JP6621578B2 - ルート探索装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

ルート探索装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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本発明は、ルート探索技術に関する。
従来から、ナビゲーション装置において、視程障害を検知し、その情報をユーザに提示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、道路沿いに多数設置されている道路カメラにより取得した道路画像に基づき特定された視認性指標、視程障害度、及び視程障害の要因である気象情報をサーバ装置から取得し、探索したルートと共に表示するナビゲーション装置が開示されている。
特開2008−052453号公報
特許文献1の技術では、道路に固定されたカメラを用いて道路画像を取得しているため、カメラを設置することができない道路環境だと、道路画像を取得できないという問題がある。また、特許文献1では、得られた視程障害度、道路画像、及び気象情報を考慮したルート探索が行われていないため、視程障害がある地点の通過を回避又は低減するルートをユーザに提供できる保証がないという問題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、視程障害がある地点の通過を回避又は低減させるルートを好適にユーザに提示することが可能なルート探索装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、ルート探索装置であって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、を備え、前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信部と、前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、前記探索部が探索したルートを前記端末装置に送信する送信部と、を有し、前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、ルート探索装置が実行する制御方法であって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索工程と、を有し、前記探索工程は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、ルート探索装置が実行する制御方法であって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御工程と、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信工程と、前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索工程と、前記探索工程が探索したルートを前記端末装置に送信する送信工程と、を有し、前記探索工程は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索する
請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部として前記コンピュータを機能させ、前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信部と、前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、前記探索部が探索したルートを前記端末装置に送信する送信部として前記コンピュータを機能させ、前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索する
視程障害情報共有システムの概略構成である。 ナビゲーション装置の構成を示す。 サーバ装置の構成を示す。 視程障害情報DBの更新処理のフローチャートを示す。 ルート探索処理のフローチャートを示す。 ルート探索実行後の表示例である。 変形例に係るルート探索処理のフローチャートを示す。
本発明の好適な実施形態によれば、ルート探索装置は、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された、前記移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、前記探索部により探索された前記視程障害低減ルートを出力する出力部と、を備える。
上記のルート探索装置は、取得部と、探索部と、出力部とを備える。取得部は、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた移動体の周辺画像に基づき生成された、移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、視程障害情報を取得する。探索部は、取得部により取得された視程障害情報に基づいて、視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する。出力部は、探索部により探索された視程障害低減ルートを出力する。ここで、「出力部」は、モニタ(ディスプレイ)そのものであってもよく、ルート探索装置に接続されたモニタに映像信号を送出するブロックであってもよい。この態様により、ルート探索装置は、移動体と共に移動する撮影部が撮影した画像により得られた視程障害情報に基づき、視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルートをユーザに好適に提示することができる。
上記ルート探索装置の一態様では、前記探索部は、所定以上の度合いの視程障害がある地点を避けたルートを、前記視程障害低減ルートとして探索する。この態様により、ルート探索装置は、視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルート(所定以上の度合いの視程障害がある地点を避けたルート)をユーザに好適に提示することができる。
