JP6620488B2 - 無線センサ送信装置 - Google Patents
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Description
(1)少なくともセンサ、送信手段、並びに前記センサ及び前記送信手段を作動させるための電力を得るための環境発電素子を備え、前記センサで感知した信号を前記送信手段から外部に送信する無線センサ送信装置であって、
前記環境発電素子が、任意の形状にパターニングした半導体層を形成した半導体電極と、対向電極との間に、電解質層を備えた色素増感太陽電池であることを特徴とする無線センサ送信装置。
(2)前記電解質層が、ベンゾキノン誘導体とヒドロキノン誘導体とアンモニウム塩と有機酸とを含有することを特徴とする上記(1)記載の無線センサ送信装置。
(3)前記アンモニウム塩が、下記一般式(A)で表わされる基本骨格を有することを特徴とする上記(2)記載の無線センサ送信装置。
半導体電極9は、透明基体1の表面に透明導電膜2を成膜し、透明導電膜2の表面に、増感色素を吸着させた半導体粒子を任意の図形となるようにパターニングした半導体層3を形成して構成される。
透明基体1は、可視光を透過するものが使用でき、透明なガラス板を好適に利用できる。また、透明導電膜2が成膜される側の表面を加工して入射光を散乱させることで、高効率で入射光を利用することができる。また、ガラス板に限らず、光を透過するものであればプラスチック板やプラスチックフィルム等も使用できる。
透明導電膜2には、可視光を透過して、かつ導電性を有する材料が使用できる。このような材料としては、例えば金属酸化物が挙げられる。特に限定はされないが、例えばフッ素をドープした酸化スズ(以下、「FTO」と略記する。)や、酸化スズと酸化インジウムの混合体(以下、「ITO」と略記する。)、アンチモンをドープした酸化スズ、酸化亜鉛などが好適に用いることができる。
半導体層3は、増感色素を吸着させた半導体粒子で構成される。半導体粒子を透明導電膜2の表面に、平面形状で種々の文字や絵、図形を呈するように付着することにより、パターニングされた半導体層3を形成することができる。半導体粒子は、粒径が揃った1種類を用いてもよく、粒径が異なる2種以上を用いてもよい。ここでは、小径の半導体粒子4と、大径の半導体粒子5とを用い、透明導電膜2に近い側を小径の半導体粒子4とし、その上に大径の半導体粒子5を積層して、図2(A)に示すような図形を形成する場合を例にして説明する。尚、図2(A)に示す図形は、2重円の中に、2重円の内径と外径との距離を直径とする7個の円が、離間して配置された図形である。
電解質層6は、電荷輸送剤を溶媒に溶解して構成される。本発明では電荷輸送剤としてヒドロキノン誘導体と、ベンゾキノン誘導体と、アンモニウム塩とを混合したものを用いる。(ヒドロキシ誘導体/ベンゾキノン誘導体)対は、ヨウ素系電荷輸送剤のようなヨウ素特有の褐色を呈さず、薄色であり、増感色素の色相を反映して外観を美麗にすることができる。また、アンモニウム塩を併用することにより変換効率が高まる。
対向電極10は、電極基材8の表面に触媒層7が形成された構造を有する。
電極基材8は、触媒層7の支持体兼集電体として用いられるため、表面部分に導電性膜7´が形成されているものが好ましい。導電性膜7´として例えば、金属として白金、金、銀、ルテニウム、銅、アルミニウム、ニッケル、コバルト、クロム、鉄、モリブデン、チタン、タンタル、およびそれらの合金や、炭素材料として、例えば黒鉛(グラファイト)、カーボンブラック、グラッシーカーボン、カーボンナノチューブ、フラーレン等、金属酸化物として、FTO、ITO、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化アンチモン等を用いることができる。また、表面が導電性を有するように処理すれば、基板7″としてガラスやプラスチック等の絶縁体も用いることができる。
触媒層7としては、電解質層6のベンゾキノン誘導体(酸化体)をヒドロキノン誘導体(還元体)に還元する還元反応を速やかに進行させることが可能な電極特性を有するものであれば特に制限されないが、塩化白金酸を塗布、熱処理したものや、白金を蒸着した白金触媒電極、活性炭やグラッシーカーボン、カーボンナノチューブのような炭素材料、塩化コバルト等の無機硫黄化合物、ポリチオフェンやポリピロール、ポリアニリン等の導電性高分子等を使用でき、所望する色素増感太陽電池の外観に応じて選択される。例えば、白金触媒を蒸着すると、対向電極10が鏡面になるため、パブミラー等に使用することができる。また、導電性高分子を用いた場合には、対向電極はほぼ無色透明になるため、シースルー型の色素増感太陽電池にすることができる。
