JP6618667B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を利用して被検体をスキャンし、収集されたデータをコンピュータにより処理することで、被検体の内部を画像化する装置である。
具体的には、X線CT装置は、被検体に対してX線を異なる方向から複数回曝射し、被検体を透過したX線の信号をX線検出器にて検出する。このX線検出器は、チャンネル方向(回転方向)及びスライス方向(体軸方向)に複数のX線検出素子を有する多列検出器である。X線CT装置は、検出した信号を収集し、A/D変換させた後に、前処理等を施して投影データを生成する。そして、X線CT装置は、投影データに基づく再構成処理を行い、画像データを生成する。
また、X線CT装置では、生成される画像データについて、所望の空間分解能、若しくは所望のSN比を得るために、スライス方向に並ぶ複数のX線検出素子によって検出された信号を束ねる「信号束ね処理」が行われている。
特開2012−157742号公報 特開2012−200555号公報
本発明が解決しようとする課題は、チャンネル方向及びスライス方向の両方向の信号束ね処理を可能にするX線CT装置を提供することである。
実施形態のX線CT装置は、X線管と、X線検出器と、収集部と、非透過X線検出器と、補正信号収集部と、画像生成部とを備える。X線管は、被検体の体軸周りを回転し、X線を発生する。X線検出器は、前記被検体を透過したX線を検出する検出素子が、チャンネル方向及びスライス方向に複数配列される。収集部は、前記検出素子によって検出されたX線の信号を収集する。非透過X線検出器は、前記被検体を透過しない非透過X線を検出する。補正信号収集部は、前記非透過X線検出器から前記非透過X線の信号を読み出して、前記X線の信号を補正するための補正信号を生成する。画像生成部は、前記収集部によって収集された前記X線の信号と、前記補正信号収集部によって生成された前記補正信号とを用いて画像を生成する。前記収集部は、前記チャンネル方向及び前記スライス方向のうち少なくともチャンネル方向に所定数の前記検出素子が並んだ検出素子群から前記X線の信号を読み出す際に、前記所定数の検出素子のそれぞれについては互いに異なる読み出しタイミングで前記X線の信号を順次読み出す。前記収集部は、前記チャンネル方向及び前記スライス方向のうち少なくともチャンネル方向に所定の単位で合成する信号束ね処理の有無と、当該信号束ね処理における合成単位とをそれぞれ変更可能に構成される。前記補正信号収集部は、前記信号束ね処理の有無及び前記合成単位に応じて加算する前記非透過X線のデータを切り替えて、前記補正信号を生成する。
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置の構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態におけるX線検出器を説明するための図である。 図3は、第1の実施形態に係るDASと検出素子の位置関係について説明するための図である。 図4Aは、4個合成モードを説明するための図である。 図4Bは、2個合成モードを説明するための図である。 図4Cは、非合成モードを説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る合成モードの切り替え処理の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、第1の実施形態に係るDASと検出素子の位置関係の変形例について説明するための図である。 図7は、検出素子からの信号の読み出しと曝射期間との関係を説明するための図である。 図8は、第2の実施形態に係るX線CT装置の構成を示す図である。 図9Aは、第2の実施形態に係るリファレンスデータの生成について説明するための図である。 図9Bは、第2の実施形態に係るリファレンスデータの生成について説明するための図である。 図9Cは、第2の実施形態に係るリファレンスデータの生成について説明するための図である。 図10は、その他の実施形態におけるDASと検出素子の位置関係について説明するための図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係るX線CT装置を説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るX線CT装置100の構成を示す図である。図1に示すように、X線CT装置100は、ガントリ110と、高電圧発生装置120と、前処理装置130と、再構成装置140と、画像処理装置150と、記憶装置160と、入力装置170と、表示装置180と、システムコントローラ190とを有する。
ガントリ110は、被検体にX線を照射し、被検体を透過したX線を検出して生データを生成する。このガントリ110は、X線管111と、スリップリング112と、X線検出器115と、フレーム113と、回転部114と、データ収集回路116と、非接触データ伝送装置117とを有する。
X線管111は、スリップリング112を経由して高電圧発生装置120から供給される管電圧及び管電流により、被検体に対して照射するためのX線を発生する。X線検出器115は、X線管111から発生して被検体を透過したX線を検出する。なお、このX線検出器115については、後に詳細に説明する。
フレーム113は、円環状に形成され、回転軸RAを中心にして回転可能に設けられている。このフレーム113は、回転軸RAを挟んで対向するようにX線管111及びX線検出器115を支持する。回転部114は、回転軸RAを中心にしてフレーム113を回転させる。例えば、回転部114は、0.4秒/回転の速度でフレーム113を高速に回転させる。これにより、回転部114は、X線管111及びX線検出器115を、被検体の体軸周りに回転させる。
X線検出器115は、チャンネル方向(行方向)及びスライス方向(列方向)に複数のX線検出素子(以下、単に「検出素子」と表記する)を有する多列検出器(「マルチスライス型検出器」、「マルチディテクタロー型検出器」とも称される)である。チャンネル方向はフレーム113の回転方向に相当し、スライス方向は被検体の体軸方向に相当する。