上記ルート探索装置の他の一態様では、前記探索部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートを探索し、前記出力部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートとを出力する。この態様により、ルート探索装置は、視程障害情報に基づく視程障害低減ルートと、視程障害情報に基づかないルートとをユーザに提示し、いずれのルートがよいかを好適に比較させることができる。
上記ルート探索装置の他の一態様では、前記取得部は、前記サーバ装置から、前記視程障害情報に基づかないルート上の視程障害の発生地点で撮影された前記周辺画像をさらに取得し、前記出力部は、前記視程障害情報に基づかないルートと、前記周辺画像とを関連付けて出力する。この態様により、ルート探索装置は、視程障害情報に基づかないルート上の視程障害地点で撮影された画像をユーザに好適に確認させることができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、ルート探索装置は、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された、前記移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信部と、前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、前記探索部が探索したルートを前記端末装置に送信する送信部と、を有する。
上記ルート探索装置は、記憶制御部と、受信部と、探索部と、送信部とを備える。記憶制御部は、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた移動体の周辺画像に基づき取得された、移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する。受信部は、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する。探索部は、記憶部に記憶された視程障害情報に基づいて、視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する。送信部は、探索部が探索したルートを端末装置に送信する。この態様により、ルート探索装置は、ルート探索を要求する端末装置に対して、移動体と共に移動する撮影部が撮影した画像により得られた視程障害情報に基づき視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルートを、好適に通知することができる。
上記ルート探索装置の一態様では、ルート探索装置は、前記撮影部により得られた前記周辺画像を取得する取得部をさらに備え、前記記憶制御部は、前記取得部が取得した前記周辺画像に基づき、前記視程障害情報を生成し、生成した前記視程障害情報を前記記憶部に記憶する。この態様により、ルート探索装置は、好適に視程障害情報を生成し、記憶することができる。
上記ルート探索装置の他の一態様では、前記記憶制御部は、前記移動体と共に移動する端末が前記周辺画像に基づき生成した視程障害情報を取得し、当該視程障害情報を前記記憶部に記憶する。ルート探索装置は、この態様により、好適に視程障害情報を取得し、記憶することができる。
上記ルート探索装置の他の一態様では、前記探索部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートを探索し、前記送信部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートとを送信する。この態様により、ルート探索装置は、視程障害情報に基づく視程障害低減ルートと、視程障害情報に基づかないルートとを好適に端末装置に通知し、端末装置のユーザに比較させることができる。
上記ルート探索装置の他の一態様では、前記記憶制御部は、前記視程障害の発生地点で撮影された前記周辺画像を、前記記憶部にさらに記憶させ、前記送信部は、前記視程障害情報に基づかないルート上の視程障害の発生地点で撮影された前記周辺画像を、前記端末装置にさらに送信する。この態様により、ルート探索装置は、視程障害情報に基づかないルートと共に、当該ルート上の視程障害がある地点で撮影された周辺画像を、端末装置に好適に供給することができる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、ルート探索装置が実行する制御方法であって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された、前記移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得工程と、前記取得工程により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索工程と、前記探索工程により探索された前記視程障害低減ルートを出力する出力工程と、を有する。ルート探索装置は、この制御方法を実行することで、移動体と共に移動する撮影部が撮影した画像により得られた視程障害情報に基づき、視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルートをユーザに好適に提示することができる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、ルート探索装置が実行する制御方法であって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された、前記移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御工程と、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信工程と、前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索工程と、前記探索工程が探索したルートを前記端末装置に送信する送信工程と、を有する。ルート探索装置は、この制御方法を実行することで、ルート探索を要求する端末装置に対して、移動体と共に移動する撮影部が撮影した画像により得られた視程障害情報に基づき視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルートを、好適に通知することができる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、コンピュータが実行するプログラムであって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された、前記移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、前記探索部により探索された前記視程障害低減ルートを出力する出力部として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、移動体と共に移動する撮影部が撮影した画像により得られた視程障害情報に基づき、視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルートをユーザに提示することができる。
