eから亀裂が入って封止シート45を破断する恐れがある。そこで、封止シート45にトナーTの行き来が可能な小さな穴45eを設けた構成としている。
しかしながら、封止シート45に設ける穴45eが小さくなるとトナーTが穴45eを通過しにくくなる。たとえば高温高湿の環境下ではトナーTの流動性が低下し、封止シート45の穴45eを行き来しにくくなる。そのため、巻きついた封止シート45の内側に滞留することがあるため白抜け時のトナーTの残量が多くなることがある。
そこで、封止シート45に穴45eを設けることと、撹拌軸47を逆回転することでトナーTの劣化に対して苛酷な使用条件においても白抜け時にトナーTの残量の増加を抑制できる。ここで本実施例に示した構成の画像形成装置100を用いて耐久テストを行い、白抜け時のトナーTの残量を測定した。
〔耐久テスト条件〕
環境 温度34℃、湿度85%
その他の条件は実施例1と同様である。
比較例として非画像形成時に撹拌軸47を逆回転しない場合においても同様に耐久テストを行った。結果を表2に示す。
Figure 0006622516
比較例は白抜け時にトナーTの残量が17.5gであった。
封止シート45の内側に2.5gのトナーTが残っていた。これは、次のように考えられる。トナーTの流動性が低下した状態において、封止シート45の内側に入り込んだトナーTは封止シート45の穴45e近傍のトナーTは封止シート45の内外を行き来できる。しかしながら、封止シート45の内側に入り込み、かつ穴45eから離れた位置にある一部のトナーTは封止シート45の内外を行き来できずに周囲のトナーTから受ける圧を受け続けることになる。このために凝集が起こり、白抜け時においても封止シート45の内側に残ったと考えられる。
一方、本実施例は15gであった。本実施例では撹拌軸47が逆回転することで封止シート45が撹拌軸47から開放され、封止シート45の内側と外側のトナーTが行き来できる。このため、封止シート45の内側に入り込んだ一部のトナーTが圧を受け続けることはない。従って凝集することがなく、封止シート45の内側にトナーTが残らなかったと考えられる。
以上のように、封止シート45を採用した画像形成装置100において、非画像形成時に撹拌軸47を画像形成時とは逆方向に回転させることで画像白抜け時のトナーTの残量の増加を抑制でき、トナー室40b内のトナーTを無駄なく使うことができる。
図6は、実施例3に係る現像装置4の断面図である。本実施例3では、トナー室40bの内壁40b1に設けられて、撹拌軸47が逆方向に回転するときに封止シート45の動きを規制する『規制部』としての突起10を有することが特徴である。突起10は、突起形状で形成される。
封止シート45が劣化した場合、封止シート45が撹拌軸47に巻きつくように塑性変形を起こし筒形状になることがある。この状態で逆回転を行った場合、撹拌軸47から封止シート45が開放されないことがある。そこで、トナー室40bの内壁40b1に突起を備え逆回転時の封止シート45の動きを規制することで、撹拌軸47から封止シート45を確実に開放できる。
現像装置4では、トナー室40bの底部に突起10が設けられている。突起形状は画像形成時の撹拌軸47の回転方向に対して移動方向の上流側の斜面の角度S1が鋭角、画像形成時の撹拌軸47の回転方向に対して移動方向下流側の斜面の角度S2が90度以上の鈍角となっている。
図7(a)は、撹拌軸47が矢印B2方向に回転され始めたときの現像装置4の断面図である。図7(b)は、撹拌軸47が矢印B2方向に回転されてトナーTが撹拌シート46aから排出されるときの現像装置4の断面図である。
この突起10によって画像形成時においては撹拌軸47の回転に対して封止シート45は突起10に制限されない。しかし、撹拌軸47が矢印B2方向に回転する逆回転時には、図7(a)のように、封止シート45の先端が突起10に突き当たり動きが制限される。さらに、矢印B2方向に逆回転が進むと図7(b)のように封止シート45が撹拌軸47から開放される。突起10は、画像形成時とは逆方向に回転する封止シート45と接触して、封止シート45を前記回転部材から引き離す方向に広げる。従って、封止シート45内側にトナーTが残らなくなるため白抜け時にトナーTの残量の増加を抑制できる。
ここで本実施例に示した構成の画像形成装置100を用いて実施例1と同様の耐久テストを行ったところ白抜け時にトナーTの残量は15gであった。これは実施例1で示した第2比較例の封止シート45を採用していない構成と同じであり白抜け時にトナーTの残量の増加はなかった。
以上のように、封止シート45を採用した画像形成装置100において、非画像形成時に撹拌軸47を画像形成時とは逆方向に回転させることで、画像白抜け時のトナーTの残量増加を抑制でき、現像剤収容室内のトナーTを無駄なく使うことができる。
図8は、本発明の実施例4に係る現像装置4の断面図である。実施例4では、現像剤収納ユニット91は、開口90aを有し、トナーTを収容する可撓性容器90と、トナーTを撹拌するための封止シート45と、封止シート45と接続し、回転可能に支持される撹拌軸47と、を有する。撹拌軸47は、非画像形成時に画像形成時とは逆方向に回転する。