図2は、第1の実施形態におけるX線検出器115を説明するための図である。図2の(A)は、X線検出器115の構成を示す上面図である。X線検出器115は、(A)に示すように、例えば、チャンネル方向(行方向)及びスライス方向(列方向)に配列された複数の検出素子を有する。なお、図2の(B)は、斜視図である。
例えば、X線検出器115において、各検出素子は、被検体を透過したX線を検出する。そして、各検出素子には、検出したX線量に応じて電荷が蓄積される。各検出素子に蓄積された電荷は、後述のデータ収集回路116によって適宜読み出される。言い換えると、各検出素子に蓄積された電荷が、被検体を透過したX線の信号(X線透過信号)としてデータ収集回路116に送られる。なお、第1の実施形態では、0.5mm幅のX線検出素子がチャンネル方向及びスライス方向に複数配列される場合を説明するが、これに限定されるものではなく、例えば、1mm幅のX線検出素子が配列されても良い。
データ収集回路116は、複数のDAS(Data Acquisition System)を有する。各DASは、X線検出器115によって検出されたX線の信号(X線透過信号)を読み出し(収集し)、増幅し、さらにデジタル信号のデータ(生データ)に変換する。非接触データ伝送装置117は、各DASから出力される生データを前処理装置130に送信する。
ここで、第1の実施形態に係るDASは、チャンネル方向及びスライス方向に複数の検出素子を担当する。つまり、DASと検出素子との関係は1対1ではなく、1個のDASが一群の検出素子群によって検出された信号の処理を行う。ここで、検出素子群とは、例えば、チャンネル方向及びスライス方向それぞれに複数の検出素子が配置された複数の検出素子の集合である。なお、DASは、収集部の一例である。
図3は、第1の実施形態に係るDASと検出素子の位置関係について説明するための図である。図3には、図2に例示したX線検出器115に配置された検出素子の一部を例示する。図3に示す例では、16個の検出素子11,12,13,14,21,22,23,24,31,32,33,34,41,42,43,44に対して、4個のDAS116A,116B,116C,116Dが配置される。なお、図3では、1個のDASに検出素子群として4個の検出素子が割り当てられる場合を説明するが、これに限定されるものではない。例えば、検出素子群に含まれる検出素子の数は、任意に変更されて良い。また、1個のDASが複数の検出素子群によって検出された信号の処理を担当しても良い。
図3において、DAS116Aは、検出素子11,12,21,22によって検出された信号の処理を担当する。ここで、検出素子11,12は、チャンネル方向において異なる位置に存在する。また、検出素子21,22は、チャンネル方向において異なる位置に存在する。また、検出素子11,21は、スライス方向において異なる位置に存在する。また、検出素子12,22は、スライス方向において異なる位置に存在する。そして、導線51は、同一チャンネルに配置された検出素子11,21を接続する。また、導線52は、同一チャンネルに配置された検出素子12,22を接続する。また、導線53は、導線51及び導線52を接続する。また、導線51,52,53は、DAS116Aへ接続される。図3に示す例では、導線52がDAS116Aへ接続される。なお、各検出素子11,12,21,22とDAS116Aとの間には、各検出素子とDASとの接続/非接続を個別に切り替えるスイッチが配置される。このスイッチが個別に制御されることで、各検出素子に蓄積された電荷がDAS116Aに順次読み出される。また、説明の都合上、ここでは、導線51,52,53がそれぞれ接続される場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、導線51,52,53は、一本の導線にて構成されて良い。
また、DAS116Bは、検出素子31,32,41,42によって検出された信号の処理を担当する。この場合、DAS116B、検出素子31,32,41,42、導線57,58,59の位置関係は、DAS116A、検出素子11,12,21,22、導線51,52,53の位置関係と同様である。
また、DAS116Cは、検出素子13,14,23,24によって検出された信号の処理を担当する。この場合、DAS116C、検出素子13,14,23,24、導線54,55,56の位置関係は、DAS116A、検出素子11,12,21,22、導線51,52,53の位置関係と同様である。
また、DAS116Dは、検出素子33,34,43,44によって検出された信号の処理を担当する。この場合、DAS116D、検出素子33,34,43,44、導線60,61,62の位置関係は、DAS116A、検出素子11,12,21,22、導線51,52,53の位置関係と同様である。
このように、各DAS116A〜116Dは、各検出素子11〜44によって検出された信号の処理を担当する。なお、各DAS116A〜116Dは、処理を並行して実行することが可能である。
また、データ収集回路116は、束ね制御部200を備える。束ね制御部200における処理については、後述する。
図1の説明に戻る。高電圧発生装置120は、ガントリ110のX線管111に管電圧及び管電流を供給してX線を発生させる装置である。前処理装置130は、非接触データ伝送装置117から送信される生データに対して感度補正などの補正処理を行うことによって、画像再構成のもとになる投影データを生成する。
再構成装置140は、前処理装置130によって生成された投影データに対して所定の再構成処理を行うことによって、被検体の画像データを再構成する。画像処理装置150は、再構成装置140により再構成された画像データを用いて3次元画像、曲面MPR(Multi Planar Reconstruction)画像、クロスカット画像などを生成する。