本発明のさらに別の実施形態によれば、コンピュータが実行するプログラムであって、移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された、前記移動体周辺の視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信部と、前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、前記探索部が探索したルートを前記端末装置に送信する送信部として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、ルート探索を要求する端末装置に対して、移動体と共に移動する撮影部が撮影した画像により得られた視程障害情報に基づき視程障害がある地点の通過を回避又は低減したルートを、好適に通知することができる。好適には、これらのプログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[視程障害情報共有システムの概要]
図1は、本実施例に係る視程障害情報共有システムの概略構成である。視程障害情報共有システムは、各車両と共に移動するナビゲーション装置1及びカメラ4と、サーバ装置2とを備え、各ナビゲーション装置1が検出した視程障害に関する情報(「視程障害情報」とも呼ぶ。)を収集してルート探索に利用するシステムである。ここで、視程障害は、例えば霧、雨、雪、煙霧などの視程が通常よりも悪くなる要因を指す。
ナビゲーション装置1は、据置型のナビゲーション装置又はスマートフォンなどの携帯端末であって、ユーザが設定した目的地へのルート案内を行う。また、ナビゲーション装置1は、カメラ4と接続し、カメラ4から受信した画像(「撮影画像Im」とも呼ぶ。)に基づき、視程障害を検知する。そして、ナビゲーション装置1は、視程障害を検知した場合に、視程障害情報を生成し、生成した視程障害情報と、視程障害の検知時に取得した撮影画像Imとを含む情報(「視程障害検知情報S1」とも呼ぶ。)をサーバ装置2へ送信する。ここで、視程障害情報は、視程障害の程度、視程障害の発生地点(「視程障害地点」とも呼ぶ。)、及び視程障害の検知日時などを含む。
また、ナビゲーション装置1は、ルート検索時には、視程障害情報によらずに検索したルート(「推奨ルート」とも呼ぶ。)の情報をサーバ装置2に送信することで、推奨ルートに関連した視程障害情報(「視程障害通知情報S2」とも呼ぶ。)をサーバ装置2から受信する。そして、ナビゲーション装置1は、視程障害通知情報S2に基づき、推奨ルート上に視程障害の地点がある場合には、視程障害の発生地点を回避したルート(単に「回避ルート」とも呼ぶ。)を検索する。回避ルートは、本発明における「視程障害低減ルート」の一例である。
サーバ装置2は、ネットワーク9を介して各ナビゲーション装置1と接続し、ナビゲーション装置1から視程障害検知情報S1を受信する。また、サーバ装置2は、視程障害検知情報S1に基づき、視程障害地点を認識した場合には、視程障害が回復したかを監視するため、当該地点では視程障害の有無に関わらず視程障害検知情報S1を送信すべき旨の指示情報(「監視指示情報S3」とも呼ぶ。)をナビゲーション装置1へ送信する。監視指示情報S3には、各視程障害地点の位置情報が少なくとも含まれている。また、サーバ装置2は、ナビゲーション装置1から推奨ルートの情報を受信した場合に、視程障害通知情報S2を当該ナビゲーション装置1へ送信する。
カメラ4は、車内から車外前方を撮影するカメラであり、生成した撮影画像Imをナビゲーション装置1へ供給する。カメラ4は、例えばルームミラー付近に設置される。なお、カメラ4は、撮影画像Imに加えて、ホワイトバランス調整、コントラスト調整、シャッタースピードなどの撮影時に自動調整するパラメータの情報をナビゲーション装置1へ供給してもよい。
[ナビゲーション装置の構成]
図2に、ナビゲーション装置1の構成を示す。図2に示すように、ナビゲーション装置1は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU22、ROM23及びRAM24を含んでおり、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。
例えば、システムコントローラ20は、カメラ4から受信した撮影画像Imに存在する所定の物体(例えば標識等)を対象に、当該物体が見えなくなる境界となる距離(「視程距離L」とも呼ぶ。)を算出する。そして、システムコントローラ20は、視程距離Lが所定距離未満の場合、視程障害が発生していると判断する。この場合、システムコントローラ20は、視程距離Lの算出時に用いた撮影画像Imと、視程距離Lと、視程距離Lの算出時の位置情報と、視程距離Lの算出時の日時情報とを含む視程障害検知情報S1をサーバ装置2へ送信する。なお、視程障害検知情報S1に含める位置情報は、GPS受信機18が出力した位置情報であってもよく、自立測位装置10の出力等に基づき当該位置情報を補正したものであってもよい。また、システムコントローラ20は、監視指示情報S3を受信した場合、監視指示情報S3に含まれる位置情報が示す地点では、視程障害の有無に関わらず視程障害検知情報S1をサーバ装置2へ送信する。例えば、視程障害がないときには、システムコントローラ20は、視程障害検知情報S1として、位置情報及び視程障害がない旨を示す情報をサーバ装置2へ送信する。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。地図データは、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データや、各施設に関する施設情報などを含む。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(Vehicle Information Communication System、登録商標)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。本実施例では、通信装置38は、システムコントローラ20の制御に基づき、撮影画像Imの受信処理、視程障害検知情報S1の送信処理、視程障害通知情報S2の受信処理などを行う。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データを、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