半導体電極9の透明導電膜2及び対向電極10の触媒層7には、得られた電力を取り出すための集電極11が形成される。集電極11は、銀ペースト等をスクリーン印刷することで形成される。また、集電極11には電線14が接続している。電線14は直径0.1mm程度の銀線等が好適である。
封止材12により電解質層6を取り囲むが、電荷輸送剤に対する耐久性が高い材料を用いることが好ましく、上記した(ヒドロキノン誘導体/ベンゾキノン誘導体)対を用いる場合にはアイオノマー樹脂等が好適である。
本発明の無線センサ送信装置は、上記の如く構成される色素増感太陽電池を電源部110とし、センサ部100とともに一つの基材120に組み込んだものであり、図3にその一例を示す。
ジオマテック(株)製のITO膜付きガラス板(スパッタ品)を必要なサイズに切り出し、ガラス洗浄剤で手洗いした後、洗浄剤を純水で洗い流し、純水、アセトン、イソプロパノールの順番で各10分間ずつ超音波洗浄した。乾燥後、UVオゾン洗浄機を用いて10分間仕上げ洗浄を行った後、70℃のTiCl4溶液に30分間浸漬した。次いで、純水で洗浄し、乾燥して半導体電極用基板を作製した。
増感色素として和光純薬工業(株)製「N719」(ジ−テトラブチルアンモニウム シス−ビス(イソシアナート)ビス(2,2´−ビピリジル−4,4´−ジカルボキシラート)−ルテニウム(II)〕)を用い、これを和光純薬工業(株)製アセトニトリル/t−ブチルアルコール(体積比1:1)の混合溶媒に溶解し、0.5mMの色素溶液を調製した。そして、被膜A〜Cを成膜した半導体電極用基板を色素溶液に浸漬し、遮光下、40℃程度にて18時間静置した。その後、色素溶液に用いた溶媒で余分な増感色素を洗浄し、風乾して半導体電極を作製した。
半導体電極の作製に用いたITO膜付きガラス板に、電解質溶液の注入孔(図2(A)の符号13に相当)を開け、更にそのITO膜の表面に、白金薄膜または導電性高分子(PEDOT)膜を成膜した。白金被膜は、真空蒸着法により成膜し、その膜厚は200nmであった。また、導電性高分子(PEDOT)膜は、下記手順に従い成膜した。
電荷輸送剤として2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノンと2,5−ジ−t−ブチルベンゾキノンとを用い、アンモニウム塩として安息香酸アンモニウムを用い、アセトニトリル及び酢酸との混合溶媒に溶解して電解質溶液とした。組成は下記表のとおりである。尚、酢酸及びアセトニトリルは冷凍脱気したものを用い、その他の試薬はアルゴン置換された乾燥容器内で保管したものを用いた。試薬は、t−ブチルピリジンは東京化成工業(株)製であり、他は何れも和光純薬工業(株)製である。
対向電極の集電極に銀線を接続し、半導体電極と対向配置するとともに、三井デュポンケミカル製アイオノマー「ハイミラン1652」からなる封止材にて四辺を包囲し、130℃にて熱融着した。そして、対向電極の注入孔から電解質溶液を注入し、注入後に注入孔をエポキシ系接着剤で封止して、色素増感太陽電池を作製した。尚、この作業は、アルゴン置換されたグローブボックス内で行った。
上記で作製した色素増感太陽電池を、センサ部に接続して適当なフレームに組み入れて、例えば図3に示すような無線センサ送信装置を作製した。
2 透明導電膜
3 半導体層
4 小径の半導体粒子
5 大径の半導体粒子
6 電解質層
7 触媒層
8 電極基材
9 半導体電極
10 対向電極
11 集電極
12 封止材
100 センサ部
101 電圧増幅部
102 センサ
103 信号処理回路
104 無線発信部
105 信号処理回路制御部
106 蓄電部
110 電源部
120 基材
Claims (3)
- 少なくともセンサ、送信手段、前記センサ及び前記送信手段を作動させるための電力を得るための環境発電素子が用いられた電源部、並びに、該電源部からの電圧を増幅し、該センサを作動する電圧増幅部を備え、前記センサで感知した信号を前記送信手段から外部に送信する無線センサ送信装置であって、
前記環境発電素子が、透明基体の表面に透明導電膜を成膜し、該透明導電膜の表面に、増感色素を吸着させた半導体粒子を任意の図形となるようにパターニングした半導体層を形成して構成される半導体電極と、電極基材の表面に触媒層が形成された構造を有する対向電極との間に、電解質層を備えた色素増感太陽電池であり、
前記半導体電極の前記透明導電膜及び前記対向電極の前記触媒層には、得られた電力を取り出すための集電極が形成されていることを特徴とする無線センサ送信装置。 - 前記電解質層が、ベンゾキノン誘導体とヒドロキノン誘導体とアンモニウム塩と有機酸とを含有することを特徴とする請求項1記載の無線センサ送信装置。
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