記憶装置160は、前処理装置130によって生成された投影データや、再構成装置140によって再構成された画像データ、画像処理装置150によって生成された各種画像などを記憶する。例えば、記憶装置160は、HDD(Hard Disk Drive)やDVD(Digital Versatile Disc)ドライブなどである。
入力装置170は、X線CT装置100に対する各種操作を操作者から受け付ける。例えば、入力装置170は、キーボードやマウスなどである。表示装置180は、再構成装置140又は画像処理装置150により生成された各種画像や、操作者から各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)などを出力する。例えば、表示装置180は、液晶パネルやCRT(Cathode Ray Tube)モニタなどである。
システムコントローラ190は、入力装置170によって受け付けられた各種操作に基づいて、X線CT装置100全体の動作を制御する。
また、システムコントローラ190は、スキャン条件に基づいて、後述の束ね制御部200を制御することで、各検出素子で検出されたX線透過信号を所定の単位で束ねる。このような処理を「信号束ね処理」と称し、詳しくは後述する。
このような構成のもと、第1の実施形態に係るX線CT装置100は、以下の処理を行うことで、チャンネル方向及びスライス方向の両方向の信号束ね処理を可能にする。以下では、この機能を実現するために、X線CT装置100の束ね制御部200において行われる処理を説明する。
束ね制御部200は、システムコントローラ190の制御のもと、信号束ね処理を行う。ここで、信号束ね処理とは、複数の検出素子それぞれで検出されたアナログの信号を、チャンネル方向及びスライス方向のうち少なくとも一方向に所定の単位で合成することである。この合成単位(合成モード)を変更することにより、DASに渡されるX線透過信号の解像度を調整可能となる。例えば、図3に示した例では、束ね制御部200が変更可能な合成モードは、4個の検出素子を1単位として合成する場合(4個合成モード)、2個の検出素子を1単位として合成する場合(2個合成モード)、及び、合成しない場合(非合成モード)の3パターンである。
図4Aから図4Cを用いて、信号束ね処理により変更可能な合成モードについて説明する。図4Aから図4Cには、図3のDAS116Aに割り当てられた4個の検出素子11,12,21,22を示す。図4Aは、4個合成モードを説明するための図である。図4Bは、2個合成モードを説明するための図である。図4Cは、非合成モードを説明するための図である。なお、図4Aから図4Cに示す例では、各検出素子11,12,21,22は、0.5mm間隔で配置されている。
(4個合成モード)
図4Aを用いて、4個合成モードについて説明する。この場合、束ね制御部200は、例えば、DAS116Aと、4個の検出素子11,12,21,22それぞれのスイッチとを個別に制御することで、各検出素子11,12,21,22によって検出された信号(電荷)を合成する。
具体的には、束ね制御部200は、まず、DAS116Aと検出素子11との接続をオンにする。これにより、検出素子11に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動する。次に、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子21との接続をオンにする。これにより、検出素子21に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動し、蓄積済みの電荷に加算される。続いて、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子12との接続をオンにする。これにより、検出素子12に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動し、蓄積済みの電荷に更に加算される。そして、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子22との接続をオンにする。これにより、検出素子22に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動し、蓄積済みの電荷に更に加算される。すなわち、4個の検出素子11,12,21,22それぞれに蓄積されていた電荷が、DAS116Aにおいて加算(合成)される。
その後、束ね制御部200は、DAS116Aに信号処理を実行させる。すなわち、DAS116Aは、合成した信号をデジタル信号のデータ(生データ)に変換する。そして、束ね制御部200は、DAS116A内のコンデンサに蓄積された電荷をリセットする。
このように、束ね制御部200は、4個の検出素子11,12,21,22によって検出された信号を合成する。そして、束ね制御部200は、合成した信号を生データに変換させ、これを出力させる。なお、0.5mm幅の検出素子の4個合成モードでは、1mm幅の検出素子と同等の空間分解能を有する画像データが再構成される。
(2個合成モード)
図4Bを用いて、2個合成モードについて説明する。この場合、束ね制御部200は、例えば、DAS116Aと、4個の検出素子11,12,21,22それぞれのスイッチを個別に制御することで、2個の検出素子の組ごとに信号を合成する。なお、ここでは、図4Bの破線で示したように、検出素子11,21の組と、検出素子12,22の組とで、それぞれ信号を合成する場合を説明する。
具体的には、束ね制御部200は、まず、DAS116Aと検出素子11との接続をオンにする。これにより、検出素子11に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動する。次に、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子21との接続をオンにする。これにより、検出素子21に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動し、蓄積済みの電荷に加算される。そして、束ね制御部200は、DAS116Aに信号処理を実行させる。すなわち、DAS116Aは、2個の検出素子11,21によって検出された信号を合成し、合成した信号を生データに変換する。そして、束ね制御部200は、DAS116A内のコンデンサに蓄積された電荷をリセットする。