なお、システムコントローラ20は、本発明におけるルート探索装置の「取得部」、「探索部」、「出力部」、及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
[サーバ装置の構成]
図3は、サーバ装置2の概略構成を示す。図3に示すように、サーバ装置2は、通信部26と、記憶部27と、制御部28とを有する。通信部26、記憶部27、及び制御部28は、バスライン29を介して相互に接続されている。
通信部26は、制御部28の制御に基づき、ネットワーク3を介し、ナビゲーション装置1と各種データの通信を行う。本実施例では、通信部26は、視程障害検知情報S1の受信処理や視程障害通知情報S2の送信処理などを行う。
記憶部27は、サーバ装置2の動作を制御するためのプログラムを保存したり、サーバ装置2の動作に必要な情報を保持したりする。例えば、記憶部27は、ナビゲーション装置1から送信された視程障害検知情報S1に基づき生成された視程障害情報のデータベースである視程障害情報DB270を記憶する。視程障害情報DB270には、例えば、視程障害地点を示す位置情報ごとに、視程距離L及び視程障害の検知日時などの視程障害情報と、撮影画像Imとが関連付けられている。
制御部28は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、サーバ装置2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部28は、視程障害情報DB270の更新処理を行う。例えば、制御部28は、通信部26が受信した視程障害検知情報S1に含まれる位置情報が示す視程障害地点が視程障害情報DB270に登録されていないときには、視程障害検知情報S1に含まれる視程障害情報と、撮影画像Imとを関連付けて視程障害情報DB270に登録する。また、制御部28は、視程障害検知情報S1に含まれる位置情報が示す視程障害地点が既に視程障害情報DB270に登録済みの場合には、登録済みの視程距離L、検知日時、及び撮影画像Im等を、受信した視程障害検知情報S1に基づき更新する。また、制御部28は、通信部26が推奨ルートの情報をナビゲーション装置1から受信した場合、視程障害情報DB270に登録された位置情報に基づき、推奨ルート上の視程障害地点及び推奨ルート周辺の視程障害地点の情報を視程障害情報DB270から抽出し、視程障害通知情報S2としてナビゲーション装置1に送信するように通信部26を制御する。
[処理フロー]
次に、視程障害情報DB270の更新に関する処理と、ルート探索時の処理とについて、図4、5のフローチャートを参照して詳しく説明する。
(1)DB更新処理
図4は、視程障害情報DB270の更新処理の手順を示すフローチャートの一例である。
まず、ナビゲーション装置1は、撮影画像Imに基づき視程距離Lを算出する(ステップS101)。例えば、ナビゲーション装置1は、カメラ4から受信する撮影画像Imを所定時間分だけ蓄積して記憶しておき、撮影画像Im中に所定サイズの表示面積を有する標識を認識した場合に、当該標識が見えなくなる又はコントラストが所定値未満になる撮影画像Imを、蓄積した撮影画像Imから遡って検索する。そして、ナビゲーション装置1は、対象の標識が見えなくなった又はコントラストが所定値未満になった撮影画像Imを特定し、当該撮影画像Imの撮影時刻と、標識を認識した時の時刻との差分時間を算出する。そして、ナビゲーション装置1は、上述の差分時間と、自立測位装置10等が計測した車両の走行速度と、標識を認識した時の車両と標識との距離とに基づき、視程距離Lを算出する。なお、ナビゲーション装置1は、標識を認識した時の車両と標識との距離を、予め設定した距離に設定してもよく、公知の画像認識処理等により撮影画像Imから推定してもよい。
次に、ナビゲーション装置1は、視程距離Lが所定距離未満であるか否か判定する(ステップS102)。上述の所定距離は、視程障害が発生しているか否かを判定するための閾値であって、例えば実験等に基づき予め定められる。そして、視程距離Lが所定距離未満の場合(ステップS102;Yes)、ナビゲーション装置1は、視程障害情報及び撮影画像Imを含む視程障害検知情報S1をサーバ装置2に送信する(ステップS104)。
一方、視程距離Lが所定距離以上である場合(ステップS102;No)、ナビゲーション装置1は、サーバ装置2から適宜送信される監視指示情報S3に基づき、現在位置が視程障害地点として登録されている地点であるか否か判定する(ステップS103)。そして、ナビゲーション装置1は、現在位置が視程障害地点として登録されている地点である場合(ステップS103;Yes)、視程障害の有無に関わらず視程障害検知情報S1を送信する必要があると判断し、ステップS104で視程障害検知情報S1を送信する。なお、この場合、ナビゲーション装置1は、監視指示情報S3に視程距離Lの情報が含まれていた場合、当該視程距離LとステップS101で算出した視程距離Lとが所定距離以上異なる場合のみ、撮影画像Imを視程障害検知情報S1に含めて送信してもよい。即ち、ナビゲーション装置1は、視程障害の程度にあまり変化がないと判断される場合には、撮影画像Imをサーバ装置2に送信しなくともよい。
一方、ナビゲーション装置1は、現在位置が視程障害地点として登録されている地点ではない場合(ステップS103;No)、視程障害検知情報S1を送信することなくフローチャートの処理を終了する。
サーバ装置2は、ナビゲーション装置1がステップS104で送信した視程障害検知情報S1を受信する(ステップS105)。そして、サーバ装置2は、受信した視程障害検知情報S1に基づき、視程障害情報DB270を更新する(ステップS106)。ここで、サーバ装置2は、視程障害がない旨の視程障害検知情報S1を受信した場合、当該視程障害検知情報S1の位置情報が示す視程障害地点に関する視程障害情報DB270の登録情報を削除する。また、好適には、この場合、サーバ装置2は、視程障害がなくなったと判断された地点の位置情報等を、ナビゲーション装置1に送信することで、当該地点が視程障害地点でなくなったことをナビゲーション装置1に通知するとよい。