実施例1〜4に記載の構成によれば、容器内の現像剤を無駄なく使うことができる。これまでの実施例では、モノクロのレーザプリンタで説明しているが、カラーなどの複数のカートリッジを装着するプリンタにも応用可能である。
1 感光ドラム(像担持体)
60 開口
40a 現像室
40b トナー室(収容室)
45 封止シート(封止部材)(シート部材)
46a 撹拌シート(撹拌部材)(シート部材)
47 撹拌軸(回転部材)(撹拌部材)
89 現像剤容器
T トナー(現像剤)

Claims (15)

  1. 開口を有し現像剤を収容する収容室と、
    回転可能に支持される回転部材と、
    前記回転部材を第一の方向と、前記第一の方向とは逆方向の第二の方向に回転させるための駆動伝達手段であって、画像形成時には前記回転部材を前記第一の方向に向けて回転させる駆動伝達手段と、
    前記回転部材に取り付けられたシート部材であって、前記回転部材が前記第一の方向に回転した場合に、前記回転部材に巻きつくように変形するシート部材と、
    を有し、
    前記回転部材が前記第一の方向に回転した場合に、前記回転部材に巻きついた前記シート部材の内側に前記現像剤が残留した状態で、前記シート部材は前記第一の方向に回転するように構成され、
    前記シート部材と前記回転部材、非画像形成時に前記第二の方向に回転することで、前記シート部材の内側に残留した前記現像剤が排出されることを特徴とする画像形成装置
  2. 前記シート部材には、現像剤の通過を許容する穴が形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記収容室の内壁に設けられ、前記回転部材が前記第二の方向に回転するときに前記シート部材の動きを規制する規制部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置
  4. 前記規制部は、突起形状で形成されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置
  5. 前記規制部は、前記第二の方向に回転する前記シート部材と接触して、前記シート部材を前記回転部材から引き離す方向に広げることを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置
  6. 前記画像形成時は、前記収容室から排出される現像剤により像担持体に現像剤像が形成される間であり、前記非画像形成時は、前記画像形成時以外のときであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置
  7. 現像剤の濃度を検知するキャリブレーション、現像剤の吐出し動作、前回転、後回転は、前記非画像形成時に含まれ、前記画像形成時に含まれないことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置
  8. 前記回転部材に取り付けられ、前記現像剤を撹拌するための撹拌シートをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記シート部材の厚みは、前記撹拌シートの厚みよりも薄いことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記シート部材は前記回転部材に取り付けらえる基端部と、前記基端部の反対側の先端部とを有し、
    前記撹拌シートは、前記第一の方向で下流側に向く下流側面を有し、
    前記回転部材が前記第一の方向に回転し、前記シート部材が前記回転部材に巻きつくように変形した状態において、前記先端部は前記下流側面と対向する位置に位置することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像形成装置。
  11. 前記シート部材は、前記開口を開封可能に封止する封止部材であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記シート部材が前記開口の開封をする前に、前記回転部材を前記第一の方向に回転し、
    前記シート部材が前記開口の開封を完了した後に、前記回転部材を前記第一の方向に回転し、
    その後の前記非画像形成時に、前記回転部材を前記第二の方向に回転することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置
  13. 所定枚数の記録材の画像形成動作が行われるごとに、前記シート部材と前記回転部材を前記第二の方向に回転するように構成されることを特徴とする請求項乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置
  14. 前記収容室を備える可撓性容器を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置
  15. 前記回転部材は、前記非画像形成時に前記第二の方向に1周以上回転することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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