続いて、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子12との接続をオンにする。これにより、検出素子12に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動する。そして、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子22との接続をオンにする。これにより、検出素子22に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動し、蓄積済みの電荷に加算される。そして、束ね制御部200は、DAS116Aに信号処理を実行させる。すなわち、DAS116Aは、2個の検出素子12,22によって検出された信号を合成し、合成した信号を生データに変換する。そして、束ね制御部200は、DAS116A内のコンデンサに蓄積された電荷をリセットする。
このように、束ね制御部200は、2個の検出素子の組ごとに信号を合成することで、2個の検出素子11,21に由来する生データと、2個の検出素子12,22に由来する生データとを順次出力させる。なお、0.5mm幅の検出素子の2個合成モードでは、1mm幅の検出素子と比較して、チャンネル方向における空間分解能が2倍の画像データが再構成される。
なお、図4Bの例では、検出素子11,21の組と、検出素子12,22の組とで、それぞれ信号を合成する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、DAS116Aとの接続(スイッチ)をオンにする検出素子の順序を適宜変更することで、任意の検出素子同士を組として、信号を合成することができる。
(非合成モード)
図4Cを用いて、非合成モードについて説明する。この場合、束ね制御部200は、例えば、DAS116Aと、4個の検出素子11,12,21,22それぞれのスイッチを個別に制御することで、各検出素子の信号を合成せずに出力させる。
具体的には、束ね制御部200は、まず、DAS116Aと検出素子11との接続をオンにする。これにより、検出素子11に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動する。そして、束ね制御部200は、DAS116Aに信号処理を実行させる。すなわち、DAS116Aは、検出素子11によって検出された信号を生データに変換する。そして、束ね制御部200は、DAS116A内のコンデンサに蓄積された電荷をリセットする。
続いて、束ね制御部200は、DAS116Aと検出素子21との接続をオンにする。これにより、検出素子21に蓄積された電荷は、DAS116A内のコンデンサに移動する。そして、束ね制御部200は、DAS116Aに信号処理を実行させる。すなわち、DAS116Aは、検出素子21によって検出された信号を生データに変換する。そして、束ね制御部200は、DAS116A内のコンデンサに蓄積された電荷をリセットする。
以下、同様に、束ね制御部200は、DAS116Aと各検出素子21,22との接続を順番にオンにする。そして、束ね制御部200は、それぞれ蓄積されていた電荷に対して信号処理を実行させる。
このように、束ね制御部200は、各検出素子11,21,12,22の信号を合成せずに、検出素子11の信号に由来する生データと、検出素子21の信号に由来する生データと、検出素子12の信号に由来する生データと、検出素子22の信号に由来する生データとを順次出力させる。なお、0.5mm幅の検出素子の非合成モードでは、1mm幅の検出素子と比較して、空間分解能が4倍(チャンネル方向に2倍、かつ、スライス方向に2倍)の画像データが再構成される。
なお、図4Cの例では、検出素子11,21,12,22の順にスイッチをオンにすることで、生データを順次出力する場合を説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、DAS116Aとの接続(スイッチ)をオンにする検出素子の順序を適宜変更することで、任意の順序で生データを出力することができる。
上述してきたように、束ね制御部200は、信号束ね処理を行うことで、チャンネル方向及びスライス方向の実効的な検出素子数を変更する。なお、信号束ね処理には、検出素子ごとのノイズレベルを平均化するという効果がある。すなわち、複数の検出素子から信号を合成することにより、検出素子のサイズが大きくなるのと同等の生データが得られる。これにより、空間分解能は低下するが、ノイズに対しては強くなる。
すなわち、束ね制御部200は、所望の空間分解能を得るために、若しくは所望のSN比を得るために、上記の合成モードを切り替えて、撮影を行う。これにより、束ね制御部200は、空間分解能を高めて撮影する場合と、SN比を高めて撮影する場合のいずれにも対応することが可能となる。
図5は、第1の実施形態に係る合成モードの切り替え処理の処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、束ね制御部200は、合成モードの選択を受け付ける(ステップS101)。例えば、束ね制御部200は、選択可能な合成モードをGUI(Graphical User Interface)上に表示させ、合成モードの選択を操作者から受け付ける。具体例を挙げると、束ね制御部200は、4個合成モード、2個合成モード、及び非合成モードのうちいずれかの選択を受け付ける。なお、合成モードの選択を受け付けるまで(ステップS101否定)、束ね制御部200は、待機状態である。