(2)ルート探索処理
図5は、ルート探索処理の手順を示すフローチャートの一例である。
まず、ナビゲーション装置1は、目的地等を指定したルート探索要求があるか否か判定する(ステップS201)。具体的には、ナビゲーション装置1は、目的地や他の検索条件などを指定した所定の入力があったか否か判定する。そして、ルート探索要求があった場合(ステップS201;Yes)、ナビゲーション装置1は、地図データや渋滞情報などの視程障害情報以外の情報に基づき推奨ルートを探索し、探索した推奨ルートの情報をサーバ装置2へ送信する(ステップS202)。そして、サーバ装置2は、推奨ルートの情報を受信する(ステップS203)。
次に、サーバ装置2は、視程障害情報DB270を参照し、受信した推奨ルート上に視程障害地点が存在するか否か判定する(ステップS204)。そして、サーバ装置2は、ステップS204での判定結果に応じた視程障害通知情報S2を、推奨ルートの送信元であるナビゲーション装置1へ送信する(ステップS205)。具体的には、サーバ装置2は、受信した推奨ルート上に視程障害地点が存在しない場合には、その旨を示した視程障害通知情報S2をナビゲーション装置1へ送信する。この場合、サーバ装置2は、視程障害情報DB270に登録された情報をナビゲーション装置1へ送信しない。一方、サーバ装置2は、受信した推奨ルート上に視程障害地点が存在する場合には、視程障害情報DB270において当該視程障害地点に対応する視程障害情報及び撮影画像Imを、視程障害通知情報S2として送信する。また、このとき、サーバ装置2は、推奨ルート上の視程障害地点に加え、推奨ルートの近傍エリア内の視程障害地点の視程障害情報等についても視程障害通知情報S2として送信するとよい。これにより、サーバ装置2は、視程障害地点を回避した回避ルートを好適にナビゲーション装置1に探索させる。
ナビゲーション装置1は、視程障害通知情報S2を受信する(ステップS206)。そして、ナビゲーション装置1は、視程障害通知情報S2に基づき、推奨ルート上に視程障害地点があったか否かを判定する(ステップS207)。そして、推奨ルート上に視程障害地点がある場合(ステップS207;Yes)、ナビゲーション装置1は、視程障害通知情報S2が示す各視程障害地点を回避した回避ルートを探索する(ステップS208)。そして、ナビゲーション装置1は、候補ルートとして、推奨ルートと回避ルートとを表示する(ステップS209)。なお、この場合の表示例については、図6を参照して具体的に説明する。
一方、推奨ルート上に視程障害地点がない場合(ステップS207;No)、ナビゲーション装置1は、推奨ルートを候補ルートとして表示する(ステップ209)。
[表示例]
図6は、図5のステップS209において推奨ルートと回避ルートとを候補ルートとして表示する場合の表示例を示す。図6では、ナビゲーション装置1は、現在地を示す現在位置マーク68と、目的地を示す目的地マーク69と、推奨ルートRt1と、回避ルートRt2とを地図上に表示し、かつ、視程障害情報等を示す吹き出し70と、ルートを選択するための選択ボタン73A、73Bとを表示している。
図6の例では、ナビゲーション装置1は、サーバ装置2から受信した視程障害通知情報S2に基づき、推奨ルートRt1上の地点P1が視程障害地点であると認識し、当該地点P1及び視程障害通知情報S2で指定された他の視程障害地点を通らない回避ルートRt2を探索し、推奨ルートRt1と共に表示している。
また、ナビゲーション装置1は、地点P1に視程障害がある旨を示す吹き出し70を地点P1に関連付けて表示する。ナビゲーション装置1は、吹き出し70において、視程障害通知情報S2に含まれる地点P1の視程距離Lから算出した視程障害度数(ここでは「4」)を表示すると共に、地点P1での撮影画像Imを表示するためのアイコン71及び当該撮影画像Imの撮影時刻を、受信した視程障害通知情報S2に基づき表示している。この場合、例えば、ナビゲーション装置1は、視程障害度数ごとの視程距離Lの範囲を予め記憶することで、視程距離Lから視程障害度数を算出している。
そして、ナビゲーション装置1は、アイコン71がタッチ操作等により選択されたことを検知した場合、地点P1での撮影画像Imを、ディスプレイ44上に表示する。これにより、ユーザは、視程障害の程度を撮影画像Imに基づき好適に判断し、地点P1を回避する必要があるか否かを判断することができる。なお、ナビゲーション装置1は、アイコン71として撮影画像Imの縮小画像(サムネイル)を表示してもよい。
そして、ナビゲーション装置1は、選択ボタン73Aが選択された場合、推奨ルートRt1を案内ルートに設定して案内を開始し、選択ボタン73Bが選択された場合には、回避ルートRt2を案内ルートに設定して案内を開始する。
以上説明したように、本実施例に係るナビゲーション装置1は、カメラ4により得られた撮影画像Imに基づき生成された視程障害情報を記憶するサーバ装置2から、視程障害情報及び撮影画像Imを取得する。そして、ナビゲーション装置1は、取得した視程障害情報に基づいて、視程障害がある地点の通過を回避又は低減した回避ルートを探索する。そして、ナビゲーション装置1は、探索した回避ルートを推奨ルートと共にディスプレイ44上に選択可能に表示する。この態様により、ルート探索装置は、撮影画像Imにより得られた視程障害情報に基づき、視程障害がある地点の通過を回避又は低減した回避ルートをユーザに提示し、案内ルートとして適宜選択させることができる。
[変形例]
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
ナビゲーション装置1がルート探索を行う代わりに、サーバ装置2がルート検索を実行してもよい。この場合、サーバ装置2は、視程障害通知情報S2に代えて、探索したルートの情報をナビゲーション装置1に送信する。
図7は、本変形例におけるルート探索処理の手順を示すフローチャートである。なお、前提として、サーバ装置2は、ルート探索に必要な地図データ等を記憶部27に記憶しているものとする。
ナビゲーション装置1は、目的地等を指定したルート探索要求があった場合(ステップS211;Yes)、目的地及びナビゲーション装置1の現在位置を指定したルート探索要求をサーバ装置2に対して送信する(ステップS212)。なお、ナビゲーション装置1は、目的地及び現在位置に加えて、他の検索条件についてもサーバ装置2に送信してもよい。
サーバ装置2は、ルート探索要求を受信する(ステップS213)。その後、サーバ装置2は、当該ルート探索要求に含まれる目的地等に基づき推奨ルートを探索し、かつ、当該推奨ルート上に視程障害地点が存在する場合には回避ルートをさらに探索する(ステップS214)。この場合、サーバ装置2は、視程障害情報DB270を参照することで、推奨ルート上に視程障害地点が存在するか否かを判定すると共に、回避ルートの探索を行う。そして、サーバ装置2は、探索した推奨ルート等の情報を、候補ルートの情報として、ルート探索要求元のナビゲーション装置1へ送信する(ステップS215)。
その後、ナビゲーション装置1は、候補ルートの情報を受信し(ステップS216)、候補ルートを表示する(ステップS217)。この場合、候補ルートの情報として推奨ルート及び回避ルートの情報が含まれている場合には、ナビゲーション装置1は、図6と同様に、推奨ルート及び回避ルートを表示し、いずれかをユーザに選択させる。
このように、ナビゲーション装置1の代わりにサーバ装置2がルート探索を行う場合であっても、視程障害地点を回避した回避ルートを好適に検索し、推奨ルートと回避ルートとのいずれを案内ルートとするかをユーザに好適に選択させることができる。
なお、本変形例では、サーバ装置2の制御部28等は、本発明におけるルート探索装置の「記憶制御部」、「受信部」、「探索部」、「送信部」、「取得部」、及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
(変形例2)
ナビゲーション装置1が視程距離Lを算出して視程障害の有無を判断する代わりに、サーバ装置2が撮影画像Imに基づき視程障害の有無を判断してもよい。
この場合、ナビゲーション装置1は、視程障害検知情報S1に代えて、撮影画像Imを現在位置情報と共にサーバ装置2に送信する。この場合、ナビゲーション装置1は、GPS受信機18等が計測した現在位置情報に基づき、予め定められた所定地点(「視程確認地点」とも呼ぶ。)を通過するごとに、当該視程確認地点で撮影された撮影画像Imをサーバ装置2へ送信する。なお、ナビゲーション装置1は、視程確認地点の情報を予め記憶してもよく、サーバ装置2から受信してもよい。好適には、視程確認地点は、標識などの静止物体が撮影画像Imに写る地点に設定されるとよい。さらに好適には、撮影画像Im内で上述の静止物体が撮影される部分が既知の場合には、ナビゲーション装置1は、撮影画像Imの当該部分のみを送信してもよい。これにより、通信データ量や視程距離Lの算出処理の負荷を好適に削減することができる。
そして、サーバ装置2は、撮影画像Imを受信した場合、受信した撮影画像Imに基づき、視程確認地点で視程障害が発生していか否か判定する。例えば、サーバ装置2は、視程障害が発生しない場合に各視程確認地点で撮影された撮影画像Imのデータベース(「比較画像DB」とも呼ぶ。)を予め記憶しておき、受信した撮影画像Imと同一の地点で撮影した比較画像DB中の撮影画像Imと、受信した撮影画像Imとを比較する。そして、サーバ装置2は、これらの画像のコントラストや周波数等の違いに基づき、視程障害の有無等を判定する。この場合、比較画像DBは、視程確認地点の他、撮影時間帯や撮影時の天候等の諸条件ごとに撮影画像Imを記憶してもよい。この場合、サーバ装置2は、受信した撮影画像Imと同一の地点であって、天候等の条件が一致する撮影画像Imを比較画像DBから抽出して比較を行う。サーバ装置2は、好適には、撮影画像Imの比較において、前方車両の表示領域を除外して比較を行うとよい。
そして、サーバ装置2は、撮影画像Imの受信後、視程確認地点で視程障害が発生していか否かの判定結果に基づき、視程確認地点ごとに視程障害情報及び撮影画像Imを記録した視程障害情報DB270を更新する。例えば、サーバ装置2は、視程障害情報が関連付けられていない視程確認地点で視程障害があると判断した場合には、当該視程確認地点の位置情報と共に、視程障害がある旨、受信した撮影画像Im、撮影画像Imの受信時刻等を記憶する。また、サーバ装置2は、視程障害があると判定した視程確認地点において視程障害がないと判断した場合には、当該視程確認地点に関連付けた視程障害情報及び撮影画像Imを削除する。
このように、ナビゲーション装置1が視程距離Lを算出して視程障害の有無を判断する代わりに、サーバ装置2が撮影画像Imに基づき視程障害の有無を判断する場合であっても、視程障害情報DB270を好適に更新することができる。よって、ナビゲーション装置1は、図5に示すルート探索処理を好適に実行することができる。
(変形例3)
ナビゲーション装置1は、視程距離Lを視程障害検知情報S1に含める代わりに、視程距離Lに基づき決定される視程障害度数を視程障害検知情報S1に含めてもよい。この場合、視程障害情報DB270には、視程距離Lに代えて視程障害度数が記憶される。また、ナビゲーション装置1は、視程距離Lに基づき視程障害の有無を判断する代わりに、上述の視程障害度数が所定の閾値以上の場合に、視程障害が発生していると判断してもよい。
(変形例4)
ナビゲーション装置1は、視程障害を検知した地点が、監視指示情報S3により通知された視程障害地点と同一地点であって、かつ、算出した視程距離Lと監視指示情報S3が示す視程距離Lとの差が所定差以内の場合には、視程障害検知情報S1を送信しなくてもよい。これにより、通信量を好適に削減することができる。
(変形例5)
サーバ装置2は、視程障害情報と撮影画像Imとを、視程障害通知情報S2として同時に送信しなくともよい。
例えば、ナビゲーション装置1は、視程障害情報のみを含む視程障害通知情報S2をサーバ装置2から受信し、図6の表示画面を表示する。この場合、視程障害通知情報S2には、アイコン71として表示するための撮影画像Imのサムネイル画像が視程障害情報と共に含まれていてもよい。そして、ナビゲーション装置1は、図6のアイコン71が選択され、撮影画像Imを表示すべきと判断したときに、対応する撮影画像Imの要求信号を送信することで、撮影画像Imをサーバ装置2から受信し表示する。
(変形例6)
サーバ装置2は、ルート探索以外のために視程障害情報DB270を使用してもよい。