合成モードの選択を受け付けると(ステップS101肯定)、束ね制御部200は、選択された合成モードが4個合成モードであるか否かを判定する(ステップS102)。ここで、4個合成モードである場合には(ステップS102肯定)、束ね制御部200は、4個合成モードで撮影を実行させる(ステップS103)。
一方、4個合成モードでない場合には(ステップS102否定)、束ね制御部200は、選択された合成モードが2個合成モードであるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、2個合成モードである場合には(ステップS104肯定)、束ね制御部200は、2個合成モードで撮影を実行させる(ステップS105)。
一方、2個合成モードでない場合には(ステップS104否定)、束ね制御部200は、非合成モードで撮影を実行させる(ステップS106)。
なお、合成モードの切り替え処理の処理手順は、上記の例に限定されるものではない。例えば、束ね制御部200は、撮影計画段階で事前に設定された撮影条件群(プロトコル)をシステムコントローラ190から取得する。そして、その撮影条件群の中に、撮影条件に応じて適切な合成モードが予め組み込まれており、束ね制御部200は、この合成モードを参照することで、合成モードを切り替えても良い。
上述してきたように、第1の実施形態に係るX線CT装置100において、X線管111は、被検体の体軸周りを回転し、X線を発生する。また、X線CT装置100において、X線検出器115は、被検体を透過したX線を検出する検出素子が、被検体の体軸方向及びX線管111が回転する回転方向に複数配列される。DASは、所定数の検出素子を含む検出素子群によって検出されたX線の信号を収集する。検出素子群は、少なくとも回転方向に対して複数の検出素子が配置される。このため、第1の実施形態に係るX線CT装置100は、チャンネル方向及びスライス方向の両方向の信号束ね処理を可能にする。
また、例えば、第1の実施形態に係るX線CT装置100は、所望の空間分解能を得るために、若しくは所望のSN比を得るために、所定の合成モードを切り替えて、撮影を行う。これにより、X線CT装置100は、空間分解能を高めて撮影する場合と、SN比を高めて撮影する場合のいずれにも対応することが可能となる。
(第1の実施形態の変形例)
なお、図3にて説明したDASと検出素子の位置関係は一例に過ぎない。例えば、この位置関係は、図6に示すように、変形しても良い。図6は、第1の実施形態に係るDASと検出素子の位置関係の変形例について説明するための図である。図6に示す各検出素子及びDASの配列は、図3に示した配列と同様であるが、各検出素子に接続される導線の配置が相違する。
図6において、DAS116Aは、検出素子11,12,21,22によって検出された信号の処理を担当する。ここで、検出素子11,12は、チャンネル方向において異なる位置に存在する。また、検出素子21,22は、チャンネル方向において異なる位置に存在する。また、検出素子11,21は、スライス方向において異なる位置に存在する。また、検出素子12,22は、スライス方向において異なる位置に存在する。そして、導線71は、同一スライスに配置された検出素子11,12を接続する。また、導線72は、同一スライスに配置された検出素子21,22を接続する。また、導線73は、導線71及び導線72を接続する。また、導線71,72,73は、DAS116Aへ接続される。図6に示す例では、導線73がDAS116Aへ接続される。なお、各検出素子11,12,21,22とDAS116Aとの間には、各検出素子とDASとの接続/非接続を個別に切り替えるスイッチが配置される。また、説明の都合上、ここでは、導線71,72,73がそれぞれ接続される場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、導線71,72,73は、一本の導線にて構成されて良い。
また、DAS116Bは、検出素子31,32,41,42によって検出された信号の処理を担当する。この場合、DAS116B、検出素子31,32,41,42、導線77,78,79の位置関係は、DAS116A、検出素子11,12,21,22、導線71,72,73の位置関係と同様である。
また、DAS116Cは、検出素子13,14,23,24によって検出された信号の処理を担当する。この場合、DAS116C、検出素子13,14,23,24、導線74,75,76の位置関係は、DAS116A、検出素子11,12,21,22、導線71,72,73の位置関係と同様である。
また、DAS116Dは、検出素子33,34,43,44によって検出された信号の処理を担当する。この場合、DAS116D、検出素子33,34,43,44、導線80,81,82の位置関係は、DAS116A、検出素子11,12,21,22、導線71,72,73の位置関係と同様である。
このように、各DAS116A〜116Dは、各検出素子11〜44からデータを読み出す。なお、各DAS116A〜116Dは、読み出し処理を並行して実行することが可能である。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、1個のDASがチャンネル方向及びスライス方向に複数の検出素子によって検出された信号の処理を担当する場合を説明した。ここで、1個のDASが複数の検出素子から信号を読み出す場合、厳密には、これらの検出素子の間でX線の曝射時間(期間)が異なってしまう。
図7は、検出素子からの信号の読み出しと曝射期間との関係を説明するための図である。図7において、横方向は、時間に対応する。また、下方向の矢印は、信号(電荷)の読み出しのタイミングを表す。なお、図7では、一例として、検出素子11,21,12,22について説明するが、X線検出器115に含まれる他の検出素子についても同様である。