例えば、ナビゲーション装置1は、指定された地点(例えば現在位置)周辺の地図上に視程障害地点を表示する旨の入力を検知した場合には、指定された地点周辺のエリア内の視程障害地点の有無をサーバ装置2に問い合わせる。この場合、サーバ装置2は、指定された地点周辺のエリアに属する視程障害地点の視程障害情報及び撮影画像Imを視程障害情報DB270から抽出し、ナビゲーション装置1へ送信する。そして、ナビゲーション装置1は、地図上に、視程障害地点の地点を示すマーカなどを表示し、当該マーカが選択された場合に、対応する撮影画像Imを表示する。なお、この場合、変形例5と同様、サーバ装置2は、視程障害情報と撮影画像Imとを同時に送信する必要はない。
(変形例7)
図1の構成例では、ナビゲーション装置1は、撮影画像Imに基づき視程障害情報を生成して視程障害検知情報S1を生成してサーバ装置2へ送信する機能と、サーバ装置2から視程障害通知情報S2を受信してルート探索処理を実行する機能との両方を有していた。これに代えて、視程障害検知情報S1を生成してサーバ装置2へ送信する機能を有する端末と、サーバ装置2から視程障害通知情報S2を受信してルート探索処理を実行する機能を有する端末とは別体であってもよい。この場合、後者の端末は、本発明における「ルート探索装置」の一例である。
(変形例8)
ルートを表示するナビゲーション装置1(「ルート表示端末」とも呼ぶ。)は、車両と共に移動しないパーソナルコンピュータ等であってもよい。例えば、この場合、ルート表示端末は、変形例1と同様に、サーバ装置2に対し出発地及び目的地を指定したルート探索要求を行い、サーバ装置2が検索した推奨ルート及び回避ルートの情報を候補ルートの情報として受信し、ディスプレイ上に表示する。
(変形例9)
サーバ装置2は、視程障害情報DB270に基づき、視程障害が発生しているエリア(「視程障害エリア」とも呼ぶ。)を認識し、記憶してもよい。
例えば、サーバ装置2は、視程確認地点の存在密度が所定密度以上のエリアを視程障害エリアとみなす。そして、サーバ装置2は、ナビゲーション装置1から推奨ルートの情報を受信した場合、推奨ルートが視程障害エリアと重なる場合には、視程障害エリアの情報を含む視程障害通知情報S2をナビゲーション装置1に送信する。この場合、ナビゲーション装置1は、視程障害エリアを少なくとも回避した回避ルートを探索する。なお、変形例1と組み合わせた場合も同様に、サーバ装置2は、推奨ルートが視程障害エリアと重なる場合には、視程障害エリアと重ならない回避ルートを探索する。
(変形例10)
図6の表示例では、ナビゲーション装置1は、推奨ルートRt1と回避ルートRt2とを同時に表示した。これに代えて、ナビゲーション装置1は、推奨ルートRt1を表示させた後、ユーザ入力に基づく要求があった場合に、回避ルートRt2の探索及び表示を行ってもよい。
この場合、例えば、ナビゲーション装置1は、推奨ルートRt1と共に、視程障害地点P1の情報を示す図6の吹き出し70及び回避ルートを要求するためのボタン(不図示)をディスプレイ44上に表示する。そして、ナビゲーション装置1は、吹き出し70中のアイコン71が選択された場合には、対応する撮影画像Imを表示し、上述のボタンが押下された場合には、回避ルートRt2の探索及び表示を行う。
(変形例11)
ナビゲーション装置1は、ルート案内の実行中に、サーバ装置2からの通知情報(例えば監視指示情報S3)に基づき、案内ルート上に視程障害地点が存在することを認識した場合、当該視程障害地点を回避するルートの再探索を行ってもよい。
この場合、ナビゲーション装置1は、ユーザ入力を求めることなく自動的にルートの再探索を行い、再探索したルートに案内ルートを再設定してもよく、再探索したルートに案内ルートを設定するか否かをユーザに選択させてもよい。後者の場合、ナビゲーション装置1は、変形例10と同様に、新たに発生した案内ルート上の視程障害地点での撮影画像Im等をユーザに適宜確認させた後に、回避ルートを探索及び表示してもよい。
(変形例12)
実施例で説明したサーバ装置2の処理を、複数のサーバ装置からなるサーバシステムが実行してもよい。
例えば、視程障害情報DB270を有するサーバ装置と、図5又は図7に示すルート探索処理に係るフローチャートの処理を実行するサーバ装置とが別体であってもよい。そして、本変形例では、サーバシステムの各サーバ装置は、他のサーバ装置と通信を行うことで、割り当てられた処理を実行する。
(変形例13)
ナビゲーション装置1は、推奨ルート上に視程障害地点が存在する場合、視程障害地点を回避した回避ルートを探索する代わりに、推奨ルートよりも視程障害地点が少ないルート、又は、推奨ルートよりも視程障害度数が低い若しくは視程距離Lが長い視程障害地点を通るルートを探索してもよい。上述のルートは、本発明における「視程障害低減ルート」の一例である。
この態様によれば、ナビゲーション装置1は、視程障害地点を回避した回避ルートが存在しない、又は回避ルートを選択した場合に著しく走行距離が長くなってしまう場合等に、好適に視程障害が少ないルートを、ユーザに提示することができる。
(変形例14)
ナビゲーション装置1は、地図データをデータ記憶ユニット36に記憶する代わりに、地図データを記憶するサーバ(例えばサーバ装置2)から適宜必要な情報を受信してもよい。
(変形例15)
図5のルート探索処理では、ナビゲーション装置1は、推奨ルートの情報をサーバ装置2に送信することで、視程障害通知情報S2を受信した。これに代えて、ナビゲーション装置1は、視程障害通知情報S2を受信した後に、推奨ルートと回避ルートとを探索してもよい。例えば、この場合、ナビゲーション装置1は、ルート探索の実行前に、現在位置情報をサーバ装置2に送信し、現在位置から所定距離以内の視程障害地点に関する視程障害情報を含む視程障害通知情報S2を受信し、当該視程障害情報に基づきルート探索を実行する。
(変形例16)
サーバ装置2は、視程障害がない旨の視程障害検知情報S1を受信した場合に、対応する視程障害地点に関する視程障害情報DB270の登録情報を削除した。これに代えて、又はこれに加えて、サーバ装置2は、視程障害情報DB270に登録してから所定時間が経過しても視程障害の情報が更新されない地点を、視程障害が回復した地点であるとみなし、当該地点に関する情報を視程障害情報DB270から削除してもよい。
1 ナビゲーション装置
2 サーバ装置
4 カメラ
9 ネットワーク
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置

Claims (15)

  1. 移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、を備え、
    前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とするルート探索装置。
  2. 前記探索部は、前記視程障害の程度に応じたルートとして、前記視程障害情報に基づかないルートに比べ視程障害がある地点が少ないルートを探索することを特徴とする請求項に記載のルート探索装置。
  3. 前記探索部により探索された前記視程障害低減ルートを出力する出力部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のルート探索装置。
  4. 前記探索部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートを探索し、
    前記出力部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートとを出力することを特徴とする請求項に記載のルート探索装置。
  5. 前記取得部は、前記サーバ装置から、前記視程障害情報に基づかないルート上の視程障害の発生地点で撮影された前記周辺画像をさらに取得し、
    前記出力部は、前記視程障害情報に基づかないルートと、前記周辺画像とを関連付けて出力することを特徴とする請求項に記載のルート探索装置。
  6. 移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、
    2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信部と、
    前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、
    前記探索部が探索したルートを前記端末装置に送信する送信部と、を有し、
    前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とするルート探索装置。
  7. 前記撮影部により得られた前記周辺画像を取得する取得部をさらに備え、
    前記記憶制御部は、前記取得部が取得した前記周辺画像に基づき、前記視程障害情報を生成し、生成した前記視程障害情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項に記載のルート探索装置。
  8. 前記記憶制御部は、前記移動体と共に移動する端末が前記周辺画像に基づき生成した視程障害情報を取得し、当該視程障害情報を前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項に記載のルート探索装置。
  9. 前記探索部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートを探索し、
    前記送信部は、前記視程障害低減ルートと、前記視程障害情報に基づかないルートとを送信することを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のルート探索装置。
  10. 前記記憶制御部は、前記視程障害の発生地点で撮影された前記周辺画像を、前記記憶部にさらに記憶させ、
    前記送信部は、前記視程障害情報に基づかないルート上の視程障害の発生地点で撮影された前記周辺画像を、前記端末装置にさらに送信することを特徴とする請求項に記載のルート探索装置。
  11. ルート探索装置が実行する制御方法であって、
    移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索工程と、を有し、
    前記探索工程は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索する
    ことを特徴とする制御方法。
  12. ルート探索装置が実行する制御方法であって、
    移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御工程と、
    2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信工程と、
    前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索工程と、
    前記探索工程が探索したルートを前記端末装置に送信する送信工程と、を有し、
    前記探索工程は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータが実行するプログラムであって、
    移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶するサーバ装置から、前記視程障害情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部として前記コンピュータを機能させ、
    前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、
    視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索する
    ことを特徴とするプログラム。
  14. コンピュータが実行するプログラムであって、
    移動体の移動に伴って移動する撮影部により得られた前記移動体の周辺の画像である周辺画像に基づき生成された視程障害に関する視程障害情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、
    2つの地点を指定したルート探索の要求を端末装置から受信する受信部と、
    前記記憶部に記憶された前記視程障害情報に基づいて、前記視程障害がある地点の通過を回避又は低減するように、前記2つの地点を結ぶルートである視程障害低減ルートを少なくとも探索する探索部と、
    前記探索部が探索したルートを前記端末装置に送信する送信部として前記コンピュータを機能させ、
    前記探索部は、前記視程障害がある地点の通過を回避するルートが存在しない場合、視程障害の程度に応じたルートを前記視程障害低減ルートとして探索する
    ことを特徴とするプログラム。
  15. 請求項13または14に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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