図7に示すように、検出素子11,21,12,22から信号を読み出す場合、DAS116Aは、それぞれ異なる時刻T1〜T8に信号(電荷)を読み出す。ここで、例えば、時刻T5に読み出される信号は、時刻T1から時刻T5までに曝射されたものに対応する。また、時刻T6に読み出される信号は、時刻T2から時刻T6までに曝射されたものに対応する。また、時刻T7に読み出される信号は、時刻T3から時刻T7までに曝射されたものに対応する。また、時刻T8に読み出される信号は、時刻T4から時刻T8までに曝射されたものに対応する。
このように、DAS116Aが読み出す信号は、厳密には、異なる期間に曝射されたものに対応する場合がある。このため、各検出素子にX線が曝射された時のX線量を用いて、各検出素子から出力される生データを補正することが好ましい。そこで、第2の実施形態では、X線CT装置100が、DASが担当する各検出素子にX線が曝射された時のX線量を用いて、各検出素子から出力される生データを補正する場合を説明する。
図8は、第2の実施形態に係るX線CT装置100の構成を示す図である。第2の実施形態に係るX線CT装置100は、図1に示したX線CT装置100と同様の構成を備え、X線管111の近傍にRef(Reference)検出器210が設置される点と、データ収集回路116及び前処理装置130における処理の一部が相違する。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態と相違する点を中心に説明することとし、第1の実施形態において説明した構成と同様の機能を有する点については説明を省略する。
第2の実施形態に係るRef検出器210は、検出素子を有する。Ref検出器210の検出素子は、被検体を透過しないX線の信号(X線非透過信号)を検出する。そして、Ref検出器210の検出素子は、検出したX線非透過信号をデータ収集回路116に順次出力する。なお、この検出素子は、検出素子11〜44と同じ素材により構成されることが望ましい。
第2の実施形態に係るデータ収集回路116は、第1の実施形態において説明した機能と同様の機能を有する。更に、データ収集回路116は、Ref検出器210によって検出されたX線非透過信号を処理するためのDAS(Ref用DAS)を有する。
Ref用DASは、Ref検出器210によって検出されたX線非透過信号に基づいて、X線検出器115における各検出素子の曝射時間に対応するデータ(リファレンスデータ)を生成する。
図9A〜図9Cは、第2の実施形態に係るリファレンスデータの生成について説明するための図である。図9A〜図9Cにおいて、横方向は時間に対応する。図9Aに示す例では、非合成モードで生成されるリファレンスデータを説明し、図9Bに示す例では、2個合成モードで生成されるリファレンスデータを説明し、図9Cに示す例では、4個合成モードで生成されるリファレンスデータを説明する。
図9Aに示すように、非合成モードでは、Ref用DASは、各検出素子11,12,21,22から出力される生データそれぞれに対して、リファレンスデータ1,2,3,4を生成する。
具体的には、Ref用DASは、コンデンサを有し、Ref検出器210から出力されたX線非透過信号(電荷)を蓄積する。そして、Ref用DASは、コンデンサに蓄積された信号を、各検出素子11,12,21,22を読み出すタイミングで読み出す。図9Aの例では、Ref用DASは、T1,T2,・・・T8のタイミングで信号を読み出す。ここで読み出した信号は、T1〜T2、T2〜T3・・・、T7〜T8の各期間の非透過X線によって蓄積された電荷に対応する。そして、Ref用DASは、各期間において読み出した信号を増幅し、更にデジタル信号のデータ(期間データ)に変換する。この期間データは、各期間の信号の移動平均に対応する。
そして、Ref用DASは、図9Aに示すように、各検出素子11,12,21,22が曝射された期間に対応するリファレンスデータを生成する。具体的には、Ref用DASは、各期間データを加算することで、検出素子ごとのリファレンスデータを生成する。例えば、Ref用DASは、検出素子11については、検出素子11の読み出しタイミングの間隔(T1〜T5)に対応する期間データを加算することで、リファレンスデータ1を生成する。また、Ref用DASは、検出素子21については、検出素子21の読み出しタイミングの間隔(T2〜T6)に対応する期間データを加算することで、リファレンスデータ2を生成する。また、Ref用DASは、検出素子12については、検出素子12の読み出しタイミングの間隔(T3〜T7)に対応する期間データを加算することで、リファレンスデータ3を生成する。また、Ref用DASは、検出素子22については、検出素子22の読み出しタイミングの間隔(T4〜T8)に対応する期間データを加算することで、リファレンスデータ4を生成する。
そして、データ収集回路116は、各検出素子11,12,21,22に由来する生データに、各生データに対応するリファレンスデータを付帯させる。例えば、データ収集回路116は、検出素子11に由来する生データに、リファレンスデータ1を付帯させる。また、データ収集回路116は、検出素子21に由来する生データに、リファレンスデータ2を付帯させる。また、データ収集回路116は、検出素子12に由来する生データに、リファレンスデータ3を付帯させる。また、データ収集回路116は、検出素子22に由来する生データに、リファレンスデータ4を付帯させる。
図9Bに示すように、2個合成モードでは、Ref用DASは、束ね制御部200による制御のもと、2個合成モードで用いられる検出素子11,12,21,22の組ごとに、リファレンスデータを生成する。例えば、Ref用DASは、各組に含まれる検出素子のうち、いずれかの検出素子の曝射時間に対応するリファレンスデータを生成する。
例えば、Ref用DASは、検出素子11,21の組に由来する生データを補正するために、検出素子11の曝射時間(T1〜T5)に対応するリファレンスデータ5を生成する。このリファレンスデータ5を生成する処理は、図9Aのリファレンスデータ1を生成する処理と同様であるので、説明を省略する。
また、例えば、Ref用DASは、検出素子12,22の組に由来する生データを補正するために、検出素子12の曝射時間(T3〜T7)に対応するリファレンスデータ6とを生成する。このリファレンスデータ6を生成する処理は、図9Aのリファレンスデータ3を生成する処理と同様であるので、説明を省略する。
そして、データ収集回路116は、2個の検出素子11,21に由来する生データに、リファレンスデータ5を付帯させる。また、データ収集回路116は、2個の検出素子12,22に由来する生データに、リファレンスデータ6を付帯させる。なお、図9Bでは、検出素子11,21の組に由来する生データを補正するために、検出素子11の曝射時間(T1〜T5)に対応するリファレンスデータ5を生成したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、検出素子21の曝射時間(T2〜T6)に対応するリファレンスデータ(図9Aのリファレンスデータ2に対応)が生成されても良い。すなわち、2個合成モードでリファレンスデータを生成する場合には、各組に含まれる検出素子のうち、いずれかの検出素子の曝射時間に対応するリファレンスデータが生成されれば良い。
図9Cに示すように、4個合成モードでは、Ref用DASは、束ね制御部200による制御のもと、4個合成モードで用いられる検出素子11,12,21,22のうち、いずれかの検出素子の曝射時間に対応するリファレンスデータを生成する。
例えば、Ref用DASは、検出素子21の曝射時間(T2〜T6)に対応するリファレンスデータ7を生成する。このリファレンスデータ7を生成する処理は、図9Aのリファレンスデータ2を生成する処理と同様であるので、説明を省略する。
そして、データ収集回路116は、4個の検出素子11,12,21,22に由来する生データに、リファレンスデータ7を付帯させる。なお、図9Cでは、4個の検出素子11,12,21,22に由来する生データを補正するために、検出素子21の曝射時間(T2〜T6)に対応するリファレンスデータ7を生成したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、検出素子12の曝射時間(T3〜T7)に対応するリファレンスデータ(図9Aのリファレンスデータ3に対応)が生成されても良い。すなわち、4個合成モードでリファレンスデータを生成する場合においても、合成される検出素子のうち、いずれかの検出素子の曝射時間に対応するリファレンスデータが生成されれば良い。ただし、リファレンスデータが対象とする曝射時間と、各検出素子の曝射時間との差分が大きくなるのを防ぐため、合成される検出素子のうち、曝射時間が中央付近にある検出素子に対応するリファレンスデータが生成されるのが好ましい。或いは、図9Aと同様に、各検出素子に対応する4つのリファレンスデータを生成しておき、これらのリファレンスデータから適切なものが適宜選択されても良い。
第2の実施形態に係る前処理装置130は、各生データに付帯されたリファレンスデータを用いて、各生データを補正する補正処理を行う。例えば、出力比(=生データ/リファレンスデータ)を求める。この出力比は、被検体によるX線の減衰を表している。
例えば、非合成モードにおいては、データ収集回路116は、検出素子11に由来する生データを、リファレンスデータ1で除算する。また、データ収集回路116は、検出素子21に由来する生データを、リファレンスデータ2で除算する。また、データ収集回路116は、検出素子12に由来する生データを、リファレンスデータ3で除算する。また、データ収集回路116は、検出素子22に由来する生データを、リファレンスデータ4で除算する。
また、例えば、2個合成モードにおいては、データ収集回路116は、検出素子11,21に由来する生データを、リファレンスデータ5で除算する。また、データ収集回路116は、検出素子12,22に由来する生データを、リファレンスデータ6で除算する。
また、例えば、4個合成モードにおいては、データ収集回路116は、検出素子11,12,21,22に由来する生データを、リファレンスデータ7で除算する。
このように、第2の実施形態に係るX線CT装置100は、DASが担当する各検出素子にX線が曝射された時のX線量を用いて、各合成モードにおいて各検出素子から出力される生データを補正することを可能にする。
(その他の実施形態)
上述した第1及び第2の実施形態では、1個のDASに4個の検出素子が割り当てられる場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、1個のDASに割り当てられる検出素子の数は、8個でも良いし、2個でも良い。なお、1個のDASに割り当てられる検出素子の数が2個である場合には、2個の検出素子をチャンネル方向に並べることにより、少なくともチャンネル方向の信号束ね処理が可能となる。すなわち、1個のDASに割り当てられる検出素子群は、少なくともチャンネル方向に対して複数の検出素子が配置されれば良い。
図10は、その他の実施形態におけるDASと検出素子の位置関係について説明するための図である。図10では、1個のDASに8個以上の検出素子群が割り当てられる例を示す。即ち、図10において、検出素子群G1−1、G2−1、G3−1、G4−1、G1−2、及びG2−2は、いずれも、上述した実施形態において説明した4個の検出素子から成る検出素子群に対応するものであり、チャンネル方向及びスライス方向それぞれに2個の検出素子が配置された複数の検出素子の集合である。
図10の例では、例えば、1個のDAS『DAS1』に、検出素子群G1−1と、検出素子群G1−2とが割り当てられる。また、図10に示すように、検出素子群G1−1と検出素子群G1−2とは隣接して配置されず、その間に、『DAS1』とは異なる『DAS2』や、『DAS3』(図示を省略)、『DAS4』(図示を省略)に割り当てられた検出素子群が配置される。
この図10の位置関係の場合、『DAS1』は、例えば、まず、検出素子群G1−1から電荷を読み出し、続いて、検出素子群G1−2から電荷を読み出す。一方、『DAS1』による検出素子群G1−1からの読み出しタイミングと、『DAS2』による検出素子群G2−1からの読み出しタイミングと、『DAS3』による検出素子群G3−1からの読み出しタイミングと、『DAS4』による検出素子群G4−1からの読み出しタイミングとは、ほぼ一致する。このように、物理的な位置関係が近接する検出素子群の割り当てを異なるDASに分担させることで、物理的な位置関係が近接する検出素子群からの読み出しタイミングを略一致させることが可能になり、結果として、画質の向上に寄与することが可能になる。
なお、第2の実施形態において、リファレンスデータの生成について説明したが、その点について図10を用いて説明を補足する。例えば、第2の実施形態における非合成モードで説明したように、リファレンスデータが、各検出素子のX線の曝射時間毎に対応するように個別に生成される場合を想定すると、図10の例の場合、検出素子群G1−1に対して4つのリファレンスデータが生成され、同じリファレンスデータが、検出素子群G2−1、検出素子群G3−1、及び検出素子群G4−1にも適用されることになる。また、検出素子群G1−2や検出素子群G2−2に対しても4つのリファレンスデータが生成されるが、これは、検出素子群G1−1や検出素子群G2−1に対して生成されるリファレンスデータとは異なるものである。
一方、例えば、リファレンスデータが、第2の実施形態における4個合成モードにおいて説明したように、いずれかの検出素子に対応する1つの代表的なリファレンスデータが適用される場合を想定すると、図10の例の場合、検出素子群G1−1に対して1つのリファレンスデータが生成され、同じリファレンスデータが、検出素子群G2−1、検出素子群G3−1、及び検出素子群G4−1にも適用される。また、検出素子群G1−2や検出素子群G2−2に対しても、1つのリファレンスデータが生成されるが、これは、検出素子群G1−1や検出素子群G2−1に対して生成されるリファレンスデータとは異なるものである。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、チャンネル方向及びスライス方向の両方向の信号束ね処理を可能にする。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 X線CT装置
111 X線管
115 X線検出器
116 データ収集回路
116A〜116D DAS
140 再構成装置

Claims (8)

  1. 被検体の体軸周りを回転し、X線を発生するX線管と、
    前記被検体を透過したX線を検出する検出素子が、チャンネル方向及びスライス方向に複数配列されるX線検出器と、
    前記検出素子によって検出されたX線の信号を収集する収集部と、
    前記被検体を透過しない非透過X線を検出する非透過X線検出器と、
    前記非透過X線検出器から前記非透過X線の信号を読み出して、前記X線の信号を補正するための補正信号を生成する補正信号収集部と、
    前記収集部によって収集された前記X線の信号と、前記補正信号収集部によって生成された前記補正信号とを用いて画像を生成する画像生成部と
    を備え、
    前記収集部は、
    前記チャンネル方向及び前記スライス方向のうち少なくともチャンネル方向に所定数の前記検出素子が並んだ検出素子群から前記X線の信号を読み出す際に、前記所定数の検出素子のそれぞれについては互いに異なる読み出しタイミングで前記X線の信号を順次読み出し、
    前記チャンネル方向及び前記スライス方向のうち少なくともチャンネル方向に所定の単位で合成する信号束ね処理の有無と、当該信号束ね処理における合成単位とをそれぞれ変更可能に構成され、
    前記補正信号収集部は、前記信号束ね処理の有無及び前記合成単位に応じて加算する前記非透過X線のデータを切り替えて、前記補正信号を生成する、
    X線CT装置。
  2. 記補正信号収集部は、
    前記信号束ね処理が行われない場合には、前記検出素子ごとに、それぞれの前記検出素子の読み出し間隔に対応する前記補正信号を生成し、
    前記信号束ね処理が行われる場合には、それぞれの前記合成単位において合成される前記検出素子のうちいずれかの検出素子の読み出し間隔に対応する前記補正信号を生成する、
    請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記補正信号収集部は、前記信号束ね処理が行われる場合には、それぞれの前記合成単位において合成される各検出素子の読み出し間隔のうち、読み出し間隔が中央付近にある検出素子の読み出し間隔に対応する前記非透過X線の信号に基づいて、前記補正信号を生成する、
    請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記検出素子群は、更に、前記スライス方向に対して複数の検出素子が配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のX線CT装置。
  5. 前記スライス方向に並ぶ複数の検出素子を接続する第1の導線と、
    前記チャンネル方向に並ぶ複数の前記第1の導線を接続する第2の導線と
    を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記収集部は、前記スライス方向に並ぶ複数の検出素子それぞれによって検出された信号を合成することを特徴とする請求項5に記載のX線CT装置。
  7. 前記チャンネル方向に並ぶ複数の検出素子を接続する第1の導線と、
    前記スライス方向に並ぶ複数の前記第1の導線を接続する第2の導線と
    を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  8. 前記収集部は、前記チャンネル方向に並ぶ複数の検出素子それぞれによって検出された信号を合成することを特徴とする請求項7に記載のX線CT装置。
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